JPH09153110A - バーコード読取装置 - Google Patents
バーコード読取装置Info
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- JPH09153110A JPH09153110A JP7313107A JP31310795A JPH09153110A JP H09153110 A JPH09153110 A JP H09153110A JP 7313107 A JP7313107 A JP 7313107A JP 31310795 A JP31310795 A JP 31310795A JP H09153110 A JPH09153110 A JP H09153110A
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- bar
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Abstract
(57)【要約】
【課題】バーコードの背景地の影響を受けない高精度の
バーコード読取りが可能となるバーコード読取装置を提
供する。 【解決手段】郵便物P上のバーコード10部は、励起光
源11によって励起光が照射されて発光し、その光信号
はラインセンサ12で電気信号に変換される。信号処理
部13は、ラインセンサ12の出力信号をA/D変換し
て多値の画像データとし、バーコード領域検出部14
は、信号処理部13から得られる画像データを基に郵便
物P上のバーコード10が存在する領域を検出し、3値
ランレングス検出部15は、バーコード領域検出部14
で検出されたバーコード領域の画像データについて3値
ランレングス特徴を計算し、バーコード認識部16は、
3値ランレングス検出部15で得られたバーコード領域
の3値ランレングスを基にバーを検知してバーパターン
を判断することによりバーコード10を認識する。
バーコード読取りが可能となるバーコード読取装置を提
供する。 【解決手段】郵便物P上のバーコード10部は、励起光
源11によって励起光が照射されて発光し、その光信号
はラインセンサ12で電気信号に変換される。信号処理
部13は、ラインセンサ12の出力信号をA/D変換し
て多値の画像データとし、バーコード領域検出部14
は、信号処理部13から得られる画像データを基に郵便
物P上のバーコード10が存在する領域を検出し、3値
ランレングス検出部15は、バーコード領域検出部14
で検出されたバーコード領域の画像データについて3値
ランレングス特徴を計算し、バーコード認識部16は、
3値ランレングス検出部15で得られたバーコード領域
の3値ランレングスを基にバーを検知してバーパターン
を判断することによりバーコード10を認識する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、郵便物
上に蛍光インクなどの特殊インクで印刷されたバーコー
ドを光学的に読取るバーコード読取装置に関する。
上に蛍光インクなどの特殊インクで印刷されたバーコー
ドを光学的に読取るバーコード読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、たとえば、流通業界では、様々な
バーコードが一般的に幅広く使用されている。これらの
バーコードは、サイズ、形状、コントラスト値(PC
S)がJISなどの規格により厳密に決められている。
バーコードが一般的に幅広く使用されている。これらの
バーコードは、サイズ、形状、コントラスト値(PC
S)がJISなどの規格により厳密に決められている。
【0003】これらのバーコードは、通常、黒色のイン
クで印刷されたものであるが、この他に、赤外光や紫外
光の照射により発光する、蛍光インクなどの特殊インク
で印刷されたバーコードがある。
クで印刷されたものであるが、この他に、赤外光や紫外
光の照射により発光する、蛍光インクなどの特殊インク
で印刷されたバーコードがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、特殊イ
ンクによるバーコードでは、背景地の色や濃度によって
発光量が変わり、安定な画像信号が得られない。そのた
め、単一の閾値による2値化処理では、バーコード画像
が得られないこともある。
ンクによるバーコードでは、背景地の色や濃度によって
発光量が変わり、安定な画像信号が得られない。そのた
め、単一の閾値による2値化処理では、バーコード画像
が得られないこともある。
【0005】また、黒色上に印刷されたバーコードで
は、信号がほとんど出力されないため、バーコードが文
字などに重なって印刷された場合、文字に重なった部分
が欠落し、バーコードを検知できなかったり、バーコー
ドを誤認識する可能性がある。
は、信号がほとんど出力されないため、バーコードが文
字などに重なって印刷された場合、文字に重なった部分
が欠落し、バーコードを検知できなかったり、バーコー
ドを誤認識する可能性がある。
【0006】そこで、本発明は、バーコードの背景地の
影響を受けない高精度のバーコード読取りが可能となる
バーコード読取装置を提供することを目的とする。ま
た、本発明は、バーコードの印刷不良あるいは背景地の
影響などの原因により、バーの一部が欠けている場合で
も、安定したバー検知が可能となるバーコード読取装置
を提供することを目的とする。
影響を受けない高精度のバーコード読取りが可能となる
バーコード読取装置を提供することを目的とする。ま
た、本発明は、バーコードの印刷不良あるいは背景地の
影響などの原因により、バーの一部が欠けている場合で
も、安定したバー検知が可能となるバーコード読取装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のバーコード読取
装置は、媒体上に印刷されたバーコードの部分を、その
バーコードの印刷インクの特性に合わせた光で照射し、
その励起もしくは反射による前記バーコード部からの光
信号を受光して電気信号に変換する光電変換手段と、こ
の光電変換手段の出力信号をアナログ・デジタル変換に
よって多値のデジタル画像データに変換するA/D変換
手段と、このA/D変換手段から得られる画像データに
基づき、前記媒体上にバーコードが印刷されている領域
を検出するバーコード領域検出手段と、このバーコード
領域検出手段で検出されたバーコード領域内の画像デー
タに対して、前記バーコードのバーに直交する方向にデ
ータ圧縮変換を行なうデータ圧縮変換手段と、このデー
タ圧縮変換手段から得られる圧縮変換データを解析する
ことにより個別バーを検知し、前記バーコードを認識す
る認識手段とを具備している。
装置は、媒体上に印刷されたバーコードの部分を、その
バーコードの印刷インクの特性に合わせた光で照射し、
その励起もしくは反射による前記バーコード部からの光
信号を受光して電気信号に変換する光電変換手段と、こ
の光電変換手段の出力信号をアナログ・デジタル変換に
よって多値のデジタル画像データに変換するA/D変換
手段と、このA/D変換手段から得られる画像データに
基づき、前記媒体上にバーコードが印刷されている領域
を検出するバーコード領域検出手段と、このバーコード
領域検出手段で検出されたバーコード領域内の画像デー
タに対して、前記バーコードのバーに直交する方向にデ
ータ圧縮変換を行なうデータ圧縮変換手段と、このデー
タ圧縮変換手段から得られる圧縮変換データを解析する
ことにより個別バーを検知し、前記バーコードを認識す
る認識手段とを具備している。
【0008】また、本発明のバーコード読取装置は、媒
体上に印刷されたバーコードの部分を、そのバーコード
の印刷インクの特性に合わせた光で照射し、その励起も
しくは反射による前記バーコード部からの光信号を受光
して電気信号に変換する光電変換手段と、この光電変換
手段の出力信号をアナログ・デジタル変換によって多値
のデジタル画像データに変換するA/D変換手段と、こ
のA/D変換手段から得られる画像データに基づき、前
記媒体上にバーコードが印刷されている領域を検出する
バーコード領域検出手段と、このバーコード領域検出手
段で検出されたバーコード領域に対して、前記バーコー
ドのバーと平行方向を複数の領域に分割し、それぞれの
領域内の各画像データに対して、前記バーコードのバー
に直交する方向にデータ圧縮変換を行なうデータ圧縮変
換手段と、このデータ圧縮変換手段から得られる前記分
割された各領域ごとの圧縮変換データを統合して解析す
ることにより個別バーを検知し、前記バーコードを認識
する認識手段とを具備している。
体上に印刷されたバーコードの部分を、そのバーコード
の印刷インクの特性に合わせた光で照射し、その励起も
しくは反射による前記バーコード部からの光信号を受光
して電気信号に変換する光電変換手段と、この光電変換
手段の出力信号をアナログ・デジタル変換によって多値
のデジタル画像データに変換するA/D変換手段と、こ
のA/D変換手段から得られる画像データに基づき、前
記媒体上にバーコードが印刷されている領域を検出する
バーコード領域検出手段と、このバーコード領域検出手
段で検出されたバーコード領域に対して、前記バーコー
ドのバーと平行方向を複数の領域に分割し、それぞれの
領域内の各画像データに対して、前記バーコードのバー
に直交する方向にデータ圧縮変換を行なうデータ圧縮変
換手段と、このデータ圧縮変換手段から得られる前記分
割された各領域ごとの圧縮変換データを統合して解析す
ることにより個別バーを検知し、前記バーコードを認識
する認識手段とを具備している。
【0009】また、本発明のバーコード読取装置は、媒
体上に印刷されたバーコードの部分を、そのバーコード
の印刷インクの特性に合わせた光で照射し、その励起も
しくは反射による前記バーコード部からの光信号を受光
して電気信号に変換する光電変換手段と、この光電変換
手段の出力信号をアナログ・デジタル変換によって多値
のデジタル画像データに変換するA/D変換手段と、こ
のA/D変換手段から得られる画像データに基づき、前
記媒体上にバーコードが印刷されている領域を検出する
バーコード領域検出手段と、このバーコード領域検出手
段で検出されたバーコード領域内の画像データに対し
て、前記バーコードのバーと平行方向に射影データを求
める射影データ演算手段と、この射影データ演算手段で
求められた射影データについて、隣り合う2つのデータ
を比較することにより、値が増加する部分、値が減少す
る部分、値が同一の部分の3通りのデータに変換するデ
ータ圧縮変換手段と、このデータ圧縮変換手段から得ら
れる3通りのデータにより個別バーを検知し、前記バー
コードを認識する認識手段とを具備している。
体上に印刷されたバーコードの部分を、そのバーコード
の印刷インクの特性に合わせた光で照射し、その励起も
しくは反射による前記バーコード部からの光信号を受光
して電気信号に変換する光電変換手段と、この光電変換
手段の出力信号をアナログ・デジタル変換によって多値
のデジタル画像データに変換するA/D変換手段と、こ
のA/D変換手段から得られる画像データに基づき、前
記媒体上にバーコードが印刷されている領域を検出する
バーコード領域検出手段と、このバーコード領域検出手
段で検出されたバーコード領域内の画像データに対し
て、前記バーコードのバーと平行方向に射影データを求
める射影データ演算手段と、この射影データ演算手段で
求められた射影データについて、隣り合う2つのデータ
を比較することにより、値が増加する部分、値が減少す
る部分、値が同一の部分の3通りのデータに変換するデ
ータ圧縮変換手段と、このデータ圧縮変換手段から得ら
れる3通りのデータにより個別バーを検知し、前記バー
コードを認識する認識手段とを具備している。
【0010】さらに、本発明のバーコード読取装置は、
媒体上に印刷されたバーコードの部分を、そのバーコー
ドの印刷インクの特性に合わせた光で照射し、その励起
もしくは反射による前記バーコード部からの光信号を受
光して電気信号に変換する光電変換手段と、この光電変
換手段の出力信号をアナログ・デジタル変換によって多
値のデジタル画像データに変換するA/D変換手段と、
このA/D変換手段から得られる画像データに基づき、
前記媒体上にバーコードが印刷されている領域を検出す
るバーコード領域検出手段と、このバーコード領域検出
手段で検出されたバーコード領域に対して、前記バーコ
ードのバーと平行方向を複数の領域に分割し、それぞれ
の領域内の各画像データに対して、前記バーコードのバ
ーと平行方向に射影データを求める射影データ演算手段
と、この射影データ演算手段で求められた前記分割され
た各領域ごとの射影データについて、隣り合う2つのデ
ータを比較することにより、値が増加する部分、値が減
少する部分、値が同一の部分の3通りのデータに変換す
るデータ圧縮変換手段と、このデータ圧縮変換手段から
得られる前記分割された各領域ごとの3通りのデータを
統合することにより個別バーを検知し、前記バーコード
を認識する認識手段とを具備している。
媒体上に印刷されたバーコードの部分を、そのバーコー
ドの印刷インクの特性に合わせた光で照射し、その励起
もしくは反射による前記バーコード部からの光信号を受
光して電気信号に変換する光電変換手段と、この光電変
換手段の出力信号をアナログ・デジタル変換によって多
値のデジタル画像データに変換するA/D変換手段と、
このA/D変換手段から得られる画像データに基づき、
前記媒体上にバーコードが印刷されている領域を検出す
るバーコード領域検出手段と、このバーコード領域検出
手段で検出されたバーコード領域に対して、前記バーコ
ードのバーと平行方向を複数の領域に分割し、それぞれ
の領域内の各画像データに対して、前記バーコードのバ
ーと平行方向に射影データを求める射影データ演算手段
と、この射影データ演算手段で求められた前記分割され
た各領域ごとの射影データについて、隣り合う2つのデ
ータを比較することにより、値が増加する部分、値が減
少する部分、値が同一の部分の3通りのデータに変換す
るデータ圧縮変換手段と、このデータ圧縮変換手段から
得られる前記分割された各領域ごとの3通りのデータを
統合することにより個別バーを検知し、前記バーコード
を認識する認識手段とを具備している。
【0011】本発明によれば、3値ランレングスを用い
てバーコード検知を行なうことにより、バーコードの背
景地の影響を受けない高精度のバーコード検知が可能と
なる。また、3値ランレングスより検出されたピーク点
のうち、ピーク点間距離の短い複数のピーク点を1つに
統合することにより、バーの誤検知を防ぎ、バー検知性
能を向上させることができる。したがって、バーコード
の背景地の影響を受けない高精度のバーコード読取りが
可能となる。
てバーコード検知を行なうことにより、バーコードの背
景地の影響を受けない高精度のバーコード検知が可能と
なる。また、3値ランレングスより検出されたピーク点
のうち、ピーク点間距離の短い複数のピーク点を1つに
統合することにより、バーの誤検知を防ぎ、バー検知性
能を向上させることができる。したがって、バーコード
の背景地の影響を受けない高精度のバーコード読取りが
可能となる。
【0012】さらに、バーコードのバーと平行方向に射
影データを求め、その射影データの3値ランレングスに
よりバーを検知して認識処理を行なうことにより、バー
コードの印刷不良あるいは背景地の影響などの原因によ
り、バーの一部が欠けている場合でも、安定したバー検
知が可能となる。
影データを求め、その射影データの3値ランレングスに
よりバーを検知して認識処理を行なうことにより、バー
コードの印刷不良あるいは背景地の影響などの原因によ
り、バーの一部が欠けている場合でも、安定したバー検
知が可能となる。
【0013】また、バーコードをバーと平行方向に複数
領域に分割し、それぞれの領域ごとの3値ランレングス
よりバーを検知して認識を行なうことにより、たとえ
ば、4ステートコードなどのバーコードが容易に認識で
きる。
領域に分割し、それぞれの領域ごとの3値ランレングス
よりバーを検知して認識を行なうことにより、たとえ
ば、4ステートコードなどのバーコードが容易に認識で
きる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態に係
るバーコード読取装置の構成を概略的に示すものであ
る。すなわち、このバーコード読取装置は、励起光源1
1、光電変換手段としてのCCD形ラインセンサ12、
A/D変換手段としての信号処理部13、バーコード領
域検出手段としてのバーコード領域検出部14、データ
圧縮変換手段としての3値ランレングス検出部15、認
識手段としてのバーコード認識部16、バーコード辞書
17、および、チェックコード検証部18から構成され
ている。
て図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態に係
るバーコード読取装置の構成を概略的に示すものであ
る。すなわち、このバーコード読取装置は、励起光源1
1、光電変換手段としてのCCD形ラインセンサ12、
A/D変換手段としての信号処理部13、バーコード領
域検出手段としてのバーコード領域検出部14、データ
圧縮変換手段としての3値ランレングス検出部15、認
識手段としてのバーコード認識部16、バーコード辞書
17、および、チェックコード検証部18から構成され
ている。
【0015】以下、各部の詳細について説明する。特殊
インクでバーコードが印刷された媒体、たとえば、この
例では、蛍光インクでバーコード10が印刷された郵便
物Pは、図示しない搬送路によって図示矢印方向に搬送
される。なお、バーコード10は、郵便物Pの搬送方向
と直交方向に印刷されているものとする。搬送路によっ
て搬送される郵便物P上のバーコード印刷部は、励起光
源11によって励起光(紫外線)が照射されることによ
り、バーコード10が発光し、その光信号はラインセン
サ12に入射して電気信号(アナログ信号)に変換され
る。
インクでバーコードが印刷された媒体、たとえば、この
例では、蛍光インクでバーコード10が印刷された郵便
物Pは、図示しない搬送路によって図示矢印方向に搬送
される。なお、バーコード10は、郵便物Pの搬送方向
と直交方向に印刷されているものとする。搬送路によっ
て搬送される郵便物P上のバーコード印刷部は、励起光
源11によって励起光(紫外線)が照射されることによ
り、バーコード10が発光し、その光信号はラインセン
サ12に入射して電気信号(アナログ信号)に変換され
る。
【0016】信号処理部13は、ラインセンサ12から
得られるアナログ信号を入力として、たとえば、信号増
幅処理、信号強調処理、および、A/D変換処理などを
施すことにより、取込画像としての多値の画像データを
得る。
得られるアナログ信号を入力として、たとえば、信号増
幅処理、信号強調処理、および、A/D変換処理などを
施すことにより、取込画像としての多値の画像データを
得る。
【0017】バーコード領域検出部14は、信号処理部
13から得られる画像データを基に、郵便物P上にバー
コード10が印刷されている領域を検出し、その座標値
を出力する。
13から得られる画像データを基に、郵便物P上にバー
コード10が印刷されている領域を検出し、その座標値
を出力する。
【0018】3値ランレングス検出部15は、バーコー
ド領域検出部14で検出されたバーコード領域の画像デ
ータについて、後で詳細を説明する手順により3値ラン
レングス特徴を計算する。
ド領域検出部14で検出されたバーコード領域の画像デ
ータについて、後で詳細を説明する手順により3値ラン
レングス特徴を計算する。
【0019】バーコード認識部16は、3値ランレング
ス検出部15で得られたバーコード領域の3値ランレン
グスを基にバーを検知してバーパターンを判断し、それ
をバーコード辞書17に登録されているパターンと照合
してバーコードを認識し、その認識結果を出力する。
ス検出部15で得られたバーコード領域の3値ランレン
グスを基にバーを検知してバーパターンを判断し、それ
をバーコード辞書17に登録されているパターンと照合
してバーコードを認識し、その認識結果を出力する。
【0020】バーコード辞書17は、バーコードのバー
の長さの組合せと、それに対応する文字もしくは記号が
登録されていて、バーコード認識部16でバーコードを
認識する際に用いられる。
の長さの組合せと、それに対応する文字もしくは記号が
登録されていて、バーコード認識部16でバーコードを
認識する際に用いられる。
【0021】チェックコード検証部18は、バーコード
認識部16での認識結果から、バーコードの符号化方式
(たとえば、リード・ソロモン符号)にしたがった復号
計算によりチェックコードを調べ、正しいコードが求め
られているか否かかを検証し、最終的なバーコード認識
結果を出力する。
認識部16での認識結果から、バーコードの符号化方式
(たとえば、リード・ソロモン符号)にしたがった復号
計算によりチェックコードを調べ、正しいコードが求め
られているか否かかを検証し、最終的なバーコード認識
結果を出力する。
【0022】次に、図2に示すフローチャートを参照し
て3値ランレングス検出処理の詳細について説明する。
信号処理部13から取込まれたバーコードの多値画像デ
ータを走査したときの濃度値をG(j) {j:0≦j≦
n}とする。また、画像データの走査をカウントするカ
ウンタをJ、得られたランの番号を示すカウンタをk、
ランの状態をr、ランの状態を保持するレジスタをr
r、ランの長さを計算するためのカウンタをcount
と表現する。
て3値ランレングス検出処理の詳細について説明する。
信号処理部13から取込まれたバーコードの多値画像デ
ータを走査したときの濃度値をG(j) {j:0≦j≦
n}とする。また、画像データの走査をカウントするカ
ウンタをJ、得られたランの番号を示すカウンタをk、
ランの状態をr、ランの状態を保持するレジスタをr
r、ランの長さを計算するためのカウンタをcount
と表現する。
【0023】3値ランは、隣接する2画素の濃度値の大
小を比較し、濃度値が増加、減少、同値の3状態に分類
し、同一状態の連続を1つのランとするものである。以
降では、増加、減少、同値(無変化)の3状態をI,
D,Eで表現することとする。3値ランレングスの検出
処理では、G(0) からG(n) までI(増加),D(減
少),E(同値)のランを求め、その3状態に、ランの
長さとレングス(length)、ランの最終の濃度値(height)
を属性として加えて3値ランレングス特徴とする。
小を比較し、濃度値が増加、減少、同値の3状態に分類
し、同一状態の連続を1つのランとするものである。以
降では、増加、減少、同値(無変化)の3状態をI,
D,Eで表現することとする。3値ランレングスの検出
処理では、G(0) からG(n) までI(増加),D(減
少),E(同値)のランを求め、その3状態に、ランの
長さとレングス(length)、ランの最終の濃度値(height)
を属性として加えて3値ランレングス特徴とする。
【0024】まず、j,k,countの各値を「0」
にセットし、rrの初期状態を「E」とする(S1)。
次に、G(j) とG(j+1) との値を比較する(S2)。そ
の結果、G(j) <G(j+1) のときrを「I」とし、G
(j) =G(j+1) のときrを「E」とし、G(j) >G(j+
1) のときrを「D」とする(S3)。
にセットし、rrの初期状態を「E」とする(S1)。
次に、G(j) とG(j+1) との値を比較する(S2)。そ
の結果、G(j) <G(j+1) のときrを「I」とし、G
(j) =G(j+1) のときrを「E」とし、G(j) >G(j+
1) のときrを「D」とする(S3)。
【0025】次に、カウンタcountの値を1つ増加
する(S4)。次に、ステップS3で決定されたrの値
とレジスタrrに入っているランの状態とが等しいか否
かをチェックする(S5)。
する(S4)。次に、ステップS3で決定されたrの値
とレジスタrrに入っているランの状態とが等しいか否
かをチェックする(S5)。
【0026】ステップS5において、rの値とrrの値
とが等しくないと判断された場合、画像の濃度値の増減
状態が変化しているので、新しいランとして登録する。
ランの状態runには、そのときのランの状態rrを入
れ、ランの長さlengthには、カウンタcount
の値を入れる。また、ランの最終の濃度値として、he
ightに濃度値G(j) を入れる。さらに、ランの番号
kを1つ増加して、次のランの状態としてrrにrの内
容を入れておく。また、ランの長さカウンタcount
を「0」にする(S6)。
とが等しくないと判断された場合、画像の濃度値の増減
状態が変化しているので、新しいランとして登録する。
ランの状態runには、そのときのランの状態rrを入
れ、ランの長さlengthには、カウンタcount
の値を入れる。また、ランの最終の濃度値として、he
ightに濃度値G(j) を入れる。さらに、ランの番号
kを1つ増加して、次のランの状態としてrrにrの内
容を入れておく。また、ランの長さカウンタcount
を「0」にする(S6)。
【0027】次に、Jの値を1つ増加して、次の画素の
処理に進む(S7)。次に、Jの値を画像1ラインの長
さnと比較し(S8)、Jがnよりも小さい場合、ステ
ップS2以降の処理を繰り返す。ステップS5におい
て、Jがnよりも小さくないと判断された場合、処理対
象画像の終端の位置にあるので、最後のランとしてru
nにrrの内容を入れ、ランの長さlengthにカウ
ンタcountの値を入れ、ランの最終の濃度値として
heightに濃度値G(j) を入れ、処理を終了する
(S9)。
処理に進む(S7)。次に、Jの値を画像1ラインの長
さnと比較し(S8)、Jがnよりも小さい場合、ステ
ップS2以降の処理を繰り返す。ステップS5におい
て、Jがnよりも小さくないと判断された場合、処理対
象画像の終端の位置にあるので、最後のランとしてru
nにrrの内容を入れ、ランの長さlengthにカウ
ンタcountの値を入れ、ランの最終の濃度値として
heightに濃度値G(j) を入れ、処理を終了する
(S9)。
【0028】このように、3値ランレングスの検出処理
では、G(0) からG(n) までI,D,Eのランを求め、
その3状態に、ランの長さとレングス、および、ランの
最終の濃度値を属性として加えて3値ランレングス特徴
とするものである。
では、G(0) からG(n) までI,D,Eのランを求め、
その3状態に、ランの長さとレングス、および、ランの
最終の濃度値を属性として加えて3値ランレングス特徴
とするものである。
【0029】たとえば、図3では、バーコード10のバ
ーと直交方向の走査線上の濃度値と、そのデータ列から
求めた3値の状態(I,D,E)を示し、これより生成
される3値ランレングス例を図4に示す。
ーと直交方向の走査線上の濃度値と、そのデータ列から
求めた3値の状態(I,D,E)を示し、これより生成
される3値ランレングス例を図4に示す。
【0030】図5は、バーコード10の画像と、バーコ
ード10のバーと直交方向の走査線上の濃度値を簡単に
示したものである。ここで、3値ランとして濃度値が変
化していない領域をE、濃度値が増加している領域を
I、濃度値が減少している領域をDと判断している。ま
た、IからDへの変化点をピーク点と判断し、図5上で
は黒丸で表現している。
ード10のバーと直交方向の走査線上の濃度値を簡単に
示したものである。ここで、3値ランとして濃度値が変
化していない領域をE、濃度値が増加している領域を
I、濃度値が減少している領域をDと判断している。ま
た、IからDへの変化点をピーク点と判断し、図5上で
は黒丸で表現している。
【0031】さらに、図6に示すように、上記ピーク検
出処理をバーコード10のバーと平行方向に複数の走査
線で行ない、得られたピーク点のうちで隣接するものを
結合してバーを検知する。また、図7に、4ステートバ
ーコードから同様にしてバーを検知した結果を示す。
出処理をバーコード10のバーと平行方向に複数の走査
線で行ない、得られたピーク点のうちで隣接するものを
結合してバーを検知する。また、図7に、4ステートバ
ーコードから同様にしてバーを検知した結果を示す。
【0032】なお、3値ランレングスを求める際に、1
本のバーの中で濃度値の増減の変化が2回以上生じる
と、ピーク検出処理により2個以上のピーク点が検出さ
れることとなる。たとえば、図8では、1本のバーから
2個のピーク点が検出されているが、このような場合、
3値ランレングスのレングス情報よりピーク点の座標値
P(i) を計算し、それよりピーク点間の距離を計算し
て、その距離があらかじめ設定される一定値以下の場
合、それらのピーク点を統合して1本のバーとして検知
する。
本のバーの中で濃度値の増減の変化が2回以上生じる
と、ピーク検出処理により2個以上のピーク点が検出さ
れることとなる。たとえば、図8では、1本のバーから
2個のピーク点が検出されているが、このような場合、
3値ランレングスのレングス情報よりピーク点の座標値
P(i) を計算し、それよりピーク点間の距離を計算し
て、その距離があらかじめ設定される一定値以下の場
合、それらのピーク点を統合して1本のバーとして検知
する。
【0033】以下、この処理ついて図9に示すフローチ
ャートを参照して説明する。ピーク数のカウンタをi、
3値ランレングス情報から求めたピーク点の数をpee
kno、ピーク点の座標値をP(i) とする。
ャートを参照して説明する。ピーク数のカウンタをi、
3値ランレングス情報から求めたピーク点の数をpee
kno、ピーク点の座標値をP(i) とする。
【0034】まず、iに「0」をセットする(S1
1)。次に、iの値とpeeknoの値とを比較し(S
12)、iの値がpeeknoの値よりも大きい場合、
処理を終了する。iの値がpeeknoの値よりも小さ
い場合、i−1番目のピーク点とi番目のピーク点との
座標値間の距離(P(i) −P(i-1) )を計算し、得られ
た距離があらかじめ設定されたピーク点間距離の閾値
(thr−peek)との比較演算を行なう(S1
3)。
1)。次に、iの値とpeeknoの値とを比較し(S
12)、iの値がpeeknoの値よりも大きい場合、
処理を終了する。iの値がpeeknoの値よりも小さ
い場合、i−1番目のピーク点とi番目のピーク点との
座標値間の距離(P(i) −P(i-1) )を計算し、得られ
た距離があらかじめ設定されたピーク点間距離の閾値
(thr−peek)との比較演算を行なう(S1
3)。
【0035】この演算の結果、ピーク点間の距離(P
(i) −P(i-1) )が閾値(thr−peek)よりも小
さい場合、i−1番目のピーク点とi番目のピーク点と
を統合し、1本のバーとして検知する(S14)。次
に、iの値を1つ増加して(S15)、ステップS12
に戻る。
(i) −P(i-1) )が閾値(thr−peek)よりも小
さい場合、i−1番目のピーク点とi番目のピーク点と
を統合し、1本のバーとして検知する(S14)。次
に、iの値を1つ増加して(S15)、ステップS12
に戻る。
【0036】また、4ステートバーコードでは、1本の
バーを中心から上下2個の領域に分けてそれぞれにバー
が存在するか否かで4つ状態の情報を表現している。こ
のようなバーコードでは、図10に示すように、上下の
領域に別の情報を持っているので、バーコード領域を破
線で囲む2つの領域E1,E2に分割し、それぞれの領
域E1,E2において、上述同様に3値ランレングスを
求めることにより、バーコードを認識できる。
バーを中心から上下2個の領域に分けてそれぞれにバー
が存在するか否かで4つ状態の情報を表現している。こ
のようなバーコードでは、図10に示すように、上下の
領域に別の情報を持っているので、バーコード領域を破
線で囲む2つの領域E1,E2に分割し、それぞれの領
域E1,E2において、上述同様に3値ランレングスを
求めることにより、バーコードを認識できる。
【0037】次に、バーコード10のバーと平行方向に
濃度値の最大値(または最小値)射影データを求め、そ
の射影データに対して3値ランレングスを求める場合に
ついて説明する。
濃度値の最大値(または最小値)射影データを求め、そ
の射影データに対して3値ランレングスを求める場合に
ついて説明する。
【0038】図11に、バーコード10の多値画像デー
タの濃度値の一例を示す。この画像データの中では、3
列〜9列、12列〜18列にバーが存在している。ここ
で、ライン3およびライン8を走査したときの濃度値の
増減と3値ランの値を図12、図13に示す。また、バ
ーコード領域内でバーと平行方向、すなわち、図11で
は、バー列方向に濃度値の最大値を求め、その最大値の
データ列に対する3値ランを計算した結果を図14に示
す。このように、バーと平行方向での最大濃度値による
3値ランを用いてバー検知を行なうことにより、バーの
1部が欠落したバーコードでも確実に認識可能となる。
タの濃度値の一例を示す。この画像データの中では、3
列〜9列、12列〜18列にバーが存在している。ここ
で、ライン3およびライン8を走査したときの濃度値の
増減と3値ランの値を図12、図13に示す。また、バ
ーコード領域内でバーと平行方向、すなわち、図11で
は、バー列方向に濃度値の最大値を求め、その最大値の
データ列に対する3値ランを計算した結果を図14に示
す。このように、バーと平行方向での最大濃度値による
3値ランを用いてバー検知を行なうことにより、バーの
1部が欠落したバーコードでも確実に認識可能となる。
【0039】さらに、図10に示すように、バーコード
領域を上下の2領域E1,E2に分割し、各領域E1,
E2(ライン1〜ライン4、ライン7〜ライン10)で
最大濃度値データ列に対する3値ランを計算した結果を
図15、図16に示す。ここで求められた3値ランを用
いることにより、前述同様、4ステートバーコードの検
知および認識が容易に可能となる。
領域を上下の2領域E1,E2に分割し、各領域E1,
E2(ライン1〜ライン4、ライン7〜ライン10)で
最大濃度値データ列に対する3値ランを計算した結果を
図15、図16に示す。ここで求められた3値ランを用
いることにより、前述同様、4ステートバーコードの検
知および認識が容易に可能となる。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように本発明のバーコード
読取装置によれば、3値ランレングスを用いてバーコー
ド検知を行なうことにより、バーコードの背景地の影響
を受けない高精度のバーコード検知が可能となる。ま
た、3値ランレングスより検出されたピーク点のうち、
ピーク点間距離の短い複数のピーク点を1つに統合する
ことにより、バーの誤検知を防ぎ、バー検知性能を向上
させることができる。したがって、バーコードの背景地
の影響を受けない高精度のバーコード読取りが可能とな
る。
読取装置によれば、3値ランレングスを用いてバーコー
ド検知を行なうことにより、バーコードの背景地の影響
を受けない高精度のバーコード検知が可能となる。ま
た、3値ランレングスより検出されたピーク点のうち、
ピーク点間距離の短い複数のピーク点を1つに統合する
ことにより、バーの誤検知を防ぎ、バー検知性能を向上
させることができる。したがって、バーコードの背景地
の影響を受けない高精度のバーコード読取りが可能とな
る。
【0041】また、本発明のバーコード読取装置によれ
ば、バーコードのバーと平行方向に射影データを求め、
その射影データの3値ランレングスによりバーを検知し
て認識処理を行なうことにより、バーコードの印刷不良
あるいは背景地の影響などの原因により、バーの一部が
欠けている場合でも、安定したバー検知が可能となる。
ば、バーコードのバーと平行方向に射影データを求め、
その射影データの3値ランレングスによりバーを検知し
て認識処理を行なうことにより、バーコードの印刷不良
あるいは背景地の影響などの原因により、バーの一部が
欠けている場合でも、安定したバー検知が可能となる。
【0042】さらに、本発明のバーコード読取装置によ
れば、バーコードをバーと平行方向に複数領域に分割
し、それぞれの領域ごとの3値ランレングスよりバーを
検知して認識を行なうことにより、たとえば、4ステー
トコードなどのバーコードが容易に認識できる。
れば、バーコードをバーと平行方向に複数領域に分割
し、それぞれの領域ごとの3値ランレングスよりバーを
検知して認識を行なうことにより、たとえば、4ステー
トコードなどのバーコードが容易に認識できる。
【図1】本発明の実施の形態に係るバーコード読取装置
を概略的に示す構成図。
を概略的に示す構成図。
【図2】3値ランレングス変換処理を説明するフローチ
ャート。
ャート。
【図3】3値ランレングス変換の説明図。
【図4】3値ランレングス出力フオーマットの説明図。
【図5】バーコードの画像と、バーコードのバーと直交
方向の走査線上の濃度値を簡単に示した図。
方向の走査線上の濃度値を簡単に示した図。
【図6】バーコードからのバー検知を説明する図。
【図7】4ステートバーコードからのバー検知を説明す
る図。
る図。
【図8】1本のバーから2個のピーク点が検出された場
合を説明する図。
合を説明する図。
【図9】1本のバーから2個のピーク点が検出された場
合のバー検知を説明する図。
合のバー検知を説明する図。
【図10】4ステートバーコードに対する3値ランレン
グス変換処理を説明する図。
グス変換処理を説明する図。
【図11】バーコードの多値画像データの濃度値の一例
を示す図。
を示す図。
【図12】図11においてライン3を走査したときの濃
度値の増減と3値ランの値を示す図。
度値の増減と3値ランの値を示す図。
【図13】図11においてライン8を走査したときの濃
度値の増減と3値ランの値を示す図。
度値の増減と3値ランの値を示す図。
【図14】バー列方向に求めた濃度値の最大値のデータ
列に対する3値ランを計算した結果を示す図。
列に対する3値ランを計算した結果を示す図。
【図15】4ステートバーコードにおいて、分割した上
の領域で最大濃度値データ列に対する3値ランを計算し
た結果を示す図。
の領域で最大濃度値データ列に対する3値ランを計算し
た結果を示す図。
【図16】4ステートバーコードにおいて、分割した下
の領域で最大濃度値データ列に対する3値ランを計算し
た結果を示す図。
の領域で最大濃度値データ列に対する3値ランを計算し
た結果を示す図。
P……郵便物(媒体)、10……バーコード、11……
励起光源、12……ラインセンサ(光電変換手段)、1
3……信号処理部(A/D変換手段)、14……バーコ
ード領域検出部(バーコード領域検出手段)、15……
3値ランレングス検出部(データ圧縮変換手段)、16
……バーコード認識部(認識手段)、17……バーコー
ド辞書、18……チェックコード検証部。
励起光源、12……ラインセンサ(光電変換手段)、1
3……信号処理部(A/D変換手段)、14……バーコ
ード領域検出部(バーコード領域検出手段)、15……
3値ランレングス検出部(データ圧縮変換手段)、16
……バーコード認識部(認識手段)、17……バーコー
ド辞書、18……チェックコード検証部。
Claims (9)
- 【請求項1】 媒体上に印刷されたバーコードの部分
を、そのバーコードの印刷インクの特性に合わせた光で
照射し、その励起もしくは反射による前記バーコード部
からの光信号を受光して電気信号に変換する光電変換手
段と、 この光電変換手段の出力信号をアナログ・デジタル変換
によって多値のデジタル画像データに変換するA/D変
換手段と、 このA/D変換手段から得られる画像データに基づき、
前記媒体上にバーコードが印刷されている領域を検出す
るバーコード領域検出手段と、 このバーコード領域検出手段で検出されたバーコード領
域内の画像データに対して、前記バーコードのバーに直
交する方向にデータ圧縮変換を行なうデータ圧縮変換手
段と、 このデータ圧縮変換手段から得られる圧縮変換データを
解析することにより個別バーを検知し、前記バーコード
を認識する認識手段と、 を具備したことを特徴とするバーコード読取装置。 - 【請求項2】 前記データ圧縮変換手段は、バーコード
領域内の画像データについて、隣り合う2つの画素デー
タの濃度値を比較することにより、値が増加する部分、
値が減少する部分、値が同一の部分の3通りのデータに
変換することを特徴とする請求項1記載のバーコード読
取装置。 - 【請求項3】 前記データ圧縮変換手段は、前記3通り
のデータに加えて、その各データの連続する長さ、およ
び、その各データの最終値を特徴として検出し、前記認
識手段は、これら特徴を解析することにより個別バーを
検知し、前記バーコードを認識することを特徴とする請
求項2記載のバーコード読取装置。 - 【請求項4】 前記データ圧縮変換手段において、デー
タ圧縮変換を行なう際に、単一バーから複数のピーク点
が得られた場合、前記認識手段は、それらのピーク点を
統合して単一バーとして検知することを特徴とする請求
項1記載のバーコード読取装置。 - 【請求項5】 前記データ圧縮変換手段において、デー
タ圧縮変換を行なう際に、単一バーから複数のピーク点
が得られた場合、前記認識手段は、そのピーク点間の距
離を求め、この求めた距離があらかじめ設定された所定
値以下のとき、それらのピーク点を統合して単一バーと
して検知することを特徴とする請求項1記載のバーコー
ド読取装置。 - 【請求項6】 媒体上に印刷されたバーコードの部分
を、そのバーコードの印刷インクの特性に合わせた光で
照射し、その励起もしくは反射による前記バーコード部
からの光信号を受光して電気信号に変換する光電変換手
段と、 この光電変換手段の出力信号をアナログ・デジタル変換
によって多値のデジタル画像データに変換するA/D変
換手段と、 このA/D変換手段から得られる画像データに基づき、
前記媒体上にバーコードが印刷されている領域を検出す
るバーコード領域検出手段と、 このバーコード領域検出手段で検出されたバーコード領
域に対して、前記バーコードのバーと平行方向を複数の
領域に分割し、それぞれの領域内の各画像データに対し
て、前記バーコードのバーに直交する方向にデータ圧縮
変換を行なうデータ圧縮変換手段と、 このデータ圧縮変換手段から得られる前記分割された各
領域ごとの圧縮変換データを統合して解析することによ
り個別バーを検知し、前記バーコードを認識する認識手
段と、 を具備したことを特徴とするバーコード読取装置。 - 【請求項7】 前記データ圧縮変換手段は、分割された
領域内の画像データについて、隣り合う2つの画素デー
タの濃度値を比較することにより、値が増加する部分、
値が減少する部分、値が同一の部分の3通りのデータに
変換することを特徴とする請求項6記載のバーコード読
取装置。 - 【請求項8】 媒体上に印刷されたバーコードの部分
を、そのバーコードの印刷インクの特性に合わせた光で
照射し、その励起もしくは反射による前記バーコード部
からの光信号を受光して電気信号に変換する光電変換手
段と、 この光電変換手段の出力信号をアナログ・デジタル変換
によって多値のデジタル画像データに変換するA/D変
換手段と、 このA/D変換手段から得られる画像データに基づき、
前記媒体上にバーコードが印刷されている領域を検出す
るバーコード領域検出手段と、 このバーコード領域検出手段で検出されたバーコード領
域内の画像データに対して、前記バーコードのバーと平
行方向に射影データを求める射影データ演算手段と、 この射影データ演算手段で求められた射影データについ
て、隣り合う2つのデータを比較することにより、値が
増加する部分、値が減少する部分、値が同一の部分の3
通りのデータに変換するデータ圧縮変換手段と、 このデータ圧縮変換手段から得られる3通りのデータに
より個別バーを検知し、前記バーコードを認識する認識
手段と、 を具備したことを特徴とするバーコード読取装置。 - 【請求項9】 媒体上に印刷されたバーコードの部分
を、そのバーコードの印刷インクの特性に合わせた光で
照射し、その励起もしくは反射による前記バーコード部
からの光信号を受光して電気信号に変換する光電変換手
段と、 この光電変換手段の出力信号をアナログ・デジタル変換
によって多値のデジタル画像データに変換するA/D変
換手段と、 このA/D変換手段から得られる画像データに基づき、
前記媒体上にバーコードが印刷されている領域を検出す
るバーコード領域検出手段と、 このバーコード領域検出手段で検出されたバーコード領
域に対して、前記バーコードのバーと平行方向を複数の
領域に分割し、それぞれの領域内の各画像データに対し
て、前記バーコードのバーと平行方向に射影データを求
める射影データ演算手段と、 この射影データ演算手段で求められた前記分割された各
領域ごとの射影データについて、隣り合う2つのデータ
を比較することにより、値が増加する部分、値が減少す
る部分、値が同一の部分の3通りのデータに変換するデ
ータ圧縮変換手段と、 このデータ圧縮変換手段から得られる前記分割された各
領域ごとの3通りのデータを統合することにより個別バ
ーを検知し、前記バーコードを認識する認識手段と、 を具備したことを特徴とするバーコード読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7313107A JPH09153110A (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | バーコード読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7313107A JPH09153110A (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | バーコード読取装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09153110A true JPH09153110A (ja) | 1997-06-10 |
Family
ID=18037239
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7313107A Pending JPH09153110A (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | バーコード読取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09153110A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010140310A (ja) * | 2008-12-12 | 2010-06-24 | Toshiba Corp | バーコード読取装置、バーコード読取プログラム、バーコード読取方法 |
-
1995
- 1995-11-30 JP JP7313107A patent/JPH09153110A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010140310A (ja) * | 2008-12-12 | 2010-06-24 | Toshiba Corp | バーコード読取装置、バーコード読取プログラム、バーコード読取方法 |
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