JPH09144791A - よりコンスタントな制動力を提供する制動装置および制動方法 - Google Patents
よりコンスタントな制動力を提供する制動装置および制動方法Info
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- JPH09144791A JPH09144791A JP8111617A JP11161796A JPH09144791A JP H09144791 A JPH09144791 A JP H09144791A JP 8111617 A JP8111617 A JP 8111617A JP 11161796 A JP11161796 A JP 11161796A JP H09144791 A JPH09144791 A JP H09144791A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T13/00—Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems
- B60T13/10—Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release
- B60T13/24—Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release the fluid being gaseous
- B60T13/26—Compressed-air systems
- B60T13/40—Compressed-air systems indirect, i.e. compressed air booster units indirect systems
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- B60T13/406—Compressed-air systems indirect, i.e. compressed air booster units indirect systems specially adapted for coupling with dependent systems, e.g. tractor-trailer systems specially adapted for transfer of two or more command signals, e.g. railway systems
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- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T17/00—Component parts, details, or accessories of power brake systems not covered by groups B60T8/00, B60T13/00 or B60T15/00, or presenting other characteristic features
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- B60T17/228—Devices for monitoring or checking brake systems; Signal devices for railway vehicles
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- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Transportation (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
- Regulating Braking Force (AREA)
- Braking Systems And Boosters (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 コンスタントな制動力が得られる制動装置と
制動方法を提供すること。 【解決手段】 制動装置(12)は活性化されるときに
初速度で運動する質量体(10)を減速させる。多数ま
たは少数の制動部品(16)を備えた制動部品のセット
は上記初速度に依存して活性化される。上記制動装置と
制動方法は、初速度に広い範囲にわたり平均摩擦係数の
変動を最小化するものであり、多くに制動材料の代表的
なものである。また、本発明は高速列車の制動に用いる
制動材料の範囲を拡張し、特に炭素/炭素制動材料は有
用である。
制動方法を提供すること。 【解決手段】 制動装置(12)は活性化されるときに
初速度で運動する質量体(10)を減速させる。多数ま
たは少数の制動部品(16)を備えた制動部品のセット
は上記初速度に依存して活性化される。上記制動装置と
制動方法は、初速度に広い範囲にわたり平均摩擦係数の
変動を最小化するものであり、多くに制動材料の代表的
なものである。また、本発明は高速列車の制動に用いる
制動材料の範囲を拡張し、特に炭素/炭素制動材料は有
用である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、よりコンスタント
な制動力を提供する装置および方法に関するものであ
る。本発明による制動装置および制動方法は、制動装置
が活性化される時に、初速度で運動している質量体を減
速させる。より多くのまたはより少ない制動部品が初速
に依存して活性化される。上記装置および方法は、初速
度の広範囲にわたって平均摩擦係数内の変動を最小にす
るもので、これらは多くの制動材料に対する代表的なも
のである。
な制動力を提供する装置および方法に関するものであ
る。本発明による制動装置および制動方法は、制動装置
が活性化される時に、初速度で運動している質量体を減
速させる。より多くのまたはより少ない制動部品が初速
に依存して活性化される。上記装置および方法は、初速
度の広範囲にわたって平均摩擦係数内の変動を最小にす
るもので、これらは多くの制動材料に対する代表的なも
のである。
【0002】
【従来の技術】様々な車両を制動するための種々の形式
の制動機、すなわちブレーキが業界で公知である。一般
にブレーキは、少なくとも相互に対して回転する1対の
摩擦部品と、制動トルクを生じるため上記摩擦部品を互
いに押し付けるアクチュエータを含む。ブレーキの摩擦
部品に使用される各種材料は当業界で公知である。上記
材料は、鋼合金、鋳鉄、焼結金属、炭化ケイ素粒状強化
アルミニウム、繊維強化複合材料および半金属性の有機
制動パッドを含む。適当な繊維強化複合材料は、炭素/
炭素複合材料および繊維強化セラミック材料を含む。
の制動機、すなわちブレーキが業界で公知である。一般
にブレーキは、少なくとも相互に対して回転する1対の
摩擦部品と、制動トルクを生じるため上記摩擦部品を互
いに押し付けるアクチュエータを含む。ブレーキの摩擦
部品に使用される各種材料は当業界で公知である。上記
材料は、鋼合金、鋳鉄、焼結金属、炭化ケイ素粒状強化
アルミニウム、繊維強化複合材料および半金属性の有機
制動パッドを含む。適当な繊維強化複合材料は、炭素/
炭素複合材料および繊維強化セラミック材料を含む。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】炭素/炭素ブレーキ摩
擦部品は、それらが非常に高温において有効に作動可能
で、かつ炭素/炭素摩擦部品は他形式の摩擦部品よりも
全体に遥かに軽量であるために、多くの航空宇宙型応
用、特にディスクブレーキに使用されてきた。これらの
特性は高速列車の要請にまさに応じるものである。しか
しながら、摩擦係数は一般に初速度に依存するので、多
くの材料の摩擦係数は初速度の変化で大きく変わる傾向
がある。炭素/炭素を含めて、多くの材料に対する変動
は、初速度の広範囲にわたってよりコンスタントな減速
力が要求される多くの応用に対して余りにも大きすぎ
る。この問題は一般に圧力制御装置がなくかつブレーキ
を活性化する時にブレーキに印加される一定の力でオン
またはオフ・モードに作動する列車ブレーキにおいて悪
化する。上記列車制動技術における他の研究者等による
従来の開発は、所望の制動特性:初速度に比較的影響さ
れない摩擦係数を持った制動材料を提供することに集中
された。しかしながら、この研究は、炭素/炭素のよう
に軽量および耐熱性のような他の誠に望ましい特徴を備
える、列車ブレーキの幾つかの制動材料の使用に限定さ
れている。
擦部品は、それらが非常に高温において有効に作動可能
で、かつ炭素/炭素摩擦部品は他形式の摩擦部品よりも
全体に遥かに軽量であるために、多くの航空宇宙型応
用、特にディスクブレーキに使用されてきた。これらの
特性は高速列車の要請にまさに応じるものである。しか
しながら、摩擦係数は一般に初速度に依存するので、多
くの材料の摩擦係数は初速度の変化で大きく変わる傾向
がある。炭素/炭素を含めて、多くの材料に対する変動
は、初速度の広範囲にわたってよりコンスタントな減速
力が要求される多くの応用に対して余りにも大きすぎ
る。この問題は一般に圧力制御装置がなくかつブレーキ
を活性化する時にブレーキに印加される一定の力でオン
またはオフ・モードに作動する列車ブレーキにおいて悪
化する。上記列車制動技術における他の研究者等による
従来の開発は、所望の制動特性:初速度に比較的影響さ
れない摩擦係数を持った制動材料を提供することに集中
された。しかしながら、この研究は、炭素/炭素のよう
に軽量および耐熱性のような他の誠に望ましい特徴を備
える、列車ブレーキの幾つかの制動材料の使用に限定さ
れている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記に十分に
記載するように、新規様式でブレーキを活性化すること
によりこの問題を克服し、かつ比較的初速度に影響を受
けない摩擦係数を有する制動材料に限定されるものでは
ない。本発明は装置および方法の両方で明示され、高速
列車に使用する制動材料の範囲を大きく拡張するもので
ある。
記載するように、新規様式でブレーキを活性化すること
によりこの問題を克服し、かつ比較的初速度に影響を受
けない摩擦係数を有する制動材料に限定されるものでは
ない。本発明は装置および方法の両方で明示され、高速
列車に使用する制動材料の範囲を大きく拡張するもので
ある。
【0005】
【作用】本発明の一局面によれば、質量体に取り付けら
れた複数の回転車輪構造体の初速度で運動する質量体を
減速させる制動装置が提供される。この制動装置は:多
数の制動部品、この多数の制動部品の各々は活性化され
る時に上記質量体に減速力を発生させ、この減速力は初
速度が増加するにつれ減少し、初速度が減少するにつれ
て増加するように初速度に依存する;および
れた複数の回転車輪構造体の初速度で運動する質量体を
減速させる制動装置が提供される。この制動装置は:多
数の制動部品、この多数の制動部品の各々は活性化され
る時に上記質量体に減速力を発生させ、この減速力は初
速度が増加するにつれ減少し、初速度が減少するにつれ
て増加するように初速度に依存する;および
【0006】初速度が初速度の第1範囲内にある場合、
制動部品の第1セットを活性化することにより、そして
初速度が初速度の第2範囲内にある場合、制動部品の第
2セットを活性化することにより、全減速力を発生する
ように配置される制御装置、上記第1範囲内の速度は上
記第2範囲内の速度よりも大きく、上記第2セットは、
上記第1セットだけで上記第1および第2範囲にわたり
提供するよりも、上記第1および第2範囲にわたりより
コンスタントな減速力を提供するために、上記第1セッ
トよりも少なくとも1つ少ない制動部品を含んでいる;
を含んでなる。
制動部品の第1セットを活性化することにより、そして
初速度が初速度の第2範囲内にある場合、制動部品の第
2セットを活性化することにより、全減速力を発生する
ように配置される制御装置、上記第1範囲内の速度は上
記第2範囲内の速度よりも大きく、上記第2セットは、
上記第1セットだけで上記第1および第2範囲にわたり
提供するよりも、上記第1および第2範囲にわたりより
コンスタントな減速力を提供するために、上記第1セッ
トよりも少なくとも1つ少ない制動部品を含んでいる;
を含んでなる。
【0007】本発明の他の一局面によると、質量体に取
り付けられた複数の回転車輪構造体の初速度で運動する
質量体を減速させる制動方法が提供され、この制動方法
は:初速度の第1範囲内にわたり制動部品の第1セット
を活性化することにより、そして初速度の第2範囲にわ
たり制動部品の第2セットを活性化することにより、上
記質量体に全減速力を発生させるステップを含む。上記
制動部品の各々は活性化される時に上記質量体に減速力
を発生させ、この減速力は初速度が増加するにつれて減
少しそして初速度が減少するにつれて増加するように初
速度に依存し、上記第2セットは、上記第1セットだけ
で上記第1および第2範囲にわたり提供するよりも、上
記第1および第2範囲にわたり、よりコンスタントな減
速力を提供するために、上記第1セットよりも少ない制
動部品を含む。
り付けられた複数の回転車輪構造体の初速度で運動する
質量体を減速させる制動方法が提供され、この制動方法
は:初速度の第1範囲内にわたり制動部品の第1セット
を活性化することにより、そして初速度の第2範囲にわ
たり制動部品の第2セットを活性化することにより、上
記質量体に全減速力を発生させるステップを含む。上記
制動部品の各々は活性化される時に上記質量体に減速力
を発生させ、この減速力は初速度が増加するにつれて減
少しそして初速度が減少するにつれて増加するように初
速度に依存し、上記第2セットは、上記第1セットだけ
で上記第1および第2範囲にわたり提供するよりも、上
記第1および第2範囲にわたり、よりコンスタントな減
速力を提供するために、上記第1セットよりも少ない制
動部品を含む。
【0008】本発明による制動装置および制動方法は、
初速度の広範囲にわたって、よりコンスタントな制動力
を提供し、かつ高速列車に使用される制動材料の範囲を
大きく拡張するものである。
初速度の広範囲にわたって、よりコンスタントな制動力
を提供し、かつ高速列車に使用される制動材料の範囲を
大きく拡張するものである。
【0009】本発明による質量体を減速させる制動装置
は、図1〜図7に概略されている。各図において同類構
成部品は同一参照数字で示されている。特に図1につい
て説明すると、質量体10に取り付けられた複数の回転
車輪構造体14で運動する質量体10が示されている。
示された実施例において、上記質量体10は1対のレー
ル46上を運動する列車機関車であるが、質量体10は
列車車両48または他形式の質量体であることもでき
る。図3について説明すると、本発明の一局面による制
動装置12の断面に沿って、図1の線3−3に沿う質量
体10および車輪構造体14の断面図が示されている。
制動装置12は複数の制動部品16を含む。各制動部品
16は上記質量体10に取り付けられた少なくとも1つ
の摩擦部品18、および上記車輪構造体14に取り付け
られた少なくとも1つの摩擦部品20を備えた摩擦部品
18および20を含む。上記減速力は、独立制御アクチ
ュエータ24の力と共に上記摩擦部品を圧することによ
り生じる。従って、「制動部品」とは、質量体10に減
速力を発生する独立制御装置を意味する。
は、図1〜図7に概略されている。各図において同類構
成部品は同一参照数字で示されている。特に図1につい
て説明すると、質量体10に取り付けられた複数の回転
車輪構造体14で運動する質量体10が示されている。
示された実施例において、上記質量体10は1対のレー
ル46上を運動する列車機関車であるが、質量体10は
列車車両48または他形式の質量体であることもでき
る。図3について説明すると、本発明の一局面による制
動装置12の断面に沿って、図1の線3−3に沿う質量
体10および車輪構造体14の断面図が示されている。
制動装置12は複数の制動部品16を含む。各制動部品
16は上記質量体10に取り付けられた少なくとも1つ
の摩擦部品18、および上記車輪構造体14に取り付け
られた少なくとも1つの摩擦部品20を備えた摩擦部品
18および20を含む。上記減速力は、独立制御アクチ
ュエータ24の力と共に上記摩擦部品を圧することによ
り生じる。従って、「制動部品」とは、質量体10に減
速力を発生する独立制御装置を意味する。
【0010】図3において、上記摩擦部品は、質量体1
0に対して回転係合する少なくとも2個のステータ1
8、および2個のステータ18間に置かれた車輪構造体
14の1つに回転係合する少なくとも1個のロータ20
を含む。上記ステータ18は、このステータ18を上記
ロータ20に接近および離隔させる様式で質量体10と
噛み合う。少なくとも1個のアクチュエータ24が制動
部品16を活性化しかつ減速力を生じる上記ロータ20
に対しステータ18を押し付けるように配置される。全
ての活性化された制動部品16は、一緒になって全減速
力を与える。
0に対して回転係合する少なくとも2個のステータ1
8、および2個のステータ18間に置かれた車輪構造体
14の1つに回転係合する少なくとも1個のロータ20
を含む。上記ステータ18は、このステータ18を上記
ロータ20に接近および離隔させる様式で質量体10と
噛み合う。少なくとも1個のアクチュエータ24が制動
部品16を活性化しかつ減速力を生じる上記ロータ20
に対しステータ18を押し付けるように配置される。全
ての活性化された制動部品16は、一緒になって全減速
力を与える。
【0011】図4において、制動装置12は、単一車輪
構造体14に取り付けられる3個だけの制動部品16を
備える。しかしながら、3個だけの制動部品16よりも
遥かに多数の制動部品16が所望の全減速力に依存して
与えられ、また1またはそれ以上の制動部品16が、1
またはそれ以上の車輪構造体14に取り付けられること
もできる。例えば、図3の制動部品16は、車輪構造体
14当りただ1個の制動部品16を備え、3個の車輪構
造体14に取り付けられる。別法として、例えば3個の
制動部品16を1個の車輪構造体14に取り付けること
もでき、2個の制動部品16を他の1車輪構造体14に
取り付けることもでき、そして4個の車輪構造体16を
さらに他の1車輪構造体14に取り付けることもでき
る。このように無数の組み合わせが本発明の実施におい
て予期できる。
構造体14に取り付けられる3個だけの制動部品16を
備える。しかしながら、3個だけの制動部品16よりも
遥かに多数の制動部品16が所望の全減速力に依存して
与えられ、また1またはそれ以上の制動部品16が、1
またはそれ以上の車輪構造体14に取り付けられること
もできる。例えば、図3の制動部品16は、車輪構造体
14当りただ1個の制動部品16を備え、3個の車輪構
造体14に取り付けられる。別法として、例えば3個の
制動部品16を1個の車輪構造体14に取り付けること
もでき、2個の制動部品16を他の1車輪構造体14に
取り付けることもでき、そして4個の車輪構造体16を
さらに他の1車輪構造体14に取り付けることもでき
る。このように無数の組み合わせが本発明の実施におい
て予期できる。
【0012】図3に示される実施例において、制動部品
16はただ1個のロータ20と2個のステータ18を設
けた「キャリパー形」ブレーキである。各ステータ18
はロータ20の周囲に部分的にのみ延び出る。キャリパ
ー形ブレーキは当業界で公知である。車輪構造体14は
2個の車輪42間に延び出る車軸40を有し、かつ上記
ロータ20はこの車軸40に取り付けられる。車軸40
は1対の軸受60内の質量体10に装着される。車軸4
0にロータ20を装着し、ステータ18を上記ロータに
近接および離隔させる様式でキャリパー38内に1対の
ステータを装着する適当な方法は当業界で公知である。
上記ステータ18は上記キャリパー38に回転係合し、
そしてキャリパー38は質量体10に回転係合される。
アクチュエータ24は、ステータ36とロータ20との
界面に摩擦力を生じる1個のロータ20に対し各ステー
タ36を押し付ける。キャリパー形ブレーキにおいて、
キャリパー38は遠いステータ36と噛み合い、かつア
クチュエータ24と協働してステータ36とロータ20
を共に圧し、従って制動部品16あたりの単一アクチュ
エータ24の使用を可能とする。各種キャリパー装置は
当業界で公知である。界面における摩擦力は車軸40と
車輪42の回転方向と逆に、車軸40の周りに作用する
減速トルクを生じる。車輪42は、減速トルクを質量体
10の運動と反対方向に作用する減速力に変換し、これ
により質量体10を減速させる。
16はただ1個のロータ20と2個のステータ18を設
けた「キャリパー形」ブレーキである。各ステータ18
はロータ20の周囲に部分的にのみ延び出る。キャリパ
ー形ブレーキは当業界で公知である。車輪構造体14は
2個の車輪42間に延び出る車軸40を有し、かつ上記
ロータ20はこの車軸40に取り付けられる。車軸40
は1対の軸受60内の質量体10に装着される。車軸4
0にロータ20を装着し、ステータ18を上記ロータに
近接および離隔させる様式でキャリパー38内に1対の
ステータを装着する適当な方法は当業界で公知である。
上記ステータ18は上記キャリパー38に回転係合し、
そしてキャリパー38は質量体10に回転係合される。
アクチュエータ24は、ステータ36とロータ20との
界面に摩擦力を生じる1個のロータ20に対し各ステー
タ36を押し付ける。キャリパー形ブレーキにおいて、
キャリパー38は遠いステータ36と噛み合い、かつア
クチュエータ24と協働してステータ36とロータ20
を共に圧し、従って制動部品16あたりの単一アクチュ
エータ24の使用を可能とする。各種キャリパー装置は
当業界で公知である。界面における摩擦力は車軸40と
車輪42の回転方向と逆に、車軸40の周りに作用する
減速トルクを生じる。車輪42は、減速トルクを質量体
10の運動と反対方向に作用する減速力に変換し、これ
により質量体10を減速させる。
【0013】好適な実施態様によると、アクチュエータ
24の各々は、ピストン50が上記ステータ18に近接
および離隔運動できる様式で孔52内にシールされたピ
ストン50を含む。油圧または空圧管路54、56また
は58は、各孔52に加圧流体を供給して、各ピストン
50を対応ステータ18方向に押し付ける。電磁アクチ
ュエータを含む、他形式のアクチュエータも同様に本発
明で使用するのに好適である。各制動部品16は、スプ
リングによって、または孔52内の可逆圧力によって、
または当業界公知の任意の他の方法によって、上記ピス
トン50をステータ18から押して隔離させる圧力を各
孔52から除去することにより不活性化される。ここま
で説明したように、キャリパー形ディスクブレーキの作
動は当業界で公知である。
24の各々は、ピストン50が上記ステータ18に近接
および離隔運動できる様式で孔52内にシールされたピ
ストン50を含む。油圧または空圧管路54、56また
は58は、各孔52に加圧流体を供給して、各ピストン
50を対応ステータ18方向に押し付ける。電磁アクチ
ュエータを含む、他形式のアクチュエータも同様に本発
明で使用するのに好適である。各制動部品16は、スプ
リングによって、または孔52内の可逆圧力によって、
または当業界公知の任意の他の方法によって、上記ピス
トン50をステータ18から押して隔離させる圧力を各
孔52から除去することにより不活性化される。ここま
で説明したように、キャリパー形ディスクブレーキの作
動は当業界で公知である。
【0014】キャリパー形ディスクブレーキに関して記
載したが、本発明は、全円ディスクブレーキ、ドラムブ
レーキ、および当業界公知の他形式のブレーキを含む他
形式の制動部品でも使用できる。全円ディスクブレーキ
は通常航空機の制動に使用され、そのステータはロータ
の全周囲に延び出ている。ドラムブレーキにおいては、
制動技術分野において周知のように、摩擦部品がブレー
キ・シューおよびドラムを含む。
載したが、本発明は、全円ディスクブレーキ、ドラムブ
レーキ、および当業界公知の他形式のブレーキを含む他
形式の制動部品でも使用できる。全円ディスクブレーキ
は通常航空機の制動に使用され、そのステータはロータ
の全周囲に延び出ている。ドラムブレーキにおいては、
制動技術分野において周知のように、摩擦部品がブレー
キ・シューおよびドラムを含む。
【0015】図2について説明すると、平均摩擦係数
(Mu)対初期平均ブレーキ速度が、炭素/炭素ロータ
およびステータを備えた3形式のディスクブレーキに対
して示されている。摩擦係数は質量体が減速するにつれ
限定された程度まで実際に変化する。図2に示される平
均摩擦係数は、一定初速度から完全停止までの速度の範
囲にわたる平均を示している。初速度とは、1または1
以上の制動部品の活性化で誘導される減速直前の質量体
の速度をいう。摩擦係数とは、上記減速力を、ロータと
ステータを(摩擦界面への法線方向)に共に押すため印
加する活性化力で割算したものとして定義される。活性
化力は本明細書では大文字「P」で示される。平均ブレ
ーキ速度は、ロータがステータに接触する環状摩擦界面
の内径と外径との中間点におけるステータに対するロー
タの線形速度である。平均ブレーキ速度は、車軸回転速
度と、車軸中心線から上記環状摩擦界面の中点までの半
径との積である。減速力はブレーキで生じた減速トルク
を、回転中心から摩擦界面の平均半径で割った値であ
る。
(Mu)対初期平均ブレーキ速度が、炭素/炭素ロータ
およびステータを備えた3形式のディスクブレーキに対
して示されている。摩擦係数は質量体が減速するにつれ
限定された程度まで実際に変化する。図2に示される平
均摩擦係数は、一定初速度から完全停止までの速度の範
囲にわたる平均を示している。初速度とは、1または1
以上の制動部品の活性化で誘導される減速直前の質量体
の速度をいう。摩擦係数とは、上記減速力を、ロータと
ステータを(摩擦界面への法線方向)に共に押すため印
加する活性化力で割算したものとして定義される。活性
化力は本明細書では大文字「P」で示される。平均ブレ
ーキ速度は、ロータがステータに接触する環状摩擦界面
の内径と外径との中間点におけるステータに対するロー
タの線形速度である。平均ブレーキ速度は、車軸回転速
度と、車軸中心線から上記環状摩擦界面の中点までの半
径との積である。減速力はブレーキで生じた減速トルク
を、回転中心から摩擦界面の平均半径で割った値であ
る。
【0016】さらに図2について説明すると、曲線64
は代表的キャリパー形ディスクブレーキを示している。
曲線66は代表的全円ディスクブレーキを示している。
曲線68は高速磁気浮上列車の単一車軸上に装着される
3個の全円ディスクブレーキを設けた制動装置を示して
いる。摩擦係数は平均ブレーキ速度が減少するにつれ増
加傾向にあり、しかも摩擦係数対平均ブレーキ速度は、
全円ディスクブレーキ(曲線66および曲線68)にお
けるよりも、キャリパー形ディスクブレーキ(曲線6
4)が遥かに変化が少ないことに留意されたい。このよ
うにキャリパー形ディスクブレーキはより安定した摩擦
係数を備えており、好適である。
は代表的キャリパー形ディスクブレーキを示している。
曲線66は代表的全円ディスクブレーキを示している。
曲線68は高速磁気浮上列車の単一車軸上に装着される
3個の全円ディスクブレーキを設けた制動装置を示して
いる。摩擦係数は平均ブレーキ速度が減少するにつれ増
加傾向にあり、しかも摩擦係数対平均ブレーキ速度は、
全円ディスクブレーキ(曲線66および曲線68)にお
けるよりも、キャリパー形ディスクブレーキ(曲線6
4)が遥かに変化が少ないことに留意されたい。このよ
うにキャリパー形ディスクブレーキはより安定した摩擦
係数を備えており、好適である。
【0017】本発明による制動装置において各制動部品
はキャリパー形ディスクブレーキにすることができる。
車軸の回転速度は質量体10の速度と正比例関係にある
(図1)。特に、車軸14の回転速度(図3)は、質量
体10(図1)の速度を車輪42(図3)の半径で割っ
た商である。このように、減速力は質量体10の速度が
減少するにつれて増加する傾向がある。さらに、各制動
部品により与えられる減速力は、さらに、制動部品によ
り吸収される運動エネルギーの量に依存する。減速力は
この量の増加につれ減少し、そしてこの量の減少につれ
増加する。
はキャリパー形ディスクブレーキにすることができる。
車軸の回転速度は質量体10の速度と正比例関係にある
(図1)。特に、車軸14の回転速度(図3)は、質量
体10(図1)の速度を車輪42(図3)の半径で割っ
た商である。このように、減速力は質量体10の速度が
減少するにつれて増加する傾向がある。さらに、各制動
部品により与えられる減速力は、さらに、制動部品によ
り吸収される運動エネルギーの量に依存する。減速力は
この量の増加につれ減少し、そしてこの量の減少につれ
増加する。
【0018】初速度の広範囲にわたり、比較的安定した
または一定の減速力が、列車制動装置には一般に望まれ
る。図2の曲線68に示されるように、一定の活性化力
Pをもって初速度約225Km/Hから約25Km/H
までの全範囲にわたり、摩擦係数は300%またはそれ
以上に変動する。同一範囲にわたり、約100%または
それ以下の変動を必要とする高速列車用としては、この
変動は一般に受け入れ難い。さらに、初速度の全範囲
は、初速度約350Km/Hまたはそれ以上の初速度を
含むことができる。このことは、さらに、平均摩擦係数
対炭素/炭素摩擦部品を備える単一制動部品の初速度の
代表的曲線を示している図6によって示されている。平
均摩擦係数は、初速度が増加するにつれて摩擦係数が減
少し、そして初速度が減少するにつれて摩擦係数が増加
するように初速度に依存することに留意されたい。この
制動部品により生じる減速力は、それが摩擦係数および
活性化力(減速力=Mu×P)に正比例関係にあるので
同一傾向をたどる。図6で示される変動は多くの制動材
料の代表的なものである。これらの効果は、下記実施例
で示される新規な様式で制動部品を活性化することによ
り最小化される。
または一定の減速力が、列車制動装置には一般に望まれ
る。図2の曲線68に示されるように、一定の活性化力
Pをもって初速度約225Km/Hから約25Km/H
までの全範囲にわたり、摩擦係数は300%またはそれ
以上に変動する。同一範囲にわたり、約100%または
それ以下の変動を必要とする高速列車用としては、この
変動は一般に受け入れ難い。さらに、初速度の全範囲
は、初速度約350Km/Hまたはそれ以上の初速度を
含むことができる。このことは、さらに、平均摩擦係数
対炭素/炭素摩擦部品を備える単一制動部品の初速度の
代表的曲線を示している図6によって示されている。平
均摩擦係数は、初速度が増加するにつれて摩擦係数が減
少し、そして初速度が減少するにつれて摩擦係数が増加
するように初速度に依存することに留意されたい。この
制動部品により生じる減速力は、それが摩擦係数および
活性化力(減速力=Mu×P)に正比例関係にあるので
同一傾向をたどる。図6で示される変動は多くの制動材
料の代表的なものである。これらの効果は、下記実施例
で示される新規な様式で制動部品を活性化することによ
り最小化される。
【0019】
実施例1 従来技術で教示されるように、3個の制動部品が同時に
一定活性化力Pで活性化される場合を想定する。各制動
部品は図6で示されるような制動特性を有する。初速度
300Km/HにおいてMuは0.15である。従って
全減速力は3×0.15×Pで0.45×Pに等しい。初
速度200Km/HにおいてMuは0.30である。全
減速力は3×0.30×Pで0.90×Pに等しい。10
0Km/HにおいてMuは0.45である。全減速力は
3×0.45×Pで1.35×Pに等しい。これらの値は
次のとおり表1、および図7の曲線100として示され
る。
一定活性化力Pで活性化される場合を想定する。各制動
部品は図6で示されるような制動特性を有する。初速度
300Km/HにおいてMuは0.15である。従って
全減速力は3×0.15×Pで0.45×Pに等しい。初
速度200Km/HにおいてMuは0.30である。全
減速力は3×0.30×Pで0.90×Pに等しい。10
0Km/HにおいてMuは0.45である。全減速力は
3×0.45×Pで1.35×Pに等しい。これらの値は
次のとおり表1、および図7の曲線100として示され
る。
【0020】
【表1】
【0021】実施例2 本発明の一局面に従い、2個の制動部品だけが200K
m/Hの初速度で活性化され得る。図6によると、この
初速度におけるMuは0.30である。しかし2個のブ
レーキだけがこれらのブレーキを高温にさせ、そして図
6に示されるものから平均摩擦係数を減少させる質量体
の運動エネルギーを吸収する。減少される摩擦係数は実
験により決定されるべきであるが、ここでは0.25と
して推定している。従って、全減速力は2×0.25×
Pで0.50×Pに等しい。
m/Hの初速度で活性化され得る。図6によると、この
初速度におけるMuは0.30である。しかし2個のブ
レーキだけがこれらのブレーキを高温にさせ、そして図
6に示されるものから平均摩擦係数を減少させる質量体
の運動エネルギーを吸収する。減少される摩擦係数は実
験により決定されるべきであるが、ここでは0.25と
して推定している。従って、全減速力は2×0.25×
Pで0.50×Pに等しい。
【0022】本発明の他の一局面によれば、ただ1個の
制動部品が100Km/Hの初速度で活性化される。図
6によると、この初速度におけるMuは0.45である
が、単一制動部品が全運動エネルギーを吸収するので、
やや少ない値を取り、そして約0.40と推定される。
全減速力は1×0.40×Pで0.40×Pとなる。これ
らの値は次のとおり表2、および図7にプロットされる
データとして示される。
制動部品が100Km/Hの初速度で活性化される。図
6によると、この初速度におけるMuは0.45である
が、単一制動部品が全運動エネルギーを吸収するので、
やや少ない値を取り、そして約0.40と推定される。
全減速力は1×0.40×Pで0.40×Pとなる。これ
らの値は次のとおり表2、および図7にプロットされる
データとして示される。
【0023】
【表2】
【0024】これらの実施例を比較すると、表2に示さ
れた全減速力は、表1に示された全減速力よりも、より
遥かにコンスタントであることが立証される。図7につ
いて説明すると、初速度で運動する質量体10を減速す
る制動方法と共に、全減速力対初速度のプロットが示さ
れる。質量体10に関する全減速力は、初速度31の第
1範囲にわたる制動部品の第1セットおよび初速度32
の第2範囲にわたる制動部品16の第2セットを活性化
することにより生じる。第1範囲31から第2範囲32
への転移は初速度34において起こる。第1範囲31内
の初速度は、第2範囲32内の初速度よりも大きい。実
施例によれば、上記第1セットはもしも初速度が第1範
囲31内に属する場合には3個の制動部品を含み、そし
て初速度が第2範囲32内に属する場合には上記第2セ
ットは2個の制動部品を含み、これにより曲線100か
ら曲線102への転移を初速度34において生じさせ
る。曲線102により表わされる範囲32内の全減速力
は曲線100により示されるように、第1セットの制動
部品だけで両範囲にわたり提供するよりも、範囲31内
の全減速力に遥かに接近している。
れた全減速力は、表1に示された全減速力よりも、より
遥かにコンスタントであることが立証される。図7につ
いて説明すると、初速度で運動する質量体10を減速す
る制動方法と共に、全減速力対初速度のプロットが示さ
れる。質量体10に関する全減速力は、初速度31の第
1範囲にわたる制動部品の第1セットおよび初速度32
の第2範囲にわたる制動部品16の第2セットを活性化
することにより生じる。第1範囲31から第2範囲32
への転移は初速度34において起こる。第1範囲31内
の初速度は、第2範囲32内の初速度よりも大きい。実
施例によれば、上記第1セットはもしも初速度が第1範
囲31内に属する場合には3個の制動部品を含み、そし
て初速度が第2範囲32内に属する場合には上記第2セ
ットは2個の制動部品を含み、これにより曲線100か
ら曲線102への転移を初速度34において生じさせ
る。曲線102により表わされる範囲32内の全減速力
は曲線100により示されるように、第1セットの制動
部品だけで両範囲にわたり提供するよりも、範囲31内
の全減速力に遥かに接近している。
【0025】このように、本発明の一局面によれば、制
動部品16の各々は活性化される時に質量体10に減速
力を生じ、この減速力は初速度が増加するにつれて減少
し、そして初速度が減少するにつれて増加するように初
速度に依存する。そして第1範囲31および第2範囲3
2にわたり第1セットだけで提供するよりも、第1およ
び第2範囲にわたりよりコンスタントな全減速力を提供
するために、第2セットは第1セットよりも少ない制動
部品16を含む。上記全減速力は、少なくとも初速度の
第3範囲にわたって、少なくとも制動部品の第3セット
を活性化することにより曲線100からさらに修正され
得る。第2範囲32の速度は第3範囲33の速度よりも
大きい。実施例によると初速度が第1範囲33内に属す
る場合には第3セットはただ1個の制動部品を含み、こ
れにより初速度35において曲線102から曲線104
に転移する。曲線104により表わされる範囲33内の
全減速力は、曲線100により示されるように、第1、
第2および第3範囲、31、32および33にわたり第
1セットの制動部品だけで提供するよりも、範囲31お
よび範囲32内の全減速力に遥かに接近している。従っ
て本発明の一局面によると、上記第1または第2セット
だけが上記第1、第2および第3範囲、31、32およ
び33にわたって提供するよりも、第1、第2および第
3範囲、31、32および33にわたってよりコンスタ
ントな全減速力を提供するために、上記第3セットが第
2セットよりも少なくとも1個少ない制動部品を含む。
動部品16の各々は活性化される時に質量体10に減速
力を生じ、この減速力は初速度が増加するにつれて減少
し、そして初速度が減少するにつれて増加するように初
速度に依存する。そして第1範囲31および第2範囲3
2にわたり第1セットだけで提供するよりも、第1およ
び第2範囲にわたりよりコンスタントな全減速力を提供
するために、第2セットは第1セットよりも少ない制動
部品16を含む。上記全減速力は、少なくとも初速度の
第3範囲にわたって、少なくとも制動部品の第3セット
を活性化することにより曲線100からさらに修正され
得る。第2範囲32の速度は第3範囲33の速度よりも
大きい。実施例によると初速度が第1範囲33内に属す
る場合には第3セットはただ1個の制動部品を含み、こ
れにより初速度35において曲線102から曲線104
に転移する。曲線104により表わされる範囲33内の
全減速力は、曲線100により示されるように、第1、
第2および第3範囲、31、32および33にわたり第
1セットの制動部品だけで提供するよりも、範囲31お
よび範囲32内の全減速力に遥かに接近している。従っ
て本発明の一局面によると、上記第1または第2セット
だけが上記第1、第2および第3範囲、31、32およ
び33にわたって提供するよりも、第1、第2および第
3範囲、31、32および33にわたってよりコンスタ
ントな全減速力を提供するために、上記第3セットが第
2セットよりも少なくとも1個少ない制動部品を含む。
【0026】実施例では、ただ3範囲および3制動部品
のみで記載されているが、広範囲の初速度にわたり所要
範囲の全減速力を提供するために必要なものとして、任
意数の範囲および制動部品が提供され得る。好適な実施
例によると、全減速力は初速度の第1範囲31および第
2範囲32にわたり平均全減速力から、+60%または
−60%よりも少なく変動し、そして+30%または−
30%よりも少なく変動する。図7において、全減速力
は、約25Km/Hから350Km/Hまでの初速度の
範囲にわたり0.30×Pと0.60×Pの間に維持され
る。
のみで記載されているが、広範囲の初速度にわたり所要
範囲の全減速力を提供するために必要なものとして、任
意数の範囲および制動部品が提供され得る。好適な実施
例によると、全減速力は初速度の第1範囲31および第
2範囲32にわたり平均全減速力から、+60%または
−60%よりも少なく変動し、そして+30%または−
30%よりも少なく変動する。図7において、全減速力
は、約25Km/Hから350Km/Hまでの初速度の
範囲にわたり0.30×Pと0.60×Pの間に維持され
る。
【0027】減速力の所要範囲は適用と共に変動し、そ
して車両製造業車者により一般に特定される。本発明
は、一定活性化力Pでオンまたオフ装置を一般に利用す
る列車制動用に特に有効である。上記のような装置で
は、第1、第2および第3範囲を含め、初速度の全ての
範囲にわたって、力Pはほぼ一定である。一定減速力
は、実行するのに簡単で、かつ列車が減速するとき旅客
の安全性と快適性を維持する。所要減速力を決定する適
切な考察は、緊急時に旅客の安全性と快適性を維持しな
がら列車を停止させるのに必要な最小減速力、および車
輪42とレール46(図3)との間の摩擦係数を含む。
停止中の車輪42とレール46の間の滑走は極めて好ま
しくないものである。
して車両製造業車者により一般に特定される。本発明
は、一定活性化力Pでオンまたオフ装置を一般に利用す
る列車制動用に特に有効である。上記のような装置で
は、第1、第2および第3範囲を含め、初速度の全ての
範囲にわたって、力Pはほぼ一定である。一定減速力
は、実行するのに簡単で、かつ列車が減速するとき旅客
の安全性と快適性を維持する。所要減速力を決定する適
切な考察は、緊急時に旅客の安全性と快適性を維持しな
がら列車を停止させるのに必要な最小減速力、および車
輪42とレール46(図3)との間の摩擦係数を含む。
停止中の車輪42とレール46の間の滑走は極めて好ま
しくないものである。
【0028】初速度の第1、第2および第3範囲、3
3、32および31は本発明の実施において固定される
必要はない。好適な実施例によると、実験を通してこれ
らの範囲は固定されるものであり、そして第1セット
は、初速度が第1の予め決められた速度34よりも大き
ければ活性化される。制動部品の第2セットは、初速度
が第1の決められた速度34未満で、かつ第2の予め決
められた速度35よりも大きければ活性化され、そして
制動部品の第3セットは、初速度が第2の予め決められ
た速度35未満であれば活性化される。第1および第2
の予め決められた速度34および35は実験により決定
され、かつ特定ディスクブレーキの特性および所要減速
力範囲対速度に依存する。その上、所要全減速力、およ
び所要減速力範囲対速度に依存して、任意数の制動部品
および予め決められた速度が提供される。
3、32および31は本発明の実施において固定される
必要はない。好適な実施例によると、実験を通してこれ
らの範囲は固定されるものであり、そして第1セット
は、初速度が第1の予め決められた速度34よりも大き
ければ活性化される。制動部品の第2セットは、初速度
が第1の決められた速度34未満で、かつ第2の予め決
められた速度35よりも大きければ活性化され、そして
制動部品の第3セットは、初速度が第2の予め決められ
た速度35未満であれば活性化される。第1および第2
の予め決められた速度34および35は実験により決定
され、かつ特定ディスクブレーキの特性および所要減速
力範囲対速度に依存する。その上、所要全減速力、およ
び所要減速力範囲対速度に依存して、任意数の制動部品
および予め決められた速度が提供される。
【0029】図4について説明すると、本発明の別の実
施例が示され、ここでは制動部品36が制動装置12
(図3)の1個またはそれ以上の制動部品16と組み合
わされている。各制動部品16および36は、質量体1
0に取り付けられた1対のステータ18を含む(図
3)。制動部品16および36は、ステータ18間に配
置された車輪構造体14(図3)に取り付けられた単一
ロータ20を共有する。制動部品36はまたキャリパー
38(図示せず)およびアクチュエータ24(図示せ
ず)を含み、かつ図3の制動部品と同様に、質量体10
に取り付けられる。各アクチュエータ24は、単一ロー
タ20に対し1対のステータ18を独立して押し付ける
ように配置される。従って、各制動部品16および36
は独立制御され、かつ各制動部品は単一ロータ20を共
有しながら減速力を独立して生じる。多重制動部品を図
4に示されるように配置することもあり、また2個また
はそれ以上の制動部品が単一ロータを共有することもあ
る。図4の実施態様の作動が、本発明の一局面によれ
ば、次の実施例によりさらに説明される。
施例が示され、ここでは制動部品36が制動装置12
(図3)の1個またはそれ以上の制動部品16と組み合
わされている。各制動部品16および36は、質量体1
0に取り付けられた1対のステータ18を含む(図
3)。制動部品16および36は、ステータ18間に配
置された車輪構造体14(図3)に取り付けられた単一
ロータ20を共有する。制動部品36はまたキャリパー
38(図示せず)およびアクチュエータ24(図示せ
ず)を含み、かつ図3の制動部品と同様に、質量体10
に取り付けられる。各アクチュエータ24は、単一ロー
タ20に対し1対のステータ18を独立して押し付ける
ように配置される。従って、各制動部品16および36
は独立制御され、かつ各制動部品は単一ロータ20を共
有しながら減速力を独立して生じる。多重制動部品を図
4に示されるように配置することもあり、また2個また
はそれ以上の制動部品が単一ロータを共有することもあ
る。図4の実施態様の作動が、本発明の一局面によれ
ば、次の実施例によりさらに説明される。
【0030】実施例3 6個の制動部品が、従来技術により教示されるように、
一定の活性化力Pで同時に活性化されることを想定す
る。上記6個の制動部品は2個の3グループに配列さ
れ、図4に示されるように各グループは1個のロータを
共有する。さらに各制動部品により与えられる摩擦係数
を100Km/Hで0.5、200Km/Hで0.3、そ
して300Km/Hで0.1と想定する。300Km/
Hの初速度で全減速力は6×0.1×Pで0.6×Pに等
しい。200Km/Hの初速度で全減速力は6×0.3
0×Pで1.8×Pに等しい。100Km/Hの初速度
で全減速力は6×0.5×Pで3.0×Pに等しい。これ
らの値は表3に示される。
一定の活性化力Pで同時に活性化されることを想定す
る。上記6個の制動部品は2個の3グループに配列さ
れ、図4に示されるように各グループは1個のロータを
共有する。さらに各制動部品により与えられる摩擦係数
を100Km/Hで0.5、200Km/Hで0.3、そ
して300Km/Hで0.1と想定する。300Km/
Hの初速度で全減速力は6×0.1×Pで0.6×Pに等
しい。200Km/Hの初速度で全減速力は6×0.3
0×Pで1.8×Pに等しい。100Km/Hの初速度
で全減速力は6×0.5×Pで3.0×Pに等しい。これ
らの値は表3に示される。
【0031】
【表3】
【0032】実施例4 300Km/Hにおいて、6個の制動部品全てが実施例
3のように活性化され、0.6×Pの全減速力となる。
本発明の一局面によると、各グループ内のただ1個の制
動部品が200Km/Hの初速度で3個の制動部品の全
部のために活性化される。各制動部品の摩擦係数は実施
例3と異なる。何故ならば、ここでは(ロータ20当り
2対のステータ18よりもむしろただ1対のステータ1
8)各グループ内ただ1個の制動部品が活性化されてい
るからである。このことは上記摩擦係数を僅かに、20
0Km/Hで0.35そして100Km/Hで0.35に
増加させる。200Km/Hの初速度で全減速力は3×
0.35×Pで1.05×Pに等しい。ただ3個の制動部
品は同様に100Km/Hの初速度で同様に活性化する
こともでき、全減速力3×0.55×Pで1.65×Pに
等しい。これらの値は表4に示される。
3のように活性化され、0.6×Pの全減速力となる。
本発明の一局面によると、各グループ内のただ1個の制
動部品が200Km/Hの初速度で3個の制動部品の全
部のために活性化される。各制動部品の摩擦係数は実施
例3と異なる。何故ならば、ここでは(ロータ20当り
2対のステータ18よりもむしろただ1対のステータ1
8)各グループ内ただ1個の制動部品が活性化されてい
るからである。このことは上記摩擦係数を僅かに、20
0Km/Hで0.35そして100Km/Hで0.35に
増加させる。200Km/Hの初速度で全減速力は3×
0.35×Pで1.05×Pに等しい。ただ3個の制動部
品は同様に100Km/Hの初速度で同様に活性化する
こともでき、全減速力3×0.55×Pで1.65×Pに
等しい。これらの値は表4に示される。
【0033】
【表4】
【0034】表3および表4を比較すると、実施例4に
より与えられる全減速力は、実施例3により与えられる
全減速力よりも、初速度の範囲にわたり遥かによりコン
スタントになっていることがわかる。ただ6個の制動部
品に関して記載されているが、本発明は任意数の制動部
品に対して適用することができる。さらに制動部品のセ
ットは任意数の制動部品を含むことができる。最終的
に、初速度の対応範囲のある任意数のセットが提供され
ることもある。任意の上記変動は本発明の範囲に属する
ものと考えられる。
より与えられる全減速力は、実施例3により与えられる
全減速力よりも、初速度の範囲にわたり遥かによりコン
スタントになっていることがわかる。ただ6個の制動部
品に関して記載されているが、本発明は任意数の制動部
品に対して適用することができる。さらに制動部品のセ
ットは任意数の制動部品を含むことができる。最終的
に、初速度の対応範囲のある任意数のセットが提供され
ることもある。任意の上記変動は本発明の範囲に属する
ものと考えられる。
【0035】図5について説明すると、前記方法を達成
するために配置された制御装置26が示されている。制
御装置26は、アクチュエータ24(図3)に取り付け
られる、空圧または油圧制御管路54、56および58
を経て制御部分16(図3)の活性化を制御するために
配置される。しかし制御装置26は、電磁アクチュエー
タを含む他形式のアクチュエータを制御するために配置
することもできる。制御装置26は、コントローラ7
8、制御弁80、および制御回路84、86および88
を含む。空圧または油圧装置において、加圧流体を供給
管路90を経て制御弁80に供給する圧力ため82を設
けることもできる。速度感知回路92は、質量体10
(図1)の速度を感知するトランスデューサまたは制御
コンソールと連絡するため設けられる。上記コントロー
ラは、本明細書の前記方法によるアクチュエータ制御管
路54、56および58を経て制動部品16(図3)を
活性化するために必要とされるので、制御弁80を制御
するために配置される。上記コントローラは速度感知回
路92から初速度を読み取り、かつ初速度を複数の初速
度範囲と比較するためにプログラムされる。上記コント
ローラは、次に初速度がどの範囲に属するかを決定し、
かつ対応制御弁80を付勢することにより制動部品の対
応セットを活性化する。
するために配置された制御装置26が示されている。制
御装置26は、アクチュエータ24(図3)に取り付け
られる、空圧または油圧制御管路54、56および58
を経て制御部分16(図3)の活性化を制御するために
配置される。しかし制御装置26は、電磁アクチュエー
タを含む他形式のアクチュエータを制御するために配置
することもできる。制御装置26は、コントローラ7
8、制御弁80、および制御回路84、86および88
を含む。空圧または油圧装置において、加圧流体を供給
管路90を経て制御弁80に供給する圧力ため82を設
けることもできる。速度感知回路92は、質量体10
(図1)の速度を感知するトランスデューサまたは制御
コンソールと連絡するため設けられる。上記コントロー
ラは、本明細書の前記方法によるアクチュエータ制御管
路54、56および58を経て制動部品16(図3)を
活性化するために必要とされるので、制御弁80を制御
するために配置される。上記コントローラは速度感知回
路92から初速度を読み取り、かつ初速度を複数の初速
度範囲と比較するためにプログラムされる。上記コント
ローラは、次に初速度がどの範囲に属するかを決定し、
かつ対応制御弁80を付勢することにより制動部品の対
応セットを活性化する。
【0036】最終的に、瞬間的減速力の変動は、質量体
が減速するにつれ起こる。このような変動は、制動部品
の加熱および摩擦界面における摩擦学的効果に起因す
る。本発明の他の一局面によると、列車が減速するにつ
れて、さらに均一な瞬間全減速力を提供するために、制
動部品の第1、第2または第3セット(またはそれ以
上)の活性化の後、1個またはそれ以上の制動部品が活
性化または不活性化される。上記制御装置26はこの方
法により制動部品を活性化または不活性化するために配
置することもできる。
が減速するにつれ起こる。このような変動は、制動部品
の加熱および摩擦界面における摩擦学的効果に起因す
る。本発明の他の一局面によると、列車が減速するにつ
れて、さらに均一な瞬間全減速力を提供するために、制
動部品の第1、第2または第3セット(またはそれ以
上)の活性化の後、1個またはそれ以上の制動部品が活
性化または不活性化される。上記制御装置26はこの方
法により制動部品を活性化または不活性化するために配
置することもできる。
【0037】本発明の真の範囲および思想を逸脱しない
限り、上記特許請求の範囲で定義されるとおり、多くの
他の態様が可能であることは明らかである。
限り、上記特許請求の範囲で定義されるとおり、多くの
他の態様が可能であることは明らかである。
【図1】 本発明を具体化する高速列車の略示側面図で
ある。
ある。
【図2】 種々の炭素/炭素ディスクブレーキの摩擦係
数対平均ブレーキ速度のプロットである。
数対平均ブレーキ速度のプロットである。
【図3】 図1の線3−3に沿う、本発明による制動装
置の断面図である。
置の断面図である。
【図4】 単一ロータを共有する多重制動部品を備えた
別の実施例を示す。
別の実施例を示す。
【図5】 本発明の一態様による制動装置の略示図であ
る。
る。
【図6】 代表的炭素/炭素ディスクブレーキの平均摩
擦係数対初速度のプロットである。
擦係数対初速度のプロットである。
【図7】 全減速力対初速度のプロットおよび本発明の
一態様による制動装置の制御方法を示す。
一態様による制動装置の制御方法を示す。
10 質量体 12 制動装置 14 車輪構造体 16 制動部品 18 摩擦部品すなわちステータ 20 摩擦部品すなわちロータ 24 独立制御アクチュエータ 26 キャリパー形ブレーキすなわち制御装置 36 制動部品すなわちステータ 38 キャリパー 40 車両 42 車輪 46 レール 48 列車車両 50 ピストン 52 孔 54 アクチュエータ制御管路すなわち空圧または油
圧制御管路 56 アクチュエータ制御管路すなわち空圧または油
圧制御管路 58 アクチュエータ制御管路すなわち空圧または油
圧制御管路 60 軸受 78 コントローラ 80 制御弁 82 圧力ため 84 制御回路 86 制御回路 88 制御回路 90 供給管路 92 速度感知回路
圧制御管路 56 アクチュエータ制御管路すなわち空圧または油
圧制御管路 58 アクチュエータ制御管路すなわち空圧または油
圧制御管路 60 軸受 78 コントローラ 80 制御弁 82 圧力ため 84 制御回路 86 制御回路 88 制御回路 90 供給管路 92 速度感知回路
Claims (24)
- 【請求項1】 質量体に取り付けられた複数の回転車輪
構造体の初速度で運動する質量体を減速させる制動装置
であって、この制動装置は:複数の制動部品を含み、該
複数の制動部品の各々は、活性化される時に上記質量体
に減速力を発生させ、該減速力は、該減速力が初速度の
増加につれて減少し、そして初速度が減少するにつれて
増加するように初速度に依存し;ここで、初速度が初速
度の第1範囲内にある場合、該制動部品の第1セットを
活性化することにより、そして初速度が初速度の第2範
囲内にある場合、上記制動部品の第2セットを活性化す
ることにより、全減速力が発生し、上記第1範囲内の速
度は上記第2範囲内の速度よりも大きく、上記第2セッ
トは、上記第1セットだけで上記第1および第2範囲に
わたり提供するよりも、上記第1および第2範囲にわた
りよりコンスタントな減速力を提供するために、上記第
1セットよりも少なくとも1個少ない制動部品を含む、
ことを特徴とする制御装置。 - 【請求項2】 上記全減速力が初速度の第1および第2
範囲にわたり平均全減速力から+60%または−60%
よりも少なく変動する請求項1の装置。 - 【請求項3】 上記全減速力が初速度の第1および第2
範囲にわたり平均全減速力から+30%または−30%
よりも少なく変動する請求項1の装置。 - 【請求項4】 上記第1セットは、初速度が第1の予め
決められた速度よりも大きい場合に活性化される請求項
1の装置。 - 【請求項5】 上記複数の制動部品の各々により与えら
れる上記減速力は、該制動部品により吸収される運動エ
ネルギーの量にさらに依存し、上記減速力が該エネルギ
ー量の増加につれ減少し、該エネルギー量の減少につれ
増加する請求項1の装置。 - 【請求項6】 初速度の少なくとも第3範囲にわたる、
上記制動部品の少なくとも第3セットが存在し、上記第
2範囲の初速度が該第3範囲の初速度よりも大きく、上
記第1または第2セットだけが上記第1、第2および第
3範囲にわたって提供するよりも、第1、第2および第
3範囲にわたりよりコンスタントな全減速力を提供する
ために、上記第3セットは該第2セットよりも少なくと
も1個少ない制動部品を含む請求項1の装置。 - 【請求項7】 上記第1、第2または第3セットの活性
化後、質量体が減速するにつれ、少なくとも1個の制動
部品が活性化または不活性化される請求項6の装置。 - 【請求項8】 制動部品の上記第1セットは、初速度が
第1の予め決められた速度よりも大きい場合に活性化さ
れ、そして制動部品の上記第2セットは、初速度が上記
第1の予め決められた速度よりも小さくまた第2の予め
決められた速度よりも大きい場合に活性化される請求項
6の装置。 - 【請求項9】 各制動部品は、質量体に取り付けられた
少なくとも1個の摩擦部品および車輪構造体に取り付け
られた少なくとも1個の摩擦部品を含み、そして上記減
速力はこれらの該摩擦部品を力で一緒に押し付けること
により発生し、該減速力は上記第1および第2範囲にわ
たりほぼ一定である請求項1の装置。 - 【請求項10】 上記複数の制動部品の各々は、質量体
に取り付けられた1対のステータとこれらの該ステータ
間に配置された車輪構造体に取り付けられた単一ロータ
および該ステータを該ロータに対し押し付けるために配
置された1個のアクチュエータを含む請求項1の装置。 - 【請求項11】 少なくとも第1および第2の摩擦部品
は、それぞれ質量体に取り付けられそして1対のステー
タ間に配置された上記車輪構造体に取り付けられた単一
ロータを共有する1対のステータおよび該共有されたロ
ータに対し各対のステータを独立に押し付けるように配
置された1個のアクチュエータを含む請求項1の装置。 - 【請求項12】 上記第1または第2セットの活性化
後、質量体の減速につれ少なくとも1個の制動部品が活
性化されるかまたは不活性化される請求項1の装置。 - 【請求項13】 質量体に取り付けられた複数の回転車
輪構造体の初速度で運動する質量体を減速させる制動方
法であって、この制動方法は:初速度の第1範囲にわた
り制動部品の第1セットを活性化することにより、そし
て初速度の第2範囲にわたり制動部品の第2セットを活
性化することにより、上記質量体に全減速力を発生させ
るステップを含有してなり、上記制動部品の各々は活性
化される時に上記質量体に減速力を発生させ、この減速
力は減速力が初速度が増加するにつれて減少しそして初
速度が減少するにつれて増加するように初速度に依存
し、上記第2セットは、上記第1セットだけで上記第1
および第2範囲にわたり提供するよりも、上記第1およ
び第2範囲にわたりよりコンスタントな減速力を提供す
るために、上記第1セットよりも少ない制動部品を含
む、ことを特徴とする制動方法。 - 【請求項14】 上記全減速力が初速度の第1および第
2範囲にわたり平均全減速力から+60%または−60
%よりも少なく変動する請求項13の方法。 - 【請求項15】 上記全減速力が初速度の第1および第
2範囲にわたり平均全減速力から+30%または−30
%よりも少なく変動する請求項13の方法。 - 【請求項16】 初速度が第1の予め決められた速度よ
りも大きい場合に、上記第1セットを活性化するステッ
プをさらに含む請求項13の方法。 - 【請求項17】 上記複数の制動部品の各々により与え
られる上記減速力は、該制動部品により吸収される運動
エネルギーの量にさらに依存し、上記減速力が該エネル
ギー量の増加につれ減少し、該エネルギー量の減少につ
れ増加する請求項13の方法。 - 【請求項18】 初速度の少なくとも第3範囲にわたる
上記制動部品の少なくとも第3セットを活性化するステ
ップをさらに含み、上記第2範囲の初速度が該第3範囲
の初速度よりも大きく、上記第1または第2セットだけ
が上記第1、第2および第3範囲にわたって提供するよ
りも、第1、第2および第3範囲にわたりよりコンスタ
ントな全減速力を提供するために、上記第3セットは該
第2セットよりも少なくとも1個少ない制動部品を含む
請求項13の方法。 - 【請求項19】 第1、第2または第3セットの活性化
後、質量体が減速するにつれ、少なくとも1個の制動部
品が活性化または不活性化されるステップをさらに含む
請求項18の方法。 - 【請求項20】 初速度が第1の予め決められた速度よ
りも大きい場合に、制動部品の上記第1セットを活性化
し、そして制動部品の上記第2セットを初速度が上記第
1の予め決められた速度よりも小さくまた第2の予め決
められた速度よりも大きい場合に、活性化するステップ
をさらに含む請求項18の方法。 - 【請求項21】 各制動部品は、質量体に取り付けられ
た少なくとも1個の摩擦部品および車輪構造体に取り付
けられた少なくとも1個の摩擦部品を含み、そして上記
減速力はこれらの該摩擦部品を力で一緒に押し付けるこ
とにより発生し、該減速力は上記第1および第2範囲に
わたりほぼ一定である請求項13の方法。 - 【請求項22】 各制動部品は、質量体に取り付けられ
た少なくとも1対のステータと該ステータ間に配置され
た車輪構造体に取り付けられた単一ロータおよび該ステ
ータを該ロータに対し押し付けるために配置された1個
のアクチュエータを含む請求項13の方法。 - 【請求項23】 少なくとも第1および第2の摩擦部品
は、それぞれ質量体に取り付けられそして一対のステー
タ間に配置された上記車輪構造体に取り付けられた単一
ロータを共有する該1対のステータおよび該共有された
ロータに対し各対のステータを独立に押し付けるように
配置された1個のアクチュエータを含む請求項13の方
法。 - 【請求項24】 上記第1または第2セットの活性化
後、質量体の減速につれ少なくとも1個の制動部品が活
性化されるかまたは不活性化されるステップをさらに含
む請求項13の方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US43606195A | 1995-05-05 | 1995-05-05 | |
US08/436061 | 1995-05-05 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09144791A true JPH09144791A (ja) | 1997-06-03 |
Family
ID=23730944
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8111617A Pending JPH09144791A (ja) | 1995-05-05 | 1996-05-02 | よりコンスタントな制動力を提供する制動装置および制動方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0741065B1 (ja) |
JP (1) | JPH09144791A (ja) |
AT (1) | ATE213473T1 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19748991A1 (de) * | 1997-11-06 | 1999-05-12 | Cit Alcatel | Verfahren zur rechnergestützten Bestimmung einer Parabelgeschwindigkeit für gemäß einer parabelförmigen Bremskurve abzubremsende Fahrzeuge |
US6530625B2 (en) | 1999-08-27 | 2003-03-11 | Alliedsignal Inc. | Electrically actuated brake with vibration damping |
DE10217180B3 (de) * | 2002-04-18 | 2004-04-01 | GSCHWEND, Thomas | Bremseinheit für Fahrzeuge oder Flugzeuge |
DE102006039883B4 (de) * | 2006-08-25 | 2008-08-21 | Siemens Ag | Verfahren und Bremseinrichtung zur bremskrafterhaltenden Aktivierung einer freilaufenden Achse |
DE102009016986A1 (de) | 2009-04-08 | 2010-10-14 | Knorr-Bremse Systeme für Schienenfahrzeuge GmbH | Verfahren und Einrichtung zur Bremskraftsteuerung |
DE102012010519C5 (de) | 2012-05-25 | 2016-10-20 | Knorr-Bremse Systeme für Schienenfahrzeuge GmbH | Verfahren zur Steuerung einer Druckluftbremseinrichtung eines Schienenfahrzeugs im Falle einer Zwangs-, Schnell- oder Notbremsung |
FR3062113B1 (fr) * | 2017-01-24 | 2019-04-05 | Alstom Transport Technologies | Bogie de vehicule ferroviaire comportant un systeme de freinage comprenant trois disques de frein agences entre les boites d'essieu. |
CN112319537B (zh) * | 2020-10-27 | 2022-05-06 | 中车株洲电力机车研究所有限公司 | 列车空气制动状态实时评估方法、系统、存储介质 |
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DE3824985A1 (de) * | 1988-07-22 | 1990-01-25 | Knorr Bremse Ag | Bremseinrichtung fuer schienenfahrzeuge oder zuege |
DE3924445A1 (de) * | 1989-07-24 | 1991-02-07 | Knorr Bremse Ag | Druckluftbremseinrichtung fuer schienenfahrzeuge |
-
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- 1996-04-24 EP EP96106394A patent/EP0741065B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1996-05-02 JP JP8111617A patent/JPH09144791A/ja active Pending
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---|---|
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DE69619294T2 (de) | 2002-10-02 |
EP0741065A2 (en) | 1996-11-06 |
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ATE213473T1 (de) | 2002-03-15 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050920 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060306 |