JPH09161067A - 画像マッチング方法 - Google Patents

画像マッチング方法

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JPH09161067A
JPH09161067A JP7345901A JP34590195A JPH09161067A JP H09161067 A JPH09161067 A JP H09161067A JP 7345901 A JP7345901 A JP 7345901A JP 34590195 A JP34590195 A JP 34590195A JP H09161067 A JPH09161067 A JP H09161067A
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JP
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image
pictures
matching method
value
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JP7345901A
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English (en)
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Koichi Ejiri
公一 江尻
Hideaki Yamagata
秀明 山形
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2枚の画像の対応点を精度よく見つける。 【解決手段】 2枚の画像の走査範囲を設定し(1)、
その中に走査窓を設定する(2)。窓を移動させて特徴
パラメータを計算する(3)。特徴パラメータを平滑化
した(4)後、極小値を探索し(5)、極小座標値を算
出する(6)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2枚の画像の対応
点を見つける、画像マッチング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】同一の対象物を撮影した2枚の画像が与
えられたとき、2枚の画像から特定の対象物を計測した
り、あるいは2枚の画像を重ね合わせる必要が生じるこ
とがある。代表的な用途の一つは大型の図面を複写する
場合である。このとき、図面全体は一度に複写できない
から、部分的にオーバーラップさせながら読み取り、後
でオーバーラップ部分を基にして個々の小さい画像を重
ね合わせる。しかし、画素のレベルまで誤差なく正確に
重ねることは人手では困難である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、上記したような
必要が生じたとき、オーバーラップ部分で目立ちやすい
対象物を人が見つけ、これをコンピュータに指示して重
ね合わせるようにしていた。あるいは、これをコンピュ
ータで自動的に行う場合には、適当に定めた小領域を、
画像全体にわたって一画素ずつずらしながら最大マッチ
ング部分を探し、しかる後にこの部分を重ねていた。
【0004】小領域に属する画素の数をS、探索する画
像領域の画素の数をNとすると、比較に必要とする演算
回数は、S×Nとなる。小領域は1つでは足りず、最低
3つは必要である。従って、演算回数は少なくてもS×
N×3となる。なお、この種の関連する技術としては、
例えば特開平5−18902号公報に記載された画像間
の位置合わせ方法がある。
【0005】一方、白黒の2値画像に限られるが、次の
ような画像の重ね合わせ方法が知られている。まず、2
つの画像を重ね合わせる。重ねた画像中には、しばしば
同心円状のパターンが現れる。この同心円の中心が2つ
の画像に対応する部分(つまり同じパターン)である。
【0006】この処理に要する演算回数は、重ね合わせ
のために2Nとなる。また、円状パターンの中心を見つ
けるには、小領域(画素数をSとする)を定義し、その
小領域内部のランの数または周囲長などを計測する。小
領域の移動ウィンドウは単純なマッチングと異なり、通
常100分の1くらいの割合で大まかに行う。従って、
演算回数は、2N+S×N×0.01≒2Nとなり、先
の方法より演算回数は少なくなる。ただし、S≒100
〜1000なので、2項目は無視した。
【0007】しかし、後者の方法には、以下のような欠
点がある。すなわち、 (1)もし、2つの画像の方向がたまたま揃っていると
(つまり回転していない)、同心円のパターンが現れな
い。 (2)もし、2つの画像が白黒の2値画像でないなら
ば、同心円のパターンは現れない。
【0008】本発明は、上記した事情を考慮してなされ
たもので、本発明の目的は、2枚の画像の対応点を精度
よく見つけることができる画像マッチング方法を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、2枚の画像の対応点を求
める画像マッチング方法において、該2枚の画像の内、
一方の画像を他方の画像に対して縮小または拡大させ、
しかる後に両画像を重ね合わせて、その相関をとること
によって前記対応点を求めることを特徴としている。
【0010】請求項2記載の発明では、前記相関は、所
定の小領域内部で、前記両画像の差分の和をとる演算で
あることを特徴としている。
【0011】請求項3記載の発明では、前記重ね合わせ
た画像の部分領域において、2次元の周波数分布を求
め、該分布関数から所定の方向成分を抽出することを特
徴としている。
【0012】請求項4記載の発明では、前記周波数分布
を求めるとき、元の画像の周波数成分を差し引いた残り
から、周波数成分を算出することを特徴としている。
【0013】請求項5記載の発明では、前記周波数分布
を求めるとき、元の2つの画像のそれぞれの周波数成
分、両者の差分成分、および両者の加算成分を差し引い
た残りから、周波数成分を算出することを特徴としてい
る。
【0014】請求項6記載の発明では、前記縮小率また
は拡大率を1に近い値に設定するとともに、回転角度を
0度に近い値に設定することを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面を
用いて具体的に説明する。同一の対象物を撮影した2枚
の画像中から同一のパターンを見つける方法として、従
来、パターンマッチング法が使用されていて、多くの場
合、有効な方法である。しかし、より高速性を求める場
合や、ランダムパターンのように特徴のない画像を扱う
場合は、この方法は適さない。以下、説明する本発明の
方法は、従来困難であった、ランダムパターンに適用で
きるばかりでなく、さらに中間調のランダムパターンや
カラーのランダムパターンにも適用することができる点
が特徴である。また、本発明は、デジタル画像、すなわ
ち画素の単位で読み取られた画像に適用される。
【0016】〈実施例1〉まず、対象となる画像をf
(x,y)、g(x’,y’)で表す。以下の説明では f(x,y)≒g(x’,y’) (1) とする。ここで、(x,y)、(x’,y’)は、各画
素の座標値である。あるいは g=Af
【0017】
【数1】 ここで扱う2つの画像は、歪が互いに小さいと仮定し
(式(1)の≒の意味)、 a≒d≒1 b+c=0かつb≒0,c≒0 e、fは任意であるとする。
【0018】ここでは、画像のズームと回転、平行移動
のみを考慮することにすると(通常の光学系ではこれで
十分)、式(2)は、
【0019】
【数2】 となる。ここで、sは回転角度、P1はズーム倍率であ
る。従って、式(2)の下に表された条件は、 |s|≒0、P1≒1 (4) と書き表せる。
【0020】図1は、本発明の実施例1の機能ブロック
図である。走査範囲設定部1は、2つの画像f(x,
y)、g(x’,y’)を用意し、共通の座標系(i,
j)を定義し、走査範囲Rを設定する。ここで(i,
j)の座標系は、通常1枚目の画像の座標系を使う。ま
た、2つの画像fとgは、同一の対象物を含み、かつ共
通座標系上で同一対象物が重なる部分を持つものとす
る。
【0021】走査窓設定部2は、画像f(i,j)、g
(i,j)に共通する小さな走査窓W(k,l)を設定
する。すなわち、W(k,l)は、範囲R内部を走査す
るものとし、その位置関係は図2に示される。
【0022】特徴パラメータ計算部3は、窓WをR内部
で走査しながら、例えば以下のような特徴パラメータを
計算する。走査ステップは、Wの一辺の半分程度の距離
とする(Wの一辺が16画素ならば、走査ステップは8
程度となる)。
【0023】特徴パラメータPwは、 Pw=Σ|f(i,j)−g(i,j)|/Ds ifΣ()>0 Ds=Σ(|df/di|+|df/dj|+|dg/
di|+|dg/dj| ifΣ()=0 Ds=十分大きな値 ここで、加算領域は、窓Wの内部とする。カウントした
Pwの値を(i,j)平面上にプロットする。図3は、
特徴パラメータの値をプロットした図である。また、
(i、j)座標系を画像fに合わせると、一般に画像g
の画素位置は整数値にならないが、ここの計算では最も
近接する整数画素値を利用するものとする。
【0024】平滑化処理部4は、特徴パラメータ計算部
3でプロットしたPwの値を平滑化する。これを〈P
w〉(i,j)とおく。
【0025】極小値探索部5は、〈Pw〉の最も鋭い極
小値を探す。具体的には、〈Pw〉(i,j)の2次微
分の絶対値が大きく周囲の平均値より小さな極小値を持
つ座標値(Imin,Jmin)を求める。ここで
(I,J)はPw値の存在する座標値のみを指すものと
する。すなわち、図3の例では、Pw(1,1)=2
1、Pw(2,1)=18であり、Imin=24、J
min=16である。
【0026】上記した特徴パラメータ計算部3、平滑化
処理部4、極小値探索部5での演算は、図4に示すよう
に重なり合った、あるいは互いに比較された画像上の
「渦」の中心点、つまり両画像の対応点を求めることに
相当する。
【0027】極小座標値算出部6は、より正確に極小点
を求めるために、極小点の周りの値から新たな極小点を
算出する。極小値探索部5で求めた極小点の周りの頻度
分布を2次関数で近似すると、極小値を持つ座標を(X
min,Ymin)で表し、その分布関数のx軸に沿っ
た値をH1(x1,y)、H2(x2,y)、H3(x
3,y)と表し、y軸に沿った値をH1(x,y1)、
H2(x,y2)、H3(x,y3)と表すとき、 Xmin={(H1−H2)(x2−x3)(x2+x
3)−(H2−H3)(x1−x2)(x1+x2)}
/[2{(H1−H2)(x2−x3)−(H2−H
3)(x1−x2)}] Ymin={(H1−H2)(y2−y3)(y2+y
3)−(H2−H3)(y1−y2)(y1+y2)}
/[2{(H1−H2)(y2−y3)−(H2−H
3)(y1−y2)}] によって極小座標値が求まる。
【0028】求めた座標値をそれぞれの座標系に戻して
(Xmin1,Ymin1),(Xmin1’,Ymi
n1’)とおく。ここで、前者は元の座標値、後者は参
照画像(図2の例では画像g)の座標値を示す。この2
点を重ねれば画像が重なることになる。
【0029】なお、式(3)のP1、s、eまたはfを
変化させ、上記した平滑化処理部4、極小値探索部5、
極小座標点算出部6での演算を実行する。このとき画像
は以前と異なった位置関係にあるから、例えば図5のよ
うになる(一方の画像を少し移動したもので、図4に比
べて渦の中心が大きく移動している)。
【0030】例えば、もしP1≠1ならば、Eoだけ画
像fを平行移動したとすると、 e’=e+Eo このとき、極小値探索部5で求めた座標値を(Xmin
2,Ymin2),(Xmin2’,Ymin2’)と
おくとき、 Xmin1’→Xmin1 Ymin1’→Ymin1 Xmin2’→Xmin2 Ymin2’→Ymin2 への変換を行えばよい。すなわち、式(3)において、
P1,s,e,fを変数として連立方程式を解き、P
1,s,e,fを求める。
【0031】上記した方法による演算回数は、従来の最
短処理法である「同心円を使う方法」に比べて若干多
い。つまり、アフィン変換が加わるので約3Nとなる。
【0032】次に実際の画像を例にして説明する。図4
は、2つのランダムなパターンの画像の内、一方の画像
を2%縮小し、約6度回転して互いに重ね合わせたもの
である。渦巻き状のパターンが形成され、渦巻き状のパ
ターンの中心が両画像の対応する点である。その中心で
の白黒パターンは、白の割合が大きい、言い換えれば2
次微分の絶対値が小さな値を持っている。図5は、図4
の重なり合ったパターンの一方を微少量移動したもの
で、渦巻パターンが大きく移動していることが分かる。
【0033】渦巻の中心の移動量をSx、Syで表し、
2つの画像の相対的な平行移動量(回転を含んでいても
よい)をΔx、Δyとおくとき、両画像間の縮率の違い
Rx、Ryは、 Rx=Sx/(Sx−Δx) Ry=Sy/(Sy−Δy) となる。
【0034】図6は、一般の文書画像に適用した例であ
り、渦巻の中心部分に、白/黒の変化の小さい領域が容
易に見える。また、図7は、2枚の画像の回転による変
位が加わらない例である。従来、図7のような縮率が同
じで、方位も同じ画像を重ねると、系統的なパターンが
観察できなかった。従って、両画像の対応する場所を見
つけることができないという問題があった。また、図8
は、従来知られている、同一のパターンを微少量回転し
て重ね合わせたもので、同心円のパターンが見えるが、
対応点が見えない。
【0035】これに対して、本発明では、上記したよう
に縮率が異なれば明瞭な渦巻状パターンや放射状のパタ
ーンが観察され、その中心では2次微分値の絶対値が小
さくなっていて、両画像の対応点を精度よく求めること
ができる。
【0036】〈実施例2〉上記した実施例1では、2つ
の画像の差分の総和Pwを利用して、対応する領域を見
つけた。本実施例2では、これと異なるアルゴリズムで
対応するパターンを見つける。
【0037】式(3)で定義されるように、2つの画像
は互いに変換された関係にある。また、画像fと画像g
を重ねたものは、図4の例に示すように特有の渦巻パタ
ーンを生じる。ただし、この方法は文書画像のような高
い周波数成分を有する白黒画像についてのみ有効であ
る。
【0038】重ね合わせた2つの白黒画像をh(x,
y)で表すと、 h(x,y)=(1−g(x,y))(1−f(x,
y)) となる。ここで、画像は濃度値をパラメータにして表さ
れている。
【0039】画像fとgは、式(3)の関係が成り立つ
とする。まず、画像hの渦巻の接線方向ベクトルを検出
する。このためには、画像h内部に小領域Tを定義し、
その内部で2次元フーリエ変換を行う。小領域Tは実施
例1の小領域Rより一般に大きく、その一辺のサイズは
100画素程度である。
【0040】T内部のフーリエ変換結果を2次元表示す
れば、その中のピーク値の方向が渦の接線方向を表す。
小領域Tを動かしながら、各位置における渦接線がこの
ようにして得られる。図9は、画像の渦巻の接線方向ベ
クトルを示す。
【0041】領域Tの中心座標値(Xi,Yi)は変換
式(3)によって(x’i,y’i)に移動しているは
ずであるから、変形量が小さいときは、すなわち(4)
の条件が成立するときは、図9の各位置での渦巻の勾配
Diは、 (Yi−y’i)/(Xi−x’i)=Di (5) の関係を満たす。
【0042】さて、回転角度sは小さいと仮定し、(x
o,yo)を回転中心として式(3)を書き下すと、 x’i=P1(xi−xo)−P1・s(yi−yo) (6) y’i=P1・s(xi−xo)+P1(yi−yo) (7) 式(5)、(6)、(7)より、 P1(s−Di)xo+P1(Di・s+1)yo+(Di・P1−Di− P1・s)Xi−(Di・s+P1−1)Yi=0 (8) 従って、多数の小領域Tについて、観測値(Xi,Y
i)、Diを求め、式(8)に代入して連立方程式が得
られる。これから、未知変数P1,s,xo,yoにつ
いて解く。その結果、縮率P1、回転角s、渦パターン
の中心座標、すなわち対応パターンの座標値(xo,y
o)が求まる。なお、観測値の精度が高くないから、式
(8)の解はできるだけ多くの実測値で求め、その結果
を平均化するか、中央値のようなノイズに強いサンプリ
ング方法を採用する必要がある。式(8)の解法は多数
知られているので、その説明を省略する。
【0043】この実施例2の方法による演算回数は、元
の画像と縮小画像(アフィン変換)重ね合わせに3N、
渦の接線方位算出に0.001NS程度、方程式(3)
の解を求めるのをほとんど無視すると、従来法より若干
増加する。
【0044】〈実施例3〉画像を濃度関数f(x),g
(y)で表現するとき、2つの画像を重ね合わせたとき
に見える画像は(1−f(x))(1−g(y))で表
わされる。これを分解すると、 1−(f(x)+g(y))+f(x)g(y) となる。もし、f(x),g(y)が三角関数ならば、
上記式は周波数成分、A+B,A−B,A+Bを持つこ
とはよく知られている。従って、以上の5成分(A,
B,A+B,A−B,A+B)を予め除去しておけば、
より鋭敏な周波数検出が可能である。
【0045】2つの対応する画像を重ね合わせるか、あ
るいは差分をとり、その2次元周波数成分を求める。こ
のとき求められた周波数成分から、元の画像の周波数成
分を引き去った残りから、局在するピークを見つけて周
波数を抽出すると、より鋭敏な周波数を抽出することが
できる。
【0046】図10は、元の画像1、2を示し、画像1
と画像2は互いに少し回転している。図11は、実施例
3の処理によって作成された画像を示す。画像3は、画
像1と画像2を重ね合わせ、差分をとった後にフーリエ
変換したものから、元の画像のフーリエ成分を差し引い
た画像である。画像4は、画像1と画像2を重ねて、フ
ーリエ変換した画像である。画像3では、「黒い筋」
(これはフーリエ成分が極小値をとる場所)が、画像1
と画像2の対応する点に向かって揃っていることが分か
る。これから、両画像の対応する点が容易に求められ
る。
【0047】演算の対象となる画素の数の参照回数は、
小領域内部の画素数をnとすると、FFTを使った場
合、nlog(n)、2次FFTの場合は2nln
(n)、小領域の数はN/n存在するから、2Nln
(n)と表わせる。
【0048】〈実施例4〉画像を濃度関数f(x),g
(y)で表現するとき、2つの画像が白黒の2値画像で
ある場合は重ねたときに見える画像には、しばしば2つ
の画像の移動量に対応する周波数成分が弱いことがあ
る。これは、黒部分で輝度信号が弱くなり、重ねた画像
中から信号の一部が消失するためである。
【0049】これを防ぐために、 |f(x)−g(y)| に対して2次元周波数成分を求めると効果的である。こ
のとき求められた周波数成分から、元の画像の周波数成
分を引き去った残りから、局在するピークを見つけて周
波数を抽出すると、より鋭敏な周波数成分を抽出するこ
とができる。
【0050】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、同一の対象物を撮影した2枚の画像中から同一のパ
ターンを精度よく求めることができる。また、ランダム
パターン、さらに中間調のランダムパターンやカラーの
ランダムパターンのように特徴のない画像にも適用する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の機能ブロック図である。
【図2】走査窓を用いて画像を走査する図である。
【図3】特徴パラメータの値をプロットした図である。
【図4】2枚のランダムパターンの画像を重ねた例を示
す。
【図5】図4の一方の画像を微少位置だけ移動したとき
の例を示す。
【図6】一般の文書画像を重ねた例を示す。
【図7】2枚の画像の回転による変位が加わらない画像
を示す。
【図8】同一のパターンを微少量回転して重ね合わせた
画像を示す。
【図9】画像の渦巻の接線方向ベクトルを示す。
【図10】元の画像1、2を示す。
【図11】実施例3の処理によって作成された画像3、
4を示す。
【符号の説明】
1 走査範囲設定部 2 走査窓設定部 3 特徴パラメータ計算部 4 平滑化処理部 5 極小値探索部 6 極小座標値算出部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚の画像の対応点を求める画像マッチ
    ング方法において、該2枚の画像の内、一方の画像を他
    方の画像に対して縮小または拡大させ、しかる後に両画
    像を重ね合わせて、その相関をとることによって前記対
    応点を求めることを特徴とする画像マッチング方法。
  2. 【請求項2】 前記相関は、所定の小領域内部で、前記
    両画像の差分の和をとる演算であることを特徴とする請
    求項1記載の画像マッチング方法。
  3. 【請求項3】 前記重ね合わせた画像の部分領域におい
    て、2次元の周波数分布を求め、該分布関数から所定の
    方向成分を抽出することを特徴とする請求項1記載の画
    像マッチング方法。
  4. 【請求項4】 前記周波数分布を求めるとき、元の画像
    の周波数成分を差し引いた残りから、周波数成分を算出
    することを特徴とする請求項3記載の画像マッチング方
    法。
  5. 【請求項5】 前記周波数分布を求めるとき、元の2つ
    の画像のそれぞれの周波数成分、両者の差分成分、およ
    び両者の加算成分を差し引いた残りから、周波数成分を
    算出することを特徴とする請求項3記載の画像マッチン
    グ方法。
  6. 【請求項6】 前記縮小率または拡大率を1に近い値に
    設定するとともに、回転角度を0度に近い値に設定する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像マッチング方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1115953A (ja) * 1997-06-26 1999-01-22 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> カメラ操作推定方法およびカメラ操作推定プログラムを記録した記録媒体
JPH11259626A (ja) * 1998-03-12 1999-09-24 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 順序統計量を用いたカメラパラメータ推定方法およびそのプログラム記録媒体

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