JPH09151677A - 防熱扉 - Google Patents

防熱扉

Info

Publication number
JPH09151677A
JPH09151677A JP7346566A JP34656695A JPH09151677A JP H09151677 A JPH09151677 A JP H09151677A JP 7346566 A JP7346566 A JP 7346566A JP 34656695 A JP34656695 A JP 34656695A JP H09151677 A JPH09151677 A JP H09151677A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
door main
bodies
door bodies
closed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP7346566A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoji Mizuta
正二 水田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MIZUTA BOUNETSUTOBIRA SEISAKUS
MIZUTA BOUNETSUTOBIRA SEISAKUSHO KK
Original Assignee
MIZUTA BOUNETSUTOBIRA SEISAKUS
MIZUTA BOUNETSUTOBIRA SEISAKUSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MIZUTA BOUNETSUTOBIRA SEISAKUS, MIZUTA BOUNETSUTOBIRA SEISAKUSHO KK filed Critical MIZUTA BOUNETSUTOBIRA SEISAKUS
Priority to JP7346566A priority Critical patent/JPH09151677A/ja
Publication of JPH09151677A publication Critical patent/JPH09151677A/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
  • Special Wing (AREA)
  • Refrigerator Housings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 閉鎖時に扉本体の内部側で出火しても、その
火が扉本体の反対側に回ることを防止できる手段であっ
て、フォークリフト等と接触することがなく且つ扉本体
の開閉方向の設置面積を増加させることのないものを具
えた防熱扉を提供することを目的とする。 【解決手段】 同一の軌道線2上を引き戸式にスライド
して開閉し、且つ、対向する側の端部3Aに可燃性の機
能部材5が取り付けられた、一対の不燃性の扉本体3,
3と、前記扉本体3,3のうちの一方の扉本体3におけ
る端部3Aに沿って設けられ、且つ、前記扉本体3,3
が開いている時は前記機能部材5より離反して前記一方
の扉本体3の開閉方向の幅内に後退し、前記扉本体3,
3が閉じる時は前記機能部材5を覆うように揺動する不
燃性の被覆部材31とから構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、肉類、水産物、果物類
等の食料品を冷凍保存する冷凍倉庫、冷蔵倉庫、冷蔵室
等(以下、「冷凍倉庫」と総称する)の防熱扉に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】冷凍倉庫の防熱扉は、一対の不燃性の引
き戸式の扉本体をスライドして開閉するようになってお
り、閉鎖時に突き合わされる扉本体の召し合わせ部即ち
両方の扉本体の対向する側の端部には、機能部材例えば
扉本体の作動と関連するいわゆるテープスイッチを内蔵
したゴム等の可燃性の柔軟なシール材が取り付けられて
いる。このような構造の防熱扉が閉じられているとき
に、その内側で万一出火すると、前記シール材が燃え
て、火が扉本体の召し合わせ部から防熱扉の反対側に吹
き出して火災が拡がることになる。
【0003】このような事故を防止するため、関係法規
によって、扉本体が閉じられている状態で召し合わせ部
から火が外部に漏れ出すことがないような構造を採用す
ることが要求されている。
【0004】そのため、従来の防熱扉においては、一方
の扉本体の召し合わせ部の近傍に、召し合わせ部を覆う
方向に突出するような形で延びる固定式の遮蔽板が固着
されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、そのような構
造によると、扉本体が開いた時の所要開口幅を得るため
には、扉本体の後退する距離を遮蔽板の幅に相当する長
さだけ余分に確保しなければならない。しかし、冷凍倉
庫の単位面積当たりの建設コストは立地条件等との関係
から極めて高いため、このように扉本体の後退する距離
を余分に必要とするような従来の構造は好ましいもので
はない。また、扉本体の召し合わせ部に遮蔽板が常時突
出しているために、たまたま扉本体が完全に開かれてい
ない状態のときなどにフォークリフト等が遮蔽板に接触
してこれを変形させてしまい、扉本体の開閉に支障を来
したり、召し合わせ部のシール材を損傷させてしまう等
の問題もあった。
【0006】本発明は、従来の防熱扉における前述の問
題点を解決して、扉本体が閉じる際には召し合わせ部を
覆い、扉本体が全部又は一部開いている状態のときには
召し合わせ部より離反して突出部として存在しないよう
な被覆部材を備え、しかも、扉本体が完全に開いた時に
後退距離が前記被覆部材によって増加することのないよ
うな防熱扉を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る防熱扉は、同一の軌道線上を引き戸式
にスライドして開閉し、且つ、対向する側の端部に可燃
性の機能部材が取り付けられた、一対の不燃性の扉本体
と、前記一対の扉本体のうちの一方の扉本体における前
記端部に沿って設けられ、且つ、前記一対の扉本体が開
いている時は前記機能部材より離反して前記一方の扉体
の開閉方向の幅寸法内に後退し、前記一対の扉本体が閉
じる時は前記機能部材を覆うように揺動する不燃性の被
覆部材とから構成したことを特徴とするものである。
【0008】
【実施例】本発明の一実施例について図面を参照して説
明すると、図3〜6において、符号1は冷凍倉庫を構成
する建物の、例えば壁の上部に設けられたフレームで、
その長手方向に沿って一つの軌道線をなす上部レール2
が取り付けられている。一方、床側にも一つの軌道線を
なす床レール(図示せず)が設けられている。符号3,
3は、左右一対の不燃性の扉本体で、その上部に設けら
れたホイール4が上部レール2に懸架され、下部に設け
られたホイール(図示せず)が床レール上に載置されて
いる。同図は扉本体3,3が閉じられる直前の状態を示
している。
【0009】この扉本体3,3は、全体が鉄板等の不燃
材で覆われており、前記レール上を左右に引き戸式にス
ライドして開閉し、閉じた時は召し合わせ部即ち対向す
る左右の各内側端部3A,3A同士が接近するようにな
っている。そして、この端部3A,3Aには、扉本体
3,3の電気駆動等のために必要な機能部材例えば扉本
体の作動と関連するいわゆるテープスイッチを内蔵した
ゴム等の可燃性の柔軟なシール材5,5が取り付けられ
ており、シール材5,5は扉本体3,3が閉じた状態で
その端部3A,3A間を封鎖するようになっている。
【0010】また、扉本体3,3は互いに反対側の扉本
体3,3を越えた側にワイヤー7,7を介して結合され
た重錘8,8の自重によってそれぞれ引っ張られ閉方向
にスライドするように常時付勢されている。即ち、一方
の扉本体3(図中右側の扉本体3)は左側の滑車9によ
って支持されるワイヤー7に連結された図中左側の重錘
8の自重によって図中左方向に引っ張られ、他の一方の
扉本体3(図中左側の扉本体)は右側の滑車9によって
支持されるワイヤー7に連結された図中右側の重錘8の
自重によって図中右方向に引っ張られることにより、そ
れぞれが閉じる方向に移動するようになっている。な
お、重錘8,8は、それぞれ、フレーム1と床との間に
立設されたガイドカバー8A,8A内に収容され、外部
からの干渉による影響を受けないようになっている。
【0011】次に、前記扉本体3,3の閉鎖時における
召し合わせ部分の被覆機構について説明すると、図1,
2に詳細に示すように、一方の扉本体3(図1中右側の
扉本体3)に固着された支持板10に第1の歯車11及
び同歯車11の回転によって回転させられる第2の歯車
12がベアリング13を介してそれぞれ軸支されてい
る。
【0012】第1の歯車11は上方に伸びる回転軸15
を有しており、回転軸15には断面矩形の取付パイプ1
6が結合されている。取付パイプ16には180度反対
方向となるようにアーム17及びレバー18が溶着され
ている。アーム17には、支持板10に取り付けられた
アングル19の垂直壁19Aに形成された水平方向の長
孔19Bを挿通する棒20の一端側が軸支されている。
棒20の他の一端には調整ナット22が螺合され、調整
ナット22とアングル19の垂直壁19Aとの間には圧
縮スプリング23が介装されており、これによって、ア
ーム17及びレバー18従って第1の歯車11は常時図
1中時計方向に引っ張られて回動する方向に常時付勢さ
れている。従って、第1の歯車11によって回転させら
れる第2の歯車12は反時計方向に即ち後述するフラッ
プ31が召し合わせ部分に設けられている前記シール材
5,5から離反する、開の方向に常時付勢されている。
一方、レバー18には、当て板24が垂直に取り付けら
れており、次に述べる干渉部材としての押し棒25に対
向するようになっている。
【0013】即ち、押し棒25は、前記フレーム1に取
り付けられた横枠27に、扉本体3,3の開閉方向と平
行に延びるように支持されており、その先端部25Aが
前記当て板24に対向させられている。また、押し棒2
5には、その先端部25Aが当て板24に当接する際の
衝撃を緩和するための緩衝スプリング28が装着されて
いる。そして、この押し棒25の先端部25Aは、閉鎖
する方向に移動して来る扉本体3,3が完全に閉鎖され
る手前の位置で、図1中鎖線にて示す位置にある当て板
24と当接し始め、扉本体3,3が閉鎖方向に更に移動
すると共に当て板24を圧縮スプリング23の弾性力に
抗して押圧し第1の歯車11を反時計方向に従って第2
の歯車12を時計方向に回転させることにより後述する
フラップ31を時計方向に回転させて召し合わせ部分を
被覆させるようになっている。
【0014】一方、前記第2の歯車12には扉本体3の
上部から下部にまで達し下端部がベアリング29によっ
て支承された回転軸30が結合されており、回転軸30
には、その軸方向に沿って、扉本体3,3が全閉状態に
なったときの召し合わせ部分を覆う被覆部材としてのフ
ラップ31が溶着されている。フラップ31は、不燃性
の素材例えば鉄から成り、回転軸30と反対側の略3分
の1を占める縁部31Aが、図示のように、閉鎖時の他
の一方の扉本体3(図中左側の扉本体3)に向かって略
45度の角度をなして折り曲げられている。フラップ3
1は、扉本体3,3の閉鎖時から開放時までの間で所定
の回転角の範囲で揺動するようになっている。本実施例
の場合には、図面から明らかなように、フラップ31が
最大に揺動したときの回転角は約120度であるが、こ
の回転角は、開いている扉本体3,3間をフォークリフ
トが通過する際にシール材5,5を損傷しないような範
囲に設定すればよい。換言すれば、フラップ31は、図
1中に鎖線で示すように最大に揺動したときに同図中右
側の扉本体3の開閉方向における幅W内に後退するよう
にすればよい。そして、このようなフラップ31の回転
角を前記所定の範囲に規制し、且つ万一何らかの原因に
よって扉本体3,3の召し合わせ部の衝合とフラップ3
1の閉鎖とのタイミングがずれてしまった場合にフラッ
プ31の縁部31Aが召し合わせ部に進入してシール材
5,5ないしテープスイッチを損傷させることを防止す
るために、前記支持板10には2つのストッパー部10
A,10Bが形成されている。即ち、一方のストッパー
部10Aはフラップ31の後退する即ち開く角度を規制
し、他の一方のストッパー部10Bはフラップ31が閉
じた時にその縁部31Aが扉本体3,3の端部3A,3
Aの表面を超えてシール材5,5に到達することを規制
する位置に設けられている。
【0015】更に、扉本体3,3は、次に述べるよう
に、電動機構により自動的に開閉し(又は手動操作を併
用して半自動的に)開閉することができるようになって
いる。即ち、図3ないし6に示すように、前記フレーム
1の一端側には駆動用のモーター33が取り付けられ、
これに連結された減速機34に結合されたチェーンホイ
ール35と、フレーム1の他の一端側に取り付けられた
アイドラーホイール36との間には、チェーン37が張
架されている。
【0016】一方、図7に詳細に示すように、双方の扉
本体3,3にはそれぞれチェーンロック操作装置が設け
られている(以下の説明においては右側の扉本体3に設
けられたチェーンロック操作装置について述べることと
するが、左側についても同様な構成である)。この装置
は、扉本体3,3に取り付けられたハンドル39と、ハ
ンドル39と連動してこれを一方の方向へ回動させたと
きに下降し逆方向に回動させたときに上昇する下部ロッ
ド40と、リンク部41を介して下部ロッド40と連結
された上部ロッド42と、上部ロッド42の上端部に設
けられたロックピン43(図8,9)とから成ってい
る。
【0017】より詳細に述べると、前記リンク部41
は、次のように構成されている。即ち、扉本体3,3に
取り付けられた金具44に上下方向に移動自在にパイプ
46が挿通されており、その下端部には下部ロッド40
の上端部が結合され、パイプ46の上端部には、上部ロ
ッド42の下端部に取り付けられたリンク47を挿通し
たカプラー48が結合されている。このカプラー48に
はリンク47の大径部47Aが所定のストロークで移動
可能な大径の挿通穴48Aとリンク47の小径部47B
が移動可能な小径の挿通穴48Bとが形成されている。
また、リンク47の下端には、リンク47がカプラー4
8から上方向に抜けることを防止するストッパー47C
が設けられている。
【0018】また、パイプ46に固着された取付板50
にはソレノイド51が取り付けられており、これに非常
時用の電源を供給する電池52を収容する電池ボックス
53が扉本体3に取り付けられている。ソレノイド51
の鉄心51Aに取り付けられた作動ピン51Bは、スプ
リング51Cによって常時突出する方向に付勢されてお
り、その先端部分51Dはカプラー48に穿設された透
孔48Cから、リンク47とカプラー48との間の間隙
48D内に突出してリンク47がカプラー48に対して
最も浅い位置(図7に示す位置)に保持されるようにな
っており、非常時例えば停電時に電池52からソレノイ
ド51に給電されると、鉄心51Aが吸着されて作動ピ
ン51Bが透孔48Cより抜けリンク47がカプラー4
8に対して可動状態になるので、後述するように下方向
に押圧されている上部ロッド42が下降するようになっ
ている。
【0019】一方、図8,9に示すように、上部ロッド
42の上端部にはスプリングガイド54が取り付けら
れ、これと扉本体3,3の上部に固着されたブラケット
55との間に圧縮スプリング56が介装されているた
め、上部ロッド42は常時下方向に押圧されている。ま
た、上部ロッド42の上端部近傍には、ねじ44,44
によってロックピン43が固着されている。このねじ4
4,44によって上部ロッド42に対するロックピン4
3の上下方向位置を変化させることができる。ロックピ
ン43の垂直部43Aは、ブラケット55に固着された
ガイド金具57によって上下方向に移動自在に案内され
ており、且つ、上端部43Bはチェーン37に対向させ
られており、上部ロッド42の上下動に応じてチェーン
37と係脱自在になっている。この上部ロッド42及び
ロックピン43は、本実施例の場合、チェーン37が一
つの垂直面において回動するようになっているため、左
側の扉本体3に設けられるもの(図8)と右側の扉本体
3に設けられるもの(図9)とは高さを異ならせた寸法
となっている。図8(B)は、上部ロッド42が上昇位
置にあってロックピン43がチェーン37とかみ合って
いる状態を概念的に示している。なお、前述の重錘8,
8に連結されたワイヤー7,7の各一端はそれぞれ左右
互い違いに前記ガイド金具57,57に連結されてい
る。即ち、図3〜6中左側の重錘8に連結されたワイヤ
ー7は右側のガイド金具57に、右側の重錘8に連結さ
れたワイヤー7は左側のガイド金具57にそれぞれ連結
されている。
【0020】このように構成された防熱扉の作動は次の
通りである。即ち、図1に示すように、最初に左右の扉
本体3,3が最接近している全閉の状態では、押し棒2
5が当て板24を反時計方向に最大限まで押圧している
ため、フラップ31は同図中に実線で示すように召し合
わせ部分を被覆している状態にある。従って、この状態
で、扉本体3,3の内側(扉本体3,3の同図中上方
側)で万一火災が発生して、召し合わせ部分のシール材
5,5が焼損し左右の扉本体3,3の端部3A,3A間
に空隙が生じても、火はフラップ31に遮られるので、
その空隙から扉本体3,3の反対側(扉本体3,3の同
図中下方側)に回ることはない。通常の扉操作において
は、この全閉状態の時に、ハンドル39は図7に示すよ
うに垂直位置にあり且つソレノイド51の作動ピン51
Bはリンク47とカプラー48との間に差し込まれてい
る状態のもとで、ロックピン43はチェーン37より離
脱している。従って、扉本体3,3は重錘8,8によっ
て閉じる力を与えられており、何らかの原因によってモ
ーター33に電源が供給されても、扉本体3,3が開い
てしまうことはない。
【0021】次に、ハンドル39を回して下部ロッド4
0を上昇させ、ロックピン43とチェーン37とを噛み
合わせた後、操作スイッチをオンにすると、モーター3
3が回転してチェーン37が回動し、右側の扉本体3は
右側に、左側の扉本体3は左側にそれぞれ向かって移動
して開いてゆく。このとき、扉本体3,3が開いてゆく
に従い、押し棒25は当て板24から離れてゆくので、
圧縮スプリング23の付勢力によって当て板24従って
第1の歯車11が時計方向に回転し同時に第2の歯車1
2が反時計方向に回転してフラップ31が開く。こうし
て左右の扉本体3,3が最大限開いて全開の状態になる
と、図示しない制御回路によってモーター33の回転従
ってチェーン37の回動動作が停止して、扉本体3,3
は全開位置で停止する。このとき、フラップ31は図1
中に鎖線で示した位置に移動している。
【0022】そして、全開でロックピン43がチェーン
37とかみ合ったままの状態で、閉鎖のためのスイッチ
操作をすれば、モーター33従ってチェーン37が逆方
向に回動して、再び扉本体3,3は閉じ、且つ、押し棒
25によって当て板24が押圧される結果、フラップ3
1が閉じて、召し合わせ部が被覆される。なお、前述の
ように扉本体3,3が全開位置で停止している状態で、
閉鎖のためのスイッチ操作をすることなく、ハンドル3
9を逆方向に戻すと、上部ロッド42の下降によってチ
ェーン37よりロックピン43が外れて、扉本体3,3
は、重錘8,8の自重による下降運動により閉方向に向
かって移動し、左右の扉本体3,3が閉鎖され、同時に
フラップ31も閉じる。
【0023】更に、この防熱扉は非常時即ち出火又は停
電の際に次のように作動する。即ち、全閉状態の時には
前述のようにハンドル39の操作によってロックピン4
3はチェーン37より外れているから、出火その他の何
らかの原因によってモーター33が誤って回転を開始し
ても、扉本体3,3が開くことはない。また、扉本体
3,3が一部又は全部開いている時に出火した場合に
は、火災感知信号によって防熱扉操作回路(図示せず)
が作動し、モーター33従ってチェーン37が逆回転し
て、チェーン37とロックピン43とがかみ合った状態
で扉本体3,3を自動的に閉鎖する方向に移動させ、同
時にフラップ31も閉まる。
【0024】次に、停電の場合には、この防熱扉は停電
と同時に、電動式から機械的な自動閉鎖式に切り替わ
り、扉本体3,3は、前述したような電動時の開閉位置
(扉本体3,3が、全閉位置と全開位置との間に位置す
る時、最大限移動して全開位置に達した時、又は、全開
位置に停止している時)に関係無く直ちに自動的に全閉
になる。即ち、停電すると、図示しない停電検知手段に
よって停電と同時に電池52からソレノイド51に給電
されてソレノイド51が励磁され、その作動ピン51B
が後退してリンク47がカプラー48の間隙48Dの長
さ分下降するので、ロックピン43は、非停電時におけ
るチェーン37からの離間距離より更に大きくチェーン
37から離間して確実に外れる。そのため、扉本体3,
3は直ちに重錘8,8の作用によって閉方向に自動的に
移動して全閉となりフラップ31も閉まる。また、停電
中は手動で扉本体3,3を開いても、前述のようにロッ
クピン43がチェーン37より外れているため、扉本体
3,3より手等を離せば、扉本体3,3は前述したよう
な重錘8,8の重力作用によって直ちに自動的に全閉位
置に移動する。
【0025】なお、以上のように、特定の実施例を参照
して本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、当該技術分野における熟練者等により、特
許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変更及び修
正が可能であることはいうまでもない。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、冷凍倉庫において扉本
体が閉じている際に火災が起きても、扉本体の召し合わ
せ部を被覆する被覆部材によって火が扉本体を超えて反
対側にまで拡がることを防止できるので、冷凍倉庫の安
全が確保されると共に、被覆部材が揺動式であるから、
扉本体が開いている時に召し合わせ部より後退させるこ
とができ、従って、冷凍倉庫を設置する上で扉本体の開
閉方向に被覆部材のための特別のスペースを付加する必
要がなく、そのため、冷凍倉庫の設置コストが増大しな
いという利点も得られる。また、本発明によれば、前記
被覆部材は、扉本体が開いているときは、召し合わせ部
より離反させることができるから、扉本体の間を通過す
るフォークリフト等と接触することがなく、従って、被
覆部材及びフォークリフト等いずれの損傷も防止される
ものである。
【0027】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防熱扉の要部の一実施例を概念的
に示す平面図
【図2】前記一実施例の一部破断側面図
【図3】本発明に係る防熱扉の一実施例を概念的に示す
正面図
【図4】図3中A部分の拡大図
【図5】図3中B部分の拡大図
【図6】図3中C部分の拡大図
【図7】前記防熱扉における右側の扉本体に設けられた
チェーンロック操作装置の要部を概念的に示す正面図
【図8】(A)前記防熱扉における左側の扉本体に設け
られたチェーンロック操作装置の上部の構造を概念的に
示す側面図 (B)前記チェーンロック操作装置の部分正面図
【図9】(A)前記防熱扉における右側の扉本体に設け
られたチェーンロック操作装置の上部の構造を概念的に
示す側面図 (B)前記チェーンロック操作装置の部分正面図
【符号の説明】
3・・・扉本体 3A・・・端部 5・・・シール材 30・・・回転軸 31・・・フラップ W・・・幅

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一の軌道線上を引き戸式にスライドして
    開閉し、且つ、対向する側の端部に可燃性の機能部材が
    取り付けられた、一対の不燃性の扉本体と、前記一対の
    扉本体のうちの一方の扉本体における前記端部に沿って
    設けられ、且つ、前記一対の扉本体が開いている時は前
    記機能部材より離反して前記一方の扉体の開閉方向の幅
    内に後退し、前記一対の扉本体が閉じる時は前記機能部
    材を覆うように揺動する不燃性の被覆部材とから成るこ
    とを特徴とする防熱扉。
JP7346566A 1995-11-30 1995-11-30 防熱扉 Ceased JPH09151677A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7346566A JPH09151677A (ja) 1995-11-30 1995-11-30 防熱扉

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7346566A JPH09151677A (ja) 1995-11-30 1995-11-30 防熱扉

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09151677A true JPH09151677A (ja) 1997-06-10

Family

ID=18384298

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7346566A Ceased JPH09151677A (ja) 1995-11-30 1995-11-30 防熱扉

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09151677A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109668371A (zh) * 2014-03-11 2019-04-23 三星电子株式会社 冰箱

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109668371A (zh) * 2014-03-11 2019-04-23 三星电子株式会社 冰箱
CN109668371B (zh) * 2014-03-11 2021-01-15 三星电子株式会社 冰箱

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5930954A (en) Remote control door operating device
US4305227A (en) Emergency-opening sliding door
US5634296A (en) Remote control door operating device
US5743320A (en) Obstruction-responsive brake actuator for fire door or the like
US3336968A (en) Garage door with anti-jamming rollers
US6098341A (en) Sliding door assembly for a clean room, including a pair of parallel inclined guide members and an actuating member extending therebetween
US3924545A (en) Railway car dual access level selection apparatus
US3439727A (en) Garage door operator
US5429170A (en) Operator for a sliding overhead door
JPH09151677A (ja) 防熱扉
US3389740A (en) Door operators
JPH06508896A (ja) ドアおよび窓用電気式作動子
JPH09151667A (ja) 防熱扉
US2294041A (en) Door operating mechanism
KR19980071879A (ko) 회전기능을 구비한 자동문
JP2005067764A (ja) エレベータ乗場扉の遮煙装置
GB2344138A (en) Up-and-over door:drives for door and door bolt
JP2006264856A (ja) エレベータのドア装置
KR930003108Y1 (ko) 냉장고 등의 도어장치
US2570643A (en) Door control mechanism
JPH07243752A (ja) 低温施設の扉開閉構造
JPH0624675A (ja) 両引き扉の安全装置
JPH04166591A (ja) 開閉体の障害物検知装置
JP2000093266A (ja) 鎧戸付き展示ケ―ス
JP2873544B2 (ja) 電動開閉式伸縮門扉の安全装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20031029

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040408

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040427

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040628

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041124

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050120

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050712

A045 Written measure of dismissal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045

Effective date: 20051129