JP6889230B2 - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本開示は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
従来、ネットワークの堅牢性を確認したり、最大フローを確認したりするために、ネットワークのグラフの最小カットを求めることがある。グラフの最小カットを求めるアルゴリズムは複数知られている。
例えば、下記非特許文献1には、解の精度が保証されないが、O(|V|+|E|)の計算量で最小カットに近いグラフの二分割を求めるアルゴリズムが記載されている。ここで、|V|はグラフに含まれる頂点の数であり、|E|はグラフに含まれるエッジの数である。
M. Henzinger, A. Noe, C. Schulz, and D. Strash, "Practicalminimum cut algorithms," Journal of Experimental Algorithmics (JEA), vol.23, no.1, pp.1-8, 2018.
既存のアルゴリズムによってグラフの最小カットを求めることができるが、グラフの規模が大きくなるほど計算時間が長くなる。
近年、量子アニーリングマシン等のアニーリングマシンが用いられ始めており、最小カット問題を含む組み合わせ最適化問題の求解に応用されている。
本開示は、アニーリングマシンによって、グラフの最小カットをより高速に求めることができる情報処理装置、情報処理方法及びプログラムを提供することを目的の一つとする。
本開示の一実施形態に係る情報処理装置は、メモリと、1つ又は複数のプロセッサとを含み、1つ又は複数のプロセッサが、グラフに含まれる複数の頂点を複数のスピンに対応させ、グラフに含まれる複数のエッジの重みを複数のスピン間の相互作用に対応させるように、複数のスピンのハミルトニアンをアニーリングマシンに設定し、アニーリングマシンにより算出された、ハミルトニアンの固有状態となる複数のスピンの配列を取得し、配列が棄却条件を満たす場合、配列を棄却し、配列が棄却条件を満たさない場合、配列に基づいて、グラフの最小カットを算出する。
開示の技術によれば、アニーリングマシンによって、グラフの最小カットをより高速に求めることができる。
本発明の実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る情報処理装置に記憶されるグラフ情報の一例を示す図である。 本実施形態に係る情報処理装置により実行される処理のフローチャートである。 本実施形態に係る情報処理装置による計算時間と、従来技術による計算時間とを示す図である。
以下、本開示の実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
本発明の実施形態では、複数の頂点と複数のエッジを含むグラフを2分割する場合に、カットするエッジの重みの合計を最小とするカット(最小カット)を、アニーリングマシンによって求める情報処理装置について説明する。
<システムの適用例>
図1は、本発明の実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。本例では、情報処理装置の例として、第1ユーザが用いる第1情報処理装置500Aと、第2ユーザが用いる第2情報処理装置500Bと、第3ユーザが用いる第3情報処理装置500Cとを図示している。また、同図では、アニーリングマシン700を図示している。本明細書では、第1情報処理装置500A、第2情報処理装置500B及び第3情報処理装置500C等のユーザが用いる情報処理装置を、クライアントコンピュータ500と総称する。
<構成の一例>
クライアントコンピュータ500は典型的には、1つ又は複数の処理装置(CPU)502、1つ又は複数のネットワーク又は他の通信インタフェース506、メモリ504、及びこれらの構成要素を相互接続するための1つ又は複数の通信バス514を含む。
クライアントコンピュータ500はまた、ディスプレイ装置510及び入力装置(キーボード及び/又はマウス、又は他の何らかのポインティングデバイス)512を備えるユーザインタフェース508も含み得る。入力装置512は、タッチパネルでもよい。
メモリ504は、例えば、DRAM、SRAM、DDR RAM又は他のランダムアクセス固体記憶装置などの高速ランダムアクセスメモリであり、また、1つ又は複数の磁気ディスク記憶装置、光ディスク記憶装置、フラッシュメモリデバイス、又は他の不揮発性固体記憶装置などの不揮発性メモリでもよい。
また、メモリ504の他の例として、CPU502から遠隔に設置される1つ又は複数の記憶装置でもよい。ある実施形態において、メモリ504は次のプログラム、モジュール及びデータ構造、又はそれらのサブセットを格納する。
オペレーティングシステム516は、例えば、様々な基本的なシステムサービスを処理するとともにハードウェアを用いてタスクを実行するためのプロシージャを含む。
ネットワーク通信モジュール518は、例えば、クライアントコンピュータ500を他のコンピュータに、1つ又は複数のネットワーク通信インタフェース506及び、インターネット、他の広域ネットワーク、ローカルエリアネットワーク、メトロポリタンエリアネットワークなどの1つ又は複数の通信ネットワーク130を介して接続するために使用される。
設定モジュール520は、グラフに含まれる複数の頂点を複数のスピンに対応させ、グラフに含まれる複数のエッジの重みを複数のスピン間の相互作用に対応させるように、複数のスピンのハミルトニアンをアニーリングマシン700に設定する。設定モジュール520は、アニーリングマシンのハードウェア構成では設定不可能なグラフについて、設定不可能であることをユーザに通知してよい。
N個の頂点を(1〜N)と表し、対応してN個のスピンをsi(i=1〜N)と表すとき、設定モジュール520は、ハミルトニアンH=−(Σ(i,j)Eijij)をアニーリングマシン700に設定する。ここで、wijは頂点i,頂点jの間の辺重みであり、Eは、グラフに含まれるエッジの集合である。
制御モジュール522は、アニーリングマシン700を制御し、アニーリングマシン700により算出された、設定したハミルトニアンの固有状態となる複数のスピンの配列を取得する。そして、制御モジュール522は、算出された配列が棄却条件を満たす場合、配列を棄却し、算出された配列が棄却条件を満たさない場合、その配列に基づいて、グラフの最小カットを算出する。
ここで、棄却条件は、配列が全て同じ値であることであってよい。例えば、ハミルトニアンがH=−(Σ(i,j)Eijij)であり、複数のスピンが+1又は−1のいずれかの値を取る場合、棄却条件は、複数のスピンが全て+1であることであってよい。複数のスピンが全て+1である配列は、グラフを、グラフ全体と空グラフとに二分割することに対応しており、最小カットの自明解である。
従来、最小カットの自明解を排除するため、ハミルトニアンに制約項を加えることがあった。制約項は、例えば、H1=−α(Σ(i,j)Eijij)+β(Σi<jij)というハミルトニアンの二項目のように設定される。ここで、αとβはパラメータである。ここで、制約項に表れる相互作用の数は、O(|V|2)である。このような相互作用は、全てのスピンの間に相互作用を設定することを意味しており、現在の量子アニーリングマシンのように設定できるグラフ構造が限定される場合、最小カットを求めることができるグラフの大きさを著しく制限する要因となる。
この点、本実施形態に係るクライアントコンピュータ500は、H=−(Σ(i,j)Eijij)というハミルトニアンをアニーリングマシン700に設定することで、相互作用の数をO(|E|)に抑えることができる。これにより、アニーリングマシン700のハードウェア構成に起因する制限を受けづらくなり、最小カットを求めることができるグラフの大きさの上限を大幅に増やすことができる。
グラフ情報524は、グラフに含まれる複数の頂点と、複数のエッジとに関する情報であり、複数のエッジの重みに関する情報を含んでもよい。
クライアントアプリケーション526は、例えば、ウェブブラウザなどを含む。
1つ又は複数の処理装置(CPU)502は、メモリ504から、必要に応じて各モジュールを読み出して実行する。例えば、1つ又は複数の処理装置(CPU)502は、メモリ504に格納されているネットワーク通信モジュールを実行することで、通信部を構成してもよい。また、1つ又は複数の処理装置(CPU)502は、メモリ504に格納されている接続モジュールを実行することで、接続部を構成してもよい。また、1つ又は複数の処理装置(CPU)502内に接続部を構成してもよい。
上記に示した要素の各々は、先述の記憶装置の1つ又は複数に格納され得る。上記に示したモジュールの各々は、上述される機能を実行するための命令のセットに対応する。上記に示したモジュール又はプログラム(すなわち、命令のセット)は別個のソフトウェアプログラム、プロシージャ又はモジュールとして実装される必要はないとともに、従ってこれらのモジュールの様々なサブセットは様々な実施形態で組み合わされるか、或いは再構成されてもよい。ある実施形態において、メモリ504は上記に示されるモジュール及びデータ構造のサブセットを格納し得る。さらには、メモリ504は上述されない追加的なモジュール及びデータ構造を格納し得る。
アニーリングマシン700は、複数のスピンに関して設定されたハミルトニアンの低エネルギー状態を求める専用計算機である。ここで、低エネルギー状態は、少なくとも基底状態と第1励起状態とを含む。アニーリングマシン700は、ジョセフソン接合等の超電導素子で構成される量子アニーリングマシンであってよいが、半導体素子で構成されるデジタルアニーリングマシンであってもよい。
図2は、本実施形態に係る情報処理装置(クライアントコンピュータ500)に記憶されるグラフ情報524の一例を示す図である。本例のグラフ情報524は、5つの頂点と、8つのエッジとを含むグラフに関する情報である。
クライアントコンピュータ500は、グラフに含まれる複数の頂点を複数のスピンs1,s2,s3,s4,s5に対応させ、グラフに含まれる複数のエッジの重みを複数のスピン間の相互作用w12,w13,w14,w23,w24,w34,w35,w45に対応させるように、複数のスピンのハミルトニアンH=−(Σ(i,j)Eijij)をアニーリングマシン700に設定する。以下では、簡単のため、スピン間の相互作用は、全て+1であるとする。すなわち、w12=w13=w14=w23=w24=w34=w35=w45=1であるとする。この場合、ハミルトニアンは、H=−(s12+s13+s14+s23+s24+s34+s35+s45)である。
クライアントコンピュータ500は、アニーリングマシン700により算出された、ハミルトニアンの固有状態となる複数のスピンの配列を取得する。上記ハミルトニアンの基底状態(最小エネルギー状態)は、s1=s2=s3=s4=s5=1であり、その固有エネルギーは、<H>=−8である。
クライアントコンピュータ500は、算出されたスピンの配列が棄却条件を満たす場合、その配列を棄却する。ここで、棄却条件は、スピンの配列が全て同じ値であることである。言い換えると、棄却条件は、算出されたスピンの配列が基底状態であることである。基底状態は、グラフの最小カットに関する自明解に対応する。
クライアントコンピュータ500は、アニーリングマシン700により算出された、ハミルトニアンの基底状態又は第1励起状態となるスピンの配列を取得する。アニーリングマシン700は、ハミルトニアンの低エネルギー状態を求めるが、必ずしも基底状態が得られるとは限らず、第1励起状態が得られる場合もある。クライアントコンピュータ500は、棄却条件によって、基底状態の配列を棄却し、第1励起状態の配列が得られた場合に、その配列を採用する。
クライアントコンピュータ500は、配列が棄却条件を満たさない場合、その配列に基づいて、グラフの最小カットを算出する。本例のハミルトニアンの場合、第1励起状態は、s1=s2=s3=s4=1、s5=−1であり、その固有エネルギーは、<H>=−4である。このような配列は、s=1である頂点のクラスタと、s=−1である頂点のクラスタとにグラフを二分割する場合が最小カットCであることを表している。
クライアントコンピュータ500は、配列が棄却条件を満たさない場合、配列の固有エネルギーに基づいて、グラフの最小カット数を算出する。より具体的には、クライアントコンピュータ500は、(|E|+<H>)/2によって最小カット数を算出する。本例の場合、グラフに含まれるエッジの数は|E|=8であり、固有エネルギーは<H>=−4であるから、最小カット数は(8−4)/2=2と算出される。
<動作説明>
続いて、本実施形態に係るクライアントコンピュータ500の動作について説明する。図3は、本実施形態に係る情報処理装置(クライアントコンピュータ500)により実行される処理のフローチャートである。
(ステップS10)
はじめに、クライアントコンピュータ500は、複数の頂点を複数のスピンに対応させ、複数のエッジの重みを複数のスピン間の相互作用に対応させるように、複数のスピンのハミルトニアンをアニーリングマシン700に設定する。
(ステップS11)
次に、クライアントコンピュータ500は、アニーリングマシン700により算出された、ハミルトニアンの固有状態となる複数のスピンの配列を取得する。
(ステップS12)
クライアントコンピュータ500は、算出されたスピンの配列が全て同じ値であるか否かを判定する。
(ステップS13)
算出されたスピンの配列が全て同じ値である場合(S12:YES)、クライアントコンピュータ500は、その配列を棄却する。そして、クライアントコンピュータ500は、ステップS11及びS12を再び実行する。
(ステップS14)
一方、算出されたスピンの配列が同じ値ではない場合、クライアントコンピュータ500は、その配列に基づいて、グラフの最小カットを算出する。
(ステップS15)
また、クライアントコンピュータ500は、配列の固有エネルギーに基づいて、グラフの最小カット数を算出する。
図4は、本実施形態に係る情報処理装置(クライアントコンピュータ500)による計算時間と、従来技術による計算時間とを示す図である。同図では、本実施形態による計算時間G1を実線で示し、従来技術による計算時間G2を破線で示している。同図では、C. Seshadhri, T.G. Kolda, and A. Pinar, “Community structure and scale-free collections of erdos-renyi graphs,” Physical Review E, vol.85, no.5, p.056109, 2012.に記載された方法でグラフのデータセットを生成し、本実施形態に係るクライアントコンピュータ500と、非特許文献1の方法による計算時間とを算出した結果を示している。
グラフの生成は、元とするグラフ、密度パラメータdと、カットサイズパラメータcとを指定して行われる。はじめに、元とするグラフの複数の頂点を二分割し、異なる集合に属する辺を削除する処理を行う。その後、残っている辺の中から頂点の次元数がともにc+1より大きい辺をランダムに削除し、辺の数が当初のd%になるまで削除を繰り返す。最後に、端点が異なる頂点集合に属する辺の中からランダムにc個を選んで、辺を再形成する。このような方法でグラフを生成することで、グラフの最小カット数は、ほとんどの場合cとなる。本例では、元とするグラフを現在の量子アニーリングマシンのハードウェア構成、c=2として、dを変化させた場合の計算時間を示す。
図4の横軸は、グラフの生成に用いた密度パラメータdを示し、左側の縦軸は、アニーリングマシン700として量子アニーリングマシンを用いた場合の計算時間(Time To Solution)をμsの単位で示している。ここで、量子アニーリングのアニーリング時間は1μsに設定し、99%の確率で解が得られるまでの時間の平均値を計算時間としている。また、右側の縦軸は、非特許文献1に記載のアルゴリズム(VieCut)を汎用のコンピュータで1万回実行した場合の平均演算時間をμsの単位で示している。全てのパラメータ領域について、本実施形態に係るクライアントコンピュータ500による計算時間は、従来技術による計算時間よりも短い。
密度パラメータdを60から90に増加させていった場合、本実施形態に係るクライアントコンピュータ500による計算時間G1と、従来技術による計算時間G2とは、おおよそ同じ振る舞いをしているが、密度パラメータdが90から100に増加する場合に、従来技術では計算時間が上昇しているのに対して、本実施形態に係るクライアントコンピュータ500によれば、計算時間が減少する。このように、本実施形態に係るクライアントコンピュータ500によれば、アニーリングマシン700を用いてグラフの最小カットをより高速に求めることができ、従来技術では計算時間が増大するようなグラフについて、計算時間を一定に抑えたり、減少させたりすることができる。
なお、開示技術は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、開示技術の要旨を逸脱しない範囲内において、他の様々な形で実施することができる。このため、上記各実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈されるものではない。例えば、上述した各処理ステップは処理内容に矛盾を生じない範囲で任意に順番を変更し、または並列に実行することができる。
本開示の各実施形態のプログラムは、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供されてもよい。記憶媒体は、「一時的でない有形の媒体」に、プログラムを記憶可能である。プログラムは、限定でなく例として、ソフトウェアプログラムやコンピュータプログラムを含む。
130…通信ネットワーク、500…クライアントコンピュータ、502…CPU、504…メモリ、506…通信インタフェース、506…ネットワーク通信インタフェース、508…ユーザインタフェース、510…ディスプレイ、512…キーボード/マウス、514…通信バス、516…オペレーティングシステム、518…ネットワーク通信モジュール、520…設定モジュール、522…制御モジュール、524…グラフ情報、526…クライアントアプリケーション、700…アニーリングマシン

Claims (6)

  1. 情報処理装置であって、
    メモリと、1つ又は複数のプロセッサとを含み、
    前記1つ又は複数のプロセッサが、
    グラフに含まれる複数の頂点を複数のスピンに対応させ、前記グラフに含まれる複数のエッジの重みを前記複数のスピン間の相互作用に対応させるように、前記複数のスピンのハミルトニアンをアニーリングマシンに設定し、
    前記アニーリングマシンにより算出された、前記ハミルトニアンの固有状態となる前記複数のスピンの配列を取得し、
    前記配列が棄却条件を満たす場合、前記配列を棄却し、
    前記配列が前記棄却条件を満たさない場合、前記配列に基づいて、前記グラフの最小カットを算出し、
    前記棄却条件は、前記配列が自明解に対応する基底状態であることである、
    情報処理装置。
  2. 前記棄却条件は、前記配列が全て同じ値であることを含む
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記配列が前記棄却条件を満たさない場合、前記配列の固有エネルギーに基づいて、前記グラフの最小カット数を算出する、
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記アニーリングマシンにより、前記ハミルトニアンの前記基底状態又は第1励起状態となる前記配列を算出させる、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. メモリと、1つ又は複数のプロセッサとを含む情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    前記1つ又は複数のプロセッサが、
    グラフに含まれる複数の頂点を複数のスピンに対応させ、前記グラフに含まれる複数のエッジの重みを前記複数のスピン間の相互作用に対応させるように、前記複数のスピンのハミルトニアンをアニーリングマシンに設定し、
    前記アニーリングマシンにより算出された、前記ハミルトニアンの固有状態となる前記複数のスピンの配列を取得し、
    前記配列が自明解に対応する基底状態であることである棄却条件を、前記配列が満たす場合、前記配列を棄却し、
    前記配列が前記棄却条件を満たさない場合、前記配列に基づいて、前記グラフの最小カットを算出する、
    情報処理方法。
  6. メモリと、1つ又は複数のプロセッサとを含む情報処理装置の前記1つ又は複数のプロセッサに、
    グラフに含まれる複数の頂点を複数のスピンに対応させ、前記グラフに含まれる複数のエッジの重みを前記複数のスピン間の相互作用に対応させるように、前記複数のスピンのハミルトニアンをアニーリングマシンに設定し、
    前記アニーリングマシンにより算出された、前記ハミルトニアンの固有状態となる前記複数のスピンの配列を取得し、
    前記配列が自明解に対応する基底状態であることである棄却条件を、前記配列が満たす場合、前記配列を棄却し、
    前記配列が前記棄却条件を満たさない場合、前記配列に基づいて、前記グラフの最小カットを算出する、
    処理を実行させる、プログラム。

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