JPH09149953A - ソリッドゴルフボール - Google Patents
ソリッドゴルフボールInfo
- Publication number
- JPH09149953A JPH09149953A JP7314045A JP31404595A JPH09149953A JP H09149953 A JPH09149953 A JP H09149953A JP 7314045 A JP7314045 A JP 7314045A JP 31404595 A JP31404595 A JP 31404595A JP H09149953 A JPH09149953 A JP H09149953A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- golf ball
- solid golf
- weight
- parts
- Prior art date
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- Pending
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明により、ソリッドゴルフボール、特に
優れた反撥性能、飛行性能、コントロール性、打撃時の
フィーリングを有するソリッドゴルフボールを提供す
る。 【解決手段】 本発明は、コアと該コア上に形成された
カバーから成るソリッドゴルフボールにおいて、該コア
が、基材ゴム100重量部に対して、亜鉛華1〜5重量部
を含有することを特徴とするソリッドゴルフボールに関
する。
優れた反撥性能、飛行性能、コントロール性、打撃時の
フィーリングを有するソリッドゴルフボールを提供す
る。 【解決手段】 本発明は、コアと該コア上に形成された
カバーから成るソリッドゴルフボールにおいて、該コア
が、基材ゴム100重量部に対して、亜鉛華1〜5重量部
を含有することを特徴とするソリッドゴルフボールに関
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はソリッドゴルフボー
ル、特に優れた反撥性能、飛行性能、コントロール性、
打撃時のフィーリングを有するソリッドゴルフボールに
関する。
ル、特に優れた反撥性能、飛行性能、コントロール性、
打撃時のフィーリングを有するソリッドゴルフボールに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ゴルフボールは以下の2種類に分
類される。一つは、ツーピースボール等のソリッドゴル
フボールであり、一体成形されたゴム製部材から成る中
実のコアおよび該コア上に被覆したアイオノマー樹脂等
の熱可塑性樹脂カバーから構成される。また、他方は糸
巻きゴルフボールであり、中心の固体または液体の芯部
を、ゴム糸の巻線で巻き付け、次いで1〜2mm厚のアイ
オノマー樹脂やバラタ等によるカバーで被覆したもので
ある。上記ソリッドゴルフボールの中で、中実のゴム製
コアとカバーから成るツーピースソリッドゴルフボール
が、製造が容易であり、量産が可能であるので、市販さ
れているソリッドゴルフボールの主たる部分を占めてい
る。
類される。一つは、ツーピースボール等のソリッドゴル
フボールであり、一体成形されたゴム製部材から成る中
実のコアおよび該コア上に被覆したアイオノマー樹脂等
の熱可塑性樹脂カバーから構成される。また、他方は糸
巻きゴルフボールであり、中心の固体または液体の芯部
を、ゴム糸の巻線で巻き付け、次いで1〜2mm厚のアイ
オノマー樹脂やバラタ等によるカバーで被覆したもので
ある。上記ソリッドゴルフボールの中で、中実のゴム製
コアとカバーから成るツーピースソリッドゴルフボール
が、製造が容易であり、量産が可能であるので、市販さ
れているソリッドゴルフボールの主たる部分を占めてい
る。
【0003】ツーピースソリッドゴルフボールは、耐久
性、および打撃時のボール速度が大きいことから飛距離
が大きく、飛行特性に優れ、特にアマチュアゴルファー
を中心に多くのゴルファーに使用されている。その反
面、ツーピースソリッドゴルフボールは、打撃時のフィ
ーリングが硬いこと、および打撃時のボール速度が大き
く、ゴルフクラブの打撃面との接触面積が小さいことに
よるスピンが少ない構造特性によって、スピンがかかり
にくく、アプローチのコントロール性に欠けるという問
題点があった。また、ボールコンプレッションを小さく
し、ソフトな打撃感を得ようとすると反撥性が低下し、
飛距離も低下する。
性、および打撃時のボール速度が大きいことから飛距離
が大きく、飛行特性に優れ、特にアマチュアゴルファー
を中心に多くのゴルファーに使用されている。その反
面、ツーピースソリッドゴルフボールは、打撃時のフィ
ーリングが硬いこと、および打撃時のボール速度が大き
く、ゴルフクラブの打撃面との接触面積が小さいことに
よるスピンが少ない構造特性によって、スピンがかかり
にくく、アプローチのコントロール性に欠けるという問
題点があった。また、ボールコンプレッションを小さく
し、ソフトな打撃感を得ようとすると反撥性が低下し、
飛距離も低下する。
【0004】この問題点であるコントロール性を解決す
るために、カバーに軟らかい材質のものを用いて、ボー
ルの外側部分に柔軟性を持たせるという提案がなされて
いる(例えば、特開平7-51406号公報)。また、飛距離
についても更なる改良が続けられている(例えば、特開
平7-155403号公報)。
るために、カバーに軟らかい材質のものを用いて、ボー
ルの外側部分に柔軟性を持たせるという提案がなされて
いる(例えば、特開平7-51406号公報)。また、飛距離
についても更なる改良が続けられている(例えば、特開
平7-155403号公報)。
【0005】しかしながら、このカバーの軟質化による
コントロール性能の改良では、著しくボールの反撥性能
が従来のカバーに比べて低下して飛距離が低下するた
め、なお改良の余地を残す。また、飛距離改良の点にお
いても、反撥性能になお改良の余地を残す。更に反撥性
能を追求した場合は、打撃時のフィーリングが損なわれ
易い問題もあった。
コントロール性能の改良では、著しくボールの反撥性能
が従来のカバーに比べて低下して飛距離が低下するた
め、なお改良の余地を残す。また、飛距離改良の点にお
いても、反撥性能になお改良の余地を残す。更に反撥性
能を追求した場合は、打撃時のフィーリングが損なわれ
易い問題もあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来のソリッドゴルフボールの有する問題点を解決
し、優れた反撥性能、飛行性能、コントロール性、打撃
時のフィーリングを有するソリッドゴルフボールを提供
することを目的とする。
な従来のソリッドゴルフボールの有する問題点を解決
し、優れた反撥性能、飛行性能、コントロール性、打撃
時のフィーリングを有するソリッドゴルフボールを提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記目的を達
成すべく鋭意検討を行った結果、コアに基材ゴム100
重量部に対して、亜鉛華1〜5重量部、好ましくは2〜
3重量部を含有するゴム組成物を用いることにより、コ
アの反撥性能が向上され、それによってボール全体の反
撥性能が向上することを知見し、本発明を完成させるに
至った。これは特に従来のものに比べて亜鉛華の配合量
が少ないことに特徴がある。更に、上記配合量の亜鉛華
を用いる時には、打撃時フィーリングも損なわれないこ
とも見い出した。
成すべく鋭意検討を行った結果、コアに基材ゴム100
重量部に対して、亜鉛華1〜5重量部、好ましくは2〜
3重量部を含有するゴム組成物を用いることにより、コ
アの反撥性能が向上され、それによってボール全体の反
撥性能が向上することを知見し、本発明を完成させるに
至った。これは特に従来のものに比べて亜鉛華の配合量
が少ないことに特徴がある。更に、上記配合量の亜鉛華
を用いる時には、打撃時フィーリングも損なわれないこ
とも見い出した。
【0008】作用のメカニズムについての詳細は不明で
あるが、ポリブタジエン/アクリル酸亜鉛共架橋ゴムの
場合、イオン的な雰囲気を有する部分(イオンクラスタ
ー)が存在し、その部分とイオン性の亜鉛華が吸着して
いるものと考えられる。吸着については、ゴムとカーボ
ンブラック、ゴムとシリカでも存在し、この部分が動的
変形時のロスを生じることは公知である。同様に、ポリ
ブタジエン/アクリル酸亜鉛共架橋ゴムの場合にも、上
記吸着部分が動的変形時のロスを生じてものと考えられ
る。このメカニズムにより、従来のものより亜鉛華配合
量の少ないゴム組成物で形成されたコアが高反撥を示す
ものと考えられる。
あるが、ポリブタジエン/アクリル酸亜鉛共架橋ゴムの
場合、イオン的な雰囲気を有する部分(イオンクラスタ
ー)が存在し、その部分とイオン性の亜鉛華が吸着して
いるものと考えられる。吸着については、ゴムとカーボ
ンブラック、ゴムとシリカでも存在し、この部分が動的
変形時のロスを生じることは公知である。同様に、ポリ
ブタジエン/アクリル酸亜鉛共架橋ゴムの場合にも、上
記吸着部分が動的変形時のロスを生じてものと考えられ
る。このメカニズムにより、従来のものより亜鉛華配合
量の少ないゴム組成物で形成されたコアが高反撥を示す
ものと考えられる。
【0009】即ち、本発明は、コアと該コア上に形成さ
れたカバーから成り、該コアが、基材ゴム100重量部に
対して、亜鉛華1〜5重量部を含有することを特徴とす
るソリッドゴルフボールに関する。更に上記作用をより
有効に発現して本発明をより好適に実施するには、上記
ソリッドゴルフボールにアクリル酸亜鉛30〜50重量部、
過酸化物0.1〜5.0重量部を含有することが望ましく、上
記コアが比重調整のために硫酸バリウムを含有すること
が望ましく、上記コアが、コアに130kgfの荷重を負荷し
た時の変形量が、10kgfの荷重負荷時の変形量を基準と
して、2〜4.5mmであることが望ましい。
れたカバーから成り、該コアが、基材ゴム100重量部に
対して、亜鉛華1〜5重量部を含有することを特徴とす
るソリッドゴルフボールに関する。更に上記作用をより
有効に発現して本発明をより好適に実施するには、上記
ソリッドゴルフボールにアクリル酸亜鉛30〜50重量部、
過酸化物0.1〜5.0重量部を含有することが望ましく、上
記コアが比重調整のために硫酸バリウムを含有すること
が望ましく、上記コアが、コアに130kgfの荷重を負荷し
た時の変形量が、10kgfの荷重負荷時の変形量を基準と
して、2〜4.5mmであることが望ましい。
【0010】以下、本発明について更に詳述すると、本
発明のソリッドゴルフボールは、コア上にカバー層を形
成する。コアは、基材ゴム、架橋剤、共架橋剤、亜鉛
華、硫酸バリウム等を配合したゴム組成物を加熱、加
圧、成形することにより得られる。
発明のソリッドゴルフボールは、コア上にカバー層を形
成する。コアは、基材ゴム、架橋剤、共架橋剤、亜鉛
華、硫酸バリウム等を配合したゴム組成物を加熱、加
圧、成形することにより得られる。
【0011】基材ゴムとしては、従来からソリッドゴル
フボールに用いられている天然ゴムおよび/または合成
ゴムが用いられ、特にシス構造を96%以上有するハイシ
ス-1,4-ポリブタジエンが好ましく、所望により天然ゴ
ム、ポリイソプレンゴム、スチレン-ブタジエンゴム、
EPDM等を配合してもよい。
フボールに用いられている天然ゴムおよび/または合成
ゴムが用いられ、特にシス構造を96%以上有するハイシ
ス-1,4-ポリブタジエンが好ましく、所望により天然ゴ
ム、ポリイソプレンゴム、スチレン-ブタジエンゴム、
EPDM等を配合してもよい。
【0012】架橋剤の例としては、過酸化物、例えばジ
クミルパーオキサイドまたはt-ブチルパーオキサイドが
挙げられ、ジクミルパーオキサイドが好適である。配合
量は、基材ゴム100重量部に対して、過酸化物0.1〜5.0
重量部である。0.1重量部未満では軟らかすぎて高反撥
が得られず、5.0重量部を越えると高反撥が得られない
ことがある。
クミルパーオキサイドまたはt-ブチルパーオキサイドが
挙げられ、ジクミルパーオキサイドが好適である。配合
量は、基材ゴム100重量部に対して、過酸化物0.1〜5.0
重量部である。0.1重量部未満では軟らかすぎて高反撥
が得られず、5.0重量部を越えると高反撥が得られない
ことがある。
【0013】共架橋剤には、従来のソリッドゴルフボー
ルに用いられてきたものを使用し得る。不飽和脂肪酸の
金属塩、特にアクリル酸またはメタクリル酸等のような
炭素数3〜8の不飽和カルボン酸の、一価または二価の
金属塩が挙げられるが、反撥性の高いアクリル酸亜鉛が
好適である。配合量は基材ゴム100重量部に対して、30
〜50重量部が好ましい。50重量部より多いと硬くなり過
ぎ、打撃時フィーリングが悪くなり、30重量部より少な
いと軟らかすぎて高反撥が得られなくなる。また、アク
リル酸亜鉛はその粒子表面に、ステアリン酸亜鉛または
ステアリン酸を重量比85:15(アクリル酸亜鉛:ステア
リン酸亜鉛またはステアリン酸)以下を被覆したもので
もよい。
ルに用いられてきたものを使用し得る。不飽和脂肪酸の
金属塩、特にアクリル酸またはメタクリル酸等のような
炭素数3〜8の不飽和カルボン酸の、一価または二価の
金属塩が挙げられるが、反撥性の高いアクリル酸亜鉛が
好適である。配合量は基材ゴム100重量部に対して、30
〜50重量部が好ましい。50重量部より多いと硬くなり過
ぎ、打撃時フィーリングが悪くなり、30重量部より少な
いと軟らかすぎて高反撥が得られなくなる。また、アク
リル酸亜鉛はその粒子表面に、ステアリン酸亜鉛または
ステアリン酸を重量比85:15(アクリル酸亜鉛:ステア
リン酸亜鉛またはステアリン酸)以下を被覆したもので
もよい。
【0014】本発明のソリッドゴルフボールのコアに用
いる亜鉛華については、基材ゴム100重量部に対して、
1〜5重量部、好ましくは2〜3重量部を含有する。亜
鉛華が1重量部未満では軟らかすぎて高反撥が得られず
飛び性能が低下し、また、打撃時フィーリングが悪い。
5重量部を越えると高反撥が得られず飛び性能が低下
し、また、打撃時フィーリングが硬く、重い感じがして
悪い。
いる亜鉛華については、基材ゴム100重量部に対して、
1〜5重量部、好ましくは2〜3重量部を含有する。亜
鉛華が1重量部未満では軟らかすぎて高反撥が得られず
飛び性能が低下し、また、打撃時フィーリングが悪い。
5重量部を越えると高反撥が得られず飛び性能が低下
し、また、打撃時フィーリングが硬く、重い感じがして
悪い。
【0015】更に、そのコアの比重調整剤として、硫酸
バリウムを用いることが高反撥を得るのに望ましい。こ
れはその大きな比重によって、コア中に占める体積が比
較的少なくても比重を調整できるところに特徴があり、
また、低コストとなる。硫酸バリウムのpHや結晶形、
粒径には特に制限はない。
バリウムを用いることが高反撥を得るのに望ましい。こ
れはその大きな比重によって、コア中に占める体積が比
較的少なくても比重を調整できるところに特徴があり、
また、低コストとなる。硫酸バリウムのpHや結晶形、
粒径には特に制限はない。
【0016】更に本発明のソリッドゴルフボールのコア
には、比重調整剤としての他の充填材、例えば炭酸カル
シウム、酸化チタン等、または老化防止剤、その他ソリ
ッドゴルフボールのコアの製造に通常使用し得る成分を
適宜配合してもよい。
には、比重調整剤としての他の充填材、例えば炭酸カル
シウム、酸化チタン等、または老化防止剤、その他ソリ
ッドゴルフボールのコアの製造に通常使用し得る成分を
適宜配合してもよい。
【0017】上記組成物を通常ソリッドコアに用いられ
る方法、条件を用いて、加熱成形して得られたコアは通
常、直径34〜41mmであることが望ましい。また、所望の
フィーリングを得るために、コアに130kgfの荷重を負荷
した時の圧縮変形量は、10kgfの荷重負荷時の変形量を
基準として、2〜4.5mmが好ましく、2mmより小さいと
硬くなり過ぎ打球感が悪くなり、4.5mmより大きいと軟
らかくなり過ぎ高反撥が得られない。
る方法、条件を用いて、加熱成形して得られたコアは通
常、直径34〜41mmであることが望ましい。また、所望の
フィーリングを得るために、コアに130kgfの荷重を負荷
した時の圧縮変形量は、10kgfの荷重負荷時の変形量を
基準として、2〜4.5mmが好ましく、2mmより小さいと
硬くなり過ぎ打球感が悪くなり、4.5mmより大きいと軟
らかくなり過ぎ高反撥が得られない。
【0018】次いで、上記コアにはカバーを被覆する。
カバーの材料としては、アイオノマー、ポリエステル、
ナイロン等を単独または2種以上混合して使用し得る
が、フィーリングおよび飛行特性の点から、その曲げ剛
性率は800〜6,000kgf/cm2であり、その厚さは0.8〜4.4m
mであることが望ましい。
カバーの材料としては、アイオノマー、ポリエステル、
ナイロン等を単独または2種以上混合して使用し得る
が、フィーリングおよび飛行特性の点から、その曲げ剛
性率は800〜6,000kgf/cm2であり、その厚さは0.8〜4.4m
mであることが望ましい。
【0019】また、上記カバー層には、例えば酸化チタ
ン等の着色剤や、その他の添加剤、例えば紫外線吸収
剤、光安定剤並びに蛍光材料または蛍光増白剤等を、ゴ
ルフボールカバーによる所望の特性が損なわれない範囲
で、含有していてもよい。
ン等の着色剤や、その他の添加剤、例えば紫外線吸収
剤、光安定剤並びに蛍光材料または蛍光増白剤等を、ゴ
ルフボールカバーによる所望の特性が損なわれない範囲
で、含有していてもよい。
【0020】本発明のカバー層は、ゴルフボールのカバ
ーの形成に使用されている一般に公知の方法、例えば射
出成形、プレス成形等により形成される。コアにカバー
を被覆する際に通常、ディンプルと呼ばれるくぼみを多
数表面上に形成する。本発明のゴルフボールは美観を高
め、商品価値を上げるために、通常ペイントで被覆さ
れ、市場に投入される。
ーの形成に使用されている一般に公知の方法、例えば射
出成形、プレス成形等により形成される。コアにカバー
を被覆する際に通常、ディンプルと呼ばれるくぼみを多
数表面上に形成する。本発明のゴルフボールは美観を高
め、商品価値を上げるために、通常ペイントで被覆さ
れ、市場に投入される。
【0021】本発明では、コアに、基材ゴム100重量部
に対して、亜鉛華1〜5重量部を配合することにより、
反撥性能、飛行性能、コントロール性、打撃時のフィー
リングの優れたゴルフボールを提供する。
に対して、亜鉛華1〜5重量部を配合することにより、
反撥性能、飛行性能、コントロール性、打撃時のフィー
リングの優れたゴルフボールを提供する。
【0022】
【実施例】本発明を実施例により更に詳細に説明する。
但し、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。
但し、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。
【0023】コアの作成 表1(実施例)および表2(比較例)に示したコア配合
を混練した後、165℃で20分間加圧成形することによ
り、直径38.4mmの球状ソリッドコアを作製した。
を混練した後、165℃で20分間加圧成形することによ
り、直径38.4mmの球状ソリッドコアを作製した。
【0024】得られたソリッドコアについて、圧縮変形
量および反撥係数を評価し、その結果を表1(実施例)
および表2(比較例)に示した。試験方法は後記の通り
行った。
量および反撥係数を評価し、その結果を表1(実施例)
および表2(比較例)に示した。試験方法は後記の通り
行った。
【0025】
【表1】
【表2】
【0026】1)日本合成ゴム社製ポリブタジエン 2)ジクミルパーオキサイド
【0027】(実施例1〜5および比較例1〜5)表3
に示すカバー配合を上記コア上に射出成形することによ
り、カバー層を形成しソリッドゴルフボールを作製し
た。得られたゴルフボールについてドライバーでの飛距
離、ゴルファーによる試打を行い打撃時フィーリングに
ついて評価を行い、その結果を表1および表2に示す。
試験方法は以下の通り行った。
に示すカバー配合を上記コア上に射出成形することによ
り、カバー層を形成しソリッドゴルフボールを作製し
た。得られたゴルフボールについてドライバーでの飛距
離、ゴルファーによる試打を行い打撃時フィーリングに
ついて評価を行い、その結果を表1および表2に示す。
試験方法は以下の通り行った。
【0028】
【表3】種類 (重量部) ハイミラン 1706 30 ハイミラン 1707 30 ハイミラン 1605 40二酸化チタン 2
【0029】(試験方法) (1)圧縮変形量 コアに10kgfの荷重負荷時の変形量を基準として、130kg
fの荷重を負荷した時の変形量を測定した。 (2)反撥係数 コアに198.4gの金属円筒物を40m/秒の速度で衝突させた
時のコアの速度から算出した。 (3)飛距離(キャリー) 上記のような配合のコア、カバーを用いて作製したゴル
フボールを、ツルーテンパー社製スイングロボットに
て、ドライバー(ウッド1番)を用いてヘッドスピード
45m/秒にて実打した時の飛距離(キャリー)を測定し
た。 (4)打撃時フィーリング ゴルファー10人のドライバー(ウッド1番)による実打を
行い、打撃時のフィーリングを下記基準により評価し、
10人中最も多い評価を採用した。 ○…良い △…普通 ×…悪い
fの荷重を負荷した時の変形量を測定した。 (2)反撥係数 コアに198.4gの金属円筒物を40m/秒の速度で衝突させた
時のコアの速度から算出した。 (3)飛距離(キャリー) 上記のような配合のコア、カバーを用いて作製したゴル
フボールを、ツルーテンパー社製スイングロボットに
て、ドライバー(ウッド1番)を用いてヘッドスピード
45m/秒にて実打した時の飛距離(キャリー)を測定し
た。 (4)打撃時フィーリング ゴルファー10人のドライバー(ウッド1番)による実打を
行い、打撃時のフィーリングを下記基準により評価し、
10人中最も多い評価を採用した。 ○…良い △…普通 ×…悪い
【0030】以上の結果より、本発明の実施例1〜5
は、同一カバー材料を使用した比較例に比べて、高反
撥、高キャリー、良好なフィーリングが得られることが
わかる。
は、同一カバー材料を使用した比較例に比べて、高反
撥、高キャリー、良好なフィーリングが得られることが
わかる。
【0031】
【発明の効果】本発明のソリッドゴルフボールは、前述
の配合で成形したコアを用いることによって、反撥性
能、飛行性能、コントロール性、打撃時のフィーリング
を向上させたものである。
の配合で成形したコアを用いることによって、反撥性
能、飛行性能、コントロール性、打撃時のフィーリング
を向上させたものである。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08K 5/14 KDD C08K 5/14 KDD C08L 21/00 KDB C08L 21/00 KDB
Claims (4)
- 【請求項1】 コアと該コア上に形成されたカバーから
成るソリッドゴルフボールにおいて、該コアが、基材ゴ
ム100重量部に対して、亜鉛華1〜5重量部を含有する
ゴム組成物から得られることを特徴とするソリッドゴル
フボール。 - 【請求項2】 該ゴム組成物が、基材ゴム100重量部に
対して、アクリル酸亜鉛30〜50重量部、過酸化物0.1〜
5.0重量部を含有する請求項1記載のソリッドゴルフボ
ール。 - 【請求項3】 該ゴム組成物が比重調整のために硫酸バ
リウムを含有する請求項1記載のソリッドゴルフボー
ル。 - 【請求項4】 該コアが、コアに130kgfの荷重を負荷し
た時の変形量が、10kgfの荷重負荷時の変形量を基準と
して、2〜4.5mmである請求項1記載のソリッドゴルフ
ボール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7314045A JPH09149953A (ja) | 1995-12-01 | 1995-12-01 | ソリッドゴルフボール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7314045A JPH09149953A (ja) | 1995-12-01 | 1995-12-01 | ソリッドゴルフボール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09149953A true JPH09149953A (ja) | 1997-06-10 |
Family
ID=18048558
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7314045A Pending JPH09149953A (ja) | 1995-12-01 | 1995-12-01 | ソリッドゴルフボール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09149953A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018104505A (ja) * | 2016-12-22 | 2018-07-05 | 住友ゴム工業株式会社 | ゴム組成物および架橋ゴム成形体 |
-
1995
- 1995-12-01 JP JP7314045A patent/JPH09149953A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018104505A (ja) * | 2016-12-22 | 2018-07-05 | 住友ゴム工業株式会社 | ゴム組成物および架橋ゴム成形体 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040511 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041130 |