JPH091465A - カップ型研削砥石 - Google Patents

カップ型研削砥石

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JPH091465A
JPH091465A JP15036995A JP15036995A JPH091465A JP H091465 A JPH091465 A JP H091465A JP 15036995 A JP15036995 A JP 15036995A JP 15036995 A JP15036995 A JP 15036995A JP H091465 A JPH091465 A JP H091465A
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JP
Japan
Prior art keywords
grinding
grinding wheel
cup
grindstone
type grinding
Prior art date
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Pending
Application number
JP15036995A
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English (en)
Inventor
Katsuo Honda
勝男 本田
Yasuo Mizuno
康男 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Seimitsu Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Seimitsu Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Seimitsu Co Ltd filed Critical Tokyo Seimitsu Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】粒度の異なる砥石を一体に形成して1軸の回転
軸で荒研削、精研削を行うようにし、且つ粒度の細かい
砥石の目詰まりを抑える。 【構成】カップ型研削砥石14は、内周側に形成された
荒研削用砥石20と外周側に形成された精研削砥石22
とで一体に形成される。精研削用砥石22は、円周方向
に所定の間隔をもって形成されて断続研削可能な形状と
なっている。荒研削用砥石20で荒研削された半導体ウ
ェーハ10の表面10Aに精研削用砥石22が押し付け
られると、砥石22、22…は断続研削可能な形状に形
成されているので、目づまりすることなく表面10Aを
精研削する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカップ型研削砥石に係
り、特に半導体ウェーハやハードディスク等の板状体の
表面を研削するカップ型研削砥石に関する。
【0002】
【従来の技術】スライシングマシンによって薄片状に切
断された半導体ウェーハは、後工程として表面が研削加
工される。半導体ウェーハの研削方法は、半導体ウェー
ハをチャックテーブル上に支持して、先ず、粒度の粗い
砥石(例えば、♯800)を回転させて表面を荒(粗)
研削したのち、粒度の細かい砥石(例えば、♯150
0)を回転させて表面を精研削する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな研削装置では、粒度の粗い砥石と粒度の細かい砥石
とが別スピンドルに設けられているため、各々の砥石に
回転駆動機構が必要となり、研削装置が大型化するとい
う欠点がある。本発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、研削装置の小型化を図ることができるカッ
プ型研削砥石を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成する為に、被加工物支持テーブルに支持された被加工
物の表面を研削するカップ型研削砥石に於いて、前記カ
ップ型砥石を内周側の砥石と外周側の砥石とで一体に形
成すると共に、該内周側の砥石と外周側の砥石とを粒度
の異なる砥石に形成し、該内周側の砥石と外周側の砥石
のうち粒度の細かい砥石を断続研削可能な形状に形成し
たことを特徴とする。
【0005】
【作用】本発明によれば、被加工物を被加工物支持テー
ブルに保持した後、先ず、粒度の粗い砥石で被加工物の
表面を荒研削する。そして、荒研削に追従して粒度の細
かい砥石で被加工物の表面を精研削する。この精研削時
において、前記粒度の細かい砥石は、断続研削可能な形
状に形成されているので、研削効率が向上し、且つ目づ
まりを抑えることができる。
【0006】また、前記精研削用砥石の保持部材をゴ
ム、プラスチック等の弾性体で形成すれば、磨きを主目
的とした研削も可能となる。
【0007】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係るカップ型
研削砥石の好ましい実施例を詳説する。図1は本発明に
係るカップ型研削砥石が適用されたウェーハ表面研削盤
の実施例を示す要部構造図である。同図に示す表面研削
盤は、半導体ウェーハ10を保持するテーブル12と、
半導体ウェーハ10の表面を研削する本実施例のカップ
型研削砥石14とを備えている。
【0008】前記テーブル12は、その上面に真空吸着
部が形成されており、この真空吸着部によって半導体ウ
ェーハ10が研削面10Aを上方に向けて支持される。
テーブル12の下部にはスライドテーブル16が設けら
れ、このスライドテーブル16はモータ17の駆動力に
より図中水平方向に所定の速度でスライド移動する。ま
た、本実施例の表面研削盤は、スルーフィード研削を行
うものであり、即ち、前記テーブル12を図中矢印Aで
示すようにカップ型研削砥石14の内側から外側に移動
させて半導体ウェーハ10の表面10Aをカップ型研削
砥石14で研削するものである。
【0009】前記カップ型研削砥石14は、砥石軸18
の下部に固着され、砥石軸18に連結されている図示し
ないモータの回転力によって回転駆動される。従って、
回転中のカップ型研削砥石14に半導体ウェーハ10の
表面10Aに押し付け、そして、テーブル12を矢印A
で示す方向に移動させると半導体ウェーハ10の表面1
0Aが研削される。
【0010】図2はカップ型研削砥石14と半導体ウェ
ーハ10との位置関係を示す模式図であり、図中O1
カップ型研削砥石14の中心で、O2 は半導体ウェーハ
10の中心である。カップ型研削砥石14は同図に示す
ように、径方向に二分割されて内周側の砥石20と外周
側の砥石22とが一体に形成される。前記内周側の砥石
20は図3に示すように、荒研削用の粒度の粗い砥石
(例えば、♯800)であり、また、前記外周側の砥石
22は、精研削用の粒度の細かい砥石(例えば、♯15
00)である。従って、前記カップ型研削砥石14は、
同一の砥石軸18に、粒度の異なる二種類の砥石20、
22が一体に形成されている。
【0011】更に、本実施例の荒研削用の砥石20は、
連続研削可能な環状に形成され、また、精研削用の砥石
22は円周方向に所定の隙間24をもって形成されてい
る。即ち、本実施例の精研削用の砥石22、22…は、
断続研削可能な形状となっている。次に、前記カップ型
研削砥石14による半導体ウェーハ10の研削方法につ
いて説明する。
【0012】図1に示したようにテーブル12をカップ
型研削砥石14に近づく方向(矢印A方向)に移動して
いくと、半導体ウェーハ10は、先ず、カップ型研削砥
石14の内周側の荒研削用砥石20に押し付けられて荒
研削される。そして、テーブル12が移動していくと、
前記砥石20で荒研削された表面10Aに外周側の精研
削用砥石22が押し付けられるようになり、これによっ
て、荒研削された表面10Aが砥石22、22…により
精研削される。この時、前記砥石22、22…は断続研
削可能な形状に形成されているので、研削効率が向上
し、且つ目づまりすることなく半導体ウェーハ10の表
面10Aを精研削する。従って、本実施例のカップ型研
削砥石14は、仕上げ面の精度を向上させることができ
る。
【0013】図4は、本発明の第2実施例に係るカップ
型研削砥石26と半導体ウェーハ10との位置関係を示
す模式図であり、図1〜図3に示した第1実施例と同
一、若しくは類似の部材については同一の符号を付して
その説明は省略する。図4に示すカップ型研削砥石26
の精研削用砥石28は、外周が楕円形状に形成されてい
る。即ち、前記砥石28は図5に示す切込量の多い研削
部分と図6に示す切込量の少ない研削部分とで、カップ
型研削砥石26の1回転に於ける砥石28の加工量を変
化させることで断続研削可能となっている。
【0014】従って、第2実施例のカップ型研削砥石2
6も第1実施例のカップ型研削砥石14と同様に、研削
効率を向上させて精研削できるので、仕上げ面の精度を
向上させることができる。図7は、本発明の第3実施例
に係るカップ型研削砥石30を示す模式図であり、図1
〜図3に示した第1実施例と同一、若しくは類似の部材
については同一の符号を付してその説明は省略する。
【0015】図7に示すカップ型研削砥石30の精研削
用砥石32は、外周が多角形状(六角形)に形成されて
いる。即ち、この砥石32も図4に示した砥石28と同
様に、切込量の多い研削部分と切込量の少ない研削部分
とで、カップ型研削砥石30の1回転に於ける砥石32
の加工量を変化させることで断続研削可能となってい
る。
【0016】従って、第3実施例のカップ型研削砥石3
0も第1、第2実施例のカップ型研削砥石14、26と
同様に、目づまりすることなく精研削できるので、仕上
げ面の精度を向上させることができる。本実施例では荒
研削用の砥石20を内側に、精研削用の砥石22を外側
に形成したが、これに限られるものではなく、図8に示
すようにカップ型研削砥石34を半導体ウェーハ10側
に移動させてカップ型研削砥石34の外周側から研削す
るものでは図9に示すように外周側に荒研削用砥石36
を形成し、その内側に断続研削可能な形状の精研削用砥
石38を形成すれば良い。
【0017】本実施例では、精研削用砥石を所定の隙間
をもって形成したもの(図2参照)、楕円形に形成した
もの(図4参照)、多角形状に形成したもの(図7参
照)について説明したが、これらに限られるものではな
く、精研削砥石が断続研削可能な形状であればその形状
は問わない。また、前述した精研削用砥石22、28、
32の保持部材(ボンド)をゴム、プラスチック等の弾
性体で形成すれば、磨きを主目的とした研削が可能とな
るので、半導体ウェーハ10の表面10Aを精度良く磨
くことができる。
【0018】また、スライシングマシンに本実施例のカ
ップ型研削砥石を使用して図10に示すように、インゴ
ット40を内周刃砥石42で半導体ウェーハ10に切断
しながら、切断中の半導体ウェーハ10の研削面10A
を図2に示したカップ型研削砥石14で同時に研削する
こともできる。本実施例では、半導体ウェーハ10の表
面研削について述べたが、ハードディスクの表面研削に
おいても本実施例のカップ型研削砥石14、26、30
を適用することができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るカップ
型研削砥石によれば、砥石を内周側と外周側とに分割し
て1軸の回転軸で荒研削、精研削を行うようにしたの
で、装置をコンパクト化でき、また、粒度の細かい砥石
を断続研削可能な形状に形成したので、連続して研削を
行う場合と比較して、目づまりを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るカップ型研削砥石が
適用されたウェーハ表面研削盤の要部構造図
【図2】第1実施例に係るカップ型研削砥石と半導体ウ
ェーハとの位置関係を示す模式図
【図3】図2に於けるL1 −L1 線上に沿う拡大断面図
【図4】第2実施例に係るカップ型研削砥石と半導体ウ
ェーハとの位置関係を示す模式図
【図5】図4に於けるL1 −L1 線上に沿う拡大断面図
【図6】図4に於けるL2 −L2 線上に沿う拡大断面図
【図7】第3実施例に係るカップ型研削砥石の平面図
【図8】本発明の第4実施例に係るカップ型研削砥石が
適用されたウェーハ表面研削盤の要部構造図
【図9】図8に示したカップ型研削砥石の平面図
【図10】スライシングマシンに適用された本実施例の
カップ型研削砥石の要部側面図
【符号の説明】
10…半導体ウェーハ 12…テーブル 14、26、30、34…カップ型研削砥石 18…砥石軸 20、36…荒研削用砥石 22、28、32、38…精研削用砥石

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被加工物支持テーブルに支持された被加工
    物の表面を研削するカップ型研削砥石に於いて、 前記カップ型砥石を内周側の砥石と外周側の砥石とで一
    体に形成すると共に、該内周側の砥石と外周側の砥石と
    を粒度の異なる砥石に形成し、該内周側の砥石と外周側
    の砥石のうち粒度の細かい砥石を断続研削可能な形状に
    形成したことを特徴とするカップ型研削砥石。
  2. 【請求項2】前記粒度の細かい砥石の保持部材をゴム、
    プラスチック等の弾性体で形成したことを特徴とする請
    求項1記載のカップ型研削砥石。
JP15036995A 1995-06-16 1995-06-16 カップ型研削砥石 Pending JPH091465A (ja)

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JP15036995A JPH091465A (ja) 1995-06-16 1995-06-16 カップ型研削砥石

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