JPH09150778A - 補助動力付き人力車両の駆動装置 - Google Patents

補助動力付き人力車両の駆動装置

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JPH09150778A
JPH09150778A JP31258295A JP31258295A JPH09150778A JP H09150778 A JPH09150778 A JP H09150778A JP 31258295 A JP31258295 A JP 31258295A JP 31258295 A JP31258295 A JP 31258295A JP H09150778 A JPH09150778 A JP H09150778A
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JP
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power
drive system
human
electric
motor
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JP31258295A
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English (en)
Inventor
Tatsuzo Katsuoka
達三 勝岡
Fumio Tsuchiya
二三夫 土屋
Kazuo Kuroda
和男 黒田
Nozomi Takada
望 高田
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動補助自転車等の補助動力付き人力車両に
おいて、踏力のトルク検出を行うにあたって検出誤差の
発生を防ぎ、常に一定のアシスト比を得る。 【解決手段】 人力駆動系Aを構成する遊星歯車式増速
機40の太陽歯車44の回転を踏力のトルクとしてポテ
ンショメータ120で検出し、この検出値と車速に基づ
き電動駆動系Bのモータ70の出力を制御する。電動駆
動系Bを構成する遊星歯車式減速機の外輪歯車83がモ
ータ70のトルクを受け、この外輪歯車83と人力駆動
系Aの太陽歯車44とを、人力側、モータ側の各釣合歯
車100、110を介して変位方向が互いに逆方向に向
かい合うよう結合し、双方の変位により互いの変位が打
ち消されて中立位置が保持されるよう、モータ出力を制
御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人力による駆動系
と電動モータ等の電動力による駆動系とを並列に設け、
場合に応じてモータの電動力で人力を補助する形式の電
動補助自転車等の補助動力付き人力車両の駆動装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】この種の人力車両として知られる電動補
助自転車としては、運転者がペダルを踏んで駆動輪であ
る後輪に推進力を与え、たとえば登り坂等を走行するこ
とによって人力の負担が大きくなったら、電動モータの
駆動力を増大させて人力の負荷を減らす仕組みになって
いるものが公知である。特開平5−58379号公報に
はそのような自転車の一例が記載されており、同公報の
自転車は、ペダルの踏力すなわち人力による駆動トルク
をトルク検出機構で検出し、その駆動トルクの変化に応
じて電動モータの出力を制御するよう構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記トルク検出機構
は、ペダルの踏力に応じて回転するレバーと、このレバ
ーにより回転させられる第2のレバーと、この第2のレ
バーの回転力を受けるとともに第2のレバーを初期位置
に常に復帰させるばねとを備え、ばねの弾性力に抗して
回転した第2のレバーの回転量を、トルクセンサである
ポテンショメータで検出する構成となっている。このよ
うな構成のトルク検出機構では、回転量を検出する第2
のレバーの回転はばねで規制されることから、検出精度
はそのばねの弾性力すなわちばね定数に依存される割合
が高くなってくる。したがって、ばね定数のばらつきに
起因して検出誤差が生じる場合が考えられ、その結果、
高い検出精度が得られず、人力駆動系に対する電動駆動
系の補助力の割合すなわちアシスト比が不安定になって
しまう不具合が想定される。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、踏力のトルク検出を行うにあたって検出誤差の発
生を防ぎ、常に一定のアシスト比が得られる補助動力付
き人力車両の駆動装置を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するための手段として、請求項1に記載の補助動力付き
人力車両の駆動装置は、人力駆動系と電動駆動系とを並
列に設け、人力による駆動力の変化に応じて前記電動駆
動系の出力を制御する補助動力付き人力車両の駆動装置
であって、人力駆動系に、人力が入力されることにより
変位する人力変位要素と、この人力変位要素の変位量を
検出する変位量検出手段とを設け、この変位量検出手段
から発せられる検出信号に基づき電動駆動系の電動力の
大きさを制御し、一方、電動駆動系に、電動力の大きさ
に応じて変位する電動力変位要素を設け、この電動力変
位要素と人力変位要素とを、その変位方向が互いに逆方
向に向かい合うよう結合させたことを特徴としている。
また、本発明の請求項2に記載の補助動力付き人力車両
の駆動装置は、請求項1に記載の補助動力付き人力車両
の駆動装置において、変位方向が互いに逆方向に向かい
合うよう結合された前記人力変位要素と前記電動力変位
要素とが、双方の変位により互いの変位が打ち消されて
中立位置が保持されるよう、前記電動力の大きさを制御
する制御手段を設けたことを特徴としている。また、本
発明の請求項3に記載の補助動力付き人力車両の駆動装
置は、請求項2に記載の補助動力付き人力車両の駆動装
置において、前記制御手段が、前記人力変位要素と前記
電動力変位要素との前記中立位置を、車速に応じ略一定
比率で変化させることを特徴としている。そして、本発
明の請求項4に記載の補助動力付き人力車両の駆動装置
は、請求項1ないし3のいずれかに記載の補助動力付き
人力車両の駆動装置において、前記人力駆動系は、人力
が入力される駆動部と、この駆動部によって回転させら
れる従動部と、この従動部の回転の反力を受ける固定部
とを有する遊星増速機を備え、一方、前記電動駆動系
は、電動力が入力される駆動部と、この駆動部によって
回転させられる従動部と、この従動部の回転の反力を受
ける固定部とを有する遊星減速機を備え、人力駆動系の
固定部が前記人力変位要素として、また、電動駆動系の
固定部が前記電動力変位要素としてそれぞれ設定されて
いることを特徴としている。
【0006】(作用)本発明の請求項1に記載の補助動
力付き人力車両の駆動装置によれば、変位量検出手段で
変位量が検出される人力駆動系の人力変位要素は、弾性
部材で付勢されてはおらず、電動駆動系の電動力変位要
素と変位方向が互いに逆方向に向かい合うよう結合され
ている。その結果、従来のようにばね定数のばらつきに
起因して踏力の検出値に誤差は生じない。本発明の請求
項2に記載の補助動力付き人力車両の駆動装置によれ
ば、電動力変位要素と人力変位要素とを、その変位方向
が互いに逆方向に向かい合うよう結合させ、双方の変位
により互いの変位が打ち消されて中立位置が保持される
ように電動力の大きさを制御する。変位量検出手段自体
に製造誤差があっても、変位量の検出値に誤差が生じな
い。本発明の請求項3に記載の補助動力付き人力車両の
駆動装置によれば、人力変位要素と電動力変位要素との
中立位置を、車速に応じ略一定比率で変化させるもの
で、車速に応じた適切なアシスト比が得られる。本発明
の請求項4に記載の補助動力付き人力車両の駆動装置に
よれば、人力駆動系の固定部が人力変位要素として、ま
た、電動駆動系の固定部が電動力変位要素としてそれぞ
れ設定され、これらはモータ出力を制御するための手段
として兼用される。
【0007】
【発明の実施の形態】
(1)一実施形態の構成 以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態の電動補助自転車(以下単
に自転車と略称する)1の全体側面を示しており、図に
おいて右側が推進(前進)方向である。説明中、前後左
右といった方向の記載は、特に断りのない場合、この自
転車1の車体を基準とした方向と定義する。
【0008】図1の符号2は、自転車1のフレームであ
る。このフレーム2は、メインチューブ3、メインチュ
ーブ3の前端に結合されたヘッドチューブ4、メインチ
ューブ3の後端にボトムブラケット5を介して連結され
たシートチューブ6および左右一対のチェーンステー
7、シートチューブ6の上部と各チェーンステー7の後
部とをつなぐシートステー8から構成されている。ヘッ
ドチューブ4は所定角度後傾しており、その中空内部に
は、ハンドルステム9が軸回りに回動自在に挿入されて
いる。ハンドルステム9の下端には左右一対のフロント
フォーク10が一体に設けられており、これらフロント
フォーク10の先端間に、前輪11が回動自在に支持さ
れている。ハンドルステム9の上端には、ハンドルヘッ
ド12を介してハンドル13が固定されている。フロン
トフォーク10には、前輪11の泥除け14が支持され
ている。ヘッドチューブ4の前方には、ハンドル13と
フロントフォーク10とに取り付けられたステー15に
支持されて、荷カゴ16が配設されている。
【0009】シートチューブ6はヘッドチューブ4と略
平行で、その上端には、シートチューブ6に挿入かつ固
定されたシートポスト17を介して、運転者(図示略)
が着座するサドル18が装着されている。ボトムブラケ
ット5には、車幅方向に延びるクランク軸20が回転自
在に支持されている。このクランク軸20の両端には左
右一対のクランク21が設けられ、これらクランク21
の先端に、運転者が踏むペダル22が回転自在に取り付
けられている。クランク軸20の右側の端部であってク
ランク21よりも車体内側の部分には、複数(この場合
は2枚)のスプロケットホイール23a、23bの組み
合わせからなる変速機構23が設けられている。
【0010】図2に詳しく示すように、左右のチェーン
ステー7の後端部には、車幅方向に延びる車軸30が固
定され、この車軸30に、後輪31が回転自在に支持さ
れている。この後輪31は、ディスクホイール32、デ
ィスクホイール32の外周に固定されたリム33、リム
33に装着されたタイヤ34とから構成されている。デ
ィスクホイール32は片側がへこんで凹所32aが形成
されており、車体に組まれた状態で、その凹所32aが
左側に向いている。ディスクホイール32の軸心にはフ
リーホイール24が連結されており、このフリーホイー
ル24と前記スプロケットホイール23aまたは23b
とに、駆動チェーン25が巻回されている。変速機構2
3のスプロケットホイール23a、23bは、前者が小
径の低速用、後者が大径の高速用に設定されている。こ
の変速機構23によれば、図示せぬ変速レバー等の変速
手段によってスプロケットホイール23a、23bへの
駆動チェーン25の巻回を切り換えることにより、走行
速度に応じたギヤ比を選択できるようになっている。な
お、チェーンステー7およびシートステー8には、後輪
31の泥除け35が支持されている。
【0011】本実施形態の自転車1は、運転者がペダル
22を踏んでスプロケットホイール23a(23b)を
回転させ、その回転が駆動チェーン25、フリーホイー
ル24を経て後輪31に伝わって走行する一般的な駆動
系統の人力駆動系Aの他に、人力による駆動力すなわち
ペダル22の踏力の変化に応じてその踏力を補助する電
動駆動系Bを、後輪31に備えている。前記クランク軸
20、クランク21、ペダル22、変速機構23、フリ
ーホイール24および駆動チェーン25は、人力駆動系
Aの一部を構成している。続いて、これら以外の人力駆
動系Aである遊星歯車式増速機40と、電動駆動系Bを
構成するパワーユニット60について説明を進めてい
く。
【0012】図2および図3に示すように、遊星歯車式
増速機40およびパワーユニット60は、車軸30と、
車軸30およびフレーム2に支持されたパワーユニット
ケース61に支持され、そのほとんどがこのパワーユニ
ットケース61内に収納されている。パワーユニットケ
ース61は、椀状のケース本体62と、このケース本体
62の開口を塞いで着脱自在に装着される蓋体63とか
ら構成され、側面から見ると円の一部を切り欠いたよう
な形状をしている。そして、図2においてケース本体6
2が左側、蓋体63が右側に配置され、かつ前記ディス
クホイール32の凹所32a内に一部が収納されてい
る。ケース本体62には内側に突出するボス62aが設
けられるとともに、蓋体63には大きくあいた開口63
aが形成され、これらボス62aおよび開口63aに、
ディスクホイール32の中心を貫通する車軸30が通さ
れている。ケース本体62は、車軸30にボス62aで
固着されるとともに適宜箇所でフレーム2に回り止めさ
れた状態で固着されており、したがって、パワーユニッ
トケース61は固定状態とされ、後輪31は、パワーユ
ニットケース61に対して相対回転するようになってい
る。
【0013】さて、前記遊星歯車式増速機40は、車軸
30に軸受41を介して回転自在に装着されたキャリア
42と、このキャリア42に回転自在に支持された複数
の遊星歯車43と、これら遊星歯車43に囲まれて全て
の遊星歯車43の内側に噛合する太陽歯車44と、各遊
星歯車43を囲んで配され全ての遊星歯車43の外側に
噛合する外輪歯車45とから構成されている。これらは
全て、車軸30を中心として同軸的に配置されている。
【0014】キャリア42は、両端が開口する筒状体
で、右端部はディスクホイール32よりも外側に突出
し、その突出端の外周に、前記フリーホイール24が、
一方向クラッチ26を介して結合されている。この一方
向クラッチ26は、推進方向へのフリーホイール24の
回転のみキャリア42に伝える一般周知の構成のもので
ある。これとは反対側のキャリア42の左側の端面に
は、車軸30と平行な支軸46に軸支された複数の前記
遊星歯車43が回転自在に支持されている。全ての遊星
歯車43には、内側において前記太陽歯車44が噛合
し、外側において前記外輪歯車45が噛合している。
【0015】図3に示すように、太陽歯車44も両端が
開口する筒状体で、その右端部の外周に、各遊星歯車4
3の内側に噛合する歯部44aを有しており、軸受4
7、48を介して車軸30に回転自在に装着されてい
る。外輪歯車45は、内周面に各遊星歯車43に噛合す
る内歯49aを有する筒部49と、筒部49に形成され
た鍔50にネジ51で固定され外周に外歯52aを有す
る環部52とで構成されている。そして、筒部49が、
軸受53を介してキャリア42および太陽歯車44に回
転自在に支持され、さらに、鍔50の外周部とパワーユ
ニットケース61の蓋体63との間には、オイルシール
54が配置されている。
【0016】そして、外輪歯車45の環部52には、デ
ィスクホイール32の右側の端面から鍔50を通された
ネジ55がねじ込まれ、このネジ結合により、ディスク
ホイール32と外輪歯車45とが一対に連結されてい
る。ネジ55による結合部分は、車軸30を中心とした
周等分複数箇所に設けられている。
【0017】次に、前記パワーユニット60を説明する
と、このパワーユニット60は、前記パワーユニットケ
ース61に固定されたモータ70と、パワーユニットケ
ース61内に収納かつ支持された遊星歯車式減速機80
とから構成されている。
【0018】モータ70は、その筒状のケーシング71
が、モータ回転軸72をパワーユニットケース61内に
突出させる状態にしてパワーユニットケース61のケー
ス本体62に固定されている。モータ回転軸72は車軸
30と平行で、その突出端部には、太陽歯車73が形成
されている。
【0019】遊星歯車式減速機80は、モータ回転軸7
2の回転速度を減速するとともに、その回転を前記遊星
歯車式増速機40の外輪歯車45に伝達するもので、キ
ャリア81と、このキャリア81に回転自在に支持され
た複数の遊星歯車82と、これら遊星歯車82を囲んで
配され全ての遊星歯車82の外側に噛合する外輪歯車8
3と、キャリア81に一方向クラッチ84を介して結合
された出力歯車85とから構成されている。これらは全
て、モータ回転軸72を中心として同軸的に配置されて
いる。
【0020】この遊星歯車式減速機80は、パワーユニ
ットケース61のケース本体62に固定された環状の支
持枠64に外輪歯車83が支持されることにより、全体
が支持されている。その外輪歯車83は、環状体であっ
て左側の内周面に歯部83aを有し、右側の外周部が軸
受90を介して支持枠64に回転自在に支持されてい
る。キャリア81は、中間部81aの左側に大径部81
b、右側に小径部81cが形成されたドラム状部材で、
大径部81bが外輪歯車83内に収納され、軸受91を
介して外輪歯車83に支持されている。キャリア81の
大径部81bの端面には、モータ回転軸72と平行な支
軸86に軸受92を介して軸支された複数の前記遊星歯
車82が、回転自在に支持されている。全ての遊星歯車
82には、内側においてモータ回転軸72の太陽歯車7
3が噛合し、外側において前記外輪歯車83の歯部83
aが噛合している。モータ回転軸72の先端面には円孔
72aが形成され、ここに嵌め込まれたボール87によ
り、モータ回転軸72がキャリア81に直接当接しない
ようになっている。
【0021】キャリア81の小径部81cの先端には押
さえ板88が螺合されており、出力歯車85は、押さえ
板88および中間部81aに軸受93を介して回転自在
に支持されている。出力歯車85は、小径部81cに前
記一方向クラッチ84を介して結合されている。出力歯
車85は、前記人力駆動系Aの遊星歯車式増速機40を
構成する外輪歯車45の外歯52aに噛合しており、モ
ータ70の駆動力が出力歯車85から人力駆動系Aに伝
達され、後輪31に伝達されるようになっている。すな
わち、外輪歯車45は、両駆動系A、Bの合力機構を構
成している。一方向クラッチ84は、モータ70による
出力歯車85の回転を後輪31に伝える一方、後輪31
から出力歯車85を経てモータ70へ伝わる回転を遮断
するよう構成されている。
【0022】さて、図2ないし図4(図4は図2の蓋体
63と遊星歯車式増速機40および遊星歯車式減速機8
0の一部を省いて右側から見た図)に示すように、人力
駆動系Aを構成する太陽歯車44には、扇状の人力側釣
合歯車100が太陽歯車44と同軸的に固定されてお
り、一方、電動駆動系Bを構成する外輪歯車83の外周
フランジ部には、やはり扇状のモータ側釣合歯車110
が外輪歯車83と同軸的に固定されており、これら釣合
歯車100、110の歯部100a、110aどうし
が、互いに噛合している。
【0023】人力側釣合歯車100は、図4における時
計方向へ回転すると、パワーユニットケース61のケー
ス本体62にセットされた調整ロッド101で逆方向
(反時計方向)に付勢されるようになっている。図5に
示すように、太陽歯車44の左端のフランジ部の表面に
はピン102が突設され、このピン102が、調整ロッ
ド101の先端に当接するか、あるいは僅かに離れてい
る。人力側釣合歯車100が時計方向に回転すると、調
整ロッド101が、それまで自由長状態だったばね10
3を圧縮して退行し、このため人力側釣合歯車100
は、ばね103の付勢力を調整ロッド101から受ける
ようになっている。ただし、ばね103のばね定数は、
後述するポテンショメータ120の微振動を防ぐ程度の
ごく弱いもので、そのばね定数にばらつきがあってもポ
テンショメータ120の検出精度に影響はない。
【0024】一方、人力側釣合歯車100の、前記調整
ロッド101が配置された側とは反対側の周方向端部に
は、人力側釣合歯車100の急激な戻りを弾性的に受け
るダンパ104が、ケース本体62に取り付けられてい
る。図6に示すように、太陽歯車44の左端のフランジ
部の表面にはピン105が突設されている。このピン1
05は、初期状態においてダンパ104のクッションロ
ッド104aに当接しているか、あるいは僅かに離れて
いる。そして、人力側釣合歯車100が、反時計方向に
戻る勢いが強いことによって不必要な範囲にまで回転し
ようとすると、その回転をダンパ104のクッションロ
ッド104aが弾性的に受けるようになっている。
【0025】人力側釣合歯車100の回転量は、ケース
本体62に取り付けられたポテンショメータ120で検
出される。このポテンショメータ120は、図7に示す
ように、人力側釣合歯車100の歯部100aに噛合す
る歯車部121と、この歯車部121の回転量を検出す
る検出部122とを備えており、ゼロ点調整が可能なも
のである。
【0026】なお、パワーユニットケース60内の、図
2において人力駆動系Aを構成する外輪歯車45の環部
52の下方に当たる箇所には、外歯52aの数をカウン
トして環部52の回転速度を検出する車速センサ130
が、蓋体63に固定されて配置されている。この車速セ
ンサ130は、環部52の回転速度に基づき、ペダル2
2を踏んで駆動力を与えている状態における自転車1の
走行速度を検出する。
【0027】パワーユニットケース60内には、前記ポ
テンショメータ120の検出信号が入力され、その検出
信号に基づいて電動駆動系Bのモータ70の出力を制御
するコントローラ(制御手段)140が収容されてい
る。このコントローラ140に基づく制御系および前記
モータ70は、フレーム2のメインチューブ3の直下に
メインチューブ3に沿って搭載されたバッテリ145を
電源として作動する。バッテリ145は鉛電池等の充電
可能なもので、バッテリケース146内に収納されてお
り、バッテリケース146の前部には、バッテリ145
の電力の供給を前記制御系およびモータ70に入・切す
るメインスイッチ147およびバッテリ145の電力残
量を警告するパイロットランプ148が設けられてい
る。
【0028】図8は、図2等に示した人力駆動系A、電
動駆動系Bの動力系統図を現している。この図から明ら
かなように、ポテンショメータ120、両駆動系A、B
の合力機構である外輪歯車45の2つは、スプロケット
ホイール23a、23bで構成される変速機構23に対
して、駆動伝達経路の下流側にともに配されている。さ
らに、車速センサ130は、変速機構23の下流側に配
された人力駆動系Aの外輪歯車45の回転に基づき車速
検出を行うようになっている。
【0029】(2)一実施形態の動作 続いて、前記コントローラ140の制御方法と併せて、
上記自転車1の作用を以下に説明する。運転者がペダル
22を踏む踏力により前進方向(図4で時計回転方向)
にクランク軸20が回転すると、その回転は、駆動チェ
ーン25から一方向クラッチ26を経て遊星歯車式増速
機40のキャリア42に直接伝わる。キャリア42が回
転すると、各遊星歯車43が太陽歯車44の周囲を公転
し、その回転が外輪歯車45の鍔50からディスクホイ
ール32に伝わり、後輪31が回転して自転車1が走行
する。遊星歯車式増速機40における各遊星歯車43の
公転は、外輪歯車45に伝わる一方、そのトルクに応じ
た反力を受ける太陽歯車44を、ばね103の無視でき
るほどに弱い付勢力に抗して回転(自転)させる。この
ようにして太陽歯車44が回転すると、これとともに人
力側釣合歯車100が一体回転し、ポテンショメータ1
20の歯車部121が回転させられる。歯車部121の
回転を検出部122が検出し、その検出信号がコントロ
ーラ140に入力される。また、これと同時に車速セン
サ130で検出された車速データがコントローラ140
に入力される。するとコントローラ140は踏力を算出
するとともに、車速に応じたモータ回転速度と踏力に応
じたモータトルクとからなる補助力を、メモリ150に
記憶されたデータに基づき、モータ70に供給する電流
をPWM制御してそのDUTY(比)の電流をモータ7
0に供給する。この電流値は、コントローラ140内の
補助力演算器151によって求められる。
【0030】モータ70のモータ回転軸72の回転は、
図4において反時計回り方向であって、遊星歯車式減速
機80を構成する太陽歯車73から各遊星歯車82の公
転を経てキャリア81に伝わり、さらに、キャリア8
1、一方向クラッチ84を介して出力歯車85に伝わ
る。出力歯車85が回転するとこれに噛合している人力
駆動系Aの外輪歯車45、ひいては後輪31を回転させ
る。
【0031】以上は、モータ70を始動させる際の制御
であるが、モータ70が始動した後には、以下に説明す
るようなモータ70の出力制御を行う。上記のように電
動駆動系Bが作動すると、モータ70のモータトルク
は、各遊星歯車82からキャリア81に伝わる一方、そ
のトルクに応じた反力を受ける外輪歯車83をある角度
回転させる。このように外輪歯車83が回転すると、モ
ータ側釣合歯車110が一体回転する。ところが、モー
タ側釣合歯車110は、踏力のトルクにより回転する人
力側釣合歯車100と噛合しており、これら両歯車10
0、110に伝達される回転力の方向は互いに逆向きで
あることから、互いの回転を規制し合う。コントローラ
140は、両歯車100、110の回転力がほぼ釣り合
って所定の中立位置に保持され、しかも、その中立位置
が車速に応じて調整されるように、モータ70へ供給す
る電流をPWM制御する。図9はそれを模式的に表して
いる。上記中立位置(目標値)は、車速に応じて変化す
るように制御され、図10に示すように、予め記憶した
車速−目標値マップに基づき車速に略比例して目標値が
変化するよう制御される。
【0032】コントローラ140によるその制御手順
を、図11に基づいて以下に説明していく。まず、ステ
ップS1において、人力側とモータ側の各釣合歯車10
0、110の回転が定められた中立位置範囲(これを目
標値と称する)で釣り合っているか否かを判定する。釣
り合っている場合には、ステップS1での判定結果は
「YES]となり、ステップS2に進んでモータ70へ
供給するモータ電流値のDUTY(比)を検出前のDU
TYとして続行する。
【0033】ステップS1で各歯車100、110の噛
合状態が目標値に釣り合っていない場合にはステップS
3へ進み、人力駆動系Aと電動駆動系Bのどちらのトル
クが強いのか、つまり釣合歯車100、110のどちら
の回転力が上回っているかを判定する。
【0034】(a) 人力駆動系Aが強い場合 人力駆動系Aが強い場合にはステップS3での判定結果
は「YES]となり、ステップS4に進んで踏力トルク
の発生状態が目標値から離れつつあるか否かを判定す
る。離れつつある場合にはステップS4の判定結果は
「YES]となり、ステップS5に進む。ステップS5
においては、それまでの旧DUTYに対して補正DUT
Yを加えたDUTYの電流をモータ70に供給する。
補正DUTYは、目標値との乖離量と目標値から離れ
る速度によって変化する。
【0035】ステップS4での判定結果が「NO」とな
ったらステップS6に進む。ステップS6では、それま
での旧DUTYに対して補正DUTYが引かれたDU
TYの電流をモータ70に供給する。補正DUTY
は、目標値との乖離量と目標値へ近付く速度によって変
化するが、DUTYが最終的に負になる場合にはそれを
0(ゼロ)とする。
【0036】(b) 電動駆動系Bが強い場合 電動駆動系Bが強い場合にはステップS3での判定結果
は「NO」となり、ステップS7に進んで電動トルクの
発生状態が目標値から離れつつあるか否かを判定する。
離れつつある場合にはステップS7の判定結果は「YE
S]となり、ステップS8に進む。ステップS8におい
ては、それまでの旧DUTYに対して補正DUTYが
引かれたDUTYの電流をモータ70に供給する。補正
DUTYは目標値との乖離量と目標値へ離れる速度に
よって変化するが、DUTYが最終的に負になる場合に
はそれを0(ゼロ)とする。
【0037】電動駆動系Bの電動トルクの発生状態が目
標値から離れつつあるのではなく近付きつつある場合
は、ステップS7での判定結果は「NO」となり、ステ
ップS9に進む。ステップS9においては、それまでの
旧DUTYに対して補正DUTYを加えたDUTYの
電流をモータ70に供給する。補正DUTYは、目標
値との乖離量と目標値へ近付く速度によって変化する。
【0038】上記目標値は、車速に応じて変化するよう
に制御される。車速は、前記車速センサ130により検
出されてその検出信号がコントローラ140に入力さ
れ、それに基づいて、コントローラ140は図10に示
すように、車速−目標値マップに基づき車速に略比例し
て目標値を変化させていく。なお、ポテンショメータ1
20の特定変位以上では、図9に示すように、ばね定数
がばね103より大きな別のばね160を設けて領域
(イ)、(ウ)の間では、ばね反力を積極的に用い、ト
ルクセンサとして使用することで任意のアシスト力に対
応できる。すなわち、領域(イ)、(ウ)の間では、モ
ータ力とばね力の和が人力と釣り合うように制御される
ため、モータ力がその分減少し、アシスト比が漸減する
ことになる。
【0039】以上が本実施形態の自転車1の構成および
作用である。この自転車1によれば、人力駆動系Aの太
陽歯車44の回転が踏力のトルクデータとしてポテンシ
ョメータ120により検出され、その検出信号と、車速
センサ130による車速データに基づき、制御装置14
0が、モータ70へ供給される電流をPWM制御する。
ここで、太陽歯車44と一体の人力側釣合歯車100が
モータ側釣合歯車110と噛合し、その回転力の方向は
互いに逆向きであって、図10にも示すように、0〜1
5km/時の範囲内にあっては、太陽歯車44はばね力
のきわめて小さいばね130の付勢力を受けるだけで、
ばね定数のばらつきに起因して踏力のトルク検出値に誤
差が生じるといった不具合は起こらない。その結果、ポ
テンショメータ120による踏力のトルク検出を高精度
で行うことができ、人力駆動系Aに対する電動駆動系B
の補助力の割合すなわちアシスト比が常に安定したもの
になる。
【0040】また、人力駆動系A、電動駆動系Bにおけ
るトルク検出のための変位要素である太陽歯車44、外
輪歯車83は、人力側およびモータ側の各釣合歯車10
0、110が互いに噛合し、かつ所定の中立位置にほぼ
保持されるようモータ70の出力が制御されることによ
り、たとえポテンショメータ120自体に製造誤差があ
っても、検出値に誤差が生じない。
【0041】また、人力側およびモータ側の各釣合歯車
100、110の中立位置を、車速に応じ略一定比率で
変化させることにより、車速に応じた適切なアシスト比
が得られる。
【0042】人力駆動系Aにおいて踏力は低速・高トル
クであり、電動駆動系Bにおいてモータ70は高速・低
トルクであるから、両駆動系A、Bの合力を得るには、
人力駆動系Aには増速機(遊星歯車式増速機40)が、
また、電動駆動系Bには減速機(遊星歯車式減速機8
0)がそれぞれ必須の構成である。これら増速機40お
よび減速機80を構成する構成要素のうち、太陽歯車4
4、外輪歯車83がそれぞれモータ出力を制御するため
の手段として兼用されているので、部品点数の削減なら
びにコスト低減が図られる。
【0043】ポテンショメータ120、両駆動系A、B
の合力機構である外輪歯車45の2つは、スプロケット
ホイール23a、23bで構成される変速機構23に対
し、駆動伝達経路の下流側に、ともにこの順で配されて
いる。このため、変速機構23を作動させて変速しても
アシスト比は変化せず、変速にかかわらず常に一定のア
シスト比が得られる。また、これとともに、変速した際
にモータ70の回転数が急変しないという作用が得ら
れ、その結果、過渡的な補助力過大あるいは過小といっ
た現象が回避される。
【0044】さらに、車速センサ130は、変速機構2
3の下流側に配された人力駆動系Aの外輪歯車45の回
転に基づき車速検出を行うようになっているので、モー
タ70による補助力の漸減速度域が、変速機構23によ
る変速によっても変化しないといった利点を有する。
【0045】なお、上記実施形態は本発明を自転車に適
用した例であるが、本発明は上記実施形態に限られるも
のではなく、たとえば、三輪車、水上乗り物等いかなる
人力車両に適用できるものである。また、遊星歯車式増
速機40および遊星歯車式減速機80は、遊星ローラ式
増速機および遊星ローラ式減速機を用いてもよい。
【0046】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載の補助動力付き
人力車両の駆動装置によれば、変位量検出手段で変位量
が検出される人力駆動系の人力変位要素は、弾性部材で
付勢されてはおらず、電動駆動系の電動力変位要素と変
位方向が互いに逆方向に向かい合うよう結合されてい
る。その結果、ばね定数のばらつきに起因して踏力のト
ルク検出値に誤差は生じない。このため、変位量検出手
段による踏力のトルク検出が高精度で行え、アシスト比
が常に安定するといった効果を奏する。本発明の請求項
2に記載の補助動力付き人力車両の駆動装置によれば、
電動力変位要素と人力変位要素とを、その変位方向が互
いに逆方向に向かい合うよう結合させ、双方の変位によ
り互いの変位が打ち消されて中立位置が保持されるよう
に電動力の大きさを制御するので、変位量検出手段自体
に製造誤差があっても、変位量の検出値に誤差が生じな
い。本発明の請求項3に記載の補助動力付き人力車両の
駆動装置によれば、人力変位要素と電動力変位要素との
中立位置を、車速に応じ略一定比率で変化させるもの
で、車速に応じた適切なアシスト比が得られる。本発明
の請求項4に記載の補助動力付き人力車両の駆動装置に
よれば、人力駆動系の固定部が人力変位要素として、ま
た、電動駆動系の固定部が電動力変位要素としてそれぞ
れ設定され、これらはモータ出力を制御するための手段
として兼用されるので、部品点数の削減ならびにコスト
低減が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の電動補助自転車の全体
側面図である。
【図2】 図1のII−II線矢視断面図である。
【図3】 図2の要部拡大図である。
【図4】 人力側釣合歯車を説明するための側面図であ
る。
【図5】 図4のV−V線矢視断面図である。
【図6】 図4のVI−VI線矢視断面図である。
【図7】 図4のVII−VII線矢視断面図である。
【図8】 人力駆動系と電動駆動系の駆動系統図であ
る。
【図9】 人力駆動系および電動駆動系の各釣合歯車の
中立状態を表す模式図である。
【図10】車速と人力駆動系および電動駆動系の各釣合
歯車の中立位置との関係を表す図である。
【図11】制御手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…電動補助自転車(補助動力付き人力車両)、31…
後輪、40…遊星歯車式増速機、42…人力駆動系のキ
ャリア(駆動部)、44…人力駆動系の太陽歯車(人力
変位要素、固定部)、45…人力駆動系の外輪歯車(従
動部)、73…電動駆動系の太陽歯車(駆動部)、80
…遊星歯車式減速機、81…電動駆動系のキャリア(従
動部)、83…電動駆動系の外輪歯車(電動力変位要
素、固定部)、100…人力側釣合歯車、110モータ
側釣合歯車、120…ポテンショメータ(変位量検出手
段)、140…コントローラ(制御手段)、A…人力駆
動系、B…電動駆動系。
フロントページの続き (72)発明者 高田 望 静岡県磐田市新貝2500番地 ヤマハ発動機 株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人力駆動系と電動駆動系とを並列に設
    け、人力による駆動力の変化に応じて前記電動駆動系の
    出力を制御する補助動力付き人力車両の駆動装置であっ
    て、 前記人力駆動系に、人力が入力されることにより変位す
    る人力変位要素と、この人力変位要素の変位量を検出す
    る変位量検出手段とを設け、この変位量検出手段から発
    せられる検出信号に基づき前記電動駆動系の電動力の大
    きさを制御し、 一方、前記電動駆動系に、電動力の大きさに応じて変位
    する電動力変位要素を設け、この電動力変位要素と前記
    人力変位要素とを、その変位方向が互いに逆方向に向か
    い合うよう結合させたことを特徴とする補助動力付き人
    力車両の駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記人力変位要素と前記電動力変位要素
    とが、双方の変位により互いの変位が打ち消されて中立
    位置が保持されるよう、前記電動力の大きさを制御する
    制御手段が設けられたことを特徴とする請求項1記載の
    補助動力付き人力車両の駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記人力変位要素と前
    記電動力変位要素との前記中立位置を、車速に応じ略一
    定比率で変化させることを特徴とする請求項2記載の補
    助動力付き人力車両の駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記人力駆動系は、人力が入力される駆
    動部と、この駆動部によって回転させられる従動部と、
    この従動部の回転の反力を受ける固定部とを有する遊星
    増速機を備え、 一方、前記電動駆動系は、電動力が入力される駆動部
    と、この駆動部によって回転させられる従動部と、この
    従動部の回転の反力を受ける固定部とを有する遊星減速
    機を備え、 前記人力駆動系の前記固定部が前記人力変位要素とし
    て、また、前記電動駆動系の前記固定部が前記電動力変
    位要素としてそれぞれ設定されていることを特徴とする
    請求項1ないし3のいずれかに記載の補助動力付き人力
    車両の駆動装置。
JP31258295A 1995-11-30 1995-11-30 補助動力付き人力車両の駆動装置 Pending JPH09150778A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20210245833A1 (en) * 2017-07-10 2021-08-12 Shimano Inc. Bicycle controller for assisting travel of a bicycle

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20210245833A1 (en) * 2017-07-10 2021-08-12 Shimano Inc. Bicycle controller for assisting travel of a bicycle
US11820461B2 (en) * 2017-07-10 2023-11-21 Shimano Inc. Bicycle controller for assisting travel of a bicycle

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