JPH09149632A - スイッチング電源装置 - Google Patents

スイッチング電源装置

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JPH09149632A
JPH09149632A JP32249195A JP32249195A JPH09149632A JP H09149632 A JPH09149632 A JP H09149632A JP 32249195 A JP32249195 A JP 32249195A JP 32249195 A JP32249195 A JP 32249195A JP H09149632 A JPH09149632 A JP H09149632A
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JP
Japan
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transistor
capacitor
power supply
circuit
connection point
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Application number
JP32249195A
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English (en)
Inventor
Tetsushi Otake
徹志 大竹
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Toko Inc
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Toko Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路が降圧動作状態となる範囲においても高
い効率が得られ、また、間欠動作を抑制して入力電圧の
適用範囲を広くした、昇降圧型コンバータとして機能す
るスイッチング電源装置を提供する。 【解決手段】 チョークコイルL1とスイッチングトラ
ンジスタQ1の接続点とアースとの間にコンデンサC3
とコイルL2の直列回路を接続する。このコンデンサC
3とコイルL2の接続点と出力端子2との間に、整流素
子としてのPNP型のトランジスタQ2を接続し、トラ
ンジスタQ2のベースとアースとの間には駆動用トラン
ジスタQ3を、トランジスタQ2のベースとチョークコ
イルL1の入力端子1側の一端との間に補助バイアス回
路4を接続する。駆動用トランジスタQ3のベースはコ
ンデンサC3とコイルL2の接続点に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、整流素子としてト
ランジスタを使用した、昇降圧型コンバータとして動作
するスイッチング電源装置において、降圧動作時の電力
変換効率を向上させるための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】スイッチング電源装置の電力変換効率を
向上する手段として、その回路に設けられる整流素子
に、ダイオードに代えてトランジスタを使用することが
ある。トランジスタを整流素子として使用する場合、そ
のトランジスタには回路中のスイッチング素子の動作に
同期してオン、オフ動作を行わせる(同期整流方式)必
要が有り、その同期動作のための回路が数多く提案され
ている。このようなトランジスタを整流素子として使用
した同期整流方式のスイッチング電源装置の一例とし
て、本発明者は特願平5−307520号において、図
3に示すような回路構成を有するスイッチング電源装置
を提案した。
【0003】図3に示す回路の構成と動作は以下の様に
なっていた。入力端子1はチョークコイルL1を介して
スイッチングトランジスタQ1のコレクタに接続され、
スイッチングトランジスタQ1のエミッタはアースに、
ベースは制御回路3のパルス出力端子POにそれぞれ接
続される。整流素子としてPNP型のトランジスタQ2
が使用され、そのトランジスタQ2のエミッタはチョー
クコイルL1のスイッチングトランジスタQ1側の一端
(Q1のコレクタ)へ接続され、コレクタは出力端子2
へ接続される。出力端子2とアースとの間には、平滑コ
ンデンサC2及び電圧検出のための抵抗R1と抵抗R2
の直列回路が接続される。抵抗R1とR2の接続点は制
御回路3の電圧検出端子FBに接続され、これにより出
力電圧値に応じた信号が制御回路にフィードバックされ
る。
【0004】そして、整流素子としてのトランジスタQ
2を駆動するために、トランジスタQ2のベースに抵抗
R4を介してNPN型の駆動用トランジスタQ3のコレ
クタが接続される。駆動用トランジスタQ3のエミッタ
はアースに接続され、ベースはコンデンサC5と抵抗R
3の直列回路を介してチョークコイルL1とトランジス
タQ2の接続点に接続される。駆動用トランジスタQ3
のベースには、さらにアノードがアースに接続されたダ
イオードD1のカソードが接続される。なお回路中で、
C1とC6はそれぞれノイズフィルタ用のコンデンサと
スピードアップ用のコンデンサであり、D2はトランジ
スタQ2のターンオフ時におけるベース領域蓄積電荷の
放電経路を形成するダイオードである。
【0005】このような回路構成とした場合、チョーク
コイルL1、スイッチングトランジスタQ1のコレク
タ、トランジスタQ2のエミッタのそれぞれを接続した
接続点の電圧は、スイッチングトランジスタQ1のオ
ン、オフ動作によって、アース電位(電圧)値あるい
は、入力電圧VINとチョークコイルL1に発生したフラ
イバック電圧を合わせた電圧値の2値のステップ状電圧
となる。ここで、駆動用トランジスタQ3のベースに
は、コンデンサC5によって前記ステップ状電圧の交流
成分のみが入力される。動作を簡潔に述べると、入力電
圧VINが得ようとする出力電圧VO より低い場合、駆動
用トランジスタQ3はスイッチングトランジスタQ1の
動作と相補的にオン、オフ動作を行い、トランジスタQ
2は、駆動用トランジスタQ3の制御動作によってオ
ン、オフ駆動され、整流動作を行う。
【0006】反対に、入力電圧VINが得ようとする出力
電圧VO より高い場合、駆動用トランジスタQ3はスイ
ッチングトランジスタQ1のオン、オフ動作に合わせ
て、非導通(オフ)状態と非飽和領域での導通状態を繰
り返す。この駆動用トランジスタQ3のコレクタに流れ
る電流は導通状態に応じて小さくなり、その大きさはス
イッチングトランジスタQ1のオンデューティによって
ほぼ決定される。そしてトランジスタQ2はベース電流
が駆動用トランジスタQ3によって制御され、その動作
が非飽和領域で行われるようになる。その結果トランジ
スタQ2は、あたかもシリーズレギュレータに似た動作
状態となり、そのコレクタ、エミッタ間でエネルギー通
過量を制御するように作用する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図3に示す回路構成の
スイッチング電源装置は昇降圧型コンバータとして機能
するものであり、特にトランジスタQ2は、昇圧動作時
においては整流作用を担って効率向上に寄与し、降圧動
作時においてはシリーズレギュレータに類似した動作で
出力電圧の制御を行う。このような動作過程における回
路の効率は、図4の線(イ)に示すように推移する。
【0008】入力電圧VINと出力電圧VO が等しい時点
を境にして昇圧動作から降圧動作へ移行すると、トラン
ジスタQ2のコレクタ、エミッタ間には出力電圧VO
一定に制御するための電圧降下が生じる。するとトラン
ジスタQ2に発生する損失が増大し、回路全体の効率を
低下させる。この効率の低下は入力電圧VINが出力電圧
O に対して大きくなるほど著しく、効率の推移はほぼ
直線的に低下する傾向を示す。当然のことながら、電源
回路の効率はその使用範囲において均等に高い値である
ことが望ましいが、図3の回路ではその降圧動作の原理
上、入力電圧VINが出力電圧VO より大きい場合には高
い効率を得ることができなかった。
【0009】従って本発明では、入力電圧VINが出力電
圧VO より大きく、回路が降圧動作状態となる範囲にお
いても高い効率が得られるような、昇降圧型コンバータ
として機能するスイッチング電源装置を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、入力端子とア
ース等の基準電位点との間に接続されたチョークコイル
とスイッチング素子の直列回路、チョークコイルとスイ
ッチング素子の接続点と基準電位点との間に接続され
た、直流阻止用コンデンサと転流用素子の直列回路、直
流阻止用コンデンサと転流用素子の接続点と出力端子と
の間に接続され、整流作用を担う、PNP型バイポーラ
トランジスタによるトランジスタ整流素子、トランジス
タ整流素子のベースと基準電位点との間に接続され、直
流阻止用コンデンサと転流用素子の接続点よりオン、オ
フ制御信号の供給を受けてトランジスタ整流素子の動作
を制御する、NPN型バイポーラトランジスタによる駆
動用トランジスタ、出力端子と基準電位点との間に接続
された平滑コンデンサ、を具備することを特徴とする
【0011】
【発明の実施の形態】本発明によるスイッチング電源装
置の第1の実施の形態としては、チョークコイルL1と
スイッチングトランジスタQ1の接続点とアースとの間
に、直流阻止用のコンデンサC3と転流用素子としての
コイルL2を直列に接続する。このコンデンサC3とコ
イルL2の接続点をトランジスタ整流素子としてのトラ
ンジスタQ2のエミッタに接続し、トランジスタQ2の
コレクタを出力端子2へ接続する。トランジスタQ2の
ベースは抵抗R4を介して駆動用トランジスタQ3のコ
レクタに接続し、さらに抵抗R5とコンデンサC4の直
列回路による補助バイアス回路を介してチョークコイル
L1の入力側の一端に接続する。駆動用トランジスタQ
3のエミッタはアースに接続し、ベースは抵抗R3を介
してコンデンサC3とコイルL2の接続点に接続する。
本発明の第2の実施の形態としては、第1の実施の形態
におけるチョークコイルL1とコイルL2を、それぞれ
トランスTの1次巻線と2次巻線に置き換える。
【0012】
【実施例】降圧動作においても高い効率が得られるよう
にした、本発明によるスイッチング電源装置の第1の実
施例を図1に示した。図1に示す回路の構成及び動作は
以下のようになっている。なお、図1において、図3中
に示されたのと同じ機能を果たす構成要素には同一の符
号を付与してある。入力端子1とアースとの間に、チョ
ークコイルL1とスイッチングトランジスタQ1を直列
に接続し、スイッチングトランジスタQ1のベースを制
御回路3のパルス出力端子POに接続する。
【0013】チョークコイルL1とスイッチングトラン
ジスタQ1の接続点に直流阻止用のコンデンサC3の一
端を接続し、コンデンサC3の他端をコイルL2を介し
てアースへ接続する。コンデンサC3の前記他端にPN
P型トランジスタによる整流素子としてのトランジスタ
Q2のエミッタを接続し、トランジスタQ2のコレクタ
を出力端子2へ接続する。トランジスタQ2のベース
を、コンデンサC4と抵抗R5の直列回路による補助バ
イアス回路4を介してチョークコイルL1の入力端子1
側の一端に接続し、さらにまた抵抗R4を介して駆動用
トランジスタQ3のコレクタに接続する。駆動用トラン
ジスタQ3のエミッタはアースに接続し、ベースは抵抗
R3を介してコンデンサC3の前記他端へ接続する。出
力端子2とアースの間に抵抗R1と抵抗R2の直列回路
及び平滑コンデンサC2を並列に接続し、抵抗R1と抵
抗R2の接続点を制御回路3の出力電圧検出端子FBへ
接続する。なお、C1はフィルタコンデンサである。
【0014】以上のような構成とした回路において、先
ずスイッチングトランジスタQ1がオフ状態となると、
チョークコイルL1にフライバック電圧が発生し、チョ
ークコイルL1とコンデンサC3の接続点(a)の電位
は入力電圧VINとフライバック電圧を合わせた値まで上
昇する。すると、接続点(a)の電位上昇により、コン
デンサC3を介してコンデンサC3とコイルL2の接続
点(b)の電位の上昇が誘導される。ここでトランジス
タQ2は、チョークコイルL1に発生したフライバック
電圧により、補助バイアス回路4及びコンデンサC3を
介してベース、エミッタ間に順方向バイアスを受け、さ
らに接続点(b)の電位上昇による駆動用トランジスタ
Q3のオン状態への移行により、ベースからアースへの
電流路が開通する。その結果、トランジスタQ2はオン
状態となり、入力端子1から供給されるエネルギー及び
チョークコイルL1のフライバック電圧によるエネルギ
ーがコンデンサC3及びトランジスタQ2を通過し、平
滑コンデンサC1の充電及び外部負荷への電力供給が行
われる。
【0015】次に、スイッチングトランジスタQ1がオ
ン状態となると、接続点(a)の電位はアース電位まで
低下し、また、入力端子1からチョークコイルL1、ス
イッチングトランジスタQ1の経路で電流が流れ、チョ
ークコイルL1にエネルギーが蓄積される。接続点
(a)の電位の低下により、コンデンサC3は、それま
での入力側から出力側へのエネルギー通過によって蓄積
された電荷の放電状態となる。これによって接続点
(b)の電位はアース電位よりも低くなり、またコイル
L2には、アースから接続点(a)の方向にコンデンサ
C3の放電電流が流れ、エネルギーの蓄積が行われる。
(このコイルL2の蓄積エネルギーは、スイッチングト
ランジスタQ1がオフ状態の時において接続点(b)の
電位上昇に寄与し、また、トランジスタQ2を介して外
部負荷に供給される。)
【0016】この時、トランジスタQ2は、ベースには
補助バイアス回路4を介して入力電圧VINが、エミッタ
には接続点(b)の電圧がそれぞれ印加されて逆バイア
スを受け、また、接続点(b)の電位低下による駆動用
トランジスタQ3のオフ状態への移行により、ベースか
らアースへの電流路が遮断される。その結果、トランジ
スタQ2はオフ状態となり、出力側から入力側へのエネ
ルギーの逆流が防止される。なお、図1に示す回路で
は、接続点(b)に現れる電圧は実質的に交流成分のみ
であるため、図3の回路における、駆動用トランジスタ
Q3が直流バイアスを受けないようにするためのコンデ
ンサC5が不要であり、コンデンサC5の放電路を形成
するダイオードD1も不要となっている。
【0017】ここで図1と図3の、それぞれの回路のト
ランジスタQ2の動作を比較すると、先ず図3に示す回
路のトランジスタQ2は、入力電圧VINが出力電圧VO
より低い範囲では、オン、オフを繰り返して同期整流動
作を行い、入力電圧VINが出力電圧VO より高い範囲で
は、非飽和領域での導通状態、非導通(オフ)状態を繰
り返してシリーズレギュレータ的な動作を行っていた。
これに対して図1に示す回路のトランジスタQ2は、入
力電圧VINと出力電圧VO の相互の状態に関係無くオ
ン、オフを繰り返して同期整流動作を行う。これは、図
1に示す回路では、トランジスタQ2のエミッタに現れ
る整流すべき電圧が、コンデンサC3の作用により接続
点(a)に現れる2値のステップ状電圧の交流成分だけ
であり、その大きさ(実効)はスイッチングトランジス
タQ1のオンデューティに応じて変化する。そのため、
トランジスタQ2に非飽和領域で動作させるほどにスイ
ッチングトランジスタQ1のオンデューティが小さくな
らないことに起因している。
【0018】このような動作により図1の回路の効率
は、図4の線(ロ)に示すように推移する。先にも述べ
たように、トランジスタQ2は入力電圧VINと出力電圧
O の相互の状態に関係無く同期整流動作を継続するた
め、入力電圧VINが出力電圧VO より高い範囲において
もトランジスタQ2における損失が増大しない。そのた
め回路の効率は、入力電圧VINの大きさの変化に対して
ほぼ横這いの傾向を示す。図3の回路と図1の回路の効
率の推移を比較すると、入力電圧VINが出力電圧VO
り低い領域と、入力電圧VINが出力電圧VO より高くと
もその差がわずかである領域においては、図1に示す回
路の方が、若干、効率が低くなる。これはコンデンサC
3とコイルL2によるステップ状電圧の交流変換に伴
い、コンデンサC3、コイルL2、そしてスイッチング
トランジスタQ1に発生する損失が増加するためであ
る。しかし、入力電圧VINが出力電圧VO より高い領域
においては、図1に示す回路の方が効率ははるかに高く
なる。
【0019】ちなみに、実際に作成した図3に示す従来
の回路の効率は、VIN<VO の範囲では90%前後であ
り、VIN=VO の付近でのピーク値は約93%、VIN
Oの範囲ではほぼ直線的に低下し、VIN=2VO とな
ると約50%まで低下する。これに対して、ほぼ同じ回
路条件で作成した図1に示す実施例の回路の効率は、お
よそ85%前後で横這いとなった。そして図3に示す回
路では、入力電圧VINを増加させると、所定の電圧値以
上で回路の動作が間欠することがあった。この間欠動作
状態となると、出力電圧に現れるリップルが増大する不
都合があり、入力電圧の上限値を制限し、適用範囲を狭
める結果となっていた。しかし図1に示す回路では間欠
動作状態とはならず、図3の回路が間欠動作状態となる
電圧値よりもはるかに高い電圧値まで出力電圧に異常が
現れない。従って図1に示す回路は、従来に比べて入力
電圧の適用範囲が広く、しかも適用範囲全域に渡ってほ
ぼ一定の高い効率を維持することができる。
【0020】図2には本発明によるスイッチング電源装
置の第2の実施例を示した。図2に示す回路は、図1に
示す回路におけるチョークコイルL1とコイルL2を、
それぞれトランスTの1次巻線N1と2次巻線N2に置
き換えたのものであり、その他の回路構成は同一となっ
ている。トランスTの1次巻線N1と2次巻線N2の巻
数比が図1におけるチョークコイルL1とコイルL2の
インダクタンス比と同じであれば、図2の回路の動作
は、主なるフライバックエネルギーの供給源が2次巻線
N2となる事の他は実質的に図1の回路と同じになり、
動作の説明は省略する。
【0021】なお、図1に示す回路において、コイルL
2をダイオード素子に置き換えても同様の動作を行わせ
ることができる。ただしダイオード素子の場合には、コ
イルL2の時に比べて効率は低下する。また、図1及び
図2に示す回路において、駆動用トランジスタQ3の動
作タイミングを調整するために、抵抗R3に対して並列
あるいは直列に容量素子を接続し、さらにまた、駆動用
トランジスタQ3のベースとアースとの間に抵抗あるい
はダイオード素子を接続することが有る。言うまでもな
く、本発明の本質を損なわない程度の変形が可能であ
り、実施例に限定されるものではない。
【0022】
【発明の効果】以上に述べたように本発明のスイッチン
グ電源装置は、入力端子とアースとの間に接続したチョ
ークコイルとスイッチング素子の直列回路の、そのチョ
ークコイルとスイッチング素子の接続点とアースとの間
にコンデンサとコイルの直列回路を設け、コンデンサと
コイルの接続点に得られる交流電圧をトランジスタ整流
素子により整流するようにしたものである。これによ
り、電源回路が降圧動作を行う高い入力電圧の範囲にお
いても効率が低下せず、高効率を維持することができ
る。また、従来の回路に比較して入力電圧が高くとも間
欠動作状態とならず、入力電圧の適用範囲を広くするこ
とができる。従って本発明によれば、適用範囲が広く、
しかも、その適用範囲の全域に渡って高い効率が得られ
るスイッチング電源装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるスイッチング電源装置の第1の
実施例の回路図。
【図2】 本発明によるスイッチング電源装置の第2の
実施例の回路図。
【図3】 特願平5−307520号にかかるスイッチ
ング電源装置の回路図。
【図4】 図1及び図3に示された回路の、入力電圧に
対する効率の推移を示す図。
【符号の説明】
1 入力端子 2 出力端子 3 制御回路 4 補助バイアス回路 Q1 スイッチングトランジスタ Q2 整流素子としてのトランジスタ Q3 駆動用トランジスタ L1 チョークコイル C3 直流阻止用のコンデンサ L2 転流用素子としてのコイル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力端子とアース等の基準電位点との間
    に接続されたチョークコイルとスイッチング素子の直列
    回路、 該チョークコイルと該スイッチング素子の接続点と基準
    電位点との間に接続された、直流阻止用コンデンサと転
    流用素子の直列回路、 該直流阻止用コンデンサと該転流用素子の接続点と出力
    端子との間に接続され、整流作用を担う、PNP型バイ
    ポーラトランジスタによるトランジスタ整流素子、 該トランジスタ整流素子のベースと基準電位点との間に
    接続され、該直流阻止用コンデンサと該転流用素子の接
    続点よりオン、オフ制御信号の供給を受けて該トランジ
    スタ整流素子の動作を制御する、NPN型バイポーラト
    ランジスタによる駆動用トランジスタ、 該出力端子と基準電位点との間に接続された平滑コンデ
    ンサ、 を具備することを特徴とするスイッチング電源装置。
  2. 【請求項2】 前記転流用素子がインダクタンス素子で
    あることを特徴とする、請求項1に記載したスイッチン
    グ電源装置。
  3. 【請求項3】 前記トランジスタ整流素子のベースと前
    記チョークコイルの入力端子側の一端との間に接続した
    補助バイアス回路を有することを特徴とする、請求項1
    あるいは請求項2に記載したスイッチング電源装置。
  4. 【請求項4】 入力端子とアース等の基準電位点との間
    に接続されたトランスの1次巻線とスイッチング素子の
    直列回路、 該1次巻線と該スイッチング素子の接続点と基準電位点
    との間に接続された、直流阻止用コンデンサと前記トラ
    ンスの2次巻線の直列回路、 該直流阻止用コンデンサと該2次巻線の接続点と出力端
    子との間に接続され、整流作用を担う、PNP型バイポ
    ーラトランジスタによるトランジスタ整流素子、 該トランジスタ整流素子のベースと基準電位点との間に
    接続され、該直流阻止用コンデンサと該2次巻線の接続
    点よりオン、オフ制御信号の供給を受けて該トランジス
    タ整流素子の動作を制御する、NPN型バイポーラトラ
    ンジスタによる駆動用トランジスタ、 該出力端子と基準電位点との間に接続された平滑コンデ
    ンサ、 を具備することを特徴とするスイッチング電源装置。
  5. 【請求項5】 前記トランジスタ整流素子のベースと前
    記1次巻線の入力端子側の一端との間に接続した補助バ
    イアス回路を有することを特徴とする、請求項4に記載
    したスイッチング電源装置。
  6. 【請求項6】 前記補助バイアス回路が、抵抗とコンデ
    ンサの直列回路よりなることを特徴とする、請求項3あ
    るいは請求項5に記載したスイッチング電源装置。
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