JPH09163535A - 延線用補助具 - Google Patents

延線用補助具

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JPH09163535A
JPH09163535A JP34548995A JP34548995A JPH09163535A JP H09163535 A JPH09163535 A JP H09163535A JP 34548995 A JP34548995 A JP 34548995A JP 34548995 A JP34548995 A JP 34548995A JP H09163535 A JPH09163535 A JP H09163535A
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JP
Japan
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power cable
auxiliary tool
rollers
tray
pair
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Pending
Application number
JP34548995A
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English (en)
Inventor
Morio Sugimura
守夫 杉村
Hiroyuki Hasegawa
博之 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SWCC Corp
Original Assignee
Showa Electric Wire and Cable Co
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Publication date
Application filed by Showa Electric Wire and Cable Co filed Critical Showa Electric Wire and Cable Co
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  • Electric Cable Installation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラダーケーブルの布設に際し、ラダートレイ
25上に電力ケーブル24の案内のための作業者28を
不要とし得る延線用補助具10を提供する。 【解決手段】 ラダートレイ25に電力ケーブル24を
布設するときこの電力ケーブル24の案内のために先端
をラダートレイ25の下方よりラダートレイ25内に差
し入れて使用される延線用補助具10。延線用補助具1
0は、その先端に、電力ケーブル24を案内可能に受け
入れる一対のローラ17が設けられた二股部分13を備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば発電所や大
規模工場などで配電幹線路線として用いられるラダーケ
ーブルの布設に使用するのに好適な延線用補助具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】配電幹線路線の一つに、多数の梁部分が
互いに間隔を置いて梯子状に結合されたいわゆるラダー
トレイを用いるラダーケーブルがある。このラダーケー
ブルの布設作業では、地上から所定の高さに設置された
ラダートレイ上に、電力ケーブルを引き込む必要があ
る。このために、電力ケーブルの先端部にワイヤやロー
プのような牽引綱を連結し、ウインチにより牽引綱を介
して電力ケーブルをラダートレイに引き込み、あるいは
電動ローラや電動キャタピラのような電動送り出し装置
を用いて、電力ケーブルがラダートレイ上に送り込まれ
る。ところが、電力ケーブルは極めて重重量であり、剛
性も高く、しかもケーブルドラムへの巻き癖もついてい
ることから、この電力ケーブルのラダートレイへの布設
は容易ではない。この布設作業を容易とするために、三
角形状に組立てられた3つのローラの内方に電力ケーブ
ルを案内するいわゆる3面ローラ等の案内手段が用いら
れている。
【0003】しかしながら、巻き癖のついた高剛性の電
力ケーブルの先端をこれら案内手段に案内することをは
じめ、ラダートレイの所定経路に沿って確実に案内する
ことは容易ではない。そのために、ラダーケーブルの布
設に際しては、従来、ラダートレイに引き込まれる電力
ケーブルの先端部の案内のための作業者をラダートレイ
上に配置することが不可欠であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ラダートレイは床面か
ら高い位置に設置されることから、ラダートレイ上に作
業者を配置することは、作業者の落下の危険を伴う。ま
た、ラダートレイが上下に多段で配置されている場合に
は上方のラダートレイとの関係で、あるいは屋内の場合
には天井との関係で、ラダートレイ上では、伏せた姿勢
での作業が強いられることから、ラダートレイ上での作
業は安易ではなく、苛酷と言える。そこで、本発明の目
的は、ラダーケーブルの布設に際し、ラダートレイ上に
電力ケーブルの案内のための作業者を不要とし得る延線
用補助具を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の点を解
決するために、次の構成を採用する。 〈構成〉本発明の延線用補助具は、ラダートレイ上に電
力ケーブルを布設するときこの電力ケーブルの案内のた
めに先端をラダートレイの下方よりラダートレイ内に差
し入れて使用され、その先端に電力ケーブルを案内可能
に受け入れる一対のローラが設けられた二股部分を備え
ることを特徴とする。 〈作用〉本発明の延線用補助具は、その先端に設けられ
た二股部分をラダートレイの下方より、このラダートレ
イの梁部分間を経て、ラダートレイ内に差し入れ、二股
部分の一対のローラ間に電力ケーブルを受け入れること
により、この電力ケーブルを所望の方向および箇所に方
向付けることができる。しかも、電力ケーブルの引き込
み作業に応じて二股部分に受け入れられた電力ケーブル
が移動すると、この電力ケーブルの移動に伴い二股部分
のローラが回転する。従って、この延線用補助具の使用
によって電力ケーブルにその引き込み作業を妨げるよう
な強い抵抗が作用することなく、電力ケーブルを円滑に
送り出すことができ、また、電力ケーブルの移動に伴い
延線用補助具を移動方向の梁部分間に差し代える必要は
ない。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
について詳細に説明する。 〈具体例〉図1は、本発明に係る延線用補助具の具体例
を示す部分断面図である。延線用補助具10は、棒状部
材11と、この棒状部材11の一端12に設けられた二
股部分13とを備える。棒状部材11として、軽量化の
ために管状部材が用いられており、図示の例では、他端
にJの字状の曲げ戻し部14が設けられた管状部材が用
いられている。
【0007】棒状部材11の一端12に設けられる二股
部分13は、棒状部材11の一端12および他端である
曲げ戻し部14を選択的に受け入れるための開放孔15
が一端に形成されたベース本体からなる基部16と、こ
の基部16の開放孔15が形成された側と反対側で相互
にV字状に配置された一対のローラ17とを備える。基
部16には、この基部16を棒状部材11の端部に固定
するための締め付けノブ18が設けられている。締め付
けノブ18は、開放孔15内に挿入された棒状部材11
の端部12または14を、その側方から解除可能に締め
付けるねじ部材19を備え、これにより二股部分13を
棒状部材11の端部12または14に取り外し可能に固
定する。
【0008】各ローラ17は、基部16の中央部分20
を間に挟む両側部分から相互にV字状に立ち上がる片持
ち支持されたねじ部材を回転軸21とする回転自在なロ
ーラ本体22を備える。この片持ち支持された回転軸2
1を有する両ローラ本体22によりV字状が規定され、
このV字状の二股部分13により、電力ケーブル24
(図3および図4参照)を案内可能に受け入れるV字状
の開放部23が規定されている。
【0009】図2は、延線用補助具10の一部を拡大し
て示す縦断面図である。基部16は、その中央部分20
を間に挟む両側部分で一対のローラ17のそれぞれの回
転軸21を片持ち支持するが、一対のローラ17の各支
持端側における両ローラ本体22の近接する縁部を結ぶ
直線Lが中央部分20の頂部にほぼ一致するように、中
央部分20の頂部の高さ位置を設定し、かつこの頂部を
図示のとおり平坦に形成することが望ましい。両ローラ
17間の中央部分20を直線Lの高さ位置に一致させる
ことにより、例えば電力ケーブル24が牽引綱によりラ
ダートレイ25(図3および図4参照)内に引っ張り込
まれるときこの牽引綱の一対のローラ17間への挟み込
みを確実に防止することができる。また、この牽引綱の
挟み込みをより確実に防止する上で、両ローラ17間の
中央部分20の幅寸法Wをできる限り小さくすることが
望ましい。さら、牽引綱の損傷を防止するために、中央
部分20の両端、すなわち図2で見て図面の表面および
裏面側に位置する縁部に面取りを施すことが望ましい。
【0010】図3は、延線用補助具10の使用例を示す
概略図である。図3に示す例では、ラダートレイ25に
引き込まれる電力ケーブル24の先端部を下方より持ち
上げて案内する使用例が示されている。この場合、図示
のとおり、棒状部材11の曲げ戻し部14と反対側の一
端12に二股部分13が固定して使用される。
【0011】ラダートレイ25内には、電力ケーブル2
4を滑動可能に案内するための3角形状に組み合わされ
た3個のローラ26Aを備える三面ローラ26が3本の
ワイヤ等の支持手段27により保持されている。この三
面ローラ26の内方に電力ケーブル24の先端を案内す
るために、作業者28により、延線用補助具10の二股
部分13がラダートレイ25内に、その梁部分25A間
より差し入れられており、二股部分13によるV字状の
開放部23に、電力ケーブル24をその下方より受け入
れて配置されている。
【0012】二股部分13の開放部23は、これに受け
入れられた電力ケーブル24の長手方向の移動を円滑に
する回転自在なローラ17により規定されていることか
ら、二股部分13に受け入れられた電力ケーブル24の
ラダートレイ25に沿った移動が妨げられることはな
い。従って、例えば電力ケーブル24の曲がり癖のつい
た先端部がラダートレイ25の梁部分25A間から下方
へ抜け落ちようとしても、作業者28がラダートレイ2
5の下方からの延線用補助具10の操作により、電力ケ
ーブル24の先端部を例えば三面ローラ26の内方へ確
実に案内することができる。また、電力ケーブル24の
移動に応じて二股部分13を移動方向前方の梁部分25
A間に逐一差し代える必要はなく、延線用補助具10の
操作を容易に行うことができる。
【0013】また、電力ケーブル24の先端に牽引綱を
繋ぎ、この牽引綱を介して電力ケーブル24をラダート
レイ25内に引き込む際に、延線用補助具10を牽引綱
の案内に使用しても、開放部23の底部である基部16
の中央部分20に牽引綱が挟み込まれることはなく、ま
た中央部分20の縁部に面取りが施されていることか
ら、この牽引綱が損傷を受けることはない。これによ
り、電力ケーブル24を安全かつ効率的に所望箇所およ
び所望方向へ向けて方向付けることができる。
【0014】図4は、延線用補助具10の他の使用例を
示す概略図である。図4に示す例では、電力ケーブル2
4の先端部を上方より押し下げて案内する使用例が示さ
れている。この場合、図示のとおり、棒状部材11の曲
げ戻し部14に二股部分13が固定して使用される。
【0015】図4に示した使用例は、例えば、電力ケー
ブル24の先端部が巻き癖により上方に反り返りを生じ
ているときに、この先端部を上方より押さえ込んで三面
ローラ26の内方に案内するのに効果を発揮する。この
場合においても、図3に沿って説明したと同様、二股部
分13の回転自在なローラ17により規定されたV字状
の開放部23内に電力ケーブル24が受け入れられるこ
とから、この電力ケーブル24の円滑な移動が妨げられ
ることはない。
【0016】先に示した具体例では、曲げ戻し部14を
備える棒状部材11の両端に、二股部分13を選択的に
取り外し可能に固定できる例を示したが、一直線の棒状
部材の一端に、一対のガイドローラを備える二股部を固
定的に設けることができる。
【0017】
【発明の効果】本発明に係る延線用補助具によれば、以
上に説明したように、ラダートレイ内に差し入れられた
二股部分の一対のローラ間で電力ケーブルを円滑に所望
の方向および箇所に方向付けることができることから、
電力ケーブルの移動に伴い延線用補助具を梁部分間に差
し替える必要なく、またラダートレイ上に作業者を配置
することなく、ラダートレイ内での電力ケーブルの案内
作業を安全かつ容易に行うことができ、これにより、ラ
ダーケーブルの布設作業を安全かつ能率的に行うことが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る延線用補助具の一部を破断して示
す部分断面図である。
【図2】図1に示した延線用補助具の一部を拡大して示
す縦断面図である。
【図3】本発明に係る延線用補助具の使用例を示す概略
図である。
【図4】本発明に係る延線用補助具の他の使用例を示す
概略図である。
【符号の説明】
10 延線用補助具 13 二股部分 17 ローラ 24 電力ケーブル 25 ラダートレイ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラダートレイ上に電力ケーブルを布設す
    るとき該電力ケーブルの案内のために先端を前記ラダー
    トレイの下方より該ラダートレイ内に差し入れて使用さ
    れる全体に棒状の延線用補助具であって、先端に前記ケ
    ーブルを案内可能に受け入れる一対のローラが設けられ
    た二股部分を備えることを特徴とする延線用補助具。
  2. 【請求項2】 前記二股部分は、基部と、該基部に支持
    される前記一対のローラであってそれぞれの回転軸が相
    互にV字状に配置されかつV字状の開放側から前記ケー
    ブルを受け入れるように前記基部に片持ち支持された前
    記一対のローラとからなることを特徴とする請求項1に
    記載の延線用補助具。
  3. 【請求項3】 前記基部は、該基部の中央部分を間に挟
    む両側部分で前記一対のローラのそれぞれを片持ち支持
    し、前記中央部分は、前記一対のローラの各支持端側に
    おける近接する両縁部を結ぶ直線位置とほぼ同一高さ位
    置にあることを特徴とする請求項2に記載の延線用補助
    具。
  4. 【請求項4】 前記二股部分は、一端にJ字状の曲げ部
    を有する棒状部材の前記一端および前記棒状部材の他端
    に選択的に取り外し可能に固定されることを特徴とする
    請求項1に記載の延線用補助具。
JP34548995A 1995-12-07 1995-12-07 延線用補助具 Pending JPH09163535A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34548995A JPH09163535A (ja) 1995-12-07 1995-12-07 延線用補助具

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JP34548995A JPH09163535A (ja) 1995-12-07 1995-12-07 延線用補助具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09163535A true JPH09163535A (ja) 1997-06-20

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ID=18376935

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34548995A Pending JPH09163535A (ja) 1995-12-07 1995-12-07 延線用補助具

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JP (1) JPH09163535A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000253529A (ja) * 1999-02-25 2000-09-14 Mitsubishi Electric Corp ケーブル延線用ガイドロープ引き装置
CN110571714A (zh) * 2019-08-30 2019-12-13 北京海瑞兴能源科技有限责任公司 电缆牵拉托架及其安装方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000253529A (ja) * 1999-02-25 2000-09-14 Mitsubishi Electric Corp ケーブル延線用ガイドロープ引き装置
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