JPH09161266A - 磁気カード用仮止め積層体連続製造装置 - Google Patents

磁気カード用仮止め積層体連続製造装置

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JPH09161266A
JPH09161266A JP33795395A JP33795395A JPH09161266A JP H09161266 A JPH09161266 A JP H09161266A JP 33795395 A JP33795395 A JP 33795395A JP 33795395 A JP33795395 A JP 33795395A JP H09161266 A JPH09161266 A JP H09161266A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気カード製造用仮止め積層体を位置合せ精
度よく、かつ能率よく製造する。 【解決手段】 この発明の磁気カード用仮止め積層体連
続製造装置は、交互に移載される枚様シート状の表面・
裏面のコア原材1,2が上下に重なったコア重合体4を
得て仮止めし、ついでコア重合体4を磁気テープ7付き
オーバーレイ5の下ヘ搬入すると共にコア重合体4と磁
気テープ7との位置ずれを修正して仮止めした後、オー
バーレイ11の重ね合わせ・仮止めを行い、次にオーバ
ーレイ5,11で前後に連なる各コア重合体4の分離を
行い連続的に仮止め積層体を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、キャッシュカー
ド、クレジットカード、メンバーズカード、出退管理用
カード等の各種の二層型コア方式の磁気カードの製造過
程で必要となる磁気カード用仮止め積層体を製造する装
置に関し、特に磁気カード用仮止め積層体を製造する際
の能率をあげるための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】二層型コアを有する磁気カードMDは、
図33の斜視図および図34の分解斜視図に示すよう
に、印刷の施された二層のプラスチックプレートPL
1,PL2からなるコア(基板)PL3の表裏に透明プ
ラスチックフィルム製オーバーレイPL4,PL5が被
着されているとともに、その表面となるオーバーレイP
L4の外面に小幅の磁気テープPL6が被着されてなる
ものである。なお、磁気テープPL6は規格に応じて磁
気カードMDの表面に被着される場合と、裏面に被着さ
れる場合とがあるが、この明細書においては、磁気テー
プPL6の被着側を、原則的に磁気カードMDの表面側
であるとして説明する。
【0003】そして、従来、上述のような磁気カードを
以下のようにして製造している。 (1) 多数のコア単位が縦横に整列印刷された矩形の
大判枚様シート状の表面側コア原材と裏面側コア原材
を、手作業でもって、上下に積み重ねて相互に位置合わ
せしてから仮止めする。
【0004】(2)両コア原材の仮止めに続いて、矩形
の大判枚様シート状であって磁気テープが接着されてな
るテープ付きオーバーレイを、手作業でもって、さらに
表面側に重ね合わせて相互に位置合わせしてから仮止め
する。
【0005】(3)最後に、矩形の大判枚様シート状で
あって磁気テープが接着されていないオーバーレイを、
手作業でもって、さらに裏面側に重ね合わせて仮止めす
ると、磁気カード用の仮止め積層体が出来上がる。この
ようにして得た磁気カード製造用の仮止め積層体は、そ
の後、加熱プレスによるラミネート工程から、さらに打
ち抜き工程を経て、個々の磁気カードMDとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
(1)〜(3)の手順で行う仮止め積層体の製造の場
合、扱い難い大判のコア原材や、腰がなくて持ち難いよ
うなオーバーレイを、手作業でもって、重ね合わせた
り、位置合わせしたりしなければならないため、能率が
悪くて、必然的に製造コストが高くなってしまうという
問題がある。それに、位置合わせの精度が低くて不良品
が出やすく、歩留りが良くないといった問題もある。コ
ア原材やオーバーレイを予め裁断して小さく取扱いのよ
い小サイズ(小判)にすれば、位置合わせ精度を高めた
り、作業の機械化が容易となったりするということはあ
るかも知れないが、裁断すると仮止め積層体の製造数が
最低でも倍に増えることからトータルとしてみれば能率
は何もよくならない。
【0007】この発明は、上記の事情に鑑み、磁気カー
ド製造用の仮止め積層体を、位置合わせ精度よく、かつ
能率よく製造することのできる装置を提供することを課
題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、この発明の磁気カード用仮止め積層体連続製造装置
は、多数のコア単位を含む枚様シート状の表面側コア原
材と枚様シート状の裏面側コア原材を積層収納部より交
互に共通のコンベアに移載するコア原材移載手段と、前
記コンベアの上の一定位置で交互に送られてくる表面側
コア原材と裏面側コア原材が表裏の相対的位置が合った
上下に積み重ねられたコア重合体にするコア原材積層手
段と、前記コア重合体を仮止めするコア仮止め手段と、
連続薄帯状のオーバーレイを所定の移送路に沿って走行
させるオーバーレイ走行手段と、表面側用のオーバーレ
イの一面に磁気テープを連続的に貼り合わせる磁気テー
プ貼着手段と、前記磁気テープが貼着されて移送路にあ
る表面側用のオーバーレイの下側ヘ前記コア重合体を搬
入するコア重合体搬入手段と、搬入されたコア重合体と
オーバーレイに貼着された磁気テープとの位置ずれを検
出する位置ずれ検出手段と、前記コア重合体とオーバー
レイの磁気テープとの間の位置ずれが解消されるように
コア重合体の位置調整を行う位置調整手段と、前記位置
調整が完了したコア重合体に対して表面側用のオーバー
レイを仮止めする表面オーバーレイ仮止め手段と、表面
オーバーレイ付きコア重合体の下側から連続薄帯状の裏
面側用のオーバーレイを供給して重ね合わせてゆく裏面
オーバーレイ積層手段と、コア重合体をオーバーレイご
と前記移送路に沿って間欠移送する間欠移送手段と、コ
ア重合体に重ね合わされた裏面側用のオーバーレイを仮
止めする裏面オーバーレイ仮止め手段と、オーバーレイ
で前後に連なったオーバーレイ付きコア重合体同士の繋
ぎ目のところでオーバーレイを幅方向に切断するオーバ
ーレイ切断手段とを備えるというものである。
【0009】
【作用】この発明の磁気カード用仮止め積層体連続製造
装置(以下、適宜「連続製造装置」と記す)により仮止
め積層体の製造を行う際の作用を説明する。まず、コア
原材移載手段により、多数のコア単位を含む枚様シート
状の表面側コア原材と裏面側コア原材とを積層収納部よ
り交互に共通のコンベアに移載する一方、コア原材積層
手段がコンベアの上に乗って交互に送られてくる両コア
原材を一定位置で表裏の相対的位置が合った上下に積み
重ねられたコア重合体にするとともに、コア仮止め手段
がコア重合体をスポット溶着で仮止めしてゆく。他方、
磁気テープ貼着手段によって磁気テープが一面に貼り合
わせられた連続薄帯状の表面側用のオーバーレイが、オ
ーバーレイ走行手段により所定の移送路に沿って走行さ
せられる。
【0010】そして、仮止め済のコア重合体が、コア重
合体搬入手段により磁気テープが貼着された表面側用の
オーバーレイの下側ヘ搬入されると、位置ずれ検出手段
がコア重合体とオーバーレイに貼着された磁気テープと
の位置ずれを検出する一方、位置調整手段がコア重合体
と磁気テープの間の位置ずれを解消するようにコア重合
体の位置調整を行う。このコア重合体の位置調整が完了
すると、表面オーバーレイ仮止め手段により表面側用の
オーバーレイが仮止めされる。また、表面オーバーレイ
付きコア重合体の下側から裏面オーバーレイ積層手段が
連続薄帯状の裏面側用のオーバーレイをさらに重ね合わ
せてゆくとともに、間欠移送手段によりオーバーレイご
とコア重合体が移送路に沿って間欠移送されてゆく一
方、裏面オーバーレイ仮止め手段が重ね合わされた裏面
側用のオーバーレイも仮止めする。このようにして、コ
ア重合体の表裏にオーバーレイを積層した段階では、オ
ーバーレイでコア重合体が前後に連なった状態となって
おり、オーバーレイ切断手段がオーバーレイ付きコア重
合体同士の繋ぎ目のところで両オーバーレイを纏めて幅
方向に切断すると、前後に連なったコア重合体同士が分
離されて磁気カード用の仮止め積層体が出来あがる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の一実施例を説明する。図1は実施例に係る磁気カ
ード用仮止め積層体連続製造装置の主要装備手段の配置
関係を説明するための概略平面図である。図2は稼働中
の実施例装置の概況をあらわす斜視図であり、図3は材
料である表面側コア原材および裏面側コア原材を示す平
面図である。
【0012】図1〜図3を参照して先ず実施例装置の全
体構成の大略を説明した後、実施例装置の各装備手段の
詳細構成を説明する。エリアF1には、図3(a)に示
す表面側コア原材1と図3(b)に示す裏面側コア原材
2をベルトコンベア3上に移載するコア原材移載手段が
配設される。エリアF1の後のエリアF2には、両コア
原材1,2が上下に重ね合わせられたコア重合体4を作
るコア原材積層手段と、コア重合体4をスポット溶着に
より仮止めするコア仮止め手段とが配設される。
【0013】一方、エリアF2の前方においては、コア
重合体4へ重ね合わせるオーバーレイを、移送路F3に
沿って図1で見て左から右へ走行させるオーバーレイ走
行手段が配設されるとともに、移送路F3における始点
寄りに位置するエリアF4には、表面側用のオーバーレ
イ5に熱転写ロール6を用いて磁気テープ7を転写する
磁気テープ貼着手段が配設されている。
【0014】エリアF4の右のエリアF5には、テンシ
ョンローラ8から送り出されてくる磁気テープ7付きオ
ーバーレイ5の下側ヘコア重合体4を搬入するコア重合
体搬入手段が配設されている他、搬入されたコア重合体
4と磁気テープ7の間の位置ずれを検出する位置ずれ検
出手段と、位置ずれ検出結果に基づいてコア重合体4と
磁気テープ7の間の位置ずれが解消されるようにコア重
合体4の位置を調整する位置調整手段と、コア重合体4
と磁気テープ7の間の位置調整が完了したコア重合体4
に対してオーバーレイ5の仮止めを行う表面オーバーレ
イ仮止め手段とがさらに配設されている。
【0015】また、エリアF5の右のエリアF6には、
図2に示すように、ストッパー9の直ぐ後に設置された
テンションローラ10によって裏面側用のオーバーレイ
11をコア重合体4の裏面側へ重ね合わせてゆく裏面オ
ーバーレイ積層手段が配設されている。次のエリアF7
には、コア重合体4をオーバーレイごと掴み爪12で把
持して移送路F3に沿って間欠移送する間欠移送手段が
配設されている。
【0016】さらに、エリアF7の右に続くのエリアF
8には、裏面側用のオーバーレイ12の仮止めを行う裏
面オーバーレイ仮止め手段が配設されているとともに、
その次のエリアF9には、テンションローラ13から送
り出されてくるオーバーレイ5,11付きコア重合体4
同士の繋ぎ目のところでオーバーレイ5,11を切断刃
物14で幅方向に切断するオーバーレイ切断手段が配設
されている。そして、最終のエリアF10には、オーバ
ーレイ切断手段で切断分離されて出来上がった磁気カー
ド用仮止め積層体15を搬出する積層体搬出手段が配設
されている。
【0017】続いて、各図面を適宜参照しながら実施例
装置の各装備手段の構成を順次詳しく説明する。先ずコ
ア原材移載手段から説明する。コア原材移載手段は、図
1に示すように、表面側コア原材1を積み重ねて収容す
る表コア積層収容部16と裏面側コア原材2を積み重ね
て収容する裏コア積層収容部17とを具備する。表面側
コア原材1は、図3(a)に示すように、一面に多数の
コア単位CSが縦横に整列印刷された矩形の大判枚様シ
ート状プレートであり、印刷面(表面)を上に向けて表
コア積層収容部16に積層収容される。裏面側コア原材
2も、一面に多数のコア単位CBが縦横に整列印刷され
た矩形の大判枚様シート状プレートであり、印刷面(裏
面)を下に向けて積層収容される。これらのコア原材
1,2としては、例えば、硬質塩化ビニル製のものが使
われる。
【0018】表コア積層収容部16では、図4、およ
び、図5に示すように、底用テーブル18の上に多数枚
の表面側コア原材1が積み重ねられて置かれるととも
に、表面側コア原材1の最上面の高さが常に一定となる
よう、表面側コア原材1が取り出されてゆくのに伴い底
用テーブル18がせり上がる構成となっている。すなわ
ち、電動モータ19の回転に従い回動するギアボックス
20のギア21の歯と、底用テーブル18を下から支え
るラック22の歯が噛み合っていて、表面側コア原材1
の最上面の上下位置を監視する高さセンサ(図示省略)
の出力信号でもって電動モータ19が回転することによ
り、ラック22が押し上げられて底用テーブル18がせ
りあがり表面側コア原材1の最上面の高さが一定に保た
れる。裏コア積層収容部17の構造も上の表コア積層収
容部16の全く同様であり、説明は省略する。
【0019】表コア積層収容部16の表面側コア原材1
は、上下左右に移動可能な移動アーム23の長手方向に
沿って略等間隔で取り付けられた5個の吸盤(吸着パッ
ド)24に真空吸着されてコンベア3の方へ移載される
構成になっている。吸盤24がコア原材1を真空吸着し
たままの状態で移動アーム23がロッドレスシリンダ2
5の駆動により垂直上方へ移動すると、表面側コア原材
1が持ち上げられる。ついでロッドレスシリンダ26の
駆動で移動アーム23がコンベア3のある方へ水平方向
に移動すると、表面側コア原材1も一緒に水平移動して
コンベア3に載ることになる。コンベア3に移載した表
面側コア原材1は、さらに、図5および図7に示すよう
に、押し板27が両側から中央へ進出して来て表面側コ
ア原材1をコンベア3の幅方向中央に位置させるととも
に、コンベア3が動いて表面側コア原材1が前方へ移動
することになる。なお、図5に示したガス供給口28か
らは静電気防止用のイオンガスが噴出供給される。
【0020】移動アーム23は次に裏コア積層収容部1
7の側へ移動する。そして、移動アーム23の水平方向
の移動の向きが逆である以外は実質的に同様にして、今
度は裏面側コア原材2をコンベア3の上に移載する。裏
面側コア原材2の移載が終わると再び表面側コア原材1
の移載に戻る。こうしたことが繰り返されて、両コア原
材1,2が交互にコンベア3の上に次々と移載されてゆ
く。なお、一番最初は表面側コア原材1の方が移載され
る。
【0021】コア原材移載手段に続いてコア原材積層手
段の構成を説明する。コア原材移載手段により交互に移
載されるコア原材1,2は、コンベア3の上を搬送され
てゆく。コンベア3は、図6および図7に示すように、
4本のエンドレスベルト31が幅方向に少し間をあけて
プーリー32,33の間にかけ渡されており、電動モー
タ34の回転が前側のプーリー32に伝達されることに
より、ベルト31が循環走行する構成となっている。
【0022】最初に送られてきた表面側コア原材1は、
コンベア3の前側のプーリー32の少し手前でベルト3
1の間隙からベルト31の表面より上に突出している突
出ピン35に当たって止められる。突出ピン35はコン
ベア3の幅方向に2個設けられており、何れか一方の突
出ピン35が選択使用される。各突出ピン35は各々に
連結されたシリンダ39の駆動によりベルト31の表面
より下に引っ込ませることが出来るものである。後述す
る位置決め用プッシャー40および立板41も左右にそ
れぞれ設けられており、一方が選択使用される。左右ど
ちらの突出ピン35およびプッシャー40などを使用す
るかは、磁気カードの表裏どちらに磁気テープを被着す
るかによって決定される。例えば、磁気カードの表側に
磁気テープが被着される場合は、表面側コア原材1の印
刷面の左側が印刷基準になっているので、左側の突出ピ
ン35を突出させるとともに、右側のプッシャー40を
作動させて左側基準で位置決めをおこなう。逆に、磁気
カードの裏側に磁気テープが被着される場合(この場
合、裏面側コア原材2が印刷面を上にした状態で、表面
側コア原材1よりも先に搬送される)は、裏面側コア原
材2の印刷面の右側が印刷基準になるので、右側の突出
ピン35を突出させるとともに、左側のプッシャー40
を作動させて右側基準で位置決めをおこなう。以下で
は、磁気カードの表側に磁気テープが被着される場合を
例に採って説明する。
【0023】表面側コア原材1が左側の突出ピン35に
当たって止まると、右側のプッシャー40が進出して来
て、表面側コア原材1を左側の立板41の表面に当て付
けることにより位置合わせがなされる。プッシャー40
の進退動作は、シリンダ42の駆動により行われる。表
面側コア原材1の位置合わせがなされると、上方より図
8に示す前後・左右に各2個、計8個の吸盤(吸着パッ
ド)36が降りて来て、表側コア原材1を真空吸着した
まま上昇し、表面側コア原材1を持ち上げて待機する。
吸盤36の昇降は、シリンダ37の駆動で取付アーム3
8が上下することによりなされる。
【0024】表面側コア原材1が待機する下へ次の裏面
側コア原材2が進入して来て、同様に左側の突出ピン3
5に当たって止まると、右側のプッシャー40が進出し
て来て左側基準の位置合わせが行われる。その後、吸盤
36が表面側コア原材1と共に降りて来て、表面側コア
原材1が裏面側コア原材2の上に乗せられることにな
る。以上のようにして、両コア原材1,2が前後、左右
に位置合わせがなされて、表裏のコア単位CS,CBが
正しく重なり合うことになる。
【0025】仮止め手段は、図8に示すように、スポッ
ト溶着を行う昇降可能な超音波溶着用ヘッド44を2個
備えており、上のようにして、表面側コア原材1と裏面
側コア材2の重ね合わせと位置合わせを済ませたコア重
合体4の上方より、超音波溶着用ヘッド44が下降して
来て、コア重合体4をスポット溶着して仮止を行う。超
音波溶着用ヘッド44の昇降は、シリンダ45の駆動に
より超音波溶着用ヘッド44の取り付けアーム46がガ
イド47に沿って上下に移動させられることによりなさ
れる。
【0026】続いて、オーバーレイ走行手段、および、
これと関連性の深い磁気テープ貼着手段の構成を説明す
る。移送路F3の始点には、図9および図10に示すよ
うに、連続薄帯状の表面側用の透明性オーバーレイ5が
低位置側に設置された供給リール50から引き出される
一方、磁気テープ7を貼着したベースフィルム51が供
給リール52から連続して引き出され、熱転写ロール6
により磁気テープ(磁性体)7がオーバーレイ5の上面
に接着転写される。磁気テープ7は複数本並列に供給さ
れていて、オーバーレイ5の上面にも複数本の磁気テー
プ7が長手方向に連続して接着されてゆくことになる。
磁気テープ7が転写されたオーバーレイ5は、多数のロ
ールからなる送りスピード調整用アキュームロール群5
3を経てテンションローラ8から先へ送り出されてゆ
く。
【0027】なお、図9および図10では、便宜上、ア
キュームロール群53のロールの数を図1に示す実際の
数より少なくして図示してある。ベースフィルム51の
方は、磁気テープ7が剥がされたあと、上方に設けられ
た巻取リール54に巻き取られる。また、テンションロ
ーラ8は、必要な時には、図11に示すように、シリン
ダ55で上ロール8aを下ロール8bに押圧しつつ一旦
通過したオーバーレイ5を引き戻すようにしてテンショ
ンを掛けることが出来る。この時、下ロール8bは電動
モータ56によりオーハレイ5を逆送りするように回転
駆動されることになる。さらに、移送路F3に沿って配
置された後述のストッパー9やテンションローラ10,
13も、オーバーレイ5の走行に関係するものである。
【0028】次はコア重合体搬入手段を説明する。コア
重合体4の仮止めが済むと突出ピン35が引っ込むとと
もにコンベア3のベルト31が回って、コア重合体4が
前進を始める。コンベア3の前方には、図12に示すテ
ーブル60が設置されており、コア重合体搬入手段は、
テーブル60の上に少し間隔をあけて平行配置された搬
入用の4本のエンドレスベルト61を備え、各エンドレ
スベルト61がプーリ62,63間をかけ渡されてい
て、電動モータ(図示省略)の回転に伴って循環走行す
る。また、テーブル60の表面には、4つの真空吸着口
65が開口している。
【0029】一方、磁気テープ付きオーバーレイ5はテ
ーブル60の上をエンドレスベルト61の走行方向と直
交する方向に搬送される。図13に示すように、入口が
いどによりオーバーレイ5の縁を持ち上げ、その縁から
のエアの噴射によりオーバーレイ5を少し上に吹きあげ
ておいて、コンベア3の方から前進して来たコア重合体
4をオーバーレイ5の下に潜らせるようにしながら、走
行中のベルト61の上に乗り移らせて固定ピン66で止
まるところまでコア重合体4を前進させる。オーバーレ
イ5を吹きあげるようにするのは、コア重合体4がスム
ースに走行中のベルト61の上に乗り移り前進できるよ
うにするためである。
【0030】固定ピン66は、コア重合体4の長手方向
の位置決めの基準を与えるものでもある。だから、固定
ピン66に当たって止まったコア重合体4は、そのまま
真空吸着口65で吸着して基準位置を保持させるように
する。なお、ベルト61はコア重合体4を前進させる際
はテーブル60の表面より少し上の上昇位置にあるが、
コア重合体4を停止ピン66に止まるまで搬送したあと
は、テーブル60の表面の少し下の位置まで下がる。こ
のベルト61の昇降は、図14に示すように、シリンダ
67の駆動によってサポート板68を上下に少し移動さ
せることにより行われる。
【0031】位置ずれ検出手段の構成は次の通りであ
る。位置ずれ検出手段は、コア重合体4と磁気テープ7
の位置ずれを検出する。磁気テープ7とコア単位CSの
適切な位置関係は両者が一定距離で平行であることであ
り、そうでなければ位置ずれがあることになる。位置ず
れ検出手段は、図15および図16に示すように、立設
支柱70を介してテーブル60の上方に掛け渡された梁
71の真ん中から延びたアーム72に固定されたテレビ
カメラ73を2台備える。カメラ73はそれぞれコア重
合体60の両側長辺の中央付近が視野中心となってい
る。
【0032】一方のテレビカメラ73は、図17
(a),(b)に示すように、コア重合体4の表面にあ
る左側の丸形位置指標MAと磁気テープ7を映し、他方
のテレビカメラ73は、コア重合体4の表面にある右側
の丸形位置指標MBと磁気テープ7を映しており、両カ
メラ73の映像信号の処理により、位置指標MAと磁気
テープ7の距離LA、および、位置指標MBと磁気テー
プ7の距離LBを求めたあと、両距離LA,LBの距離
差ΔLを出す。図17(b)に示すように、両距離L
A,LBが等しければ、距離差ΔLはゼロであり、オー
バーレイ5を透かして見える表面のコア単位CSと磁気
テープ7が平行になる。そして、予め設定されている距
離LCになるように、後述する両サーボモータ80でテ
ーブル60を平行移動させて位置決めを行う。一方、図
17(a)に示すように、両距離LA,LBが等しくな
ければ、距離差ΔLはゼロでなくて、コア単位CSと磁
気テープ7が平行にはなっておらず、位置ずれの起きて
いる状態である。この位置ずれをなくすのが、次の位置
調整手段である。
【0033】位置調整手段はテーブル60の微動調整機
構を備え、テーブル60は基台75の上にテーブル60
を水平面内の微動移動ができるように載置されている。
すなわち、図12および図13に示すように、テーブル
60が四隅で支柱76の上面に当接して非結合支持され
ている他、テーブル60の両長辺側中央で、それぞれ軸
77,82を介して基台75に対して回転可能に軸支さ
れているとともに、テーブル60の両長辺側でそれぞれ
第1,第2摺動ブロック78,79を介して移動可能に
支持されている。基台75の両長辺側にそれぞれ設置さ
れたサーボモータ80(ただし、図12では軸82側の
みを図示し、軸77側は現れていない)の回転に伴うネ
ジ棒81の回動につれて基台75の長辺に沿う方向と平
行な方向に移動する第1摺動ブロック78と、テーブル
60を回転軸受けするかたちの軸82を上部側に有する
第2摺動ブロック79とは、第1摺動ブロック78の摺
動に伴って、これと直交する方向(テーブル60の短辺
方向)に第2摺動ブロック79が移動するように係合し
ているのである。
【0034】つまり、第1摺動ブロック78が、図13
において左右に移動すると、第2摺動ブロック79が紙
面に垂直な方向に移動して、テーブル60と共にコア重
合体4が、図18に示すように、軸77を回転中心とし
て水平方向に時計回りあるいは反時計回りに回転する。
したがって、仮に図17(a)に示すように、コア単位
CSと磁気テープ7が平行になっておらず、位置指標M
A,MBと磁気テープ7の距離LA,LBが等しくない
場合、距離差ΔLに応じて軸82側のサーボモータ80
が回転して、テーブル60を回転させることにより、図
17(b)に示すように、位置指標MA,MBと磁気テ
ープ7の距離LA,LBを等しくして距離差ΔLをなく
し、コア単位CSと磁気テープ7を平行にする。その
後、両サーボモータ80を駆動して、予め定められた磁
気テープ7と位置指標MA,MBとの距離LCまで平行
移動させる。この設定距離LCは、デジタルスイッチ等
により種々の磁気テープ幅のものに対してそれぞれ任意
に設定できる。以上でコア重合体4の位置調整は完了で
ある。
【0035】なお、位置調整の際、ストッパー9を閉じ
てオーバーレイ5を挟みつける一方、テンションローラ
8によりオーバーレイ5を送り方向と反対方向に引っ張
った(逆送り動作)状態にしておいて、コア集合体4の
表面のオーバーレイ5に不要な動きやたるみが生じない
ようにする。
【0036】表面オーバーレイ仮止め手段の構成は次の
とおりである。この仮止め手段は、図15,16および
図19に示すように、テーブル60の上方に掛け渡され
た梁71の真ん中から延びたアーム85に取り付けられ
た超音波溶着ヘッド86を四個備える。図19に示すよ
うに、ストッパー9でオーバーレイ5を挟みつける一
方、テンションローラ8によりオーバーレイ5を送り方
向と反対方向に引っ張った状態集合体4の表面のオーバ
ーレイ5にたるみのないようにしたまま、位置調整が完
了したコア重合体4の上方から、超音波溶着ヘッド86
がガイド87に沿って下降して来て表面側用のオーバー
レイ5をスポット溶着で仮止めする。仮止め後、超音波
溶着ヘッド86は上昇する。超音波溶着ヘッド86の昇
降は、シリンダ88の駆動により行われる。表面オーバ
ーレイ5の仮止めが終了すると、ストッパー9が開かれ
ると同時に、テンションローラ8の逆送り動作が停止さ
れて、オーバーレイ5が搬送路F3に沿ってストッパー
9の先へ送り出されるのに伴ってコア重合体4も引き出
されてゆく。
【0037】上記の場合、磁気テープ7付きオーバーレ
イ5がコア重合体4の上側となるようにしている。もし
逆に、コア重合体4がオーバーレイ5の上側にあると、
コア重合体4がテーブル60の上を前進する際にオーバ
ーレイ5が動いたり、あるいは、コア重合体4と磁気テ
ープ7の位置ずれ検出やコア重合体4の位置調整の機構
が複雑化したり、さらには磁気テープ7がテーブル60
の角ばったところで損傷したりするという不都合が起こ
り易くなるからである。
【0038】裏面オーバーレイ積層手段の構成は次のと
おりである。裏面オーバーレイ積層手段では、図20に
示すように、薄い透明性フィルムである裏面側のオーバ
ーレイ11が低位置側に設置された供給リール90から
引き出された後、送り速度調整用や張力調整用の各種ロ
ールを経由して、テンションローラ10によりコア重合
体4の下側へ重ね合わされてゆくと共にコア重合体4と
オーバーレイ5と一緒に前へ送られる構成となってい
る。
【0039】裏面オーバーレイ積層手段に続いて間欠移
送手段の構成を説明する。間欠移送手段は、図20に示
すように、テンションローラ10を越えたところに移送
路F3に沿って移動する掴み爪12をコア重合体4の側
方となる位置に備えている。両掴み爪12は、オーバー
レイ5,11が重ね合わされたコア重合体4の側端部を
オーバーレイ5,11ごと掴んだまま移送路F3に沿っ
て一定距離だけコア重合体4と共に進む。このとき、移
送路F3の前方に位置する上下一対のローラ13a,1
3bからなるテンションローラ13が先へ進んでいるコ
ア重合体4をオーバーレイ5,11ごと挟みつけながら
引っ張ってコア重合体4の前進を助ける働きもしてい
る。
【0040】各掴み爪12は、図23に示すように、デ
ュアルロッド91の駆動により掴み・放し動作がなされ
る。すなわち、デュアルロッド91によって掴み爪12
の上辺12aが下辺12bの方に下降すると掴み動作が
なされ、掴み爪12の上辺12aが上昇すると放し動作
がなされる。両掴み爪12は、移送路F3の幅方向に渡
されたサポートバー92の両端上面に固定されてコア重
合体4の側縁に臨む。サポートバー92の中央には、図
21および図22に示すように、シリンダ94によって
送り方向に一定ストロークで往復移動を繰り返すシリン
ダロッド93の先端が結合されており、シリンダロッド
93の往復移動に伴って、掴み爪12、つまりコア重合
体4が間欠移送される構成となっている。
【0041】間欠移送手段に続いて裏面オーバーレイ仮
止め手段の構成を説明する。この仮止め手段は、図24
および図25に示すように、立設支柱95の間に渡され
た梁96を介して支持された四個の超音波溶着ヘッド9
7を備える。掴み爪12等でコア重合体4とオーバーレ
イ5,11が送られて来たら、上方に待機していた超音
波溶着ヘッド97が降りて来て裏面側用のオーバーレイ
11をスポット溶着で仮止めしたあと、超音波溶着ヘッ
ド97は再び待機位置へ上昇してゆく。このとき、スト
ッパー9がオーバーレイ11を押さえつける一方、テン
ションローラ13がオーバーレイ11を送り方向に引っ
張り、オーバーレイ11に皺など寄らないようにしてお
いて溶着を実行する。なお、超音波溶着ヘッド97の昇
降は、シリンダ98の駆動により行われる。
【0042】裏面オーバーレイ仮止め手段の後に続くオ
ーバーレイ切断手段の構成は次の通りである。オーバー
レイ切断手段は、図26および図27に示すように、移
送路F3を直角に横切るかたちでオーバーレイ5,11
の幅方向に長手方向を向けて渡された固定刃100と可
動刃101からなる切断刃物14を備える。固定刃10
0は上端が裏面側のオーバーレイ11の下面と略同じ高
さとなるように設置されており、可動刃101は下端が
表面側のオーバーレイ5の上面の少し上の高さとなるよ
うに設置されている。そして、可動刃101の上方にお
いて振りおろし・振り上げが行えるよう一端が軸棒10
2に軸支された揺動アーム103の他端に継ぎ部材10
4を介して可動刃101が吊設されている。シリンダ1
05の駆動によって揺動アーム103が振り降ろし動作
を行うと、可動刃101の側面が固定刃100の側面と
摺れ合うところまで下降して切断動作が行われることに
なる。
【0043】そして、切断刃物14が、表裏面のオーバ
ーレイ5,11で前後に連なったかたちとなっているコ
ア重合体4同士の繋ぎ目のところでオーバーレイ5,1
1を幅方向に切断して、コア重合体4同士を分離する。
【0044】裏面オーバーレイ仮止め手段に続いて積層
体搬出手段の構成を説明する。積層体搬出手段は、図2
8および図29に示すように、移送路F3の終端部にお
いて送り方向に往復移動する載置プレート110とコン
ベア111とを備えている。載置プレート110は表面
が裏面側のオーバーレイ11の下面と略同じ高さとなる
ように設置されていている。コンベア111は表面が載
置プレート110の裏面より少し低い位置にあるように
設置されていているとともに、載置プレート110の移
動方向と平行に反対方向に動く。
【0045】載置プレート110にテンションローラ1
3から送り出されてくるコア重合体4が乗り込んだあ
と、先に説明したオーバーレイ5,11に対する切断が
なされると、載置されたコア重合体4は後続のコア重合
体4から分離されたひとつのものとなる。この段階で磁
気カード用仮止め積層体15が出来上がって載置プレー
ト110の上に乗っていることになる。載置プレート1
10が、図28に二点鎖線で図示するように、後退する
と、磁気カード用仮止め積層体15がストップ片115
に当たって載置プレート110だけが引き下がり、磁気
カード用仮止め積層体15はコンベア111の上に落下
して積まれる。仮止め積層体15が一定量となるとコン
ベア111が動いて先へ送られる。載置プレート110
は、サポート片112に結合していて、このサポート片
112の進退に従って往復移動する。サポート片112
はシリンダ113のロッド114に結合されており、結
果的に載置プレート110はシリンダ113によって往
復移動させられることになる。
【0046】こうして出来た磁気カード用仮止め積層体
15は、表面側コア原材1と裏面側コア原材2に加え
て、さらに、図30に示す切断済の表面側用のオーバー
レイ120と裏面側用のオーバーレイ121が、図31
に示すように、下から順に裏面側用のオーバーレイ12
1、裏面側コア原材2、表面側コア原材1、そして、表
面側用のオーバーレイ120という順で積層されたもの
である。
【0047】続いて、実施例装置の動作を、図1および
図2に加えて、磁気カード用仮止め積層体を製造すると
きの一連の流れを示すフローチャートである図32など
を参照しながら説明する。〔ステップS1〕 表面側コ
ア原材1を表コア積層収容部16に積み重ねて装填する
とともに、裏面側コア原材2を裏コア積層収容部17に
積み重ねて装填する。
【0048】〔ステップS2〕 吸盤24で先に表面側
コア原材1を吸着して持ち上げてコンベア3へ移載して
から、次に裏面側コア原材2を吸着して持ち上げてコン
ベア3へ移載する。
【0049】〔ステップS3〕 最初の表面側コア原材
1はコンベア3の上を前進して来て突出ピン35に当た
って止まった後、吸盤36で垂直上方に持ち上げられて
待機させられる。
【0050】〔ステップS4〕 次の裏面側コア原材2
が突出ピン35に当たって止まった後、表面側コア原材
1が裏面側コア原材2の上に降りて来て乗る。
【0051】〔ステップS5〕 両コア原材1,2をプ
ッシャー40が立板41に押し付けて幅方向の位置合わ
せが行われて、コア重合体4にする。
【0052】〔ステップS6〕 コア重合体4が超音波
スポット溶着で仮止めされた後、テーブル60へ向けて
送り出される。
【0053】〔ステップS7〕 コア重合体4は磁気テ
ープ7付きオーバーレイ5の下側を固定ピン66に当た
るまで進む。
【0054】〔ステップS8〕 電子式カメラ73を用
いて、コア重合体4の位置指標MA,MBと磁気テープ
7との各距離LA,LBの距離差ΔLを求め位置ずれ量
を検出する。
【0055】〔ステップS9〕 検出された位置ずれが
解消されるようにテーブル60を微動させてコア重合体
4の位置調整を行う。
【0056】〔ステップS10〕 テンションローラ8
による逆送り動作とストッパー9の押さえつけ動作でオ
ーバーレイ5を張ってておいて、オーバーレイ5を超音
波スポット溶着で仮止めした後、テンションローラ8に
よる逆送りとストッパー9の押さえつけを解除する。
【0057】〔ステップS11〕 テーブル60からオ
ーバーレイ5と共に送り出されたコア重合体4に、テン
ションローラ10のところで裏面側用のオーバーレイ1
1を下側から重ね合わせたあと、掴み爪12で先へ間欠
移送する。
【0058】〔ステップS12〕 続いて、ストッパー
9によるニップ動作とテンションローラ13による先送
り動作によりオーバーレイ11を張っておいて、超音波
スポット溶着で仮止めする。
【0059】〔ステップS13〕 テンションローラ1
3から送り出されたオーバーレイ5,11で前後に連な
ったコア重合体4同士の繋ぎ目のところで切断刃物14
によりオーバーレイ5,11を幅方向に切り離すと磁気
カード用仮止め積層体15が出と上がる。
【0060】〔ステップS14〕 仮止め積層体15が
載置プレート110からコンベア111の上へ移されて
搬出される。上記ステップS1〜S16が次々と交互に
移載されるコア原材1,2に対して行われて、仮止め積
層体15が連続して多数枚製造されてゆく。このあと、
熱プレスによるラミネート工程を経て、打ち抜き工程で
各コア単位が打ち抜かれて図33に示す磁気カードMD
となる。
【0061】(1) 上記実施例では、仮止めが超音波
スポット溶着でなされたが、他の仮止め方法が用いられ
てもよい。
【0062】(2) 上記実施例では、コア重合体の表
面の位置指標MA,MBが円形であったが、+字やT字
等の他の形の位置指標が用いられてもよい。
【0063】(3) 上記実施例では、切断手段が上下
駆動の刃物であったが、回転刃やレーザ光などを用いる
切断手段が用いられるようであってもよい。
【0064】(4) また、実施例装置で磁気テープの
供給を止めれば、磁気カード以外の各種のカードを製造
することも可能である。
【0065】
【効果】この発明の磁気カード用仮止め積層体連続製造
装置によれば、コア重合体と磁気テープの位置ずれを解
消するコア重合体の位置調整が製造過程に組み込まれて
いることから、出来上がった仮止め積層体における位置
合わせ精度がよい上、仮止め積層体を連続的かつ自動的
に能率よく製造することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例装置の装備手段の配置関係を示す概略平
面図である。
【図2】実施例装置の稼働中の様子を示す概略斜視図で
ある。
【図3】表面側コア原材および裏面側コア原材を示す平
面図である。
【図4】表コア積層収容部と移載用吸盤を示す一側面図
である。
【図5】表コア積層収容部と移載用吸盤を示す他側面図
である。
【図6】コンベア周辺機構の側面図である。
【図7】コンベア周辺機構の平面図である。
【図8】吸盤および超音波溶着用ヘッドまわりを示す正
面図である。
【図9】磁気テープの熱転写ロール周辺機構の概略側面
図である。
【図10】磁気テープの熱転写ロール周辺機構の平面図
である。
【図11】テンションローラ周辺機構の側面図である。
【図12】位置合わせ用テーブルの平面図である。
【図13】テーブルの一側面図である。
【図14】テーブルの短辺側の側面図である。
【図15】テレビカメラと超音波溶着用ヘッド周辺機構
の正面図である。
【図16】テレビカメラと超音波溶着用ヘッド周辺機構
の平面図である。
【図17】磁気テープと位置指標の位置ずれを説明する
ための模式図である。
【図18】コア重合体の位置調整を説明するための模式
図である。
【図19】超音波溶着用ヘッド周辺機構の側面図であ
る。
【図20】裏面側オーバーレイの重ね合わせと間欠移送
周辺機構の模式図である。
【図21】間欠移送用の掴み爪周辺機構の平面図であ
る。
【図22】掴み爪を移動させるシリンダとロッドの側面
図である。
【図23】間欠移送用の掴み爪周辺機構の正面図であ
る。
【図24】裏面側用のオーバーレイ仮止め用の超音波溶
着用ヘッドを示す平面図である。
【図25】裏面側用のオーバーレイ仮止め用の超音波溶
着用ヘッドを示す側面図である。
【図26】切断刃物周辺機構の側面図である。
【図27】切断刃物周辺機構の正面図である。
【図28】載置プレート周辺機構の側面図である。
【図29】載置プレート周辺機構の平面図である。
【図30】切断後の表面側・裏面側オーバーレイを示す
平面図である。
【図31】磁気カード用仮止め積層体を示す外観斜視図
である。
【図32】実施例装置による仮止め積層体の製造の流れ
を示すフローチャートである。
【図33】磁気カードの一例を示す外観斜視図である。
【図34】磁気カードの一例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1…表面側コア原材 2…裏面側コア原材 4…コア重合体 5…表面側用のオーバーレイ 7…磁気テープ 11…裏面側用のオーバーレイ 12…掴み爪 14…切断刃物 15…磁気カード用仮止め積層体 16…表コア積層収容部 17…裏コア積層収容部 44,86,97…超音波溶着用ヘッド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のコア単位を含む枚様シート状の表
    面側コア原材と枚様シート状の裏面側コア原材を積層収
    納部より交互に共通のコンベアに移載するコア原材移載
    手段と、 前記コンベアの上の一定位置で交互に送られてくる表面
    側コア原材と裏面側コア原材が表裏の相対的位置が合っ
    た上下に積み重ねられたコア重合体にするコア原材積層
    手段と、 前記コア重合体を仮止めするコア仮止め手段と、 連続薄帯状のオーバーレイを所定の移送路に沿って走行
    させるオーバーレイ走行手段と、 表面側用のオーバーレイの一面に磁気テープを連続的に
    貼り合わせる磁気テープ貼着手段と、 前記磁気テープが貼着されて移送路にある表面側用のオ
    ーバーレイの下側ヘ前記コア重合体を搬入するコア重合
    体搬入手段と、 搬入されたコア重合体とオーバーレイに貼着された磁気
    テープとの位置ずれを検出する位置ずれ検出手段と、 前記コア重合体とオーバーレイの磁気テープとの間の位
    置ずれが解消されるようにコア重合体の位置調整を行う
    位置調整手段と、 前記位置調整が完了したコア重合体に対して表面側用の
    オーバーレイを仮止めする表面オーバーレイ仮止め手段
    と、 表面オーバーレイ付きコア重合体の下側から連続薄帯状
    の裏面側用のオーバーレイを供給して重ね合わせてゆく
    裏面オーバーレイ積層手段と、 コア重合体をオーバーレイごと前記移送路に沿って間欠
    移送する間欠移送手段と、 コア重合体に重ね合わされた裏面側用のオーバーレイを
    仮止めする裏面オーバーレイ仮止め手段と、 オーバーレイで前後に連なったオーバーレイ付きコア重
    合体同士の繋ぎ目のところでオーバーレイを幅方向に切
    断するオーバーレイ切断手段と、を備えたことを特徴と
    する磁気カード用仮止め積層体連続製造装置。
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