JPH09158363A - パネル組立て建造物構造 - Google Patents

パネル組立て建造物構造

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JPH09158363A
JPH09158363A JP7317641A JP31764195A JPH09158363A JP H09158363 A JPH09158363 A JP H09158363A JP 7317641 A JP7317641 A JP 7317641A JP 31764195 A JP31764195 A JP 31764195A JP H09158363 A JPH09158363 A JP H09158363A
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JP
Japan
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wall panel
panel body
reinforcing bar
insertion hole
slab
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JP7317641A
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Muneyasu Yagishita
宗泰 柳下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量化、断熱性を高め、組み立て施工性を向
上する。 【解決手段】 網状体3で挟着した断熱材4をコンクリ
ート5で包囲して形成した壁パネル体1とスラブパネル
体2とにて構成する。壁パネル体1には、両側面に縦方
向の凹溝6を形成するとともに両側部に縦方向に貫通し
て鉄筋9を挿通する鉄筋挿通孔7を形成しかつ上端面に
鉄筋挿通孔7の開口部を含んで隣接する壁パネル体1が
接続する側面に開放した凹部8を形成する。スラブパネ
ル体2には両端部の両側に厚み方向に鉄筋9を挿通する
鉄筋挿通孔10を形成するとともに鉄筋挿通孔10の開口部
を含んで隣接するスラブパネル体2が接続する側面に開
放した凹部11を形成する。壁パネル体1およびスラブパ
ネル体2を並設して各鉄筋挿通孔7,10に隣接する壁パ
ネル体1に跨がって凹部8に配設した連結鉄筋13,15の
両端折曲げ部14,16を挿通してモルタルで固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般住宅、商店など
の壁パネルとスラブパネルにて組立てられるパネル組立
て建造物構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般住宅、商店などのパネル組立
て建造物は、プレキャストコンクリート板にて壁パネル
体、スラブパネル体を構成し、並設した壁パネル体の上
面にスラプパネル体を千鳥状に載置し、この並設した壁
パネル体を一体化結合する構造が採られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の一般住宅、
商店などの建造物のパネル組立て構造は、壁パネル体の
上面に載置されるスラブパネル体が千鳥状に配置して強
度を高める構造のため、スラブパネル体の方向が限ら
れ、このスラブパネルの配置が設計上の制約となり、さ
らに、壁パネル体、スラブパネル体はそれぞれの重量が
大きく、組み立て施工に問題があった。
【0004】本発明は上記問題点に鑑みなされたもの
で、軽量化、断熱性を高め、組み立て施工性を向上する
とともにスラブパネル体の方向を任意の方向に配置が可
能となり、設計上の制約が少ないパネル組立て建造物構
造を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のパ
ネル組立て建造物構造は、網状体で挟着した断熱材をコ
ンクリートで包囲して形成した壁パネル体とスラブパネ
ル体とを備え、前記壁パネル体には、両側面に縦方向の
凹溝を形成するとともに両側部に縦方向に貫通した鉄筋
挿通孔を形成しかつ上端面に前記鉄筋挿通孔の開口部を
含んで隣接する壁パネル体が接続される側面に開放した
凹部を形成し、前記スラブパネル体には両端部の両側に
厚み方向に貫通し前記壁パネル体の鉄筋挿通孔に挿通し
た鉄筋を挿通する鉄筋挿通孔を形成するとともに前記鉄
筋挿通孔の開口部を含んで隣接するスラブパネル体が接
続される側面に開放した凹部を形成し、前記隣接する壁
パネル体の側面を互いに接触させて並設して各鉄筋挿通
孔に鉄筋を挿通するとともに隣接する壁パネル体に跨が
って前記凹部に配設した連結鉄筋の両端折曲げ部を挿通
し、この壁パネル体の鉄筋挿通孔および凹部に充填した
モルタルにて前記鉄筋および連結鉄筋をこの壁パネル体
に固定するとともに隣接した壁パネル体の側面の凹溝に
て形成される通孔に充填したモルタルにて隣接した壁パ
ネル体を結合し、前記並設した壁パネル体の上面に載置
した前記スラブパネル体の鉄筋挿通孔に壁パネル体の鉄
筋挿通孔を挿通した鉄筋の上部を挿通するとともに隣接
するスラブパネル体に跨がって前記凹部に配設した連結
鉄筋の両端折曲げ部を挿通し、このスラブパネル体の鉄
筋挿通孔および凹部に充填したモルタルにて前記鉄筋お
よび連結鉄筋をこのスラブパネル体に固定したものであ
る。
【0006】そして、壁パネル体の側面を互いに接触さ
せて並設して各鉄筋挿通孔に鉄筋を挿通するとともに隣
接する壁パネル体に跨がって凹部に配設した連結鉄筋の
両端折曲げ部を挿通し、この壁パネル体の鉄筋挿通孔お
よび凹部にモルタルを充填することにより鉄筋および連
結鉄筋が壁パネル体に固定されるとともに隣接した壁パ
ネル体の側面の凹溝にて形成される通孔に充填したモル
タルにて隣接した壁パネル体を結合することにより隣接
した壁パネル体が一体化されるともに鉄筋により強度が
確保される。また、並設した壁パネル体の上面に載置し
たスラブパネル体の鉄筋挿通孔に壁パネル体の鉄筋挿通
孔に挿通した鉄筋を挿通するとともに隣接するスラブパ
ネル体に跨がって凹部に配設した連結鉄筋の両端折曲げ
部を挿通して、このスラブパネル体の鉄筋挿通孔および
凹部に充填したモルタルにより固定された鉄筋および連
結鉄筋によりスラブパネル体と壁パネル体とが一体化さ
れ、壁パネル体とスラブパネル体との組立て強度が確保
される。
【0007】したがって、壁パネル体とスラブパネル体
とには補強リブなどを突出形成することなく強度が確保
され、補強リブを覆う内壁などを施工する必要もなく、
壁パネル体とスラブパネル体とは断熱材にて軽量化が図
られるともに断熱性が向上し、施工性が良好となり、工
期を短縮でき、工費を節減できる。
【0008】請求項2記載の発明のパネル組立て建造物
構造は、網状体で挟着した断熱材をコンクリートで包囲
して形成した壁パネル体、スラブパネル体、柱体および
梁体とを備え、前記壁パネル体には、両側面に縦方向の
凹溝を形成するとともに両側部に縦方向に貫通した鉄筋
挿通孔を形成しかつ上端面に前記鉄筋挿通孔の開口部を
含んで隣接する壁パネル体が接続される側面に開放した
凹部を形成し、前記スラブパネル体には両端部の両側に
厚み方向に貫通し前記壁パネル体の鉄筋挿通孔に挿通し
た鉄筋を挿通する鉄筋挿通孔を形成するとともに前記鉄
筋挿通孔の開口部を含んで隣接するスラブパネル体が接
続される側面に開放した凹部を形成し、前記柱体には両
端部に縦方向に貫通した鉄筋挿通孔を形成し、前記梁体
には両端部に前記柱部材の鉄筋挿通孔に挿通した鉄筋を
挿通する鉄筋挿通孔を形成し、前記隣接する壁パネル体
の側面を互いに接触させて並設するとともにこの並設し
た所定位置の隣接壁パネル体間に前記柱体を配設し、こ
の並設した隣接壁パネル体の各鉄筋挿通孔に鉄筋を挿通
するとともに隣接する壁パネル体に跨がって前記凹部に
配設した連結鉄筋の両端折曲げ部を挿通し、この壁パネ
ル体の鉄筋挿通孔および凹部に充填したモルタルにて前
記連結鉄筋を壁パネル体に固定するとともに隣接した壁
パネル体の側面の凹溝にて形成される通孔に充填したモ
ルタルにて隣接した壁パネル体を結合し、前記並設した
壁パネル体の上面に載置した前記スラブパネル体の鉄筋
挿通孔に前記壁パネル体の鉄筋挿通孔に挿通した鉄筋の
上部を挿通するとともに隣接するスラブパネル体に跨が
って前記凹部に配設した連結鉄筋の両端折曲げ部を挿通
し、このスラブパネル体の鉄筋挿通孔および凹部に充填
したモルタルにて前記鉄筋と連結鉄筋とを前記スラブパ
ネル体に固定し、前記柱体の上面に載置した前記梁体の
端部に形成した鉄筋挿通孔に前記柱体の鉄筋挿通孔に挿
通した鉄筋の上部を挿通し、この柱体と梁体との鉄筋挿
通孔に充填したモルタルにて前記鉄筋をこの柱体と梁体
とに固定したものである。
【0009】そして、隣接した壁パネル体は、この壁パ
ネルの鉄筋挿通孔および凹部に充填したモルタルにより
鉄筋および連結鉄筋が壁パネル体に固定されるとともに
隣接した壁パネル体の側面の凹溝にて形成される通孔に
モルタルを充填することにより隣接した壁パネル体が結
合され、隣接した壁パネル体が一体化されるとともに鉄
筋により強度が確保され、並設した壁パネル体の上面に
載置したスラブパネル体は鉄筋挿通孔および凹部に充填
したモルタルにより固定された鉄筋および連結鉄筋によ
りスラブパネル体と壁パネル体とが一体化され、壁パネ
ル体とスラブパネル体との組立て強度が確保される。
【0010】さらに、並設した所定位置の隣接壁パネル
体間に配設した柱体の上面に梁体を載置してこの梁体の
端部の鉄筋挿通孔に柱体の鉄筋挿通孔に挿通した鉄筋の
上部を挿通し、この鉄筋が鉄筋挿通孔に充填したモルタ
ルにてスラブパネル体に固定されるため、柱体と梁体と
が一体化され、柱体と梁体との組立て強度が確保され
る。
【0011】したがって、壁パネル体とスラブパネル体
とには補強リブなどを突出形成することなく強度が確保
され、補強リブを覆う内壁などを施工する必要もなく、
また、壁パネル体とスラブパネル体との間に柱体と梁体
とが強固に介在され、より強度が高められるとともに壁
パネル体とスラブパネル体とは断熱材にて軽量化が図ら
れるともに断熱性が向上し、施工性が良好となり、工期
を短縮でき、工費を節減できる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に本発明のパネル組立て建造物
構造を住宅などに適用した一実施の形態を図1および図
2について説明する。
【0013】図1において、1は壁パネル体、2はスラ
ブパネル体で、この壁パネル体1およびスラブパネル体
2はそれぞれ線材で形成した網状体3で挟着した発泡ス
チロール樹脂などの断熱材4をコンクリート5で包囲し
て矩形状に形成されている。
【0014】この壁パネル体1は長尺方向の両側面には
縦方向の凹溝6が形成され、かつ両側部には縦方向に貫
通した鉄筋挿通孔7が形成されるとともに上端面の両端
部にこの鉄筋挿通孔7の開口部を含んで隣接する壁パネ
ル体1が接続される側面に開放した凹部8が形成されて
いる。
【0015】また、前記スラブパネル体2には両端部の
両側に厚み方向に貫通し前記壁パネル体1の鉄筋挿通孔
7に挿通した鉄筋9を挿通する鉄筋挿通孔10が形成され
るとともにこの鉄筋挿通孔10の開口部を含んで隣接する
スラブパネル体2が接続される側面に開放した凹部11が
形成されている。
【0016】また、前記スラブパネル体2には両側面に
はこのスラブパネル体2を並設した状態で前記壁パネル
体1の鉄筋挿通孔7に挿通した異形鉄筋9を挿通できる
挿通孔を形成する半円弧状の鉄筋挿通溝12が設けられて
いる。
【0017】そして、前記壁パネル体1を長尺方向を縦
方向としてこの壁パネル体1の側面を互いに接触させて
並設して各鉄筋挿通孔7に鉄筋9を挿通する。次いで、
図2に示すように隣接する壁パネル体1に跨がって前記
凹部8に配設した異形連結鉄筋13の両端折曲げ部14を挿
通し、この鉄筋9および連結鉄筋13を前記鉄筋挿通孔7
および凹部8に充填したモルタルにて壁パネル体1に固
定する。
【0018】また、隣接した壁パネル体1の側面の凹溝
6にて形成される通孔に充填したモルタルにて隣接した
壁パネル体1を結合する。
【0019】さらに、前記並設した壁パネル体1の上面
に載置した前記スラブパネル体2の鉄筋挿通孔10に壁パ
ネル体1の鉄筋挿通孔7に挿通した鉄筋9の上部を挿通
する。また、図2に示すように隣接するスラブパネル体
2に跨がって前記凹部11に配設した連結鉄筋15の両端折
曲げ部16を挿通し、この鉄筋9および連結鉄筋15を前記
鉄筋挿通孔10および凹部11に充填したモルタルにてスラ
ブパネル体2に固定する。
【0020】次に、この実施の形態の作用を説明する。
【0021】まず、壁パネル体1の側面を互いに接触さ
せて並設して各鉄筋挿通孔7に鉄筋9を挿通する。ま
た、隣接する壁パネル体1に跨がって凹部8に配設した
連結鉄筋13の両端折曲げ部14を挿通する。次いで、この
壁パネル体1の鉄筋挿通孔7および凹部8にモルタルを
充填する。このモルタルにより鉄筋9および連結鉄筋13
を壁パネル体1に固定し、さらに、隣接した壁パネル体
1の側面の凹溝6にて形成される通孔にモルタルを充填
して隣接した壁パネル体1を結合することにより隣接し
た壁パネル体1が一体化される。また、鉄筋9により壁
パネル体1の強度が確保される。
【0022】また、並設した壁パネル体1の上面に載置
したスラブパネル体2の鉄筋挿通孔10に壁パネル体1の
鉄筋挿通孔7に挿通した鉄筋9を挿通するとともに隣接
するスラブパネル体2に跨がって凹部8に配設した連結
鉄筋15の両端折曲げ部16を挿通して、このスラブパネル
体2の鉄筋挿通孔10および凹部11にモルタルを充填し、
このモルタルにより鉄筋9および連結鉄筋15によりスラ
ブパネル体2と壁パネル体1とが一体化され、壁パネル
体1とスラブパネル体2との組立て強度が確保される。
【0023】なお、間仕切り部または角部には、図1に
示すように並設した壁パネル体1の継ぎ目または壁パネ
ル体1の側縁部に直角に壁パネル体1を配設し、この壁
パネル体1の鉄筋挿通孔7に挿通した鉄筋9の上部をス
ラブパネル体2の鉄筋挿通溝12にて形成される鉄筋挿通
孔に挿通し、この鉄筋9を鉄筋挿通溝12に充填したモル
タルによりスラブパネル体2に固着する。
【0024】また、出入口を形成するときは、図3およ
び図4に示すように出入口用壁パネル体1aに出入口部17
を開口し、この出入口部17の内側縁に沿って建具取付け
用の木桟18を固着する。
【0025】この建具取付け用の木桟18は出入口用壁パ
ネル体1aの成型時の型枠としての作用を兼ねており、離
型時にこの木桟18を取り外すことなく壁パネル体1aに取
付けたままにして建具の取付け桟とする。
【0026】さらに、開口部を形成するときは、図5お
よび図6に示すように開口用壁パネル体1bの幅を前記壁
パネル1の幅の正数倍例えば2倍の幅に成型し、両側お
よび上部を残して開口部19を形成し、この開口部19の内
側縁に沿って建具取付け用の木桟18を固着する。
【0027】この建具取付け用の木桟18は開口用壁パネ
ル体1bの成型時の型枠としての作用を兼ねており、離型
時にこの木桟18を取り外すことなく壁パネル体1bに取付
けたままにして建具の取付け桟とする。
【0028】そして、この開口用壁パネル体1bの上端に
は開口用壁パネル体1bの幅に合わせて複数、例えば2個
のスラブパネル体2を載置する。
【0029】また、図8に示すように前記木桟18は出入
口用壁パネル体1aおよび開口用壁パネル体1bから剥離し
ないように、内面に出入口用壁パネル体1aおよび開口用
壁パネル体1bに埋め込まれる突起部24を突設する。
【0030】なお、前記壁パネル体1、出入口用壁パネ
ル体1aおよび開口用壁パネル体1bの長尺方向の両側面に
形成した縦方向の凹溝6には、図7ないし図9に示すよ
うに、前後位置にボルト20を螺合するインサート21を埋
め込み成型し、隣接する壁パネル体1の凹溝6、隣接す
る壁パネル体1と出入口用壁パネル体1aまたは開口用壁
パネル体1bとの凹溝6の互いに前後に偏位する位置のイ
ンサート21にボルト20を螺合し、このボルト20の先端側
にナット22を螺合し、隣接した壁パネル体1と出入口用
壁パネル体1aまたは開口用壁パネル体1bとの側面の凹溝
6にて形成される通孔にモルタルを充填することによ
り、壁パネル体1と出入口用壁パネル体1aまたは開口用
壁パネル体1bを一体化し、出入口用壁パネル体1aまたは
開口用壁パネル体1bの両側柱状部23の座屈を防止する。
【0031】また、図10ないし図12に示すように、前記
出入口用壁パネル体1aおよび開口用壁パネル体1bに取付
けられる建具取付け用の木桟18の幅は、この出入口用壁
パネル体1aおよび開口用壁パネル体1bの厚みより細く
し、この木桟18にて形成される枠体25内に縦方向および
横方向に補強用木桟26を着脱自在に取付け、この補強用
木桟26の両面に型枠パネルを兼ねるパネル板27を取付け
る。
【0032】そして、この建具取付け用の木桟18、補強
用木桟26およびパネル板27にて成型時に型枠の作用を兼
ね、成形後も取付けておくことにより、運搬時における
出入口用壁パネル体1aおよび開口用壁パネル体1bの両側
柱状部23の破損を防止でき、出入口用壁パネル体1aおよ
び開口用壁パネル体1bの施工後に建具取付け用の木桟18
を残して補強用木桟26およびパネル板27を取り外す。
【0033】さらに、図13に示すように壁パネル体1の
中央部には、電設管28を縦方向に埋設し、この電設管28
の上下両端部および中間部にこの電設管28に連通するア
ウトレットボックス29を埋設し、このアウトレットボッ
クス29は壁パネル体1の内面に開口に開口する。この電
設管28およびアウトレットボックス29を壁パネル体1に
埋設することにより屋内配線が容易になる。
【0034】また、図14に示すように、壁パネル体1の
外面に適宜のパターンの模様30を成型時に一体的に形成
することもできる。
【0035】さらに、前記壁パネル体1およびスラブパ
ネル体2はそれぞれ線材で形成した網状体3で挟着した
断熱材4を包囲するコンクリート5はプレキャストコン
クリートとすることもできる。
【0036】次に本発明のパネル組立て建造物構造の他
の実施の形態を図15について説明する。
【0037】この実施の形態は間口の広い商店などに適
用できるもので、壁パネル体1とスラブパネル体2との
組み立て構造は前記実施の態様と同一で、この壁パネル
体1およびスラブパネル体2はそれぞれ線材で形成した
網状体3で挟着した断熱材4をプレキャストコンクリー
ト5で包囲して矩形状に形成されている。
【0038】この壁パネル体1は長尺方向の両側面には
縦方向の凹溝6を形成するとともに両側部には縦方向に
貫通した鉄筋挿通孔7を形成しかつ上端面にこの鉄筋挿
通孔7の開口部を含んで隣接する壁パネル体1が接続さ
れる側面に開放した凹部8が形成されている。
【0039】また、前記スラブパネル体2には両端部の
両側に厚み方向に貫通し前記壁パネル体1の鉄筋挿通孔
7に挿通した鉄筋9を挿通する鉄筋挿通孔10を形成する
とともにこの鉄筋挿通孔10の開口部を含んで隣接するス
ラブパネル体2が接続される側面に開放した凹部11が形
成されている。
【0040】また、前記スラブパネル体2には両側面に
はこのスラブパネル体2を並設した状態で前記壁パネル
体1の鉄筋挿通孔7に挿通した鉄筋9を挿通できる挿通
孔を形成する半円弧状の鉄筋挿通溝12が設けられてい
る。
【0041】そして、前記壁パネル体1を長尺方向を縦
方向としてこの壁パネル体1の側面を互いに接触させて
並設して各鉄筋挿通孔7に鉄筋9を挿通する。次いで、
図15には図示していないが、前記図2に示すように隣接
する壁パネル体1に跨がって前記凹部8に配設した連結
鉄筋13の両端折曲げ部14を挿通し、この鉄筋9および連
結鉄筋13を前記鉄筋挿通孔7および凹部8に充填したモ
ルタルにて壁パネル体1に固定する。
【0042】また、隣接した壁パネル体1の側面の凹溝
6にて形成される通孔に充填したモルタルにて隣接した
壁パネル体1を結合する。
【0043】さらに、前記並設した壁パネル体1の上面
に載置した前記スラブパネル体2の鉄筋挿通孔10に壁パ
ネル体1の鉄筋挿通孔7または鉄筋挿通溝12にて形成さ
れる鉄筋挿通溝に挿通する。また、図15には図示してい
ないが前記図2に示すように隣接するスラブパネル体2
に跨がって前記凹部11に配設した連結鉄筋15の両端折曲
げ部16を挿通し、前記鉄筋9および連結鉄筋15を前記鉄
筋挿通孔10および凹部11に充填したモルタルにてスラブ
パネル体2に固定する。
【0044】また、並設した所定位置の隣接壁パネル体
1の間に側面を互いに接触させて柱体31を配設する。こ
の柱体31は図16ないし図18に示すように網状に配設され
ている鉄筋40で挟着した断熱材4をプレキャストコンク
リート5で包囲して形成されている。
【0045】この柱体31は前記壁パネル体1より高さが
低く形成され、この柱体31には両端部に縦方向に貫通し
た複数の鉄筋挿通孔32が形成されている。
【0046】さらに、前記相対する柱体31間に載置され
る梁体33は前記柱体31の幅と同一幅に形成され、この梁
体33は図19ないし図21に示すように線材で形成した網状
に配設されている鉄筋38で挟着した断熱材4をプレキャ
ストコンクリート5で包囲して形成され、両端部に前記
柱体31の鉄筋挿通孔32に挿通した鉄筋34の上部を挿通す
る鉄筋挿通孔35が形成されている。
【0047】そして、前記柱体31の鉄筋挿通孔32に充填
したモルタルにて前記鉄筋34をこの柱体31に固定すると
ともに前記梁体33の鉄筋挿通孔35に充填したモルタルに
て前記鉄筋34をこの梁体33に固定する。
【0048】また、この柱体31に載置された梁体33の上
面と前記壁パネル体1に載置されたスラブパネル体2の
上面との高さは同一面となる高さとなるように柱体31と
梁体33の高さが決められている。
【0049】次に、この実施の形態の作用を説明する。
【0050】壁パネル体1の側面を互いに接触させて並
設して各鉄筋挿通孔7に鉄筋9を挿通する。また、並設
した所定位置の隣接壁パネル体1の間に側面を互いに接
触させて柱体31を配設隣接する。
【0051】次いで、壁パネル体1に跨がって凹部8に
配設した連結鉄筋13の両端折曲げ部14を挿通する。次い
で、この壁パネル体1の鉄筋挿通孔7および凹部8にモ
ルタルを充填する。このモルタルにより鉄筋9および連
結鉄筋13を壁パネル体1に固定し、さらに、隣接した壁
パネル体1の側面の凹溝6にて形成される通孔にモルタ
ルを充填して隣接した壁パネル体1を結合することによ
り隣接した壁パネル体1が一体化される。また、鉄筋9
により壁パネル体1の強度が確保される。
【0052】また、柱体31の鉄筋挿通孔32に鉄筋34を挿
通し、この柱体31の鉄筋挿通孔32にモルタルを充填す
る。このモルタルにより鉄筋34を柱体31に固定すること
により柱体31の強度が確保される。
【0053】次に、並設した壁パネル体1の上面に載置
したスラブパネル体2の鉄筋挿通孔10に壁パネル体1の
鉄筋挿通孔7に挿通した鉄筋9を挿通するとともに隣接
するスラブパネル体2に跨がって凹部8に配設した連結
鉄筋15の両端折曲げ部16を挿通して、このスラブパネル
体2の鉄筋挿通孔10および凹部11にモルタルを充填し、
このモルタルにより鉄筋9および連結鉄筋15によりスラ
ブパネル体2と壁パネル体1とが一体化され、壁パネル
体1とスラブパネル体2との組立て強度が確保される。
【0054】また、柱体31の上面に載置した梁体31の鉄
筋挿通孔35に柱体31の鉄筋挿通孔32に挿通した鉄筋34を
挿通して、この梁体33の鉄筋挿通孔35にモルタルを充填
し、このモルタルにより鉄筋34により柱体31と梁体33と
が一体化され、柱体31と梁体33との組立て強度が確保さ
れる。
【0055】なお、前記スラブパネル体2には、図22な
いし図24に示すように両側に沿って所定間隔ごとに締結
用貫通孔36を上下方向に形成し、この締結用貫通孔36か
ら側面に貫通したボルト挿通孔37を形成し、隣接したス
ラブパネル体2を締結用貫通孔36からボルト挿通孔37に
挿通したボルトにナットを螺合して隣接するスラブパネ
ル体2を一体に結合して強度を高める。
【0056】また、この実施の形態でも、前記図7およ
び図9に示す実施の形態と同様に、壁パネル体1の長尺
方向の両側面に形成した縦方向の凹溝6には、前後位置
にボルト20を螺合するインサート21を埋め込み成型し、
隣接する壁パネル体1と出入口用壁パネル体1aまたは開
口用壁パネル体1bとの凹溝6の互いに前後に偏位する位
置のインサート21にボルト20を螺合し、このボルト20の
先端側にナット22を螺合し、隣接した壁パネル体1の側
面の凹溝6にて形成される通孔にモルタルを充填するこ
とにより、隣接する壁パネル体1を一体化し、壁パネル
体1の両側柱状部23の座屈を防止することもできる。
【0057】また、前記図13に示す実施の形態と同様に
壁パネル体1の中央部には、電設管28を縦方向に埋設
し、この電設管28の上下両端部および中間部にこの電設
管28に連通するアウトレットボックス29を埋設し、この
アウトレットボックス29は壁パネル体1の内面に開口に
開口し、屋内配線を容易にすることもできる。
【0058】また、前記図14に示す実施の形態と同様
に、壁パネル体1の外面に適宜のパターンの模様30を成
型時に一体的に形成することもできる。
【0059】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、隣接した
壁パネル体が一体化されるともに鉄筋により強度が確保
されるとともに、並設した壁パネル体の上面に載置した
スラブパネル体と壁パネル体とが一体化され、壁パネル
体とスラブパネル体との組立て強度が確保され、壁パネ
ル体とスラブパネル体とには補強リブなどを突出形成す
ることなく強度が確保され、補強リブを覆う内壁などを
施工する必要もなく、壁パネル体とスラブパネル体とは
軽量化が図られるとともに断熱性が向上し、施工性が良
好となり、工期を短縮でき、工費を節減できる。
【0060】請求項2記載の発明によれば、並設した所
定位置の隣接壁パネル体間に配設した柱体の上面に梁体
は柱体と一体化され、柱体と梁体との組立て強度が確保
され、壁パネル体とスラブパネル体との間に柱体と梁体
とが強固に介在され、より強度が高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すパネル組立て建造
物構造の壁パネル体とスラブパネル体との組み立て状態
を示す斜視図である。
【図2】同上壁パネル体とスラブパネル体との結合部の
斜視図である。
【図3】同上出入り口を形成した壁パネル体とスラブパ
ネル体との組み立て状態を示す斜視図である。
【図4】同上横断平面図である。
【図5】同上開口部を形成した壁パネル体とスラブパネ
ル体との組み立て状態を示す斜視図である。
【図6】同上横断平面図である。
【図7】同上壁パネル体の一部の側面図である。
【図8】同上平面図である。
【図9】同上縦断側面図である。
【図10】同上開口部を形成した壁パネル体に型枠のパ
ネル板を取付けた状態を示す正面図である。
【図11】同上平面図である。
【図12】同上縦断側面図である。
【図13】同上電設管を設けた壁パネル体の背面図であ
る。
【図14】同上表面に模様を形成した壁パネル体の正面
図である。
【図15】本発明の他の実施の形態を示すパネル組立て
建造物構造の壁パネル体、スラブパネル体、柱体および
梁体との組み立て状態を示す斜視図である。
【図16】同上柱体の側面図である。
【図17】同上横断平面図である。
【図18】同上正面図である。
【図19】同上梁体の側面図である。
【図20】同上横断正面図である。
【図21】同上平面図である。
【図22】他の実施の形態を示す壁パネル体の一部の正
面図である。
【図23】同上平面図である。
【図24】同上側面図である。
【符号の説明】
1 壁パネル体 2 スラブパネル体 3 網状体 4 断熱材 5 コンクリート 6 壁パネル体の凹溝 7 壁パネル体の鉄筋挿通孔 8 壁パネル体の凹部 9 鉄筋 10 スラブパネル体の鉄筋挿通孔 11 スラブパネル体の凹部 13,15 連結鉄筋 14,16 連結鉄筋の両端折曲げ部 31 柱体 32 柱体の鉄筋挿通孔 33 梁体 34 鉄筋 35 梁体の鉄筋挿通孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 網状体で挟着した断熱材をコンクリート
    で包囲して形成した壁パネル体とスラブパネル体とを備
    え、 前記壁パネル体には、両側面に縦方向の凹溝を形成する
    とともに両側部に縦方向に貫通した鉄筋挿通孔を形成し
    かつ上端面に前記鉄筋挿通孔の開口部を含んで隣接する
    壁パネル体が接続される側面に開放した凹部を形成し、 前記スラブパネル体には両端部の両側に厚み方向に貫通
    し前記壁パネル体の鉄筋挿通孔に挿通した鉄筋を挿通す
    る鉄筋挿通孔を形成するとともに前記鉄筋挿通孔の開口
    部を含んで隣接するスラブパネル体が接続される側面に
    開放した凹部を形成し、 前記隣接する壁パネル体の側面を互いに接触させて並設
    して各鉄筋挿通孔に鉄筋を挿通するとともに隣接する壁
    パネル体に跨がって前記凹部に配設した連結鉄筋の両端
    折曲げ部を挿通し、 この壁パネル体の鉄筋挿通孔および凹部に充填したモル
    タルにて前記鉄筋および連結鉄筋をこの壁パネル体に固
    定するとともに隣接した壁パネル体の側面の凹溝にて形
    成される通孔に充填したモルタルにて隣接した壁パネル
    体を結合し、 前記並設した壁パネル体の上面に載置した前記スラブパ
    ネル体の鉄筋挿通孔に壁パネル体の鉄筋挿通孔を挿通し
    た鉄筋の上部を挿通するとともに隣接するスラブパネル
    体に跨がって前記凹部に配設した連結鉄筋の両端折曲げ
    部を挿通し、 このスラブパネル体の鉄筋挿通孔および凹部に充填した
    モルタルにて前記鉄筋および連結鉄筋をこのスラブパネ
    ル体に固定したことを特徴とするパネル組立て建造物構
    造。
  2. 【請求項2】 網状体で挟着した断熱材をコンクリート
    で包囲して形成した壁パネル体、スラブパネル体、柱体
    および梁体とを備え、 前記壁パネル体には、両側面に縦方向の凹溝を形成する
    とともに両側部に縦方向に貫通した鉄筋挿通孔を形成し
    かつ上端面に前記鉄筋挿通孔の開口部を含んで隣接する
    壁パネル体が接続される側面に開放した凹部を形成し、 前記スラブパネル体には両端部の両側に厚み方向に貫通
    し前記壁パネル体の鉄筋挿通孔に挿通した鉄筋を挿通す
    る鉄筋挿通孔を形成するとともに前記鉄筋挿通孔の開口
    部を含んで隣接するスラブパネル体が接続される側面に
    開放した凹部を形成し、 前記柱体には両端部に縦方向に貫通した鉄筋挿通孔を形
    成し、 前記梁体には両端部に前記柱部材の鉄筋挿通孔に挿通し
    た鉄筋を挿通する鉄筋挿通孔を形成し、 前記隣接する壁パネル体の側面を互いに接触させて並設
    するとともにこの並設した所定位置の隣接壁パネル体間
    に前記柱体を配設し、 この並設した隣接壁パネル体の各鉄筋挿通孔に鉄筋を挿
    通するとともに隣接する壁パネル体に跨がって前記凹部
    に配設した連結鉄筋の両端折曲げ部を挿通し、 この壁パネル体の鉄筋挿通孔および凹部に充填したモル
    タルにて前記連結鉄筋を壁パネル体に固定するとともに
    隣接した壁パネル体の側面の凹溝にて形成される通孔に
    充填したモルタルにて隣接した壁パネル体を結合し、 前記並設した壁パネル体の上面に載置した前記スラブパ
    ネル体の鉄筋挿通孔に前記壁パネル体の鉄筋挿通孔に挿
    通した鉄筋の上部を挿通するとともに隣接するスラブパ
    ネル体に跨がって前記凹部に配設した連結鉄筋の両端折
    曲げ部を挿通し、 このスラブパネル体の鉄筋挿通孔および凹部に充填した
    モルタルにて前記鉄筋と連結鉄筋とを前記スラブパネル
    体に固定し、 前記柱体の上面に載置した前記梁体の端部に形成した鉄
    筋挿通孔に前記柱体の鉄筋挿通孔に挿通した鉄筋の上部
    を挿通し、 この柱体と梁体との鉄筋挿通孔に充填したモルタルにて
    前記鉄筋をこの柱体と梁体とに固定したことを特徴とす
    るパネル組立て建造物構造。
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