JPH09141607A - ルータコレットアセンブリ - Google Patents

ルータコレットアセンブリ

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JPH09141607A
JPH09141607A JP8308782A JP30878296A JPH09141607A JP H09141607 A JPH09141607 A JP H09141607A JP 8308782 A JP8308782 A JP 8308782A JP 30878296 A JP30878296 A JP 30878296A JP H09141607 A JPH09141607 A JP H09141607A
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JP
Japan
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collet
nut
split
router
split collet
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Pending
Application number
JP8308782A
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English (en)
Inventor
Ronald C Mccurry
シー.マッカレー ロナルド
Wallace E Anderson
イー.アンダーソン ウォレンス
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Ryobi North America Inc
Original Assignee
Ryobi North America Inc
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23BTURNING; BORING
    • B23B31/00Chucks; Expansion mandrels; Adaptations thereof for remote control
    • B23B31/02Chucks
    • B23B31/10Chucks characterised by the retaining or gripping devices or their immediate operating means
    • B23B31/12Chucks with simultaneously-acting jaws, whether or not also individually adjustable
    • B23B31/20Longitudinally-split sleeves, e.g. collet chucks
    • B23B31/201Characterized by features relating primarily to remote control of the gripping means
    • B23B31/202Details of the jaws
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T279/00Chucks or sockets
    • Y10T279/17Socket type
    • Y10T279/17411Spring biased jaws
    • Y10T279/17487Moving-cam actuator
    • Y10T279/17504Threaded cam sleeve
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10T279/17Socket type
    • Y10T279/17564Loose jaws
    • Y10T279/17572Moving-cam actuator
    • Y10T279/17581Threaded cam sleeve
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T409/00Gear cutting, milling, or planing
    • Y10T409/30Milling
    • Y10T409/30952Milling with cutter holder

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Milling, Drilling, And Turning Of Wood (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ナットを緩む方向に回転させ所定量移動した
だけで割コレットに把持されていた回転切削工具が自動
的に離脱可能な分離型コレットを有するルータコレット
アセンブリの提供。 【解決手段】 ルータの駆動軸20に着脱自在にルータ
コレットアセンブリ28を設ける。該アセンブリは本体
部材30、割コレット32、ナット34、割コレットを
本体部材に保持するための保持部材36とを有する。保
持部材は割コレットとナット間の軸移動を制限しながら
自由回転を可能とし、ナットが緩められる際には割コレ
ットはナットと共に回転しながら限定された距離だけ軸
方向に移動可能であり、割コレットの軸方向の移動が阻
止されると、ナットは割レットから分離し、割コレット
は拡径して切削工具のシャンクへ対する割コレットの把
持力が緩められる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ルータ本体とナッ
ト間に設けられ、かつ、それらと協働作用を行う分離型
割コレットを有するタイプのルータコレットアセンブリ
に関する。
【0002】
【従来の技術】ルータの駆動軸に着脱自在に回転工具を
固定させるために、様々なタイプのコレットがルータに
用いられる。コレットは主に2つの範疇に分類すること
ができる。ひとつは駆動軸の一部として一体形成された
コレットであり、他は駆動軸とナット間に挟まれ、かつ
それらと協働作用を行う分離型の割コレットである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】分離型の割コレットの
問題点としては、一度締め付けたコレットが切削工具の
シャンクおよび協働作用を行う裁頭円錐形表面の両方を
強固に把持することである。この裁頭円錐形表面はナッ
ト側又は駆動軸の端部に位置する本体側のいずれかに形
成することができ、ナットを緩めても、コレットと裁頭
円錐形表面は互いにロックされたままとなる。切削工具
を取外すためには、切削工具をタップするか、分離型の
コレット及びそれと協働作用を行う部材を取外す必要が
ある。
【0004】そこで本発明は、本体部材に対してナット
を緩む方向に回転させて所定量移動しただけで、回転切
削工具が自動的にコレットから離脱可能となる分離型コ
レットを備えたルータコレットアセンブリを提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明は、ルータの中心軸を中心に回転可能な駆
動軸に着脱自在に切削工具を取付けるためのルータコレ
ットアセンブリであって、駆動軸20、112により駆
動され、ネジ付き外周面42、116を有した本体部材
30、92と、該本体部材に収容され、切削工具のシャ
ンクを把持する割コレット32、74と、該本体部材の
該ネジ付き外周面と螺合するネジ領域70、126を内
周面に有したナット34、96と、該割コレットを該本
体部材に保持すると共に、該割コレットを該中心軸を中
心に回転可能及び該割コレットを限定的な範囲で移動可
能とする保持手段36、98、100とを有し、該ナッ
トが緩められると、初期段階では該割コレットは該ナッ
トと共に回転しながら限定された所定量だけ軸方向に移
動可能であり、該割コレットの軸方向の移動が制限され
た後は該割コレットは該該ナットから分離して切削工具
のシャンクに対する該割コレットの把持力が緩められる
ルータコレットアセンブリを提供している。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態による
ルータコレットアセンブリについて図1乃至図3に基づ
き説明する。図1に示されるように、ルータ10は、モ
ータハウジング12と、ベース14と、モータハウジン
グ12とベース14の相対位置を調節する調節リング1
6を有する。ベース14には、平坦な作業面と当接する
平坦な環状ベース板18が設けられている。ルータ駆動
軸20を回転駆動するために、モータハウジング12内
には図示せぬ電動モータが収納されている。
【0007】駆動軸20は中心軸22に同軸に配列さ
れ、第1端部24と第2端部26を有する。ルータが図
1のような向きにあるときは、第1端部24は駆動軸2
0の下端となり、第2端部26が上端となる。しかし、
ルータは様々な方向で使用可能なことは当然である。
【0008】ルータコレットアセンブリ28は、駆動軸
20の第1端部24により駆動される。ルータコレット
アセンブリ28は、本体部材30、割コレット32、ナ
ット34、及びネジ付き締め部材36による保持手段の
4つの部材により構成されている。
【0009】図2、図3に示されるように、本体部材3
0は、ルータ駆動軸20の第1端部24に一体加工され
ている。但し、本体部材30を駆動軸とは別個に設け、
駆動軸の端部にネジを形成して、駆動軸と着脱可能に螺
合するようにしてもよい。本体部材30を駆動軸に一体
成形するか又は分離型とするかは、単に設計上の選択事
項であって発明の本質ではない。一体構造の場合には製
造コストとサイズの観点から利点がある。分離型構造の
場合には、ルータコレットアセンブリが損傷を受けたり
磨耗した時に、交換が容易であるという利点を持ってい
る。
【0010】本体部材30の内部には、中心軸22と同
軸な略円筒状のキャビティ38が形成されている。円筒
キャビティ38を囲むようにまた円筒キャビティ38の
端部に、当接端面たる端面40が形成されている。本体
部材30の外周には、外周ネジ面42が形成されてい
る。図3に示されるように、本体部材30は更に、中心
軸22と同軸で、円筒キャビティ38の底から延びるネ
ジ付き中央孔68が形成されている。
【0011】割コレット32には、回転切削工具の円筒
状シャンクを受容するための中央円筒状ボア44が形成
されている。割コレット32は円筒状外周を有する第1
端部46を有しており、その円筒状外周は本体部材30
の円筒キャビティ38に摺動装着可能なサイズに設定さ
れている。コレット32は、テーパのついた裁頭円錐形
状外部表面を有する第2端部48を有し、その第1端部
46と第2端部48の中間部は、図3に示されるよう
に、本体部材30の端面40と当接する環状肩部50を
なす。割コレット32内に回転切削工具のシャンクを確
実に把持するために、割コレット32には直径方向の互
いに反対側に一対の割溝52a、52bが形成され、そ
の割溝52a、52bは割コレット32の軸方向に延び
て割コレット32が内側に弾性的に撓むことを可能とし
ている。第1の実施の形態によるルータコレットアセン
ブリ28においては、コレットの全長より短い割溝52
a、52bが一対形成されているが、割溝の数はそれよ
り多くても少なくてもよい。
【0012】図3に示されるように割コレット32は、
その一方の軸端であって第1端部46に位置する底板5
4を更に有し、底板54には、ネジ付き締め部材36の
後述するシャンク部分66を受容するための中央開口部
56が形成されており、そのサイズは中央円筒状ボア4
4よりはるかに小径である。
【0013】図3に示されるように、本体部材30の円
筒キャビティ38には、一対の環状凹部60a、60b
が形成され、該凹部には一対の環状弾性帯状部材58
a、58bが装着されている。環状弾性帯状部材58
a、58bの内周面は割コレット32の外周面を支持
し、環状弾性帯状部材58a、58bの外周面は本体部
材30に支持される。環状弾性帯状部材58a、58b
は、筒状キャビティ38内にコレット32を中心軸22
と同軸となるように設置するためのものである。なお、
環状弾性帯状部材58a、58bは必須ではなく、コレ
ットの製造コストが大きな要因であれば、弾性帯状部材
は1個でもよく、また設けなくてもよい。
【0014】ネジ付き締め部材36は、大径の頭部6
2、ネジ部64、頭部とネジ部との間のシャンク部66
等を有する左ネジにより構成される。シャンク部66は
頭部62より小径であり、コレット底板54の中央開口
部56に合致するサイズに設けられる。シャンク部66
はネジ部64より大径であり、これはネジ付き締め部材
36が本体部材30のネジ付きボア68内に螺合前進す
る時に、このシャンク部66がストッパとして機能する
ことになる。頭部62から離間した位置において、シャ
ンク部66と嵌合するロックリング71が設けられてい
る。ロックリング71は、割コレット32が本体部材3
0から分離されるとき、ネジ付き締め部材36が割コレ
ット32から離脱するのを防止する役目をし、同時にコ
レット32がネジ付き締め部材36に対して自由に回転
可能とし、かつ一定の距離だけ軸方向の移動を可能とす
る。なおロックリング71は必須ではない。しかし、ル
ータコレットを交換する際に、使用者が不注意により一
般的ではない左ネジの締め部材36を緩めてしまうこと
を防止する上で、ロックリングは非常に有効である。
【0015】ナット34は軸方向に貫通するボアを有
し、そのボアの内周面には本体部材30の外周部に設け
た外周ネジ面42と螺合するネジ部70が形成されてい
る。コレット32のテーパ状の裁頭円錐形状外部表面4
8と適合するように、ナット34も内部裁頭円錐形表面
72を有している。裁頭円錐形状外部表面48、72は
中心軸22に対して6度から10度、望ましくは約8度
の角度をつけてある。ナット34は六角棒から形成さ
れ、その外周にある六つの平坦面をそのまま生かして、
本体部材30に対してナットを締付けたり緩める際に使
用するレンチと係合させる。ナット34を回転させる際
に、駆動軸20を静止させたままにするため、駆動軸2
0の第2端部26には、図示しない軸ロック手段と嵌合
できる一対の平坦部が設けられる。
【0016】以上の構成において、駆動軸20の第1端
部24からルータコレットアセンブリを見たとき、本体
部材30に対してナット34の反時計回りの回転が、ナ
ット34を緩める方向の回転である。ナットを緩める
と、割コレット32は開放位置に拡径し、所望の切削工
具のシャンクがコレット32の中央円筒状ボア44へ挿
入可能となる。切削工具を所望の軸方向に移動させてた
後にナット34を締結するために、ナット34を本体部
材30に対して時計方向に回転させると、ナットはコレ
ット32に向けて軸移動する。ナット34の裁頭円錐形
表面72は割コレット32の外周にある対応する裁頭円
錐形状外部表面48に当接し、コレット32が締め付け
られ、コレット32の中央円筒状ボア44が縮径して回
転切削工具のシャンクを強く把持する。本体部材30に
対するコレット32の内方向への軸移動は、環状肩部5
0と本体部材の端面40との当接により規制される。
【0017】回転切削工具を取外したい時には、ルータ
軸20を回転不能に把持した後に、ナット34を反時計
方向に回転させる。初めのうちは、ナット34とコレッ
ト32と工具は一緒に回転し、駆動軸20から離れるよ
うに軸移動する。この軸移動の後、ネジ付き締め部材3
6の頭部62はコレット32の底板54に当接し、裁頭
円錐表面72は裁頭円錐形状外部表面48から離れるの
で、切削工具のシャンクに対するコレットの締め付けが
解放される。
【0018】本発明の第1の実施の形態によるルータコ
レットアセンブリによれば、割コレットは容易に交換で
き、使用する切削工具に適したサイズの円筒状の内径を
有する割コレットを選択することができる。例えば、北
米市場では、ルータシャンクの直径が1/4インチ
(6.35mm)と1/2インチ(12.7mm)の場
合が一般的であるが、ヨーロッパや日本では直径6m
m、8mm、又は12mmが多く使われている。広範囲
で多種の回転切削工具を装着するために、単独のルータ
であっても別のサイズのルータコレットアセンブリが使
用可能である。
【0019】図4は、図2に示したコレット32に装着
される回転切削工具のシャンクよりも小径の回転切削工
具のシャンクを受け入れるための円筒状ボアを有する割
コレットアセンブリ74の変形例を示している。円筒状
ボア76の内径以外は、この割コレット74は図2に示
した割コレット32と同一である。割コレット32に関
して前述したように、ルータコレットが交換される時に
ネジ付き締め部材が紛失しないように、ネジ付き締め部
材はロックリングにより割コレットに固着される。また
割コレット32、74の第1端部の軸方向の長さは、円
筒状ボア44、76の直径より大きく、望ましくは1.
5倍より大きくして、回転切削工具のシャンクを確実に
把持するようにしている。
【0020】本発明の第2の実施の形態によるルータコ
レットアセンブリについて図5、図6に基づき説明す
る。第1の実施の形態では、別体で設けた保持手段36
により割コレット32を本体部材30に固着している
が、第2の実施の形態によるルータコレットアセンブリ
90は、割コレット94に第1の実施の形態の保持手段
に対応する環状フランジ98を設け、本体部材92に環
状溝100を形成し、環状フランジ98を環状溝100
に係合させている。環状フランジ98と環状溝100と
の係合は、割コレット94と本体部材92との間で相対
回転可能とさせると共に、両者間での相対的な軸移動を
制限している。
【0021】図6に示されるように、割コレット94を
軸方向に直角な断面で見たとき、割コレット94はC字
形をなし、2個の合口面104、106によって形成さ
れる長手方向に延びたスロット102を有している。割
コレット94はバネ用鋼材で形成されており弾力性を有
するので、合口面104と106が当接しあう方向に附
勢されたとき弾性変形して、環状溝100内に環状フラ
ンジ98が装着できる程度に縮径される。一旦、両者が
係合すれば、割コレット94は弾力性があるので拡径
し、割コレット94と本体部材92との相対的な回転は
可能であるが、割コレット94は本体部材92に対して
は軸方向に移動不能となる。なお微視的には、図5に示
されるように、環状溝100の軸方向長さは、環状フラ
ンジ98の軸方向長さより僅かに大きく、割コレット9
4は本体部材92に対して僅かに軸方向に移動可能であ
る。
【0022】本体部材92には、駆動軸112の軸心1
10に同軸な略円筒状のキャビティ108が形成されて
いる。第1の実施の形態のルータコレットアセンブリ2
8と同様に、本体部材92には円筒状キャビティ108
の外周を取り囲む端面114及び外周ネジ面116が設
けられている。C字形状の割コレット94は、所望工具
の円筒状シャンクを受け入れるサイズの中央円筒状ボア
118が形成されている。割コレット94は、円筒状キ
ャビティ108の最も外側端部内に受け入れられるサイ
ズにした第1端部120を有し、環状フランジ98が環
状溝100内に入れ子状態になることを可能にする。前
述したコレット32と同様に、割コレット94にはテー
パ付きの裁頭円錐外表面122と、端面114と当接す
る環状肩部124が設けられている。ナット96は第1
の実施の形態のナット34とほとんど同一であり、内側
にネジ部126と裁頭円錐状内面128とを有する軸方
向のボアが形成されている。
【0023】図5に示されるように、一対の環状弾性帯
状部材130aと130bが、本体部材92の円筒状キ
ャビティ108の内壁に加工された一対の環状溝132
aと132b内に装着される。溝132aと132bと
は互いに離間しており、一対の環状弾性帯状部材130
a、130bは、切削工具のシャンクが本体部材92内
の円筒状キャビティ108と同心となるように作用す
る。
【0024】円筒状キャビティ108は、従来の切削工
具のシャンクを摺動して受け入れるようなサイズに構成
されている。例えば円筒状キャビティ108は、切削工
具のシャンクの公称直径の1000分の1から1000
分の2のあそびを持つ直径を有する。弾性帯状部材13
0aと130bは本発明の通常の操作に必要不可欠なも
のではないが、工具の中心出しをする上で有効であり、
またナット96が緩んだ時などに工具が脱落するのを防
止する。
【0025】回転切削工具のシャンクの直径に近似対応
するように寸法を決められた円筒状キャビティ108の
領域は、その工具の直径より大きな軸方向の長さを持つ
のが好ましい。同様に、割コレット94は操作中の切削
工具を適切に把持するために、その切削工具の直径より
大きな軸方向長さを有している。
【0026】以上の構成において、ナット96を締結方
向に回転させると、ナット96は割コレット94に向か
って移動し、割コレット94の環状肩部124が本体部
材92の端面114と当接する。更にナット96を回転
すると、割コレット94がその中に挿入された回転切削
工具のシャンクを把持することになる。ナット96を緩
めると、当初は、ナット96と割コレット94と切削工
具は共に、環状フランジ98が環状溝100に対して軸
移動できなくなるまで本体部材92から遠ざかる方向に
移動し、ナット96と割コレット94が分離すると切削
工具のシャンクへの把持力が解放される。
【0027】上述した第1及び第2の実施の形態による
ルータコレットアセンブリを総括すると、ルータの中心
軸を中心に回転可能な駆動軸に着脱自在に切削工具を取
付けるために、本体部材と、割コレットと、ナットと、
保持手段を有するルータコレットアセンブリであって、
該本体部材30、92は、該駆動軸20、112により
駆動される駆動側端部を有すると共に、該本体部材内に
は該駆動軸の中心軸と同軸の円筒状キャビティ38、1
08が形成され、また該本体部材の該駆動側端部と反対
側には該円筒状キャビティを取囲む当接端面44、10
8を有すると共に、該本体部材の外周面はネジ付き外周
面42、116をなし、該割コレット32、74、94
は、該切削工具の円筒状シャンクを受容するための円筒
状ボア44、76、118が形成されると共に、該本体
部材の該円筒状キャビティ内に摺動して嵌合する第1端
部46と、テーパ付きの裁頭円錐状外面を設けた第2端
部48、122とを有し、該第1端部と第2端部の中間
には該本体部材の該当接端面と当接する環状肩部50、
124が形成され、該ナット34、96には、該本体部
材の該ネジ付き外周面と螺合する内部ネジ領域70、1
26と該割コレットの裁頭円錐状外面72、128と当
接する内部裁頭円錐状表面とが形成された軸方向に貫通
して延びるボアが形成され、該本体部材に対し該ナット
を締結方向へ回転させると該ナットは該コレットと係合
し、該コレットの円筒状ボアを縮径して、該切削工具の
シャンクを把持し、また反対の緩める方向へナットを回
転させると該コレットは該切削工具のシャンクを解放
し、該保持手段36、98、100は該割コレットを該
本体部材に保持すると共に、該割コレットを該中心軸を
中心に回転可能及び該コレットを限定的な範囲で軸方向
に移動可能とし、該ナットが緩められると、初期段階で
は該割コレットは該ナットと共に回転しながら限定され
た所定量だけ軸方向に移動可能であり、該保持手段が割
コレットの軸方向の移動を制限した後は該ナットは該割
コレットから分離されて切削工具のシャンクに対する該
割コレットの把持力が緩められるルータコレットアセン
ブリである。
【0028】更に、上述した第2の実施の形態によるル
ータコレットアセンブリを総括すると、ルータの中心軸
を中心に回転可能な駆動軸に着脱自在に切削工具を取付
けるために、本体部材と、割コレットと、ナットとを有
するルータコレットアセンブリであって、該本体部材9
2は、該駆動軸122により駆動される駆動側端部を有
すると共に、該本体部材内には該駆動軸の中心軸と同軸
の円筒状キャビティ108が形成され、該円筒状キャビ
ティ内には環状溝100が形成され、また該本体部材の
該駆動側端部と反対側には該円筒状キャビティを取囲む
当接端面114を有すると共に、該本体部材の外周面は
ネジ付き外周面116をなし、該割コレット94は、軸
方向端面で見たときC字形状をなして、対向する合口面
104、106間に長手方向に延びるスロット102が
形成され、該合口面が互いに近づく方向に弾性変形して
縮径可能であり、該切削工具の円筒状シャンクを受容す
るための円筒状ボア118が形成され、また該割コレッ
トは第1の端部と第2の端部122と肩部124とを有
し、第1の端部には環状フランジ部98が設けられ該合
口部が互いに近づく方向に変形したとき該フランジ部は
該本体部材の円筒状キャビティと摺動可能であり、該フ
ランジ部が該環状溝部に嵌合したときに該割コレットは
拡径可能であり、該第2の端部にはテーパ付きの裁頭円
錐状外面122が形成され、該肩部は該第1端部と第2
端部の中間に設けられて該本体部材の該当接端面と当接
可能であり、該ナット96には、該本体部材の該ネジ付
き外周面126と螺合する内部ネジ領域と該割コレット
の裁頭円錐状外面と当接する内部裁頭円錐状表面128
とが形成された軸方向に貫通して延びるボアが形成さ
れ、該本体部材に対し該ナットを締結方向へ回転させる
と該ナットは該コレットと係合し、該コレットのボアを
縮径して、該切削工具のシャンクを把持し、また反対の
緩める方向へナットを回転させると該コレットは該切削
工具のシャンクを解放し、該割コレットの環状フランジ
部と本体部材の環状溝との係合により、該割コレットを
該本体部材に対して回転可能にすると共に所定量軸方向
に移動可能とし、該ナットを緩める方向に回転させたと
き該割コレットは該ナットと共に当初は回転可能及び軸
方向に移動可能であり、割コレットの軸方向の移動が制
限された後は該割コレットは該ナットから分離して該切
削工具のシャンクに対する割コレットの把持力が緩めら
れるルータコレットアセンブリである。
【0029】なお、本発明は上述した実施の形態に限定
されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲
で種々の変更が可能であることは勿論である。
【0030】
【発明の効果】請求項1に記載のルータコレットアセン
ブリによれば、ルータの中心軸を中心に回転させられる
ルータ駆動軸に着脱自在のルータ切削工具を取り付ける
ために設けられるルータコレットアセンブリは、本体部
材、割コレット、ナット等の構成部品からなり、中心軸
を中心にした回転および限定的な軸移動を可能としつ
つ、割コレットを本体部材に保持するための保持手段を
有するので、ナットが緩められると、当初は本体部材は
ナットと共に回転しながら限定された軸方向の距離を移
動することができ、しかる後にナットと割コレットが分
離して切削工具のシャンクに対する割コレットの把持力
を緩めることができる。従って本体部材に対してナット
を緩む方向に所定量回転させただけで、工具は自動的に
コレットから離脱可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるルータコレッ
トアセンブリを組み込んだルータを示す立面図。
【図2】本発明の第1の実施の形態によるルータコレッ
トアセンブリと関連のルータ駆動軸を示す分解斜視図。
【図3】図1および図2に示されたルータ駆動軸の一部
とルータコレットアセンブリを示す縦断面図。
【図4】第1の実施の形態によるルータコレットアセン
ブリの割コレットの変形例を示す斜視図。
【図5】本発明の第2の実施の形態によるルータコレッ
トアセンブリとルータ駆動軸の一部を示す断面図。
【図6】本発明の第2の実施の形態によるルータコレッ
トアセンブリに使用されるC字形状の割コレットの軸方
向端部を示す図。
【符号の説明】
10 ルータ 20 112 ルータ駆動軸 22 中心軸 24 駆動軸の第1端部 26 駆動軸の第2端部 28、90 ルータコレットアセンブリ 30、92 本体部材 32、74、94 割コレット 34、96 ナット 36 保持手段たるネジ付き締め部材 38、108 円筒キャビティ 40、114 当接端面たる端面 42、116 ネジ付き外周面たる外周ネジ面 44、76、118 中央円筒状ボア 46 第1端部 48、122 第2端部 50、124 環状肩部 70、126 内部ネジ 72、128 内部裁頭円錐状表面 98 保持手段たる環状フランジ 100 保持手段たる環状溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウォレンス イー.アンダーソン アメリカ合衆国 サウスカロライナ州 29671 ピッケンス アイビーヘイズロー ド 143番地

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ルータの中心軸を中心に回転可能な駆動
    軸に着脱自在に切削工具を取付けるためのルータコレッ
    トアセンブリであって、 駆動軸により駆動され、ネジ付き外周面を有した本体部
    材と、 該本体部材に収容され、切削工具のシャンクを把持する
    割コレットと、 該本体部材の該ネジ付き外周面と螺合するネジ領域を内
    周面に有したナットと、 該割コレットを該本体部材に保持すると共に、該割コレ
    ットを該中心軸を中心に回転可能及び該割コレットを限
    定的な範囲で移動可能とする保持手段とを有し、該ナッ
    トが緩められると、初期段階では該割コレットは該ナッ
    トと共に回転しながら限定された所定量だけ軸方向に移
    動可能であり、該割コレットの軸方向の移動が制限され
    た後は該割コレットは該該ナットから分離して切削工具
    のシャンクに対する該割コレットの把持力が緩められる
    ことを特徴とするルータコレットアセンブリ。
JP8308782A 1995-11-08 1996-11-05 ルータコレットアセンブリ Pending JPH09141607A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/555,266 1995-11-08
US08/555,266 US5620188A (en) 1995-11-08 1995-11-08 Router collet

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09141607A true JPH09141607A (ja) 1997-06-03

Family

ID=24216617

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8308782A Pending JPH09141607A (ja) 1995-11-08 1996-11-05 ルータコレットアセンブリ

Country Status (4)

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US (1) US5620188A (ja)
JP (1) JPH09141607A (ja)
AU (1) AU7527496A (ja)
WO (1) WO1997017155A1 (ja)

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AU7527496A (en) 1997-05-29

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