JPH09152996A - データ引き継ぎシステム - Google Patents

データ引き継ぎシステム

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JPH09152996A
JPH09152996A JP7312412A JP31241295A JPH09152996A JP H09152996 A JPH09152996 A JP H09152996A JP 7312412 A JP7312412 A JP 7312412A JP 31241295 A JP31241295 A JP 31241295A JP H09152996 A JPH09152996 A JP H09152996A
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JP7312412A
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Yuji Kanazawa
裕治 金澤
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】処理の高速化を図ることを目的とする。 【解決手段】各サブモジュールに1以上のタスクが設け
られた第1のデータ処理装置に故障が発生した場合に引
き継ぎデータを引き継ぐ第2のデータ処理装置、処理デ
ータ及び引き継ぎデータの変更履歴を記憶する揮発性記
憶部を備え、変更履歴リスト管理部が自己のタスクに関
係するサブモジュールとそのサブモジュールについての
引き継ぎデータの変更履歴の位置をカウンタがカウント
したカウンタ値とを変更履歴カウンタリストとして管理
し、要求部が揮発性記憶部に記憶された処理データの不
揮発性記憶部への送出要求を発行した時点で、引き継ぎ
データ転送部は各サブモジュール毎に前記管理されたサ
ブモジュールの引き継ぎデータの変更履歴をカウンタ値
が示す位置まで不揮発性記憶部に転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現用系処理装置に
故障が発生した場合に現用系処理装置の引き継ぎデータ
を予備系処理装置に引き継いで運用を継続するデータ引
き継ぎシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、計算機がデータを処理している最
中にこの計算機に何らかの原因で故障が発生する場合が
ある。このような場合には、この現用系計算機で処理さ
れた引き継ぎデータをネットワークを介して予備系計算
機に送信しその引き継ぎデータを予備系計算機に設けた
メモリに記憶していた。
【0003】あるいは、前記引き継ぎデータを例えば、
バッテリバックアップ付きメモリ、ディスクやテープな
どの不揮発性メモリに記憶していた。この場合、揮発性
メモリを用いずに不揮発性メモリを用いるのは、例え
ば、計算機内の電源が断となった場合に揮発性メモリに
記憶された引き継ぎデータが破壊されるからである。
【0004】さらに、メモリ、中央処理装置(CP
U)、オペレーティングシステムの中核部分におけるエ
ラーによって計算機がリセット、再起動される場合にも
揮発性メモリに記憶された引き継ぎデータが破壊される
ため、データの引き継ぎが行えなくなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記バッテリバックア
ップ付きメモリなどの高速な不揮発性メモリは高価であ
った。このため、一般のコンピュータでは、高価なバッ
テリバックアップ付きメモリを使用せず、ディスク、テ
ープなどを使用していた。あるいは予備系計算機に引き
継ぎデータを送信してメモリに記憶していた。
【0006】しかし、ディスク、磁気テープのデータ転
送速度、予備系計算機へのデータ転送速度はいずれも低
速であった。このため、引き継ぎデータに変更または追
加がある毎に引き継ぎデータをディスクの不揮発性領域
にいちいち格納することになる。このため、処理に時間
がかかり、データ処理能力が低下するという問題があっ
た。
【0007】そこで、本出願人はこの問題を解決し、平
成6年3月18日にデータ引継システム(特願平6ー0
49475)を出願している。このデータ引継システム
においては、まず、引き継ぎに必要なデータ、あるいは
引き継ぎに必要なデータの更新履歴を、揮発性メモリに
記憶しておく。そして、ディスクへの書き出し、通信な
ど揮発性メモリの外部にデータ転送が発生した際に、引
き継ぎに必要なデータをディスクや、他の計算機上のメ
モリなどの引き継ぎのための不揮発性記憶領域に転送し
ていた。これにより、不揮発性記憶領域への転送回数を
減らし、性能を向上させることができる。
【0008】また、電源が断したり、メモリ、CPU、
オペレーティングシステムの中核部分でのエラーによっ
てシステムがリセット、再起動されると、揮発性メモリ
上のデータは全て消えてしまう。
【0009】そして、最後にディスクへの書き出しや、
通信を行った時点での引き継ぎデータが保存させている
ことになるため、システムは最後にディスクへの書き出
しや通信を行った時点から作業を再実行して運用を継続
することになる。
【0010】一方、同一計算機内に複数のサブモジュー
ル(プロセス)が存在し、かつ、各サブモジュールに複
数のタスクが存在する場合もある。この場合、同一のサ
ブモジュール内のタスク相互間で通信を行ったり、ま
た、あるサブモジュール内のタスクが、他のサブモジュ
ール内のタスクに処理データを送信する場合もある。
【0011】このとき、前述したデータ引き継ぎシステ
ムを適用すると、引き継ぎ用不揮発性領域に引き継ぎデ
ータを転送することになる。しかし、同一の計算機内で
のデータの通信においては、そのデータはメモリ上でし
か変わっていないので、引き継ぎデータを引き継ぎ用不
揮発性領域に転送する必要がない。このため、引き継ぎ
用不揮発性領域に引き継ぎデータが不必要に転送されて
しまうことになる。
【0012】また、同一計算機内の複数のモジュール全
体を1つのモジュールとみなして、あるタスクが前記計
算機とは異なる他の計算機に処理データを送信する場合
にそのタスクに関係するサブモジュールの引き継ぎデー
タを引き継ぎ用不揮発性領域に転送する。
【0013】この場合には、以下に説明するような不必
要なデータ転送が発生し、ある計算機から他の計算機へ
の通信開始が遅れてしまう。例えば、図17に示すよう
に、サブモジュールA上のタスクaの揮発性引き継ぎデ
ータ用領域の変更履歴がカウント値Xまで(変更履歴S
1)進んだ時点において、別のサブモジュールB上のタ
スクbに処理データを送信する。
【0014】その後に、図18に示すように、タスクb
で処理を行っている間にサブモジュールAの作業も進
み、変更履歴が増加する(増加した変更履歴S2)。次
に、タスクbが処理データを外部のディスクに書き込み
か、あるいは、ネットワークに送信する時点において、
サブモジュールA上の引き継ぎデータキャッシュ内の変
更履歴を全部反映(S1+S2)したとする。しかし、
変更履歴X以降に書き込まれた変更履歴S2はタスクb
の処理とは関係がないので、不必要な変更履歴まで反映
したことになる。
【0015】このため、同一計算機上に複数のサブモジ
ュールが存在し、その上に複数のタスクが存在してい
て、その間で通信が行われた場合には、不必要な引き継
ぎ用不揮発性領域のデータ書き換えの待ちが発生する。
その結果、処理データのディスク・ネットワークへの転
送開始が遅れるという問題があった。
【0016】本発明の目的は高速にデータ処理を行うこ
とのできるデータ引き継ぎシステムを提供することにあ
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、以下の手段を採用した。 <データ引き継ぎシステムの要旨>本発明のデータ引き
継ぎシステムは、図1に示したように処理データの通信
を相互間で行う複数のサブモジュールを有するとともに
各々のサブモジュールに1以上のタスクが設けられた第
1のデータ処理装置と、前記第1のデータ処理装置に故
障が発生した場合に処理を再開するために必要な引き継
ぎデータを第1のデータ処理装置から引き継ぐ第2のデ
ータ処理装置と、前記処理データ及び引き継ぎデータの
変更履歴を記憶する揮発性記憶部と、前記第1のデータ
処理装置及び第2のデータ処理装置に接続されるととも
に前記引き継ぎデータを記憶する不揮発性記憶部とを備
える。
【0018】前記各々のタスクは、自己のタスクに関係
するサブモジュールとそのサブモジュールについての引
き継ぎデータの変更履歴の位置をカウンタがカウントし
たカウンタ値とを変更履歴カウンタリストとして管理す
る変更履歴リスト管理部と、前記揮発性記憶部に記憶さ
れた処理データの前記不揮発性記憶部への送出要求を発
行する要求部と、前記要求部が処理データの送出要求を
発行した時点で、各サブモジュール毎に前記変更履歴リ
スト管理部で管理されたサブモジュールの引き継ぎデー
タの変更履歴をカウンタ値が示す位置まで前記不揮発性
記憶部に転送する引き継ぎデータ転送部とを備える(請
求項1に対応)。
【0019】この発明によれば、まず、揮発性記憶部が
引き継ぎデータの変更履歴を記憶し、次に、変更履歴リ
スト管理部は自己のタスクに関係するサブモジュールと
そのサブモジュールについての引き継ぎデータの変更履
歴の位置をカウンタがカウントしたカウンタ値とを変更
履歴カウンタリストとして管理する。
【0020】そして、要求部が前記揮発性記憶部に記憶
された処理データの前記不揮発性記憶部への送出要求を
発行すると、引き継ぎデータ転送部は前記要求部が処理
データの送出要求を発行した時点で、各サブモジュール
毎に前記変更履歴リスト管理部で管理されたサブモジュ
ールの引き継ぎデータの変更履歴をカウンタ値が示す位
置まで前記不揮発性記憶部に転送する。
【0021】すなわち、カウンタ値が示す位置までの必
要な引き継ぎデータの変更履歴のみが不揮発性記憶部に
転送され、カウンタ値が示す位置以降の不必要な引き継
ぎデータが不揮発性記憶部に転送されなくなる。その結
果、処理データの高速処理が行える。
【0022】データ引き継ぎシステムは、前記必須の構
成要素からなるが、以下の構成を付加した上でも、成立
する。また、前記複数のサブモジュールの相互間におい
て通信を行う場合に通信に先立って、前記引き継ぎデー
タを予め前記不揮発性記憶部に転送開始する(請求項2
に対応)。
【0023】この発明によれば、処理データの前記不揮
発性記憶部への転送が発生した時に、前記引き継ぎデー
タは予め前記不揮発性記憶部に転送開始されているの
で、待ち時間を低減することができる。
【0024】さらに、前記タスク内の要求部が、引き継
ぎデータの前記不揮発性記憶部への転送要求を行った場
合に、前記引き継ぎデータ転送部は、前記タスクが存在
するサブモジュール内の変更履歴カウンタリストに基づ
き前記サブモジュールに関係する他のサブモジュールの
引き継ぎデータの変更履歴を前記不揮発性記憶部に転送
し、次に、前記サブモジュールの引き継ぎデータを前記
不揮発性記憶部に転送する(請求項3に対応)。
【0025】この発明によれば、引き継ぎデータ転送部
は、タスクが存在するサブモジュール内の変更履歴カウ
ンタリストに基づきサブモジュールに関係する他のサブ
モジュールの引き継ぎデータの変更履歴を不揮発性記憶
部に転送し、前記サブモジュールの引き継ぎデータを前
記不揮発性記憶部に転送するので、相互に関係を有する
他のサブモジュールの引き継ぎデータが確実に不揮発性
記憶部に転送されることが保証される。
【0026】また、第2の発明のデータ引き継ぎシステ
ムは、ネットワークに接続され処理データの通信を相互
間で行う複数のサブモジュールを有するとともに各々の
サブモジュールに1以上のタスクが設けられた第1のデ
ータ処理装置と、前記ネットワークに接続され前記第1
のデータ処理装置に故障が発生した場合に処理を再開す
るために必要な引き継ぎデータを第1のデータ処理装置
から引き継ぐ第2のデータ処理装置と、処理データ及び
引き継ぎデータの変更履歴を記憶する第1の揮発性記憶
部と、前記第2のデータ処理装置に設けられるとともに
前記引き継ぎデータを記憶する第2の揮発性記憶部とを
備える。
【0027】前記各々のタスクは、自己のタスクに関係
するサブモジュールとそのサブモジュールについての引
き継ぎデータの変更履歴の位置をカウンタがカウントし
たカウンタ値とを変更履歴カウンタリストとして管理す
る変更履歴リスト管理部と、前記揮発性記憶部に記憶さ
れた処理データの前記ネットワークへの送出要求を発行
する要求部と、前記要求部が処理データの送出要求を発
行した時点で、各サブモジュール毎に前記変更履歴リス
ト管理部で管理されたサブモジュールの引き継ぎデータ
の変更履歴をカウンタ値が示す位置まで前記第2の揮発
性記憶部に転送する引き継ぎデータ転送部とを備える
(請求項4に対応)。
【0028】また、第2の発明において、前記複数のサ
ブモジュールの相互間において通信を行う場合に通信に
先立って、前記引き継ぎデータを予め前記第2のデータ
処理装置に転送開始する(請求項5に対応)。
【0029】さらに、前記前記タスク内の要求部が、引
き継ぎデータの前記不揮発性記憶部への転送要求を行っ
た場合に、前記引き継ぎデータ転送部は、前記タスクが
存在するサブモジュール内の変更履歴カウンタリストに
基づき前記サブモジュールに関係する他のサブモジュー
ルの引き継ぎデータの変更履歴を前記第2の揮発性記憶
部に転送し、次に、前記サブモジュールの引き継ぎデー
タを前記第2の揮発性記憶部に転送する(請求項6に対
応)。
【0030】これら第1及び第2の発明はシステム発明
であるが、実質的に同一である方法発明に適用してもよ
い。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明のデータ引き継ぎシ
ステムの実施の形態を図面を参照して説明する。図2は
本発明のデータ引き継ぎシステムの実施の形態1の構成
図である。 <実施の形態1>データ引き継ぎシステムは、ネットワ
ーク10、ネットワーク10に接続される現用系計算機
20及び予備系計算機40、ネットワーク10に接続さ
れ引き継ぎデータを記憶するディスク60から構成され
る。
【0032】前記現用系計算機20は処理データを処理
するもので、予備系計算機40は前記現用系計算機20
に故障が発生したとき現用系計算機20の代わりに引き
継ぎデータを引き継いて動作する。
【0033】前記現用系計算機20は、サブモジュール
(プロセスとも言う。)21A、サブモジュール21A
と相互に通信を行うサブモジュール21B、第1の揮発
性メモリ28を備える。サブモジュール21Aは、相互
間で通信を行う2つのタスク(スレッドともいう。)2
2Aa、22Abから構成される。サブモジュール21
Bは、相互間で通信を行う2つのタスク22Ba、22
Bbから構成される。
【0034】前記各々のタスクは、処理データを他のタ
スクに送信したり、ディスク60に処理データを書き込
んだり、あるいは、引き継ぎデータを生成する。各タス
クは、図3に示すように、変更履歴カウンタリスト2
3、通信要求処理部24、ディスク書き込み要求部2
5、変更履歴リスト管理部26、引き継ぎデータ転送部
29を備える。
【0035】通信要求処理部24は、通信相手先に通信
を要求するとき、通信相手先が同一の計算機内に存在す
るかどうかを判断する。通信要求処理部24は、通信相
手先が同一の計算機内に存在する場合には、変更履歴リ
スト管理部26に変更履歴指示を送信し、通信相手先が
別の計算機に存在する場合には、ディスク書き込み要求
部25に書き込み指示を送信し、その指示を行った後に
通信処理を行う。
【0036】ディスク書き込み要求部25は、通信要求
部24からディスク60へのデータの書き込み指示を受
けた場合、あるいは、通信要求が別の計算機に行われた
場合に、第1の揮発性メモリ28に記憶された処理デー
タ及び引き継ぎデータをディスク60に転送するための
転送指示を引き継ぎデータ転送部27に送信する。
【0037】変更履歴リスト管理部26は、自己のタス
クに関係するサブモジュールとそのサブモジュールにつ
いての引き継ぎデータの変更履歴の位置をカウンタがカ
ウントしたカウンタ値とを変更履歴カウンタリスト23
として管理する。変更履歴リスト管理部26は、引き継
ぎデータに関する変更履歴カウンタリスト23に新たな
要素が追加されたときにリストの管理を行う。
【0038】引き継ぎデータ転送部27は、前記ディス
ク書き込み要求部25が処理データの送出要求を発行し
た時点で、各サブモジュール毎に前記変更履歴リスト管
理部26で管理されたサブモジュールの引き継ぎデータ
の変更履歴をカウンタ値が示す位置まで前記ディスク6
0に転送する。引き継ぎデータ転送部27は、変更履歴
カウンタリスト23の内容に従って揮発性領域データキ
ャッシュの内容をディスク60の不揮発性領域の引き継
ぎデータに反映する。
【0039】第1の揮発性メモリ28は、例えばランダ
ムアクセスメモリなどであり、電源が断となったり、現
用系計算機20に故障が発生した場合に記憶されたデー
タが破壊されるものである。
【0040】第1の揮発性メモリ28は、サブモジュー
ル21A、21Bの処理データ29、引き継ぎデータキ
ャッシュ30を記憶する。引き継ぎデータキャッシュ3
0はサブモジュールAの引き継ぎデータの変更履歴を記
憶するサブモジュールA用の引き継ぎデータキャッシュ
31Aと、サブモジュールBの引き継ぎデータの変更履
歴を記憶するサブモジュールB用の引き継ぎデータキャ
ッシュ31Bと、からなる。
【0041】前記予備系計算機40は、サブモジュール
41A、サブモジュール41B、第2の揮発性メモリ3
8を備える。サブモジュール41Aは、相互間で通信を
行う2つのタスク42Aa、42Abから構成される。
サブモジュール41Bは、相互間で通信を行う2つのタ
スク42Ba、42Bbから構成される。
【0042】第2の揮発性メモリ38は、例えば前記ラ
ンダムアクセスメモリなどである。第2の揮発性メモリ
38は、サブモジュールA用の引き継ぎデータ51Aと
サブモジュールB用の引き継ぎデータ51Bとを含む。
【0043】前記ディスク60は、不揮発性メモリであ
り、電源が断となった場合でもデータが破壊されないメ
モリであり、例えば、ハードディスク、光磁気ディス
ク、フロッピーディスクなどである。ディスク60は、
現用系計算機20と予備系計算機40とに接続され、第
1の揮発性メモリ28の引き継ぎデータを不揮発性領域
に記憶するとともに処理データを処理データ領域に記憶
する。
【0044】次に、このように構成された実施の形態1
に従ったデータ引き継ぎ方法を図面を参照して説明す
る。まず、図4を参照して引き継ぎデータ変更時の操作
を説明する。
【0045】まず、各サブモジュール21A、21B
は、引き継ぎデータの変更履歴を第1の揮発性メモリ2
8内の引き継ぎデータキャッシュ30に記憶し、引き継
ぎデータの変更履歴のカウンタ値を得る(ステップ10
1)。
【0046】例えば、図5に示すように、引き継ぎデー
タ変更時の操作前において、サブモジュールAのタスク
aの変更履歴カウンタリストには、モジュールBがカウ
ンタ値Y、モジュールCがカウンタ値Zが登録されてい
る。また、引き継ぎデータキャッシュには引き継ぎデー
タの変更履歴がカウンタ値Xまで記憶されている。
【0047】次に、図6に示すように、タスクaの処理
が進み、引き継ぎデータキャッシュにサブモジュールA
の引き継ぎデータの変更履歴がカウンタ値X’まで進
む。この場合、変更履歴リスト管理部26は、得られた
カウンタ値X’を変更履歴カウンタリストの最後の要素
に登録する。
【0048】図4のフローチャートに戻り、サブモジュ
ールは変更履歴カウンタリストの最後の要素が自己のサ
ブモジュールかどうかを判定する(ステップ102)。
変更履歴カウンタリストの最後の要素が自己のサブモジ
ュールである場合には、変更履歴リスト管理部26は、
変更履歴カウンタリストの最後の要素のカウンタ値を変
更する(ステップ103)。すなわち、カウンタ値を書
き換える。
【0049】一方、変更履歴カウンタリストの最後の要
素が自己のサブモジュールでない場合には、変更履歴リ
スト管理部26は、自己のサブモジュールを変更履歴カ
ウンタリストの最後の要素として追加する(ステップ1
04)。
【0050】次に、図7を参照してサブモジュール間通
信時の操作を説明する。まず、送信側のタスクの属する
サブモジュールの引き継ぎ用データのディスク60内の
不揮発性領域への転送を開始する(ステップ111)。
【0051】ここでは、ディスク書き込み要求部25
は、第1の揮発性メモリ28に記憶された引き継ぎデー
タをディスク60に転送するための転送指示を引き継ぎ
データ転送部27に送信する。
【0052】例えば、図8に示すように、サブモジュー
ル間通信の操作前において、タスクaの変更履歴カウン
タリストにはモジュールCがカウンタ値P、モジュール
Dがカウンタ値Q、モジュールAがカウンタ値Xとす
る。また、タスクbの変更履歴カウンタリストにはモジ
ュールEがカウンタ値R、モジュールBがカウンタ値Y
とする。
【0053】次に、処理データの送信と同時に、送信側
タスクの変更履歴カウンタリストの内容を受信側のタス
クの変更カウンタリストに追加する(ステップ11
2)。例えば、図9において、タスクaからタスクbに
通信を行ったとき、タスクaの変更履歴カウンタリスト
がタスクbの変更履歴カウンタリストの最後にコピーさ
れる。
【0054】次に、処理データの揮発性領域外への転送
時の操作を説明する。まず、変更履歴リスト管理部26
は、変更履歴カウンタリストは空かどうかを判定し(ス
テップ121)、そのリストが空でなく要素がある場合
には、リストの先頭の要素を変更履歴カウタンリストか
ら取り除く(ステップ122)。
【0055】次に、引き継ぎデータ転送部27はサブモ
ジュールのカウンタ値Xの変更履歴が既にディスク60
の不揮発性領域に反映されているを判定し(ステップ1
23)、変更履歴がディスク60の不揮発性領域に反映
されていない場合には、引き継ぎデータ転送部27はカ
ウンタ値が示している変更履歴まで、不揮発性領域に引
き継ぎデータを反映する(ステップ124)。
【0056】なお、変更履歴カウンタリストが空になっ
た場合には、引き継ぎデータ転送部27は処理データを
不揮発性領域に転送する(ステップ125)。この具体
的な例を図11及び図12を参照して説明する。まず、
図11の処理データ転送の操作前において、タスクaの
変更履歴カウンタリストにはモジュールBがカウンタ値
Y、モジュールAがカウンタ値Xが登録される。タスク
bの変更履歴カウンタリストにはモジュールEがカウン
タ値R、モジュールBがカウンタ値Yが登録される。
【0057】次に、処理データの転送の操作後におい
て、変更履歴カウンタリストの各要素に従って、各サブ
モジュールのカウンタ値のところまで、不揮発性領域に
転送される。タスクaがデータ転送を要求した場合に
は、サブモジュールBはYの位置までの引き継ぎデータ
キャッシュの内容と、サブモジュールAはXの位置まで
の引き継ぎデータキャッシュの内容が不揮発性領域に反
映される。
【0058】このように、変更履歴リスト管理部26は
自己のタスクに関係するサブモジュールとそのサブモジ
ュールについての引き継ぎデータの変更履歴の位置をカ
ウンタがカウントしたカウンタ値とを変更履歴カウンタ
リストとして管理し、ディスク書き込み要求部25が第
1の揮発性メモリ28に記憶された処理データのディス
ク60への送出要求を発行すると、引き継ぎデータ転送
部27は処理データの送出要求を発行した時点で、各サ
ブモジュール毎に変更履歴リスト管理部26で管理され
たサブモジュールの引き継ぎデータの変更履歴をカウン
タ値が示す位置まで前記ディスク60に転送する。
【0059】すなわち、カウンタ値が示す位置までの必
要な引き継ぎデータの変更履歴のみがディスク60に転
送され、カウンタ値が示す位置以降の不必要な引き継ぎ
データがディスク60に転送されなくなる。その結果、
処理データの高速処理が行える。
【0060】なお、実施の形態1の変形例としてサブモ
ジュール間で通信が煩雑に発生しない場合には、以下の
ように処理を行ってもよい。サブモジュール上のタスク
が同一計算機内の他のサブモジュールのタスクに通信を
行うとき、第1の揮発性メモリ28に記憶された引き継
ぎデータを処理データの転送に先立って予めディスク6
0に転送する。
【0061】その後に、処理データを第1の揮発性メモ
リ28からディスク60に転送するようにしてもよい。
この場合、必要な引き継ぎデータが既に転送されている
ことを確認して、引き継ぎデータの転送が終了していな
い場合のみ、引き継ぎデータの転送を待ち合わせるよう
にする。このようにすれば、待ち時間を短縮することが
できる。 <実施の形態2>次に、本発明のデータ引き継ぎシステ
ムの実施の形態2を説明する。実施の形態2では、サブ
モジュール間の引き継ぎデータに強い相互関係がある場
合の引き継ぎデータの処理を取り扱う。すなわち、サブ
モジュールAのデータが反映されないと、サブモジュー
ルBのデータを反映できないような制約がある場合には
実施の形態1のデータ引き継ぎ方法では、データの引き
継ぎに失敗するという問題がある。
【0062】実施の形態2では、前記問題を解決するた
めに、図13に示すようにタスク内の引き継ぎデータ転
送部27aの構成が実施の形態1における引き継ぎデー
タ転送部27とは異なる。
【0063】引き継ぎデータ転送部27aは、ディスク
書き込み要求部25が引き継ぎデータのディスク60へ
の転送を要求した場合に、タスクが存在するサブモジュ
ール内の変更履歴カウンタリストに従って、関係する他
のサブモジュールの変更履歴をディスク60に転送し、
最後に自己のサブモジュールの引き継ぎデータをディス
ク60に転送する。
【0064】なお、実施の形態2のタスク内のその他の
構成は実施の形態1のそれらと同一であり、同一部分は
同一符号を付しその詳細は省略する。次に、実施の形態
2の処理データの揮発性外への転送の操作を図14及び
図15を参照して説明する。まず、変更履歴リスト管理
部26は、サブモジュール内の全てのタスクの変更履歴
カウンタリストは空かどうかを判定し(ステップ20
1)、そのリストが空でなく要素がある場合には、リス
トの先頭の要素を変更履歴カウタンリストから取り除く
(ステップ202)。
【0065】次に、変更履歴リスト管理部26は、カウ
ンタ値Xがリストの最後の要素でカウンタ値Xが示す変
更履歴が自己のサブモジュールのデータであったかを判
定する(ステップ203)。
【0066】ステップ203において、カウンタ値Xが
示す変更履歴が自己のサブモジュールのデータでない場
合には、引き継ぎデータ転送部27aはサブモジュール
のカウンタ値Xの変更履歴が既にディスク60の不揮発
性領域に反映されているを判定し(ステップ204)、
変更履歴がディスク60の不揮発性領域に反映されてい
ない場合には、引き継ぎデータ転送部27はカウンタ値
が示している変更履歴まで、不揮発性領域に引き継ぎデ
ータを反映する(ステップ205)。
【0067】なお、サブモジュールの内の全てのタスク
の変更履歴カウンタリストが空になった場合には、引き
継ぎデータ転送部27aは、サブモジュール内の揮発性
引き継ぎ用領域の変更履歴を不揮発性領域または、代替
システムの揮発性引き継ぎ用領域に反映する(ステップ
206)。さらに、引き継ぎデータ転送部27aは、処
理データを不揮発性領域に転送する(ステップ20
7)。
【0068】この具体的な例を図15及び図16を参照
して説明する。図15の処理データの転送の操作前にお
いて、サブモジュールAでは、タスクa1、a2を有
し、タスクa1の変更履歴カウンタリストにはモジュー
ルAがカウンタ値X、モジュールBがカウンタ値Y、モ
ジュールAがカウンタ値X’が登録されている。タスク
a2の変更履歴カウンタリストにはモジュールCがカウ
ンタ値P、モジュールAがカウンタ値X”が登録されて
いる。
【0069】サブモジュールBでは、タスクbの変更履
歴カウンタリストにはモジュールEがカウンタ値R、モ
ジュールBがカウンタ値Yが登録されている。次に、タ
スクa1がディスク60への書き込みを要求したとす
る。このとき、引き継ぎデータ転送部27aは、サブモ
ジュールAの各タスクの変更履歴カウンタリストの要素
に従って、各サブモジュールのカウンタ値までディスク
60の不揮発性領域に引き継ぎデータの変更履歴を転送
する。
【0070】ただし、リストの最後の要素で、かつ、自
己のサブモジュール(サブモジュールA)のデータはデ
ィスク60に転送しなくてもよい。タスクa1が転送要
求を行った場合には、サブモジュールAに関係するサブ
モジュールBのカウンタ値Yまでの引き継ぎデータの変
更履歴と、自己のサブモジュールAのカウンタ値Xまで
の引き継ぎデータの変更履歴とがディスク60に反映さ
れる。
【0071】次に、タスクa1のリストの最後の要素、
すなわち、サブモジュールAのカウンタ値X’までの引
き継ぎデータの変更履歴をディスク60に反映し、最後
にディスク60への処理データの書き込みを行う。
【0072】このように、引き継ぎデータ転送部27a
は、ディスク書き込み要求部25が引き継ぎデータのデ
ィスク60への転送を要求した場合に、タスクが存在す
るサブモジュール内の変更履歴カウンタリストに従っ
て、関係する他のサブモジュールの変更履歴をディスク
60に転送し、最後に自己のサブモジュールの引き継ぎ
データをディスク60に転送する。
【0073】従って、相互に関係をもつ他のサブモジュ
ールの引き継ぎデータが確実にディスク60の不揮発性
領域に転送されることが保証され、引き継ぎデータの転
送に失敗することがなくなる。
【0074】なお、本発明は実施の形態1及び形態2に
限定されるものではない。実施の形態1及び形態2で
は、ディスク書き込み要求部25が前記第1の揮発性メ
モリ28に記憶された処理データの前記ディスク60へ
の送出要求を発行し、前記ディスク書き込み要求部25
が処理データの送出要求を発行した時点で、各サブモジ
ュール毎に前記変更履歴リスト管理部26で管理された
サブモジュールの引き継ぎデータの変更履歴をカウンタ
値が示す位置まで前記ディスク60に転送していた。
【0075】例えば、前記ディスク書き込み要求部が前
記第1の揮発性メモリ28に記憶された処理データの前
記ネットワーク10への送出要求を発行し、前記引き継
ぎデータ転送部27が前記処理データの送出要求を発行
した時点で、各サブモジュール毎に前記変更履歴リスト
管理部26で管理されたサブモジュールの引き継ぎデー
タの変更履歴をカウンタ値が示す位置まで前記予備系計
算機40内の第2の揮発性メモリ38の揮発性領域に転
送するようにしてもよい。
【0076】このようにしても、実施の形態1の効果と
同様な効果が得られる。
【0077】
【発明の効果】本発明によれば、変更履歴リスト管理部
は自己のタスクに関係するサブモジュールとそのサブモ
ジュールについての引き継ぎデータの変更履歴の位置を
カウンタがカウントしたカウンタ値とを変更履歴カウン
タリストとして管理し、要求部が揮発性記憶部に記憶さ
れた処理データの不揮発性記憶部への送出要求を発行す
ると、引き継ぎデータ転送部は処理データの送出要求を
発行した時点で、各サブモジュール毎に変更履歴リスト
管理部で管理されたサブモジュールの引き継ぎデータの
変更履歴をカウンタ値が示す位置まで前記不揮発性記憶
部に転送する。
【0078】すなわち、カウンタ値が示す位置までの必
要な引き継ぎデータの変更履歴のみが不揮発性記憶部に
転送され、カウンタ値が示す位置以降の不必要な引き継
ぎデータが不揮発性記憶部に転送されなくなる。その結
果、処理データの高速処理が行える。
【0079】また、サブモジュール間の通信に先立っ
て、前記引き継ぎデータは予め前記不揮発性記憶部に転
送開始されるので、待ち時間を低減することができる。
さらに、引き継ぎデータ転送部は、タスクが存在するサ
ブモジュール内の変更履歴カウンタリストに基づきサブ
モジュールに関係する他のサブモジュールの引き継ぎデ
ータの変更履歴を不揮発性記憶部に転送し、サブモジュ
ールの引き継ぎデータを不揮発性記憶部に転送するの
で、相互に関係を有する他のサブモジュールの引き継ぎ
データが確実に不揮発性記憶部に転送されることが保証
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータ引き継ぎシステムの原理図であ
る。
【図2】本発明のデータ引き継ぎシステムの実施の形態
1の構成図である。
【図3】タスクの詳細な構成図である。
【図4】引き継ぎデータ変更時の操作を示すフローチャ
ートである。
【図5】引き継ぎデータ変更時の操作前の説明図であ
る。
【図6】引き継ぎデータ変更時の操作後の説明図であ
る。
【図7】サブモジュール間通信時の操作を示すフローチ
ャートである。
【図8】同一の計算機内のサブモジュール間通信の操作
前の説明図である。
【図9】同一の計算機内のサブモジュール間通信の操作
後の説明図である。
【図10】処理データの揮発性領域外への転送時の操作
を示すフローチャートである。
【図11】処理データの揮発性領域外への転送時の操作
前の説明図である。
【図12】処理データの揮発性領域外への転送時の操作
後の説明図である。
【図13】実施の形態2のタスクを示す構成図である。
【図14】実施の形態2の処理データの揮発性領域外へ
の転送時の操作を示すフローチャートである。
【図15】実施の形態2の処理データの揮発性領域外へ
の転送時の操作前の説明図である。
【図16】実施の形態2の処理データの揮発性領域外へ
の転送時の操作後の説明図である。
【図17】タスクaからタスクbへの通信を説明する図
である。
【図18】タスクbが引き継ぎデータを不揮発性領域に
転送する図である。
【符号の説明】
10・・ネットワーク 20・・現用系計算機 21A、21B、41A、41B・・サブモジュール 22、42・・タスク 23・・変更履歴カウンタリスト 24・・通信要求部 25・・ディスク書き込み要求部 26・・変更履歴リスト管理部 27・・引き継ぎデータ転送部 28・・第1の揮発性メモリ 29・・処理データ 30・・引き継ぎデータキャッシュ 31A・・サブモジュールA用データキャッシュ 31B・・サブモジュールB用データキャッシュ 38・・第2の揮発性メモリ 40・・予備系計算機 51A・・サブモジュールA用引き継ぎデータ 51B・・サブモジュールB用引き継ぎデータ 60・・ディスク

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理データの通信を相互間で行う複数の
    サブモジュールを有するとともに各々のサブモジュール
    に1以上のタスクが設けられた第1のデータ処理装置
    と、 前記第1のデータ処理装置に故障が発生した場合に処理
    を再開するために必要な引き継ぎデータを第1のデータ
    処理装置から引き継ぐ第2のデータ処理装置と、前記処
    理データ及び引き継ぎデータの変更履歴を記憶する揮発
    性記憶部と、 前記第1のデータ処理装置及び第2のデータ処理装置に
    接続されるとともに前記引き継ぎデータを記憶する不揮
    発性記憶部とを備え、 前記各々のタスクは、自己のタスクに関係するサブモジ
    ュールとそのサブモジュールについての引き継ぎデータ
    の変更履歴の位置をカウンタがカウントしたカウンタ値
    とを変更履歴カウンタリストとして管理する変更履歴リ
    スト管理部と、 前記揮発性記憶部に記憶された処理データの前記不揮発
    性記憶部への送出要求を発行する要求部と、 前記要求部が処理データの送出要求を発行した時点で、
    各サブモジュール毎に前記変更履歴リスト管理部で管理
    されたサブモジュールの引き継ぎデータの変更履歴をカ
    ウンタ値が示す位置まで前記不揮発性記憶部に転送する
    引き継ぎデータ転送部とを備えるデータ引き継ぎシステ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記複数のサブモジュールの相互間にお
    いて通信を行う場合に通信に先立って、前記引き継ぎデ
    ータは、前記不揮発性記憶部に転送開始される請求項1
    に記載のデータ引き継ぎシステム。
  3. 【請求項3】 前記タスク内の要求部が、引き継ぎデー
    タの前記不揮発性記憶部への転送要求を行った場合に、
    前記引き継ぎデータ転送部は、前記タスクが存在するサ
    ブモジュール内の変更履歴カウンタリストに基づき前記
    サブモジュールに関係する他のサブモジュールの引き継
    ぎデータの変更履歴を前記不揮発性記憶部に転送し、次
    に、前記サブモジュールの引き継ぎデータを前記不揮発
    性記憶部に転送する請求項1に記載のデータ引き継ぎシ
    ステム。
  4. 【請求項4】 ネットワークに接続され処理データの通
    信を相互間で行う複数のサブモジュールを有するととも
    に各々のサブモジュールに1以上のタスクが設けられた
    第1のデータ処理装置と、 前記ネットワークに接続され前記第1のデータ処理装置
    に故障が発生した場合に処理を再開するために必要な引
    き継ぎデータを第1のデータ処理装置から引き継ぐ第2
    のデータ処理装置と、 処理データ及び引き継ぎデータの変更履歴を記憶する第
    1の揮発性記憶部と、前記第2のデータ処理装置に設け
    られるとともに前記引き継ぎデータを記憶する第2の揮
    発性記憶部とを備え、 前記各々のタスクは、自己のタスクに関係するサブモジ
    ュールとそのサブモジュールについての引き継ぎデータ
    の変更履歴の位置をカウンタがカウントしたカウンタ値
    とを変更履歴カウンタリストとして管理する変更履歴リ
    スト管理部と、前記揮発性記憶部に記憶された処理デー
    タの前記ネットワークへの送出要求を発行する要求部
    と、 前記要求部が処理データの送出要求を発行した時点で、
    各サブモジュール毎に前記変更履歴リスト管理部で管理
    されたサブモジュールの引き継ぎデータの変更履歴をカ
    ウンタ値が示す位置まで前記第2の揮発性記憶部に転送
    する引き継ぎデータ転送部とを備えるデータ引き継ぎシ
    ステム。
  5. 【請求項5】 前記複数のサブモジュールの相互間にお
    いて通信を行う場合に通信に先立って、前記引き継ぎデ
    ータは予め前記第2のデータ処理装置に転送開始される
    請求項4に記載のデータ引き継ぎシステム。
  6. 【請求項6】 前記前記タスク内の要求部が、引き継ぎ
    データの前記不揮発性記憶部への転送要求を行った場合
    に、前記引き継ぎデータ転送部は、前記タスクが存在す
    るサブモジュール内の変更履歴カウンタリストに基づき
    前記サブモジュールに関係する他のサブモジュールの引
    き継ぎデータの変更履歴を前記第2の揮発性記憶部に転
    送し、次に、前記サブモジュールの引き継ぎデータを前
    記第2の揮発性記憶部に転送する請求項4に記載のデー
    タ引き継ぎシステム。
JP7312412A 1995-11-30 1995-11-30 データ引き継ぎシステム Withdrawn JPH09152996A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100399746C (zh) * 2004-09-23 2008-07-02 华为技术有限公司 日志记录子系统及其方法
JP2016137862A (ja) * 2015-01-29 2016-08-04 株式会社日立製作所 データ同期方式

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