JPH09144448A - 遮光装置 - Google Patents

遮光装置

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JPH09144448A
JPH09144448A JP32239195A JP32239195A JPH09144448A JP H09144448 A JPH09144448 A JP H09144448A JP 32239195 A JP32239195 A JP 32239195A JP 32239195 A JP32239195 A JP 32239195A JP H09144448 A JPH09144448 A JP H09144448A
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JP
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light
shielding
semi
liquid crystal
window
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Withdrawn
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JP32239195A
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Inventor
Makoto Aoki
真 青木
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Tokimec Inc
Original Assignee
Tokimec Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 透過光を減光させることができると共に、遮
光装置を透過して向こう側の様子を見ることができるよ
うにする。 【解決手段】 光を透過する光透過部10と光を遮断す
る複数の遮光部11とを平面上に一様に分布させてなる
半光透過部材12とこの半光透過部材12を所定の振幅
で分布平面に沿った方向に加振する加振機構13とを備
えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遮光装置に係り、
特に、家屋の窓或いは光学機器等に設置して採光量を調
節する遮光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図17に、家屋の窓等に設置して使用す
る従来の遮光装置100を示す。この遮光装置100
は、所定の長さを有する固定部材101と、この固定部
材101とほぼ同じ長さで形成された平板状の複数の遮
光部材102と、これら複数の遮光部材102を固定部
材101の下方に当該固定部材101と平行に且つ等間
隔で保持する保持部材としてのワイヤ103とから構成
される。
【0003】図17(A)に示す二点鎖線は、窓Wを示
している。遮光装置100の固定部材101は、窓Wの
上端部に水平に固定され、この固定部材101から垂下
するワイヤ103によって各遮光部材102が窓に対し
て対向した状態を保持されている。
【0004】各遮光部材102は、図17(A)の方向
からみて水平に等間隔でワイヤ103に保持されると共
に、図17(B)に示す方向には傾斜した状態で保持さ
れているため、図17(B)に示すように外部から屋内
へ向かう光は幅Fの内の幅Pの領域を除いて遮られる構
造となっている。即ち、これにより外部光が遮光されて
屋内屋内へ侵入する光が調節されている。
【0005】また、他の従来例として、遮光部材を縦に
配設した遮光装置や、目の粗い布等からなる遮光部材等
も上記遮光部材100と同様に作用する。即ち、一部の
通過光を遮蔽することにより外部からの採光量の調節を
行っている。
【0006】また、その他の従来例として図18に示さ
れる遮光装置110がある。この遮光装置110は、筒
状に巻回されたある一定の光透過度の膜を光の侵入部に
配設し、屋内の明るさを調節するものである。即ち、遮
光装置110は、ロール状に巻回されたロール本体11
1と、このロール本体111から垂下された膜112
と、この膜112の垂下状態を保持する錘113とから
構成されている。
【0007】この遮光装置110は、ロール本体111
を家屋等の窓Wの上端部に水平に固定し、窓の下端まで
を覆うように膜112をロール本体から引き延ばし、錘
113によって膜112の垂下した状態が保持される。
【0008】一定の光透過度の膜112としては、一般
に、目の細かい布,フィルタ等が使用される。これらの
膜によって、外部からの光が減光され、屋内への採光量
が調節される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記各
従来例にあっては、各遮光装置自体に視界が遮られ、こ
の遮光装置を介して向こう側を見ることが全く或いは殆
どできないか、或いは、せいぜい輪郭をとらえることし
かできず正確な状態で見ることができないという不都合
があった。
【0010】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、視界を遮ることなく本発明を通して反対側の
風景をより正確に見ることができると共に、反対側から
の光の採光量を減ずることができる遮光装置を提供する
ことを、その目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、光を透過する光透過部と光を遮断する複数の遮光部
とを平面上に一様に分布させてなる半光透過部材と、こ
の半光透過部材を所定の振幅で分布平面に沿った方向に
加振する加振機構とを備えている。
【0012】本発明の構成は(後述する他の構成を含
み)、家屋等の窓から入光する光を調節し得るように遮
光装置を配設する。即ち、半透過部材を窓に対向させて
配設し、加振機構によってこの半光透過部材が所定の振
幅で振動状態となり、これによって半光透過部材に一様
に分布する遮光部が、窓から侵入する外部の光の一部を
遮蔽すると共に常に一箇所に留まることなく、その結
果、瞬間的には透過光は減少され、経時的には各半光透
過部材の全体から光が透過する状態となる。
【0013】請求項2記載の発明では、光を透過する光
透過板と当該光透過板上の随所に分布して配設された光
を遮断する複数の遮光部とからなる半光透過板と、この
半光透過板を所定の振幅で当該半光透過板の平面に沿っ
た方向に加振する加振機構とを備えている。
【0014】上記構成においては、半光透過板を窓に対
向させて配設し、加振機構によってこの半光透過板が所
定の振幅で振動状態となり、これによって半光透過板の
随所に均一に分布する遮光部が、窓から侵入する外部の
光の一部を遮蔽すると共に常に一箇所に留まることな
く、その結果、瞬間的には透過光は減少され、経時的に
は各半光透過板の全体から光が透過する状態となる。
【0015】請求項3記載の発明では、光を透過する光
透過窓を有する枠体と、光透過窓の随所で当該光透過窓
の一部分を遮蔽する複数の遮光部材と、各遮光部材を連
続的に移動させる駆動手段とを備えている。
【0016】上記構成においては、光透過窓の随所で各
遮光部材は光透過窓の一部分を遮蔽すると共に常に一定
の場所に留まることがなく、その結果、瞬間的には透過
光は減少され、経時的には各光透過窓全体から光が透過
する状態となる。
【0017】請求項4記載の発明では、平板状に複数形
成された各遮光部材を光透過窓に対向させてほぼ平行に
配設すると共に,これら遮光部材を配設方向に沿った方
向を中心軸として回転自在に枠体に装備し、駆動手段
は,各遮光部材に回転力を付勢する構成となっている。
【0018】上記構成においては、光透過窓に対向して
平行に配設された各遮光部材が、駆動手段によってその
平板面の表裏を入れ替えるように回転する。その際に、
各遮光部材は、平板面を光透過窓に対向させた場合とそ
うでない場合とで、光透過窓を透過する光を遮蔽する面
積が変化する。
【0019】即ち、各遮光部材は、対向する光透過窓の
一部分を常に遮蔽すると共に常にその遮蔽面積が変化
し、その結果、瞬間的には透過光は減少され、経時的に
は光透過窓の全体から光が透過する状態となる。
【0020】請求項5記載の発明では、光を透過する光
透過窓を有する枠体と、この光透過窓の全域を遮蔽自在
である開閉部材と、この開閉部材を連続的に開閉させる
開閉動作付勢手段とを備えている。
【0021】上記構成では、開閉部材が閉じることによ
って光透過窓全体が遮蔽され、開閉部材が開くことによ
って光透過窓全体から光を透過させる。開閉動作付勢手
段は、この開閉部材を連続的に開閉させることによっ
て、瞬間的には,光透過窓から完全に光が遮蔽されるか
或いは完全に光透過窓から光が透過される状態となり、
経時的には,光透過窓から入射する光を減光させると共
に光を透過させる状態を形成する。
【0022】請求項6記載の発明は、光が透過自在であ
る平板状の液晶パネルと、この液晶パネル内の液晶を操
作して光を遮蔽する遮光領域を当該液晶パネル内の随所
に形成する駆動制御手段とを備え、当該駆動制御手段
が、遮光領域を連続的に移動させる遮光領域駆動機能を
有している。
【0023】上記構成では、通常では光が透過自在であ
る液晶パネルに対して、駆動制御手段は、その内部に封
入された液晶に電圧変化等の操作を加えることにより、
光が通過できない遮光領域を液晶パネルの随所に形成す
る。
【0024】さらに、遮光領域駆動機能により、これら
の遮光領域を連続的に移動させる制御が液晶パネルに対
して行われる。
【0025】その結果、各遮光領域は、液晶パネルの各
部において常に光を遮蔽すると共に常に一定の場所に留
まることがなく、瞬間的には透過光は減少され、経時的
には各透過領域毎の全体から光が透過する状態となる。
【0026】請求項7記載の発明は、光が透過自在であ
る平板状の液晶パネルと、この液晶パネル内の液晶を操
作して光を遮蔽する遮光領域を当該液晶パネル内の随所
に形成する駆動制御手段とを備え、当該駆動制御手段
が、遮光領域を点滅させる遮光領域点滅機能を有してい
る。
【0027】上記構成では、請求項6記載の構成と同様
に、光が通過できない遮光領域を液晶パネルの随所に形
成する。この場合、遮光領域は一つでも、また液晶パネ
ルの各部に点在した複数の領域でも良い。
【0028】そして、遮光領域駆動機能により、これら
の遮光領域を点滅させる制御が液晶パネルに対して行わ
れる。
【0029】その結果、各遮光領域は、液晶パネルの各
部で点滅における点灯時には光を遮蔽し,消滅時には外
部光を侵入させる。即ち、ある瞬間には透過光は減少さ
れ,またある瞬間には液晶パネルから光が透過する状態
となる。そして、これらを経時的にみると、透過光の減
少と透過光の透過の双方が行われた状態となる。
【0030】本発明は、上記各構成によって、前述した
目的を達成しようとするものである。
【0031】
【発明の実施の形態】図1及び図3に基づいて本発明の
第1の実施形態を説明する。図1は、本発明の第1の実
施形態を示す正面図である。
【0032】この第1の実施形態は、光を透過する光透
過部10と光を遮断する複数の遮光部11とを平面上に
一様に分布させてなる半光透過部材12と、この半光透
過部材12を所定の振幅で分布平面に沿った方向に加振
する加振機構13とを備えてなる遮光装置1を示してい
る。
【0033】この遮光装置1は、家屋等の窓に取り付け
て屋外からの光をある程度減光させ屋内の明るさを調節
する装置である。符号Wは、家屋の窓を示しており、半
光透過部材12は、この窓Wよりもやや大きめに設定さ
れ、丁度,窓W全体を覆い隠した状態でこの窓Wに対向
して配設されている。
【0034】この半光透過部材12は、ここでは、荒目
に編み上げられた繊維が使用されている。図1(A)に
示す半光透過部材12の抽出部Cにおける拡大図を図1
(B)に示す。これによると、この半光透過部材12の
格子状の繊維部分が遮光部11となり、この繊維部分の
隙間となる部分が光透過部10となっている。これによ
って、半光透過部材12では、平面上に光透過部10と
遮光部11とが一様に分布する構造が形成されている。
【0035】上記の半光透過部材12は、加振機構13
に垂下状態で保持されている。この加振機構13は窓の
上方(家屋の壁等)に固定されており、連結用のリンク
部材16を介して半光透過部材12を垂下支持してい
る。図2に、この加振機構3の内部構造を示す。
【0036】図2に示されるように、この加振機構13
は、回転駆動する駆動モータ14と、この駆動モータ1
4の回転軸に固定され回転力を付勢される回転円板15
と、この回転円板15の平面上の回転動作の中心から外
れた位置に回転自在に係合する連結用のリンク部材16
とから構成される。
【0037】この加振機構13の駆動モータ14の駆動
時には、回転円板15が回転力を付勢され、この回転円
板15に連動し、リンク部材16は半光透過部材12に
円を軌跡とした移動動作を伝達する。これによって、半
光透過部材12は、実質的には、X方向及びY方向にそ
れぞれ円の直径と同じ振幅で加振が行われたことにな
る。
【0038】ここで、加振機構13は、図1(A)に示
すように半光透過部材12を左右両端から保持してお
り、駆動モータ14,回転円板15,リンク部材16は
左右両端にそれぞれ設けられている構造としており、二
つの駆動モータ14,14は、それぞれ同期がとられて
いるものとする。また、他の構成として一つの駆動モー
タ14に歯車機構等の伝達手段を設けて二つの回転円板
15を回転させる構成としても良い。
【0039】図3に、半光透過部材12上の光透過部1
0の最小限の動作範囲を示す。半光透過部材12は、一
辺の長さがEの正方形の光透過部10と、その周囲に幅
Fで設けられた遮光部11とから構成されている。そし
て、半光透過部材12は、上述のように加振機構13に
回転動作を付勢されるため、任意の光透過部10は、近
接する他の光透過部10との位置関係から正方形Gの領
域を網羅して移動する必要がある。すなわち、中心から
rの距離の正方形Gの四方に光透過部10の四方がそれ
ぞれ通過するように移動すれば良い。
【0040】ここで、rの長さは、(E+F)/21/2
であり、これから光透過部10の対角線の半分の長さE
/21/2 を減じた距離,即ちF/21/2 を半径として光
透過部10が回転運動をすれば良く、そのためには、少
なくとも、前述の加振機構13の回転円板15の回転中
心からリンク部材16との連結部までの間隔は、F/2
1/2 より大きく設定しなければならない。
【0041】この第1の実施形態の動作時には、加振機
構13によって半光透過部材12が所定の半径(F/2
1/2 以上)で円運動を付勢され、これによって半光透過
部材12に一様に分布する遮光部11が、窓Wから侵入
する外部の光の一部を遮蔽すると共に遮光部11及び光
透過部10が常に一箇所に留まることなく、その結果、
瞬間的には透過光は減少され、経時的には各半光透過部
材12の全体から光が透過する状態となる。
【0042】これにより、視界を遮ることなく遮光装置
1を通して反対側の風景をより正確に見ることができる
と共に、当該反対側からの光の採光量を減ずることがで
きる。
【0043】ここで、上述した光透過部10と遮光部1
1の寸法EおよびFの割合を変えることにより、窓Wか
ら侵入する外部の光の遮光の度合いを調節することがで
きる。
【0044】また、この第1の実施形態では、加振機構
13は円運動によって半光透過部材12を加振させてい
るが、直交する二方向にそれぞれ往復動作を付勢するこ
とによって加振させる加振機構(円板カム,板カム機構
等)を装備しても良い。
【0045】さらに、半光透過部材13は格子状に遮光
部材12と光透過部11とが配設されているが、他の形
状,例えば複数の平行なスリット状に配設しても良い。
係る場合、これらのスリットに直交する一軸方向に往復
動作を付勢すれば足りるので、加振機構をより簡易な構
造で構成することができる。
【0046】ここで、図4に示すように、上述した遮光
装置1に枠体17を設けても良い。この枠体17は、上
記の構成を全て内部に収納することができ,さらに内部
で半光透過部材12の加振動作を妨げない大きさに設定
された箱体である。さらに、この枠体17には、半光透
過部材12の表裏面に対向するそれぞれの位置にこの半
光透過部材12より僅かに小さい透過口17A(一方は
図示略)が設けられており、これにより窓Wからの視界
を遮らないようになっている。
【0047】この枠体17によって、半光透過部材12
は、風等の外的要因による以上動作を防止することがで
き、常に安定した状態で加振動作が行われる。また、半
光透過部材12の端部が枠体17の内部に隠れるため
に、外部から半光透過部材12が静止しているように見
え、自然な外観を保つことができる。
【0048】次に、本発明の第2の実施形態を図5に基
づいて説明する。この第2の実施形態は、光を透過する
光透過板と当該光透過板上の随所に均等に分布して配設
された光を遮断する複数の遮光部21とからなる半光透
過板22と、この半光透過板22を所定の振幅で当該半
光透過板22の平面に沿った方向に加振する加振機構1
3とを備えた遮光装置2を示している。なお、第1の実
施形態と同一箇所については同一の符号を用いて重複す
る説明は省略するものとする。
【0049】図5(B)は、図5(A)に示す領域Dの
部分拡大図である。これに基づいて半光透過板22を詳
述すると、この半光透過板22は、平板状の光透過板の
平板面上に正方形の遮光性を有する複数の薄板を枡目状
に整列して被着させるか、或いは遮光性を有する塗料を
正方形の枡目状に塗布することにより、遮光部21と光
透過部20とからなる半光透過板22を形成している。
【0050】図6に、半光透過板22上の光透過部20
の最小限の動作範囲を示す。半光透過板22は、一辺の
長さがIの正方形の光透過部20と、その上下左右に同
一の大きさで設けられた遮光部21とから構成されてい
る。そして、半光透過板22は、上述のように加振機構
13に回転動作を付勢されるため、任意の光透過部20
は、近接する他の光透過部20との位置関係から正方形
Hの領域を網羅して移動する必要がある。すなわち、中
心からsの距離の正方形Hの四方に光透過部20の四方
がそれぞれ通過するように移動すれば良い。
【0051】ここで、sの長さは、21/2 ・Iであり、
これから光透過部20の対角線の半分の長さI/21/2
を減じた距離,即ちI/21/2 を半径として光透過部2
0が回転運動をすれば良く、そのためには、少なくと
も、前述の加振機構13の回転円板15の回転中心から
リンク部材16との連結部までの間隔は、I/21/2
り大きくとらなければならない。
【0052】この第2の実施形態の動作時には、加振機
構13によって半光透過板22が所定の半径(I/2
1/2 以上)で円運動を付勢され、これによって半光透過
板22に一様に分布する遮光部21が、窓Wから侵入す
る外部の光の一部を遮蔽すると共に遮光部21及び光透
過部20が常に一箇所に留まることなく、その結果、瞬
間的には透過光は減少され、経時的には各半光透過板2
2の全体から光が透過する状態となる。
【0053】これにより、視界を遮ることなく遮光装置
2を通して反対側の風景をより正確に見ることができる
と共に、当該反対側からの光の採光量を減ずることがで
きる。
【0054】ここで、上記第2の実施形態で示した遮光
部21の配置は、枡目状に限定するものではない。半光
透過板22の平面上全体に平均的に分布し且つ半光透過
板22上に占める割合が過度に大きくならなければ良
い。また、この遮光部の割合を調節することによって窓
Wから侵入する外部の光の遮光の度合いを調節すること
ができる。
【0055】この第2の実施形態で示した遮光装置2に
は、図4に示す枠体17を装備しても良い。これによ
り、遮光装置1に枠体17を設けた場合と同様の効果を
得ることができる。
【0056】次に、第3の実施形態を図7に基づいて説
明する。図7(A)は第3の実施形態の正面図であり、
図7(B)は上部を切り欠いた平面図である。
【0057】この第3の実施形態は、光を透過する光透
過窓32を有する枠体30と、光透過窓32の随所で当
該光透過窓32の一部分を遮蔽する複数の遮光部材30
と、各遮光部材を連続的に回転駆動させる駆動手段33
とを備えた遮光装置3を示している。
【0058】この遮光装置3は、家屋等の窓に取り付け
て屋外からの光をある程度減光させ屋内の明るさを調節
する。符号Wは家屋の窓を示しており、光透過窓32
は、この窓Wよりもやや大きめに設定されている。そし
て、光透過窓32がこの窓Wに対向するように遮光装置
3は配設されている。
【0059】各部を詳説すると、枠体30には、図7
(B)における上下方向に貫通して形成された光透過窓
32が設けられており、この貫通方向に沿って光が透過
する。また、この光透過窓32の内側には、入射光に対
して垂直となる平面に沿って配設された平板状の複数の
遮光部材31がそれぞれ枠体30に回動自在に装備され
ている。
【0060】これら遮光部材31は、一様に均等な大き
さの長方形状であり、長辺が図7(A)における上下方
向に沿うようにして配設され、且つ、これらの長辺と平
行に配設された回転軸を中心として図7(B)に示す矢
印方向に回転する。これによって、各遮光部材31が図
7(A)に示すように一様に窓Wと対向する方向を向い
ている場合には、光透過窓32のほぼ全域が遮蔽された
状態となり、その状態から各遮蔽部材31が90度回転
された状態においては、光透過窓32のほぼ全域に渡っ
て光が透過自在となる。
【0061】各遮光部材31の回転軸には、駆動手段3
3がそれぞれ係合しており、この駆動手段33によって
各遮光部材31に連続的な回転動作が付勢される。駆動
手段33は、複数の伝達歯車とこれらの歯車を直接又は
間接的に回転駆動する駆動モータとから構成されている
(各構成については図示略)。また、複数のプーリとベ
ルトを介して各回転軸を同時に回転駆動する構成として
も良い。
【0062】上記構成に示す遮光装置3の動作を説明す
る。即ち、光透過窓32の内側で,窓Wに対向して配設
された各遮光部材31が、駆動手段33によってその平
板面の表裏を入れ替えるように回転軸を中心とした回転
動作が付勢される。
【0063】その際に、各遮光部材31は、図8に示す
ように、回転動作に伴い光透過窓32を光が透過する方
向Jに対してその面積が変化する。即ち、遮光部材31
の回転角度をθとすると、cosθに比例してその遮光
領域の面積が変化することになり、さらに、これらの遮
光部材31は、駆動手段33によって連続的に回転力が
付勢された状態にあるために、絶えず光透過窓32は、
全体の面積における遮光領域の示す割合が変化すること
になる。
【0064】その結果、光透過窓32を透過する光は瞬
間的に減少され、また、経時的には光透過窓32の全体
から光が透過する状態となる。これにより、視界を遮る
ことなく遮光装置3を通して反対側の風景をより正確に
見ることができると共に、当該反対側からの光の採光量
を減ずることができる。
【0065】上述した第3の実施形態では、遮光部材3
1を回転させる構成としているが、回転動作に限定しな
くとも良い。例えば、光透過窓32を形成する平面に沿
って当該光透過窓32の領域内を常に連続的に移動自在
である遮光部材を枠体に設けても良い(より具体的に
は、図7(A)における左右方向に往復自在である平板
状の遮光部材を設け、この遮光部材に往復動作を付勢す
る駆動手段を設けても良い)。
【0066】また、この遮光装置3には複数の遮光部材
31を装備しているが、遮光部材は複数に限定しなくと
も良い。例えば、光透過窓とほぼ同じ大きさの一つの遮
光部材を回転自在とする構成や、或いは、光透過窓の領
域内を全体に渡って移動する一つの遮光部材を装備する
構成としても良い。
【0067】さらに、第3の実施形態の変形例を図9に
示す。即ち、この変形例は、遮光装置3の並列された複
数の遮光部材31が,交互に各回転軸を中心として角度
を90度ずつずらした状態で配設されている。
【0068】これにより、遮光部材31は、光を透過す
る光透過窓32の随所でこの光透過窓32の一部分を遮
蔽することとなる。即ち、隣接する各遮光部材31の間
に常に間隙が生じ、光透過窓32には常にある一定以上
の面積比で透過領域が生じる。このため、この変形例
は、上記第3の実施形態とほぼ同様の効果を有し、全て
の遮光部材31を一様に同方向に向けて配設した場合と
比較して、光透過窓32を透過する光の遮光する割合を
小さくすることができる。
【0069】またさらに、第3の実施形態の他の変形例
を図10に示す。この変形例は、断面形状がL字状の遮
光部材34が複数並列されて光透過窓32内に設けられ
ている。他の構成は、遮光装置3と同様である。この変
形例では、図10(A)に示した状態から各遮光部材3
4のL字の屈曲部を中心として90度反時計方向に回転
して図10(B)の状態となり、今度は図10(B)の
状態から時計方向に回転して再び10(A)の状態に戻
る動作を連続的に繰り返し行う。
【0070】これによって、光透過窓32は、各遮光部
材34の回転軸を境として左右どちらか一方の半分が遮
光される状態となり、また、どちらか一方が常に光の透
過が自在であるため、これにより、第3の実施形態と同
様の効果を得ることが可能である。即ち、視界を遮るこ
となく遮光装置3を通して反対側の風景をより正確に見
ることができると共に、当該反対側からの光の採光量を
減ずることが可能である。
【0071】また、ここで、上記第3の実施形態の遮光
部材31に変えて他の遮光部材35を装備した例を図1
1示す。この変形例では、図11に示すように各遮光部
材35が遮光部材31の半分の幅で形成されている。即
ち、光透過窓32の光の透過方向に対して各遮光部材3
5の平面を垂直に向けた状態で、光透過窓32の全体の
面積の半分を遮光する構成となっている。この構成によ
って、上記各実施形態及び変形例と同様の効果を得るこ
とができる。
【0072】さらに、形状の異なる他の遮光部材の例を
図12に示す。この遮光部材36は、可塑性の有する素
材からなり、長手の平板状部材をその長手方向を軸とし
て螺旋状にねじるように変形を加えて形成されている。
このねじり変形の際の中心軸を回転軸として前述の枠体
30に回転自在に複数装備され、他の構成は遮光装置3
と同様に構成される。
【0073】図12(A)及び(B)は、光透過窓の光
の透過方向からみた遮光部材36を示している。図12
(A)の状態にある遮光部材36にその回転軸を中心に
90度の回転が行われると、図12(B)の状態とな
る。即ち、この遮光部材36は、180度の回転が行わ
れる毎に光の透過方向からみた形状が常に変化し、これ
によって、光の透過窓における遮光領域が常に移動して
いる状態と同様の状態を作り出すことができる。このた
め、この遮光部材36を光透過窓32に装備することに
よって、第3の実施形態と同様の効果を得ることが可能
となっている。
【0074】第4の実施形態を図13及び図14に示
す。この第4の実施形態は、光を透過する光透過窓42
を有する枠体40と、この光透過窓42の全域に渡って
開閉自在である開閉部材41と、この開閉部材41を連
続的に開閉させる開閉動作付勢手段43とを備えてなる
遮光装置4を示している。
【0075】この遮光装置4は、家屋等の窓に取り付け
て屋外からの光をある程度減光させ屋内の明るさを調節
する。符号Wは家屋の窓を示しており、光透過窓42
は、この窓Wよりもやや大きめに設定されている。そし
て、光透過窓42がこの窓Wに対向するように遮光装置
4は配設されている。
【0076】光透過窓42の内側には、開閉部材41が
配設されている。この開閉部材41は光を通さない材質
で形成されており、図13に示すように、その上端部が
枠体40に固定され、下端部が上下方向に移動自在に枠
体40と係合している。そして、この開閉部材41は、
図14に示すように、蛇腹状に折り畳みまた或いは下方
に向かって伸張することが自在であり、これらの動作に
よって光透過窓42の開閉動作を行い、透過光の遮蔽状
態と透過状態とを切り換えている。
【0077】開閉部材41の図13における両側端には
開閉動作付勢手段43が配設されており、開閉部材41
に対する開閉動作の付勢を行っている。即ち、この開閉
動作付勢手段43は、開閉部材41の下端部に係合する
と共にこの下端部に上下方向の往復動作を付勢する。こ
の開閉動作付勢手段43には、具体的にはエアシリン
ダ,クランク機構,カム機構等の往復動作に好適な機構
が用いられる。
【0078】この第4の実施形態の動作を説明すると、
開閉動作付勢手段43によって、開閉部材41の下端部
に上下方向の往復動作が繰り返し連続的に付勢される。
これによって、光透過窓42が開閉部材41によって光
の透過される状態と光の遮断される状態とが短時間の内
に繰り返され、その結果、ある一瞬では透過光は遮ら
れ、また他の一瞬には光透過窓42の全体から光が透過
する状態となる。
【0079】これにより、視界を遮ることなく遮光装置
4を通して反対側の風景をより正確に見ることができる
と共に、当該反対側からの光の採光量を減ずることがで
きる。
【0080】次に、第5の実施形態について図15乃至
図16に基づいて説明する。この第5の実施形態は、光
が透過自在である平板状の液晶パネル52と、液晶パネ
ル52内の液晶を操作してこの液晶パネル52の随所に
光を遮蔽する遮光領域51を形成する駆動制御手段53
とを備える遮光装置5を示している。
【0081】この遮光装置5は、家屋等の窓Wに取り付
けて屋外からの光をある程度減光させ屋内の明るさを調
節する。液晶パネル52は、家屋の窓Wよりもやや大き
めに設定されており、この液晶パネル52がこの窓Wに
対向するように遮光装置5は配設されている。
【0082】以下、各部を詳説する。まず液晶パネル5
2は、主に、液晶パネル52の平板面を構成する一対の
偏光板と一対のガラス基板及びこれらの間にほぼ全域に
渡って封入されている液晶とから構成されている。この
液晶は、電場の印加によって透明・不透明の状態が切り
替わる性質を有しており、上述の遮光領域51はこの液
晶が不透明なった状態によって形成される。そして、こ
の電場の印加は、各ガラス基板に形成された複数の透明
電極の内の任意の対となる透明電極間に電圧を印加する
ことによって行われる。
【0083】また、遮光領域51の形状は、所定の配設
パターンで形成された各透明電極によって決定される。
本実施形態では、図15(A),(B)に示されるよう
に液晶パネル52が全域に渡って枡目状に仕切られ、遮
光領域51は、その枡目の一枡(1ドット)毎に形成さ
れる。また、液晶パネル52上に形成される複数のドッ
トのどの位置に遮光領域が形成されるかは、前述の複数
の透明電極の内の所定の対を成す二つの電極に電圧が印
可されることによって決定される。即ち、ある対を成す
二つの透明電極に電圧を印加することによって、これら
の電極間に電場が生じ、この位置となるドットの液晶が
不透明となり遮光領域が形成される。
【0084】液晶パネル52内の液晶を不透明に切り換
える複数の透明電極は、駆動制御手段53によって制御
される。この駆動制御手段53を図16に基づいて説明
すると、駆動制御手段53は、液晶パネル52の任意の
対となる透明電極に電圧の印加を行う電圧印加部54
と、液晶パネル52上に形成される複数のドットとそれ
に対応する各透明電極の対の組み合わせの情報が記憶さ
れたメモリ56と、このメモリ56の情報に基づいて任
意のドット毎に液晶を不透明状態にする動作指令を電圧
印加部54を入力する遮光領域形成部55とから構成さ
れる。
【0085】さらに、上述の遮光領域形成部55には、
遮光領域51となるドット毎の液晶の不透明部の位置を
連続的に移動させる遮光領域駆動機能を備えられてい
る。
【0086】上述の構成に従って第5の実施形態の動作
を説明する。まず、遮光領域形成部55によって、枡目
状となっている液晶パネル52の各ドット毎に互いに上
下左右に隣接するドットが互い違いに不透明状態となる
ように電圧印加部54を介して任意の各透明電極に電圧
を印加する。これにより、液晶パネル52の平面上に
は、図15(B)に示す状態で、複数の遮光領域51が
形成される。
【0087】さらに、遮光領域形成部55の遮光領域駆
動機構により、上述の動作で形成された各遮光領域51
である複数の不透明状態のドットが隣接する各ドットに
一様に同方向に移動する。尚、ここでいう移動とは、実
際に液晶が移動することとは異なり、図15(A)の状
態にある不透明状態の複数のドットの位置にある液晶が
全て透明状態となり、それまで不透明状態にあった各ド
ットと隣接する透明状態にあった他のドットの位置にあ
る液晶が不透明状態となることを示している。即ち、視
覚的には,各遮光領域51が一様に隣接するドットに向
かって移動する状態に近似しているため、便宜的に移動
すると表現するものである。
【0088】そして、これら複数の遮光領域51の移動
動作が連続的に繰り返し行われ、これによって、液晶パ
ネル52の全面に一様に分布する遮光領域51が、窓W
からの光の一部を遮蔽すると共に遮光領域51は常に一
箇所に留まることなく、その結果、瞬間的には透過光は
減少され、経時的には液晶パネル52の全体から光が透
過する状態となる。
【0089】これにより、視界を遮ることなく遮光装置
5を通して反対側の風景をより正確に見ることができる
と共に、当該反対側からの光の採光量を減ずることがで
きる。
【0090】第5の実施形態において、液晶パネル52
に形成される遮光領域51全体の面積比は、液晶パネル
52全体と比較して半分であるが、この面積比は調節自
在としても良い。即ち、駆動制御手段53の遮光領域形
成部55に遮光部濃度調節機能を設け、これにより、遮
光領域51の形成個数を増減可能とし、遮光領域51全
体の面積比を変化自在な構成としても良い。これによ
り、液晶パネル52を透過する光が増減されるために、
屋内の明るさを調節自在となる。この場合、遮光領域形
成部55には、外部から遮光領域の割合を入力する入力
手段を設ける必要がある。
【0091】また、前述の遮光領域駆動機能に代えて、
液晶パネル52の一部又は全体に複数の遮光領域51を
形成し、この遮光領域51全体を連続的に点滅させる遮
光領域点滅機能を備える構成としても良い。これによっ
て、液晶パネル52から光が透過される状態と光が遮断
される状態とが短時間の内に繰り返され、その結果、あ
る一瞬では透過光は遮られ、また他の一瞬には液晶パネ
ル52の全面から光が透過する状態となる。
【0092】即ち、視界を遮ることなく液晶パネル52
を通して反対側の風景をより正確に見ることができると
共に、当該反対側からの光の採光量を減ずることがで
き、上記第5の実施形態と同様の効果を得ることができ
る。
【0093】上記各実施形態においては、各遮光装置を
屋外からの光の減光に使用した場合を例示しているが、
他の目的に使用しても良い。例えば、カメラの絞り,眼
鏡やサングラスの明るさによる濃度調節,溶接マスク等
の視界に進行してくる光を減光・遮光する必要性がある
あらゆる機会に応用することが可能である。
【0094】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され機能する
ので、これによると、本発明である遮光装置を介するこ
とによって、本発明を透過する光を減光させることがで
きると共に、この際に、この遮光装置を透過して,当該
本発明の向こう側の様子を見ることができる。
【0095】即ち、具体的には、本発明を家屋等の窓に
近接対向させて配置した場合に、窓を通して外部から侵
入する光を有効に減光すると共に、本発明に遮られて窓
からの景観を損なうことなく、良好に且つ正確に窓の外
の風景を眺望することができる。
【0096】本発明は、以上のように構成され機能する
ので、これにより従来にない優れた遮光装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す図であり、図1
(A)は正面図であり、図1(B)は図1(A)の一部
の拡大図である。
【図2】図1に開示した遮光装置の駆動手段を説明する
斜視図である。
【図3】図1に開示した遮光装置の半光透過部材の最小
となる駆動範囲を説明する説明図である。
【図4】図1に開示した遮光装置に枠体を装備した例を
示す正面図である。
【図5】本発明の第2の実施形態を示す図であり、図5
(A)は正面図であり、図5(B)は図5(A)の一部
の拡大図である。
【図6】図5に開示した遮光装置の半光透過板の最小と
なる駆動範囲を説明する説明図である。
【図7】本発明の第3の実施形態を示す図であり、図7
(A)は正面図であり、図7(B)は一部省略した平面
図である。
【図8】図7に開示した遮光装置の遮光部材の遮光領域
の変化を説明する説明図である。
【図9】本発明の第3の実施形態の他の例を示す図であ
り、図9(A)は正面図であり、図9(B)は一部省略
した平面図である。
【図10】本発明の第3の実施形態のさらに他の例を示
す図であり、図10(A)は動作前の説明図であり、図
10(B)は動作後の説明図である。
【図11】本発明の第3の実施形態の新たな他の例を示
す一部省略した平面図である。
【図12】本発明の第3の実施形態の他の遮光部材の例
を示す図であり、図12(A)は正面図であり、図12
(B)は側面図である。
【図13】本発明の第4の実施形態を示す図であり、図
13(A)は開閉部材が開かれた状態を示す説明図であ
り、図13(B)は開閉部材が閉じられた状態を示す説
明図である。
【図14】図13に開示した遮光装置の開閉部材の動作
を示す説明図であり、図14(A)は開閉部材が畳まれ
た状態を示す図であり、図14(B)は開閉部材が伸張
した状態を示す図である。
【図15】本発明の第5の実施形態を示す図であり、図
15(A)は正面図であり、図15(B)は図15
(A)の一部の拡大図であり、図15(C)は遮光領域
の移動動作を示す説明図である。
【図16】図15に開示した遮光装置の駆動制御手段を
示すブロック図である。
【図17】従来例を示す図であり、図17(A)は正面
図であり、図17(B)は側面図である。
【図18】他の従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,2,3,3A,3B,3C,4,5 遮光装置 10,20 光透過部 11,21 遮光部 12 半光透過部材 13 加振機構 22 半光透過板 30,40 枠体 31,34,35,36 遮光部材 32,42 光透過窓 33 駆動手段 41 開閉部材 43 開閉動作付勢手段 51 遮光領域 52 液晶パネル 53 駆動制御手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光を透過する光透過部と光を遮断する複
    数の遮光部とを平面上に一様に分布させてなる半光透過
    部材と、この半光透過部材を所定の振幅で前記分布平面
    に沿った方向に加振する加振機構とを備えたことを特徴
    とする遮光装置。
  2. 【請求項2】 光を透過する光透過板と当該光透過板上
    の随所に分布して配設された光を遮断する複数の遮光部
    とからなる半光透過板と、この半光透過板を所定の振幅
    で当該半光透過板の平面に沿った方向に加振する加振機
    構とを備えたことを特徴とする遮光装置。
  3. 【請求項3】 光を透過する光透過窓を有する枠体と、
    前記光透過窓の随所で当該光透過窓の一部分を遮蔽する
    複数の遮光部材と、前記各遮光部材を連続的に移動させ
    る駆動手段とを備えたことを特徴とする遮光装置。
  4. 【請求項4】 平板状に複数形成された前記各遮光部材
    を前記光透過窓に対向させてほぼ平行に配設すると共
    に,これら遮光部材を前記配設方向に沿った方向を中心
    軸として回転自在に前記枠体に装備し、 前記駆動手段は,前記各遮光部材に回転力を付勢するこ
    とを特徴とする請求項3記載の遮光装置。
  5. 【請求項5】 光を透過する光透過窓を有する枠体と、
    この光透過窓の全域に渡って開閉自在である開閉部材
    と、この開閉部材を連続的に開閉させる開閉動作付勢手
    段とを備えたことを特徴とする遮光装置。
  6. 【請求項6】 光が透過自在である平板状の液晶パネル
    と、この液晶パネル内の液晶を操作して光を遮蔽する遮
    光領域を当該液晶パネル内の随所に形成する駆動制御手
    段とを備え、 当該駆動制御手段が、前記遮光領域を連続的に移動させ
    る遮光領域駆動機能を有することを特徴とする遮光装
    置。
  7. 【請求項7】 光が透過自在である平板状の液晶パネル
    と、この液晶パネル内の液晶を操作して光を遮蔽する遮
    光領域を当該液晶パネル内の随所に形成する駆動制御手
    段とを備え、 当該駆動制御手段が、前記遮光領域を連続的に点滅させ
    る遮光領域点滅機能を有することを特徴とする遮光装
    置。
JP32239195A 1995-11-16 1995-11-16 遮光装置 Withdrawn JPH09144448A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005234505A (ja) * 2004-02-23 2005-09-02 Sanyo Electric Co Ltd シャッタ装置及び投写型映像表示装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005234505A (ja) * 2004-02-23 2005-09-02 Sanyo Electric Co Ltd シャッタ装置及び投写型映像表示装置
JP4589013B2 (ja) * 2004-02-23 2010-12-01 三洋電機株式会社 投写型映像表示装置用のシャッタ装置及び投写型映像表示装置

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