JPH0915279A - 無線機器特定装置 - Google Patents

無線機器特定装置

Info

Publication number
JPH0915279A
JPH0915279A JP18206395A JP18206395A JPH0915279A JP H0915279 A JPH0915279 A JP H0915279A JP 18206395 A JP18206395 A JP 18206395A JP 18206395 A JP18206395 A JP 18206395A JP H0915279 A JPH0915279 A JP H0915279A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
receiving
level
wireless device
radio
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18206395A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Hosoi
修 細井
Eiichi Kano
栄一 加納
Kunihisa Jitsuno
邦久 実野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tektronix Japan Ltd
Original Assignee
Sony Tektronix Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Tektronix Corp filed Critical Sony Tektronix Corp
Priority to JP18206395A priority Critical patent/JPH0915279A/ja
Publication of JPH0915279A publication Critical patent/JPH0915279A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 無線機器からの電波をより適切なパラメータ
を用いて処理し、より高い精度で無線機器を特定する。 【構成】 アンテナ10等の受信手段が無線機器からの
電波を受信し、A/D16が受信手段の出力信号からデ
ジタル・データを生成する。こうして得られたデジタル
・データは、FFT40がスペクトラム・データに変換
する。パラメータ生成手段42は、レベル最大周波数デ
ータ、重心周波数データ、レベル・データ、計数デー
タ、画像スペクトラム・データといった種々のパラメー
タの生成する。ニューラルネットワーク手段42は、異
なる複数の無線機器の夫々が発生する電波を異なる受信
条件で受信したときに得る種々のパラメータ夫々につい
てその特徴を学習し、アンテナ10で新たに受信した電
波から得たパラメータと比較する。特定手段48は、ニ
ューラルネットワーク手段42の比較結果に応じて受信
手段が受信した電波に対応する無線機器を特定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無線機器が発射した電
波を受信し、その受信信号を分析して、無線機器を特定
する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電波を有効且つ秩序よく利用するために
は、所定条件下で各無線機器を使用する必要がある。し
かし、無線機器の故障や、無線機器の違法な運用によ
り、他の無線機器の運用に障害が生じる可能性がある。
よって、異常電波や、指定周波数帯域外での電波を発見
した場合、その電波を発生している無線機器を特定する
必要がある。
【0003】無線機器が発生する電波には、各無線機器
の型式に応じた特徴があり、これら特徴は、電波の種々
のパラメータにおける一定の傾向から求めることができ
る。そこで、異なる複数の無線機が発生する電波のパラ
メータを測定し、測定結果をデータベースにしておき、
所望の電波のパラメータと比較すれば、原理的には、そ
の電波を発生している無線機器の型式を特定できる。特
に電波発信の瞬間(無線機器の電波発信ボタンを押した
瞬間)及び電波送信終了の瞬間のミリ秒単位の時間にお
ける電波が非常に特徴的であり、無線機器の型式の特定
識別にきわめて有効である。
【0004】パラメータの分析の1つの方法は、スペク
トラム・アナライザを用いて、電波のスペクトラム(周
波数)分析を行うものである。しかし、スペクトラム・
アナライザでは、入力信号(アンテナの出力信号)の各
周波数成分を解析するのに、その入力信号と周波数掃引
信号(周波数が時間と伴に順次変化する信号)とを混合
して、その混合出力を所定周波数のフィルタに供給し、
このフィルタから各周波数成分のレベルを時間経過に応
じて順次抽出しているので、所定の周波数範囲を監視す
るのに一定の時間がかかる。すなわち、ある時点では、
ある特定の周波数成分のみしか監視できない。
【0005】本願出願人は、この欠点を解決し無線機器
を特定する装置を特願平1−215353号「無線機器
特定装置」において開示した。図10は、この無線機器
特定装置の一実施例のブロック図である。これは、アン
テナ10で無線機器からの電波を受信し、アナログ・デ
ジタル(A/D)変換器16が信号をデジタル信号(デ
ータ)に変換する。夫々中心周波数が異なる複数の帯域
通過フィルタ18は、アンテナ10からの信号を(必要
に応じて、A/D変換器を介して)受ける。メモリ(第
1記憶手段)20は、これら複数の帯域通過フィルタ1
8の出力信号及びA/D変換器16の出力信号を記憶
し、外部記憶装置(第2記憶手段)36は、異なる複数
の無線機器の夫々が発生する電波のパラメータを記憶し
ている。マイクロプロセッサ24は、メモリ20に記憶
されたアナログ・デジタル変換器16が出力するデジタ
ル・データから振幅に関するパラメータを検出すると共
に、メモリ20に記憶された帯域通過フィルタ16の出
力データからスペクトラムに関するパラメータを検出す
る。さらにマイクロプロセッサ24は、検出されたパラ
メータ及び外部記憶装置36に記憶されたパラメータを
比較し、アンテナ10が受信した無線機器を比較結果に
応じて特定する。
【0006】上述の無線機器特定装置によれば、無線機
器の発射する電波の帯域幅の全周波数成分を実時間で同
時に観察し、その電波をスペクトラム分析及び振幅分析
して求めたパラメータから、その無線機器の特徴を求め
て、その型式を特定できる。よって、無線機器の電波の
特徴を時間的に捕らえ損ねることがなく、パラメータが
多くなるので特定精度が高くなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】同じ型式の無線機器で
あっても、その発信位置とアンテナの距離によって、受
信信号の振幅(レベル)が変化する。よって、無線機器
特定装置では、無線機器からの電波を受信して得た信号
からどのようにパラメータを抽出し生成するかによって
無線機器の特定効率が影響される。また、外部記憶装置
36に異なる複数の無線機器の夫々のパラメータを記憶
し、これにもとづいて、マイクロプロセッサが受信手段
から得た信号と比較しているが、どのようにこの比較処
理を行うかによっても無線機器の特定効率が影響され
る。
【0008】そこで本発明の目的は、より適切なパラメ
ータ処理によって効率良く無線機器の型式を特定できる
ようにした無線機器特定装置を提供することにある。本
発明の目的は、電波の発信条件が異なっていても、効率
良く無線機器の型式を特定できるようにした無線機器特
定装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の無線機器特定装
置によれば、アンテナ等の受信手段が無線機器からの電
波を受信し、アナログ・デジタル変換器が受信手段から
の信号をデジタル・データに変換し、所定時間インター
バル毎のデジタル・データを生成する。こうして得られ
たデジタル・データは、FFTのごとき変換手段によっ
てスペクトラム・データに変換される。
【0010】パラメータ生成手段は、レベル最大周波数
データ、重心周波数データ、レベル・データ、計数デー
タ、画像スペクトラム・データといった種々のパラメー
タの生成手段として機能する。レベル最大周波数データ
生成手段は、所定時間インターバル毎のスペクトラム・
データのレベルが最大のときの周波数を示すレベル最大
周波数データを生成する。重心周波数データ生成手段
は、所定時間インターバル毎のスペクトラム・データの
重心点における周波数を示す重心周波数データを生成す
る。レベル・データ生成手段は、所定時間間隔及び所定
周波数間隔毎のスペクトラム・データのレベルを示すレ
ベル・データを生成する。計数データ生成手段は、スペ
クトラム・データをそのレベルに応じて複数のレベル・
レンジに区分し、レベル・レンジに夫々含まれるスペク
トラム・データを計数した計数データを生成する。画像
スペクトラム・データ生成手段は、スペクトラム・デー
タを周波数対時間座標上で分布させた分布画像のスペク
トラムである画像スペクトラム・データを生成する。
【0011】ニューラルネットワーク手段は、異なる複
数の無線機器の夫々が発生する電波を異なる受信条件で
受信したときに得る上記パラメータの夫々についてその
特徴を学習し、新たに受信手段が受信した電波から得た
パラメータと比較する。特定手段は、このニューラルネ
ットワーク手段の比較結果に応じて受信手段が受信した
電波に対応する無線機器を特定する。
【0012】
【実施例】以下、添付図を参照して、本発明の好適な実
施例を説明する。図1は、本発明の実施例の機能ブロッ
ク図である。より具体的には、図10のブロック図に示
す装置で実現されるが、後述するようにマイクロプロセ
ッサ(μP)24が実行する処理が従来より改善されて
いる。受信手段であるアンテナ10は、種々の無線機器
(例えば、携帯電話、自動車無線、携帯型トランシー
バ、基地無線局など)からの電波を捕捉し、電気信号に
変換して、周波数変換器12に供給する。なお、アンテ
ナ10の周波数特性は、監視しようとする周波数範囲を
カバーするものである。周波数変換器(ダウンコンバー
タ)12は、アンテナ10の出力周波数を全体的に一定
の周波数分だけ下げて、後段の回路の信号処理条件を緩
和させる。増幅器14は、周波数変換器12の出力信号
を増幅して適切な振幅とし、アナログ・デジタル(A/
D)変換器16に供給する。このA/D変換器16は、
増幅器14からのアナログ信号を制御器38からのサン
プリング信号に応じてサンプリングし、デジタル・デー
タに変換する。
【0013】A/D変換器16が出力するデジタル・デ
ータは、時間に対する振幅(レベル)の形で与えられ
る。つまり、所定時間インターバル毎に振幅をデジタル
で表現したデータである。高速フーリエ変換(FFT)
手段40は、この時間に対する振幅を表すデジタル・デ
ータを、各時間インターバルにおける周波数対レベルを
表すデジタル・データに変換し、パラメータ生成手段4
2に供給する。パラメータ生成手段42は、無線機器が
発生する電波の周波数に関するパラメータを抽出又は生
成する。
【0014】記憶手段44は、磁気ディスク装置(ハー
ドディスク)やランダム・アクセス・メモリ(RAM)
等のいくつか異なる記憶装置で構成される。記憶手段4
4は、実際に無線機器の特定を行う前にニューラルネッ
トワーク46での学習に使用するために、異なる複数の
無線機器の夫々が発生する電波を異なる受信条件で受信
した電波から生成したパラメータを予め記憶する。異な
る受信条件は、無線機器とアンテナ間の距離を変えるこ
とで実現しても良いし、無線機器が発生する電波の出力
レベルを変えることによって実現してもよい。つまり、
同一の無線機器の発した電波を受信した信号であって
も、その平均レベルが異なる条件である。学習するの
は、上述の如く電波発信及び電波送信終了の瞬間の受信
信号について行うのが効率的である。
【0015】ニューラルネットワーク46は、周知の技
術であるため詳細な説明は省略するが、人間の脳の神経
を模して複数のデータを予め入力しておくことによりそ
れらデータに共通する特徴を学習し判定に利用できるも
のである。より具体的には、ニューラルネットワーク
は、複数の入力端を有する入力層、夫々複数入力端と接
続されるノード(接続点)を有する中間層(場合によっ
ては複数層で構成される)、さらに夫々複数のノードと
接続される出力端を有する出力層とで構成され、複数の
入力データを入力層に入力したときに、入力層と出力層
との間を接続する線の重みづけを変化させることによっ
て、複数の入力データに共通する特徴を記憶(学習)す
るものである。現在のコンピュータにおいても、ソフト
ウェア上で入力層、中間層及び出力層を模すことによっ
て、ある程度の精度で実現されている。
【0016】同一の無線機器について異なる受信条件で
生成された複数のパラメータは、記憶手段44から呼び
出され、ニューラルネットワーク46はそれらの共通す
る特徴を学習する。学習した結果は、記憶手段44に記
憶する。即ち、入力層と出力層との間を接続する線の重
みづけのデータが記憶される。これを複数の異なる無線
機器夫々について行う。この処理が終わると、この後ア
ンテナで受信した電波からその電波を発信した無線機器
を特定できるようになる。つまり、不法電波を受信した
ときに、この電波からパラメータを生成し、これと既に
学習したパラメータの特徴とを比較し、その比較結果か
ら特定手段48が無線機器を特定する。なお、学習の過
程とは異なり、判定の過程においては、パラメータ生成
手段42からのスペクトラム・データを直接ニューラル
ネットワークに入力して比較を行っても良いし、記憶手
段44に記録してから行っても良い。
【0017】記憶手段44には、ニューラルネットワー
ク46が学習した電波に対応する無線機器の型式名が記
憶されており、ニューラルネットワーク46の比較結果
から特定手段48はその型式名を特定し、表示器30で
表示する。もちろん、受信した電波がまだ学習(登録)
していない機種のものである場合もあるが、その場合は
特定できなかったことを表示する。
【0018】パラメータ生成手段42は、種々のパラメ
ータを生成可能であり、以下では本発明での利用に適し
たパラメータの生成について順次説明する。図2は、F
FT40から得られるスペクトラム・データ(デジタル
・データ)を3次元で表示(ウォータフォール表示)し
たものである。X軸が周波数軸であり、奥行きのY軸方
向が時間軸、Z軸が周波数に対するレベルを示し、所定
時間インターバル毎に周波数対レベルのデータが生成さ
れることを示す。図2が示すように各時間インターバル
毎にスペクトラム・データが生成されるが、そのレベル
が最大値を示すときの周波数データ(レベル最大周波数
データ)をパラメータとして用いることができる。
【0019】図3は、XY平面上において各時間インタ
ーバルのレベル最大周波数データを時系列に並べてトレ
ースしたレベル最大周波数データの時間に対する波形図
である。複数の異なる無線機器の夫々が発生する電波か
ら生成される図3に示すようなレベル最大周波数データ
(又はレベル最大周波数データのトレース)の特徴を、
ニューラルネットワーク46に学習させておくことによ
り、同じ特徴のレベル最大周波数データが生成される電
波を受信したときに、その電波を発生している無線機器
の型式を識別特定できる。レベル最大周波数データは、
電波の発信位置の遠近等によって受信レベルが相対的に
変化しても、その影響を受けにくく比較的精度良く無線
機器の型式特定に利用できる。
【0020】利用に適した第2のパラメータは、重心周
波数データである。図4は、ある時間インターバルにお
ける周波数対レベルを示す図である。この時間インター
バルにおいてはレベルの最大値はb点にあるが、これは
ノイズが原因で発生したものである可能性もある。そこ
でスペクトラム・データの重心点における周波数データ
(重心周波数データ)を求め、これをパラメータとして
利用する。後の処理は、レベル最大周波数データの場合
と同様である。なお、重心点は、各周波数のレベルを周
波数軸方向に積分して得られる面積を2分の1にする位
置にある点である。よって、重心点は必ずしもレベルの
最大値と一致するものではなく、例えば、図4において
はa点が重心点となる。ニューラルネットワーク46
は、重心周波数データ又は重心周波数データのトレース
(時間に対する波形)を比較に用いる。これによれば、
ノイズの影響を受けにくいという特徴がある。
【0021】利用に適した第3のパラメータは、所定時
間間隔(Δt)及び所定周波数間隔(Δf)毎のスペク
トラム・データのレベルを示すレベル・データである。
図5は、図2に示す3次元データにおいて、同じレベル
の線を結ぶ等レベル線で表した図である。さらに図6
は、図5において所定時間間隔(Δt)及び所定周波数
間隔(Δf)を表す”ます目”状の格子を付加したもの
で、格子の複数ある各交点におけるレベルのデータを記
録する。これを複数の異なる無線機器の夫々が発生する
電波のスペクトラム・データについて行い、そのデータ
をニューラルネットワークが比較に利用する。これは、
同一の無線機器であれば、全体の相対的なレベルの差が
あるにせよ、レベルの分布に共通の特徴があることを利
用している。
【0022】利用に適した第4のパラメータは、スペク
トラム・データをそのレベルに応じて複数のレベル・レ
ンジに区分し、各レベル・レンジに含まれるスペクトラ
ム・データ数を計数した計数データである。図5で言え
ば、レベル・レンジに区分したときの夫々面積(画素
数)に比例する。よって、図5に示す分布画像を生成し
た後、各レベル・レンジに含まれる面積を算出し、この
面積データを計数データとしてもよい。図7は、各レベ
ル・レンジ含まれるスペクトラム・データ数(計数値又
は計数データ)のグラフを表している。つまり、ヒスト
グラムである。これも同一の無線機器ならば、異なる受
信条件で電波を受信してもそのスペクトラムの分布に共
通の特徴があることを利用し、ニューラルネットワーク
がパラメータとして利用すれば無線機器の特定に利用で
きる。
【0023】利用に適した第5のパラメータとしては、
図5の如くX及びY軸で表される周波数対時間座標上で
分布させたスペクトラム・データを画像と見なし、この
分布画像からフーリエ変換やアダマール変換などの直交
変換を用いて生成した画像スペクトラム・データがあ
る。図8は、本発明によって得たスペクトラム・データ
の分布画像ではないが、2次元画像のフーリエ変換の説
明のために用意した図である。図8において周波数及び
時間座標上に斜線で示した縞模様があるとすると、この
縞模様は周波数軸及び時間軸に関し1/Uo及び1/V
oの周波数を夫々もつので、変換後の画像スペクトラム
・データは図9に示すUV空間周波数平面において、点
P及び点Qで与えられる。(詳細は、長谷川伸著、画像
工学、コロナ社を参照されたい)第5のパラメータを得
るために、この処理を周波数対時間座標上で分布させた
スペクトラム・データの分布画像に対して行う。これも
同一の無線機器ならば、異なる受信条件で電波を受信し
ても、そのスペクトラム・データの分布に共通の特徴が
あることを利用している。
【0024】以上説明したように、パラメータ生成手段
44は、FFT40からの周波数対レベルを表すデジタ
ル・データから本発明の無線機器特定装置での利用に適
したパラメータを生成する。こうしたパラメータの生成
処理は、より具体的には図10に示すブロック図におい
て、リード・オンリ・メモリ(ROM)26又は外部記
憶装置36に記憶されたソフトウェアをマイクロプロセ
ッサ24が実行することによって行われる。また、ニュ
ーラルネットワークを実現するソフトウェアも同様にR
OM26又は外部記憶装置36に記憶され、マイクロプ
ロセッサ24が実行する。また、従来例で説明したよう
に、アンテナで受信した信号をリアルタイムでスペクト
ラム・データに変換するには、夫々通過帯域の異なる複
数のフィルタ18を用いた構成にする。デジタル・デー
タを得た後のフーリエ変換は、低速でよければマイクロ
プロセッサ24に演算させることによって実施しても良
い。また、種々のパラメータがあるので、1つのパラメ
ータを用いた比較だけでは無線機器の機種を1つに絞り
きれない場合においても、複数のパラメータを順次切り
換えて比較することにより、より高い精度で無線機器の
機種を識別特定できる。
【0025】
【発明の効果】上述の如く、本発明の無線機器特定装置
は、異なる受信条件で受信した複数の電波から夫々適切
なパラメータを生成し、これを予めニューラルネットワ
ークに学習させておくことにより、実際に受信した電波
から対応する無線機器を特定するときに、発信された距
離が違うなど電波の受信条件が異なる場合でも、より精
度よく効率的に無線機器の型式を特定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例の機能ブロック図であ
る。
【図2】FFTで生成したスペクトラム・データを3次
元表示した図である。
【図3】各時間インターバルのスペクトラム・データの
レベルが最大のときの周波数データをつなげて周波数対
時間座標上に示した図である。
【図4】最大値と重心点との違いを説明するスペクトラ
ム図である。
【図5】スペクトラム・データを周波数対時間座標にお
いて等レベル線を用いて示した図である。
【図6】等レベル線を用いた図において、スペクトラム
・データのレベルのデータを収集する点(交点)を示す
図である。
【図7】各レベル・レンジ含まれるスペクトラム・デー
タ数(計数値又は計数データ)のグラフを表している。
【図8】2次元画像の直交変換を説明のための画像例を
示す図である。
【図9】図8に示す画像の変換後の像を示す図である。
【図10】本発明を適用する実施例のブロック図であ
る。
【符号の説明】
10 アンテナ(受信手段) 12 周波数変換器 14 増幅器 16 A/D変換器 18 帯域通過フィルタ 20 メモリ(記憶手段) 24 マイクロプロセッサ(パラメータ生成手段、ニュ
ーラルネットワーク手段、特定手段) 26 ROM 28 RAM 30 表示器 32 プリンタ 34 入力装置 36 外部記憶装置(記憶手段) 38 制御器 40 高速フーリエ変換手段 42 パラメータ生成手段 44 記憶手段 46 ニューラルネットワーク 48 特定手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線機器からの電波を受信する受信手段
    と、 該受信手段の出力信号から所定時間インターバル毎のデ
    ジタル・データを生成するアナログ・デジタル変換器
    と、 上記所定時間インターバル毎の上記デジタル・データを
    スペクトラム・データに変換する変換手段と、 上記所定時間インターバル毎の上記スペクトラム・デー
    タのレベルが最大となるときの周波数を示すレベル最大
    周波数データを生成するレベル最大周波数データ生成手
    段と、 異なる複数の無線機器の夫々が発生する電波を異なる受
    信条件で受信したときに得る上記レベル最大周波数デー
    タの特徴を学習し、新たに上記受信手段が受信した電波
    から得た上記レベル最大周波数データと比較するニュー
    ラルネットワーク手段と、 該ニューラルネットワーク手段の比較結果に応じて上記
    受信手段が受信した電波に対応する上記無線機器を特定
    する特定手段とを具えた無線機器特定装置。
  2. 【請求項2】 無線機器からの電波を受信する受信手段
    と、 該受信手段の出力信号から所定時間インターバル毎のデ
    ジタル・データを生成するアナログ・デジタル変換器
    と、 上記所定時間インターバル毎の上記デジタル・データを
    スペクトラム・データに変換する変換手段と、 上記所定時間インターバル毎の上記スペクトラム・デー
    タの重心点における周波数を示す重心周波数データを生
    成する重心周波数データ生成手段と、 異なる複数の無線機器の夫々が発生する電波を異なる受
    信条件で受信したときに得る上記重心周波数データの特
    徴を学習し、新たに上記受信手段が受信した電波から得
    た上記重心周波数データと比較するニューラルネットワ
    ーク手段と、 該ニューラルネットワーク手段の比較結果に応じて上記
    受信手段が受信した電波に対応する上記無線機器を特定
    する特定手段とを具えた無線機器特定装置。
  3. 【請求項3】 無線機器からの電波を受信する受信手段
    と、 該受信手段の出力信号からデジタル・データを生成する
    アナログ・デジタル変換器と、 上記デジタル・データをスペクトラム・データに変換す
    る変換手段と、 所定時間間隔及び所定周波数間隔毎の上記スペクトラム
    ・データのレベルを示すレベル・データを生成するレベ
    ル・データ生成手段と、 異なる複数の無線機器の夫々が発生する電波を異なる受
    信条件で受信したときに得る上記レベル・データの特徴
    を学習し、新たに上記受信手段が受信した電波から得た
    上記レベル・データと比較するニューラルネットワーク
    手段と、 該ニューラルネットワーク手段の比較結果に応じて上記
    受信手段が受信した電波に対応する上記無線機器を特定
    する特定手段とを具えた無線機器特定装置。
  4. 【請求項4】 無線機器からの電波を受信する受信手段
    と、 該受信手段の出力信号からデジタル・データを生成する
    アナログ・デジタル変換器と、 上記デジタル・データをスペクトラム・データに変換す
    る変換手段と、 上記スペクトラム・データをそのレベルに応じて複数の
    レベル・レンジに区分し、該レベル・レンジに夫々含ま
    れる上記スペクトラム・データを計数した計数データを
    生成する計数データ生成手段と、 異なる複数の無線機器の夫々が発生する電波を異なる受
    信条件で受信したときに得る上記計数データの特徴を学
    習し、新たに上記受信手段が受信した電波から得た上記
    計数データと比較するニューラルネットワーク手段と、 該ニューラルネットワーク手段の比較結果に応じて上記
    受信手段が受信した電波に対応する上記無線機器を特定
    する特定手段とを具えた無線機器特定装置。
  5. 【請求項5】 無線機器からの電波を受信する受信手段
    と、 該受信手段の出力信号からデジタル・データを生成する
    アナログ・デジタル変換器と、 上記デジタル・データをスペクトラム・データに変換す
    る変換手段と、 上記スペクトラム・データを周波数対時間座標上で分布
    させた分布画像のスペクトラムである画像スペクトラム
    ・データを生成する画像スペクトラム・データ生成手段
    と、 異なる複数の無線機器の夫々が発生する電波を異なる受
    信条件で受信したときに得る上記画像スペクトラム・デ
    ータの特徴を学習し、新たに上記受信手段が受信した電
    波から得た上記画像スペクトラム・データと比較するニ
    ューラルネットワーク手段と、 該ニューラルネットワーク手段の比較結果に応じて上記
    受信手段が受信した電波に対応する上記無線機器を特定
    する特定手段とを具えた無線機器特定装置。
JP18206395A 1995-06-26 1995-06-26 無線機器特定装置 Pending JPH0915279A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18206395A JPH0915279A (ja) 1995-06-26 1995-06-26 無線機器特定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18206395A JPH0915279A (ja) 1995-06-26 1995-06-26 無線機器特定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0915279A true JPH0915279A (ja) 1997-01-17

Family

ID=16111701

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18206395A Pending JPH0915279A (ja) 1995-06-26 1995-06-26 無線機器特定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0915279A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11326417A (ja) * 1998-05-11 1999-11-26 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 電界強度測定装置および方法、ならびに受信装置
JP2003233901A (ja) * 2002-02-07 2003-08-22 Prime:Kk 磁気カード分析装置及び分析方法
CN103245828A (zh) * 2012-02-03 2013-08-14 索尼公司 功率管理系统和功率管理方法
JP2017096984A (ja) * 2017-02-10 2017-06-01 サターン ライセンシング エルエルシーSaturn Licensing LLC 情報処理装置及び情報処理方法
US9730098B2 (en) 2013-11-25 2017-08-08 At&T Mobility Ii Llc Knowledge discovery and data mining-assisted multi-radio access technology control
WO2023157141A1 (ja) * 2022-02-16 2023-08-24 日本電気株式会社 電波情報出力装置、電波情報出力方法、電波情報出力システムおよび記録媒体

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11326417A (ja) * 1998-05-11 1999-11-26 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 電界強度測定装置および方法、ならびに受信装置
JP2003233901A (ja) * 2002-02-07 2003-08-22 Prime:Kk 磁気カード分析装置及び分析方法
CN103245828A (zh) * 2012-02-03 2013-08-14 索尼公司 功率管理系统和功率管理方法
JP2013160597A (ja) * 2012-02-03 2013-08-19 Sony Corp 情報処理装置及び情報処理方法
US9306420B2 (en) 2012-02-03 2016-04-05 Sony Corporation Power management system and power management method
US9730098B2 (en) 2013-11-25 2017-08-08 At&T Mobility Ii Llc Knowledge discovery and data mining-assisted multi-radio access technology control
JP2017096984A (ja) * 2017-02-10 2017-06-01 サターン ライセンシング エルエルシーSaturn Licensing LLC 情報処理装置及び情報処理方法
WO2023157141A1 (ja) * 2022-02-16 2023-08-24 日本電気株式会社 電波情報出力装置、電波情報出力方法、電波情報出力システムおよび記録媒体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN111585671B (zh) 电力lte无线专网电磁干扰监测及识别方法
CN112147573A (zh) 一种基于csi的幅值和相位信息的无源定位方法
CN108307767B (zh) 适用于全自动除草机的障碍物检测避障系统及方法
CN102959354A (zh) 用于利用LiDAR数据来分析树冠层的方法和装置
CN102404058A (zh) 电磁波区分设备、电磁波区分方法以及电磁波区分程序
CN114414963A (zh) 一种变电站域故障智能监测的声学成像定位系统及方法
GB2434649A (en) Signal analyser
CN108445313B (zh) 用频装备电磁辐射效应综合预测方法及终端设备
JP7511189B2 (ja) 推定装置、推定方法、および、プログラム
CN108490281B (zh) 用频装备随机噪声电磁辐射效应预测方法及终端设备
CN109068267A (zh) 一种基于LoRa SX1280的室内定位方法
CN110062320A (zh) 降噪耳机滤波器计算的测试方法
CN102707143B (zh) 采用灰色多周期模型提取电磁频谱中谐波分量的方法
JPWO2019106850A1 (ja) Sar画像解析システム、画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム
US20170168097A1 (en) Data Management with Spectrum Analyzers
CN108235355A (zh) 一种环境模拟方法及装置
JPH0915279A (ja) 無線機器特定装置
CN113671363A (zh) 一种高压断路器状态辨识系统及方法
US10499353B2 (en) Data management with spectrum analyzers
CN110398363A (zh) 一种基于图形化变换的rv减速器性能状态监测方法
CN116961799A (zh) 一种基于时频域分布特征的信号干扰检测方法
CN106371072A (zh) 一种基于单个脉冲频域采样的空间信号频谱普查方法
Guardiola et al. A nonparametric method for detecting unintended electromagnetic emissions
US6597634B2 (en) System and method for stochastic characterization of sparse, four-dimensional, underwater-sound signals
CN105520738A (zh) 一种基于交叉定量递归计算的指力协调性测试分析仪