JPH09146908A - 問題解決方法 - Google Patents

問題解決方法

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JPH09146908A
JPH09146908A JP7299889A JP29988995A JPH09146908A JP H09146908 A JPH09146908 A JP H09146908A JP 7299889 A JP7299889 A JP 7299889A JP 29988995 A JP29988995 A JP 29988995A JP H09146908 A JPH09146908 A JP H09146908A
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JP
Japan
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solution
equation
problem solving
neural network
solutions
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Application number
JP7299889A
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English (en)
Inventor
Makoto Ishii
信 石井
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ATR NINGEN JOHO TSUSHIN KENKYU
ATR Advanced Telecommunications Research Institute International
Original Assignee
ATR NINGEN JOHO TSUSHIN KENKYU
ATR Advanced Telecommunications Research Institute International
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Filing date
Publication date
Application filed by ATR NINGEN JOHO TSUSHIN KENKYU, ATR Advanced Telecommunications Research Institute International filed Critical ATR NINGEN JOHO TSUSHIN KENKYU
Priority to JP7299889A priority Critical patent/JPH09146908A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 イジングスピンを用いたニューラルネットワ
ークモデルにより求めた解に比し、良い解を得ることで
ある。 【解決手段】 この発明は、ポッツスピンを用いた非平
衡なニューラルネットワークモデルを用いて複数のカオ
ス解Va,n を得るステップ(S1〜S7)および複数の
カオス解Va,n によって得られた複数の解Sa,n が表現
している巡回路の中から最短のものを選び、それを巡回
セールスマン問題(TSP)の解とするステップS8を
含む。このような処理をすることで、イジングスピンを
用いたニューラルネットワークモデルにより求めた解に
比し、良い解を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、最適化問題を解く
ための問題解決方法に関し、特に、ポッツスピンを用い
た非平衡なニューラルネットワークモデルを用いる問題
解決方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の問題解決方法に用いるニューラル
ネットワークモデルは、たとえば、(1)Hopfield, J.
J.,and D.W.Tank (1985). Biological Cybernetics,
52. 、(2)Nozawa,H. (1992).CHAOS,2. に開示され
ている。文献(1)は、ホップフィールドニューラルネ
ットワークモデルについて開示している。文献(2)
は、カオスニューラルネットワークモデルについて開示
している。
【0003】まず、ホップフィールドニューラルネット
ワークモデルについて説明する。多くの組合せ最適化問
題は0あるいは1をとる変数Sn についての2次形式で
表わされたエネルギE(S)の最小化問題として形式化
できる。エネルギE(S)は、次式で表わされる。
【0004】
【数1】
【0005】このエネルギE(S)は解としての制約条
件を含む。ここで、WnmとJn は問題ごとに決められる
パラメータである。アナログホップフィールドモデル
(ホップフィールドニューラルネットワークモデル)は
このエネルギの最小化問題をアナログ変数Vn ∈[0,
1]を用いた以下の微分方程式で解くモデルである。
【0006】
【数2】
【0007】ここで、τは時定数、Un (t)は内部変
数、tは時間、G(Un (t))はシグモイド関数を示
す。Tは、温度パラメータと呼ばれるものである。温度
Tが0の極限で、この微分方程式の安定平衡解は元のエ
ネルギE(S)の局所解に一致することがわかる。した
がって、比較的小さなTを用いて上記の微分方程式の安
定平衡点を求めると組合せ最適化問題の解に対応してい
ることが期待できる。
【0008】次にカオスニューラルネットワークモデル
について説明する。上述したアナログホップフィールド
モデルは、必ずいずれかの安定平衡点で平衡となる。し
たがって、初期値によっていずれの解が得られるかが決
まる。平衡とならないものとして、カオスニューラルネ
ットワークでは、以下の離散時間の非平衡力学系を用い
る。ただし、ここでは元の文献における方程式を変数変
換によりわかりやすくしているが、全く等価なモデルで
ある。
【0009】
【数3】
【0010】ここで、κは、時間差分を表わすパラメー
タ、αは抑制的自己結合を示している。上記した文献
(2)によると、このモデルは、アナログホップフィー
ルドモデルよりも大幅に性能が良いことがわかってい
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記したアナログホッ
プフィールドモデル(ホップフィールドニューラルネッ
トワークモデル)においては、十分に小さなTを用いな
いと解としての制約条件を満たしたものが得られない一
方で、小さなTでは解のばらつきが非常に大きく良い解
が得られにくいという問題点がある。
【0012】また、アナログホップフィールドモデルに
おいては、ばらつきが大きいために初期値依存性が大き
い。すなわち、解が良くないため実用には適さないとい
う問題点がある。
【0013】上記したカオスニューラルネットワークモ
デルにおいては、実験によれば比較的大規模な問題につ
いては性能がさほど良いわけではないという問題点があ
る。
【0014】この発明は、以上のような問題点を解決す
るためになされたもので、イジングスピンを用いたニュ
ーラルネットワークモデル(たとえば、上記したホップ
フィールドニューラルネットワークモデルやカオスニュ
ーラルネットワークモデルなどである)により求めた解
に比し、良い解を得ることができる問題解決方法を提供
することを目的とする。
【0015】この発明の他の目的は、問題の規模が大き
くなっても必ず解を得ることができる問題解決方法を提
供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の発明に
係る問題解決方法は、最適化問題の解を出すための問題
解決方法であって、ポッツスピンを用いたニューラルネ
ットワークモデルに基づき、カオス解を求めるステップ
と、カオス解を繰返し求めるステップと、繰返し得られ
た複数のカオス解によって得られた複数の解の中から、
最適化問題の解を選択するステップとを含む。
【0017】このように、ポッツスピンを用いた非平衡
なニューラルネットワークモデルにより最適化問題の解
を出す。
【0018】このため、イジングスピンを用いたニュー
ラルネットワークモデルにより求めた解に比し、良い解
を得ることができる。
【0019】さらに、ポッツスピンを用いているため、
可能なカオス解はN次元の超格子上にあり、そのカオス
解の数はNN である。これに対し、イジングスピンを用
いた場合は、可能な解はN×N次元の超立方体の端点上
にあり、その解の数は
【0020】
【数4】
【0021】である。このように、イジングスピンを用
いる場合に比し、探索すべき次元が小さくてすみ、高速
で処理を行なうことができる。
【0022】さらに、非平衡なニューラルネットワーク
モデルであるため、問題の規模が大きくなっても必ず最
適解あるいは準最適解を得ることができる。
【0023】さらに、アニーリング法を用いていないた
め、ハードウェア化が可能である。好ましくは、複数の
カオス解によって得られた複数の解の各々について、ヒ
ューリスティクスを適用し、複数のカオス解によって得
られた複数の解を修正するステップをさらに含む。
【0024】このように、ヒューリスティクスにより複
数のカオス解によって得られた複数の解を修正し、修正
した複数のカオス解によって得られた複数の解の中か
ら、最適化問題の解を選択する。
【0025】このため、カオス解のランダムな部分の影
響を少なくでき、さらに良い解を得ることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
問題解決方法について図面を参照しながら説明する。
【0027】(実施の形態1)従来の技術の欄で説明し
た2つの問題解決方法は、イジングスピン系を用いたニ
ューラルネットワークモデルを用いていたのに対し、実
施の形態1による問題解決方法は、ポッツスピン系を用
いたニューラルネットワークモデルであって、かつ、非
平衡力学系(ポッツスピン系を用いた非平衡なニューラ
ルネットワークモデル)を用いている。これにより、実
施の形態1による問題解決方法は、従来の問題解決方法
に比し、大幅に性能を良くすることができる。以下、詳
細に説明する。
【0028】アナログホップフィールドニューラルネッ
トワークモデルは、通常そのリアプノフ(Lyapunov)関
数の極小解に収束し、シグモイド(sigmoid )出力関数
の傾斜が大きくなるとリアプノフ関数はエネルギ関数と
ほぼ等しくなる。この性質を利用して、アナログホップ
フィールドニューラルネットワークモデルは、2次式に
よるエネルギ関数の最小化として定義される組合せ最適
化問題に応用することができる。このアナログホップフ
ィールドニューラルネットワークモデルは、ボルツマン
マシン(Boltzmann machine )の平均場近似(以下、
「MFT」という)と等価である。アナログホップフィ
ールドニューラルネットワークモデルのリアプノフ関数
はMFTの自由エネルギ関数に対応する。
【0029】問題の規模が非常に小さい場合でなけれ
ば、アナログホップフィールドニューラルネットワーク
モデルは組合せ最適化問題を解くための良いアルゴリズ
ムではないことがわかっている。比較的大規模の問題に
ついては、ニューラルネットワークモデルによるアプロ
ーチはさらにいくつかのメカニズムを必要とする。その
1つが、シグモイド関数の傾きを徐々に大きくしていく
ことである。これはMFTでは「温度」を徐々に低くし
ていくことに相当し、統計力学ではアニーリング(anne
aling )と呼ばれる。このアルゴリズムが平均場アニー
リング(以下、「MFA」という)である。徐々に温度
を下げていく間に、MFT解の多くの分岐が生じる。M
FA手順におけるこの分岐のプロセスを調査した結果、
MFAにはある限界があることがわかっている。
【0030】ホップフィールドニューラルネットワーク
モデルのカオス版が、小規模の巡回セールスマン問題
(以下、「TSP」という)の最適解をほぼ100%見
いだすことができることが示されている。このモデル
は、自己ループを備えたホップフィールドニューラルネ
ットワークモデルのオイラー差分方程式に基づいてお
り、このモデルはカオスニューラルネットワークモデル
(以下、「CNN」という)と呼ばれる。自己ループを
備えた微分方程式から由来するオイラー差分方程式が、
たとえ元の微分方程式が安定解を持つ場合でもカオス解
を持つことが知られている。
【0031】TSP、グラフ分割問題、Nクイーン問題
(N-Queen 問題)などにおいて、ニューラルネットワー
ク表現は共通の構造を有する。すなわち、いくつかの変
数について、その和は1でなければならない。この特性
に注目して、MFAアプローチにおいて、ポッツ(Pott
s )スピンシステムを用いることができる。このポッツ
ニューラルネットワークモデルはかなり大規模の問題に
も応用できる。一方で、ポッツ平均場アニーリング(以
下、「PMA」という)手続は、最適解を得るにはある
限界があることがわかっている。
【0032】そこで、最適化問題を解くための別のアプ
ローチとして、実施の形態1による問題解決方法におい
ては、ポッツニューラルネットワークモデルのカオス版
を用いる。このモデルを、カオスポッツスピンモデル
(以下、「CPS」という)と呼ぶ。
【0033】ポッツニューラルネットワークモデルにつ
いて説明する。いくつかのNP完全問題は、(M×N)
次元のポッツスピン変数Sa,n (=0または1)の2次
のエネルギ最小化問題として以下のように記述すること
ができる。
【0034】
【数5】
【0035】ここで、以下の制約条件が満足されなけれ
ばならない。
【0036】
【数6】
【0037】さらに、Wa,n ; b,m =Wb,m ; a,n が成
り立つとする。パラメータWおよびIの値は各問題につ
いて決定される。ポッツスピンモデルのMFTにおい
て、2値変数Sa,n が1をとる確率を表わすアナログ変
数Va,n ∈[0,1]を導入する。これらのアナログ変
数は以下の制約条件を満足しなければならない。
【0038】
【数7】
【0039】ポッツスピンモデルのMFTにおいて、自
由エネルギFとエネルギEとは以下のように与えられ
る。
【0040】
【数8】
【0041】ここで、Tは統計力学における温度に対応
している。ポッツスピンにおけるMFT自由エネルギ関
数Fの極小点は以下の定常条件を満足する。
【0042】
【数9】
【0043】これは、ポッツMFT方程式と呼ばれる。
ここで、Ua,n は内部変数、Hn (Ua )は出力関数を
示す。このポッツMFT方程式の解は、式(9)の極小
値である。なお、ポッツMFT方程式については、たと
えば、Peterson, C., and B.Soderberg (1989).Inte
rnational Journal of Neuarl Systems, 1. に開示され
ている。ポッツMFT方程式の解は、連続時間ポッツス
ピンモデルを用いて得ることができ、これは以下のよう
な微分方程式である。
【0044】
【数10】
【0045】ここで、τは、時定数、tは時間を示す。
また、ポッツMFT方程式の解は、非同期ポッツMFT
方程式を用いて得ることができ、これは以下のような差
分方程式である。
【0046】
【数11】
【0047】連続時間モデル(式(11))において、
自由エネルギ(式(9))は常に時間とともに減少する
リアプノフ関数であり、ポッツMFT方程式(式(1
0))は安定平衡点(極小点)で満足される。ここで、
どのa,n,mに対しても、次式を満足すると仮定す
る。
【0048】
【数12】
【0049】式(13)は、式(12)についても成り
立つ。十分な高温において(T→∞)、自由エネルギ
(式(9))はエントロピー項、すなわち式(9a)の
右辺の第2項によって支配され、唯一の極小値がある。
十分な低温では(T→0)、自由エネルギ関数F(式
(9a))はエネルギ関数E(式(9b))とほぼ等し
い。加えて、エネルギ関数の極小値は、もし、Wa,
n ; a,n =0であるならば、超立方体の角(Va,n
[0,1])で生じる。したがって、十分な低温では、
2値スピンについての元のエネルギ関数(式(6))の
それに対応する、自由エネルギ関数(式(9))の極小
値がある。もし、温度が低い値に固定されているなら
ば、その極小値は、U,Vの初期条件に依存して、式
(11)または式(12)を用いて見いだされる。
【0050】エネルギ関数(式(6))の良い極小解を
得るためには、MFTアニーリングを用いることができ
る。第1に、ポッツMFT方程式(式(10))が高温
について解かれ、唯一の極小値が得られる。その後、温
度をわずかに下げ、ポッツMFT方程式を、より高い温
度の解から始めて解く。このプロセスを続けると、エネ
ルギ関数(式(6))の極小解に対応する低温の解を得
ることができる。このアルゴリズムはポッツ平均場アニ
ーリング(PMA)と呼ばれる。
【0051】TSP(巡回セールスマン問題)およびP
MA(ポッツ平均場アニーリング)分岐について説明す
る。
【0052】N都市のTSPについてのポッツスピンに
よるエネルギ関数は以下のように定義される。
【0053】
【数13】
【0054】ここで、Va,n はセールスマンが都市aを
n回目の訪問で訪れる確率を表わし、Da,b は都市aと
都市bとの距離を示す。α,βは、定数である。
【0055】ポッツMFT方程式(式(10))は、十
分な高温では唯一の極小値を有し、十分な低温では多数
の極小値を有する。したがって、温度を下げていく過程
で、新たな極小値を生じる分岐が起こる。この分岐プロ
セスはTSPの構造安定な対称性に依存する。PMA手
続は、一連の局所的な分岐であり、以下のような特徴
(自由エネルギの反転、非一意性)を有する。
【0056】自由エネルギの反転とは、自由エネルギ準
位が温度が下がるにしたがって入れ代わることである。
高温時の最小点が温度が下がるに従って極小点に変わる
こともある。
【0057】非一意性について説明する。ある温度でア
ニーリング解が消滅し、その時点で消えたアニリーング
解よりも自由エネルギ準位が低い極小点が2つ以上ある
場合、鞍点の不安定性によりいずれの極小点が求まるか
が非一意的になる。
【0058】すなわち、PMAは手続が決定論であって
も解が非一意的になる場合がある。また必ずしも最適解
が求まるとは限らない。これは、通常(イジング(Isin
g )スピン)のMFAの場合と同様である。
【0059】実施の形態による問題解決法で用いるカオ
スポッツスピンモデル(CPS)、すなわち、ポッツス
ピンを用いた非平衡なニューラルネットワークモデルに
ついて説明する。連続時間ポッツスピンモデル(式(1
1))にオイラーの方法を適用すると、以下の差分方程
式が得られる。
【0060】
【数14】
【0061】ここでκ=1−δt/τであり、δtは時
間間隔を示す。元の微分方程式は常に自由エネルギ(式
(9a))の極小解に収束する。しかしながら、この差
分方程式はしばしば振動するかまたはカオスを生ずる。
もし、Wを、Wa,n;a,n >0かつWa,n;a,m =0(m≠
n)のように選択すれば、式(15)はしばしばカオス
解を示す。このため、この差分方程式(式(15))を
カオスポッツスピンモデル(CPS)と呼ぶ。大まかに
言えば、カオスの強さは自己ループWa,n ; a, n >0
(抑制的自己結合)と、オイラー法0<1−κ<1の時
間間隔のパラメータによって決定される。Wa,n ; a,n
が大きく、1−κ≒1であれば、カオスは強い。他方
で、もし、Wa,n ; a,n が小さく1−κが小さければ、
系は収束する傾向がある。したがって、パラメータκは
「安定化」パラメータである。式(12)はオイラー差
分方程式(式(15))の、κ=0である特殊な場合で
あって、このシステムは自己ループが正(抑制的自己結
合)である場合には容易にカオスとなる。
【0062】CPSをTSPについてのエネルギ関数
(式(14))に適用してみる。式(14)、式
(8)、式(9b)および式(15)から、TSPのた
めのCPS方程式は以下のような力学系として定義され
る。
【0063】
【数15】
【0064】ここで便宜上D′a,b =(1−κ)Da,b
である。この場合Wa,n;a,n =α−βである。したがっ
て、αがβよりも大きければ、CPSはカオスとなる。
ここで実験結果を示す。
【0065】図1は、有名な10都市のTSPに実施の
形態1による問題解決方法(CPS)を適用した結果を
示す図である。
【0066】横軸はスイープ(sweep )を示す。縦軸は
各スイープ(ステップ)に得られた解を表わし、1から
5は最適解から第5解までを、6はそれ以外の解を表わ
す。○がないスイープでは解(巡回路)が得られない。
なお、“スイープ”において、変数Vのすべては1度、
かつ1度だけ更新される。
【0067】図2は、変数V11の時間変化を示す図であ
る。横軸はスイープを示し、縦軸は変数V11を示す。図
2を参照して、各変数は、カオス的に変動し、最適解お
よび準最適解が時間に沿って得られる。
【0068】図3は、巡回セールスマン問題(TSP)
を実施の形態1による問題解決方法(CPS)、CNN
およびMFAを用いて解いた結果を示す図である。
【0069】CPSの結果は、全スイープの中で得られ
た解(巡回路)の中で最も良い解である。評価のため、
5種類の問題集が準備されている。すなわち、10都
市、20都市、30都市、40都市および50都市のT
SPである。各問題において、都市の位置を1辺が1の
正方形内でランダムに発生させる。またいくらかの正規
化もなされる。各試験は100の都市配置集からなる。
【0070】図3の各枠において、上の数字は100配
置のうちで解が求まった数(有効な巡回路の数)を示
し、下の数字(括弧内の数字)はその求まった場合につ
いての平均距離(有効な巡回路に対する平均の巡回距
離)を示す。たとえば、20都市のTSPに対するCP
Sの場合、100の都市配置集のうち、100の問題に
ついて有効な巡回路が得られ、100の巡回路に対する
平均巡回距離は4.318である。各手順(CPS、C
NN、MFA)の能力はそのパラメータの値に依存す
る。一般に、スイープの数が増すにつれて、CPSの能
力は向上する。
【0071】ポッツスピンを用いたCPSでは、可能な
解はN次元の超格子点上にあり、その数はNN である
が、イジングスピンを用いたCNNとMFAでは、可能
な解はN×N次元の超立方体の端点上にあり、その数は
【0072】
【数16】
【0073】である。したがって、CPSは、CNNお
よびMFAよりも探索空間上有利である。すなわち、C
PSは、探索すべき次元が小さい。
【0074】PMAは、自由エネルギ準位の逆転が起こ
ると最適解が求まらない。このような場合でも、非平衡
力学系であるCPSは最適解を見いだす可能性を有す
る。実際、10都市のTSPで、CPSは98%の割合
で最適解を得ることができる。また、PMAはときとし
て有効な巡回路を全く得ることができないが、CPSは
常にどの問題についても有効な巡回路を得ることができ
る。したがって、実施の形態1による問題解決方法(C
PS)によるアプローチは、小規模問題での最適解を得
るためにはかなり良好であるとともに、比較的大規模の
問題においても何らかの準最適解を得るにはかなり良好
である。
【0075】CPSの能力は温度Tに大きく依存する
が、各問題について温度を調整すれば、CPSの能力は
非常に向上する。なお、図3に示した実験においては、
手続の簡単さを考慮して温度を一定としている。
【0076】以上説明したことをまとめる。MFAおよ
びPMAなどの平均場アニーリングアプローチは、組合
せ最適化問題のための非常に有力なアルゴリズムであ
る。しかしながら、その分岐特性のために、これらは小
規模の問題でさえも最適解を得られないことがある。別
のアプローチとして、実施の形態1による問題解決方法
においては、カオスポッツスピンモデル(CPS)とい
う非平衡力学系を用いている。非常に小規模の問題で
は、CPSはほとんどの場合100%解決することがで
きる。比較的規模の大きな問題においても、CPSはす
べての問題について何らかの準最適解を得ることができ
る。
【0077】CPSは速いアルゴリズムであり、図3に
示した結果を求める際において、CPSはPMA,CN
NおよびMFAより速かった。さらに、既に提案されて
いるポッツスピンニューラルネットワークハードウェア
を改良することによりCPSのアルゴリズムはハードウ
ェア化できると考えられる。一方、PMAやMFAなど
のアニーリング法は精度に非常に敏感であるため、ハー
ドウェア化は困難であると考えられる。次に、これまで
説明してきた、実施の形態1による、CPSを用いた問
題解決方法の処理の流れについて説明する。
【0078】図4は、実施の形態1による問題解決方法
の処理の流れを示す図である。図4においては、巡回セ
ールスマン問題(TSP)の解を、実施の形態1による
問題解決方法において求める場合を説明する。
【0079】図4を参照して、ステップS1では、式
(15a)において、パラメータWa, n ; b,m 、Ia,n
を決定する。TSPにおいては、WおよびIは次式のよ
うになる。
【0080】
【数17】
【0081】ここで、δx,y は、x=yのとき1を返
し、それ以外のときは0を返す関数である。
【0082】ステップS2では、式(15a)におい
て、Ua,n(a,n=1,...,N)、Va,n(a,n= 1,...,N)の初期値
を決定する。これは、ランダムで構わない。
【0083】ステップS3では、式(15)において、
新しいUa,n 、Va,n を計算する。ステップS4では、
式(15b)において、新しく得られたV
a,n(a,n=1,..., N)の2値化を行ない、その結果をSa,n
とする。
【0084】ステップS5では、ステップS4で得られ
たSa,n が、巡回路を表現しているか否かを判断する。
a,n が巡回路を表現していると判断した場合には、ス
テップS6に進む。Sa,n が巡回路を表現していないと
判断した場合には、ステップS7に進む。
【0085】ステップS6では、Sa,n が表現している
巡回路の巡回距離を記憶する。ステップS7では、計算
回数が#スイープ回を超えたか否かを判断する。計算回
数が#スイープ回を超えたと判断した場合には、ステッ
プS8に進む。計算回数が#スイープ回を超えていない
と判断した場合にはステップS3に進む。
【0086】ステップS8では、ステップS6において
記憶している巡回路の巡回距離の中から最短のものを選
ぶ。そして、処理を終了する。
【0087】ステップS1〜S7においては、ポッツス
ピンを用いたニューラルネットワークモデルに基づき、
カオス解Va,n を繰返し求めている。ステップS8にお
いて、複数のカオス解Va,n によって得られた複数のS
a,n が表現している巡回路の巡回距離の中から最短のも
のを選ぶ。この最短の巡回路がTSPの解である。
【0088】また、ステップS1〜S3においては、抑
制的自己結合を条件として、差分方程式(式(15))
を解くことによりカオス解Va,n を求めている。
【0089】図5は、実施の形態1による問題解決方法
を実現するための問題解決装置を示す概略ブロック図で
ある。
【0090】図5を参照して、実施の形態1による問題
解決方法を実現するための問題解決装置は、パラメータ
決定手段1、初期値決定手段2、計算手段3、2値化手
段4、第1の判断手段5、記憶手段6、第2の判断手段
7および選択手段8を含む。
【0091】パラメータ決定手段1における処理は、図
4のステップS1に相当する。初期値決定手段2におけ
る処理は、図4のステップS2に相当する。計算手段3
における処理は、図4におけるステップS3に相当す
る。2値化手段4における処理は、図4におけるステッ
プS4に相当する。第1の判断手段5における処理は、
図4のステップS5に相当する。記憶手段6における処
理は、図4のステップS6に相当する。第2の判断手段
7における処理は、図4のステップS7に相当する。選
択手段8における処理は図4のステップS8に相当す
る。
【0092】以上のように、実施の形態1による問題解
決方法においては、ポッツスピンを用いた非平衡なニュ
ーラルネットワークモデルによりTSPの解を得てい
る。このため、イジングスピンを用いたニューラルネッ
トワークモデル(CNN、MFA)により求めた解に比
し、良い解を得ることができる(図3)。
【0093】さらに、実施の形態1による問題解決方法
においてはポッツスピンを用いているため、可能なカオ
ス解はN次元の超格子上にあり、そのカオス解の数はN
N である。これに対し、イジングスピンを用いた場合
は、可能な解はN×N次元の超立方体の端点上にあり、
その解の数は
【0094】
【数18】
【0095】である。このように、実施の形態1による
問題解決方法においては、イジングスピンを用いる場合
に比し、探索すべき次元が小さくて済み、高速で処理を
行なうことができる。
【0096】さらに、実施の形態1による問題解決方法
においては、非平衡なニューラルネットワークモデルを
用いているため、問題の規模が大きくなっても必ず解を
得ることができる。さらに、アニーリング法を用いてい
ないため、ハードウェア化が可能である。
【0097】(実施の形態2)実施の形態1による問題
解決方法で用いたCPS、すなわち、ポッツスピンを用
いた非平衡なニューラルネットワークモデルでは、解は
いくらかの良好な部分と、いくらかの悪いランダムな部
分とを有する傾向がある。これは非平衡力学系のためで
ある。したがって、ヒューリスティクス(局所的な最適
化方法)により、得られた解を改良することができる。
実施の形態2による問題解決方法においては、このヒュ
ーリスティクスを用いて得られた解を改良することを特
徴としている。
【0098】実施の形態2による問題解決方法において
は、ヒューリスティクスとして、2オプト(opt )法を
用いている。2オプト法は、すべての交差する経路を取
除くヒューリスティクスである。なお、実施の形態2に
よる問題解決方法は、実施の形態1による問題解決方法
にヒューリスティクスを適用する処理をさらに加えたも
のである。したがって、ヒューリスティクスを適用する
以外の部分の処理については、実施の形態1による問題
解決方法と同様であり、主に特徴部分について説明す
る。
【0099】実施の形態2による問題解決方法において
は、2オプト法の解を初期値としてCPSを適用し、解
が求まるたびに2オプト法で修正する。最終的な結果
は、それらの修正された解のうちで最も良い解である。
このアルゴリズムの改良(ヒューリスティクスの適用)
は実行時間にはさほど影響しない。
【0100】図6は、巡回セールスマン問題(TSP)
を実施の形態2による問題解決方法(CPS+2オプト
法)およびPMAを用いて解いた結果を示す図である。
図6を参照して、左から順に、第1列は、都市数、第2
列はCPSのみを用いた結果、第3列はCPSに2オプ
ト法を適用した結果、第4列はPMAの結果、第5列は
PMAに2オプト法を適用した結果、第6列は2オプト
法のみの結果を示している。
【0101】PMAおよびPMAに2オプト法を適用し
たものでは、巡回路が得られた場合のみの平均距離を表
わしており、CPSにおいて同じ問題について平均をと
れば結果は少し良くなる。
【0102】CPS力学系は、カオスであるが、長い時
間にわたっていくらかの良い部分(変数)が継続する。
この場合、CPSは他の悪い部分を改良するのであり、
これは定義部分空間の局所的な探索である。これがCP
Sの利点である。この結果、CPSは、その初期状態が
2オプト法の解ほどに良いものに設定されれば、CPS
の解はさらに良くなる(改良される)。
【0103】図6が示すように、2オプト法を適用した
CPSの能力は、PMAおよび2オプト法を適用したP
MAよりも良好であり、10都市の場合、100%最適
解を求めることができる。なお、CPSのみを用いた場
合と、2オプト法を適用したCPSを用いた場合とで
は、2オプト法を適用したCPSを用いた方が、優れて
いることがわかる。また、PMAについては、2オプト
法を適用しても、さほど解が向上しないことがわかる。
次に、このような実施の形態2による問題解決方法の処
理の流れについて説明する。
【0104】図7は、実施の形態2による問題解決方法
の処理の流れを示す図である。なお、図4と同様の部分
については同一の参照符号を付しその説明を適宜省略す
る。図7においても、TSPの解を求めている。
【0105】図7を参照して、ステップS5で、Sa,n
が巡回路を表現していると判断した場合にはステップS
6に進む。Sa,n が巡回路を表現していないと判断した
場合にはステップS8に進む。
【0106】ステップS6では、Sa,n が表現している
巡回路に対して、2オプト法を適用する。すなわち、カ
オス解Va,n によって得られた解Sa,n に対して、2オ
プト法を適用する。
【0107】ステップS7では、Sa,n を表現している
巡回路の巡回距離を記憶する。すなわち、ステップS6
において、2オプト法によって修正されたSa,n が表現
している巡回路の巡回距離を記憶する。
【0108】ステップS8において、計算回数が#スイ
ープ回を超えたか否かを判断する。計算回数が#スイー
プ回を超えていないと判断した場合には、ステップS3
に進む。計算回数が#スイープ回を超えていると判断し
た場合にはステップS9に進む。
【0109】ステップS9では、記憶している巡回路の
巡回距離の中から最短のものを選ぶ。これがTSPの解
である。
【0110】図8は、実施の形態2による問題解決方法
を実現するための問題解決装置を示す概略ブロック図で
ある。なお、図5と同様の部分については同一の参照符
号を付しその説明を適宜省略する。
【0111】図8を参照して、2オプト法適用手段20
の処理は、図7のステップS6と同様である。記憶手段
6の処理は、図7のステップS7と同様である。第2の
判断手段7の処理は、図7のステップS8と同様であ
る。選択手段8の処理は、図7のステップS9と同様で
ある。
【0112】以上のように、実施の形態2による問題解
決方法においては、複数のカオス解Va,n によって得ら
れた複数の解Sa,n の各々について、2オプト法(ヒュ
ーリスティクス)を適用し、複数のカオス解Va,n によ
って得られた複数の解Sa,nを修正する処理を行なって
いる。そして、ヒューリスティクス(2オプト法)によ
り修正された複数の解Sa,n の中から、TSPの解を選
択している。このため、実施の形態2による問題解決方
法においては、カオス解のランダムな部分の影響を少な
くでき、ヒューリスティクス(2オプト法)を用いない
場合に比し、さらに良い解を得ることができる。
【0113】なお、実施の形態2による問題解決方法
は、実施の形態1による問題解決方法にヒューリスティ
クスによる処理を加えたものである。したがって、実施
の形態2による問題解決方法は、実施の形態1による問
題解決方法の処理をすべて含んでいる。このため、実施
の形態2による問題解決方法は、実施の形態1による問
題解決方法と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による問題解決方法を、
有名な10都市の巡回セールスマン問題(TSP)に適
用した結果を示す図である。
【図2】変数V11の時間変化を示す図である。
【図3】巡回セールスマン問題(TSP)を実施の形態
1による問題解決方法(CPS)、CNNおよびMFA
を用いて解いた結果を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態1による問題解決方法の処
理の流れを示す図である。
【図5】本発明の実施の形態1による問題解決方法を実
現するための問題解決装置を示す概略ブロック図であ
る。
【図6】巡回セールスマン問題(TSP)を実施の形態
2による問題解決方法(CPS+2オプト法)およびP
MAを用いて解いた結果を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態2による問題解決方法の処
理の流れを示す図である。
【図8】本発明の実施の形態2による問題解決方法を実
現するための問題解決装置を示す概略ブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 パラメータ決定手段 2 初期値決定手段 3 計算手段 4 2値化手段 5 第1の判断手段 6 記憶手段 7 第2の判断手段 8 選択手段 20 2オプト法適用手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 最適化問題の解を出すための問題解決方
    法であって、 ポッツスピンを用いたニューラルネットワークモデルに
    基づき、カオス解を求めるステップと、 前記カオス解を繰返し求めるステップと、 繰返し得られた複数の前記カオス解によって得られた複
    数の解の中から、前記解を選択するステップとを含む、
    問題解決方法。
  2. 【請求項2】 前記カオス解を求めるステップは、抑制
    的自己結合を条件として、差分方程式を解くことによ
    り、前記カオス解を求める、請求項1に記載の問題解決
    方法。
  3. 【請求項3】 前記複数のカオス解によって得られた複
    数の解の各々について、ヒューリスティクスを適用し、
    前記複数のカオス解によって得られた複数の解を修正す
    るステップをさらに含む、請求項1または2に記載の問
    題解決方法。
  4. 【請求項4】 前記ヒューリスティクスは、すべての交
    差する経路を取除く2オプト法である、請求項3に記載
    の問題解決方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017059071A (ja) * 2015-09-18 2017-03-23 ヤフー株式会社 最適化装置、最適化方法および最適化プログラム
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Effective date: 19980303