JPH09148887A - 適応フィルタ - Google Patents

適応フィルタ

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JPH09148887A
JPH09148887A JP32362995A JP32362995A JPH09148887A JP H09148887 A JPH09148887 A JP H09148887A JP 32362995 A JP32362995 A JP 32362995A JP 32362995 A JP32362995 A JP 32362995A JP H09148887 A JPH09148887 A JP H09148887A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】循環型適応フィルタの係数計算の軽減と安定性
の向上を図るフィルタの提供。 【解決手段】係数値を可変設定可能な循環型ディジタル
フィルタにおいて、予め発散現象が起こらないフィルタ
係数を格納したメモリと、該メモリの読み出し位置を差
し示すポインタと、該ポインタに対してフィルタ入力信
号とフィルタ出力信号を用いて所定の適応アルゴリズム
に基づき適応的に係数格納位置を算出する適応制御器を
設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は適応フィルタに関
し、特に適応信号処理を必要とする分野、例えばエコー
キャンセラ等のフィルタリングを必要とする分野の装置
において、係数計算量を軽減する適応フィルタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の適応フィルタの構成と動作につい
て図面を参照して以下に説明する。
【0003】図5は、従来の適応FIR(Finite Impul
se Responce)フィルタの構成を示すブロック図であ
り、図6は、従来の適応IIR(Infinite Impulse Res
ponce)フィルタの構成を示すブロック図である。
【0004】図5において、503は所定のFIRフィ
ルタ適応アルゴリズムに基づいてフィルタ係数値を算出
する適応制御器、505はフィルタ演算中の積和演算の
中の加算処理を行う加算器、506a〜506fはフィ
ルタ演算の積和演算において係数との乗算処理を行う係
数乗算器、507a〜507eは単位時間分データの流
れを遅らせる単位遅延である。
【0005】また、図6において、603は所定のII
Rフィルタ適応アルゴリズムに基づいてフィルタ係数値
を算出する適応制御器、605a、605bはフィルタ
演算中の積和演算の中の加算処理を行う加算器、606
a〜606eはフィルタ演算の積和演算において係数と
の乗算処理を行う係数乗算器、607a、607bは単
位時間分データの流れを遅らせる単位遅延である。
【0006】一般にフィルタの種類を分類すると、循環
型フィルタと、非循環型フィルタとに大別することがで
きる。
【0007】循環型は一般には、信号の帰還経路を有
し、過去のフィルタリングの結果が現在のフィルタリン
グの結果に少なからずも影響を与えている。フィルタ入
力に対してインパルス信号を入力した場合、すなわち全
周波数帯域に信号成分を持つ信号を入力した場合、一般
には無限に応答が続くことが多いため、「無限インパル
ス応答(IIR:Infinite Impulse Responce)フィル
タ」と呼ばれている。
【0008】もっとも極めて稀な場合として、有限のイ
ンパルス応答(FIR:Finite Impulse Responce)を
示す例外も存在するが殆どの循環型フィルタはIIRフ
ィルタと呼んでも差し支えがない。
【0009】逆に、非循環型は、一般には信号の帰還経
路が設けられず、過去のフィルタリングの結果は現在の
フィルタリングの結果に影響を与えることはない。同様
にフィルタ入力に対してインパルス信号を入力した場
合、すなわち全周波数帯域に信号成分を持つ信号を入力
した場合、一般には無限に応答が続くことが無いため
に、「有限インパルス応答(FIR:Finite Impulse R
esponce)フィルタ」と呼ばれている。
【0010】循環型フィルタ、非循環型フィルタの各々
の伝達関数は、良く知られているように(一般にディジ
タルフィルタを説明する刊行物(例えば、三谷政昭著、
「ディジタルフィルタデザイン」、昭和62年4月20
日初版第1刷、昭晃堂発行、武部幹著、「ディジタルフ
ィルタの設計」、1986年1月25日第1刷(198
8年6月15日第2刷)、東海大学出版会発行、等多数
の文献)参照)、次式(1)のような伝達関数を有して
いる。
【0011】 y(n)=Σa(k)u(n-k)+Σb(k)y(n-k) …(1)
【0012】ここで、y(n)は出力信号であり、a
(k)は順方向のフィルタ係数値である。u(n−k)
は入力信号であり、b(k)は帰還系のフィルタ係数で
ある。y(n−k)は過去(サンプル時刻n−k)のフ
ィルタ出力値を表わしている。
【0013】非循環型フィルタの伝達関数は、上式
(1)の右辺の第2項目が存在しない形の伝達関数であ
り、循環型フィルタの伝達関数は、上式(1)の右辺の
第2項目が存在し、第1項目はあっても無くても一般に
はIIRフィルタと呼んでいる。
【0014】これらのフィルタの特徴として、循環型フ
ィルタは少ないフィルタの次数で急峻なフィルタのカッ
トオフ特性を得ることができる反面、帰還系のフィルタ
係数b(k)の値の選択によっては発散したり発振した
りする可能性があり、系の安定性を十分考慮した係数値
を用いる必要がある。
【0015】一方、非循環型は急峻なフィルタのカット
オフ特性を得ることは難しい。勿論多くの次数を有すれ
ば急峻な特性を得ることができるが、遅延特性(位相特
性)が悪くなる。しかし、非循環型であるがゆえにフィ
ルタ係数a(k)の値の選択によって発散したり発振し
たりする可能性はなく、系の安定性の考慮は不要であ
る。
【0016】これらのフィルタに対して、入力信号/出
力信号の時系列変化に応じてシステムの伝達関数を再構
成する必要が生じてくる場合がしばしばある。例えばシ
ステム同定(system identification)を行うシステム
や電話などのエコーを除去するシステム等において入力
信号/出力信号の時系列変化に応じてシステムの伝達関
数を再構成する要求が発生する。
【0017】このようなシステムの伝達関数を再構成す
る方法として、順方向のフィルタ係数a(k)や帰還系
のフィルタ係数b(k)をそれぞれ入力信号/出力信号
の時系列変化に応じて変化をさせてやることにより、図
5及び図6に示したフィルタ構成を実現することが可能
とされ、これを「適応フィルタ(Adaptive Filter)」
と呼んでいる。
【0018】図5は、6タップのFIRフィルタに対し
適応化を行った適応フィルタの構成例を示し、この適応
フィルタは、入力信号と出力信号を用いて適応制御器5
03によって予め定められた適応アルゴリズムに基づき
計算された係数値が各々の係数乗算器506a〜506
fに供給される。
【0019】この適応制御器503からの係数値により
各々係数乗算器506a〜506fは、各単位遅延50
7a〜507eに保持されているサンプリング信号と係
数値との乗算処理を行なう。
【0020】各係数乗算器506a〜506fの乗算処
理結果を加算器505を用いて積和演算してフィルタリ
ングを行う。
【0021】次に、単位遅延507a〜507eに保持
されているデータをシステムのクロックに同期したタイ
ミングで前段の単位遅延から次段の単位遅延は新しい信
号を受け取る。
【0022】ここで適応アルゴリズムとしては、各種ア
ルゴリズムが現在提案されている。例えば、線形予測
(linear prediction)を用いたアルゴリズムや最小2
乗平均誤差(least mean squares error)を最小にする
方式を始めとしたもの等さまざまなものが適応予測器5
03の適応アルゴリズムとして割り当てられている(Si
mon Haykin著、「適応フィルタ」等参照)。
【0023】図6においては、バイカッド(Biquad)型
IIRフィルタに対し理論上の適応化を行ったフィルタ
が示されている。
【0024】動作としては、従来の一般のフィルタ理論
の文献に説明されているとおりのものであり、基本的動
作には変わり無いが、入力信号と出力信号を用いて適応
制御器503によって予め定められた適応アルゴリズム
に基づき計算された係数値が各々の係数乗算器506a
〜506fに供給されて、前述と同様にして積和演算が
なされる。
【0025】しかし、前述したように一般的なフィルタ
の特徴は、この適応フィルタにも引き継がれているた
め、図6に示すような循環型フィルタはフィルタ係数計
算によってはその係数値の組み合わせによって不安定な
系となる可能性があり、このため一般の実現法として
は、やむなく図5に示すような非循環型フィルタを多段
接続して実現している場合がほとんどであり、通常図6
に示すような循環型フィルタでの実現は行われていな
い。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の適応フィルタでは、FIR型においては非循環型のた
め過去の入力/出力信号に依存せず容易に適応化が図れ
るが、循環型であるIIR型においては入力/出力信号
の値や中間のノードの値、適応フィルタの各時点での係
数値の組み合わせにより、偶然にシステム全体の伝達関
数が発散する組み合わせが場合により起こり得るため
に、適応フィルタの係数計算上で発振の起こる可能性の
ある組み合わせを判断し、それらの係数値の出現を抑え
る必要が発生し、その条件を除外させるためさらに計算
量を増加させることになる。
【0027】従って、本発明は、上記問題点に鑑みてな
されたものであって、循環型適応フィルタの係数計算の
軽減と安定性の向上を図る適応フィルタを提供すること
を目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、係数値が可変に設定可能な循環型ディジ
タルフィルタにおいて、予め発散現象が起こらないフィ
ルタ係数を格納した記憶手段と、前記記憶手段の読み出
し位置を差し示すポインタ手段と、該ポインタ手段に対
してフィルタ入力信号とフィルタ出力信号を用いて所定
の適応アルゴリズムに基づき適応的に係数格納位置を算
出する適応制御手段と、を有することを特徴とする適応
フィルタを提供する。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して以下に説明する。
【0030】[実施形態1]図1及び図2を参照して、
本発明の第1の実施形態を説明する。図1は、本発明の
第1の実施形態の構成概念を説明するための模式図であ
り、図2は、本発明の第1の実施形態の構成を示すブロ
ックである。
【0031】図1において、101はIIR型の適応フ
ィルタとして予め発振が起こらないように求められた、
係数乗算器に供給する係数のセット(集合)が格納され
たフィルタ係数テーブル、102はフィルタ係数テーブ
ル101のアドレスを出力する適応ポインタ、103は
フィルタの入力信号と出力信号を入力し予め定められた
所定の適応アルゴリズムに基づき最適な係数セットのア
ドレスを算出する適応制御器である。
【0032】また、図2において、201は適応フィル
タとして予め発振が起こらないように求められた係数の
セットが格納された2次バイカッドフィルタのフィルタ
係数テーブル、202はフィルタ係数テーブル201の
アドレスを示す適応ポインタ、203はフィルタ入力信
号と出力信号を入力し予め定められた所定の適応アルゴ
リズムに基づき最適な係数セットのアドレスを算出する
適応制御器、204は該フィルタ係数テーブル201か
ら読み出した係数値を一時的に保持する係数レジスタ、
205a、205bはフィルタ演算中の積和演算の中の
加算処理を行う加算器、206a、206bはフィルタ
演算の積和演算において係数との乗算処理を行う係数乗
算器、207a、207bは単位時間分データの流れを
遅らせる単位遅延である。
【0033】本実施形態の原理について図1を参照して
以下に説明する。
【0034】適応制御器103では、フィルタに対する
入力信号とフィルタ自身の出力信号を用いて所定の適応
アルゴリズムにより、フィルタ係数テーブル101に格
納されているフィルタ係数の中から最適な係数セットの
アドレスを算出する。
【0035】適応制御器103にて算出されたアドレス
は、適応ポインタ102に格納され、フィルタ係数テー
ブル101の係数セットのアドレスとして用いられる。
【0036】適応ポインタ102によって指示されたア
ドレスに該当するフィルタの係数セットがフィルタ係数
テーブル101から読み出され、フィルタ回路へと送出
される。
【0037】このことを随時繰り返すことにより係数乗
算器の係数を最適値に可変させてフィルタリングを行
う。特に、本実施形態においては、フィルタ係数テーブ
ル101に格納される係数は、フィルタが発振すること
がないような値に予め定められているため、選択された
係数値による発振は回避されると共に、発振防止のため
の計算が不要とされるという作用効果を奏するものであ
る。
【0038】次に、本実施形態を2次バイカッドフィル
タに適用した構成例を図2を参照してその動作を説明す
る。
【0039】入力信号と出力信号を用いて適応制御器2
03は所定の適応アルゴリズムにより、フィルタ係数テ
ーブル201に格納されているフィルタ係数のうちから
最適な係数セットのアドレスを算出し、算出されたアド
レスは、適応ポインタ202に格納されフィルタ係数テ
ーブル201の係数セットのアドレスとして用い、適応
ポインタ202によって差し示されたアドレスに該当す
るフィルタの係数セットがフィルタ係数テーブル201
から読み出され係数レジスタ204へと送られる。フィ
ルタ係数テーブル201からの係数セット出力を係数レ
ジスタ204が保持し、係数乗算器206a〜206e
へと各々の係数が送られる(係数レジスタ204のa
0、a1、a2は係数乗算器206c〜206eに設定
され、b1、b2は係数乗算器206b、206aに設
定される)。
【0040】新たな入力信号と1つ前のサンプリング時
刻で単位遅延207a、207bに保持されていた値と
係数乗算器206a、206eにより乗算処理をする。
【0041】乗算結果は図2の矢印で示した加算器20
5a、205bのそれぞれ対応するところへ入力され
る。
【0042】このことを随時繰り返すことによりフィル
タリングを行う。予め発振しないように定められている
ため、係数値による発振は防げることとなり、発振防止
のための計算が不要となる。
【0043】[実施形態2]図3及び図4を参照して、
本発明の第2の実施形態を以下に説明する。図3は、本
発明の第2の実施形態の構成概念を説明するための模式
図であり、図4は、本発明の第2の実施形態の構成例を
示すブロック図である。
【0044】図3において、301は適応フィルタとし
て予め発振が起こらないように求められた係数のセット
が格納されたフィルタ係数テーブル、302はフィルタ
係数テーブル301のアドレスを示す適応ポインタ、3
03はフィルタの入力信号と出力信号を入力し予め定め
られた所定の適応アルゴリズムに基づき最適な係数セッ
トのアドレスを算出する適応制御器である。
【0045】図4において、401は適応フィルタとし
て予め発振が起こらないように求められた係数のセット
が格納された2次バイカッドフィルタのフィルタ係数テ
ーブル、402はフィルタ係数テーブル401のアドレ
スを示す適応ポインタ、403はフィルタの入力信号と
出力信号を入力し予め定められた所定の適応アルゴリズ
ムに基づき最適な係数セットのアドレスを算出する適応
制御器、404はフィルタ係数テーブル401から読み
出した係数値を一時的に保持する係数レジスタ、405
a、405bはフィルタ演算中の積和演算の中の加算処
理を行う加算器、406a、406bはフィルタ演算の
積和演算において係数との乗算処理を行う係数乗算器、
407a、407bは単位時間分データの流れを遅らせ
る単位遅延である。
【0046】本発明の第2の実施形態の原理を図3を参
照して以下に説明する。
【0047】本実施形態は、前記第1の実施形態に、さ
らに汎用性を向上させるべく、フィルタ係数テーブルを
複数持たせ、所定の選択信号により伝達関数をも選択で
きるようにしたものである。
【0048】適応制御器303は、フィルタに対する入
力信号とフィルタ自身の出力信号を用いて所定の適応ア
ルゴリズムにより、フィルタ係数テーブル301に格納
されているフィルタ係数の中から最適な係数セットのア
ドレスを算出する。
【0049】算出されたアドレスは、適応ポインタ30
2に格納されフィルタ係数テーブル301の係数セット
のアドレスとして用いられる。
【0050】適応ポインタ302はテーブル選択信号と
適応制御器303からのアドレス値を用いて正規のアド
レス値を合成する。なお、テーブル選択信号は適応制御
器303により生成され適応ポインタ302により保持
することにより複数のフィルタ係数テーブル301のう
ち選択された一つを指示する。
【0051】適応ポインタ302によって差し示された
アドレスに該当するフィルタの係数セットがフィルタ係
数テーブル301から読み出されフィルタ回路へと送出
される。
【0052】このことを随時繰り返すことによりフィル
タリングを行う。係数セットはフィルタが予め発振しな
いように定められているため、係数値による発振は回避
されることになり、発振防止のための計算が不要とされ
ている。
【0053】次に、本実施形態の2次バイカッドフィル
タに適用した構成例を図4を参照してその動作について
説明する。
【0054】入力信号と出力信号を用いて適応制御器4
03により所定の適応アルゴリズムにより、フィルタ係
数テーブル401に格納されているフィルタ係数のうち
から最適な係数セットのアドレスを算出させる。
【0055】算出されたアドレスは、適応ポインタ40
2に格納されフィルタ係数テーブル401の係数セット
のアドレスとして用いられる。
【0056】適応ポインタ402はテーブル選択信号と
適応制御器403からのアドレス値を用いて正規のアド
レス値を合成する。
【0057】適応ポインタ402によって差し示された
アドレスに該当するフィルタの係数セットがフィルタ係
数テーブルから読み出され係数レジスタ404へと送ら
れる。フィルタ係数テーブル401からの係数セット出
力を係数レジスタ404は保持し、係数乗算器406a
〜406eへと各々の係数が送られる。
【0058】新たな入力信号と1つ前のタイミングで単
位遅延407a、407bに保持されていた値と係数乗
算器406a〜406eにより乗算処理をする。
【0059】乗算結果は、図4の矢印で示した加算器4
05a、405bのそれぞれ対応するところへ入力され
る。
【0060】このことを随時繰り返すことによりフィル
タリングを行う。予め発振しないように定められている
ため、係数値による発振は防げることとなり、発振防止
のための計算が不要となる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
予め発振現象の発生が起こらないフィルタ係数のセット
を複数用意し、その係数のセットの中から選択すること
により循環型適応フィルタの係数計算の軽減と安定性の
向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の構成概念を示す図で
ある。
【図2】本発明の第1の実施形態の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図3】本発明の第2の実施形態の構成概念を示す図で
ある。
【図4】本発明の第2の実施形態の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図5】従来の適応FIRフィルタの構成例を示す図で
ある。
【図6】従来の適応IIRフィルタの構成例を示す図で
ある。
【符号の説明】
101 フィルタ係数テーブル 102 適応ポインタ 103 適応制御器 201 フィルタ係数テーブル 202 適応ポインタ 203 適用制御器 204 係数レジスタ 205a、205b 加算器 206a、206b 係数乗算器 207a、207b 単位遅延 301 フィルタ係数テーブル 302 適応ポインタ 303 適応制御器 401 フィルタ係数テーブル 402 適応ポインタ 403 適用制御器 404 係数レジスタ 405a、405b 加算器 406a〜406e 係数乗算器 407a、407b 単位遅延 503 適応制御器 505 加算器 506a〜506f 係数乗算器 507a〜507e 単位遅延 603 適応制御器 605a、605b 加算器 606a、606e 係数乗算器 607a、607b 単位遅延

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】係数値が可変に設定可能な循環型ディジタ
    ルフィルタにおいて、 予め発散現象が起こらないフィルタ係数を格納した記憶
    手段と、 前記記憶手段の読み出し位置を差し示すポインタ手段
    と、 該ポインタ手段に対してフィルタ入力信号とフィルタ出
    力信号を用いて所定の適応アルゴリズムに基づき適応的
    に係数格納位置を算出する適応制御手段と、 を有することを特徴とする適応フィルタ。
  2. 【請求項2】前記予め発散現象が起こらないフィルタ係
    数を格納した記憶手段を複数備え、 前記複数の記憶手段の一つを選択する信号と前記係数格
    納位置とを用いて正規のアドレス値を合成して前記フィ
    ルタ係数が取り出され、伝達関数が選択自在とされたこ
    とを特徴とする請求項1記載の適応フィルタ。
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