JPH09156866A - 荷役搬送装置 - Google Patents

荷役搬送装置

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JPH09156866A
JPH09156866A JP34695595A JP34695595A JPH09156866A JP H09156866 A JPH09156866 A JP H09156866A JP 34695595 A JP34695595 A JP 34695595A JP 34695595 A JP34695595 A JP 34695595A JP H09156866 A JPH09156866 A JP H09156866A
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fluid pressure
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洋一 戸村
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隆 会田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運搬すべき段ボール箱への装着、取外しに特
別煩雑な操作を必要とすることなく、簡便に操作するこ
とが可能な荷役搬送装置を得る。 【解決手段】 常時開方向に付勢されたリンク機構によ
って開閉可能に支持された一対の板間に段ボール箱を置
き、リンク機構を吊り上げるだけで、リンク機構への荷
重作用に応じて操作バルブが流体圧ピストンシリンダ装
置に流体を供給し、リンク機構を閉方向に駆動すること
によって一対の板が段ボールの対向側面を両側から面で
挟持しそのまま吊上げ状態で搬送でき、段ボール箱を下
降・着地させてリンク機構への荷重を消失させるだけで
挟持状態から解放できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば商品が梱包
された段ボール箱などを、運搬したり、積荷あるいは荷
下ろしするために、その被運搬物を保持して吊上げた状
態で移動させるための荷役搬送装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般的に、重量のある製品を段ボール箱
で梱包した荷は、工場内ではベルトコンベアで運搬され
る。しかしベルトコンベアの端部における積荷あるいは
荷下ろしに際しては、人手の場合は重労働となるので、
荷をクレーンやエレベーターで取り扱い、荷の集積場所
とコンベアとの間の搬送には荷を吊り下げて搬送するク
レーンなどの吊上げ装置やフォークリフトなどの運搬車
両が用いられている。
【0003】このような重量のある荷を運搬するための
吊上げ装置としては、段ボール梱包された製品に紐掛け
をした後に吊り金具で引掛けて吊上げたり、ネットを用
いて吊上げたり、断面L字状の載置台を用い、箱の底に
差し込んで台に載せて吊上げたり、作業者の手元スイッ
チを用いた遠隔操作によって吸盤の吸引力で段ボール箱
を吸着して吊上げたりする方法のものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の吊上げ方法では、段ボールを吊り金具で引
掛けると梱包に傷がつくという問題が生じたり、また、
吊り具の引掛け操作やネットの玉掛け作業が必要である
がこれは手作業で労力を必要とした。また、断面L字状
の載置台を用いる方法では、梱包に傷が付くことはない
が、箱を押出しながら台を引抜くことによって荷下ろし
を行なうため、手作業による労力を必要とするだけでな
く、箱が押出されて台が引抜かれるだけの空間をさらに
必要とするので、段ボール箱の積載効率が悪い。
【0005】また、手元のスイッチを用いた遠隔操作に
よって吸盤を吸着させる場合は、作業者が目で見て確認
しながら作業するものであるため、時間がかかり困難で
ある。さらに吸盤を利用して荷を吊り上げる場合には、
吸引力に限界があって重量物の吊上げは困難であり、ま
た、吸盤は段ボール箱の上表面、即ちフタ部分を吸引し
て吊り上げるため、梱包物の重量がフタ部分にだけ掛か
り、フタは撓み、最悪の場合フタ部分から梱包が崩壊す
る恐れがあり、非常に危険であった。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑み、運搬すべき
段ボール箱への装着、取外しに特別煩雑な操作を必要と
することなく、簡便に操作することが可能な荷役搬送装
置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明に係る荷役搬送装置では、段
ボール箱の向かい合う側面を両側から面で挟む一対の板
と、この一対の板を開閉可能に支持すると共に常時開方
向に付勢されたリンク機構と、このリンク機構を前記付
勢力に抗して閉方向に駆動する流体圧ピストンシリンダ
装置と、リンク機構の荷重の作用の有無に応じて前記ピ
ストンシリンダ装置に開閉操作用の流体を給排するため
の操作バルブと、段ボール箱を前記一対の板で挟んだ状
態で前記リンク機構を介して吊り上げる吊上げ装置と、
を備えたものである。
【0008】また、請求項2に記載の発明に係る荷役搬
送装置では、請求項1に記載の荷役搬送装置において、
前記リンク機構がパンタグラフ構造を持つものである。
【0009】また、請求項3に記載の発明に係る荷役搬
送装置では、請求項1または請求項2に記載の荷役搬送
装置において、前記リンク機構を開方向に付勢する手段
として、前記流体圧ピストンシリンダ装置のピストンロ
ッドと、このロッドのリンク機構に対して開閉操作をす
るための作用部分との間に設けられたバネ部材を持つも
のである。
【0010】また、請求項4に記載の発明に係る荷役搬
送装置では、請求項1または請求項2に記載の荷役搬送
装置において、前記リンク機構を開方向に付勢する手段
として、前記流体圧ピストンシリンダ装置のヘッド側シ
リンダキャビティに減圧した流体圧を導入する機構を備
えたものである。
【0011】本発明は、一対の板の間にその側面を両側
から挟むように段ボール箱を置いた状態でこの一対の板
を支持するリンク機構を吊り上げると、この際、リンク
機構に作用する荷重により操作バルブから流体圧ピスト
ンシリンダ装置への流体供給が開始され、この流体圧
(ピストンロッド側からピストンを押圧する)によりシ
リンダ装置が駆動し、リンク機構に対して閉方向操作を
行なうという構成を持つ装置である。リンク機構の閉方
向への動作に連動して一対の板は互いに閉方向に近づい
て段ボール箱を挟持することになる。
【0012】また、本発明のリンク機構は常時開方向に
付勢されるように構成されており、リンク機構への荷重
作用が消失し、操作バルブが切り換わって流体圧ピスト
ンシリンダ装置への流体供給が停止してリンク機構に対
する前記シリンダ装置による閉方向への駆動がなくなる
と、前記付勢力が流体圧に勝り、シリンダ装置のピスト
ンを押圧していた流体が排出される一方で逆にリンク機
構に対する開方向への駆動が始まる。これに伴って一対
の板も互いに開方向に遠ざかって段ボール箱の挟持を解
放する。
【0013】本発明のリンク機構としては、例えばパン
タグラフ構造を持ち、その頂部が吊上げ機構(ホイス
ト)によって昇降可能に吊持されているものが使用でき
る。パンタグラフ構造は、まわり対偶で連結された平行
四辺形の四リンク機構からなり、頂部に対向する二辺の
延長部の各々に支持された板が段ボール箱を挟むための
一対の板を構成することができる。このような一対の板
は、パンタグラフ構造の縦方向の伸長に伴って互いに閉
方向に近づき、縦方向の収縮に伴って互いに開方向に遠
ざかる。
【0014】上記のようなリンク機構にパンタグラフ構
造を利用した荷役搬送装置においては、一対の板の間に
段ボール箱を置き、ホイストによってリンク機構を吊り
上げると、パンタグラフが縦に伸長するように変位し始
め、このときパンタグラフに作用する荷重によりバルブ
が操作され、エアーなどの流体が供給されてシリンダ装
置が駆動され、さらにパンタグラフを縦方向に伸長する
よう閉方向操作を行なう。これに伴って一対の板は互い
に閉方向に近づき、その間にある段ボール箱を面圧で挟
持し、そのまま吊り上げることができる状態となる。
【0015】段ボール箱を挟持状態から解放する際に
は、ホイストによって段ボール箱を下降させ、着地させ
る。この時、パンタグラフから荷重が消え、それによっ
てバルブ操作が切り換わってシリンダからエアーを排出
すると、パンタグラフは付勢力により縦に収縮して折り
畳まれ、一対の板は互いに反対向きに遠ざかるように開
いて、段ボール箱は板による挟持状態から解放される。
【0016】本発明のリンク機構は、上記のようなパン
タグラフ構造を利用したものに限られず、一対の板を開
閉可能に支持できると共に、流体圧ピストンシリンダ装
置による駆動と一対の板の開閉とを連動させ得る構成を
持つものであれば良い。
【0017】以上のように、本発明の荷役搬送装置によ
れば、段ボール箱を一対の板の間においた状態でリンク
機構を吊り上げるという簡単な操作だけで段ボール箱を
挟持してそのまま吊り上げ、目的の位置まで搬送するこ
とができ、さらに目的の位置に段ボール箱を下降・着地
させて荷重を解くだけで一対の板を取り外すことができ
る。
【0018】また、本発明のリンク機構を開方向に付勢
する手段としては、流体圧ピストンシリンダ装置のピス
トンロッドと、このロッドがリンク機構に対して開閉操
作をするための作用部分との間にバネ部材を備える方法
がある。このバネ付勢力によってリンク機構は常に開方
向に付勢されており、リンク機構への荷重作用を受けた
操作バルブから得られる流体圧が、このバネ付勢力に勝
ってシリンダ装置を駆動させた時にリンク機構は閉方向
に動作し、これに伴って一対の板が閉じて段ボール箱を
挟持する。
【0019】そして、リンク機構への荷重作用が消失
し、操作バルブが切り換わって流体圧ピストンシリンダ
装置への流体供給が停止してリンク機構に対するシリン
ダ装置による閉方向への駆動がなくなると、バネ付勢力
が流体圧に勝り、シリンダ装置から流体が排出される一
方で逆にリンク機構に対する開方向への駆動が始まる。
これに伴って一対の板は開いて段ボール箱の挟持を解放
する。
【0020】また、本発明のリンク機構を開方向に付勢
する他の手段として、流体圧ピストンシリンダ装置のヘ
ッド側シリンダキャビティに減圧した流体圧を導入する
機構を備える方法もある。これは、リンク機構への荷重
作用が消失して操作バルブが切り換わって流体圧ピスト
ンシリンダ装置への流体供給が停止した際に、ヘッド側
のシリンダキャビティに必要なだけ減圧した流体を供給
するものである。
【0021】このヘッド側に導入された流体圧は、ピス
トンをヘッド側から押圧し、ロッド側からピストンを押
圧していた流体を排出させる。これによってシリンダ装
置はリンク機構を開方向に動作させるよう駆動する。
【0022】なお、本発明の操作バルブは、リンク機構
の荷重の作用を受けてピストンシリンダ装置に開操作用
の流体を供給するものであるが、空荷状態での吊上げに
おいては、リンク機構の自重だけで流体圧ピストンシリ
ンダが駆動して一対の板が閉じてしまわないことが望ま
しい。
【0023】但し、上記のようなリンク機構を開方向に
付勢する手段が設けられている場合、例えば、シリンダ
装置のピストンロッドとリンク機構の開閉操作のための
作用部分との間にバネ部材が設けられている場合には、
このバネ付勢力によってある程度まではリンク機構の自
重作用の相当する流体圧に対抗することができる。ま
た、シリンダ装置のヘッド側シリンダキャビティに減圧
した流体圧を導入する機構を備えた場合は、予め、リン
ク機構の自重作用に相当する流体圧に対抗するのに必要
なだけ減圧した保持圧をヘッド側シリンダキャビティに
導入しておけば良い。
【0024】さらに、リンク機構の自重への対抗を確実
とするため、リンク機構の自重程度の荷重では操作バル
ブからの流体供給が開始されてシリンダが動作しないよ
うに、操作バルブへの作用を制御する手段を設けておく
ことが好ましい。例えば、実際に操作バルブを駆動する
ための荷重作用の伝達部に、ちょうどリンク機構の自重
に対抗する程度のバネ力およびバネ定数を持つスプリン
グ機構を備える方法がある。
【0025】このスプリング機構の圧縮抵抗によって、
空荷状態で吊り上げても、リンク機構の自重だけでは実
際にバルブを操作する程の荷重が作用することはなく、
バルブからの流体供給は開始されないのでシリンダは駆
動されず、一対の板が閉じてしまうことは避けられる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を示
す。まず、本発明の第1の実施の形態として、リンク機
構にパンタグラフ構造を用い、リンク機構を常時開方向
に付勢する手段としてバネ部材を利用し、さらに、操作
バルブを駆動させるための荷重伝達部にスプリング機構
を備えた構成を持つ荷役搬送装置を以下に説明する。図
1は、この荷役搬送装置の概略構成を示すものであり、
(a)は正面図、(b)は側面図である。
【0027】図1の荷役搬送装置は、四リンク機構が菱
形を形成しているパンタグラフの同型一対の、菱形の各
水平方向にある2つのリンク部がそれぞれ隣り合う菱形
のリンク部どうしで固定され、各四リンク機構が互いに
同期して動作するよう構成されたパンタグラフ構造2
と、パンタグラフ構造2の両菱形の水平方向に対向する
リンク部の間に亙る形で設置された流体圧ピストンシリ
ンダ装置8とを備えている。
【0028】パンタグラフ構造2は流体圧ピストンシリ
ンダ装置8と連動しており、流体圧によってピストンロ
ッドが押されてシリンダ内を奥へ進むと、水平方向に対
向する位置にあるリンク部は互いに近づく方向(閉方
向)へ操作され、パンタグラフ構造2は縦に伸長する。
また、ピストンロッドがシリンダの外側へ出てくると、
前記リンク部は互いに遠ざかる方向(開方向)へ操作さ
れ、パンタグラフ構造2は縦に収縮する。ここでは、ロ
ッド部分にバネ部材9が設けられており、パンタグラフ
構造2は常時開方向に付勢されている。
【0029】パンタグラフ構造2の各菱形頂部に対向す
る2辺の延長下端には、それぞれ板部材が連設されてお
り、これが段ボール箱を側面から面で挟むための一対の
板1を構成している。この一対の板1は、パンタグラフ
構造2の開閉に連動しており、パンタグラフ構造2が縦
に伸長するのに伴って互いに閉方向に近づき、パンタグ
ラフ構造2が縦方向に収縮するのに伴って互いに開方向
に遠ざかる。
【0030】流体圧ピストンシリンダ装置8に、パンタ
グラフ構造2に対する開閉操作用の流体を給排するため
の操作バルブ4は、一対のパンタグラフ構造2の頂部間
の横軸10に取り付けられており、突起5が押圧・解放
されることによってエアーの供給・排出が切り換わる。
【0031】図2の操作バルブ4付近の部分拡大図
((a)は正面図(b)は裏面図)にも示すように、操
作バルブ4の給排切換のための突起5の押圧・解放は、
ストライカ7の上下移動によって行なわれる。このスト
ライカ7は、横軸10に対して垂直方向に設けられた吊
上げ部3に連通する縦軸11の下端部に設けられてい
る。また、縦軸11の横軸10より下部分は、スプリン
グ6中に挿入されている。
【0032】吊上げ部3をフックしてホイスト(不図
示)によって上方向へ吊り上げると、図2(c)の正面
図(d)の裏面図に示すように、縦軸11が上方向に移
動するのと同時に、スプリング6に荷重がかかり、縦軸
11に対して相対的に下方へ収縮する。このとき、縦軸
11の下端にあるストライカ7は、操作バルブ4の突起
5に対して上方向に近づく。パンタグラフ構造2に荷重
がかかった場合、スプリング6は大きく収縮し、ストラ
イカ7も大きく移動(上昇)して突起5を押圧する。
【0033】このようなストライカ7の突起5の押圧に
よって操作バルブ4のシリンダ装置8へのエアーの給排
が切り換わる。即ち、操作バルブ4には、一方にはシリ
ンダ装置のピストンロッド側シリンダキャビティY1
らのエアー流路13が、また、他方にはエアー圧供給源
(不図示)からエアーを供給する供給路12がそれぞれ
接続されており、突起5が押圧されると、図3(a)の
状態から図3(c)の状態に切り換わって、エア供給路
12と、エアー流路13とが連通される。
【0034】この連通状態で操作バルブ4を介してピス
トンロッド側シリンダキャビティY1 へのエアー導入が
進むと、シリンダキャビティY1 のエアー圧がピストン
ロッドを押し、図3(d)に示すようにシリンダ装置8
を収縮させる。これに伴ってパンタグラフ構造2が縦に
伸長し、一対の板1が閉じてその間にある段ボール箱を
挟持し、このまま吊り上げることができる。
【0035】なお、ここでは、空荷状態での吊上げでシ
リンダ装置8が駆動されないために、パンタグラフ構造
2の自重程度ではストライカ7が操作バルブ4の突起5
に到達しないように、スプリング6およびバネ部材9
を、予め、適当なバネ力およびバネ定数に設定してお
く。
【0036】また、ホイストによる吊上げ状態から段ボ
ール箱を下降・着地状態にし、パンタグラフ構造2への
荷重が消失すると、スプリング6も伸長し、ストライカ
7が突起5から離れて押圧状態から解放すると、操作バ
ルブ4は、図3(c)の状態から図3(a)の状態に切
り換わって、エアー流路13とエアー供給路12との連
通を絶つ。
【0037】この時、エアー流路13の操作バルブ4側
の接続端は開放され、ピストンロッド側シリンダキャビ
ティY1 からエアーが排出される。エアーの排出に従っ
てピストンロッドを押圧していたエアー圧は小さくな
り、これに伴ってバネ部材9による付勢力が勝る。これ
によって、図3(b)に示すように、シリンダ装置8は
伸長され、パンタグラフ構造2は開方向へ駆動、即ち縦
方向に収縮し、一対の板1を開いて段ボール箱は挟持状
態から解放される。
【0038】以上のような構成の荷役搬送装置によれ
ば、一対の板1の間に段ボール箱を置き、手で押さえつ
つ吊上げ部3からホイストで吊り上げれば、荷重の作用
に応じてスプリング6が収縮し、ストライカ7が突起5
を押圧して操作バルブ4がシリンダ装置8のロッド側シ
リンダキャビティへのエアー供給を開始し、シリンダ装
置8が収縮することによってパンタグラフ構造2が縦に
伸長変位し、一対の板1が閉じて段ボール箱を面圧で挟
持することができ、段ボール箱の装着のために梱包に傷
を付けることなく、複雑な操作も必要としないで容易に
段ボール箱を吊り上げることができる。
【0039】さらに、段ボール箱を挟持して吊上げ状態
で目的の位置まで運搬したら、ホイストによって段ボー
ル箱を降下させ、着地させるだけで、荷重の消失により
スプリング6が伸長し、ストライカ7が突起5から離れ
て操作バルブ4のシリンダ装置8のロッド側シリンダキ
ャビティへのエアー供給が排出に切り換わり、エアー排
出に伴ってバネ部材9の付勢力がエアー圧に勝り、シリ
ンダ装置8が伸長することによってパンタグラフ構造2
が縦に収縮し、一対の板1が開いて段ボール箱は挟持状
態から解放される。このように、本発明の第1の実施の
形態として示した荷役搬送装置では、装着および取り外
しに複雑な操作を必要とせず、簡便に操作することがで
きる。
【0040】次に、本発明の第2の実施の形態として、
リンク機構にパンタグラフを用い、リンク機構を開方向
に付勢する手段として、第1の実施の形態のバネ部材の
代わりに、ピストンシリンダ装置のヘッド側シリンダキ
ャビティに減圧した流体圧を導入する機構を備えた荷役
搬送装置を以下に説明する。
【0041】この第2の荷役搬送装置は、リンク機構を
開方向に付勢する手段以外は、図1に示した荷役搬送装
置と同様の構成を持つものであり、パンタグラフ構造
と、操作バルブを駆動させるための荷重伝達部にスプリ
ング機構も備えている。図4は、この荷役搬送装置の概
略構成を示すものであり、(a)は正面図、(b)はピ
ストンシリンダ装置と操作バルブの部分図である。
【0042】図4の荷役搬送装置は、図1と同様に一対
のパンタグラフからなるパンタグラフ構造22と、パン
タグラフ構造22の両菱形の水平方向に対向するリンク
部間に亙る形で設置された流体圧ピストンシリンダ装置
28とを備えており、パンタグラフ構造22はこのシリ
ンダ装置28と連動しており、流体圧によってピストン
ロッドが押されてシリンダ装置28が収縮するとパンタ
グラフ構造22は縦に伸長変位する。また、シリンダ装
置28が伸長すると、パンタグラフ構造22は縦に収縮
する。
【0043】また、パンタグラフ構造22の下端にそれ
ぞれ連設された板部材が段ボール箱を側面から面で挟む
ための一対の板21を構成しており、この一対の板21
は、パンタグラフ構造22の開閉に連動し、パンタグラ
フ構造22が縦に伸長するのに伴って互いに閉方向に近
づき、パンタグラフ構造22が縦方向に収縮するのに伴
って互いに開方向に遠ざかる。
【0044】この荷役搬送装置においても、図1の装置
と同様に、流体圧ピストンシリンダ装置28にパンタグ
ラフ構造22に対する開閉操作用の流体を給排するため
の操作バルブ24は、吊り上げ部23の昇降に伴って上
下動するストライカ27が突起25を押圧・解放するこ
とによってエアーの給排動作が切り換わり、またストラ
イカ27の上下動は、荷重に対抗するスプリング26の
バネ力によってある程度制御されている。
【0045】操作バルブ24には、一方にシリンダ装置
28のピストンロッド側シリンダキャビティY2 からの
エアー流路33と、ヘッド側シリンダキャビティX2
らのエアー流路34とが、また、他方にはエアー圧供給
源(不図示)からエアーを供給するエアー供給路32が
それぞれ接続されている。
【0046】ストライカ27によって突起25が押圧さ
れると、操作バルブ24は、図4の(c)の状態から図
4(d)の状態に切り換わって、エアー供給路32とロ
ッド側エアー流路33とが連通され、一方、ヘッド側エ
アー流路34の接続端は開放される。
【0047】この状態でロッド側シリンダキャビティY
2 へのエアー供給が進むと、シリンダキャビティY2
エアー圧がピストンロッドを押し、シリンダ装置28を
収縮させる。これに伴ってパンタグラフ構造22が縦に
伸長し、一対の板21が閉じてその間にある段ボール箱
を挟持し、このまま吊り上げることができる。
【0048】また、吊上げ状態から段ボール箱を下降・
着地状態にし、パンタグラフ構造22への荷重が消失す
ると、スプリング26も伸長し、ストライカ27が突起
25から離れて押圧状態から解放すると、操作バルブ2
4は、図4(d)の状態から図4(c)の状態に切り換
わって、ロッド側エアー流路33とエアー供給路32と
の連通を絶ってロッド側エアー流路33の接続端を開放
すると共に、ヘッド側エアー流路34をエアー供給路3
2と連通させる。
【0049】この時、ヘッド側シリンダキャビティX2
へエアー流路34を通り減圧弁29によって適当に減圧
されたエアーが導入され、このエアー圧によってピスト
ンロッドがヘッド側から押圧されると共に、ピストンロ
ッド側シリンダキャビティY2 からはエアー流路33を
通してエアーが排出される。ヘッド側からのピストンロ
ッドの押圧に従ってシリンダ装置28は伸長され、パン
タグラフ構造22は縦方向に収縮し、一対の板21を開
いて段ボール箱は挟持状態から解放される。
【0050】なお、ここでは、空荷状態での吊上げでシ
リンダ装置28が駆動されないために、スプリング26
のバネ力によるパンタグラフ構造22の自重作用に対す
る抵抗に加え、予め、ヘッド側シリンジキャビティX2
に、パンタグラフ構造22の開状態を維持するのに必要
なだけ減圧された保持圧を導入しておけば良い。
【0051】以上のような構成の荷役搬送装置によれ
ば、一対の板21の間に段ボール箱を置き、手で押さえ
つつ吊上げ部23からホイストで吊り上げれば、荷重の
作用に応じてスプリング26が収縮し、ストライカ27
が突起25を押圧して操作バルブ24がシリンダ装置2
8のロッド側シリンダキャビティY2 へのエアー供給を
開始し、シリンダ装置28が収縮することによってパン
タグラフ構造22が縦に伸長変位し、一対の板21が閉
じて段ボール箱を面圧で挟持することができ、段ボール
箱の装着のために梱包に傷を付けることなく、複雑な操
作も必要としないで容易に段ボール箱を取り上げること
ができる。
【0052】さらに、段ボール箱を挟持して吊上げ状態
で目的の位置まで運搬したら、ホイストによって段ボー
ル箱を降下させ、着地させるだけで、荷重の消失により
スプリング26が伸長し、ストライカ27が突起25か
ら離れて操作バルブ24のシリンダ装置28のロッド側
シリンダキャビティY2 へのエアー供給が排出に切り換
わると共に、ヘッド側シリンダキャビティX2 への適当
に減圧されたエアー供給が始まり、ヘッド側からの流体
圧によるピストンロッドの押圧に伴ってシリンダ装置2
8が伸長してパンタグラフ構造22が縦に収縮し、一対
の板21が開いて段ボール箱は挟持状態から解放され
る。このように、本発明の第2の実施の形態として示し
た荷役搬送装置でも、装着および取り外しに複雑な操作
を必要とせず、簡便に操作することができる。
【0053】図5に、本発明の第3の実施の形態として
の荷役搬送装置を示す。この装置は、図1で示した装置
と同様に、リンク機構にパンタグラフを用い、リンク機
構を常時開方向に付勢する手段としてバネ部材を利用す
る構成を持つものであるが、本装置は、一度に2つの段
ボールの搬送ができるように2つのパンタグラフ構造を
備えたものでる。
【0054】即ち、図5の正面図(a)および側面図
(b)に概略構成を示すように、吊上げ部43に直交す
る横軸50の両端には、図1のものと同型の第1パンタ
グラフ構造42A と第2パンタグラフ構造42B とがそ
れぞれ支持されており、各パンタグラフ構造(42A
42B )の下端には、第1の一対の板41A 、第2の一
対の板41B が各々連設されている。
【0055】また、各パンタグラフ構造(42A ,42
B )は、それぞれ第1流体圧ピストンシリンジ装置48
A 、第2流体圧ピストンシリンダ装置48B が備えられ
ており、これらのシリンジ装置のロッド部分には、それ
ぞれ第1バネ部材49A および第2バネ部材49B が設
けられており、第1および第2パンタグラフ構造(42
A ,42B )は常時開方向に付勢されている。
【0056】本装置では、両パンタグラフ構造の中間の
横軸50中央部に一つの操作バルブ44が設置されてお
り、この操作バルブ44によって第1のシリンダ装置4
Aおよび第2のシリンダ装置48B へのエアーの給排
を行なう。操作バルブ44の動作は、第1の実施の形態
として示した装置のものとほぼ同様であり、吊り上げ部
43の昇降に伴って上下動するストライカ47が突起4
5を押圧・解放することによってエアーの給排動作が切
り換わり、またストライカ47の上下動は、荷重に対抗
するスプリング46のバネ力によってある程度制御され
ている。
【0057】操作バルブ44には、一方に第1のシリン
ダ装置48A のピストンロッド側シリンダキャビティか
らのエアー流路53A が、他方にはエアー圧供給源(不
図示)からエアーを供給するエアー供給路52がそれぞ
れ接続されている。但し、エアー流路53A は、シリン
ダ装置側で分岐しており、この分岐したエアー流路53
B は、第2のシリンダ装置48B のピストンロッド側シ
リンダキャビティに接続している。
【0058】ストライカ47によって突起45が押圧さ
れると、操作バルブ44が切り換わり、エアー供給路5
2と第1のシリンダ装置48A のエアー流路53A とが
連通される。この状態でエアー流路53A へエアーが供
給されると、分岐されているエアー流路53B へもエア
ーが供給される。これによって第1のシリンダ装置48
A のロッド側シリンダキャビティおよび第2のシリンダ
装置48B のロッド側シリンダキャビティへエアーが導
入され、それぞれのシリンダ内でエアー圧によって各ピ
ストンロッドをが押され、第1のシリンダ装置48A
よび第2のシリンダ装置48B がそれぞれ収縮する。
【0059】これに伴って第1パンタグラフ構造42A
および第2パンタグラフ構造42Bが縦に伸長し、各第
1の一対の板41A および第2の一対の板41B が閉じ
てその間にある段ボール箱をそれぞれ挟持し、このまま
2つの段ボール箱を同時に吊り上げることができる。
【0060】また、吊上げ状態から両段ボール箱を下降
・着地状態にし、第1および第2パンタグラフ構造(4
A ,42B )への荷重が消失すると、スプリング46
が伸長し、ストライカ47が突起45から離れて押圧状
態から解放すると、操作バルブ44が切り換わってエア
ー流路53A とエアー供給路52との連通を絶つ。
【0061】この時、エアー流路53A の操作バルブ4
4側の接続端は開放され、第1のシリンダ装置48A
ロッド側シリンダキャビティからエアーが排出され、ま
た、第2のシリンダ48B のロッド側シリンダキャビテ
ィからもエアー流路53B を介してエアー流路53A
らエアーが排出される。各シリンダ内において、エアー
の排出に従ってピストンロッドを押圧していたエアー圧
は小さくなり、これに伴って第1バネ部材49A 、第2
バネ部材49B による付勢力が勝る。
【0062】これによって、第1のシリンダ装置48A
および第2のシリンダ装置48B はそれぞれ伸長され、
第1パンタグラフ構造42A および第2パンタグラフ構
造42B はそれぞれ縦方向に収縮し、第1の一対の板4
A および第2の一対の板41B を開いて両段ボール箱
は挟持状態から解放される。
【0063】以上のような構成の荷役搬送装置によれ
ば、第1および第2の一対の板(41A ,41B )の間
にそれぞれ段ボール箱を置き、手で押さえつつ吊上げ部
43からホイストで吊り上げれば、荷重の作用に応じて
スプリング46が収縮し、ストライカ47が突起45を
押圧して操作バルブ44が第1のシリンダ装置48A
ロッド側シリンダキャビティおよび第2のシリンダ装置
48B のロッド側シリンダキャビティへのエアー供給を
開始し、第1および第2のシリンダ装置(48A,48B
)が収縮することによって第1および第2パンタグラ
フ構造(42A ,42B )が縦に伸長変位し、第1およ
び第2の一対の板(41A ,41B )がそれぞれ閉じて
各段ボール箱を面圧で挟持することができ、段ボール箱
の装着のために梱包に傷を付けることなく、複雑な操作
も必要としないで容易に2つの段ボール箱を同時に吊上
げることができる。
【0064】さらに、段ボール箱を挟持して吊上げ状態
で目的の位置まで運搬したら、ホイストによって段ボー
ル箱を降下させ、着地させるだけで、荷重の消失により
スプリング46が伸長し、ストライカ47が突起45か
ら離れて操作バルブ44のエアー供給が排出に切り換わ
り、第1および第2シリンダ装置(48A ,48B )の
各ロッド側シリンダキャビティからエアーが排出される
のに伴って第1および第2バネ部材(49A ,49B
の付勢力がエアー圧に勝り、第1および第2のシリンダ
装置(48A ,48B )がそれぞれ伸長することによっ
て第1および第2パンタグラフ構造(42A ,42B
が縦に収縮し、第1および第2の一対の板(41A ,4
B )が開いて両段ボール箱は挟持状態から解放され
る。
【0065】このように、本発明の第3の実施の形態と
して示した荷役搬送装置では、装着および取り外しに複
雑な操作を必要とせず、2つの段ボール箱のいちどきの
搬送を簡便に操作することができる。
【0066】なお、この装置では、第1の実施の形態と
して示したパンタグラフ構造を開方向に付勢するバネ部
材を用いた装置を2つ組合せて改良した形となっている
が、もちろん、第2の実施の形態として示したもの、即
ち、ヘッド側シリンダキャビティへパンタグラフ構造を
開に付勢するのに必要なだけ減圧したエアー圧を導入す
る機構を設けたもの、を組合せた構成としても良い。
【0067】また、2つのパンタグラフ構造を持つ上記
のような構成では、両構造が互いにばらつくことを避け
るため、図5に示すような連結部材55を用いてパンタ
グラフ構造の下端部を、各一対の板の向かい合う両側の
同じ側にあるものどうしで固定することが望ましい。こ
れによって、2つの段ボール箱の吊上げ操作がよりスム
ーズになる。但し、このような連結部は多少自由がきく
ように遊びを設けておくことが好ましい。
【0068】また、本発明の荷役搬送装置では、吊上げ
動作開始後直ちに段ボール箱の挟持状態となることが必
要であるので、一対の板は、段ボール箱設置の際に既に
箱側面から離れ過ぎないようにある程度当接させてお
く。たとえば、図5に示すように、一対の板間にスプリ
ング56のようなストッパー手段を設けて、一対の板の
当初の開度を抑制する方法がある。
【0069】また、段ボール箱の重量が大きくなるほ
ど、一対の板による挟持状態の維持は難しくなっていく
が、段ボール箱の挟持をより確実にしたり、より重量の
大きなものの挟持・搬送を可能にするため、一対の板に
挟持力を向上させる手段を設けてもよい。例えば、図5
(a)に示すように、一対の板を開口穴60が形成され
たものとすると、面圧が上ってその分一対の板による挟
持力が増す。
【0070】また、一対の板の段ボール箱側面との当接
面が平滑であると段ボール箱は比較的滑り易くなるのは
言うまでもないが、一対の板の当接面に表面加工を施
し、微小な凹凸を形成しておく方法でも良い。この場
合、最大静止摩擦力が大きくなることによって一対の板
による挟持力が向上する。もちろん、当接面の凹凸は、
段ボール箱表面に傷を付けない程度のものである。
【0071】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の荷役搬
送装置では、一対の板を段ボール箱の両側面に当てがっ
て手で押さえながらリンク機構を吊り上げるという操作
だけで段ボール箱を一対の板に挟持させて吊上げ状態で
搬送することができ、また、目的位置までの搬送後は、
リンク機構を下降して段ボール箱を着地させるだけで挟
持状態から解放することができ、従来のように、梱包に
傷をつけたりすることなく、また煩雑な装着・取り外し
操作を必要とせず、簡便に段ボール箱の搬送操作が行な
える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による荷役搬送装置
の概略構成図であり、(a)は正面図、(b)は側面図
である。
【図2】図1で示した荷役搬送装置の操作バルブ4に対
する切換動作を説明するための部分拡大図であり、
(a)の正面図および(b)の裏面図はリンク機構に荷
重が作用する前の状態を、(c)の正面図および(d)
の裏面図はリンク機構に荷重が作用した後の状態を、そ
れぞれ示すものである。
【図3】操作バルブ4のエアー給排切換による流体圧ピ
ストンシリンダ装置8の開閉操作を説明するための説明
図であり、(a)の配管図および(b)の装置全体模式
図は操作バルブ4によるエアー供給開始前あるいはエア
ー排出状態を、(c)の配管図および(d)の装置全体
模式図は操作バルブ4によるエアー供給状態を、それぞ
れ示すものである。
【図4】本発明の第2の実施の形態による荷役搬送装置
の説明図であり、(a)は装置上部の概略正面図、
(b)は流体圧シリンダ装置部分の側面図、(c)は操
作バルブによるシリンダ装置へのエアー供給開始前ある
いはエアー排出状態を示す配管図、(d)は操作バルブ
によるシリンダ装置へのエアー供給状態を示す配管図で
ある。
【図5】本発明の第3の実施の形態による荷役搬送装置
の概略構成図であり、(a)は正面図、(b)は側面図
である。
【符号の説明】
1,21,41A ,41B :一対の板 2,22,42A ,42B :パンタグラフ構造 3,23,42:吊上げ部 4,24,44:操作バルブ 5,25,45:突起 6,26,46:スプリング 7,27,47:ストライカ 8,28,48A ,48B :流体圧ピストンシリンダ装
置 9,49A ,49B :バネ部材 10,30,50:横軸 12,32,52:エアー供給路 13,33,53A ,53B :エアー流路(ピストンロ
ッド側) 34:エアー流路(ヘッド側) X1 ,X2 :ピストンロッド側シリンダキャビティ Y1 ,Y2 :ヘッド側シリンダキャビティ 55:連結部材 56:(一対の板間)スプリング 60:開口穴

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 段ボール箱の向かい合う側面を両側から
    面で挟む一対の板と、この一対の板を開閉可能に支持す
    ると共に常時開方向に付勢されたリンク機構と、このリ
    ンク機構を前記付勢力に抗して閉方向に駆動する流体圧
    ピストンシリンダ装置と、リンク機構の荷重の作用の有
    無に応じて前記ピストンシリンダ装置に開閉操作用の流
    体を給排するための操作バルブと、段ボール箱を前記一
    対の板で挟んだ状態で前記リンク機構を介して吊り上げ
    る吊上げ装置と、を備えたことを特徴とする荷役搬送装
    置。
  2. 【請求項2】 前記リンク機構は、パンタグラフ構造を
    持つことを特徴とする請求項1に記載の荷役搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記リンク機構を開方向に付勢する手段
    として、前記流体圧ピストンシリンダ装置のピストンロ
    ッドと、このロッドのリンク機構に対して開閉操作をす
    るための作用部分との間に設けられたバネ部材を持つこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2に記載の荷役搬
    送装置。
  4. 【請求項4】 前記リンク機構を開方向に付勢する手段
    として、前記流体圧ピストンシリンダ装置のヘッド側シ
    リンダキャビティに減圧した流体圧を導入する機構を備
    えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
    荷役搬送装置。
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