JPH09162746A - 情報信号伝送装置 - Google Patents

情報信号伝送装置

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JPH09162746A
JPH09162746A JP7321954A JP32195495A JPH09162746A JP H09162746 A JPH09162746 A JP H09162746A JP 7321954 A JP7321954 A JP 7321954A JP 32195495 A JP32195495 A JP 32195495A JP H09162746 A JPH09162746 A JP H09162746A
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哲二郎 近藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】情報信号を高圧縮で高品質に伝送できる情報信
号伝送装置を提供する。 【解決手段】情報信号である画像信号VSを変換部11
でデータ信号DSに変換し、ブロック化部12でブロッ
ク化信号BDとする。信号BDを符号化方式の異なる符
号化部21,31で圧縮処理し、情報量算出部22,3
2で圧縮後のデータ量を算出する。圧縮データをデコー
ダ部24,34で伸張処理してメモリ部25,35に記
憶する。偏差量算出部15で、メモリ部13の圧縮前の
データとメモリ部25,35の圧縮伸張後のデータとの
偏差量を算出する。算出したデータ量と偏差量に基づき
処理部16で信号SCを生成し、この信号SCに基づき
切替器17で符号化部21,31からの信号CA,CB
のいずれかを選択して多重化部18に供給する。多重化
部18で選択された信号と信号SC等に基づき多重化信
号MSを生成して伝送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、インタラクティ
ブ形式の統合ディジタル放送システムなどに適用して好
適な情報信号伝送装置に関する。詳しくは、情報信号を
異なる複数の符号化方式で圧縮して符号化信号を得ると
共に、得られた複数の符号化信号から最適な符号化信号
を選択し、この選択された符号化信号に情報を付加して
伝送することにより、例えば画像を高圧縮で高画質に伝
送することができるものである。
【0002】
【従来の技術】ディジタル技術の発展に伴い、放送界で
も放送信号を含めた各種情報をディジタル化したインタ
ラクティブ形式の統合ディジタル放送システム(ISD
B(Integrated Services Digital Broadcasting)シス
テムという)が研究・開発されている。
【0003】具体的には、このISDBシステムとは現
行の放送信号(標準テレビジョン信号、ハイビジョン信
号)を始めとして、ソフトウエアやファクシミリなどの
データ、さらには音声、文字、図形、画像などのマルチ
メディア情報をそれぞれディジタル化(符号化)し、そ
れらを統合多重化した上で、伝送形態に合致した変調処
理を施して送信するようにした放送システムのことであ
る。
【0004】放送信号を含めた各種情報を統合多重化す
る場合、これらの情報の他に受信側での制御情報として
使用する付加情報も同時に統合多重化されて送信するこ
とができる。統合化されたISDB用放送信号(ディジ
タル信号)は地上波、衛星波、光ケーブルなどを利用し
て送信される。
【0005】受信端末側では、統合化されたISDB用
放送信号を受信して目的の信号を弁別することによって
それをモニタに表示させて通常のテレビ放送として楽し
むことができることは勿論、記録手段を用いて記録(保
存)したり、他の端末に転送したりすることができる。
さらに受信した付加情報を利用すれば、モニタ制御、記
録制御さらにはモニタされた画像に対する加工制御な
ど、ユーザの好みに応じて受信情報を利用できることに
なる。つまり、対話形式(インタラクティブ)の放送シ
ステムを構築できる。
【0006】したがってこのISDBシステムを利用す
れば、送信される付加情報が多種、多様になる程、ユー
ザに対するサービス内容が向上し、より双方向的な放送
システムを構築できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
ISDB用放送信号等を伝送する情報信号伝送装置で
は、例えば画像信号が定められた1つの方式で圧縮され
ると共に他の信号と多重化されて伝送される。このた
め、定められた1つの方式では最適な圧縮を行うことが
できないような画像に対してもこの方式で圧縮が行われ
るので、圧縮効率の低下や伝送画像の画質劣化を生ず
る。
【0008】そこで、この発明では情報信号を高圧縮で
高品質に伝送できる情報信号伝送装置を提供するもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る情報信号
伝送装置は、情報信号を異なる複数の符号化方式で圧縮
してそれぞれの符号化方式の圧縮信号を得る符号化手段
と、複数の圧縮信号から1つの信号を選択する信号選択
手段と、信号選択手段で選択された圧縮信号に情報を付
加して伝送するデータ伝送手段とを備えるものである。
【0010】また、符号化手段で得られた複数の圧縮信
号のそれぞれのデータ量を算出するデータ量算出手段を
有し、信号選択手段では、データ量算出手段の算出結果
に基づきデータ量の少ない圧縮信号を選択するものであ
る。
【0011】また、符号化手段で得られた複数の圧縮信
号をそれぞれ伸張する復号化手段と、情報信号と復号化
手段で得られたそれぞれの伸張信号との偏差量を算出す
る偏差量算出手段とを有し、信号選択手段では、偏差量
算出手段の算出結果に基づき偏差量の少ない圧縮信号を
選択するものである。
【0012】さらに、符号化手段で得られた複数の圧縮
信号のそれぞれのデータ量を算出するデータ量算出手段
と、符号化手段で得られた複数の圧縮信号をそれぞれ伸
張する復号化手段と、情報信号と復号化手段で得られた
それぞれの伸張信号との偏差量を算出する偏差量算出手
段とを有し、信号選択手段では、データ量算出手段の算
出結果と偏差量算出手段の算出結果に基づき圧縮信号を
選択するものである。
【0013】この発明においては、圧縮効率が良好で偏
差量が少なくなる符号化方式が情報信号に応じて異なる
ため、情報信号が複数の符号化方式で圧縮伸張処理され
て、圧縮処理後のデータ量あるいは圧縮伸張処理によっ
て生じる偏差量に基づいて最適な符号化方式の圧縮信号
が選択される。さらに、選択された圧縮信号に符号化方
式を示す情報が付加されて伝送される。
【0014】
【発明の実施の形態】続いて、この発明に係る情報信号
伝送装置の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明す
る。
【0015】図1は、情報信号として例えば画像信号を
伝送する情報信号伝送装置の構成を示した図である。こ
の情報信号伝送装置の第1の実施の形態の構成を示した
図1において、アナログの画像信号VSは情報信号伝送
装置10のA/D変換部11に供給される。A/D変換
部11では、画像信号VSが所定ビット数のディジタル
の画像データ信号DSに変換されて、ブロック化部12
と画像メモリ部13に供給される。
【0016】ブロック化部12では、画面上の所定の画
素数に対応する画像データ信号DSの画素データがブロ
ック化されてブロック化信号BDとして符号化部21,
31に供給される。
【0017】この符号化部21では、ブロック化信号B
Dのブロック毎に、例えば離散コサイン変換(以下「D
CT」という)が行われ、得られたDCT係数が量子化
されると共に符号化されてブロック化信号BDの圧縮処
理が行われる。このブロック化信号BDが圧縮された信
号である圧縮画像データ信号CAは、情報量算出部22
と画像メモリ部23に供給される。
【0018】情報量算出部22では、圧縮画像データ信
号CAのデータ量がブロック毎に算出される。この算出
結果を示す算出信号IAは、後述する信号選択処理部1
6に供給される。また画像メモリ部23では圧縮画像デ
ータ信号CAが記憶される。
【0019】画像メモリ部23に記憶された圧縮画像デ
ータ信号CAは、読み出されてデコーダ部24に供給さ
れる。デコーダ部24では、圧縮画像データ信号CAに
対して復号化、逆量子化および逆離散コサイン変換(I
DCT)が行われて、圧縮画像データ信号CAの伸張処
理が行われる。この伸張処理によって得られた伸張デー
タ信号EAは画像メモリ部25に記憶される。
【0020】また、符号化部31では、ブロック化信号
BDのブロック毎に、例えばダイナミックレンジに適応
した高能率符号化(以下「ADRC(Adaptive Dynamic
Range Coding)符号化」という)でデータ圧縮処理が
行われる。
【0021】ここで、ADRC符号化について図2を使
用して説明する。図2はADRC符号化部である符号化
部31の構成を示す図である。この図2において、ブロ
ック化信号BDは最大値検出部41と最小値検出部42
および遅延部43に供給される。最大値検出部41で
は、1ブロックのブロック化信号BDの最大値MXが検
出される。最小値検出部42では、1ブロックのブロッ
ク化信号BDの最小値MNが検出される。また遅延部4
3では、最小値検出部42で最小値MNが検出されるま
で、ブロック化信号BDが遅延される。
【0022】最大値検出部41で検出された最大値MX
は減算部44に供給される。また、最小値検出部42で
検出された最小値MNは減算部44,45およびマルチ
プレクサ部47に供給される。さらに遅延部43からの
遅延ブロック化信号BDDは減算部45に供給される。
【0023】減算部44では最大値MXから最小値MN
が減算されてダイナミックレンジDRが算出される。こ
のダイナミックレンジDRは量子化部46とマルチプレ
クサ部47に供給される。また減算部45では遅延ブロ
ック化信号BDDから最小値MNが減算されて、減算デ
ータ信号SDDが量子化部46に供給される。
【0024】量子化部46では、供給されたダイナミッ
クレンジDRに基づき量子化ステップ幅が設定されて、
この設定された量子化ステップ幅で減算データ信号SD
Dが量子化されて量子化信号TDDが生成される。例え
ば、1画素の量子化ビット数が8ビットから4ビットに
圧縮されて量子化信号TDDが生成される。この量子化
信号TDDはマルチプレクサ部47に供給される。また
マルチプレクサ部47では、供給されたダイナミックレ
ンジDRと最小値MNおよび量子化信号TDDから圧縮
画像データ信号CBが生成される。
【0025】このようにして、符号化部31で生成され
たブロック化信号BDの圧縮信号である圧縮画像データ
信号CBは、図1に示す情報量算出部32と画像メモリ
部33に供給される。
【0026】情報量算出部32では、圧縮画像データ信
号CBのデータ量がブロック毎に算出される。この算出
結果を示す算出信号IBは後述する信号選択処理部16
に供給される。また画像メモリ部33では圧縮画像デー
タ信号CBが記憶される。
【0027】画像メモリ部33に記憶された圧縮画像デ
ータ信号CBは、読み出されてデコーダ部34に供給さ
れる。
【0028】ここで、デコーダ部34の構成を図3に示
す。圧縮画像データ信号CBはデマルチプレクサ部51
に供給されて、ダイナミックレンジDRと最小値MNお
よび量子化信号TDDに分離される。ダイナミックレン
ジDRと量子化信号TDDは逆量子化部52に供給され
る。また最小値MNは加算部53に供給される。
【0029】逆量子化部52では、供給されたダイナミ
ックレンジDRに基づき、逆量子化のステップ幅が設定
される。また設定されたステップ幅に基づき量子化信号
TDDが逆量子化されて信号UDDが生成される。この
信号UDDは加算部53に供給される。
【0030】加算部53では信号UDDと最小値MNが
加算されて、伸張データ信号EBが生成される。この伸
張データ信号EBは図1に示す画像メモリ部35に記憶
される。
【0031】画像メモリ部25に記憶された伸張データ
信号EAと画像メモリ部35に記憶された伸張データ信
号EBは、読み出されて偏差量算出部15に供給され
る。
【0032】偏差量算出部15では、画像メモリ部13
から読み出された画像データ信号MVDのデータに対す
る伸張データ信号EAのデータの偏差量がブロック毎に
算出される。この算出結果を示す算出信号SAは信号選
択処理部16に供給される。同様に、画像データ信号M
VDのデータに対する伸張データ信号EBのデータの偏
差量がブロック毎に算出されて、この算出結果を示す算
出信号SBが信号選択処理部16に供給される。
【0033】信号選択処理部16では、この算出信号S
A,SBと情報量算出部22,32から供給された算出信
号IA,IBに基づき信号切替器17の切替制御信号SC
が生成される。例えば式(1)で算出される評価値VA
と式(2)で算出される評価値VBを比較し、式(3)
の条件が満たされた場合には信号切替器17の可動端子
17cを端子17a側として画像メモリ部23に記憶さ
れている圧縮画像データ信号CAを選択し、条件が満た
されない場合には可動端子17cを端子17b側として
画像メモリ部33に記憶されている圧縮画像データ信号
CBを選択する切替制御信号SCが生成される。なお、
式(1)、式(2)において「α」および「β」は定数
である。
【0034】VA=α×IA+β×SA ・・・(1) VB=α×IB+β×SB ・・・(2) VA≦VB ・・・・・・(3) この切替制御信号SCは、信号切替器17と信号多重化
部18に供給される。また信号切替器17の端子17
a,17bには、画像メモリ部23,33から圧縮画像
データ信号CA,CBがそれぞれ供給されており、切替
制御信号SCに基づいて圧縮画像データ信号CA,CB
のいずれかの信号が選択されて信号多重化部18に供給
される。
【0035】信号多重化部18には、図示しない音声信
号符号化装置より圧縮音声データ信号AUが供給されて
おり、信号切替器17から供給された圧縮画像データ信
号と圧縮音声データ信号AUに基づいて多重化信号MS
が生成される。なお多重化信号MSには、圧縮画像デー
タ信号が画像メモリ部23から読み出された圧縮画像デ
ータ信号CAであるか、あるいは画像メモリ部33から
読み出された圧縮画像データ信号CBであるかを判別す
る情報が切替制御信号SCに基づいて付加される。
【0036】次に、図4を用いて動作を説明する。図4
は画像信号VSに基づく表示画像であり、この表示画像
の例えば領域D1に対応する画像データ信号DSの画素
データが1つのブロックとされる。
【0037】符号化部21では、ブロック化信号BDに
基づいて領域D1のデータが圧縮処理されると共に、情
報量算出部22で圧縮後のデータ量が算出される。また
符号化部21で圧縮されたデータがデコーダ部24で伸
張処理されて画像メモリ部25に記憶される。同様に、
符号化部31でデータの圧縮処理が行われて情報量算出
部32でデータ量が算出されると共に、圧縮されたデー
タがデコーダ部34で伸張処理されて画像メモリ部35
に記憶される。
【0038】偏差量算出部15では、画像メモリ部13
に記憶されている領域D1の画素データと、画像メモリ
部25,35に記憶された領域D1の圧縮伸張処理され
た画素データとの偏差量が算出される。
【0039】ここで、例えば領域D1の画像の空間周波
数が高い場合には、DCTを用いた符号化部21での圧
縮処理後のデータ量が、ADRCを用いた符号化部31
での圧縮処理後のデータ量よりも大きいものとされる。
またこのとき、画像メモリ部13に記憶されている画素
データと画像メモリ部25,35に記憶された画素デー
タの偏差量をほぼ等しいものとすると、式(1),式
(2)で算出された評価値VA,VBは、式(3)の条
件を満たさないものとされる。このため、切替制御信号
SCに基づき信号切替器17の可動端子17cが端子1
7b側とされるので、符号化部31で圧縮処理された領
域D1のデータである圧縮画像データ信号CBが選択さ
れて信号多重化部18に供給される。
【0040】信号多重化部18では、この圧縮画像デー
タ信号CBと圧縮音声データ信号AUおよび切替制御信
号SCから、例えば図5に示すような構成の多重化信号
MSが生成される。この図5において、圧縮情報信号で
は切替制御信号SCに基づき圧縮画像データ信号がDC
Tを用いた符号化器21からの圧縮画像データ信号CA
であるか、あるいはADRCを用いた符号化部31から
の圧縮画像データ信号CBであるかが示される。なお、
圧縮情報信号と圧縮画像データ信号と圧縮音声データ信
号にはそれぞれの信号を判別するためのヘッダA,B,
Cが付加されている。
【0041】次に、表示画像の領域D2に対応する画像
データ信号DSが1つのブロックとされて、上述の領域
D1と同様の処理が行われて、式(1),式(2)で算
出された評価値VA,VBが式(3)の条件を満たすも
のとされると、切替制御信号SCに基づき信号切替器1
7の可動端子17cが端子17a側とされるので、符号
化部21で圧縮処理された領域D2のデータである圧縮
画像データ信号CAが選択されて多重化信号MSが生成
される。
【0042】その後、1画面上の全ての領域に対して同
様に処理が行われて、ブロック毎にデータ量および偏差
量の少ない符号化方式の圧縮画像データ信号が選択され
て多重化信号MSが生成される。
【0043】このように、上述の第1の実施の形態で
は、異なる圧縮方式でブロック毎にデータが圧縮される
と共に、圧縮後のデータ量および圧縮処理前の信号に対
する圧縮伸張処理後の偏差量が算出されて、データ量お
よび偏差量の少ない符号化方式の圧縮画像データ信号が
選択されて伝送される。このため、高圧縮で高画質に画
像信号を伝送することができる。また伝送された圧縮画
像データ信号にはいずれの符号化方式でデータの圧縮が
行われたかを示す圧縮情報が付加されているので、受信
側ではこの情報に基づき容易に圧縮画像データ信号の伸
張処理を行うことができる。
【0044】なお、上述の第1の実施の形態では、ブロ
ック毎にデータを圧縮するブロック符号化方式で画像信
号を圧縮するものとしたが、ブロック符号化方式に限ら
ず他の符号化方式を用いて画像信号を圧縮するものとし
てもよい。
【0045】次に、この発明に係る情報信号伝送装置の
第2の実施の形態として、ブロック符号化方式でない符
号化方式を用いた情報伝送装置について図6を用いて説
明する。なお、図6は第2の実施の形態の構成を示した
図であり、図1と対応する部分については同一符号を付
し、その詳細な説明は省略する。
【0046】図6において、A/D変換部11から出力
される画像データ信号DSは、ブロック化部12と画像
メモリ部13および符号化部61に供給される。
【0047】符号化部61では、画像データ信号DSに
対して、例えばDPCM(Differential Pulse Code Mo
dulation)による予測符号化が行われて画像データ信号
DSの圧縮処理が行われる。この画像データ信号DSの
圧縮信号である圧縮画像データ信号CCは、情報量算出
部62に供給されると共に画像メモリ部63に供給され
る。
【0048】情報量算出部62では、ブロック化部12
でブロック化されたラインに対応する圧縮画像データ信
号CCのデータ量が算出される。例えば1画面の画像が
480ライン×720画素であるときに、1ブロックが
8ライン×8画素である場合には、8ライン分の圧縮画
像データ信号CCのデータ量、すなわち8ライン×72
0画素に対応する圧縮画像データ信号CCのデータ量が
算出される。この算出結果を示す算出信号ICは、後述
する信号選択処理部72に供給される。同様に、画像メ
モリ部63では、ブロック化部12でブロック化された
ラインに対応する圧縮画像データ信号CCが記憶され
る。
【0049】画像メモリ部63に記憶された圧縮画像デ
ータ信号CCは、読み出されてデコーダ部64に供給さ
れる。デコーダ部64では、圧縮画像データ信号CCに
対して復号化、逆量子化等が行われて、圧縮画像データ
信号CCの伸張処理が行われる。この伸張処理によって
得られた伸張データ信号ECは画像メモリ部65に記憶
される。
【0050】なお、図1に示す情報量算出部22に相当
する情報量算出部22bでは、情報量算出部62でデー
タ量が算出された画素に対応する圧縮画像データ信号C
Aのデータ量が算出される。すなわち、1ブロックが8
ライン×8画素であって、情報量算出部62で8ライン
×720画素に対応する圧縮画像データ信号CCのデー
タ量が算出されたときには、90ブロックの圧縮画像デ
ータ信号CAのデータ量が算出される。この算出結果を
示す算出信号IDは、後述する信号選択処理部72に供
給される。また画像メモリ部25bには、90ブロック
の圧縮画像データ信号CAの伸張データ信号EAが記憶
される。
【0051】偏差量算出部71では、画像メモリ部13
から読み出された画像データ信号MVDのデータに対す
る伸張データ信号EAのデータの偏差量が算出される。
この算出結果を示す算出信号SDは信号選択処理部72
に供給される。同様に、画像データ信号MVDに対する
伸張データ信号ECのデータの偏差量が算出されて、こ
の算出結果を示す算出信号SCが信号選択処理部72に
供給される。
【0052】信号選択処理部72では、この算出信号S
C,SDと情報量算出部22b,62から供給された算出
信号IC,IDに基づき信号切替器17の切替制御信号S
Cが生成される。例えば式(4)で算出される評価値V
Cと式(5)で算出される評価値VDを比較し、式
(6)の条件が満たされた場合には信号切替器17の可
動端子17cを端子17a側として圧縮画像データ信号
CAを選択し、条件が満たされない場合には可動端子1
7cを端子17b側として圧縮画像データ信号CBが選
択する切替制御信号SCが生成される。なお、式
(4)、式(5)において「m」および「n」は定数で
ある。
【0053】VC=m×IC+n×SC ・・・(4) VD=m×ID+n×SD ・・・(5) VC≦VD ・・・・・・(6) このようにして生成された切替制御信号SCは、信号切
替器17と信号多重化部18に供給される。また信号切
替器17の端子17a,17bには、画像メモリ部2
3,63から圧縮画像データ信号CA,CCがそれぞれ
供給されており、切替制御信号SCに基づいて圧縮画像
データ信号CA,CCのいずれかの信号が選択されて信
号多重化部18に供給される。
【0054】信号多重化部18には、図示しない音声信
号符号化装置より圧縮音声データ信号AUが供給されて
おり、信号切替器17から供給された読出データ信号と
圧縮音声データ信号AUに基づいて多重化信号MSが生
成される。なお多重化信号MSには、圧縮画像データ信
号が画像メモリ部23から読み出した圧縮画像データ信
号CAであるか、あるいは画像メモリ部63から読み出
した圧縮画像データ信号CCであるかを判別する情報が
切替制御信号SCに基づいて付加される。
【0055】次に、図7を用いて動作を説明する。図7
は画像信号VSに基づく表示画像であり、この表示画像
の例えば領域D1に対応する画像データ信号DSが1つ
のブロックとされる。
【0056】符号化部21では、ブロック化信号BDに
基づいて領域D1〜Dnのデータがブロック毎に圧縮処理
されると共に、情報量算出部22で領域D1〜Dnの圧縮
後のデータ量が加算される。また符号化部21で圧縮さ
れた領域D1〜Dnのデータがデコーダ部24で伸張処理
されて画像メモリ部25bに記憶される。
【0057】符号化部61では、領域D1〜Dnのデータ
が圧縮処理されると共に、情報量算出部62で圧縮後の
領域D1〜Dnのデータ量が算出される。また符号化部6
1で圧縮された領域D1〜Dnのデータがデコーダ部64
で伸張処理されて画像メモリ部65に記憶される。。
【0058】偏差量算出部71では、画像メモリ部13
に記憶されている領域D1〜Dnの画素データと、画像メ
モリ部25b,65に記憶された領域D1〜Dnの圧縮伸
張処理された画素データとの偏差量が算出される。
【0059】ここで、例えば符号化部21での圧縮処理
後のデータ量が、符号化部61での圧縮処理後のデータ
量よりも大きく、画像メモリ部13に記憶されている画
素データと画像メモリ部25b,65に記憶された画素
データの偏差量をほぼ等しいものとすると、式(4),
式(5)で算出された評価値VC,VDは、式(6)の
条件を満たさないものとされる。このため、切替制御信
号SCに基づき信号切替器17の可動端子17cが端子
17b側とされるので、符号化部61で圧縮処理された
領域D1〜Dnのデータである圧縮画像データ信号CCが
選択されて信号多重化部18に供給される。
【0060】信号多重化部18では、上述の第1の実施
の形態と同様に、この圧縮画像データ信号CCと圧縮音
声データ信号AUと切替制御信号SCから多重化信号M
Sが生成される。
【0061】次に、表示画像の領域D(n+1)〜D2nに対
応する画像データ信号DSに対して同様の処理が行われ
て、式(4),式(5)で算出された評価値VC,VD
が式(6)の条件を満たすものとされると、切替制御信
号SCに基づき信号切替器17の可動端子17cが端子
17a側とされるので、符号化部21で圧縮処理された
領域D(n+1)〜D2nのデータである圧縮画像データ信号
CAが選択されて多重化信号MSが生成される。
【0062】その後、1画面上の全ての領域に対して同
様に処理が行われて、ブロック単位でデータ量および偏
差量の少ない符号化方式の圧縮画像データ信号が選択さ
れて多重化信号MSが生成される。
【0063】このように、上述の第2の実施の形態で
は、所定数のライン毎に圧縮後のデータ量と圧縮伸張処
理によって生じる偏差量が算出されて、データ量および
偏差量の少ない符号化方式の圧縮画像データ信号が選択
されて伝送されるので、第1の実施の形態と同様に高圧
縮で高画質に画像信号を伝送することができる。
【0064】なお、上述の第2の実施の形態では所定数
のライン毎に圧縮画像データ信号の選択を行うものとし
たが、1画面単位で圧縮後のデータ量と圧縮伸張処理に
よって生じる偏差量を算出し、データ量および偏差量の
少ない符号化方式の圧縮画像データ信号を画面単位で選
択してもよいことは勿論である。
【0065】また、符号化方式はDCTを用いた符号化
方式やADRC符号化方式あるいはDPCM符号化方式
に限られるものではなく、また3つ以上の符号化方式に
よる圧縮データ信号から信号を選択しても良い。さら
に、伝送される情報信号は画像信号に限られるものでは
ない。
【0066】
【発明の効果】この発明に係る情報信号伝送装置よれ
ば、情報信号が複数の符号化方式で圧縮伸張処理され
て、圧縮処理後のデータ量あるいは圧縮伸張処理によっ
て生じる偏差量に基づいて最適な符号化方式の圧縮信号
が選択される。このため、例えば情報信号が画像信号で
ある場合には高圧縮で高画質に画像信号を伝送すること
ができる。また伝送された圧縮信号には符号化方式を示
す情報と共に伝送されるので、この情報に基づき容易に
圧縮信号を伸張することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る情報信号伝送装置の第1の実施
の形態の構成を示す図である。
【図2】符号化部31の構成を示す図である。
【図3】デコーダ部34の構成を示す図である。
【図4】第1の実施の形態の動作を示す図である。
【図5】多重化信号の構成を示す図である。
【図6】この発明に係る情報信号伝送装置の第2の実施
の形態の構成を示す図である。
【図7】第2の実施の形態の動作を示す図である。
【符号の説明】
11 A/D変換部 12 ブロック化部 13,23,25,25b,33,35,63,65
画像メモリ部 15,71 偏差量算出部 16,72 信号選択処理部 17 信号切替器 18 信号多重化部 21,31,61 符号化部 22,22b,32,62 情報量算出部 24,34,64 デコーダ部 41 最大値検出部 42 最小値検出部 43 遅延部 44,45 減算部 46 量子化部 47 マルチプレクサ部 51 デマルチプレクサ部 52 逆量子化部 53 加算部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報信号を異なる複数の符号化方式で圧
    縮してそれぞれの符号化方式の圧縮信号を得る符号化手
    段と、 上記複数の圧縮信号から1つの信号を選択する信号選択
    手段と、 上記信号選択手段で選択された圧縮信号に情報を付加し
    て伝送するデータ伝送手段とを備えることを特徴とする
    情報信号伝送装置。
  2. 【請求項2】 上記符号化手段で得られた複数の圧縮信
    号のそれぞれのデータ量を算出するデータ量算出手段を
    有し、 上記信号選択手段では、上記データ量算出手段の算出結
    果に基づきデータ量の少ない圧縮信号を選択することを
    特徴とする請求項1記載の情報信号伝送装置。
  3. 【請求項3】 上記符号化手段で得られた複数の圧縮信
    号をそれぞれ伸張する復号化手段と、 上記情報信号と上記復号化手段で得られたそれぞれの伸
    張信号との偏差量を算出する偏差量算出手段とを有し、 上記信号選択手段では、上記偏差量算出手段の算出結果
    に基づき偏差量の少ない圧縮信号を選択することを特徴
    とする請求項1記載の情報信号伝送装置。
  4. 【請求項4】 上記符号化手段で得られた複数の圧縮信
    号のそれぞれのデータ量を算出するデータ量算出手段
    と、 上記符号化手段で得られた複数の圧縮信号をそれぞれ伸
    張する復号化手段と、 上記情報信号と上記復号化手段で得られたそれぞれの伸
    張信号との偏差量を算出する偏差量算出手段とを有し、 上記信号選択手段では、上記データ量算出手段の算出結
    果と上記偏差量算出手段の算出結果に基づき圧縮信号を
    選択することを特徴とする請求項1記載の情報信号伝送
    装置。
  5. 【請求項5】 上記データ伝送手段で付加される情報に
    は、上記信号選択手段で選択された符号化信号の符号化
    方式を示す情報を含むことを特徴とする請求項1記載の
    情報信号伝送装置。
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