JPH0915509A - 双眼装置 - Google Patents

双眼装置

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JPH0915509A
JPH0915509A JP16351495A JP16351495A JPH0915509A JP H0915509 A JPH0915509 A JP H0915509A JP 16351495 A JP16351495 A JP 16351495A JP 16351495 A JP16351495 A JP 16351495A JP H0915509 A JPH0915509 A JP H0915509A
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JP
Japan
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light
image
optical system
reflected
reflecting
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Application number
JP16351495A
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English (en)
Inventor
Masato Kato
正人 加藤
Masatoshi Yoneyama
正利 米山
Kazuo Kimura
和夫 木村
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】光束入射方向に短い双眼装置を提供する。 【構成】コリメート光学系6が像表示面3上の正立実像
の無限遠像を形成し、コリメート光学系6からの射出光
をビームスプリッタ7が半透過面7aで透過光8とコリ
メート光学系6の光軸AXに対して垂直方向に進む反射
光9とに分割する。透過光8は、第1結像光学系18で
再結像され、像回転系プリズム10〜12での反射によ
って正立して第1接眼光学系19を通して観察される。
反射光9は、第2結像光学系20で再結像され、像反転
系プリズム21,偏向用プリズム22での更なる反射に
よって正立して第2接眼光学系23で観察される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、双眼装置に関するもの
であり、例えば、単一の対物レンズを備えた望遠鏡,顕
微鏡等に使用する双眼装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】被観察物を両眼で観察できるようにする
ための双眼装置として、対物レンズやリレーレンズから
の射出光を2つの光束に分割する光束分割手段と、像を
正立させるための正立プリズム系と、を備えたものが、
種々提案されている(例えば、特開昭58−38917
号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記双眼装
置は、双眼装置への光束入射方向に沿って光束分割手段
の後方に正立プリズム系が配置されているため、光束入
射方向に長くなっている。単一の対物レンズを備えた望
遠鏡等に、このような双眼装置を適用して手持ちで使用
すると、その全長が更に長くなるため手ぶれが発生しや
すくなる。従って、従来の双眼装置は手持ち使用には不
向きである。
【0004】本発明は上記のような点に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、光束入射方向に短い双眼装
置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の発明に係る双眼装置は、単一の正立実像の無
限遠像を形成するコリメート光学系と、半透過面を有
し、該半透過面で前記コリメート光学系からの射出光を
透過光とコリメート光学系の光軸に対して垂直方向に進
む反射光とに分割する光束分割手段と、前記透過光を前
記コリメート光学系の光軸に対して垂直方向に反射させ
る第1反射面,該第1反射面での反射光を前記透過光と
は逆の向きに反射させる第2反射面,該第2反射面での
反射光を前記コリメート光学系の光軸及び前記第1反射
面での反射光軸に対して垂直方向に反射させる第3反射
面,並びに該第3反射面での反射光を前記透過光と同じ
向きに反射させる第4反射面を備えた像回転系と、該像
回転系の前,像回転系の後ろ,又は前記第1〜第4反射
面のうちのいずれかの反射面間に配置され、かつ、前記
透過光を用いて前記正立実像を再結像させる第1結像光
学系と、前記像回転系及び第1結像光学系によって形成
された正立像を観察するための第1接眼光学系と、前記
半透過面での反射光を前記半透過面での反射光及び透過
光に対して垂直方向に反射させる第1反射面及び該第1
反射面での反射光を前記半透過面での反射光とは逆の向
きに反射させる第2反射面を備えた像反転系と、該像反
転系からの射出光を前記透過光と同じ向きに反射させる
反射面を備えた偏向手段と、前記第1結像光学系と光学
的に等価な位置に配置され、かつ、前記半透過面での反
射光を用いて前記正立実像を再結像させる第2結像光学
系と、前記半透過面,像反転系,偏向手段及び第2結像
光学系によって形成された正立像を観察するための第2
接眼光学系と、を有することを特徴とする。
【0006】また、第2の発明に係る双眼装置は、半透
過面を有し、該半透過面で単一の正立実像からの光を透
過光と前記正立実像面に対して平行方向に進む反射光と
に分割する光束分割手段と、前記透過光を前記正立実像
面に対して平行方向に反射させる第1反射面,該第1反
射面での反射光を前記透過光とは逆の向きに反射させる
第2反射面,該第2反射面での反射光を前記正立実像面
に対して平行、かつ、前記第1反射面での反射光軸に対
して垂直な方向に反射させる第3反射面,及び該第3反
射面での反射光を前記透過光と同じ向きに反射させる第
4反射面を備えた像回転系と、該像回転系の前,像回転
系の後ろ,又は前記第1〜第4反射面のうちのいずれか
の反射面間に配置され、かつ、前記透過光を用いて前記
正立実像を再結像させる第1リレー光学系と、前記像回
転系及び第1リレー光学系によって形成された正立像を
観察するための第1接眼光学系と、前記半透過面での反
射光を前記半透過面での反射光及び透過光に対して垂直
方向に反射させる第1反射面及び該第1反射面での反射
光を前記半透過面での反射光とは逆の向きに反射させる
第2反射面を備えた像反転系と、該像反転系からの射出
光を前記透過光と同じ向きに反射させる反射面を備えた
偏向手段と、前記第1リレー光学系と光学的に等価な位
置に配置され、かつ、前記半透過面での反射光を用いて
前記正立実像を再結像させる第2リレー光学系と、前記
半透過面,像反転系,偏向手段及び第2リレー光学系に
よって形成された正立像を観察するための第2接眼光学
系と、を有することを特徴とする。
【0007】また、第3の発明に係る双眼装置は、単一
の正立実像を再結像させるリレー光学系と、半透過面を
有し、該半透過面で前記リレー光学系からの射出光を透
過光とリレー光学系の光軸に対して垂直方向に進む反射
光とに分割する光束分割手段と、前記透過光を前記リレ
ー光学系の光軸に対して垂直方向に反射させる第1反射
面,該第1反射面での反射光を前記透過光とは逆の向き
に反射させる第2反射面,該第2反射面での反射光を前
記リレー光学系の光軸及び前記第1反射面での反射光軸
に対して垂直方向に反射させる第3反射面,並びに該第
3反射面での反射光を前記透過光と同じ向きに反射させ
る第4反射面を備えた像回転系と、前記リレー光学系及
び像回転系によって形成された正立像を観察するための
第1接眼光学系と、前記半透過面での反射光を前記半透
過面での反射光及び透過光に対して垂直方向に反射させ
る第1反射面及び該第1反射面での反射光を前記半透過
面での反射光とは逆の向きに反射させる第2反射面を備
えた像反転系と、該像反転系からの射出光を前記透過光
と同じ向きに反射させる反射面を備えた偏向手段と、前
記リレー光学系,半透過面,像反転系及び偏向手段によ
って形成された正立像を観察するための第2接眼光学系
と、を有することを特徴とする。
【0008】また、第4の発明に係る双眼装置は、単一
の対物光学系と、半透過面を有し、該半透過面で前記対
物光学系からの射出光を透過光と対物光学系の光軸に対
して垂直方向に進む反射光とに分割する光束分割手段
と、前記透過光を前記対物光学系の光軸に対して垂直方
向に反射させる第1反射面,該第1反射面での反射光を
前記透過光とは逆の向きに反射させる第2反射面,該第
2反射面での反射光を前記対物光学系の光軸及び前記第
1反射面での反射光軸に対して垂直方向に反射させる第
3反射面,並びに該第3反射面での反射光を前記透過光
と同じ向きに反射させる第4反射面を備えた像回転系
と、前記対物光学系及び像回転系によって形成された正
立像を観察するための第1接眼光学系と、前記半透過面
での反射光を前記半透過面での反射光及び透過光に対し
て垂直方向に反射させる第1反射面及び該第1反射面で
の反射光を前記半透過面での反射光とは逆の向きに反射
させる第2反射面を備えた像反転系と、該像反転系から
の射出光を前記透過光と同じ向きに反射させる反射面を
備えた偏向手段と、前記対物光学系,半透過面,像反転
系及び偏向手段によって形成された正立像を観察するた
めの第2接眼光学系と、を有することを特徴とする。
【0009】
【作用】第1の発明の構成によると、光束分割手段の半
透過面での透過光は、像回転系に入射し、前記コリメー
ト光学系の光軸に対して垂直方向に像回転系の第1反射
面で反射され、第1反射面での反射光は、前記透過光と
は逆の向きに像回転系の第2反射面で反射され、第2反
射面での反射光は、前記コリメート光学系の光軸及び前
記第1反射面での反射光軸に対して垂直方向に像回転系
の第3反射面で反射され、第3反射面での反射光は、前
記透過光と同じ向きに像回転系の第4反射面で反射され
るため、第1結像光学系によって形成される像は、第1
〜第4反射面での反射によって180°回転した正立像
になるとともに、光束分割手段,像回転系及び第1結像
光学系は、正立実像面に対して平行又はほぼ平行な面上
に並ぶことになり、その結果、正立実像面から第1接眼
光学系までの距離は従来のものよりも短くなる。
【0010】一方、前記コリメート光学系の光軸に対し
て垂直方向に進んだ前記半透過面での反射光は、像反転
系に入射し、前記半透過面での反射光及び透過光に対し
て垂直方向に像反転系の第1反射面で反射され、第1反
射面での反射光は、半透過面での反射光とは逆の向きに
像反転系の第2反射面で反射され、第2反射面での反射
光は、前記透過光と同じ向きに偏向手段の反射面で反射
されるため、第2結像光学系によって形成される像は、
半透過面,像反転系の第1及び第2反射面並びに偏向手
段の反射面での反射によって180°回転した正立像に
なるとともに、光束分割手段,像反転系,偏向手段及び
第2結像光学系は、正立実像面に対して平行又はほぼ平
行な面上に並ぶことになり、その結果、正立実像面から
第2接眼光学系までの距離は従来のものよりも短くな
る。また、第1,第2接眼光学系への入射光は、いずれ
も前記コリメート光学系の光軸に対して平行になる。
【0011】第2の発明の構成によると、光束分割手段
の半透過面での透過光は、像回転系に入射し、前記正立
実像面に対して平行方向に像回転系の第1反射面で反射
され、第1反射面での反射光は、前記透過光とは逆の向
きに像回転系の第2反射面で反射され、第2反射面での
反射光は、前記正立実像面に対して平行、かつ、前記第
1反射面での反射光軸に対して垂直な方向に像回転系の
第3反射面で反射され、第3反射面での反射光は、前記
透過光と同じ向きに像回転系の第4反射面で反射される
ため、第1リレー光学系によって形成される像は、第1
〜第4反射面での反射によって180°回転した正立像
になるとともに、光束分割手段,像回転系及び第1リレ
ー光学系は、正立実像面に対して平行又はほぼ平行な面
上に並ぶことになり、その結果、正立実像面から第1接
眼光学系までの距離は従来のものよりも短くなる。
【0012】一方、前記正立実像面に対して平行方向に
進んだ前記半透過面での反射光は、像反転系に入射し、
前記半透過面での反射光及び透過光に対して垂直方向に
像反転系の第1反射面で反射され、第1反射面での反射
光は、半透過面での反射光とは逆の向きに像反転系の第
2反射面で反射され、第2反射面での反射光は、前記透
過光と同じ向きに偏向手段の反射面で反射されるため、
第2リレー光学系によって形成される像は、半透過面,
像反転系の第1及び第2反射面並びに偏向手段の反射面
での反射によって180°回転した正立像になるととも
に、光束分割手段,像反転系,偏向手段及び第2リレー
光学系は、正立実像面に対して平行又はほぼ平行な面上
に並ぶことになり、その結果、正立実像面から第2接眼
光学系までの距離は従来のものよりも短くなる。また、
第1,第2接眼光学系への入射光は、いずれも前記光束
分割手段への入射光軸に対して平行になる。
【0013】第3の発明の構成によると、光束分割手段
の半透過面での透過光は、像回転系に入射し、前記リレ
ー光学系の光軸に対して垂直方向に像回転系の第1反射
面で反射され、第1反射面での反射光は、前記透過光と
は逆の向きに像回転系の第2反射面で反射され、第2反
射面での反射光は、前記リレー光学系の光軸及び前記第
1反射面での反射光軸に対して垂直方向に像回転系の第
3反射面で反射され、第3反射面での反射光は、前記透
過光と同じ向きに像回転系の第4反射面で反射されるた
め、リレー光学系によって形成される像は、第1〜第4
反射面での反射によって180°回転した正立像になる
とともに、光束分割手段及び像回転系は、正立実像面に
対して平行又はほぼ平行な面上に並ぶことになり、その
結果、正立実像面から第1接眼光学系までの距離は従来
のものよりも短くなる。
【0014】一方、前記リレー光学系の光軸に対して垂
直方向に進んだ前記半透過面での反射光は、像反転系に
入射し、前記半透過面での反射光及び透過光に対して垂
直方向に像反転系の第1反射面で反射され、第1反射面
での反射光は、半透過面での反射光とは逆の向きに像反
転系の第2反射面で反射され、第2反射面での反射光
は、前記透過光と同じ向きに偏向手段の反射面で反射さ
れるため、第2結像光学系によって形成される像は、半
透過面,像反転系の第1及び第2反射面並びに偏向手段
の反射面での反射によって180°回転した正立像にな
るとともに、光束分割手段,像反転系及び偏向手段は、
正立実像面に対して平行又はほぼ平行な面上に並ぶこと
になり、その結果、正立実像面から第2接眼光学系まで
の距離は従来のものよりも短くなる。また、第1,第2
接眼光学系への入射光は、いずれも前記リレー光学系の
光軸に対して平行になる。
【0015】第4の発明の構成によると、光束分割手段
の半透過面での透過光は、像回転系に入射し、前記対物
光学系の光軸に対して垂直方向に像回転系の第1反射面
で反射され、第1反射面での反射光は、前記透過光とは
逆の向きに像回転系の第2反射面で反射され、第2反射
面での反射光は、前記対物光学系の光軸及び前記第1反
射面での反射光軸に対して垂直方向に像回転系の第3反
射面で反射され、第3反射面での反射光は、前記透過光
と同じ向きに像回転系の第4反射面で反射されるため、
対物光学系によって形成される像は、第1〜第4反射面
での反射によって180°回転した正立像になるととも
に、光束分割手段及び像回転系は、正立実像面に対して
平行又はほぼ平行な面上に並ぶことになり、その結果、
正立実像面から第1接眼光学系までの距離は従来のもの
よりも短くなる。
【0016】一方、前記対物光学系の光軸に対して垂直
方向に進んだ前記半透過面での反射光は、像反転系に入
射し、前記半透過面での反射光及び透過光に対して垂直
方向に像反転系の第1反射面で反射され、第1反射面で
の反射光は、半透過面での反射光とは逆の向きに像反転
系の第2反射面で反射され、第2反射面での反射光は、
前記透過光と同じ向きに偏向手段の反射面で反射される
ため、第2結像光学系によって形成される像は、半透過
面,像反転系の第1及び第2反射面並びに偏向手段の反
射面での反射によって180°回転した正立像になると
ともに、光束分割手段,像反転系及び偏向手段は、正立
実像面に対して平行又はほぼ平行な面上に並ぶことにな
り、その結果、正立実像面から第2接眼光学系までの距
離は従来のものよりも短くなる。また、第1,第2接眼
光学系への入射光は、いずれも前記対物光学系の光軸に
対して平行になる。
【0017】
【実施例】以下、本発明を実施した双眼装置を図面を参
照しつつ説明する。なお、実施例相互で同一の部分や相
当する部分には、同一の符号を付して示す。図1は実施
例1の斜視図であり、図2は実施例1の上面図である。
実施例1の双眼装置は、結合部材5,コリメート光学系
6,ビームスプリッタ7,右眼用光学系及び左眼用光学
系から成っている。右眼用光学系は、像回転系を構成す
る像回転系プリズム10,11,12;第1結像光学系
18;及び第1接眼光学系19から成っており、左眼用
光学系は、第2結像光学系20,像反転系を構成する像
反転系プリズム21,偏向手段を構成する偏向用プリズ
ム22,及び第2接眼光学系23から成っている。
【0018】実施例1の双眼装置は、例えば、図3に示
す暗視対物装置に取り付けられた状態で、暗視双眼鏡と
して使用される。この暗視双眼鏡は、暗い場所で物体を
観察するために使用される特殊な双眼鏡である。暗視対
物装置(図3)は、対物レンズ1と光増幅管(暗視管)2と
を備えており、対物レンズ1によって微弱な明るさの物
体OBの倒立像I1を形成し、光増幅管2によってその
倒立像I1の光強度を増幅し、光強度が増幅された正立
実像I2を像表示面3に表示するように構成されてい
る。そして、その取り付けは、暗視対物装置の像表示面
3側に設けられている結合部材4(図3)を、双眼装置の
結合部材5(図1)に結合させることにより行われる。
【0019】ところで、光増幅管には、増幅の前後で像
が反転するタイプと、増幅の前後で像が反転しないタイ
プと、の2種類がある。図3に示す光増幅管2は増幅の
前後で像が反転するタイプなので、この光増幅管2を対
物レンズ1と組み合わせると、同図に示すように正立実
像I2が得られる。この増幅の前後で像が反転するタイ
プの光増幅管は、増幅の前後で像が反転しないタイプの
光増幅管よりも、比較的価格が安いというメリットがあ
る。
【0020】前記コリメート光学系6は、像表示面3に
形成される単一の正立実像I2の無限遠像を形成する。
また、ビームスプリッタ7は、半透過面7aを有し、半
透過面7aでコリメート光学系6からの射出光を透過光
8とコリメート光学系6の光軸AXに対して垂直方向に
進む反射光9とに分割する光束分割手段である。
【0021】暗視対物装置(図3)を2つ用いて左眼用光
学系と右眼用光学系とにそれぞれ取り付ければ、ビーム
スプリッタ7で光束を分割する必要はない。しかし、光
増幅管2は価格が高いので、光増幅管2を2本用いると
暗視双眼鏡のコストアップを招いてしまう。そこで、1
本の光増幅管2で形成される単一の正立実像I2を双眼
で観察するための双眼装置が必要になるのである。
【0022】暗視対物装置(図3)で形成される正立実像
I2からの光束を分割する場合、光路長の問題から、結
像光学系,リレー光学系等の中継光学系で中間像を形成
する必要がある。しかし、中継光学系を用いると正立実
像I2の中間像が倒立像になってしまう。そこで、接眼
光学系を通して正立像を観察できるようにするために、
中間像を正立させる正立プリズム系が必要になる。本実
施例においては、以下に説明する像回転系プリズム10
〜12が右眼用の正立プリズム系を構成し、ビームスプ
リッタ7,像反転系プリズム21及び偏向用プリズム2
2が左眼用の正立プリズム系を構成する。
【0023】像回転系プリズム10は、透過光8をコリ
メート光学系6の光軸AXに対して垂直方向に反射させ
る第1反射面10aを備えている。像回転系プリズム1
1は、第1反射面10aでの反射光を透過光8とは逆の
向きに反射させる第2反射面11aを備えている。像回
転系プリズム12は、第2反射面11aでの反射光をコ
リメート光学系6の光軸AX及び第1反射面10aでの
反射光軸に対して垂直方向に反射させる第3反射面12
a,及び第3反射面12aでの反射光を透過光8と同じ
向きに反射させる第4反射面12bを備えている。
【0024】第1結像光学系18は、第1反射面10a
と第2反射面11aとの間、つまり像回転系プリズム1
0と像回転系プリズム11との間に配置されており、半
透過面7aでの透過光8を用いて正立実像I2を再結像
させる。コリメート光学系6による無限遠像は、第1結
像光学系18によって倒立実像に結像されるが、この倒
立実像は、第1〜第4反射面10a,11a,12a,
12bでの反射によって正立実像となる。そして、像回
転系プリズム10〜12及び第1結像光学系18によっ
て形成された正立像は、第1接眼光学系19によって右
眼で拡大観察されることになる。なお、第1結像光学系
18を、像回転系プリズム10の前,像回転系プリズム
12の後ろ,又は第2反射面11aと第3反射面12a
との間に配置してもよい。
【0025】像反転系プリズム21は、前記半透過面7
aでの反射光を半透過面7aでの反射光9及び透過光8
に対して垂直方向に反射させる第1反射面21a,及び
第1反射面21aでの反射光を半透過面7aでの反射光
とは逆の向きに反射させる第2反射面21bを備えてい
る。また、偏向用プリズム22は、像反転系プリズム2
1からの射出光を透過光8と同じ向きに反射させる反射
面22aを備えている。
【0026】第2結像光学系20は、第1結像光学系1
8と光学的に等価な位置に配置されており、半透過面7
aでの反射光9を用いて正立実像I2を再結像させる。
反射光9は、第2結像光学系20によって倒立実像に結
像されるが、この倒立実像は、像反転系プリズム21に
よって反射光9及び透過光8に対して垂直方向(使用者
にとっての上下方向)に反転された後、偏向用プリズム
22によってコリメート光学系6の光軸AX方向に沿う
ように曲げられ、結果として、正立像が形成される。そ
して、半透過面7a,像反転系プリズム21,偏向用プ
リズム22及び第2結像光学系20によって形成された
正立像は、第2接眼光学系によって左眼で拡大観察され
ることになる。
【0027】上記2つの結像光学系18,20は光学的
に等価な位置に配されているため、第1,第2結像光学
系18,20には同等の光学系を使用することができ
る。これにより、左右の見えの差がなくなり、部品を共
通化することもできる。
【0028】また、第1結像光学系18,像回転系プリ
ズム10〜12,及び第1接眼光学系19が、一体のユ
ニットとしてビームスプリッタ7,第2結像光学系2
0,像反転系プリズム21,偏向用プリズム22,及び
第2接眼光学系23に対し、コリメート光学系6の光軸
AXを中心として相対的に回転可能な構成になってい
る。この相対的回転によって眼幅調整を行うことができ
る。
【0029】実施例1の構成によると、半透過面7aで
の透過光8は、像回転系プリズム10に入射し、コリメ
ート光学系6の光軸AXに対して垂直方向に第1反射面
10aで反射され、第1反射面10aでの反射光は、第
1結像光学系18通過後、透過光8とは逆の向きに第2
反射面11aで反射され、第2反射面11aでの反射光
は、コリメート光学系6の光軸AX及び第1反射面10
aでの反射光軸に対して垂直方向に第3反射面12aで
反射され、第3反射面12aでの反射光は、透過光8と
同じ向きに第4反射面12bで反射されるため、第1結
像光学系18によって形成される像は、第1〜第4反射
面10a,11a,12a,12bでの反射によって1
80°回転した正立像になる。つまり、透過光8は、像
回転系プリズム10と像回転系プリズム11の互いに直
交する一対の反射面10a,11aによって左右逆転さ
れ、さらに、像回転系プリズム12の互いに直交する一
対の像回転系反射面12a,12bによって上下逆転さ
れて、結果として、180°回転した像となるのであ
る。それとともに、ビームスプリッタ7,像回転系プリ
ズム10〜12及び第1結像光学系18は、像表示面3
に対して平行又はほぼ平行な面上に並ぶことになり、そ
の結果、像表示面3から第1接眼光学系19までの距離
は従来のものよりも短くなる。
【0030】一方、コリメート光学系6の光軸AXに対
して垂直方向に進んだ半透過面7aでの反射光9は、第
2結像光学系20通過後、像反転系プリズム21に入射
し、半透過面7aでの反射光9及び透過光8に対して垂
直方向に第1反射面21aで反射され、第1反射面21
aでの反射光は、半透過面7aでの反射光9とは逆の向
きに第2反射面21bで反射され、第2反射面21bで
の反射光は、透過光8と同じ向きに偏向用プリズム22
の反射面22aで反射されるため、第2結像光学系20
によって形成される像は、半透過面7a,像反転系プリ
ズム21の第1及び第2反射面21a,21b並びに偏
向用プリズム22の反射面22aでの反射によって18
0°回転した正立像になるとともに、ビームスプリッタ
7,像反転系プリズム21,偏向用プリズム22及び第
2結像光学系20は、像表示面3に対して平行又はほぼ
平行な面上に並ぶことになり、その結果、像表示面3か
ら第2接眼光学系23までの距離は従来のものよりも短
くなる。また、第1,第2接眼光学系19,23への入
射光は、いずれもコリメート光学系6の光軸AXに対し
て平行になる(つまり、光軸AXに対して第1,第2接
眼光学系19,23の光軸AX1,AX2が平行にな
る。)。
【0031】図4に、実施例2の斜視図を示す。実施例
2は、実施例1におけるコリメート光学系6を省略し、
無限遠像を再結像させる第1,第2結像光学系18,2
0を、等倍の第1リレー光学系24,及びこの第1リレ
ー光学系24と光学的に等価な位置に配置された等倍の
第2リレー光学系25に置き換えたものである。他の構
成は実施例1と同じであり、第1,第2リレー光学系2
4,25の部品の共通化や眼幅調整についても実施例1
と同様に行うことができる。なお、第1結像光学系18
に相当する第1リレー光学系24を、像回転系プリズム
10の前,像回転系プリズム12の後ろ,又は第2反射
面11aと第3反射面12aとの間に配置してもよい。
【0032】実施例2の構成によると、半透過面7aで
の透過光8は、像回転系プリズム10に入射し、像表示
面3に対して平行方向に第1反射面10aで反射され、
第1反射面10aでの反射光は、第1リレー光学系24
通過後、透過光8とは逆の向きに第2反射面11aで反
射され、第2反射面11aでの反射光は、像表示面3に
対して平行、かつ、第1反射面10aでの反射光軸に対
して垂直な方向に第3反射面12aで反射され、第3反
射面12aでの反射光は、透過光8と同じ向きに第4反
射面12bで反射されるため、第1リレー光学系24に
よって形成される像は、第1〜第4反射面10a,11
a,12a,12bでの反射によって180°回転した
正立像になる。つまり、透過光8は、像回転系プリズム
10と像回転系プリズム11の互いに直交する一対の反
射面10a,11aによって左右逆転され、さらに、像
回転系プリズム12の互いに直交する一対の像回転系反
射面12a,12bによって上下逆転されて、結果とし
て、180°回転した像となるのである。それととも
に、ビームスプリッタ7,像回転系プリズム10〜12
及び第1リレー光学系24は、像表示面3に対して平行
又はほぼ平行な面上に並ぶことになり、その結果、像表
示面3から第1接眼光学系19までの距離は従来のもの
よりも短くなる。
【0033】一方、像表示面3に対して平行方向に進ん
だ半透過面7aでの反射光9は、第2リレー光学系25
通過後、像反転系プリズム21に入射し、半透過面7a
での反射光9及び透過光8に対して垂直方向に第1反射
面21aで反射され、第1反射面21aでの反射光は、
半透過面7aでの反射光9とは逆の向きに第2反射面2
1bで反射され、第2反射面21bでの反射光は、透過
光8と同じ向きに偏向用プリズム22の反射面22aで
反射されるため、第2リレー光学系25によって形成さ
れる像は、半透過面7a,像反転系21の第1及び第2
反射面21a,21b並びに偏向用プリズム22の反射
面22aでの反射によって180°回転した正立像にな
るとともに、ビームスプリッタ7,像反転系プリズム2
1,偏向用プリズム22,及び第2リレー光学系25
は、像表示面3に対して平行又はほぼ平行な面上に並ぶ
ことになり、その結果、像表示面3から第2接眼光学系
23までの距離は従来のものよりも短くなる。また、第
1,第2接眼光学系19,23への入射光は、いずれも
ビームスプリッタ7への入射光軸AXに対して平行にな
る(つまり、光軸AXに対して第1,第2接眼光学系1
9,23の光軸AX1,AX2が平行になる。)。
【0034】図5に、実施例3の斜視図を示す。実施例
3は、実施例1における第1,第2結像光学系18,2
0を省略し、無限遠像を形成するためのコリメート光学
系6を、直接実像を形成するリレー光学系26に置き換
えたものである。他の構成は実施例1と同じであり、眼
幅調整についても実施例1と同様に行うことができる。
【0035】実施例3の構成によると、半透過面7aで
の透過光8は、像回転系プリズム10に入射し、リレー
光学系26の光軸AXに対して垂直方向に第1反射面1
0aで反射され、第1反射面10aでの反射光は、透過
光8とは逆の向きに第2反射面11aで反射され、第2
反射面11aでの反射光は、リレー光学系26の光軸A
X及び第1反射面10aでの反射光軸に対して垂直方向
に第3反射面12aで反射され、第3反射面12aでの
反射光は、透過光8と同じ向きに第4反射面12bで反
射されるため、リレー光学系26によって形成される像
は、第1〜第4反射面10a,11a,12a,12b
での反射によって180°回転した正立像になる。つま
り、透過光8は、像回転系プリズム10と像回転系プリ
ズム11の互いに直交する一対の反射面10a,11a
によって左右逆転され、さらに、像回転系プリズム12
の互いに直交する一対の像回転系反射面12a,12b
によって上下逆転されて、結果として、180°回転し
た像となるのである。それとともに、ビームスプリッタ
7及び像回転系プリズム10〜12は、像表示面3に対
して平行又はほぼ平行な面上に並ぶことになり、その結
果、像表示面3から第1接眼光学系19までの距離は従
来のものよりも短くなる。
【0036】一方、リレー光学系26の光軸AXに対し
て垂直方向に進んだ透過面7aでの反射光9は、像反転
系プリズム21に入射し、半透過面7aでの反射光9及
び透過光8に対して垂直方向に第1反射面21aで反射
され、第1反射面21aでの反射光は、半透過面7aで
の反射光9とは逆の向きに第2反射面21bで反射さ
れ、第2反射面21bでの反射光は、透過光8と同じ向
きに偏向用プリズム22の反射面22aで反射されるた
め、第2結像光学系20によって形成される像は、半透
過面7a,像反転系プリズム21の第1及び第2反射面
21a,21b並びに偏向用プリズム22の反射面22
aでの反射によって180°回転した正立像になるとと
もに、ビームスプリッタ7,像反転系プリズム21及び
偏向用プリズム22は、像表示面3に対して平行又はほ
ぼ平行な面上に並ぶことになり、その結果、像表示面3
から第2接眼光学系23までの距離は従来のものよりも
短くなる。また、第1,第2接眼光学系19,23への
入射光は、いずれもリレー光学系26の光軸AXに対し
て平行になる(つまり、光軸AXに対して第1,第2接
眼光学系19,23の光軸AX1,AX2が平行にな
る。)。
【0037】以上のように、実施例1〜実施例3のいず
れの双眼装置についても、像表示面3から第1接眼光学
系19までの距離と、像表示面3から第2接眼光学系2
3までの距離と、が従来のものよりも短くなっているた
め、双眼装置の全長は光束入射方向に短く構成される。
従って、この双眼装置を単一の対物レンズを備えた望遠
鏡等に取り付けてもその全長は従来よりも短く抑えられ
るため、手持ち使用でも比較的安定した保持が可能とな
り、手ぶれの発生が抑えられる。
【0038】また、実施例1〜3では、望遠鏡等に取り
付けて使用する双眼装置について説明したが、これらの
双眼装置を単独で双眼望遠鏡あるいは双眼顕微鏡として
使用できるように変更することもできる。例えば、図6
は、実施例3のリレー光学系26を対物光学系31に置
き換えた実施例4を示している。実施例4の構成は、リ
レー光学系26を対物光学系31に置き換えた以外、実
施例3と同じである。このように、実施例3はリレー光
学系26を対物光学系31に置き換えることによって、
単独での使用が可能になる。同様に、実施例1について
も、コリメート光学系6を対物光学系に置き換えること
によって、単独での使用が可能になる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、第1,第2,第3
又は第4の発明によれば、光束入射方向に短い双眼装置
を実現することができる。その結果、第1,第2又は第
3の発明に係る双眼装置を単一の対物レンズを備えた望
遠鏡等に取り付けてもその全長は従来よりも短く抑えら
れるため、手持ち使用でも比較的安定した保持が可能と
なり、手ぶれの発生が抑えられる。また、第4の発明に
係る双眼装置によれば単独での使用が可能であり、その
ため、手持ち使用でも手ぶれが発生しないようなより安
定した保持が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1を示す斜視図。
【図2】実施例1を示す上面図。
【図3】本発明を実施した双眼装置が取り付けられる暗
視装置の一例を示す縦断面図。
【図4】実施例2を示す斜視図。
【図5】実施例3を示す斜視図。
【図6】実施例4を示す斜視図。
【符号の説明】
1 …対物レンズ 2 …光増幅管 3 …像表示面 4,5 …結合部材 6 …コリメート光学系 7 …ビームスプリッタ(光束分割手段) 7a …半透過面 8 …透過光 9 …反射光 10,11,12 …像回転系プリズム(像回転系) 10a …第1反射面 11a …第2反射面 12a …第3反射面 12b …第4反射面 18 …第1結像光学系 19 …第1接眼光学系 20 …第2結像光学系 23 …第2接眼光学系 21 …像反転系プリズム(像反転系) 21a …第1反射面 21b …第2反射面 22 …偏向用プリズム(偏向手段) 22a …反射面 24 …第1リレー光学系 25 …第2リレー光学系 26 …リレー光学系 31…対物光学系

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】単一の正立実像の無限遠像を形成するコリ
    メート光学系と、 半透過面を有し、該半透過面で前記コリメート光学系か
    らの射出光を透過光とコリメート光学系の光軸に対して
    垂直方向に進む反射光とに分割する光束分割手段と、 前記透過光を前記コリメート光学系の光軸に対して垂直
    方向に反射させる第1反射面,該第1反射面での反射光
    を前記透過光とは逆の向きに反射させる第2反射面,該
    第2反射面での反射光を前記コリメート光学系の光軸及
    び前記第1反射面での反射光軸に対して垂直方向に反射
    させる第3反射面,並びに該第3反射面での反射光を前
    記透過光と同じ向きに反射させる第4反射面を備えた像
    回転系と、 該像回転系の前,像回転系の後ろ,又は前記第1〜第4
    反射面のうちのいずれかの反射面間に配置され、かつ、
    前記透過光を用いて前記正立実像を再結像させる第1結
    像光学系と、 前記像回転系及び第1結像光学系によって形成された正
    立像を観察するための第1接眼光学系と、 前記半透過面での反射光を前記半透過面での反射光及び
    透過光に対して垂直方向に反射させる第1反射面及び該
    第1反射面での反射光を前記半透過面での反射光とは逆
    の向きに反射させる第2反射面を備えた像反転系と、 該像反転系からの射出光を前記透過光と同じ向きに反射
    させる反射面を備えた偏向手段と、 前記第1結像光学系と光学的に等価な位置に配置され、
    かつ、前記半透過面での反射光を用いて前記正立実像を
    再結像させる第2結像光学系と、 前記半透過面,像反転系,偏向手段及び第2結像光学系
    によって形成された正立像を観察するための第2接眼光
    学系と、 を有することを特徴とする双眼装置。
  2. 【請求項2】半透過面を有し、該半透過面で単一の正立
    実像からの光を透過光と前記正立実像面に対して平行方
    向に進む反射光とに分割する光束分割手段と、 前記透過光を前記正立実像面に対して平行方向に反射さ
    せる第1反射面,該第1反射面での反射光を前記透過光
    とは逆の向きに反射させる第2反射面,該第2反射面で
    の反射光を前記正立実像面に対して平行、かつ、前記第
    1反射面での反射光軸に対して垂直な方向に反射させる
    第3反射面,及び該第3反射面での反射光を前記透過光
    と同じ向きに反射させる第4反射面を備えた像回転系
    と、 該像回転系の前,像回転系の後ろ,又は前記第1〜第4
    反射面のうちのいずれかの反射面間に配置され、かつ、
    前記透過光を用いて前記正立実像を再結像させる第1リ
    レー光学系と、 前記像回転系及び第1リレー光学系によって形成された
    正立像を観察するための第1接眼光学系と、 前記半透過面での反射光を前記半透過面での反射光及び
    透過光に対して垂直方向に反射させる第1反射面及び該
    第1反射面での反射光を前記半透過面での反射光とは逆
    の向きに反射させる第2反射面を備えた像反転系と、 該像反転系からの射出光を前記透過光と同じ向きに反射
    させる反射面を備えた偏向手段と、 前記第1リレー光学系と光学的に等価な位置に配置さ
    れ、かつ、前記半透過面での反射光を用いて前記正立実
    像を再結像させる第2リレー光学系と、 前記半透過面,像反転系,偏向手段及び第2リレー光学
    系によって形成された正立像を観察するための第2接眼
    光学系と、 を有することを特徴とする双眼装置。
  3. 【請求項3】単一の正立実像を再結像させるリレー光学
    系と、 半透過面を有し、該半透過面で前記リレー光学系からの
    射出光を透過光とリレー光学系の光軸に対して垂直方向
    に進む反射光とに分割する光束分割手段と、 前記透過光を前記リレー光学系の光軸に対して垂直方向
    に反射させる第1反射面,該第1反射面での反射光を前
    記透過光とは逆の向きに反射させる第2反射面,該第2
    反射面での反射光を前記リレー光学系の光軸及び前記第
    1反射面での反射光軸に対して垂直方向に反射させる第
    3反射面,並びに該第3反射面での反射光を前記透過光
    と同じ向きに反射させる第4反射面を備えた像回転系
    と、 前記リレー光学系及び像回転系によって形成された正立
    像を観察するための第1接眼光学系と、 前記半透過面での反射光を前記半透過面での反射光及び
    透過光に対して垂直方向に反射させる第1反射面及び該
    第1反射面での反射光を前記半透過面での反射光とは逆
    の向きに反射させる第2反射面を備えた像反転系と、 該像反転系からの射出光を前記透過光と同じ向きに反射
    させる反射面を備えた偏向手段と、 前記リレー光学系,半透過面,像反転系及び偏向手段に
    よって形成された正立像を観察するための第2接眼光学
    系と、 を有することを特徴とする双眼装置。
  4. 【請求項4】単一の対物光学系と、 半透過面を有し、該半透過面で前記対物光学系からの射
    出光を透過光と対物光学系の光軸に対して垂直方向に進
    む反射光とに分割する光束分割手段と、 前記透過光を前記対物光学系の光軸に対して垂直方向に
    反射させる第1反射面,該第1反射面での反射光を前記
    透過光とは逆の向きに反射させる第2反射面,該第2反
    射面での反射光を前記対物光学系の光軸及び前記第1反
    射面での反射光軸に対して垂直方向に反射させる第3反
    射面,並びに該第3反射面での反射光を前記透過光と同
    じ向きに反射させる第4反射面を備えた像回転系と、 前記対物光学系及び像回転系によって形成された正立像
    を観察するための第1接眼光学系と、 前記半透過面での反射光を前記半透過面での反射光及び
    透過光に対して垂直方向に反射させる第1反射面及び該
    第1反射面での反射光を前記半透過面での反射光とは逆
    の向きに反射させる第2反射面を備えた像反転系と、 該像反転系からの射出光を前記透過光と同じ向きに反射
    させる反射面を備えた偏向手段と、 前記対物光学系,半透過面,像反転系及び偏向手段によ
    って形成された正立像を観察するための第2接眼光学系
    と、 を有することを特徴とする双眼装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009099242A1 (ja) * 2008-02-05 2009-08-13 Nikon Corporation 望遠鏡及び双眼ボディ部材
JP2009211022A (ja) * 2008-02-05 2009-09-17 Nikon Corp 望遠鏡
US8094372B2 (en) 2008-02-05 2012-01-10 Nikon Corporation Telescope and binocular body member

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