JPH09144631A - スタータのオーバーラン防止装置 - Google Patents

スタータのオーバーラン防止装置

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JPH09144631A
JPH09144631A JP7300074A JP30007495A JPH09144631A JP H09144631 A JPH09144631 A JP H09144631A JP 7300074 A JP7300074 A JP 7300074A JP 30007495 A JP30007495 A JP 30007495A JP H09144631 A JPH09144631 A JP H09144631A
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JP
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pinion shaft
weight
switch
overrun
starter
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JP7300074A
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Takeshi Tachibana
武 立花
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明はエンジン始動時においてスタータモー
タがエンジンにより過剰に回転され破損するのを防止す
るオーバーラン防止装置に関し、オーバーランの発生を
簡単な構成でかつ高い信頼性をもって防止することを課
題とする。 【解決手段】ピニオンシャフト5の回転を可動ウェート
22の変位として機械的に検出すると共に、この可動ウ
ェート22の変位により直接的に開閉成される給電停止
スイッチ31を設ける。そして、前記ピニオンシャフト
5の回転数が所定回転数以上となった時に、前記可動ウ
ェート22が給電停止スイッチ31を開成する構成とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスタータのオーバー
ラン防止装置に係り、特にエンジン始動時においてスタ
ータモータがエンジンにより過剰に回転され破損するの
を防止するオーバーラン防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、エンジンを始動するにはモータ
による始動方法が採用されており、その中でもピニオン
を電磁力により押し出してリングギヤと噛合させる押し
込み式の始動装置(スタータ)が多用されている。この
種のスタータは、スタータモータ,マグネットスイッ
チ,スタータクラッチ,ピニオン等を具備しており、エ
ンジンのシリンダブロックに配設されている。
【0003】スタータモータはピニオンが配設されたピ
ニオンシャフトをスタータクラッチを介して回転させる
構成とされており、運転席に配設されたイグニッション
スイッチを閉成することによりバッテリーより給電され
回転する構成とされている。また、ピニオンシャフトは
マグネットスイッチにより軸方向に移動可能な構成とさ
れており、上記イグニッションスイッチを閉成すること
によりマグネットスイッチも駆動され、ピニオンがリン
グギヤと噛合する位置までピニオンシャフトを移動させ
る。
【0004】更に、スタータクラッチは、上記のように
スタータモータの回転をピニオンシャフトに伝達すると
共に、エンジンが始動しリングギヤの回転力がスタータ
モータの回転力を超えた時に、リングギヤの回転力がピ
ニオンシャフトに伝達されないようクラッチ動作を行う
構成とされている。これにより、エンジンの回転力がス
タータモータに伝達されることによるスタータモータの
損傷発生を防止することができる。
【0005】しかるに、運転者によるイグニッションス
イッチを閉成するタイミングが遅れた場合には、上記の
ようにスタータクラッチによりスタータモータとピニオ
ンシャフトとの伝達が切られた状態において、更にスタ
ータモータが回転し続ける状態が発生する。この時、ス
タータモータは無負荷の状態(即ち、ピニオンシャフト
と接続されていない状態)で回転を続けるため、スター
タモータがオーバーランして損傷するおそれがある。そ
こで、スタータモータが過剰に回転を行った場合に、こ
れを検知してスタータモータへの給電を停止するオーバ
ーラン防止装置が提案されている。
【0006】従来、この種のオーバーラン防止装置とし
ては、例えば特開平2−211380号公報に開示され
たものが知られている。同公報に開示されたオーバーラ
ン防止装置は、リングギヤの回転数(これはエンジン回
転数と等価)を検出する回転検出装置と、スタータモー
タへの給電を停止する給電遮断装置とを具備しており、
回転検出装置によりエンジン回転数が所定値以上である
と判断した場合に、給電遮断装置に指令信号を供給する
ことにより給電遮断装置を駆動させ、これによりスター
タモータへの給電を停止する構成とされている。
【0007】この構成とすることにより、運転者の不注
意等によりエンジン始動後にイグニッションスイッチを
開成した状態を維持させてもスタータモータは停止する
ため、スタータモータがオーバーランして損傷すること
を防止することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記した従
来のオーバーラン防止装置は、オーバーランの発生を電
気的に検出する回転検出装置で検出する構成とされてお
り、またオーバーランが検出された場合にも給電遮断装
置に電気信号(指令信号)を供給することによりスター
タモータへの給電を停止する構成とされていた。
【0009】このため、回転検出装置及び給電遮断装置
に接続される配線に断線や接続不良等のフェイルが発生
した場合にはスタータモータの停止を行えなくなり、よ
ってオーバーランの発生を確実に防止することができな
いおそれがあるという問題点があった。
【0010】また、スタータモータへの給電停止させる
給電遮断装置は、コンバータ,コンパレータ,リレー等
の多数の回路により構成され、また電源となるバッテリ
ー,回転検出装置,給電遮断装置との間をワイヤで接続
する必要があり、よってオーバーラン防止装置の構成が
複雑となるという問題点もあった。
【0011】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、ピニオンシャフトの回転を機械的に検出すること
によりオーバーランを検出すると共にスタータモータの
スイッチを開閉操作を上記機械的動作により行うことに
より、オーバーランの発生を簡単な構成でかつ高い信頼
性をもって防止しうるスタータのオーバーラン防止装置
を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明では、下記の手段を講じたことを特徴とするも
のである。請求項1記載の発明では、ピニオンシャフト
の回転を機械的に検出する回転検出手段と、前記回転検
出手段により開閉成されるスイッチ手段とを設け、前記
ピニオンシャフトの回転数が所定回転数以上となった時
に、前記回転検出手段が前記スイッチ手段を開成する構
成としたことを特徴とするものである。
【0013】また、請求項2記載の発明では、前記請求
項1記載のスタータのオーバーラン防止装置において、
前記回転検出手段を前記ピニオンシャフトの回転に伴い
発生する力で変位する可動ウェートにより構成し、前記
可動ウェートの変位により前記スイッチ手段を開成する
構成としたことを特徴とするものである。
【0014】上記の各手段は次のように作用する。請求
項1記載の発明によれば、回転検出手段はピニオンシャ
フトの回転を機械的に検出し、ピニオンシャフトの回転
数が所定回転数以上となると回転検出手段は直接的にス
イッチ手段を開成する。
【0015】このように機械的にピニオンシャフトの過
回転を検出することにより、回転検出手段の構成を簡単
化することができる。また、ピニオンシャフトの回転に
より直接的にスイッチ手段を開成するため、電気信号系
統の簡素化を図ることができ、断線等のフェイルによる
オーバーラン検出不良を防止でき信頼性の向上を図るこ
とができる。
【0016】また、請求項2記載の発明によれば、回転
検出手段をピニオンシャフトの回転に伴い発生する力で
変位する可動ウェートにより構成し、この可動ウェート
の変位によりスイッチ手段を開成する構成としたことに
より、ピニオンシャフトの回転数が所定回転数以上とな
ると、可動ウェートは変位して直接的にスイッチ手段を
開成させる。
【0017】このように、可動ウェートの変位によりピ
ニオンシャフトの過回転を検出する構成とするこによ
り、回転検出手段の構成を簡単化することができ、かつ
確実にオーバーランの検出を行うことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面と共に説明する。図1は本発明の第1実施例である
オーバーラン防止装置1を設けたスタータ(エンジン始
動装置)2の全体構成を示しており、図2はオーバーラ
ン防止装置1を拡大して示しており、更に図3はスター
タ2の電気回路を示している。先ず、図1を用いてスタ
ータ2の全体構成について説明する。
【0019】スタータ2は、大略するとスタータハウジ
ング(図示せず)内にスタータモータ3,スタータクラ
ッチ4,ピニオンシャフト5,マグネットスイッチ6,
及び本発明の要部となるオーバーラン防止装置1等を具
備した構成とされている。このスタータ2は、スタータ
ハウジングをシリンダブロック(図示せず)に固定する
ことによりエンジンに取り付けられる。
【0020】スタータモータ3は、給電されることによ
り回転するアーマチャ25(図3に回路構成として示
す)を内設しており、その先端部はモータハウジングの
外部に延出すると共にドライブピニオン9が配設されて
いる。このドライブピニオン9は、中間ギヤ10を介し
てスタータクラッチ4の外周部に形成されたクラッチギ
ヤ11と噛合している。このドライブピニオン9,中間
ギヤ10,及びクラッチギヤ11は協働して減速機を構
成しており、これによりリングギヤ8の駆動トルクを向
上させ始動性の向上を図っている。
【0021】スタータクラッチ4は両端をベアリング1
2,13で固定されており、また内部にピニオンシャフ
ト5が挿通された構成とされている。このスタータクラ
ッチ4は、図4乃至図6に示されるように、クラッチギ
ヤ11が形成されたクラッチアウタ15とピニオンシャ
フト5と一体的に回転するクラッチインナ16との間に
クラッチローラ17が配設されており、クラッチアウタ
15とクラッチインナ16との間における動力伝達を選
択的に切り換える構成とされている。
【0022】具体的には、スタータモータ3の作動時に
は、クラッチアウタ15とクラッチインナ16との間に
クラッチローラ17が嵌まり込み、クラッチアウタ15
とクラッチインナ16とはロック状態となる。このた
め、スタータモータ3の回転はクラッチアウタ15から
クラッチインナ16に伝達され、よってピニオンシャフ
ト5は回転しリングギヤ11を駆動する。これにより、
エンジンは始動する。
【0023】一方、エンジンが始動してピニオンシャフ
ト5がリングギヤ8により回転されるようになると、ク
ラッチインナ16の回転がクラッチアウタ15の回転よ
り速くなるため、クラッチローラ17は嵌合位置より変
位しクラッチアウタ15とクラッチインナ16とのロッ
ク状態は解除される。これにより、クラッチアウタ15
とクラッチインナ16との間における動力伝達は行われ
なくなり、エンジン回転のスタータモータ3への伝達を
防止でき、従ってスタータモータ3のアーマチャ25の
オーバーランを防止することができる。
【0024】しかるに、運転者によるイグニッションス
イッチ7を閉成するタイミングが遅れエンジン始動後も
スタータモータ3が回転し続ける状態が発生した場合、
スタータモータ3がオーバーランして損傷するおそれが
あることは前述した通りである。
【0025】一方、ピニオンシャフト5は、図1に示す
矢印A1方向端部にリングギヤ8と噛合するピニオンギ
ヤ18が設けられており、また矢印A2方向端部にはマ
グネットスイッチ6のプランジャシャフト14が当接す
るフランジ19が配設されている。また、ピニオンシャ
フト5にはヘリカルスプライン20(図2に詳しい)が
形成されており、このヘリカルスプライン20はフラン
ジ19からA1方向に所定範囲(図4に矢印Bで示す範
囲)にわたり形成されている。
【0026】更に、ピニオンシャフト5にはリターンス
プリング21(図2には図示せず)が挿通されている。
このリターンスプリング21は、フランジ19と後述す
るオーバーラン防止装置1に設けられる可動ウェート2
2との間に配設されており、ピニオンシャフト5を常に
矢印A2方向に付勢するよう弾性力を発揮する構成とさ
れている。
【0027】マグネットスイッチ6は、その内部に図3
に夫々回路構成として示めされるプルインコイル(吸引
コイル)26,ホールディングコイル(保持コイル)2
7,メインスイッチ28が配設されると共に、前記した
プランジャシャフト14が設けられている。このマグネ
ットスイッチ6は、イグニッションスイッチ7が閉成さ
れることにより、プランジャシャフト14をA1方向に
変位させてピニオンシャフト5をピニオンギヤ18とリ
ングギヤ8が噛合する位置まで移動させると共に、スタ
ータモータ3のメイン電流をオン・オフする機能を有す
る。
【0028】このマグネットスイッチ6の動作につい
て、図3を用いて更に詳述する。図3はスタータ2の電
気回路系を示す回路図であり、図中一点鎖線で囲った部
分がマグネットスイッチ6である。また、同図において
29はバッテリー,30はアーマチャ25を回転付勢す
るフィールドコイル,31は後述するオーバーラン防止
装置1に設けられる給電停止スイッチ(スイッチ手段)
である。
【0029】同図に示される回路は次のように動作す
る。尚、以下の動作説明では給電停止スイッチ31は閉
成されているものとして説明する。イグニッションスイ
ッチ7が閉成されると、バッテリー29からプルインコ
イル26及びホールディングコイル27の双方のコイル
に電流が流れ、プランジャシャフト14は図中矢印A1
方向に移動付勢される。これにより、プランジャシャフ
ト14はフランジ部19を押圧し、よってピニオンシャ
フト5は矢印A1方向に移動してピニオンギヤ18はリ
ングギヤ8と噛合する。
【0030】また、プランジャシャフト14にはメイン
スイッチ28の接点が設けられており、ピニオンギヤ1
8とリングギヤ8とが噛合する位置までピニオンシャフ
ト5移動した時点でメインスイッチ28が閉成されるよ
う構成されている。従って、ピニオンギヤ18とリング
ギヤ8とが噛合した時点でスタータモータ3には大電流
が流れ、スタータ1は起動してエンジンは始動される。
尚、この時点でプルインコイル26には電流は流れなく
なり、ホールディングコイル27の通電のみでプランジ
ャシャフト14は保持される。
【0031】一方、イグニッションスイッチ7を開成す
ると、ホールディングコイル27の通電が停止されるた
め、ホールディングコイル27によるプランジャシャフ
ト14の保持も解除される。このため、ピニオンシャフ
ト5に配設されているリターンスプリング21の弾性力
によりピニオンシャフト5は矢印A2方向に変位し、こ
れに伴いプランジャシャフト14もA2方向に移動して
始動前状態に戻る。また、ピニオンシャフト5がA2方
向に変位することによりピニオンギヤ18もリングギヤ
8から離間する。
【0032】続いて、本発明の要部となるオーバーラン
防止装置1の構成について、図1及び図2を用いて説明
する。オーバーラン防止装置1は、可動ウェート22と
給電停止スイッチ31とにより構成された極めて簡単な
構成とされている。可動ウェート22は、例えば樹脂等
の絶縁性部材により形成された絶縁性ウェート23と、
導電性金属により形成された導電性ウェート24とを接
着する等により一体化した構成とされている。この可動
ウェート22はピニオンシャフト5に挿通状態で取り付
けられており、その配設位置はベアリング13とフラン
ジ19との間に設定されている。
【0033】また、前述したようにピニオンシャフト5
にはヘリカルスプライン20が形成されているが、可動
ウェート22にはヘリカルスプライン20と遊嵌状態で
係合する係合溝32が形成されている。よって、可動ウ
ェート22は、ピニオンシャフト5に沿って矢印A1,
A2方向に移動可能な構成とされている。
【0034】一方、給電停止スイッチ31は、ブラシホ
ルダ32に接点ブラシ34が配設されただけの極めて簡
単な構成のスイッチである。この給電停止スイッチ31
は、接点ブラシ34が可動ウェート22を構成する絶縁
性ウェート23及び導電性ウェート24に接触しうる構
成でスタータハウジング(図示せず)に固定されてい
る。この接点ブラシ34は、図3に示されるようにホー
ルディングコイル27に接続された構成とされている。
【0035】また、周知のようにエンジンのシリンダブ
ロックは接地されており(エンジンアース)、スタータ
2を構成する各金属部品も導電性金属により形成されて
いるため導電性ウェート24もエンジンアースされてい
る。従って、接点ブラシ34が導電性ウェート24と接
触し導通することにより給電停止スイッチ31は閉成
し、接点ブラシ34が絶縁性ウェート23と接触するこ
とにより給電停止スイッチ31は開成する。
【0036】図3を用いて前述したように、給電停止ス
イッチ31が閉成した状態(以下、始動状態という)で
は、イグニッションスイッチ7が閉成されることによ
り、バッテリー29からの電流はプルインコイル26及
びホールディングコイル27の双方のコイルに電流が流
れ、プランジャシャフト14はフランジ部19を介して
ピニオンシャフト5を矢印A1方向に移動し、ピニオン
ギヤ18とリングギヤ8とを噛合させる。また、この動
作に伴いメインスイッチ28は閉成され、スタータ1は
起動してエンジンの始動が行われる。更に、この始動状
態では給電停止スイッチ31が閉成しているためホール
ディングコイル27への通電は維持され、よってプラン
ジャシャフト14はA1方向に変位した状態を保持す
る。
【0037】しかるに、始動状態において給電停止スイ
ッチ31が開成されると、ホールディングコイル27へ
の電流の給電は停止される。よって、ホールディングコ
イル27によるプランジャシャフト14の保持は解除さ
れ、リターンスプリング21の弾性力によりピニオンシ
ャフト5及びプランジャシャフト14は矢印A2方向に
移動して始動前状態に戻る。また、プランジャシャフト
14がA2方向に移動することにより、メインスイッチ
28は開成され、スタータモータ3の回転は停止され
る。
【0038】続いて、上記構成とされたオーバーラン防
止装置1の動作について図4乃至図6を用いて説明す
る。図4はイグニッションスイッチ7が開成された状態
(以下、オフ状態という)のオーバーラン防止装置1を
示している。このオフ状態では、マグネットスイッチ6
(図4乃至図6には図示せず)は駆動しておらず、プラ
ンジャシャフト14は矢印A2方向に移動した状態とな
っている。従って、リターンスプリング21の弾性力に
よりピニオンシャフト5は矢印A2方向に変位した状態
となっており、ピニオンギヤ18はリングギヤ8から離
間した状態となっている。
【0039】また、上記のオフ状態においてオーバーラ
ン防止装置1を構成する可動ウェート22は、リターン
スプリング21の弾性力により矢印A1方向に付勢され
ておりベアリング13と当接した状態となっている。こ
のように可動ウェート22がベアリング13と当接した
状態において、給電停止スイッチ31の接点ブラシ34
は可動ウェート22の導電性ウェート24と接触するよ
う構成されている。従って、オフ状態において給電停止
スイッチ31は閉成された状態となっている。
【0040】次に、イグニッションスイッチ7が閉成さ
れ、かつピニオンシャフト5がオーバーラン(過回転)
していない状態(以下、通常状態という)を図5に示
す。この通常状態では、イグニッションスイッチ7が閉
成されることによりマグネットスイッチ6は駆動し、プ
ランジャシャフト14は矢印A1方向に移動する。
【0041】このプランジャシャフト14の移動によ
り、ピニオンシャフト5はリターンスプリング21の弾
性力に抗して矢印A1方向に移動し、ピニオンギヤ18
はリングギヤ8と噛合する。また、前述したように、ピ
ニオンギヤ18がリングギヤ8と噛合した時点でメイン
スイッチ28(図3参照)は閉成され、よってスタータ
モータ3は始動し、その回転力はドライブピニオン9,
中間ギヤ10を介してスタータクラッチ4に伝達され
る。
【0042】そして、エンジンが始動していない場合、
スタータクラッチ4のクラッチアウタ15の回転はクラ
ッチインナ16の回転より速いため、クラッチアウタ1
5に伝達された回転力はクラッチインナ16に伝達され
る。また、クラッチインナ16が回転することによりピ
ニオンシャフト5は回転し、ピニオンギヤ18を介して
リングギヤ8は回転付勢されるためエンジンは始動され
る。
【0043】また、エンジン始動によりリングギヤ8の
回転が速くなり、これに伴いクラッチインナ16(即
ち、ピニオンシャフト5)の回転がクラッチアウタ15
の回転より速くなると、前記したスタータクラッチ4の
有するクラッチ機能によりクラッチアウタ15とクラッ
チインナ16との間の動力伝達は解除される。よって、
スタータモータ3に配設されているアーマチャ25がオ
ーバーランすることを防止でき、スタータモータ3に損
傷が発生することを防止することができる。
【0044】次に、エンジン始動後も運転者がイグニッ
ションスイッチ7を閉成し続けたような状態(以下、オ
ーバーラン状態という)を図6に示す。このオーバーラ
ン状態は、スタータクラッチ4によりスタータモータ3
とピニオンシャフト5との伝達が切られた状態におい
て、更にスタータモータ3が回転し続ける状態である。
【0045】このオーバーラン状態では、スタータモー
タ3は無負荷の状態(即ち、ピニオンシャフト5と接続
されていない状態)で回転を続けるため、スタータモー
タ3がオーバーランして損傷するおそれがある。また、
マグネットスイッチ6も駆動した状態であるため、ピニ
オンギヤ18とリングギヤ8の噛合状態は維持され、よ
ってピニオンシャフト5の回転も高速となる。
【0046】しかるに、本実施例に係るオーバーラン防
止装置1は、可動ウェート22がピニオンシャフト5に
移動可能に配設された構成となっており、また可動ウェ
ート22はピニオンシャフト5に形成されたヘリカルス
プライン20に係合した構成とされている。よって、ピ
ニオンシャフト5が回転することにより、可動ウェート
22にはヘリカルスプライン20に沿って矢印A2方向
に移動しようとする力(以下、移動力という)が発生す
る。ヘリカルスプライン20の形状は、ピニオンシャフ
ト5が回転することにより可動ウェート22に矢印A2
方向に移動力が発生するよう構成されている。
【0047】このピニオンシャフト5が回転することに
より発生する移動力は、リターンスプリング21が発生
する弾性力と関係し、リターンスプリング21の弾性力
が移動力よりも大きい場合、可動ウェート22はベアリ
ング13と当接した状態を維持する。また、上記移動力
はピニオンシャフト5の回転速度にも関係し、ピニオン
シャフト5の回転が速くなるほど移動力は大きくなる。
更に、同一の移動力であっても、可動ウェート22が軽
いほど移動し易くなる。
【0048】従って、本実施例ではオーバーラン状態に
おけるピニオンシャフト5の回転速度を予め実験的に求
めておき、ピニオンシャフト5がオーバーラン状態にお
ける回転速度となった時点で可動ウェート22が矢印A
2方向に移動を開始するよう、リターンスプリング21
の弾性力及び可動ウェート22の重さを設定している。
この構成とすることにより、オーバーラン状態が発生す
ることにより、可動ウェート22は矢印A2方向に移動
する。
【0049】また、給電停止スイッチ31はスタータハ
ウジングに固定されているため、可動ウェート22は接
点ブラシ34に対しても矢印A2方向に移動する。これ
により、オフ状態及び通常状態では導電性ウェート24
と接触していた接点ブラシ34は、オーバーラン状態で
は絶縁性ウェート23と接触することとなる(図6はこ
の状態を示す)。これにより給電停止スイッチ31は閉
成し、ホールディングコイル27への電流の給電は停止
される。
【0050】よって、前述したようにホールディングコ
イル27によるプランジャシャフト14の保持は解除さ
れ、リターンスプリング21の弾性力によりピニオンシ
ャフト5及びプランジャシャフト14は矢印A2方向に
移動して始動前状態に戻る。また、プランジャシャフト
14がA2方向に移動することにより、メインスイッチ
28は開成されスタータモータ3の回転は停止され、ス
タータモータ3のオーバーランを防止することができ
る。
【0051】また、プランジャシャフト14が矢印A2
方向に移動して始動前状態に戻ることにより、ピニオン
ギヤ18はリングギヤ8から離間し、ピニオンシャフト
5の回転も停止される。これにより、可動ウェート22
の矢印A2方向への移動力もなくなり、可動ウェート2
2はリターンスプリング21の弾性力により再びベアリ
ング13と当接する位置に移動する。従って、接点ブラ
シ34は再び導電性ウェート24に接触し、給電停止ス
イッチ31は閉成状態に戻る。
【0052】上記したように、本実施例に係るオーバー
ラン防止装置1は、ピニオンシャフト5の過回転を可動
ウェート22の移動検出という機械的な検出方法で行っ
ているため、極めて簡単な構成でピニオンシャフト5の
過回転を検出することができる。また、給電停止スイッ
チ31は、ピニオンシャフト5の過回転により移動する
可動ウェート22により直接的に開成されるため、図3
に示されるように電気信号系統の簡素化を図ることがで
き、よって断線等のフェイルによるオーバーラン検出不
良を防止できるため、オーバーラン防止装置1の信頼性
を向上させることができる。
【0053】続いて、本発明の第2実施例について説明
する。図7及び図8は本発明の第2実施例であるオーバ
ーラン防止装置40の要部拡大図であり、また図9乃至
図11は本発明の第2実施例であるオーバーラン防止装
置40の動作説明図である。尚、図7乃至図11におい
て、前記した第1実施例に係るオーバーラン防止装置1
及びスタータ2と同一構成については同一符号を附して
その説明を省略する。
【0054】第1実施例に係るオーバーラン防止装置1
は、前述したように、可動ウェート22がピニオンシャ
フト5の軸方向(矢印A1,A2方向)に移動すること
により給電停止スイッチ31を開閉成する構成とされて
いた。これに対し、本実施例に係る可動ウェート41
は、ピニオンシャフト5の径方向(図7及び図8に矢印
C1,C2で示す方向)に移動するよう構成したことを
特徴とするものである。
【0055】以下、オーバーラン防止装置40の構成に
ついて詳述する。オーバーラン防止装置40は可動ウェ
ート41と給電停止スイッチ42とにより構成されてお
り、本実施例に係るオーバーラン防止装置40も極めて
簡単な構成とされている。可動ウェート41は、ウェー
トインナ43,ウェートアウタ44,及び案内ピン45
(図11に現れる)等により構成されている。ウェート
インナ43は環状の部材であり、その内部にはピニオン
シャフト5に形成されたヘリカルスプライン20と係合
する係合溝32が形成されている。
【0056】また、ウェートアウタ44はウェートイン
ナ43の外側に配設されるものであり、本実施例では4
個のウェート組立体44a〜44dを組み合わせた構成
とされている。この4個のウェート組立体44a〜44
dを組み合わせた状態で、ウェートアウタ44は環状形
状を有するよう構成されている。更に、各ウェート組立
体44a〜44dには櫛歯部46a,46bが夫々形成
されており、隣接する櫛歯部45aと櫛歯部45bが互
いに組み合うよう構成されている。
【0057】案内ピン45はウェートインナ43に放射
状に4本植設されたピンであり、この案内ピン45の配
設位置は各ウェート組立体44a〜44dの中央位置と
なるよう選定されている。また、各ウェート組立体44
a〜44dには案内ピン45と係合する案内孔(図示せ
ず)が形成されており、よって各ウェート組立体44a
〜44dは案内ピン45に案内されて矢印C1,C2方
向に移動可能な構成とされている。尚、各案内ピン45
には各ウェート組立体44a〜44dをC2方向に移動
付勢するバネ(図示せず)が設けられている。
【0058】また、給電停止スイッチ42は常閉スイッ
チであり、スイッチノブ47がC1方向に押圧操作され
ることにより開成する構成とされている。この給電停止
スイッチ42は、第1実施例で示した給電停止スイッチ
31(図3参照)と同一回路構成となるよう配設されて
いる。また、給電停止スイッチ42に設けられたスイッ
チノブ47の幅寸法は、可動ウェート41の幅寸法(図
9に矢印Wで示す)と略等しくなるよう構成されてい
る。
【0059】図8は、ピニオンシャフト5が過回転した
状態を示している。ピニオンシャフト5が回転すること
により可動ウェート41も一体的に回転し、これに伴い
可動ウェート41には遠心力が作用する。ウェートイン
ナ43はピニオンシャフト5に軸承されているため遠心
力が作用しても変位することはないが、ウェートアウタ
44を構成するウェート組立体44a〜44dは案内ピ
ン45に案内されて矢印C1,C2方向に移動可能な構
成とされているため、遠心力が作用することにより各ウ
ェート組立体44a〜44dには矢印C1方向に移動し
ようとする力(移動力)が発生する。
【0060】この移動力は、各ウェート組立体44a〜
44dの重さ,ピニオンシャフト5の回転速度,及び各
ウェート組立体44a〜44dをC2方向に付勢するバ
ネの弾性力等に関係する。本実施例では、予めオーバー
ラン状態におけるピニオンシャフト5の回転速度を実験
的に求めておき、ピニオンシャフト5がオーバーラン状
態における回転速度となった時点で各ウェート組立体4
4a〜44dが矢印C1方向に移動するよう、ウェート
組立体44a〜44dの重さ及びバネの弾性力を設定し
ている。従って、ピニオンシャフト5が過回転した状態
において各ウェート組立体44a〜44dはC1方向に
移動し、これにより可動ウェート41の直径は増大した
状態となる。
【0061】一方、給電停止スイッチ42のスイッチノ
ブ47は、ウェートアウタ44と対向するよう構成され
ており、かつ上記のようにウェート組立体44a〜44
dはC1方向に移動した状態でスイッチノブ47が押圧
操作されるよう配設位置が設定されている。従って、ピ
ニオンシャフト5の過回転は、ウェートアウタ44がス
イッチノブ47を押圧操作することにより検知すること
ができる。
【0062】ところで、可動ウェート41はピニオンシ
ャフト5と一体的に回転しているため、ウェート組立体
44a〜44dがC1方向に移動した状態(即ち、ピニ
オンシャフト5の過回転した状態)では、スイッチノブ
47はウェートアウタ44の外周と摺接することとな
る。前述したように、各ウェート組立体44a〜44d
には櫛歯部46a,46bが形成されているため、各ウ
ェート組立体44a〜44dが矢印C1方向に移動して
もその外周は連続した曲面形状を維持するが、各櫛歯部
46a,46bの噛合部にはウェート組立体44a〜4
4dの移動に伴い間隙部が形成される(図8参照)。
【0063】この間隙部にスイッチノブ47が嵌まり込
んだ場合給電停止スイッチ42が損傷するおそれがあ
る。しかるに、前記したように本実施例ではスイッチノ
ブ47の幅寸法は可動ウェート41の幅寸法と略等しく
設定されてるため、間隙部にスイッチノブ47が嵌まり
込むようなことはなく、給電停止スイッチ42の損傷防
止が図られている。
【0064】続いて、上記構成とされたオーバーラン防
止装置40の動作について図9乃至図11を用いて説明
する。図9はオフ状態のオーバーラン防止装置40を示
している。このオフ状態では、マグネットスイッチ6
(図4乃至図6には図示せず)は駆動しておらず、プラ
ンジャシャフト14は矢印A2方向に移動した状態とな
っている。従って、リターンスプリング21の弾性力に
よりピニオンシャフト5は矢印A2方向に変位した状態
となっており、ピニオンギヤ18はリングギヤ8から離
間した状態となっている。
【0065】また、上記のオフ状態ではピニオンシャフ
ト5は回転しておらず、よって可動ウェート41に遠心
力は作用していないため、各ウェート組立体44a〜4
4dはC2方向に移動した位置にある。このため、給電
停止スイッチ42のスイッチノブ47は可動ウェート4
1から離間しており、従ってオフ状態において給電停止
スイッチ42は閉成された状態となっている。
【0066】図5は、通常状態のオーバーラン防止装置
40を示している。この通常状態では、イグニッション
スイッチ7が閉成されることによりマグネットスイッチ
6は駆動し、プランジャシャフト14は矢印A1方向に
移動する。このプランジャシャフト14の移動により、
ピニオンギヤ18はリングギヤ8と噛合し、またメイン
スイッチ28(図3参照)は閉成され、よってスタータ
モータ3は始動する。そして、このスタータモータ3の
回転はスタータクラッチ4を介してピニオンシャフト5
に伝達され、これによりエンジンは始動される。
【0067】続いて、図6にオーバーラン状態における
オーバーラン防止装置40を示す。このオーバーラン状
態では、第1実施例において説明したようにエンジンの
回転によりピニオンシャフト5が過回転するため、各ウ
ェート組立体44a〜44dは移動力(遠心力)により
C1方向に移動する。これにより可動ウェート41の直
径は増大した状態となり、可動ウェート41と対向配設
されている給電停止スイッチ42のスイッチノブ47を
押圧操作する。
【0068】これにより、常閉スイッチである給電停止
スイッチ42は開閉し、ホールディングコイル27への
電流の給電は停止される。よって、ホールディングコイ
ル27によるプランジャシャフト14の保持は解除さ
れ、リターンスプリング21の弾性力によりピニオンシ
ャフト5及びプランジャシャフト14は矢印A2方向に
移動して始動前状態に戻る。また、プランジャシャフト
14がA2方向に移動することにより、メインスイッチ
28は開成されスタータモータ3の回転は停止され、ス
タータモータ3のオーバーランを防止することができ
る。
【0069】一方、プランジャシャフト14が矢印A2
方向に移動して始動前状態に戻ることにより、ピニオン
ギヤ18はリングギヤ8から離間し、ピニオンシャフト
5の回転も停止される。これにより、各ウェート組立体
44a〜44dの矢印C1方向への移動力もなくなり、
各ウェート組立体44a〜44dは案内ピン45に配設
されたバネ(図示せず)の弾性力により再びウェートイ
ンナ43と当接する位置に移動する。従って、スイッチ
ノブ47の押圧は解除され、給電停止スイッチ42は閉
成状態に戻る。
【0070】上記したように、本実施例に係るオーバー
ラン防止装置40も、ピニオンシャフト5の過回転を可
動ウェート41(具体的には、ウェートアウタ44)の
移動検出という機械的な検出方法で行っているため、極
めて簡単な構成でピニオンシャフト5の過回転を検出す
ることができる。
【0071】また、給電停止スイッチ42は、ピニオン
シャフト5の過回転により移動する可動ウェート41に
より直接的に開成されるため電気信号系統の簡素化を図
ることができる。よって、本実施例に係るオーバーラン
防止装置40においても断線等のフェイルによるオーバ
ーラン検出不良を防止でき信頼性を向上を図ることがで
きる。
【0072】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、下記の種々
の効果を実現することができる。請求項1記載の発明に
よれば、機械的にピニオンシャフトの過回転を検出する
ことにより回転検出手段の構成を簡単化することがで
き、またピニオンシャフトの回転により直接的にスイッ
チ手段を開成するため、電気信号系統の簡素化を図るこ
とができ、断線等のフェイルによるオーバーラン検出不
良を防止でき信頼性の向上を図ることができる。
【0073】また、請求項2記載の発明によれば、可動
ウェートの変位によりピニオンシャフトの過回転を検出
する構成とするこにより、回転検出手段の構成を簡単化
することができ、かつ確実にオーバーランの検出を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例であるオーバーラン防止装
置を設けたスタータの全体構成図である。
【図2】第1実施例であるオーバーラン防止装置に設け
られる可動ウェートを拡大して示す図である。
【図3】第1実施例であるオーバーラン防止装置の電気
回路を示す図である。
【図4】本発明の第1実施例であるオーバーラン防止装
置の動作を示す図であり、イグニッションスイッチがオ
フ状態を示す図である。
【図5】本発明の第1実施例であるオーバーラン防止装
置の動作を示す図であり、イグニッションスイッチがオ
ン状態でかつ通常時の状態を示す図である。
【図6】本発明の第1実施例であるオーバーラン防止装
置の動作を示す図であり、イグニッションスイッチがオ
ン状態でかつオーバーランの状態を示す図である。
【図7】本発明の第2実施例であるオーバーラン防止装
置に設けられる可動ウェートの通常時における状態を示
す図である。
【図8】本発明の第2実施例であるオーバーラン防止装
置に設けられる可動ウェートのオーバーランの状態を示
す図である。
【図9】本発明の第2実施例であるオーバーラン防止装
置の動作を示す図であり、イグニッションスイッチがオ
フ状態を示す図である。
【図10】本発明の第2実施例であるオーバーラン防止
装置の動作を示す図であり、イグニッションスイッチが
オン状態でかつ通常時の状態を示す図である。
【図11】本発明の第2実施例であるオーバーラン防止
装置の動作を示す図であり、イグニッションスイッチが
オン状態でかつオーバーランの状態を示す図である。
【符号の説明】
1,40 オーバーラン防止装置 2 スタータ 3 スタータモータ 4 スタータクラッチ 5 ピニオンシャフト 6 マグネットスイッチ 7 イグニッションスイッチ 8 リングギヤ 11 クラッチギヤ 14 プランジャシャフト 15 クラッチアウタ 16 クラッチインナ 18 ピニオンギヤ 20 ヘリカルスプライン 21 リターンスプリング 22,41 可動ウェート 23 絶縁性ウェート 24 導電性ウェート 25 アーマチャ 26 プルインコイル 27 ホールディングコイル 28 メインスイッチ 31,42 給電停止スイッチ 34 接点ブラシ 43 ウェートインナ 44 ウェートアウタ 44a〜44d ウェート組立体 46a,46b 櫛歯部 47 スイッチノブ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピニオンシャフトの回転を機械的に検出
    する回転検出手段と、前記回転検出手段により開閉成さ
    れるスイッチ手段とを具備しており、 前記ピニオンシャフトの回転数が所定回転数以上となっ
    た時に、前記回転検出手段が前記スイッチ手段を開成す
    る構成としたことを特徴とするスタータのオーバーラン
    防止装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のスタータのオーバーラン
    防止装置において、 前記回転検出手段を前記ピニオンシャフトの回転に伴い
    発生する力で変位する可動ウェートにより構成し、前記
    可動ウェートの変位により前記スイッチ手段を開成する
    構成としたことを特徴とするスタータのオーバーラン防
    止装置。
JP7300074A 1995-11-17 1995-11-17 スタータのオーバーラン防止装置 Pending JPH09144631A (ja)

Priority Applications (1)

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