JPH09155096A - 全自動洗濯機の筒状槽軸の支持機構 - Google Patents

全自動洗濯機の筒状槽軸の支持機構

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JPH09155096A
JPH09155096A JP7315407A JP31540795A JPH09155096A JP H09155096 A JPH09155096 A JP H09155096A JP 7315407 A JP7315407 A JP 7315407A JP 31540795 A JP31540795 A JP 31540795A JP H09155096 A JPH09155096 A JP H09155096A
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JP
Japan
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washing machine
roller bearing
clutch
shaft
needle roller
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JP7315407A
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English (en)
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Katsushi Abe
克史 阿部
Hitoshi Murakami
等 村上
Shunei Goto
俊英 後藤
Tomoaki Gotou
友彰 後藤
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NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軸受クリープの回避、低騒音化 【解決手段】 筒状槽軸31の下側部分31aは、1方
向ローラクラッチ2に挿通され、針状ころ軸受1で洗濯
機ハウジング39に対して回転自在に支持される。針状
ころ軸受1は、内径側に屈曲した鍔1a1を両端に形成
したシェル形の外輪1aと、外輪1aの軌道面に配され
た複数の針状ころ1bと、針状ころ1bを保持する保持
器1cと、これら構成部品相互間に形成される空間部に
充填された固形潤滑剤1dとで構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、全自動洗濯機にお
いて、洗濯脱水槽の筒状槽軸を洗濯機ハウジングに対し
て支持する支持機構に関する。
【0002】
【従来の技術】全自動洗濯機では洗濯物の洗い・すすぎ
(洗濯)および脱水が一つの洗濯脱水槽で行なわれるた
め、洗濯脱水槽は洗濯時は停止し、脱水時にのみ回転す
るようになっている。この洗濯脱水槽の回転制御は、そ
の底部中央から下方に延びた筒状槽軸の回転を制御する
ことによりなされる。
【0003】図6に示すように、筒状槽軸31の上側部
分31bにファン軸32が正逆回転自在に挿通され、筒
状槽軸31の中央部分31cに収容された減速機(図示
省略)を介して、筒状槽軸31の下側部分31aに正逆
回転自在に挿通された入力軸30に連結されている。入
力軸30が、これに連結されたプーリ29および図示さ
れていないベルトを介して回転源から回転トルクを受け
て正逆回転すると、その回転が減速機により減速されて
ファン軸32に入力され、ファン軸32が正逆回転す
る。洗濯時は(通常、洗濯・脱水用の切替レバー34は
洗濯位置になっている。)、スプリングクラッチ33を
OFF(この時、スプリングクラッチ33のスプリング
33aが拡径し、入力軸30に係合したブッシュ30a
との締代が解除されるため、筒状槽軸31の下側部分3
1aが入力軸30に対してフリーになる。)、ブレーキ
ベルト36をONにした状態で、筒状槽軸31を1方向
ローラクラッチ35とブレーキベルト36とで両回転方
向に拘束しながらファン軸32のみを正逆回転させる。
脱水時は、切替レバー34を脱水位置に切替えることに
より、スプリングクラッチ33をON(この時、スプリ
ングクラッチ33のスプリング33aが縮径し、筒状槽
軸31の下側部分31aおよびブッシュ30aの双方と
タイトになるので、入力軸30から筒状槽軸31の下側
部分31aに回転トルクが伝達される。)、ブレーキベ
ルト36をOFFにした状態で、入力軸30、筒状槽軸
31、およびファン軸32を1方向ローラクラッチ35
の空転方向に同期回転させる。そして、脱水が完了する
と、切替レバー34を洗濯位置に切替えることにより、
スプリングクラッチ33をOFF、ブレーキベルト36
を作動(ON)させて筒状槽軸31の回転を停止させ
る。現在、このような筒状槽軸31は、上下一対の玉軸
受(通常は、深溝玉軸受)37、38(玉軸受37は下
側部分31aを支持し、玉軸受38を上側部分31bを
支持する。)で洗濯機ハウジング39に対し回転自在に
支持されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】全自動洗濯機では、組
み立て上の理由から、筒状槽軸31の下側部分31aを
支持する玉軸受37の内輪37a、上側部分31bを支
持する玉軸受38の内輪38aのいずれか一方のハメア
イをルーズにしている場合が多い(組み立て上、双方の
ハメアイをルーズにすることはできないし、逆にタイト
にすることもできない。)。このため、使用条件によっ
ては、ハメアイをルーズにした方の内輪37aまたは3
8aのクリープが懸念される場合がある。一方、クリー
プ対策として、針状ころ軸受や円筒ころ軸受を筒状槽軸
31の下側部分31aまたは上側部分31bに直乗せす
る(ころの内径に筒状槽軸31の下側部分31aまたは
上側部分31bを直接挿通する。)手段も検討された
が、これらころ軸受における線接触特有の音や、ころ、
保持器等の接触音が大きいため、採用するまでには至っ
ていない。
【0005】本発明は、上述したような筒状槽軸の支持
機構における軸受クリープの問題を、騒音特性に配慮し
つつ解決し、さらには装置の軽量・コンパクト化を図る
ことをその目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、洗濯兼脱水
を行なう洗濯脱水槽の底部中央から下方に延びた筒状槽
軸を、洗濯機ハウジングに対して軸受で回転自在に支持
した全自動洗濯機の筒状槽軸の支持機構において、上記
軸受として、超高分子量ポリオレフィンと潤滑グリース
との混合物からなる固形潤滑剤を充填した針状ころ軸受
を用いた。
【0007】また、上記針状ころ軸受と筒状槽軸に外嵌
されるローラクラッチとを軸心を揃えて直列配置し、ロ
ーラクラッチを収容するクラッチハウジングを、上記針
状ころ軸受を収容する洗濯機ハウジングに結合した。
【0008】また、上記針状ころ軸受と筒状槽軸に外嵌
されるローラクラッチとを軸心を揃えて直列配置し、ロ
ーラクラッチを収容するクラッチハウジングを、上記針
状ころ軸受を収容する洗濯機ハウジングに軸方向および
半径方向の隙間をもって係合した。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
従って説明する。
【0010】図1は、図6に示すような筒状槽軸31の
下側部分31aの支持機構を示している。筒状槽軸31
の下側部分31aは、1方向ローラクラッチ2(図6に
示す1方向ローラクラッチ35と同様の構成)に挿通さ
れ、針状ころ軸受1で洗濯機ハウジング39に対して回
転自在に支持される。
【0011】針状ころ軸受1は、内径側に屈曲した鍔1
a1を両端に形成したシェル形の外輪1aと、外輪1a
の軌道面に配された複数の針状ころ1bと、針状ころ1
bを保持する保持器1cと、これら構成部品相互間に形
成される空間部に充填された固形潤滑剤1dとで構成さ
れる。外輪1aはスペーサ3を介して洗濯機ハウジング
39の内径に嵌合され、針状ころ1bは筒状槽軸31の
下側部分31aの外径に直接外嵌される。針状ころ軸受
1は、針状ころ1bを筒状槽軸31の下側部分31aの
外径に直接外嵌するので、従来構成の玉軸受37(玉軸
受37の内輪37aのハメアイをルーズにしている場
合)のようなクリープの問題は生じない。尚、スペーサ
3を介装したのは、従来構成と同じ仕様の洗濯機ハウジ
ング39を使用可能にするためであるが、洗濯機ハウジ
ング39の設計変更が許される場合は、スペーサ3を省
略して、外輪1aを洗濯機ハウジング39の内径に直接
嵌合する構成にしても良い。また、スペーサ3を合成樹
脂材などの適度な弾性を有する弾性部材で形成すると、
振動・騒音の低減に有利である。
【0012】上記固形潤滑剤1dは、「プラスチックグ
リース」、「ポリルーブ」等の商品名で知られているも
のであり、超高分子量ポリオレフィンと潤滑グリースと
の混合物からなる潤滑組成物である。さらに具体的に
は、平均分子量1×106〜5×106の超高分子量ポリ
エチレン95〜1wt%と、その超高分子量ポリエチレ
ンのゲル化温度よりも高い滴点を有する潤滑グリース5
〜99wt%とからなる混合物を治具で上記空間部に充
填したのち、上記高分子量ポリエチレンのゲル化温度以
上に加熱し、その後冷却して固化させたものである(詳
細については、特公昭63−23239号公報参照)。
【0013】その他の例として、平均分子量1×106
〜5×106の超高分子量ポリオレフィンのゲル化点よ
りも高い滴点を有する潤滑グリース5〜99wt%に粒
径1〜100μmの上記超高分子量ポリオレフィンの粉
末95〜1wt%を混合して、上記ゲル化点以上の温度
で分散保持させたものでも良い。
【0014】上記いずれの場合でも、固形ワックス等の
油の滲み出しを制御する添加物を加えることがある。
【0015】1方向ローラクラッチ2は、内周の円周等
配位置に複数のカム面2a1が形成されたシェル形の外
輪2aと、カム面2a1に係合・離脱可能に配された複
数のローラ2bと、ローラ2bを収容する保持器2c
と、ローラ2bの外周と保持器2bのポケット側壁との
間に介在するバネ2dとを主要な要素として構成され
る。外輪2aはクラッチハウジング4の内径に嵌合さ
れ、ローラ1bは筒状槽軸31の下側部分31aの外径
に直接外嵌される。
【0016】針状ころ軸受1と1方向ローラクラッチ2
とは軸心を揃えて直列配置され、1方向ローラクラッチ
2を収容するクラッチハウジング4は、針状ころ軸受1
を収容する洗濯機ハウジング39にボルトなど適宜の結
合手段で結合される。
【0017】尚、図6に示す従来構成において、筒状槽
軸31の上側部分31bを支持する玉軸受38の内輪3
8aのハメアイをルーズにしている場合は、この玉軸受
38に代えて上記のような針状ころ軸受1を用いても良
い。
【0018】図2に示す実施形態は、総ころ形式の針状
ころ軸受1を用いたものである。この実施形態の針状こ
ろ軸受1は、内径側に屈曲した鍔1a1を両端に形成し
たシェル形の外輪1aと、外輪1aの軌道面に配された
複数の針状ころ1bと、これら構成部品相互間に形成さ
れる空間部に充填された固形潤滑剤1dとで構成され、
保持器は備えていない。外輪1aはスペーサ3を介して
洗濯機ハウジング39の内径に嵌合され、針状ころ1b
は筒状槽軸31の下側部分31aの外径に直接外嵌され
る。針状ころ軸受1と1方向ローラクラッチ2とは軸心
を揃えて直列配置され、1方向ローラクラッチ2を収容
するクラッチハウジング4は、針状ころ軸受1を収容す
る洗濯機ハウジング39にボルトなど適宜の結合手段で
結合される。
【0019】図3に示す実施形態は、シール形式の針状
ころ軸受1を用いたものである。この実施形態の針状こ
ろ軸受1は、内径側に屈曲した鍔1a1を両端に形成し
たシェル形の外輪1aと、外輪1aの軌道面に配された
複数の針状ころ1bと、針状ころ1bを保持する保持器
1cと、外輪1aの両端部内径に装着された一対のシー
ル1eと、これら構成部品相互間に形成される空間部に
充填された固形潤滑剤1dとで構成される。外輪1aは
スペーサ3を介して洗濯機ハウジング39の内径に嵌合
され、針状ころ1bは筒状槽軸31の下側部分31aの
外径に直接外嵌される。
【0020】図4に示す実施形態は、1方向ローラクラ
ッチ2を収容するクラッチハウジング4を、針状ころ軸
受1を収容する洗濯機ハウジング39に軸方向隙間S
1、半径方向隙間S2、および回転方向隙間S3をもっ
て係合一体化したものである。1方向ローラクラッチ2
は上述した実施形態のものと同じ構成のものであり、針
状ころ軸受1は図1に示す実施形態のものと同じ構成
(保持器形式)のものである。
【0021】クラッチハウジング4は、1方向ローラク
ラッチ2の外輪2aに外嵌される円筒部4aと、円筒部
4aの一端から内径側に屈曲した内径鍔4bと、円筒部
4aの他端から外径側に屈曲した外径鍔4cと、外径鍔
4cから円周等配位置の4箇所において外径側に突出し
た4つの爪4dとを備えている。また、洗濯機ハウジン
グ39は、スペーサ3に外嵌される円筒部39aと、円
筒部39aの一端から内径側に屈曲した内径鍔39b
と、内径鍔39bを円周等配位置の4箇所において外径
側に切り欠いた切欠き39cとを備えている。内径鍔3
9bの内径側部分は、軸方向外側にやや屈曲した屈曲部
39dになっている。クラッチハウジング4は、外径鍔
4cを、洗濯機ハウジング39の内径鍔39bの屈曲部
39dとスペーサ3の端面との間の空間部に軸方向隙間
S1をもって組み入れられ、また、各爪4dを、各切欠
き39cに半径方向隙間S2(片側)および回転方向隙
間S3(片側)をもって適合される。これら隙間S1、
S2、S3は例えば0.5mm程度以下のものである。
【0022】上記のような軸方向隙間S1、半径方向隙
間S2、および回転方向隙間S3が存在することによ
り、1方向ローラクラッチ2が針状ころ軸受1に対して
軸方向、半径方向および回転方向に移動することができ
る。したがって、例えば取付誤差等によって筒状槽軸3
1に傾きが生じた場合でも、1方向ローラクラッチ2が
筒状槽軸31の下側部分31aの傾きに応じて上記隙間
の範囲で変位し、1方向ローラクラッチ2と針状ころ軸
受1との軸心のずれを自動的に調心する。
【0023】図5に示す実施形態は、図4に示す実施形
態と同様に、1方向ローラクラッチ2を収容するクラッ
チハウジング4を、針状ころ軸受1を収容する洗濯機ハ
ウジング39に軸方向隙間S1、半径方向隙間S2、お
よび回転方向隙間S3をもって係合一体化したものであ
るが、針状ころ軸受1として、図2に示す実施形態のも
のと同じ構成(総ころ形式)のものを用いている点が異
なる。
【0024】尚、以上の実施形態において、1方向ロー
ラクラッチ2に代えて、2方向ローラクラッチを用いて
も良い。
【0025】
【実施例】図7に示すような試験装置を用いて、実施例
構成と比較例構成の音響レベルを比較した。試験条件は
下記の通りである。 [試験条件] 全自動洗濯機10:容量4kgタイプ 騒音計11 :RION製 PRECISION SOUND LEVEL ME
TER NA−25 運転条件 :無負荷脱水運転モード 回転数 :900rpm(100V、60H
Z) 測定位置 :全自動洗濯機10の正面より水平距
離L=100cm 床面高さH=60cm 測定方法 :騒音計11で計測した騒音データを
周波数分析器12で分析してプロッタ13にて出力 暗騒音 :約47±1dBA(簡易型防音室を
使用) [実施例1、2] 実施例1 :図1に示す構成と同じ 固形潤滑剤1dを充填、保持器形式(シールは備えてい
ない)の針状ころ軸受1で筒状槽軸31の下側部分31
aを支持 実施例2 :図2に示す構成と同じ 固形潤滑剤1dを充填、総ころ形式(シールは備えてい
ない)の針状ころ軸受1で筒状槽軸31の下側部分31
aを支持 [比較例1、2、3] 比較例1 :図6に示す従来構成 筒状槽軸31の上側部分31bと下側部分31aを玉軸
受(シールを備えた深溝玉軸受)37、38で支持 比較例2 :図3に示す構成と同じ(ただし、潤
滑剤が異なる) 潤滑グリースを封入、保持器形式(シールを備えてい
る)の針状ころ軸受で筒状槽軸31の下側部分31aを
支持 比較例3 :図8に示す構成 潤滑グリースを封入、保持器形式(シールを備えてい
る)の針状ころ軸受1’で筒状槽軸31の下側部分31
aを支持 ラジアル隙間を規制して、低騒音化を図る目的で、筒状
槽軸31の下側部分31aの外径と針状ころ軸受1’の
針状ころ1’bとの間にOリング10を介在させてあ
る。Oリング10は、筒状槽軸31の下側部分31aの
外径に形成された円周溝31a1に装着されている。 [試験結果]以下に、騒音レベルの実測値(dBA)を
示す。
【0026】 実施例1 63.3〜64.2(平均値63.7) 実施例2 62.5〜63.5(平均値63.0) 比較例1 63.4 比較例2 65.1〜65.7(平均値65.4) 比較例3 66.0〜66.2(平均値66.1) 以上の試験結果から明らかなように、実施例1および実
施例2の構成(固形潤滑剤1dを充填した針状ころ軸受
1)は、比較例2および比較例3の構成(潤滑グリース
を封入した針状ころ軸受)に比べ、騒音値が低減し、比
較例1(玉軸受)と同程度の良好な騒音特性を示した。
特に、総ころ形式の針状ころ軸受1を用いた実施例2の
構成では、この傾向が顕著であった。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
全自動洗濯機の筒状槽軸を、超高分子量ポリオレフィン
と潤滑グリースとの混合物からなる固形潤滑剤を充填し
た針状ころ軸受で洗濯機ハウジングに対して回転自在に
支持する機構を採用したので、従来構成と同等の騒音特
性を維持しつつ、軸受クリープの問題を解消し、耐久性
向上を図ることができる。また、従来構成における玉軸
受を上記のような針状ころ軸受に置き換えることによ
り、装置の軽量・コンパクト化を図ることができる。
【0028】さらに、ローラクラッチを収容するクラッ
チハウジングを、針状ころ軸受を収容する洗濯機ハウジ
ングに軸方向および半径方向の隙間をもって係合した構
成によれば、上記と同じ効果が得られると同時に、ロー
ラクラッチと針状ころ軸受との心出し調整が不要とな
り、組立作業が簡略化され、しかも取付誤差などによっ
て筒状槽軸が傾いたり偏心したりしたときは、そのよう
な筒状槽軸の動きに応じてローラクラッチが半径方向お
よび軸方向に調心移動し、筒状槽軸に対するクラッチの
調心状態が維持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す部分断面図(図a)、針
状ころ軸受の横断面図(図b)、針状ころ軸受の縦断面
図(図c)である。
【図2】本発明の他の実施例を示す部分断面図(図
a)、針状ころ軸受の横断面図(図b)、針状ころ軸受
の縦断面図(図c)である。
【図3】本発明の他の実施例を示す部分断面図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す部分断面図(図
a)、図aにおけるb方向矢視図(図b)である。
【図5】本発明の他の実施例を示す部分断面図(図
a)、図aにおけるb方向矢視図(図b)である。
【図6】全自動洗濯機の回転制御機構(従来構成)を示
す断面図である。
【図7】試験装置の概要を示す概念図である。
【図8】比較例を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 針状ころ軸受 1d 固形潤滑剤 2 ローラクラッチ 4 クラッチハウジング 31 筒状槽軸 39 洗濯機ハウジング S1 軸方向隙間 S2 半径方向隙間

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯兼脱水を行なう洗濯脱水槽の底部中
    央から下方に延びた筒状槽軸を、洗濯機ハウジングに対
    して軸受で回転自在に支持した全自動洗濯機の筒状槽軸
    の支持機構において、 上記軸受として、超高分子量ポリオレフィンと潤滑グリ
    ースとの混合物からなる固形潤滑剤を充填した針状ころ
    軸受を用いたことを特徴とする全自動洗濯機の筒状槽軸
    の支持機構。
  2. 【請求項2】 請求項1の針状ころ軸受と上記筒状槽軸
    に外嵌されるローラクラッチとを軸心を揃えて直列配置
    し、上記ローラクラッチを収容するクラッチハウジング
    を、上記針状ころ軸受を収容する洗濯機ハウジングに結
    合したことを特徴とする全自動洗濯機の筒状槽軸の支持
    機構。
  3. 【請求項3】 請求項1の針状ころ軸受と上記筒状槽軸
    に外嵌されるローラクラッチとを軸心を揃えて直列配置
    し、上記ローラクラッチを収容するクラッチハウジング
    を、上記針状ころ軸受を収容する洗濯機ハウジングに軸
    方向および半径方向の隙間をもって係合したことを特徴
    とする全自動洗濯機の筒状槽軸の支持機構。
JP7315407A 1995-12-04 1995-12-04 全自動洗濯機の筒状槽軸の支持機構 Withdrawn JPH09155096A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009085428A (ja) * 2007-09-13 2009-04-23 Nsk Ltd 偏心カムユニット
JP2010508882A (ja) * 2006-11-03 2010-03-25 株式会社大宇エレクトロニクス ドラム洗濯機

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