JPH0914427A - 自動変速機の油圧制御装置 - Google Patents

自動変速機の油圧制御装置

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JPH0914427A
JPH0914427A JP7164041A JP16404195A JPH0914427A JP H0914427 A JPH0914427 A JP H0914427A JP 7164041 A JP7164041 A JP 7164041A JP 16404195 A JP16404195 A JP 16404195A JP H0914427 A JPH0914427 A JP H0914427A
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solenoid
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line pressure
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ライン圧カットバック制御とリバースインヒ
ビット制御をソレノイド電子制御により行なう自動変速
機の油圧制御装置において、制御が簡単でスペース,コ
スト,重量の面で有利であると共に、リバースインヒビ
ット制御時に燃費向上と潤滑油量確保を達成すること。 【構成】 ソレノイドdを、誤ったリバースレンジセレ
クト操作時にリバース時摩擦要素fの締結を禁止するた
めにリバースインヒビットバルブgのスプールに作用さ
せるソレノイド圧を作り出すリバースインヒビット制御
と、ライン圧を低下させるソレノイド圧を作り出すライ
ン圧カットバック制御とで兼用した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動変速機の油圧制御
装置、特に走行状況やレンジ位置等に応じてライン圧レ
ベルを高低制御するライン圧カットバック制御技術に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、走行状況やレンジ位置等に応じて
行なわれるライン圧制御としては、 (1) スロットル開度が大きいほどライン圧を高める制御 (2) Dレンジやエンジンブレーキレンジの時に比べてリ
バースレンジの時にライン圧レベルを高くする制御 (3) Dレンジの4速あるいは3速での走行中にエンジン
ブレーキレンジにセレクトした時、ライン圧を高める制
御 をプレッシャモディファイヤ圧の制御により行なう装置
が知られている。
【0003】また、誤ったセレクト操作による後進段の
成立を禁止するリバースインヒビット制御装置として
は、特開平1−210648号公報に記載されている装
置が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のライン圧制御とリバースインヒビット制御とは、互
いに独立して行なわれているものであるため、ライン圧
制御用ソレノイドとリバースインヒビット制御用ソレノ
イドとの2つのソレノイドが必要であり、スペース,コ
スト,重量の点で不利となる。
【0005】また、誤ったセレクト操作によりリバース
レンジがセレクトされリバースインヒビット制御が実行
中であっても、ライン圧制御側ではリバースレンジ位置
であることでライン圧を高める制御が行なわれることに
なり、特開昭62−35149号公報の第1図に記載さ
れているようなプレッシャレギュレータバルブが用いら
れる油圧回路では、下記に列挙する問題が生じる。
【0006】(1) リバースインヒビット制御によりリバ
ース時摩擦要素を締結させないのに無駄にライン圧を高
めることになり、ポンプ負荷増大により燃費を悪化させ
る。
【0007】(2) リバースへセレクトする時にはアクセ
ルを放した状態でエンジン回転数が低く、ポンプ吐出量
が少なくなっているのが普通であり、さらに、車速が比
較的高い状態の場合もあり、潤滑油量が充分に必要とさ
れるのにライン圧を高めるのに油量が使われ、潤滑油量
が不足することになる。
【0008】本発明は、上記課題に着目してなされたも
ので、第1の目的とするところは、ライン圧カットバッ
ク制御とリバースインヒビット制御をソレノイド電子制
御により行なう自動変速機の油圧制御装置において、制
御が簡単でスペース,コスト,重量の面で有利であると
共に、リバースインヒビット制御時に燃費向上と潤滑油
量確保を達成することにある。
【0009】第2の目的とするところは、第1の目的に
加え、車両後退時の摩擦要素の滑り防止と発進時の高ラ
イン圧の確保を図ることにある。
【0010】第3の目的とするところは、第1または2
の目的に加え、3種の制御をスペース,コスト,重量の
面で有利な1つのソレノイドにより達成することにあ
る。
【0011】第4の目的とするところは、第3の目的に
加え、シフトダウンタイミング制御とライン圧カットバ
ック制御とでソレノイドを兼用したことに伴う弊害であ
るタイミング制御時のライン圧変化を除去することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため請求項1記載の発明では、図1のクレーム対応図
に示すように、オイルポンプaから吐出される油を調圧
してライン圧を形成すると共に、余剰の油を潤滑系bに
供給するプレッシャレギュレータバルブcと、ライン圧
レベルの高低制御のためにプレッシャレギュレータバル
ブcのスプールに作用させるソレノイド圧を作り出すソ
レノイドdと、ソレノイド圧の発生・非発生を制御する
ソレノイド制御手段eと、を備えた自動変速機の油圧制
御装置において、前記ソレノイドdを、誤ったリバース
レンジセレクト操作時にリバース時摩擦要素fの締結を
禁止するためにリバースインヒビットバルブgのスプー
ルに作用させるソレノイド圧を作り出すリバースインヒ
ビット制御と、ライン圧を低下させるソレノイド圧を作
り出すライン圧カットバック制御とで兼用したことを特
徴とする。
【0013】上記第2の目的を達成するため請求項2記
載の発明では、請求項1記載の自動変速機の油圧制御装
置において、前記ライン圧カットバック制御を、レンジ
がリバースレンジの時には全域にてライン圧を高めと
し、ドライブレンジ及びエンジンブレーキレンジの時に
は低車速域でライン圧を高め、高車速域でライン圧を低
く抑える制御としたことを特徴とする。
【0014】上記第3の目的を達成するため請求項3記
載の発明では、請求項1または請求項2記載の自動変速
機の油圧制御装置において、前記ソレノイドdを、ライ
ン圧カットバック制御と、リバースインヒビット制御
と、シフトダウン時に最適なシフトダウンタイミングを
得るシフトダウンタイミング制御とに兼用したことを特
徴とする。
【0015】上記第4の目的を達成するため請求項4記
載の発明では、請求項3記載の自動変速機の油圧制御装
置において、前記ソレノイドdに対する指令を一時的に
変更することでシフトダウンタイミング制御が行なわれ
ると共に、指令変更時期に符合させてプレッシャレギュ
レータバルブcに作用させるモディファイヤ圧を制御す
ることによりライン圧をほぼ一定に保つようにしたこと
を特徴とする。
【0016】
【作用】第1の発明の作用を説明する。
【0017】前進走行時に誤ってリバースレンジがセレ
クトされると、ソレノイド制御手段eからの指令でソレ
ノイドdにおいて所定のソレノイド圧が作り出され、こ
のソレノイド圧がリバースインヒビットバルブgのスプ
ールに作用してリバース時摩擦要素fの締結が禁止され
ると共に、プレッシャレギュレータバルブcのスプール
にも同時に作用してライン圧が低下する。
【0018】よって、後進段の成立を禁止するリバース
インヒビット制御と同期してライン圧を低くするライン
圧カットバック制御が行なわれることで、リバースイン
ヒビット制御時、オイルポンプaによるエンジン負荷低
減により燃費が向上するし、プレッシャレギュレータバ
ルブcから余剰の油が潤滑系bに供給され、必要とする
潤滑油量が確保される。
【0019】第2の発明の作用を説明する。
【0020】ソレノイド制御手段eにて行なわれるライ
ン圧カットバック制御は、レンジがリバースレンジの時
には全域にてライン圧が高めとされ、ドライブレンジ及
びエンジンブレーキレンジの時には低車速域でライン圧
が高めとされ、高車速域でライン圧が低く抑えられる。
【0021】よって、リバースレンジをセレクトしての
車両後退時には締結される摩擦要素の滑りが防止される
し、低車速である発進時には締結される摩擦要素の滑り
防止のために必要な高ライン圧が確保される。
【0022】第3の発明の作用を説明する。
【0023】1つのソレノイドdが、ライン圧カットバ
ック制御と、リバースインヒビット制御と、シフトダウ
ン時に最適なシフトダウンタイミングを得るシフトダウ
ンタイミング制御とで用いられるソレノイドとして兼用
される。
【0024】よって、それぞれの制御にて専用のソレノ
イドを用いる場合に比べて、スペース,コスト,重量の
面で非常に有利な装置となる。
【0025】第4の発明の作用を説明する。
【0026】ソレノイドdに対する指令を一時的に変更
することでシフトダウンタイミング制御が行なわれる場
合、ソレノイドdをライン圧カットバック制御に兼用し
ているため、指令の変更時期においてライン圧のレベル
が変化することになる。
【0027】これに対し、ソレノイドdに対する指令変
更時期に符合させてプレッシャレギュレータバルブcに
作用させるモディファイヤ圧が制御され、ライン圧がほ
ぼ一定に保たれる。
【0028】よって、シフトダウンタイミング制御とラ
イン圧カットバック制御とでソレノイドdを兼用したこ
とに伴う弊害であるシフトダウンタイミング制御時のラ
イン圧の変化を除去することができる。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0030】まず、本発明実施例の油圧制御装置が適用
された自動変速機の全体概略を説明する。
【0031】図2は自動変速機の動力伝達機構を示すス
ケルトン図である。
【0032】図2において、INは入力軸、OUTは出
力ギヤ、FPGはフロント遊星ギヤ、RPGはリヤ遊星
ギヤであり、フロント遊星ギヤFPGは、フロントサン
ギヤFSと、フロントリングギヤFRと、両ギヤFS,
FRに噛み合うフロントピニオンFPを有し、リヤ遊星
ギヤRPGは、リヤサンギヤRSと、該ギヤRSに噛み
合うと共にフロントピニオンFPに噛み合うロングピニ
オンLPを有し、両ピニオンFP,ロングピニオンLP
は共通キャリヤPCに支持されている。
【0033】上記ギヤトレーンの構成において、変速に
関与するメンバは、フロントサンギヤFSと、リヤサン
ギヤRSと、共通キャリヤPCと、フロントリングギヤ
FRとの4つのメンバであり、これらのメンバのうち選
択されたメンバを入力軸ISに連結したりケースKに固
定することで、前進4速・後退1速の変速段を得る変速
要素として、リバースクラッチREV/C、ハイクラッ
チH/C、ロークラッチLOW/C、ロー&リバースブ
レーキL&R/B、ローワンウェイクラッチLOW O.W.C
、バンドブレーキB/Bが設けられている。
【0034】前記フロントサンギヤFSは、第1回転メ
ンバM1及びリバースクラッチREV/Cを介して入力
軸INに連結されていると共に、第1回転メンバM1及
びバンドブレーキB/Bを介してケースKに連結されて
いる。
【0035】前記リヤサンギヤRSは、第2回転メンバ
M2及びロークラッチLOW/Cを介して入力軸INに
連結されている。
【0036】前記共通キャリヤPCは、ハイクラッチH
/C及び第3回転メンバM3を介して入力軸ISに連結
されていると共に、第4回転メンバM4及び並列配置の
ロー&リバースブレーキL&R/Bとローワンウェイク
ラッチLOW O.W.C を介してケースKに連結されている。
【0037】前記フロントリングギヤFRは、第5回転
メンバM5を介して出力ギヤOUTに連結されている。
【0038】なお、この動力伝達機構の特徴は、4−3
シフトダウン時に変速ショックのない掛け替えタイミン
グを得るために採用されていたワンウェイクラッチと、
このワンウェイクラッチの採用に伴いエンジンブレーキ
を確保するために必要とされる油圧締結によるクラッチ
とを廃止し、変速要素の数を削減することで小型軽量化
を達成した点にある。
【0039】図3は上記動力伝達機構により前進4速・
後退1速の変速段を得る締結論理を示す図である。
【0040】第1速(1st)は、ロークラッチLOW
/Cの油圧締結と、ロー&リバースブレーキL&R/B
の油圧締結(エンジンブレーキレンジ選択時)もしくは
ローワンウェイクラッチLOW O.W.C の機械締結(加速
時)により得られる。すなわち、リヤサンギヤ入力、共
通キャリヤ固定、フロントリングギヤ出力となる。
【0041】第2速(2nd)は、ロークラッチLOW
/CとバンドブレーキB/Bの油圧締結により得られ
る。すなわち、リヤサンギヤ入力、フロントサンギヤ固
定、フロントリングギヤ出力となる。
【0042】第3速(3rd)は、ハイクラッチH/C
とロークラッチLOW/Cの油圧締結により得られる。
すなわち、リヤサンギヤと共通キャリヤの同時入力、フ
ロントリングギヤ出力となる(変速比=1)。
【0043】第4速(4th)は、ハイクラッチH/C
とバンドブレーキB/Bの油圧締結により得られる。す
なわち、共通キャリヤ入力、フロントサンギヤ固定、フ
ロントリングギヤ出力によるオーバドライブ変速段とな
る。
【0044】後退速(Rev)は、リバースクラッチR
EV/Cとロー&リバースブレーキL&R/Bの油圧締
結により得られる。すなわち、フロントサンギヤ入力、
共通キャリヤ固定、フロントリングギヤ出力となる。
【0045】図4及び図5はコントロールバルブの全体
油圧回路図である。
【0046】図4及び図5において、L16はプレッシ
ャレギュレータバルブで、プレッシャモディファイヤ圧
の大きさに応じてオイルポンプ吐出圧をライン圧に調圧
する。L6はプレッシャモディファイヤバルブで、スロ
ットル圧の大きさに応じてパイロット圧を減圧しプレッ
シャモディファイヤ圧を調圧する。L19はパイロット
バルブで、ライン圧を減圧して一定な圧力であるパイロ
ット圧を調圧する。L9はアキュームコントロールバル
ブで、プレッシャモディファイヤ圧の大きさに応じてラ
イン圧を減圧しアキュームコントロール圧を調圧する。
L18はトルクコンバータプレッシャレギュレータバル
ブで、ライン圧を減圧してトルクコンバータ圧を調圧す
る。L17はライン圧リリーフバルブで、ライン圧の上
限圧を規定する。L12はシフトバルブAでL11はシ
フトバルブBで、シフトソレノイドの作動に応じて1速
〜4速(OD)の各変速段での油路切り替えを行なう。
L20はロックアップコントロールバルブで、ロックア
ップソレノイドの作動に応じてロックアップクラッチの
締結・解放を切り替えると共に、切り替えの最中は調圧
バルブとしての機能を発揮する。L2はリバースインヒ
ビットバルブで、タイミングソレノイドの作動に応じて
ライン圧をロー&リバースブレーキに作用させる回路を
切り替える。L13はマニュアルバルブで、セレクトレ
バーのポジションに応じてライン圧を必要なコントロー
ルバルブへ配送する。L21は2NDホールドバルブ
で、電子制御系が作動しなくてもセレクトレバーを1レ
ンジにすることで2速のギヤ比を実現する。L10はロ
ークラッチシーケンスバルブでL8はロークラッチタイ
ミングバルブで、4速へのシフトアップ時または4速か
らのシフトダウン時のロークラッチの締結・解放タイミ
ングを適切にする。L14はロークラッチアキュムレー
タで、ロークラッチの締結をな滑らかにする他、ローク
ラッチの締結・解放タイミングを適切にする機能もあ
る。L1は1−2モジュレータバルブでL4は1−2ア
キュムレータピストンで、1−2変速時のブレーキバン
ドの締結を滑らかにする。L5は2−3アキュムレータ
で、2−3変速時のハイクラッチ締結とブレーキバンド
解放を滑らかにする。L3は3−4アキュムレータで、
3−4変速時のブレーキバンドの締結を滑らかにする。
L15はモディファイヤアキュムレータでL7はライン
圧アキュムレータで、プレッシャモディファイヤ圧の脈
動を防止し圧力を平滑化する。
【0047】図4及び図5において、31はロックアッ
プソレノイド、32はシフトソレノイドA、33はシフ
トソレノイドB、34はタイミングソレノイド、35は
ライン圧ソレノイド、O/Pはオイルポンプ、T/Cは
トルクコンバータである。各ソレノイドのうち、ロック
アップソレノイド31とライン圧ソレノイド35はデュ
ーティソレノイドであり、シフトソレノイドA(32)
とシフトソレノイドB(33)とタイミングソレノイド
34は、オンオフソレノイドである。また、トルクコン
バータT/Cはロックアップクラッチを内蔵していてい
る。
【0048】尚、図5の右上部に記載の2Aはバンドブ
レーキB/Bを作動させるバンドサーボピストンの2速
アプライ圧室、3Rは3速リリース圧室、4Aは4速ア
プライ圧室で、2Aのみの油圧作用によりバンドブレー
キB/Bは締結され、2Aと3Rの油圧作用によりバン
ドブレーキB/Bは解放され、2Aと3Rと4Aの油圧
作用によりバンドブレーキB/Bは締結される。
【0049】図6は電子制御系ブロック図で、上記各ソ
レノイド31,32,33,34,35は、A/Tコン
トロールユニット41により駆動制御される。このA/
Tコントロールユニット41には、スロットルセンサ4
2,油温センサ43,車速センサ44,タービンセンサ
45等のセンサ・スイッチ類からの信号が入力され、A
/Tコントロールユニット41では、検出された信号に
よる入力情報と設定されている制御則に基づき演算処理
が行なわれる。
【0050】図7はシフトソレノイド作動表を示す図
で、図8は変速点特性モデルの一例を示す図である。
【0051】シフトソレノイドA(32)とシフトソレ
ノイドB(33)による変速制御は、図8に示すような
変速点特性モデル図と検出されたスロットル開度及び車
速に基づいてギヤ位置が決定され、決定されたギヤ位置
を得るべく図7に示すシフトソレノイド作動表にしたが
って両ソレノイド32,33に対しオンまたはオフの指
令を出すことで制御される。
【0052】次に、実施例の油圧制御装置の構成を説明
する。
【0053】図9は実施例装置の要部を示す油圧回路図
である。
【0054】図9において、O/Pはオイルポンプ(請
求項のオイルポンプaに相当)、L16はプレッシャレ
ギュレータバルブ(請求項のプレッシャレギュレータバ
ルブcに相当)、51はオイルクーラ、52は後部潤滑
系、53は前部潤滑系、54はデフ潤滑系(51〜54
は請求項の潤滑系bに相当)、34はタイミングソレノ
イド(請求項のソレノイドdに相当)、41はA/Tコ
ントロールユニット(請求項のソレノイド制御手段eに
相当)、REV/Cはリバースクラッチ、L&R/Bは
ロー&リバースブレーキ(請求項のリバース時摩擦要素
fに相当)、L2はリバースインヒビットバルブ(請求
項のリバースインヒビットバルブgに相当)、L8はロ
ークラッチタイミングバルブ、L18はT/Cプレッシ
ャレギュレータバルブ、L20はロックアップコントロ
ールバルブ、T/Cはトルクコンバータである。
【0055】前記プレッシャレギュレータバルブL16
は、オイルポンプO/Pからの吐出された油を調圧して
ライン圧PL を形成すると共に、余剰の油を、T/Cプ
レッシャレギュレータバルブL18及びロックアップコ
ントロールバルブL20を介して潤滑系(オイルクー
ラ、52は後部潤滑系、53は前部潤滑系、54はデフ
潤滑系)に供給するバルブで、バルブ穴に摺動可能に設
けられたスプール16aと、該スプール16aを図面上
方に付勢するスプリング16bと、バルブ穴に形成され
たフィードバックライン圧ポート16c,ドレーンポー
ト16d,ソレノイド圧ポート16e,ドレーンポート
16f,ライン圧ポート16g,トルクコンバータ圧ポ
ート16h,ドレーンポート16i,プレッシャモディ
ファイヤ圧ポート16jを有して構成されている。
【0056】前記ソレノイド圧ポート16eは、タイミ
ングソレノイド34からのソレノイド圧油路54に接続
されていて、タイミングソレノイド34への通電時にソ
レノイド圧PSOL がスプール16aの段差面16kに作
用し、スプール16aを図面下方に下げる油圧力にてラ
イン圧PL が減圧される。
【0057】前記フィードバックライン圧ポート16c
及びライン圧ポート16gは、ライン圧油路56に接続
されている。
【0058】前記プレッシャモディファイヤ圧ポート1
6jは、デューティ制御されるライン圧ソレノイド35
により作り出される油圧を導くプレッシャモディファイ
ヤ圧油路57に接続されている。
【0059】前記T/Cプレッシャレギュレータバルブ
L18は、プレッシャレギュレータバルブL16からの
油をトルクコンバータ圧に調圧するバルブで、トルクコ
ンバータ圧の油はロックアップコントロールバルブL2
0を介してトルクコンバータT/Cのロックアップ制御
に使われると共に自動変速機の内部潤滑油として使われ
る。なお、58はトルクコンバータ圧油路、59はトル
クコンバータアプライ圧油路、60はトルクコンバータ
リリース圧油路である。
【0060】前記タイミングソレノイド34は、通電時
にソレノイド圧PSOL を出力する形式のものであり、A
/Tコントロールユニット41からの指令により駆動制
御される。なお、66はパイロット圧油路である。
【0061】前記リバースインヒビットバルブL2は、
走行中に誤ってリバースレンジ位置にセレクトした時、
リバース圧がロー&リバースブレーキL&R/Bに導か
れようとするのに対し、タイミングソレノイド34から
のソレノイド圧PSOL による油路切り替えでロー&リバ
ースブレーキL&R/Bの油をドレーンすることで、後
進段の成立を禁止するバルブで、バルブ穴に摺動可能に
設けられたスプール2aと、該スプール2aを図面上方
に付勢するスプリング2bと、バルブ穴に形成されたソ
レノイド圧ポート2c,1レンジ圧ポート2d,ロー&
リバースブレーキ圧ポート2e,リバースクラッチ圧ポ
ート2fを有して構成されている。
【0062】前記ソレノイド圧ポート2cは、タイミン
グソレノイド34からのソレノイド圧油路54が接続さ
れ、1レンジ圧ポート2dは、1レンジ圧油路61に接
続され、ロー&リバースブレーキ圧ポート2eは、ロー
&リバースブレーキ圧油路62に接続され、リバースク
ラッチ圧ポート2fは、リバースクラッチ圧油路63に
接続されている。
【0063】また、リバースインヒビットバルブL2の
スプール2aには、1レンジ圧が作用する受圧面2gが
形成されていて、1レンジ圧が出力されている時は、ソ
レノイド圧PSOL の有無とは無関係に受圧面2gによる
油圧力によりポート2dとポート2eとの連通状態を保
持する。
【0064】前記ロークラッチタイミングバルブL8
は、4速から3速へのダウンシフト時に締結されるロー
クラッチLOW/CのロークラッチアキュムレータL1
4の背圧制御により適切な締結タイミングを得るための
切替バルブで、バルブ穴に摺動可能に設けられたスプー
ル8aと、該スプール8aを図面右方に付勢するスプリ
ング8bと、バルブ穴に形成されたソレノイド圧ポート
8c,ドレーンポート8d,シーケンスバルブ信号圧ポ
ート8e,切替圧ポート8fを有して構成されている。
【0065】前記ソレノイド圧ポート8cは、タイミン
グソレノイド34からのソレノイド圧油路54が接続さ
れ、シーケンスバルブ信号圧ポート8eは、シーケンス
バルブ信号圧油路64に接続され、切替圧ポート8f
は、ロークラッチシーケンスバルブL10の切替圧油路
65に接続されている。
【0066】次に、実施例装置の作用を説明する。
【0067】[ライン圧カットバック制御]図10はA
/Tコントロールユニット41で行なわれるライン圧カ
ットバック制御作動の流れを示すフローチャートであ
る。
【0068】ステップ71では、セレクト位置信号を監
視することで、N,R,Pレンジかどうかが判断され
る。
【0069】ステップ72では、N,R,Pレンジでな
い場合、タイミングソレノイドOFF領域かどうかが判
断される。
【0070】ステップ73では、ステップ71でYES
と判断された時、あるいは、ステップ72でOFF領域
であると判断された時、タイミングソレノイド34に対
しオフ指令が出力される。
【0071】ステップ74では、ステップ72でON領
域であると判断された時、タイミングソレノイド34に
対しオン指令が出力される。
【0072】すなわち、図12のライン圧カットバック
制御マップに示すように、N,R,Pレンジの時にはス
ロットル開度及び車速にかかわらず全域でソレノイドO
FFとされ(高ライン圧)、Dレンジ,エンジンブレー
キレンジの時にはスロットル開度と車速の大きさによ
り、低車速域ではソレノイドOFFとされ、高車速域で
はソレノイドON(低ライン圧)とされる。なお、OF
F→ONとON→OFFとの切り替え線は制御ハンチン
グを防止するべくオフセットした設定となっている。
【0073】よって、リバースレンジをセレクトしての
車両後退時には締結されるリバースクラッチREV/C
及びロー&リバースブレーキL&R/Bの滑りが防止さ
れるし、低車速である発進時には締結されるロークラッ
チLOW/Cの滑り防止のために必要な高ライン圧が確
保される。
【0074】[リバースインインヒビット制御]図12
はA/Tコントロールユニット41で行なわれるリバー
スインインヒビット制御作動の流れを示すフローチャー
トである。
【0075】ステップ81では、セレクト位置信号を監
視することで、Rレンジ以外からRレンジへセレクトさ
れたかどうかが判断される。
【0076】ステップ82では、Rレンジ以外からRレ
ンジへセレクトされた時、車速センサ44による検出車
速が10km/h未満であるかどうかが判断される。これは
誤ったRレンジセレクト操作を判断するステップで、通
常、Rレンジへのセレクトは停車あるいは極低速状態が
行なわれるため、Rレンジセレクト時に検出車速が10
km/h以上である時にはドライバの誤操作によるものであ
ると判断できることによる。
【0077】ステップ83では、ステップ82でYES
と判断された時には、タイミングソレノイド34に対し
オフ指令が出力される。
【0078】ステップ84では、ステップ82でNOと
判断されている限り、タイミングソレノイド34に対し
オン指令が出力される。
【0079】[ダウンシフトタイミング制御]図13は
A/Tコントロールユニット41で行なわれるダウンシ
フトタイミング制御作動の流れを示すフローチャートで
ある。
【0080】ステップ91では、4→3,4→2,4→
1の変速時かどうかが判断される。ステップ92では、
ギヤ比が所定値以下かどうかが判断される。この所定値
は、例えば、4速でギヤ比1で、3速でギヤ比0.7の
場合、0.85程度の値で設定される。
【0081】ステップ93では、ステップ92でYES
と判断された場合、タイミングソレノイド34に対しオ
フ指令が出力される。
【0082】ステップ94では、変速時制御終了かどう
かが判断される。この判断は、オフ指令出力からの設定
時間経過や変速完了等により行なわれる。
【0083】ステップ95では、ステップ94でYES
と判断された場合、タイミングソレノイド34に対しオ
ン指令が出力される。
【0084】[リバースインヒビット作動時]走行中に
ドライバが誤ってリバースレンジへセレクトした時に
は、図10において、ステップ61→ステップ62→ス
テップ64へと進む流れとなり、タイミングソレノイド
34はオンとされ、ソレノイド圧PSOL がリバースイン
ヒビットバルブL2に供給され、スプール2aは図9に
示す位置から下方に押し下げられた位置に移動し、ポー
ト2d,2eを連通する状態となる。
【0085】よって、バースレンジへのセレクト操作に
よりマニュアルバルブL13から出力されるリバース圧
が、リバースクラッチ圧油路63を介してリバースクラ
ッチREV/Cのみに供給され、ロー&リバースブレー
キL&R/Bの油は、ロー&リバースブレーキ圧油路6
2→ポート2e→ポート2d→1レンジ圧油路61を介
してドレーンされ、後進段の成立が禁止される。
【0086】リバースインヒビット作動と同時にソレノ
イド圧PSOL がプレッシャレギュレータバルブL16の
スプール16aにも作用し、スプール16aを押し下げ
ようとすることでライン圧PL が低下する。
【0087】よって、後進段の成立を禁止するリバース
インヒビット制御と同期してライン圧を低くするライン
圧カットバック制御が行なわれることで、リバースイン
ヒビット制御時、オイルポンプO/Pによるエンジン負
荷低減により燃費が向上するし、プレッシャレギュレー
タバルブL16から余剰の油が潤滑系51〜54に供給
され、必要とする潤滑油量が確保される。
【0088】制御干渉対策として、リバースインヒビッ
トバルブL2のスプール2aに1レンジ圧が作用する受
圧面2gが形成されているため、1レンジの時には他の
制御のためにタイミングソレノイド43がオン・オフ作
動してもスプール2aは移動せず、1レンジのセレクト
時には、タイミングソレノイド43をライン圧カットバ
ック制御のために用いることができる。
【0089】[4−3ダウンシフト時]走行中にタイミ
ングソレノイド34に対する指令を一時的にオフに変更
することでシフトダウンタイミング制御が行なわれる場
合、タイミングソレノイド34をライン圧カットバック
制御にも兼用しているため、オフ指令時期においてライ
ン圧PL のレベルが高圧側に変化することになる。
【0090】これに対し、タイミングソレノイド34に
対するオフ指令時期に符合させてプレッシャレギュレー
タバルブL16に作用させるプレッシャモディファイヤ
圧が低圧側に制御され、ライン圧PL がほぼ一定に保た
れる。
【0091】よって、シフトダウンタイミング制御とラ
イン圧カットバック制御とでタイミングソレノイド34
を兼用したことに伴う弊害であるシフトダウンタイミン
グ制御時のライン圧の変化を除去することができる。
【0092】次に、実施例装置の効果を説明する。
【0093】(1)タイミングソレノイド34を、誤っ
たリバースレンジセレクト操作時に後進段の成立を禁止
するためにリバースインヒビットバルブL2のスプール
2aに作用させるソレノイド圧PSOL を作り出すリバー
スインヒビット制御と、ライン圧PL を低下させるソレ
ノイド圧PSOL を作り出すライン圧カットバック制御と
で兼用したため、制御が簡単でスペース,コスト,重量
の面で有利であると共に、リバースインヒビット制御時
に燃費向上と潤滑油量確保を達成することができる。
【0094】(2)ライン圧カットバック制御を、レン
ジがRレンジの時には全域にてライン圧を高めとし、D
レンジ及びエンジンブレーキレンジの時には低車速域で
ライン圧を高め、高車速域でライン圧を低く抑える制御
としたため、車両後退時の摩擦要素の滑り防止と発進時
の高ライン圧の確保を図ることができる。
【0095】(3)タイミングソレノイド34を、ライ
ン圧カットバック制御と、リバースインヒビット制御
と、シフトダウン時に最適なシフトダウンタイミングを
得るシフトダウンタイミング制御とに兼用したため、3
種の制御をスペース,コスト,重量の面で有利な1つの
タイミングソレノイド34により達成できる。
【0096】(4)タイミングソレノイド34に対する
指令を一時的にオフに変更することでシフトダウンタイ
ミング制御が行なわれると共に、オフ指令時期に符合さ
せてプレッシャレギュレータバルブL16に作用させる
プレッシャモディファイヤ圧を制御することによりライ
ン圧PL をほぼ一定に保つようにしたため、シフトダウ
ンタイミング制御とライン圧カットバック制御とでソレ
ノイドを兼用したことに伴う弊害であるタイミング制御
時のライン圧変化を除去することができる。
【0097】以上、実施例を図面により説明してきた
が、具体的な構成は実施例に限られるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加等があ
っても本発明に含まれる。
【0098】
【発明の効果】請求項1記載の第1の発明にあっては、
ソレノイドを、誤ったリバースレンジセレクト操作時に
リバース時摩擦要素の締結を禁止するためにリバースイ
ンヒビットバルブのスプールに作用させるソレノイド圧
を作り出すリバースインヒビット制御と、ライン圧を低
下させるソレノイド圧を作り出すライン圧カットバック
制御とで兼用したため、制御が簡単でスペース,コス
ト,重量の面で有利であると共に、リバースインヒビッ
ト制御時に燃費向上と潤滑油量確保を達成することがで
きるという効果が得られる。
【0099】請求項2記載の第2の発明にあっては、請
求項1記載の自動変速機の油圧制御装置において、ライ
ン圧カットバック制御を、レンジがリバースレンジの時
には全域にてライン圧を高めとし、ドライブレンジ及び
エンジンブレーキレンジの時には低車速域でライン圧を
高め、高車速域でライン圧を低く抑える制御としたた
め、上記効果に加え、車両後退時の摩擦要素の滑り防止
と発進時の高ライン圧の確保を図ることができるという
効果が得られる。
【0100】請求項3記載の第3の発明にあっては、請
求項2記載の自動変速機の油圧制御装置において、ソレ
ノイドを、ライン圧カットバック制御と、リバースイン
ヒビット制御と、シフトダウン時に最適なシフトダウン
タイミングを得るシフトダウンタイミング制御とに兼用
したため、上記効果に加え、3種の制御をスペース,コ
スト,重量の面で有利な1つのソレノイドにより達成す
ることができるという効果が得られる。
【0101】請求項4記載の第4の発明にあっては、請
求項3記載の自動変速機の油圧制御装置において、ソレ
ノイドに対する指令を一時的に変更することでシフトダ
ウンタイミング制御が行なわれると共に、指令変更時期
に符合させてプレッシャレギュレータバルブに作用させ
るモディファイヤ圧を制御することによりライン圧をほ
ぼ一定に保つようにしたため、上記第3の発明の効果に
加え、シフトダウンタイミング制御とライン圧カットバ
ック制御とでソレノイドを兼用したことに伴う弊害であ
るタイミング制御時のライン圧変化を除去することがで
きるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動変速機の油圧制御装置を示すクレ
ーム対応図である。
【図2】実施例装置が適用された自動変速機の動力伝達
機構を示すスケルトン図である。
【図3】実施例装置が適用された自動変速機の締結論理
表を示す図である。
【図4】実施例の油圧制御装置であるコントロールバル
ブの全体油圧回路図の左半分を示す図である。
【図5】実施例の油圧制御装置であるコントロールバル
ブの全体油圧回路図の右半分を示す図である。
【図6】実施例装置の電子制御系ブロック図である。
【図7】実施例装置のシフトソレノイド作動表を示す図
である。
【図8】実施例装置の変速点特性モデルの一例を示す図
である。
【図9】実施例装置の要部を示す油圧回路図である。
【図10】実施例装置のA/Tコントロールユニットで
行なわれるライン圧カットバック制御作動の流れを示す
フローチャートである。
【図11】実施例装置のライン圧カットバック制御マッ
プを示す図である。
【図12】実施例装置のA/Tコントロールユニットで
行なわれるリバースインインヒビット制御作動の流れを
示すフローチャートである。
【図13】実施例装置のA/Tコントロールユニットで
行なわれるダウンシフトタイミング制御作動の流れを示
すフローチャートである。
【符号の説明】
a オイルポンプ b 潤滑系 c プレッシャレギュレータバルブ d ソレノイド e ソレノイド制御手段 f リバース時摩擦要素 g リバースインヒビットバルブ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オイルポンプから吐出された油を調圧し
    てライン圧を形成すると共に、余剰の油を潤滑系に供給
    するプレッシャレギュレータバルブと、 ライン圧レベルの高低制御のためにプレッシャレギュレ
    ータバルブのスプールに作用させるソレノイド圧を作り
    出すソレノイドと、 ソレノイド圧の発生・非発生を制御するソレノイド制御
    手段と、 を備えた自動変速機の油圧制御装置において、 前記ソレノイドを、誤ったリバースレンジセレクト操作
    時にリバース時摩擦要素の締結を禁止するためにリバー
    スインヒビットバルブのスプールに作用させるソレノイ
    ド圧を作り出すリバースインヒビット制御と、ライン圧
    を低下させるソレノイド圧を作り出すライン圧カットバ
    ック制御とで兼用したことを特徴とする自動変速機の油
    圧制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動変速機の油圧制御装
    置において、 前記ライン圧カットバック制御を、レンジがリバースレ
    ンジの時には全域にてライン圧を高めとし、ドライブレ
    ンジ及びエンジンブレーキレンジの時には低車速域でラ
    イン圧を高め、高車速域でライン圧を低く抑える制御と
    したことを特徴とする自動変速機の油圧制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の自動変速
    機の油圧制御装置において、 前記ソレノイドを、ライン圧カットバック制御と、リバ
    ースインヒビット制御と、シフトダウン時に最適なシフ
    トダウンタイミングを得るシフトダウンタイミング制御
    とに兼用したことを特徴とする自動変速機の油圧制御装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の自動変速機の油圧制御装
    置において、 前記ソレノイドに対する指令を一時的に変更することで
    シフトダウンタイミング制御が行なわれると共に、指令
    変更時期に符合させてプレッシャレギュレータバルブに
    作用させるモディファイヤ圧を制御することによりライ
    ン圧をほぼ一定に保つようにしたことを特徴とする自動
    変速機の油圧制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011133082A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Daihatsu Motor Co Ltd 自動変速機のリバースインヒビット制御方法
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