JPH09166004A - 液圧タペット - Google Patents
液圧タペットInfo
- Publication number
- JPH09166004A JPH09166004A JP8285046A JP28504696A JPH09166004A JP H09166004 A JPH09166004 A JP H09166004A JP 8285046 A JP8285046 A JP 8285046A JP 28504696 A JP28504696 A JP 28504696A JP H09166004 A JPH09166004 A JP H09166004A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- block
- tappet
- hydraulic tappet
- cam
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L1/00—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
- F01L1/20—Adjusting or compensating clearance
- F01L1/22—Adjusting or compensating clearance automatically, e.g. mechanically
- F01L1/24—Adjusting or compensating clearance automatically, e.g. mechanically by fluid means, e.g. hydraulically
- F01L1/245—Hydraulic tappets
- F01L1/25—Hydraulic tappets between cam and valve stem
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L1/00—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
- F01L1/12—Transmitting gear between valve drive and valve
- F01L1/14—Tappets; Push rods
- F01L1/143—Tappets; Push rods for use with overhead camshafts
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L2305/00—Valve arrangements comprising rollers
- F01L2305/02—Mounting of rollers
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L2307/00—Preventing the rotation of tappets
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T74/00—Machine element or mechanism
- Y10T74/21—Elements
- Y10T74/2101—Cams
- Y10T74/2107—Follower
Abstract
(57)【要約】
【課題】 カム接触面の摩耗を小さくしてタペット及び
カムの寿命を増大し、エンジンの効率を増加し、さらに
加工公差に対する要求が少なく、簡単な構造の直動式液
圧タペットの提供。 【解決手段】 液圧タペット1はローラカムフォロアを
有し、このローラカムフォロアは、タペット本体10内
に摺動可能に受けられたピストン20に取り付けられた
プラスチックブロック40に受けられる。ブロック40
は、カムをまたいでカムに関してローラの整列を維持す
る上方に伸びるフィン44,44′を有する。ブロック
40はピストン20の下方部分との間に環状の低圧貯蔵
室200を画定するように形成され、環状の低圧貯蔵室
と、ピストンの底部と本体の底部との間に画定される高
圧室15との間にのみオイルを流すことができるよう
に、ピストンの底部に孔27が形成される。平坦なディ
スクの形のチェック弁28は、高圧室15が加圧された
ときに孔27を閉鎖するために本体の所定位置に固定さ
れる。
カムの寿命を増大し、エンジンの効率を増加し、さらに
加工公差に対する要求が少なく、簡単な構造の直動式液
圧タペットの提供。 【解決手段】 液圧タペット1はローラカムフォロアを
有し、このローラカムフォロアは、タペット本体10内
に摺動可能に受けられたピストン20に取り付けられた
プラスチックブロック40に受けられる。ブロック40
は、カムをまたいでカムに関してローラの整列を維持す
る上方に伸びるフィン44,44′を有する。ブロック
40はピストン20の下方部分との間に環状の低圧貯蔵
室200を画定するように形成され、環状の低圧貯蔵室
と、ピストンの底部と本体の底部との間に画定される高
圧室15との間にのみオイルを流すことができるよう
に、ピストンの底部に孔27が形成される。平坦なディ
スクの形のチェック弁28は、高圧室15が加圧された
ときに孔27を閉鎖するために本体の所定位置に固定さ
れる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関のカム軸
のカムに接触するローラを備えた直動式液圧タペットに
関する。
のカムに接触するローラを備えた直動式液圧タペットに
関する。
【0002】
【従来の技術】直動(バケット)式液圧タペットは、エ
ンジンのカム軸の1つのカムによって作動させるほぼ平
坦な上部表面を有する本体を備えている。バケットタイ
プのヘッドに加えられる下方に向かうスラストは、ばね
によって上方に押されている弁ステムにタペット自身か
ら伝達される。
ンジンのカム軸の1つのカムによって作動させるほぼ平
坦な上部表面を有する本体を備えている。バケットタイ
プのヘッドに加えられる下方に向かうスラストは、ばね
によって上方に押されている弁ステムにタペット自身か
ら伝達される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術によれば、
カム軸が回転するときカムローブとタペット面との間の
接触は摺動タイプであり、その結果生じる摩擦は前記表
面を摩耗するため、タペットのカム接触面を形成する平
坦なプレートの材料を特に選択し、その表面を高度な精
度を持って研磨する必要がある。またこの摺動摩擦は、
エネルギーの損失を生じ、エンジンの効率が低下する。
カム軸が回転するときカムローブとタペット面との間の
接触は摺動タイプであり、その結果生じる摩擦は前記表
面を摩耗するため、タペットのカム接触面を形成する平
坦なプレートの材料を特に選択し、その表面を高度な精
度を持って研磨する必要がある。またこの摺動摩擦は、
エネルギーの損失を生じ、エンジンの効率が低下する。
【0004】従って、本発明の主な目的は、カム接触面
の摩耗及び前述したエネルギーを小さくして、タペット
及びカムの寿命を増大し、並びにエンジンの効率を増加
することである。
の摩耗及び前述したエネルギーを小さくして、タペット
及びカムの寿命を増大し、並びにエンジンの効率を増加
することである。
【0005】本発明の他の目的は、エンジンの一連の弁
間隙を調整しかつ加工公差の要求が少ないようなタペッ
トを使用する有利さを保持する、簡単な構造の直動式液
圧タペットを提供することである。
間隙を調整しかつ加工公差の要求が少ないようなタペッ
トを使用する有利さを保持する、簡単な構造の直動式液
圧タペットを提供することである。
【0006】本発明の他の目的は、タペットの高さを増
大しないことである。
大しないことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の液圧タペットに
よれば、タペットヘッドの表面の摺動摩擦は、タペット
のヘッドが硬化スチール製で、軸がカム軸の回転軸と平
行な簡単なカム接触ローラを形成することによって、転
がり摩擦に置換される。
よれば、タペットヘッドの表面の摺動摩擦は、タペット
のヘッドが硬化スチール製で、軸がカム軸の回転軸と平
行な簡単なカム接触ローラを形成することによって、転
がり摩擦に置換される。
【0008】このローラは、回転を可能にしながらシー
トにローラが保持されるために、その周縁の半分より大
きくローラを包囲するプラスチックブロックの中に収め
られかつ保持される。
トにローラが保持されるために、その周縁の半分より大
きくローラを包囲するプラスチックブロックの中に収め
られかつ保持される。
【0009】このプラスチックブロックは、上部が開放
しているカップ状エレメントからなるピストン内にはめ
込まれ、このピストンは、上部が開放され閉じた底部ベ
ースを有する中空の円筒状エレメントからなるタペット
本体の中に次にはめ込まれ垂直に摺動する。従って、液
圧タペットの動作のためのオイルを収容する2個のリザ
ーバが画定される。さらに具体的には、プラスチックブ
ロックと内側ピストンとの間に画定された環状空洞によ
って形成された低圧の貯蔵室と、ピストンとタペット本
体との間の空洞によって形成された高圧室とである。
しているカップ状エレメントからなるピストン内にはめ
込まれ、このピストンは、上部が開放され閉じた底部ベ
ースを有する中空の円筒状エレメントからなるタペット
本体の中に次にはめ込まれ垂直に摺動する。従って、液
圧タペットの動作のためのオイルを収容する2個のリザ
ーバが画定される。さらに具体的には、プラスチックブ
ロックと内側ピストンとの間に画定された環状空洞によ
って形成された低圧の貯蔵室と、ピストンとタペット本
体との間の空洞によって形成された高圧室とである。
【0010】弁とタペットとの間に生じる間隙を調整す
るために、高圧室に圧力低下を生じるように液圧エレメ
ントを上昇させるばねが設けられている。
るために、高圧室に圧力低下を生じるように液圧エレメ
ントを上昇させるばねが設けられている。
【0011】エンジンの潤滑回路から来るオイルは、ロ
ーラとカム軸との間の潤滑を行った後、ピストンの壁の
周りにプラスチックブロックの上部に形成された開放凹
部を重力によって満たし、ブロックの側面の2つのスロ
ットに沿って低圧貯蔵室に流入し、さらにまたピストン
の底部ベースに配置されかつチェック弁を具えた孔を通
って高圧室を満たす。チェック弁は、ローラがカムベー
ス円に接触して高圧室内の圧力が減少するときに開く。
ーラとカム軸との間の潤滑を行った後、ピストンの壁の
周りにプラスチックブロックの上部に形成された開放凹
部を重力によって満たし、ブロックの側面の2つのスロ
ットに沿って低圧貯蔵室に流入し、さらにまたピストン
の底部ベースに配置されかつチェック弁を具えた孔を通
って高圧室を満たす。チェック弁は、ローラがカムベー
ス円に接触して高圧室内の圧力が減少するときに開く。
【0012】プラスチックブロックの底部は、ピストン
の内側底部に当接して、その底部と共にタペットの本体
に収容された螺旋ばねによって、上方に弾力的に押圧さ
れるように保持される。
の内側底部に当接して、その底部と共にタペットの本体
に収容された螺旋ばねによって、上方に弾力的に押圧さ
れるように保持される。
【0013】作動時に、低圧室から高圧室へのオイルの
移動は、ピストンの底部で複数の孔及びチェック弁を通
って行われ、ピストンがタペット本体に収容されたばね
によって上方に再び押圧されるとき、チェック弁は開
く。
移動は、ピストンの底部で複数の孔及びチェック弁を通
って行われ、ピストンがタペット本体に収容されたばね
によって上方に再び押圧されるとき、チェック弁は開
く。
【0014】液圧タペットの適切な動作が行われるため
には、リークダウン面を通過するオイルが制御されるこ
とが必要である。リークダウン面の直径が、従来の直動
式液圧タペットの直径よりも約3倍大きいので、部品の
相対的な嵌合度合が、加工公差に対してゆるやかで、こ
のことは、大きな公差で機械加工を行なうことが可能に
なり、従って低い製造コストが可能になる。
には、リークダウン面を通過するオイルが制御されるこ
とが必要である。リークダウン面の直径が、従来の直動
式液圧タペットの直径よりも約3倍大きいので、部品の
相対的な嵌合度合が、加工公差に対してゆるやかで、こ
のことは、大きな公差で機械加工を行なうことが可能に
なり、従って低い製造コストが可能になる。
【0015】現在使用されているいくつかのタイプの液
圧タペットと比較して、本発明によるタペットは、少数
の部品から成る利点を有し、この部品は、特にピストン
壁とタペット本体壁との間の関係に関して公差の要求が
厳密ではなく、比較的に簡単で経済的な工程によって製
造することができる。
圧タペットと比較して、本発明によるタペットは、少数
の部品から成る利点を有し、この部品は、特にピストン
壁とタペット本体壁との間の関係に関して公差の要求が
厳密ではなく、比較的に簡単で経済的な工程によって製
造することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面を
参照して詳細に説明する。
参照して詳細に説明する。
【0017】図1及び図3を参照すると、参照符号1に
よって指示された液圧タペットは、上部が開放し、ベー
ス12によって底部が閉鎖した中空の円筒形部材によっ
て形成された外側本体10を有し、ベース12はエンジ
ン弁(図示せず)と係合する。小さいピストン20が本
体10に挿入されてカップ状の部材をなし、その上部部
分22は、本体10内を小さい間隙で摺動することがで
きるように、本体10の内壁と摺動する関係にある外径
を有し、それに対して、底部部分24は、環状凹所すな
わちアンダーカット25を設けるために小さい直径を有
する。ピストン20の底部部分24は、環状アンダーカ
ット25の下に、本体との間にコイルばね30を収容す
る周縁間隙部分16を形成し、コイルばねの下端部分
は、本体10の底部に当接し、それに対して、ばねの上
端部分は、ピストン20を上方側に偏倚させるように環
状のアンダーカット25が形成する肩部に当接する。
よって指示された液圧タペットは、上部が開放し、ベー
ス12によって底部が閉鎖した中空の円筒形部材によっ
て形成された外側本体10を有し、ベース12はエンジ
ン弁(図示せず)と係合する。小さいピストン20が本
体10に挿入されてカップ状の部材をなし、その上部部
分22は、本体10内を小さい間隙で摺動することがで
きるように、本体10の内壁と摺動する関係にある外径
を有し、それに対して、底部部分24は、環状凹所すな
わちアンダーカット25を設けるために小さい直径を有
する。ピストン20の底部部分24は、環状アンダーカ
ット25の下に、本体との間にコイルばね30を収容す
る周縁間隙部分16を形成し、コイルばねの下端部分
は、本体10の底部に当接し、それに対して、ばねの上
端部分は、ピストン20を上方側に偏倚させるように環
状のアンダーカット25が形成する肩部に当接する。
【0018】型で成形されたプラスチックブロック40
が、ピストン20の内側に収められ、このブロックは、
関連する液圧タペットによって制御されるエンジン弁を
開放するに必要なスラストを提供するために、エンジン
カム(図示せず)とタペットとの間に転がり摩擦を提供
するように、硬化スチールローラを受けそれを保持する
ために構成され配置されている。特に図4乃至図6を参
照すると、ブロック40は次の部材から形成されてい
る。
が、ピストン20の内側に収められ、このブロックは、
関連する液圧タペットによって制御されるエンジン弁を
開放するに必要なスラストを提供するために、エンジン
カム(図示せず)とタペットとの間に転がり摩擦を提供
するように、硬化スチールローラを受けそれを保持する
ために構成され配置されている。特に図4乃至図6を参
照すると、ブロック40は次の部材から形成されてい
る。
【0019】(a)エンジンのカム軸の軸と整列するロ
ーラ60の軸を保持するために、カムをまたいでそこか
ら伸びる2つのフィン44,44′を有する円形のトッ
プフランジ42。フランジの外径Dは、ピストン20の
内側に取り付けることができるように、ピストン20の
内径に対して調整されている。
ーラ60の軸を保持するために、カムをまたいでそこか
ら伸びる2つのフィン44,44′を有する円形のトッ
プフランジ42。フランジの外径Dは、ピストン20の
内側に取り付けることができるように、ピストン20の
内径に対して調整されている。
【0020】(b)ピストンの環状の肩部25に当接す
る2つの対向した肩部46、46’を有する直径の部分
400。肩部の下の領域は、下方に収束しかつフランジ
42の上面421に平行な平坦な底部405で終わる、
截頭円錐形状の底部部分402として形成される。ブロ
ック40を形成するプラスティック材料の固有の弾性に
よって、ピストン20の肩部25と、底部の内側表面2
42(図2参照)とに、肩部46,46′と平坦な底部
405とが同時に当接することを保証することが可能に
なる。図5の図面に直角な図6において、フランジ42
と截頭円錐形部分402の始点との間に含まれる領域に
おいて、ブロック40は、ピストン20の底部部分24
の内壁の直径よりも小さい直径を有する円筒形領域40
3を備えている。
る2つの対向した肩部46、46’を有する直径の部分
400。肩部の下の領域は、下方に収束しかつフランジ
42の上面421に平行な平坦な底部405で終わる、
截頭円錐形状の底部部分402として形成される。ブロ
ック40を形成するプラスティック材料の固有の弾性に
よって、ピストン20の肩部25と、底部の内側表面2
42(図2参照)とに、肩部46,46′と平坦な底部
405とが同時に当接することを保証することが可能に
なる。図5の図面に直角な図6において、フランジ42
と截頭円錐形部分402の始点との間に含まれる領域に
おいて、ブロック40は、ピストン20の底部部分24
の内壁の直径よりも小さい直径を有する円筒形領域40
3を備えている。
【0021】(c)ローラを積極的に保持するために、
その円周の半分以上を包囲するようにローラ60を受け
るための適当な直径を有する、ブロック40の直径部分
400の中央部分に形成された円筒形シート48。その
シート48はローラの潤滑を容易にするために螺旋スロ
ット482を備えており、ローラ60を側方から挿入す
る代わりに上部から入れることができるように、上部が
2つの対向する斜角部分484、484’で終わってい
る。ブロック40の直径部分400は、その上部部分に
スロット415、415’を形成するためのに小さい幅
を備えており、スロット415,415′は前記フラン
ジ42に関して対称であり、ローラ60を潤滑するオイ
ル通路を画定する。これらのスロットは、以降説明する
ように、低圧貯蔵室までのオイルの通路を提供するため
に、ブロック40の截頭円錐形状部分402のほぼ始点
位置まで下方に伸びている。
その円周の半分以上を包囲するようにローラ60を受け
るための適当な直径を有する、ブロック40の直径部分
400の中央部分に形成された円筒形シート48。その
シート48はローラの潤滑を容易にするために螺旋スロ
ット482を備えており、ローラ60を側方から挿入す
る代わりに上部から入れることができるように、上部が
2つの対向する斜角部分484、484’で終わってい
る。ブロック40の直径部分400は、その上部部分に
スロット415、415’を形成するためのに小さい幅
を備えており、スロット415,415′は前記フラン
ジ42に関して対称であり、ローラ60を潤滑するオイ
ル通路を画定する。これらのスロットは、以降説明する
ように、低圧貯蔵室までのオイルの通路を提供するため
に、ブロック40の截頭円錐形状部分402のほぼ始点
位置まで下方に伸びている。
【0022】重量削減のため内側穴62を備えているロ
ーラ60は、ブロック内を横断して固定されるように、
スロット415,415′によって画定されるブロック
40の壁410,410′の間の距離と等しい長さを有
し、それに対して、その2つの端部部分において、オイ
ルがブロックのシート48に入ることを容易にする傾斜
部分64,64′(図1、3参照)を備えている。
ーラ60は、ブロック内を横断して固定されるように、
スロット415,415′によって画定されるブロック
40の壁410,410′の間の距離と等しい長さを有
し、それに対して、その2つの端部部分において、オイ
ルがブロックのシート48に入ることを容易にする傾斜
部分64,64′(図1、3参照)を備えている。
【0023】作動状態で取り付けられている液圧タペッ
トを示す図1,2及び図3を参照すると、低圧貯蔵室2
00は、ピストン20とブロック40との間に形成さ
れ、通常環状の形状を有する(図2参照)。それに対し
て、反対領域、すなわち、図3に示すように、ブロック
の直径部分400が正面にはない領域において、貯蔵室
200の容積は、肩部46,46′によって取り上げら
れる容積がないので大きくなる。タペットのピストン2
0と本体10との間において、高圧室を構成する室15
が形成される。
トを示す図1,2及び図3を参照すると、低圧貯蔵室2
00は、ピストン20とブロック40との間に形成さ
れ、通常環状の形状を有する(図2参照)。それに対し
て、反対領域、すなわち、図3に示すように、ブロック
の直径部分400が正面にはない領域において、貯蔵室
200の容積は、肩部46,46′によって取り上げら
れる容積がないので大きくなる。タペットのピストン2
0と本体10との間において、高圧室を構成する室15
が形成される。
【0024】低圧室と高圧室との間の潤滑オイルの流れ
は、ピストン20の底部の一連の孔27を通って生じ、
薄いディスク形のチェック弁28によって制御される。
この薄いデイスクは、ピストン20が、ローラ60に対
してカム軸のカムのローブによって提供されさらにブロ
ック40を介して伝達されるスラストによって下降する
とき、孔をカバーする。ピストン20が、ばね30によ
って偏倚して本体10の内側を上方に移動するとき、負
圧力が室15内に生じ、弁28を開くことができるの
で、オイルが高圧室を満たすために、低圧室200から
高圧室15へと通過することができる。
は、ピストン20の底部の一連の孔27を通って生じ、
薄いディスク形のチェック弁28によって制御される。
この薄いデイスクは、ピストン20が、ローラ60に対
してカム軸のカムのローブによって提供されさらにブロ
ック40を介して伝達されるスラストによって下降する
とき、孔をカバーする。ピストン20が、ばね30によ
って偏倚して本体10の内側を上方に移動するとき、負
圧力が室15内に生じ、弁28を開くことができるの
で、オイルが高圧室を満たすために、低圧室200から
高圧室15へと通過することができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明によるタペッ
トは、少数の簡単な構成要素によって簡単に形成されな
がらも、従来の液圧タペットと同じ方法で一連の弁間隙
を補償することができる。さらに、機械加工に対する厳
密な公差を要求することが少なく、それによって、カム
とタペットとの間に生じる転がり摩擦によって動力の損
失が小さくなる。
トは、少数の簡単な構成要素によって簡単に形成されな
がらも、従来の液圧タペットと同じ方法で一連の弁間隙
を補償することができる。さらに、機械加工に対する厳
密な公差を要求することが少なく、それによって、カム
とタペットとの間に生じる転がり摩擦によって動力の損
失が小さくなる。
【図1】本発明による液圧タペットの平面図である。
【図2】図1の断面線II-IIに沿って切った液圧タペッ
トの断面図である。
トの断面図である。
【図3】図1の断面線III-IIIに沿って切った液圧タペ
ットの断面図である。
ットの断面図である。
【図4】本発明によるタペットに含まれるカム接触ロー
ラのシートを形成するプラスチックブロックを示す不等
角投影図である。
ラのシートを形成するプラスチックブロックを示す不等
角投影図である。
【図5】図1の断面線II-IIに沿って切った、図4に示
すブロックの断面図である。
すブロックの断面図である。
【図6】図1の断面線III-IIIに沿って切った、図4に
示すブロックの断面図である。
示すブロックの断面図である。
1 液圧タペット 10 外側本体 12 ベース 15 高圧室 16 周辺間隙部分 20 小さいピストン 22 上部部分 24 底部部分 25 環状のアンダーカット/環状の肩部 27 孔 28 チェック弁 30 コイルばね 40 プラスチックブロック 42 トップフランジ 44,44′ フィン 46,46′ 肩部 48 円筒形シート 60 ローラ 62 内側穴 64,64′ 傾斜部分 200 低圧貯蔵室 242 内側表面 400 直径の部分 402 截頭円錐形状の底部部分 403 円筒形領域 405 平坦な底部 415,415′ スロット 421 上面 482 螺旋スロット 484,484′ 斜角部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 390033020 Eaton Center,Clevel and,Ohio 44114,U.S.A.
Claims (7)
- 【請求項1】 上部が開放され、底部がベースによって
閉鎖された円筒形部材によって形成されたタペット本体
と、前記本体内に摺動可能に受けられたカップ形状のピ
ストンと、前記本体に収容され前記ピストンに当接して
前記ピストンを上方に偏倚させるばねと、前記ピストン
内に受けられたプラスチックブロックと、円筒形シート
が中に形成されている前記ブロックの直径部分と、前記
円筒形シート内に受けられたカム接触ローラとを有する
内燃機関の直動式液圧タペットであって前記プラスチッ
クブロックが、上部に前記ピストンの内径と一致する直
径を有する円形フランジを有し、さらに上方を向いた2
つのフィンが前記ローラをまたぐように前記フランジか
ら伸びていることを特徴とする直動式液圧タペット。 - 【請求項2】 前記タペットのリークダウンを行うよう
に、前記本体と前記ピストンとの間の接触面に、制御さ
れた空隙が画定されている、請求項1に記載の液圧タペ
ット。 - 【請求項3】 前記ブロックは、下方に向かって収束
し、かつ前記ピストンと前記ブロックとの間に低圧貯蔵
室を画定する截頭円錐形状をなす底部部分を備えてい
る、請求項2に記載の液圧タペット。 - 【請求項4】 前記ブロックの直径部分は、その上部部
分において前記ローラの潤滑のためにオイルが入ること
を容易にするための2つの対称なスロットを形成するた
めに、前記ブロックの前記フランジから横に分割されて
いる、請求項3に記載の液圧タペット。 - 【請求項5】 1つまたはそれ以上の螺旋形の潤滑スロ
ットが、前記シートの表面に形成されている、請求項4
に記載の液圧タペット。 - 【請求項6】 前記タペット本体の内壁と前記ピストン
の底部部分との間に高圧室が形成され、前記低圧室の間
のオイルの移動が、前記ピストンの底部部分に配置され
た複数の孔を通して行われ、前記孔は前記貯蔵室から前
記高圧室にのみオイルを流すことができるチェック弁に
よって制御される、請求項3乃至5のいずれか1項に記
載の液圧タペット。 - 【請求項7】 前記チェック弁は、前記高圧室が加圧さ
れたとき前記孔を覆うように作動可能なディスクの形で
ある、請求項6に記載の液圧タペット。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
IT95MI002220A IT1279050B1 (it) | 1995-10-27 | 1995-10-27 | Punteria idraulica ad azione diretta dotata di rullino di contatto con la camma dell'albero a camme di un motore a combustione interna |
IT95A002220 | 1995-10-27 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09166004A true JPH09166004A (ja) | 1997-06-24 |
Family
ID=11372442
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8285046A Pending JPH09166004A (ja) | 1995-10-27 | 1996-10-28 | 液圧タペット |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5673657A (ja) |
EP (1) | EP0770763A1 (ja) |
JP (1) | JPH09166004A (ja) |
IT (1) | IT1279050B1 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5809956A (en) * | 1997-12-17 | 1998-09-22 | Chrysler Corporation | Mini roller arrangement for valve train mechanism |
US6363913B1 (en) | 2000-06-09 | 2002-04-02 | Caterpillar Inc. | Solid state lift for micrometering in a fuel injector |
US20060005797A1 (en) * | 2004-07-08 | 2006-01-12 | Schubeck Joseph J | Roller valve lifter |
DE102006012458A1 (de) * | 2006-03-17 | 2007-09-20 | Robert Bosch Gmbh | Rollenstößel für ein Pumpenelement einer Kraftstoffhochdruckpumpe |
DE102006028348B3 (de) * | 2006-06-20 | 2007-10-31 | Siemens Ag | Rollenlagerungsvorrichtung |
DE102006045933A1 (de) * | 2006-09-28 | 2008-04-03 | Robert Bosch Gmbh | Stößelbaugruppe für eine Hochdruckpumpe und Hochdruckpumpe mit wenigstens einer Stößelbaugruppe |
DE102010042025A1 (de) * | 2010-10-06 | 2012-04-12 | Robert Bosch Gmbh | Lagerelement mit darin drehbar gelagerter Rolle, insbesondere im Antrieb eines Pumpenkolbens einer Kraftstoffhochdruckpumpe |
DE102011085242A1 (de) * | 2011-10-26 | 2013-05-02 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Rollenstößel |
FR2998629B1 (fr) * | 2012-11-29 | 2015-07-03 | Skf Ab | Dispositif de rouleau suiveur de came |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
IT7853889V0 (it) * | 1978-11-15 | 1978-11-15 | Fiat Spa | Punteria idraulica a ripresa automatica del gioco per motori a combustione interna con alberi a camme in testa |
US4361120A (en) * | 1980-05-02 | 1982-11-30 | Sealed Power Corporation | Roller tappet and method of making same |
US4633827A (en) * | 1985-10-07 | 1987-01-06 | Eaton Corporation | Hydraulic lash adjuster with combined reservoir extension and metering system |
DE4023885A1 (de) * | 1990-07-27 | 1992-01-30 | Bayerische Motoren Werke Ag | Rollenstoessel mit hydraulischem ventilspiel-ausgleich |
DE4128813A1 (de) * | 1991-08-30 | 1993-03-04 | Schaeffler Waelzlager Kg | Hydraulischer rollenstoessel |
DE4227853C2 (de) * | 1992-08-22 | 1996-05-30 | Bosch Gmbh Robert | Kraftstoffeinspritzpumpe für Brennkraftmaschinen |
US5327860A (en) * | 1992-10-14 | 1994-07-12 | Volkswagen Ag | Hydraulic tappet-clearance compensating arrangement for a cam-controlled valve lifter |
US5566652A (en) * | 1995-10-06 | 1996-10-22 | Eaton Corporation | Light weight cam follower |
-
1995
- 1995-10-27 IT IT95MI002220A patent/IT1279050B1/it active IP Right Grant
-
1996
- 1996-09-09 EP EP96114384A patent/EP0770763A1/en not_active Withdrawn
- 1996-10-15 US US08/729,212 patent/US5673657A/en not_active Expired - Fee Related
- 1996-10-28 JP JP8285046A patent/JPH09166004A/ja active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
ITMI952220A1 (it) | 1997-04-27 |
US5673657A (en) | 1997-10-07 |
ITMI952220A0 (ja) | 1995-10-27 |
IT1279050B1 (it) | 1997-12-04 |
EP0770763A1 (en) | 1997-05-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5016582A (en) | Rocker arm | |
KR100333256B1 (ko) | 유압래쉬조절기 | |
US5676098A (en) | Mechanical direct-acting tappet with roller follower | |
US5901676A (en) | Hydraulic lash compensator | |
US4628874A (en) | Roller follower axle retention | |
US4941438A (en) | Hydraulic valve-lash adjuster | |
KR100299302B1 (ko) | 밸브제어수단 | |
GB1566047A (en) | Hydraulic valve clearance compensating draulic valve clearance compensating device for internal combustion engines | |
US4646690A (en) | Overhead camshaft engine valve train with slack take up means | |
JPH09166004A (ja) | 液圧タペット | |
US4502428A (en) | Lash adjuster with follower body retainer | |
US3704696A (en) | Hydraulic valve lifter | |
US4590898A (en) | Hydraulic tappet for direct-acting valve gear | |
US2665669A (en) | Hydraulic lash adjuster | |
US4223648A (en) | Hydraulic valve lifter | |
US5860398A (en) | Engine tappet | |
US4470381A (en) | Hydraulic tappet for direct-acting valve gear | |
US2468332A (en) | Tappet construction | |
US5372097A (en) | Self-lubricating cam follower | |
US4530320A (en) | Self adjusting hydraulic tappet for heat engines | |
US3437080A (en) | Valve tappet | |
EP2085580B1 (en) | Lash adjuster | |
US3728990A (en) | Hydraulic tappets for internal combustion engines | |
US3877446A (en) | Hydraulic valve lifter | |
US2667149A (en) | Hydraulic lash adjuster |