JPH09161115A - 入退出管理センサおよびその信号処理方法 - Google Patents
入退出管理センサおよびその信号処理方法Info
- Publication number
- JPH09161115A JPH09161115A JP7316618A JP31661895A JPH09161115A JP H09161115 A JPH09161115 A JP H09161115A JP 7316618 A JP7316618 A JP 7316618A JP 31661895 A JP31661895 A JP 31661895A JP H09161115 A JPH09161115 A JP H09161115A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- entrance
- exit
- exit management
- measured
- management sensor
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 設置場所の制約を緩和し、低設置コストで精
度よく人や物の入退出管理を行う。 【解決手段】 非接触変位計（三角測量式レーザ変位
計）と、非接触変位計の測定方向を可変させる走査手段
とを有し、建物の出入口等の上部位置に設置して下方を
通過する人または物を監視する。
度よく人や物の入退出管理を行う。 【解決手段】 非接触変位計（三角測量式レーザ変位
計）と、非接触変位計の測定方向を可変させる走査手段
とを有し、建物の出入口等の上部位置に設置して下方を
通過する人または物を監視する。
Description
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の出入口等に
設置し、人や物の出入りあるいは侵入などを監視する入
退出管理センサおよびその信号処理方法に関する。
設置し、人や物の出入りあるいは侵入などを監視する入
退出管理センサおよびその信号処理方法に関する。
【従来の技術】従来の入退出管理センサは、出入口に発
光部と受光部を対向して配置し、その間を通過する人や
物が光を遮断したときの受光レベルの変化から、人や物
の通過を検出する構成になっていた。たとえば、図８に
示す入退出管理センサでは、出入口１の上部位置に発光
部２を設置し、下部位置に受光部３を設置する。図９に
示す入退出管理センサでは、出入口１の側方位置に発光
部２を設置し、他方の側方位置に受光部３を設置する。
いずれの構成においても、発光部２と受光器３の間を人
や物が通過したときに、光が遮断されて受光部３の受光
レベルが低下するので、受光部３の出力信号を監視する
ことにより人や物の通過を検出することができた。
光部と受光部を対向して配置し、その間を通過する人や
物が光を遮断したときの受光レベルの変化から、人や物
の通過を検出する構成になっていた。たとえば、図８に
示す入退出管理センサでは、出入口１の上部位置に発光
部２を設置し、下部位置に受光部３を設置する。図９に
示す入退出管理センサでは、出入口１の側方位置に発光
部２を設置し、他方の側方位置に受光部３を設置する。
いずれの構成においても、発光部２と受光器３の間を人
や物が通過したときに、光が遮断されて受光部３の受光
レベルが低下するので、受光部３の出力信号を監視する
ことにより人や物の通過を検出することができた。
【発明が解決しようとする課題】従来の光遮断型の入退
出管理センサは、発光部と受光部を分けて設置する必要
があり、設置場所に制約が多かった。また、厳密な入退
出管理を行うには多数の発光部および受光部を設置する
必要があり、設置コストが大きくなっていた。本発明
は、設置場所の制約を緩和し、低設置コストで精度よく
人や物の入退出管理を行うことができる入退出管理セン
サおよびその信号処理方法を提供することを目的とす
る。
出管理センサは、発光部と受光部を分けて設置する必要
があり、設置場所に制約が多かった。また、厳密な入退
出管理を行うには多数の発光部および受光部を設置する
必要があり、設置コストが大きくなっていた。本発明
は、設置場所の制約を緩和し、低設置コストで精度よく
人や物の入退出管理を行うことができる入退出管理セン
サおよびその信号処理方法を提供することを目的とす
る。
【課題を解決するための手段】管路内で平行光ビームを
回転走査し、非接触で管内径を測定する光ビーム走査型
距離測定装置が提案されている（特開平３−２６１８０
６号，特開平４−２７９８０６号，特開平５−１８０６
２７号）。それは、管内壁に光ビームをあて、その表面
で反射あるいは散乱した光を受光し、その変位変化を基
に演算回路で管内壁との距離を算出する非接触変位計
と、その非接触変位計の測定方向（光ビームの照射方
向）を可変させる手段とにより構成される。本発明の入
退出管理センサは、この非接触変位計（三角測量式レー
ザ変位計）と、非接触変位計の測定方向を可変させる走
査手段とを有し、建物の出入口等の上部位置に設置して
下方を通過する人または物を監視する構成である。走査
手段は、非接触変位計の測定方向を連続的かつ高速に走
査する。これにより、走査範囲は建物の出入口全体をカ
ーテンのようにカバーすることができ、人または物の通
過を確実に検出できる。また、非接触変位計は、対象物
体の表面で反射あるいは散乱した光を受光する構成であ
るので、光遮断型のように発光部の反対側に受光部を設
置する必要がない。
回転走査し、非接触で管内径を測定する光ビーム走査型
距離測定装置が提案されている（特開平３−２６１８０
６号，特開平４−２７９８０６号，特開平５−１８０６
２７号）。それは、管内壁に光ビームをあて、その表面
で反射あるいは散乱した光を受光し、その変位変化を基
に演算回路で管内壁との距離を算出する非接触変位計
と、その非接触変位計の測定方向（光ビームの照射方
向）を可変させる手段とにより構成される。本発明の入
退出管理センサは、この非接触変位計（三角測量式レー
ザ変位計）と、非接触変位計の測定方向を可変させる走
査手段とを有し、建物の出入口等の上部位置に設置して
下方を通過する人または物を監視する構成である。走査
手段は、非接触変位計の測定方向を連続的かつ高速に走
査する。これにより、走査範囲は建物の出入口全体をカ
ーテンのようにカバーすることができ、人または物の通
過を確実に検出できる。また、非接触変位計は、対象物
体の表面で反射あるいは散乱した光を受光する構成であ
るので、光遮断型のように発光部の反対側に受光部を設
置する必要がない。
【発明の実施の形態】図１は、本発明の入退出管理セン
サの実施形態を示す。図において、符号４は、非接触変
位計と走査手段を一体にした入退出管理センサであり、
出入口１の上部中央位置に設置される。入退出管理セン
サ４の走査手段は、図中矢印で示すように非接触変位計
による測定方向を連続的かつ高速に走査する。出入口１
に何もない状態で測定された入退出管理センサ４の出力
信号を図２に示す。横軸は走査角度（＝時間）であり、
縦軸が下方部の変位変化を示すセンサ出力値（＝距離）
である。ハッチングで示す領域は、出入口１を通過する
人または物を検出するための閾値を示す。人が出入口１
を通過したときに測定された入退出管理センサ４の出力
信号を図３に示す。出力信号の一部が閾値以下に凹んだ
ときに、出入口１を人または物が通過したと判断する
（請求項３）。図２の出入口１に何もない状態の出力信
号と、図３の人が出入口１を通過したときの出力信号の
差信号を図４に示す。この差信号が所定の閾値を越えた
ときに、出入口１を人または物が通過したと判断する
（請求項４）。また、入退出管理センサ４の出力値は、
被測定物の材質等に起因する反射率の違いにより散乱光
強度が異なる。出入口１に何もない状態の壁および床か
らの散乱光強度と、人または物が出入口１を通過したと
きの人または物からの散乱光強度の差分をとると、図５
に示すようになる。この散乱光強度の差信号が所定の閾
値を越えたときに、出入口１を人または物が通過したと
判断する（請求項５）。なお、上記の３通りの信号処理
方法のうち、少なくとも２通りの方法を同時に用いるこ
とにより、さらに確実に判断することができる（請求項
６）。
サの実施形態を示す。図において、符号４は、非接触変
位計と走査手段を一体にした入退出管理センサであり、
出入口１の上部中央位置に設置される。入退出管理セン
サ４の走査手段は、図中矢印で示すように非接触変位計
による測定方向を連続的かつ高速に走査する。出入口１
に何もない状態で測定された入退出管理センサ４の出力
信号を図２に示す。横軸は走査角度（＝時間）であり、
縦軸が下方部の変位変化を示すセンサ出力値（＝距離）
である。ハッチングで示す領域は、出入口１を通過する
人または物を検出するための閾値を示す。人が出入口１
を通過したときに測定された入退出管理センサ４の出力
信号を図３に示す。出力信号の一部が閾値以下に凹んだ
ときに、出入口１を人または物が通過したと判断する
（請求項３）。図２の出入口１に何もない状態の出力信
号と、図３の人が出入口１を通過したときの出力信号の
差信号を図４に示す。この差信号が所定の閾値を越えた
ときに、出入口１を人または物が通過したと判断する
（請求項４）。また、入退出管理センサ４の出力値は、
被測定物の材質等に起因する反射率の違いにより散乱光
強度が異なる。出入口１に何もない状態の壁および床か
らの散乱光強度と、人または物が出入口１を通過したと
きの人または物からの散乱光強度の差分をとると、図５
に示すようになる。この散乱光強度の差信号が所定の閾
値を越えたときに、出入口１を人または物が通過したと
判断する（請求項５）。なお、上記の３通りの信号処理
方法のうち、少なくとも２通りの方法を同時に用いるこ
とにより、さらに確実に判断することができる（請求項
６）。
【実施例】図６は、本発明の入退出管理センサの第１実
施例を示す。図において、非接触変位計として三角測量
式レーザ変位計５が用いられる。その光路が多面体鏡６
を用いた走査手段により反射屈折および高速走査され
る。図７は、本発明の入退出管理センサの第２実施例を
示す。本実施例は、三角測量式レーザ変位計と走査鏡を
一体化したものである。ここでは、特開平４−２７９８
０６号公報（光ビーム走査型距離測定装置）に記載のも
のを示す。図において、半導体レーザ１１から出射され
たレーザ光は、ビーム整形用レンズ１２によって平行光
に整形された後に回転走査ミラー１３によって反射さ
れ、出入口１を通過する被測定物に照射される。被測定
物の表面の光スポット（輝点）から周囲に散乱された光
の一部は、受光側の回転走査ミラー１４によって反射さ
れ、集光用レンズ１５で集光されて二次元半導体位置検
出素子（ＰＳＤ）１６に達する。ＰＳＤ１６の受光面上
には、光スポットの像が形成される。また、駆動モータ
１７は、回転走査ミラー１３，１４を定速回転させる。
施例を示す。図において、非接触変位計として三角測量
式レーザ変位計５が用いられる。その光路が多面体鏡６
を用いた走査手段により反射屈折および高速走査され
る。図７は、本発明の入退出管理センサの第２実施例を
示す。本実施例は、三角測量式レーザ変位計と走査鏡を
一体化したものである。ここでは、特開平４−２７９８
０６号公報（光ビーム走査型距離測定装置）に記載のも
のを示す。図において、半導体レーザ１１から出射され
たレーザ光は、ビーム整形用レンズ１２によって平行光
に整形された後に回転走査ミラー１３によって反射さ
れ、出入口１を通過する被測定物に照射される。被測定
物の表面の光スポット（輝点）から周囲に散乱された光
の一部は、受光側の回転走査ミラー１４によって反射さ
れ、集光用レンズ１５で集光されて二次元半導体位置検
出素子（ＰＳＤ）１６に達する。ＰＳＤ１６の受光面上
には、光スポットの像が形成される。また、駆動モータ
１７は、回転走査ミラー１３，１４を定速回転させる。
【発明の効果】以上説明したように、本発明の入退出管
理センサは、１つの非接触変位計の測定方向を高速に変
化させる構成により、出入口の全領域をくまなく走査す
ることができる。これにより、出入口を通過する人また
は物を確実に検出することができる。したがって、出入
口の侵入を監視するセンサとしても有効である。また、
本発明の入退出管理センサは発光部と受光部を一体に構
成されるので設置場所の制約が緩和されるとともに、設
置コストも大幅に削減することができる。
理センサは、１つの非接触変位計の測定方向を高速に変
化させる構成により、出入口の全領域をくまなく走査す
ることができる。これにより、出入口を通過する人また
は物を確実に検出することができる。したがって、出入
口の侵入を監視するセンサとしても有効である。また、
本発明の入退出管理センサは発光部と受光部を一体に構
成されるので設置場所の制約が緩和されるとともに、設
置コストも大幅に削減することができる。
【図１】本発明の入退出管理センサの実施形態を示す
図。
図。
【図２】出入口１に何もないときの入退出管理センサ４
の出力信号を示す図。
の出力信号を示す図。
【図３】人が出入口１を通過したときの入退出管理セン
サ４の出力信号を示す図。
サ４の出力信号を示す図。
【図４】人が出入口１を通過したときの入退出管理セン
サ４の出力信号（差信号）を示す図。
サ４の出力信号（差信号）を示す図。
【図５】人が出入口１を通過したときの散乱光強度の差
信号を示す図。
信号を示す図。
【図６】本発明の入退出管理センサの第１実施例を示す
図。
図。
【図７】本発明の入退出管理センサの第２実施例を示す
図。
図。
【図８】従来の入退出管理センサの構成を示す図。
【図９】従来の入退出管理センサの構成を示す図。
１ 出入口 ２ 発光部 ３ 受光部 ４ 入退出管理センサ ５ 三角測量式レーザ変位計 ６ 多面体鏡 １１ 半導体レーザ １２ ビーム整形用レンズ １３，１４ 回転走査ミラー １５ 集光用レンズ １６ 二次元半導体位置検出素子（ＰＳＤ） １７ 駆動モータ
Claims (6)
- 【請求項１】 非接触変位計と、この非接触変位計の測
定方向を可変させる走査手段とを有し、建物の出入口等
の上部位置に設置して下方を連続的かつ高速に走査する
構成であることを特徴とする入退出管理センサ。 - 【請求項２】 請求項１記載の入退出管理センサにおい
て、 非接触変位計は、平行光ビームを被測定物に照射し、そ
の表面で反射あるいは散乱した光を位置検出素子に取り
込み、連続的に測定された変位変化から演算処理により
前記被測定物との距離を算出する三角測量式レーザ変位
計であり、 走査手段は、前記平行光ビームの光路を変更する走査部
と、走査部を回転させる駆動部とにより構成されたこと
を特徴とする入退出管理センサ。 - 【請求項３】 請求項１記載の入退出管理センサの信号
処理方法において、 非接触変位計で下方部の変位変化を連続的に測定し、こ
の測定値と建物の出入口等の形状に応じた所定の閾値と
を比較して人または物の通過を判定することを特徴とす
る入退出管理センサの信号処理方法。 - 【請求項４】 請求項１記載の入退出管理センサの信号
処理方法において、 非接触変位計で下方部の変位変化を連続的に測定し、こ
の測定値と建物の出入口等に対する測定値との差分を求
め、この差分値と所定の閾値とを比較して人または物の
通過を判定することを特徴とする入退出管理センサの信
号処理方法。 - 【請求項５】 請求項１記載の入退出管理センサの信号
処理方法において、 非接触変位計で下方部の散乱光強度変化を連続的に測定
し、被測定物の材質等に起因する反射率の違いによる散
乱光強度の差分を求め、この差分値と所定の閾値とを比
較して人または物の通過を判定することを特徴とする入
退出管理センサの信号処理方法。 - 【請求項６】 請求項３ないし請求項５に記載の入退出
管理センサの信号処理方法のうち、少なくとも２つの方
法を同時に用いて人または物の通過を判定することを特
徴とする入退出管理センサの信号処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7316618A JPH09161115A (ja) | 1995-12-05 | 1995-12-05 | 入退出管理センサおよびその信号処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7316618A JPH09161115A (ja) | 1995-12-05 | 1995-12-05 | 入退出管理センサおよびその信号処理方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09161115A true JPH09161115A (ja) | 1997-06-20 |
Family
ID=18079071
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7316618A Pending JPH09161115A (ja) | 1995-12-05 | 1995-12-05 | 入退出管理センサおよびその信号処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09161115A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004504613A (ja) * | 2000-07-13 | 2004-02-12 | イーリス−ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング インフラレッド アンド インテリジェント センサーズ | 検出装置 |
-
1995
- 1995-12-05 JP JP7316618A patent/JPH09161115A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004504613A (ja) * | 2000-07-13 | 2004-02-12 | イーリス−ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング インフラレッド アンド インテリジェント センサーズ | 検出装置 |
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