JPH09156738A - 空気浮上式ベルトコンベヤ - Google Patents

空気浮上式ベルトコンベヤ

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JPH09156738A
JPH09156738A JP32005395A JP32005395A JPH09156738A JP H09156738 A JPH09156738 A JP H09156738A JP 32005395 A JP32005395 A JP 32005395A JP 32005395 A JP32005395 A JP 32005395A JP H09156738 A JPH09156738 A JP H09156738A
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trough
belt
air supply
conveyor
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気浮上式ベルトコンベヤにおいてベルトを
トラフから離脱させるトリッパを設けるためには、この
トリッパの部位における浮上用空気の漏洩が生じる。 【解決手段】 ベルトBをトラフ1から離脱させた状態
でコンベヤの長手方向に移動するトリッパTの位置する
部位で、トラフ1からベルトBが離脱する範囲L内に給
気孔2を塞ぐスライド部材Sを設けて、コンベヤの長手
方向に設けた複数の給気孔2の所定範囲を塞ぐ。このス
ライド部材SによりトリッパTが移動しても浮上用空気
の漏洩を適切に防止できる空気浮上式ベルトコンベヤを
構成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願に係る発明は、バラ
物(例、火力発電所における石炭,石こう及び湿灰、製
鉄所における鉄鉱石及び副原料等)を、浮上用空気で浮
上させたベルトによって搬送する空気浮上式のベルトコ
ンベヤに関し、更に詳しくは、ベルトをトラフから離脱
させた状態でコンベヤの長手方向に移動するトリッパ等
の可動機を有する空気浮上式ベルトコンベヤに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、バラ物(例、火力発電所における
石炭,石こう及び湿灰、製鉄所における鉄鉱石及び副原
料等、以下「被搬送物」という。)を搬送する手段とし
て空気浮上式ベルトコンベヤが用いられる場合がある。
この空気浮上式ベルトコンベヤは、低振動,低騒音であ
るため、使用場所によっては有用されている。
【0003】このような空気浮上式ベルトコンベヤの従
来技術として、特開平4−317911号公報記載の発
明がある。この発明は、図11の全体概略図と図12の
同図の要部斜視図に示すように、外管51と内部に配置
した内管52の二重管構造のコンベヤで、内管52が搬
送側として使用され、外管51が戻り側として使用され
ており、内管52を通って搬送したベルト53はヘッド
プーリ54側で反転して外管51内を通って戻るように
構成されている。
【0004】この空気浮上式ベルトコンベヤは、外管5
1及び内管52とベルト53との接触面に外側から送風
機55によって所定圧の浮上用空気が供給され、この空
気によってベルト53が外管51及び内管52の内面か
ら所定量だけ浮上した状態で被搬送物Mを搬送するよう
に構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、被搬送物
を、例えばスタッカやリクレーマ等に移送する場合や、
屋内貯蔵庫中で被搬送物を移送するコンベヤ等において
は、長手方向の中間位置で被搬送物を払出す必要性を生
じる場合がある。このような場合、図13の全体概略図
に示すように、コンベヤ長手方向に移動できる走行式ト
リッパTを設けたトリッパコンベヤが用いられる。ま
た、この反対に長手方向の中間位置で被搬送物を積込む
必要性を生じる場合もあり、この場合には図13に示す
ようにコンベヤ長手方向に移動できるローディングテー
ブルRが用いられる。
【0006】しかしながら、このようなトリッパTやロ
ーディングテーブルR等(以下、総称して可動機とい
う。)を有するコンベヤに上記空気浮上式ベルトコンベ
ヤを採用しようとした場合、上記空気浮上式ベルトコン
ベヤではトラフが二重管構造で完全な密閉構造となって
いるため採用することができない。
【0007】しかも、このような可動機を有するコンベ
ヤに空気浮上式ベルトコンベヤを採用しようとした場
合、これら可動機の位置でベルトをトラフから離脱させ
る必要があるので、ベルトを離脱させた位置において浮
上用空気が漏洩してしまう。この浮上用空気の漏洩は、
トラフ上にベルトが有る位置ではある程度の吐出圧がな
いと浮上用空気を吐出することができないため、トラフ
上にベルトがない可動機の部位からはより多量の浮上用
空気が漏洩することとなる。
【0008】また、この可動機は、上記したようにコン
ベヤ長手方向の任意の位置へ走行するため、この可動機
の移動に伴ってベルトの離脱する位置も変化することと
なり、更に、ベルト上に積載する搬送物の量によっても
ベルトがトラフから離脱する位置が変化する場合もあ
る。従って、このように長手方向に変移するベルトの離
脱する位置における浮上用空気の漏洩を防止することは
困難である。
【0009】この可動機の位置から多量に浮上用空気が
漏洩すると、トラフ上のベルトを浮上させるための吐出
空気圧が低下してしまい、適切なベルトの浮上量を得る
ことが困難になってしまう。そのため、空気浮上式ベル
トコンベヤにおいてベルトをトラフから離脱させる可動
機を設けるためには、この可動機の部位における浮上用
空気の漏洩防止を図る手段が必要となる。
【0010】そこで上記課題に鑑みて、この出願に係る
発明は、可動機が移動しても該可動機の部位における浮
上用空気の漏洩を適切に防止できる空気浮上式ベルトコ
ンベヤを提供することを目的としたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る空気浮上式ベルトコンベヤは、コン
ベヤの長手方向に設けた給気室からトラフに設けた複数
の給気孔を介してトラフ上のベルトに浮上用空気を供給
してベルトを浮上させる空気浮上式ベルトコンベヤにお
いて、前記ベルトをトラフから離脱させた状態でコンベ
ヤの長手方向に移動する可動機を設け、該可動機の位置
する部位でトラフからベルトが離脱する範囲内に前記給
気孔を塞ぐ漏洩防止手段を設けたことを特徴とするもの
である。このように、空気浮上式ベルトコンベヤにおい
てベルトをトラフから離脱させた状態でコンベヤの長手
方向に移動する可動機を設けた場合でも、可動機の位置
する部位でトラフからベルトが離脱する範囲内の給気孔
を漏洩防止手段で塞いで浮上用空気の漏洩を防止するの
で、浮上用空気を漏洩させることなく被搬送物を搬送す
ることができる。
【0012】上記漏洩防止手段とは、給気孔を塞いで空
気が漏れないようにする手段であり、可動機が位置する
部位の給気孔を塞ぎながら移動する手段や可動機が位置
する時にのみその部位の給気孔を塞ぐ手段を意味し、樹
脂やゴム等によって給気孔を塞ぐ手段によって達成する
ことができる。
【0013】請求項2に係る空気浮上式ベルトコンベヤ
は、上記請求項1において、可動機の位置する部位でト
ラフ外面から給気孔を塞ぐ漏洩防止手段を可動機に設け
たことを特徴とするものであり、このように漏洩防止手
段を可動機に設けることにより、可動機が移動しても可
動機の位置する部位でトラフ外面、すなわちベルト側か
ら給気孔を塞ぐことができる。
【0014】請求項3に係る空気浮上式ベルトコンベヤ
は、上記請求項1において、可動機の位置する部位でト
ラフ内面から給気孔を塞ぐ漏洩防止手段をトラフ内面に
設けたことを特徴とするものであり、このように漏洩防
止手段をトラフ内面に設けることにより、可動機が移動
しても可動機の位置する部位でトラフ内面、すなわち給
気室側から給気孔を塞ぐことができる。
【0015】請求項4に係る空気浮上式ベルトコンベヤ
は、上記請求項2又は請求項3において、漏洩防止手段
をトラフ側へ押圧する押圧手段を設けたことを特徴とす
るものであり、このように漏洩防止手段を押圧手段でト
ラフ側へ押圧することにより、可動機の移動時に漏洩防
止手段とトラフとの間隔が変化しても接触を確実に保っ
て給気孔を塞ぐことができる。
【0016】請求項5に係る空気浮上式ベルトコンベヤ
は、上記請求項2〜4のいずれかにおいて、トラフから
ベルトが離脱する範囲内を塞ぐスライド部材を可動機に
設け、該スライド部材とトラフとの接触面に低摩擦材を
設けて漏洩防止手段を構成したことを特徴とするもので
ある。このように低摩擦材をトラフと接触するスライド
部材の接触面に設けることにより、可動機をスライドさ
せる時の抵抗を低減してスムーズな漏洩防止を図ること
ができる。
【0017】請求項6に係る空気浮上式ベルトコンベヤ
は、上記請求項3において、トラフ内面に給気孔を塞ぐ
複数の閉鎖部材を設け、該閉鎖部材のトラフからベルト
が離脱する範囲を可動機に設けた作動部材で作動させて
給気孔を塞ぐようにして漏洩防止手段を構成したことを
特徴とするものである。このように給気孔を塞ぐ複数の
閉鎖部材をトラフ内面に設けておき、トラフからベルト
が離脱する範囲のみの閉鎖部材を可動機に設けた作動部
材で作動させることにより部分的に給気孔を塞ぐことが
できる。この作動部材による閉鎖部材の作動とは、可動
機と共に移動する作動部材が閉鎖部材に接することによ
って閉鎖機能を発揮するようにものであり、作動部材に
よる閉鎖部材の押し込み等によって行われる。
【0018】請求項7に係る空気浮上式ベルトコンベヤ
は、コンベヤの長手方向に設けた給気室からトラフに設
けた複数の給気孔を介してトラフ上のベルトに浮上用空
気を供給してベルトを浮上させる空気浮上式ベルトコン
ベヤにおいて、前記ベルトをトラフから離脱させた状態
でコンベヤの長手方向に移動する可動機を設け、前記給
気室をコンベヤ長手方向に複数の給気室ブロックに分割
し、該給気室ブロック毎に空気供給弁を設け、該空気供
給弁で前記可動機を移動させてトラフからベルトが離脱
する範囲内の給気室ブロックへ供給する浮上用空気を遮
断したことを特徴とするものである。この空気浮上式ベ
ルトコンベヤによれば、可動機が移動してトラフからベ
ルトが離脱する範囲内の給気室ブロックへの浮上用空気
を遮断するので、浮上用空気を漏洩させることなく被搬
送物を搬送することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この出願に係る発明の実施
の形態の一例を図面に基づいて説明する。なお、空気浮
上式ベルトコンベヤの全体構成としては上述した図13
の構成と同一の構成について説明し、可動機の位置する
部位のみの図面に基づいて説明する。
【0020】まず、トラフ外面からトラフ長手方向に設
けた給気孔を塞ぐことによって浮上用空気の漏洩を防止
する漏洩防止手段を設けた実施の形態を説明する。以下
の説明では、可動機の例として主としてトリッパを例に
し、ローディングテーブルについては簡略化して説明す
る。
【0021】図1はこの出願に係る空気浮上式ベルトコ
ンベヤで、トラフ外面から密閉する第1の実施の形態を
示す要部概略図であり、(a) はトリッパ部の側面図、
(b) はローディングテーブル部の側面図である。図2
(a) は図1に示すトリッパとローディングテーブルの端
部における拡大図、(b) は同図のA−A断面図、(c) は
(b) の要部拡大断面図である。
【0022】図1(a) に示すように、空気浮上式ベルト
コンベヤのトラフ1の長手方向には複数の給気孔2が設
けられており、その中間位置にはトリッパTが設けられ
ている。
【0023】このトリッパTは、ベルトBが図において
左側から右側へと移動し、このトリッパTの位置する部
位でベルトBがトラフ1上から緩やかに離脱してトリッ
パTのフレーム3上に設けられたローラrへと移り、上
部ベルトプーリ4で逆方向に曲げられ、更に下部ベルト
プーリ5で曲げられた後で緩やかにトラフ1上へと戻る
ように設けられている。従って、このトリッパTに設け
られた上下2個のベルトプーリ4,5によってベルトB
がS字状に曲げられている。なお、6は上部ベルトプー
リ4から被搬送物を払い出すシュートである。
【0024】上記ベルトBがトラフ1上から離脱する範
囲Lは、ベルトBのスムーズな移動を維持するためにト
リッパTの位置する部位の前後所定範囲間において離脱
することとなる。そこで、この実施の形態ではベルトB
が離脱する範囲LにおいてトリッパTのフレーム3にス
ライド部材Sを設け、このスライド部材Sによってベル
トBの離脱する範囲L内の空気の漏洩を防止している。
【0025】このことは、図1(b) に示すように、ロー
ディングテーブルRの場合でも同様であり、このローデ
ィングテーブルRに設けられたローラrの下部において
はベルトBがトラフ1から離脱するため、このベルトB
が離脱する範囲LにおいてローディングテーブルRの下
部に上記トリッパTと同様のスライド部材Sを設けるこ
とにより、ベルトBが離脱する範囲Lでの空気の漏洩を
防止することができる。
【0026】上記スライド部材SをトリッパTに設けた
例を図2(a),(b),(c) に基づいて詳細に説明する。トリ
ッパTのフレーム3の下部には、C字状の枠材7が開口
側を下向きにして設けられており、この枠材7はフレー
ム3と一体的に連結されている。この枠材7の内部に
は、板バネと同様に弾性を有する押え板8が設けられて
おり、略V字状に形成された両端上部8aが上記枠材7
に付いた状態で中央部8bを下向きに押圧するように設
けられている。従って、押え板8自体の弾性力によって
押え板8の中央部8bをトラフ1に向けて押圧すること
によってシール性を高めている。この押え板8は板バネ
と同様に弾性を有するものであればよい。
【0027】上記押え板8の中央部8bにはトラフ1に
設けられた給気孔2を塞ぐことができる所定幅の略水平
部が形成されており、この水平部の下面には、トラフ1
との接触による磨耗を防止するために耐磨耗性があり、
かつ、摩擦係数の小さい低摩擦材9(例えば、高分子ポ
リエチレン等)が設けられている。この低摩擦材9は高
分子系に限らず、耐磨耗、低摩擦の性質を持つものであ
ればよい。従って、この低摩擦材9は押え板8によって
枠材7に対して常に下向き、つまりトラフ1側に向かっ
て押圧された状態となっている。なお、この例では押え
板8の上部8aと枠材7との間に低摩擦材8cを設けて
押え板8と枠材7との金属接触を防止している。
【0028】また、上記枠材7の長手方向両端部におい
ては、図2(a) に示すように高さが漸次縮小するように
形成され、両端部でほぼトラフ1面に沿うような形状に
形成されており、この枠材7の内部に設けられた押え板
8も同様に形成されている。従って、枠材7の両端にお
いて浮上用空気の漏れを防止している。なお、10は給
気孔2に浮上用空気を供給するための給気室であり、コ
ンベヤの長手方向に連続して設けられている。
【0029】更に、ベルトBがトラフ1から離脱して上
記トリッパTのフレーム3に設けられたローラrによっ
て受けられるまでの間と、下部ベルトプーリ5からトラ
フ1上に戻るまでの間には、枠材7の上面でベルトBの
接する位置に低摩擦材11が設けられており、ベルトB
のスムーズな移動が図られている。
【0030】なお、上記トリッパTは、フレーム3の側
部に設けられた図示しない走行車輪がコンベヤの長手方
向に設けられた図示しないレール上を走行するように構
成されており、この走行機能によってコンベヤ長手方向
の任意の位置へ移動できるように構成されている。この
走行機能については従来のトリッパと同様であるため、
その説明は省略する。
【0031】以上のように形成された第1の実施の形態
によれば、以下のようにしてトリッパTの位置する部位
からの浮上用空気の漏洩を防止することができる。
【0032】すなわち、トリッパTの位置する部位にお
いては、ベルトBがトラフ1から緩やかな円弧を描きな
がら離脱して行くが、この時、ベルトBの下面は枠材7
の上部に設けられた低摩擦材11に接してスムーズに離
脱して行く。そして、フレーム3上のローラrによって
ガイドされて上部ベルトプーリ4によって反転させられ
た後、下部ベルトプーリ5によって更に反転させられ、
最後に枠材7上に設けられた低摩擦材11に接してから
トラフ1上へと戻る。
【0033】このベルトBがトラフ1から一旦離脱して
から再びトラフ1上へと戻る間の離脱する範囲L(図
1)においては、トリッパTと共に移動するスライド部
材S内の押え板8によってトラフ1に設けられた給気孔
2が塞がれるので、可動機であるトリッパTが位置する
部位において浮上用空気を漏らすことなく空気浮上式ベ
ルトコンベヤとしての機能を発揮することができる。
【0034】また、トリッパTを移動させたとしても、
押え板8で低摩擦材9をトラフ1に押圧した状態でスラ
イド部材Sも移動するため、常にトリッパTの位置する
部位のベルトBが離脱する範囲Lを塞いで浮上用空気の
漏洩を防止して、常に空気浮上式ベルトコンベヤとして
の機能を発揮することができる。
【0035】次に、上記第1の実施の形態におけるスラ
イド部材の他の構成を図3に示す第2の実施の形態の要
部拡大断面図に基づいて説明する。なお、上述した第1
の実施の形態と同一の構成については、同一符号を付し
てその説明は省略する。
【0036】この第2の実施の形態では第1の実施の形
態の押え板8に代えて枠材7の長手方向に低摩擦材によ
るリップシール12を設けることにより浮上用空気の漏
れを防止したものであり、ボルト等の取付具12aによ
って枠材7に固定されている。
【0037】このように構成したスライド部材Sによれ
ば、上記第1の実施の形態と同様に可動部材であるトリ
ッパTの位置する部位におけるベルトBが離脱する範囲
Lの給気孔2を塞ぐことができ、また、トリッパTが移
動したとしてもトリッパTと共にスライド部材Sも移動
してベルトBが離脱する範囲Lの給気孔2を塞ぐことが
できるため、浮上用空気の漏洩を防止して、常に空気浮
上式ベルトコンベヤとしての機能を発揮することができ
る。この実施の形態の場合、スライド部材Sの内部に浮
上用空気よりも高圧の空気を外部から供給すれば給気孔
2からの空気の漏洩を高圧空気が遮断するため、更に漏
洩を防止できる。
【0038】また、図4に示す第3の実施の形態の要部
拡大断面図のように、枠材7の内部に弾性のあるチュー
ブ13を設けると共に、このチューブ13とトラフ1と
の接触面に低摩擦材14を設け、このチューブ13の内
部に高圧空気を注入することによって膨張させれば低摩
擦材14をトラフ1に押圧して給気孔2を塞ぐことがで
きる。この場合、高圧空気を供給するコンプレッサはト
リッパTのフレーム3上に設けてもよい。なお、他の構
成は上述した第1の実施の形態と同一であるため、その
説明は省略する。この実施の形態の場合も上記第1及び
第2の実施の形態と同様に、給気孔2から浮上用空気が
漏洩するのを防止して空気浮上式ベルトコンベヤとして
の機能を発揮することができる。
【0039】更に、図5(a),(b) に示す第4の実施の形
態によっても浮上用空気の漏洩を防止することができ
る。図5(a) はトリッパ部の側面図であり、(b) は吊下
げ板を示す斜視図であり、図示するように、トリッパT
のフレーム3の下部に吊下げ板15をリンク16によっ
て吊り下げ、この吊下げ板15の自重によってトラフ1
と接触させている。なお、17はトリッパTのフレーム
であり、このフレーム17に設けた脚に設けた走行車輪
18がレール19上を移動するように構成されている。
20はサイドローラである。また、ベルトBの流れ等の
構成は上述した第1の実施の形態と同一であるため、そ
の説明は省略する。
【0040】このような吊下げ板15を設けることによ
り、トリッパTの位置する部位において給気孔2を塞ぐ
ので、ベルトBがトラフ1から離脱する範囲(図1参
照)において浮上用空気の漏洩を防止することができ
る。なお、図示していないが、吊下げ板15とトラフ1
との接触面には上述した高分子系の低摩擦材が設けら
れ、トラフ1上における吊下げ板15の円滑な移動を図
っている。
【0041】一方、トラフ内面からトラフ長手方向に設
けた給気孔を塞ぐことによって浮上用空気の漏洩を防止
する漏洩防止手段を設けた実施の形態を以下に説明す
る。なお、上述した実施の形態と同一の構成について
は、同一符号を付してその説明は省略する。
【0042】図6はこの出願に係る空気浮上式ベルトコ
ンベヤで、トラフ内面から密閉する第5の実施の形態を
示す要部概略図であり、(a) はトリッパ部の側面図、
(b) はローディングテーブル部の側面図である。図7
(a) は図6に示すトリッパとローディングテーブルの端
部における拡大図、(b) は同図のB−B断面図、(c) は
(b) の要部拡大図である。
【0043】図6(a),(b) 及び図7(a) に示すように、
上述したトラフ外面から給気孔を塞ぐ実施の形態と異な
る点は、ベルトBとトラフ1との間には、トラフ1の外
部から支持されたトリッパTあるいはローディングテー
ブルRのみが存在し、トラフ1からベルトBが離脱する
範囲Lにスライド部材Sが存在しないことである。
【0044】これらの図では省略しているが、この実施
の形態では図7(b),(c) に示すように、トラフ1の内
面、すなわちトラフ1下面の給気室10側から給気孔2
を塞いで浮上用空気の漏洩を防止するように構成されて
おり、トラフ1下面の給気室10の内部に設けられた閉
鎖部材21をロッド部材22によって回動させることに
よって給気孔2を塞ぐように構成されている。
【0045】上記閉鎖部材21はL字状に形成されてお
り、トラフ1から下方に突設されたブラケット23に軸
24によって支持され、この軸24を中心にして回動可
能なように設けられている。そして、側方へ延びて給気
孔2の下方に位置する先端にはゴム等の弾性材21aが
設けられ、下向きに延びた先端には長孔21bが形成さ
れている。この閉鎖部材21は給気孔2と同一数か、又
は複数の給気孔2を同時に塞ぐ場合にはそれ以下の数が
並設される。
【0046】また、上記ロッド部材22は、一端が給気
室10の側壁から突出して設けられ、もう一端が上記閉
鎖部材21の長孔21bに連結されており、ロッド部材
22の水平方向の往復運動に対して閉鎖部材21が軸2
4を中心にして回動する時の変位をこの長孔21bによ
って吸収している。そして、このロッド部材22はバネ
25によって常に外方へ付勢されている。このバネ25
は図示するようなコイル状のバネ以外に板バネ状のもの
であってもよく、ロッド部材22を常に外方へ付勢でき
るものであればよい。なお、このロッド部材22の給気
室貫通部にはパッキン26が設けられており、給気室1
0内の浮上用空気の漏洩を防止している。
【0047】このように構成された第5の実施の形態に
よれば、トリッパTと一体的に連結された作動部材27
(図7(b) )がトリッパTの移動と共に移動すると、こ
の作動部材27が給気室10から突出したロッド部材2
2の端部をバネ25に抗して押し込むので、このロッド
部材22が閉鎖部材21を回動させてトリッパTの位置
する部位の給気孔2を塞いで浮上用空気のを漏洩を防止
する。
【0048】そして、トリッパTが移動すると、作動部
材27によるロッド部材22の端部の押し込みが解除さ
れるので、ロッド部材22はバネ25によって元の状態
へと戻るので閉鎖部材21も開放する方向に回動して給
気孔2が開放された状態となる。なお、閉鎖部材21の
端部に設けた弾性材21aは、閉鎖部材21の先端で所
定角度範囲で回動可能に設けられており、給気孔2を塞
いだ時のシール性をより確実にしている。
【0049】次に、図8に示す要部拡大断面図に基づい
てトラフ内面から密閉する第6の実施の形態を説明す
る。この実施の形態は、上述した第1の実施の形態と同
様にトリッパと共に移動するスライド部材によって給気
孔を塞ぐ実施の形態である。
【0050】図示するように、トラフTの下部には給気
孔2を塞ぐスライド部材Sが設けられており、このスラ
イド部材Sの下部には板バネ28が設けられ、この板バ
ネ28は走行台29に固定されて下方からスライド部材
Sを給気孔2側へ押圧している。このスライド部材Sの
上部、すなわちトラフ1との接触面には低摩擦材30が
設けられている。
【0051】また、給気室31はトラフの幅とほぼ同一
幅で形成されており、この給気室31の両側部壁面まで
走行台29の両側部から延設された支持ブラケット32
が設けられ、この支持ブラケット32の端部には鉄片3
3が設けられている。この走行台29の下部にはキャス
タ34が設けられており、給気室31の内部を長手方向
に走行できるように構成されている。
【0052】そして、給気室31の両側部壁面は、下部
の所定範囲が低摩擦材31aによって形成されており、
この低摩擦材31aの内面にほぼ接するように上記鉄片
33が設けられている。そして、この低摩擦材31aの
外面には電磁石35が設けられており、この電磁石35
はトリッパTと一体的に移動するように連結されてい
る。
【0053】従って、この実施の形態によれば、トリッ
パTが移動すると電磁石35も移動するので、この電磁
石35の磁力によってポリエチレンライナ31aの内面
に設けられた鉄片33も移動し、この鉄片33の移動に
よって、走行台29と共にスライド部材Sの低摩擦材3
0が給気孔2を塞いだ状態で移動し、トリッパTの位置
する部位における給気孔2を塞いで浮上用空気の漏洩を
防止して空気浮上式ベルトコンベヤとしての機能を発揮
することができる。
【0054】次に、図9に基づいてトラフ内面から密閉
する第7の実施の形態を説明する。図9(a) は要部拡大
断面図で、(b) は(a) のC−C断面図、(c) はスライド
部材の支持部を示す側面図、(d) は他の支持部を示す側
面図である。
【0055】図示するように、トラフ1の下部に長手方
向に連続するL字状のレール36を設けると共にこのレ
ール36上に低摩擦材36aを設け、この低摩擦材36
a上を走行する車輪37を先端に設けたロッド38にブ
ラケット39を設けてスライド部材Sを支持することに
より、このスライド部材Sによって給気孔2を塞ぐこと
ができる。このスライド部材Sとトラフ1との接触面に
は低摩擦材39cが設けられている。このスライド部材
Sは、(c) 及び(d) に示すように、ロッド38に設けら
れたガイドブラケット39aによって長手方向における
所定位置を保持すると共に、ロッド38に設けられた他
の支持ブラケット39bとの間にバネ40を設けること
により常に給気孔側へと付勢されている。
【0056】上記ロッド38の他端は、給気室10の側
部に設けられた走行溝41から外部に突出するように設
けられており、この端部は図示しない連結部材によって
トリッパTと連結されている。なお、(b) に示すよう
に、走行溝41の上下にはシール材42が設けられてお
り、このシール材42によって走行溝41から浮上用空
気が漏洩するのを防止している。
【0057】このように構成された第7の実施の形態に
よれば、トリッパTが移動するとロッド38も共に移動
し、この時、ロッド38の先端に設けられた車輪37は
レール36上を走行し、ロッド38にブラケット39を
介して連結されたスライド部材Sは給気孔2に押圧され
た状態のままで移動する。従って、トリッパTの位置す
る部位においてトラフ1の給気孔2を塞いで浮上用空気
の漏洩を防止して空気浮上式ベルトコンベヤとしての機
能を発揮することができる。
【0058】ところで、上述した実施の形態ではトラフ
外面あるいは内面からトラフ長手方向に設けた給気孔を
塞ぐことによって浮上用空気の漏洩を防止する漏洩防止
手段を設けた実施の形態を説明したが、図10の説明図
に示す第8の実施の形態のように構成してもよい。
【0059】この第8の実施の形態は、上述した給気室
10をコンベヤ長手方向に複数の給気室ブロックに分割
し、各ブロック毎にトリッパ等の位置する部位への浮上
用空気の供給を遮断することによってトラフ1からベル
トBが離脱しても浮上用空気が漏れないようにするもの
である。
【0060】この例では、数十メートルの空気浮上式ベ
ルトコンベヤ(なお、全長が任意のものにも適用可)の
給気室10を長手方向に複数、例えば約10m単位の給
気室ブロック43で分割し、各々の給気室ブロック43
の浮上用空気入口に給気あるいは遮断をするためのバル
ブ44を設け、このバルブ44を開閉するための開閉レ
バー(図示省略)を例えば側部へ張り出すように設けて
おく。
【0061】そして、トリッパTのフレーム3に上記開
閉レバーを開閉させるように倒す作動部材(図7(b) 参
照)を設け、トリッパTが位置する部位の開閉レバーを
この作動部材で倒すことにより、機械的に浮上用空気の
漏洩部分に相当する給気室ブロック43のバルブ44を
閉鎖すれば浮上用空気の漏洩を遮断することができる。
また、上記バルブ44を電磁バルブにすれば遠隔制御に
よってバルブ44の開閉をしてトリッパTの走行に合わ
せて漏洩部分に相当する所定範囲の給気室ブロック43
への浮上用空気を遮断することができる。なお、浮上用
空気は送風機45から供給される。
【0062】この実施の形態では、給気室10の全長を
全て同一長さで分割した例を示しているが、この分割長
さは異なる長さ、あるいはこれらの組合せであっても良
く、コンベヤの長さや使用条件等によって適宜設定すれ
ばよい。
【0063】なお、上述したいずれの実施の形態でもト
リッパTを例に説明しているが、いずれの実施の形態で
もローディングテーブルRでも同様に浮上用空気の漏洩
を防止することができる。また、この場合でも他の低摩
擦材等の構成はトリッパの場合と同様に設けられる。
【0064】
【発明の効果】この出願に係る発明は、以上説明したよ
うに構成しているので、以下に記載するような効果を奏
する。
【0065】請求項1〜6に係る空気浮上式ベルトコン
ベヤによれば、ベルトをトラフから離脱させてコンベヤ
の長手方向に移動する可動機を設けた場合でも、可動機
の位置する部位でベルトが離脱する範囲の給気孔を漏洩
防止手段で塞いで浮上用空気の漏洩を防止することがで
きるので、可動機を有する空気浮上式ベルトコンベヤを
構成することが可能となる。
【0066】特に、請求項2に係る空気浮上式ベルトコ
ンベヤによれば、可動機が移動してもトラフ外面、すな
わちベルト側から漏洩防止手段で確実に給気孔を塞ぐこ
とができるので、漏洩防止手段を可動機と一体的に形成
した空気浮上式ベルトコンベヤを構成することが可能と
なる。
【0067】特に、請求項3に係る空気浮上式ベルトコ
ンベヤによれば、可動機が移動してもトラフ内面、すな
わち給気室側から漏洩防止手段で確実に給気孔を塞ぐこ
とができるので、トラフの内面に設けた漏洩防止手段の
メンテナンスが容易な空気浮上式ベルトコンベヤを構成
することが可能となる。
【0068】特に、請求項4に係る空気浮上式ベルトコ
ンベヤによれば、漏洩防止手段とトラフとの間隔が変化
しても給気孔を確実に塞ぐことができるので、トラフと
可動機との相対位置精度の許容範囲が大きく製作が容易
な空気浮上式ベルトコンベヤを構成することが可能とな
る。
【0069】特に、請求項5に係る空気浮上式ベルトコ
ンベヤによれば、可動機の移動に追従してスライド部材
を移動させてトラフ内面から給気孔を確実に塞ぐと共
に、低摩擦材によって可動機をスライドさせる時のスラ
イド部材の抵抗を低減してスムーズな漏洩防止を図るこ
とが可能となる。
【0070】特に、請求項6に係る空気浮上式ベルトコ
ンベヤによれば、可動機に設けた作動部材が可動機と共
に移動して可動機の位置する部位の閉鎖部材を作動させ
て浮上用空気の漏洩を防止する空気浮上式ベルトコンベ
ヤを構成することが可能となる。
【0071】また、請求項7に係る空気浮上式ベルトコ
ンベヤによれば、ベルトをトラフから離脱させた状態で
コンベヤの長手方向に移動する可動機を設けた場合で
も、可動機の位置する部位でベルトが離脱する範囲の給
気室ブロックへの浮上用空気を遮断して浮上用空気の漏
洩を防止することができるので、可動機を有する空気浮
上式ベルトコンベヤを構成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願に係る空気浮上式ベルトコンベヤでト
ラフ外面から密閉する第1の実施の形態を示す要部概略
図であり、(a) はトリッパ部の側面図、(b) はローディ
ングテーブル部の側面図である。
【図2】(a) は図1に示すトリッパとローディングテー
ブルの端部における拡大図、(b) は同図のA−A断面
図、(c) は(b) の要部拡大断面図である。
【図3】図2(c) に示す要部拡大断面図の第2の実施の
形態を示す要部拡大断面図である。
【図4】図2(c) に示す要部拡大断面図の第3の実施の
形態を示す要部拡大断面図である。
【図5】この出願に係る空気浮上式ベルトコンベヤでト
ラフ外面から密閉する第4の実施の形態を示す要部概略
図であり、(a) はトリッパ部の側面図、(b) は吊下げ板
を示す斜視図である。
【図6】この出願に係る空気浮上式ベルトコンベヤでト
ラフ内面から密閉する第5の実施の形態を示す要部概略
図であり、(a) はトリッパ部の側面図、(b) はローディ
ングテーブル部の側面図である。
【図7】(a) は図6に示すトリッパとローディングテー
ブルの端部における拡大図、(b) は同図のB−B断面
図、(c) は(b) の要部拡大断面図である。
【図8】トラフ内面から密閉する第6の実施の形態を示
す要部拡大断面図である。
【図9】トラフ内面から密閉する第7の実施の形態を示
す図面であり、(a) は要部拡大断面図、(b) はC−C断
面図、(c) はスライド部材の支持部を示す側面図、(d)
は他の支持部を示す側面図である。
【図10】この出願に係る空気浮上式ベルトコンベヤで
給気室をコンベヤ長手方向に複数の給気室ブロックに分
割する例を示す第8の実施の形態を示す説明図である。
【図11】従来の空気浮上式ベルトコンベヤを示す全体
概略図である。
【図12】図11に示す空気浮上式ベルトコンベヤの要
部斜視図である。
【図13】従来のトリッパコンベヤを示す全体概略図で
ある。
【符号の説明】
1…トラフ 2…給気孔 3…フレーム 7…枠材 8…押え板 9…低摩擦材 10…給気室 11…低摩擦材 12…リップシール 13…チューブ 15…吊下げ板 16…リンク 18…走行車輪 19…レール 21…閉鎖部材 22…ロッド部材 24…軸 25…バネ 27…作動部材 28…板バネ 29…走行台 30…低摩擦材 31…給気室 33…鉄片 35…電磁石 36…レール 37…車輪 38…ロッド 39…ブラケット 42…シール材 43…給気室ブロック 44…バルブ r…ローラ B…ベルト T…トリッパ R…ローディングテーブル S…スライド部材 L…離脱する範囲

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンベヤの長手方向に設けた給気室から
    トラフに設けた複数の給気孔を介してトラフ上のベルト
    に浮上用空気を供給してベルトを浮上させる空気浮上式
    ベルトコンベヤにおいて、 前記ベルトをトラフから離脱させた状態でコンベヤの長
    手方向に移動する可動機を設け、該可動機の位置する部
    位でトラフからベルトが離脱する範囲内に前記給気孔を
    塞ぐ漏洩防止手段を設けたことを特徴とする空気浮上式
    ベルトコンベヤ。
  2. 【請求項2】 可動機の位置する部位でトラフ外面から
    給気孔を塞ぐ漏洩防止手段を可動機に設けたことを特徴
    とする請求項1記載の空気浮上式ベルトコンベヤ。
  3. 【請求項3】 可動機の位置する部位でトラフ内面から
    給気孔を塞ぐ漏洩防止手段をトラフ内面に設けたことを
    特徴とする請求項1記載の空気浮上式ベルトコンベヤ。
  4. 【請求項4】 漏洩防止手段をトラフ側へ押圧する押圧
    手段を設けたことを特徴とする請求項2又は請求項3記
    載の空気浮上式ベルトコンベヤ。
  5. 【請求項5】 トラフからベルトが離脱する範囲内を塞
    ぐスライド部材を可動機に設け、該スライド部材とトラ
    フとの接触面に低摩擦材を設けて漏洩防止手段を構成し
    たことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載
    の空気浮上式ベルトコンベヤ。
  6. 【請求項6】 トラフ内面に給気孔を塞ぐ複数の閉鎖部
    材を設け、該閉鎖部材のトラフからベルトが離脱する範
    囲を可動機に設けた作動部材で作動させて給気孔を塞ぐ
    ようにして漏洩防止手段を構成したことを特徴とする請
    求項3記載の空気浮上式ベルトコンベヤ。
  7. 【請求項7】 コンベヤの長手方向に設けた給気室から
    トラフに設けた複数の給気孔を介してトラフ上のベルト
    に浮上用空気を供給してベルトを浮上させる空気浮上式
    ベルトコンベヤにおいて、 前記ベルトをトラフから離脱させた状態でコンベヤの長
    手方向に移動する可動機を設け、前記給気室をコンベヤ
    長手方向に複数の給気室ブロックに分割し、該給気室ブ
    ロック毎に空気供給弁を設け、該空気供給弁で前記可動
    機を移動させてトラフからベルトが離脱する範囲内の給
    気室ブロックへ供給する浮上用空気を遮断したことを特
    徴とする空気浮上式ベルトコンベヤ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11263418A (ja) * 1998-03-16 1999-09-28 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 空気浮上式ベルトコンベア
JPH11278624A (ja) * 1998-03-24 1999-10-12 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 空気浮上式ベルトコンベア

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