JPH09139920A - 映像データ処理方法、映像データ処理装置および映像データ記録・再生装置 - Google Patents

映像データ処理方法、映像データ処理装置および映像データ記録・再生装置

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JPH09139920A
JPH09139920A JP7321112A JP32111295A JPH09139920A JP H09139920 A JPH09139920 A JP H09139920A JP 7321112 A JP7321112 A JP 7321112A JP 32111295 A JP32111295 A JP 32111295A JP H09139920 A JPH09139920 A JP H09139920A
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Japan
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recording
shuffling
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audio
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JP7321112A
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English (en)
Inventor
Akira Sugiyama
晃 杉山
Tadashi Katagiri
正 片桐
Katsuya Yamamoto
克也 山元
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】記録・再生ヘッドに障害が生じた場合にも、再
生画像の同一位置に欠落が連続して生じることがない映
像データ処理方法等を提供する。 【解決手段】圧縮符号化系12は非圧縮映像データを圧
縮符号化し、GOP単位で圧縮映像データを生成する。
パック回路140は圧縮映像データと非圧縮音声データ
とを記録ブロック単位に多重化し、シャフリング処理す
る。外符号エンコーダ146は外符号を生成し、音声・
映像データに付加する。SYNC・ID付加回路152
は音声・映像データをVTRテープ2のヘリカルトラッ
ク対応に分割して同期データSYNCおよびトラックI
Dを付加し、GOPごとに記録するヘリカルトラックを
入れ換えてVTRテープ2に記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像データの連続
したフレームの同じ部分に誤りが生じても、画面上で誤
りが生じている部分が重ならないようにシャフリング処
理を行う映像データ処理方法、映像データ処理装置およ
び映像データ記録・再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】動画
のディジタル音声データおよびディジタル映像データ
(音声・映像データ)を記録および再生(記録・再生)
するビデオカセットテープレコーダ(VCR装置(VCR;V
ideo Cassette Recorder) )の回転ドラムのテープ走行
面には通常、複数の記録ヘッドおよび再生ヘッド(録再
ヘッド)がそれぞれ配設され、これらのヘッドはそれぞ
れビデオテープ(VTRテープ)上の特定のヘリカルト
ラックを走査し、シャフリング(shuffling) された音声
・映像データを記録・再生する。
【0003】VCR装置の回転ドラムのテープ走行面の
複数の録再ヘッドの内、1つ以上に何らかの障害、例え
ばヘッドの目詰まり(ヘッドクロッグ;head clog)が生
じることがある。このような場合、障害が生じた録再ヘ
ッドに対応するヘリカルトラックに記録された音声・映
像データの記録・再生が連続して不能となる。従って、
このような画像の欠落は、フレーム間に渡って同位置で
連続して生じ、他のフレームの映像データを用いた時間
軸上の補間処理によっては修正できない。つまり、ヘッ
ドクロッグ等に起因する画像の欠落に対しては、同一フ
レーム内の他の映像データを用いて補間し、修正する必
要がある。
【0004】しかしながら、例えば、録再ヘッドの1回
の走査(スキャン)により記録・再生される映像データ
が画面の広い範囲に対応するように集めて記録・再生す
るようなパターンでシャフリングを行った映像データを
記録・再生する場合には、ヘッドクロッグ等に起因する
画像の欠落の面積が広くなり、同一フレーム内での補間
が不可能になる。あるいは、ヘッドクロッグ等に起因す
る画像の欠落を修正するために、誤り訂正能力が高い強
力な誤り訂正符号(ECC;Error Correction Code)を
用いることも考えられる。しかしながら、この方法を採
ると、誤り能力が高いECC符号のデータ量は大きく、
音声・映像データに占める割合が高くなるために、効率
的な音声・映像データの記録を妨げることになる。
【0005】本発明は、上述した従来技術の問題点に鑑
みてなされたものであり、録再ヘッドにクロッグが生じ
た場合にも、映像データをVTRテープから再生して得
られる画像の同一位置に欠落が連続して生じることがな
い映像データ処理方法、映像データ処理装置および映像
データ記録・再生装置を提供することを目的とする。ま
た、本発明は、いかなるシャフリングパターンを用いて
シャフリング処理を施した映像データをVTRテープか
ら再生しても、画像の同一位置に欠落が連続して生じる
ことがない映像データ処理方法、映像データ処理装置お
よび映像データ記録・再生装置を提供することを目的と
する。また、本発明は、回転ヘッドの録再ヘッドにヘッ
ドクロッグが生じた場合であっても、容易にフレーム間
補正が可能であり、再生画像の品質を大きく劣化させる
ことがない映像データ処理方法、映像データ処理装置お
よび映像データ記録・再生装置を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る映像データ処理方法は、1つ以上のフ
レームの映像データを含み、連続して同じ部分に誤りが
生じている映像データブロックを画面に表示した場合
に、前記連続して誤りが生じている部分が画面上で重な
らないように前記映像データブロックごとにシャフリン
グパターンを変えてシャフリングする。
【0007】また、本発明に係る映像データ処理装置
は、1つ以上のフレームの映像データを含む複数の映像
データブロックそれぞれをシャフリング処理するシャフ
リング処理手段と、シャフリング処理した前記複数の映
像データブロックそれぞれを、所定の複数のシャフリン
グブロックに分割する映像データ分割手段と、前記複数
のシャフリングブロックそれぞれの順序を示す識別符号
を、前記シャフリングブロックそれぞれに付加する識別
符号付加手段と、前記識別符号を付加した前記複数のシ
ャフリングブロックの順序を、前記映像データブロック
ごとに変更する順序変更手段とを有する。
【0008】また、本発明に係る映像データ記録・再生
装置は、本発明に係る映像データ処理装置は、1つ以上
のフレームの映像データを含む複数の映像データブロッ
クそれぞれをシャフリング処理するシャフリング処理手
段と、シャフリング処理した前記複数の映像データブロ
ックそれぞれを、所定の複数のシャフリングブロックに
分割する映像データ分割手段と、前記複数のシャフリン
グブロックそれぞれの順序を示す識別符号を、前記シャ
フリングブロックそれぞれに付加する識別符号付加手段
と、前記識別符号を付加した前記複数のシャフリングブ
ロックの順序を、前記映像データブロックごとに変更す
る順序変更手段と、順序を変更した前記複数のシャフリ
ングブロックを、所定の記録媒体の複数の記録領域に記
録する記録手段をさらに有する。
【0009】好適には、前記記録手段は、前記記録媒体
の前記複数の記録領域それぞれに所定の順番で順次アク
セスし、前記複数のシャフリングブロックそれぞれを記
録する複数の記録ヘッドを有する。
【0010】好適には、前記記録媒体の前記複数の記録
領域それぞれから前記複数のシャフリングブロックを再
生する再生手段と、再生した前記複数のシャフリングブ
ロックそれぞれに含まれる前記識別符号に基づいて、前
記複数のシャフリングブロックの順序を順序変更前に復
元する順序復元手段とをさらに有する。
【0011】好適には、前記記録手段は、前記記録媒体
の前記複数の記録領域それぞれに所定の順番で順次アク
セスし、前記複数のシャフリングブロックを再生する複
数の再生ヘッドを有する。
【0012】本発明に係る映像データ処理装置におい
て、シャフリング手段は、例えば、MPEG等の圧縮符
号化方式により圧縮符号化された、複数のフレーム(G
OP(Group Of Picture))を含む映像データブロックに
対して、所定のシャフリングパターンでシャフリング処
理を行う。映像データ分割手段は、シャフリング処理し
た映像データブロックを複数のシャフリングブロックに
分割する。これらのシャフリングブロックそれぞれは、
再生後の画像を表示する画面のそれぞれ異なる部分に対
応し、全体として1つの画面に対応する。
【0013】識別符号付加手段は、分割された上記複数
のシャフリングブロックそれぞれの本来の順序を示す識
別符号を、シャフリングブロックそれぞれに付加する。
順序変更手段は、識別符号を付加した複数のシャフリン
グブロックの順序を、映像データブロックごとに変更す
る。記録手段は、変更後の順番で、上記複数のシャフリ
ングブロックをVTRテープのヘリカルトラックに記録
する。
【0014】本発明に係る映像データ処理装置において
は、シャフリング手段により通常のシャフリングを行っ
た後に、さらに順序変更手段によりシャフリングブロッ
クごとにシャフリング(順序変更)処理を行うので、再
生時の映像データの欠落に対する同一フレーム内の映像
データを用いた補間処理に対して、従来の映像データ処
理装置と同等以上の能力を補償することができる。
【0015】また、GOPごとに順序を変更して記録す
ることにより、GOPごとにシャフリングブロックと回
転ドラム上の録再ヘッドの対応関係を変更することがで
きるので、画面の特定の部分が障害を受けた特定の録再
ヘッドにより特定の部分の映像データがVTRテープに
対して記録・再生されることはない。従って、一部の録
再ヘッドにヘッドクロッグが生じても、再生時に連続し
て同一位置に画像の欠落が生じることはなくなる。ま
た、画面を構成する複数の部分それぞれに対応するシャ
フリングブロックに上記識別符号を付して順序を明らか
にしてあるので、再生時に識別符号を用いてシャフリン
グブロックを元の順番に戻すことが可能である。
【0016】
【発明の実施の形態】第1実施形態 以下、本発明の第1の実施形態を説明する。図1は、本
発明に係るビデオカセットレコーダ(VCR;Video Cas
sette Recorder)装置1の構成を示す図である。図1に
示すように、本発明に係るVCR装置1は、記録部1
0、記録ヘッド部20、再生ヘッド部40、再生部4
8、制御部60、テープ走行系62およびドラム回転系
64から構成される。記録部10は、圧縮符号化系1
2、記録系14およびメモリ回路18から構成される。
再生部48は、再生系50、メモリ部56および伸長復
号系58から構成される。
【0017】VCR装置1は、これらの構成部分によ
り、外部の映像処理機器(図示せず)、例えば音声・映
像データ中継装置および音声・映像データ編集装置から
入力された音声・映像データをMPEG等の圧縮符号化
方式により映像データを所定数のフレーム(GOP;Gro
up Of Picure)単位で圧縮符号化する。
【0018】さらに、VCR装置1は、従来のVCR装
置と同様に映像データをシャフリングし、複数の記録ヘ
ッドおよび再生ヘッド(録再ヘッド)の内の一部にヘッ
ドクロッグ(head clog) 等の障害が発生した場合にも、
再生した画像に連続して同一位置に欠落が生じないよう
にシャフリングし、非圧縮の音声データとともに、カセ
ットハーフに収容されたVTRテープ2に対して記録す
る。また、VCR装置1の再生系50は、上述のように
VTRテープ2に記録された音声・映像データを読み出
して記録時の音声・映像データを再生し、外部の映像処
理機器に対して出力する。
【0019】図2は、図1に示した記録部10の構成を
示す図である。図2に示すように、記録部10の記録系
14は、パック(pack)回路140、書き込みアドレス制
御回路142、シャフリング(shuffling) ROM回路1
44、外符号(outer ECC) エンコーダ146、インター
リーブ(interleave)ROM回路148、読み出しアドレ
ス制御回路150、SYNC・ID付加回路150およ
び内符号(inner ECC) エンコーダ回路154から構成さ
れる。
【0020】図3は、図1に示した再生部48の構成を
示す図である。図3に示すように、再生部48の再生系
50は、内符号デコーダ回路500、ID検出回路51
0、ノントラッキング(non-tracking)制御回路512、
外符号デコーダ回路518、デシャフリング(deshuffli
ng) ROM回路520、読み出しアドレス制御回路52
2およびデパック(depack)回路524から構成される。
再生部48のメモリ部56は、メモリ回路560および
ジョグメモリ(jog memory)回路562から構成される。
【0021】図4は、図1に示した記録ヘッド部20お
よび再生ヘッド部40の構成を、ヘッド数4の場合につ
いて例示する図である。図4(A)に示すように、記録
ヘッド部20は4個の記録ヘッド200,202,20
4,206を有する。
【0022】図4(B)に示すように、再生ヘッド部4
0は再生ヘッド400,402,404,406から構
成される。再生ヘッド400,402,404,406
それぞれは、VTRテープ2のヘリカリトラック1本分
の間隔をおいて回転ドラム30のテープ走行面に配設さ
れる正アジマス角の再生ヘッド(正アジマス再生ヘッ
ド)a11,a12(A1 )a21,a22(A2 ),a31,a
32(A3 ),a41,a42(A4 )、および、回転ドラム
30のテープ走行面の正アジマス再生ヘッドと回転ドラ
ム30の回転軸に対して対称な位置に、正アジマス再生
ヘッドと同様にVTRテープ2のヘリカリトラック1本
分の間隔をおいて配設される負アジマス角の再生ヘッド
(負アジマス再生ヘッド)b11,b12(B1 ),b21
22(B2),b31,b32(B3 ),b41,b
42(B4 )から構成される。
【0023】以下、VCR装置1の各構成部分を説明す
る。制御部60は、VCR装置1のユーザー等によりV
CR装置1に配設された操作ボタンあるいは端末装置を
介して入力された操作データに従って、VCR装置1の
各構成部分を制御する。テープ走行系62は、制御部6
0の制御に従って、VTRテープ2を走行させる。ドラ
ム回転系64は、制御部60の制御に従って、回転ドラ
ム30を回転させ、回転ドラム30に配設された記録ヘ
ッド部20および再生ヘッド部40にVTRテープ2の
ヘリカルトラックを走査(スキャン)させる。
【0024】以下、VCR装置1がVTRテープ2に音
声・映像データを記録する際の動作に係る各構成部分を
説明する。記録部10は、外部の映像処理機器から入力
される非圧縮映像データ(INPUT DATA VIDEO)を、例えば
MPEG方式等の圧縮符号化方式により圧縮符号化し、
非圧縮音声信号(INPUT DATA AUDIO)とともにVTRテー
プ2に記録する。
【0025】図5は、図1および図2に示した圧縮符号
化系12が非圧縮映像データを圧縮符号化する際の映像
データの分割方法を示す図である。図5に示すように、
1画面は走査線方向に720画素を含み、525/60
構成の映像データの場合には垂直方向に512ラインを
含み、625/50構成の映像データの場合には垂直方
向に608ラインを含み、また、1マクロブロックは1
6画素×16ラインであるため、1画面は、525/6
0構成の映像データの場合には45×32のマクロブロ
ックに分割され、625/50構成の映像データの場合
には45×38のマクロブロックに分割される。
【0026】記録部10(図1)において、圧縮符号化
系12は、入力された非圧縮映像データを、図5に示す
ように16画素×16ラインのマクロブロックに分割
し、これらのマクロブロックに対してDCT(離散コサ
イン変換)等の直交変換処理、予測符号化処理、量子化
処理および可変長符号化処理を行ってGOP単位で圧縮
符号化する。
【0027】図6は、図1に示した圧縮符号化系12か
ら記録系14に対して出力される圧縮映像データを示す
図である。図6(A)に示すように、圧縮映像データの
GOPは、例えば2フレームの圧縮映像データ、つま
り、フレーム内に閉じて圧縮符号化され、他のフレーム
のデータを用いずに伸長復号可能なIフレーム(Intra P
icture) と、前後のフレームと相関を有するように圧縮
符号化され、伸長復号後の前後のフレームのデータを用
いて伸長復号されるBフレーム(Bi-directional Pictur
e)とを含む。
【0028】図6(B)に示すように、圧縮符号化系1
2は生成した圧縮映像データを、Iフレームを先とし、
その後の各構成部分における処理時間が比較的長いBフ
レームを後ろにしたビット列として記録系14のパック
回路140(図2)に対して出力する。
【0029】記録系14(図1,図2)は、メモリ回路
18を用いて圧縮映像データをシャフリングし、所定の
記録フォーマットに組み立て、誤り訂正符号(外符号(O
UTERECC) および内符号(INNER ECC) これらを併せて積
符号とも称す)を付加し、記録ヘッド部20を介してV
TRテープ2のヘリカルトラックに記録する。
【0030】記録系14において、パック回路140
は、圧縮符号化系12から入力されるGOPデータに基
づいて処理を行い、圧縮符号化系12から入力された可
変長の圧縮映像データ、非圧縮音声データおよび制御部
60から入力されたシステム補助データを、図6(C)
および図7に示す固定長の記録ブロック単位に収容し、
書き込みアドレス制御回路142が発生する書き込みア
ドレスに従ってメモリ回路18に記憶する。また、パッ
ク回路140は、圧縮映像データに含まれ、マクロブロ
ックそれぞれの画面上の位置(図5)を示すマクロブロ
ック位置データ(Macroblock Number) を分離し、書き込
みアドレス制御回路142に対して出力する。
【0031】図7は、図2に示したVCR装置16が圧
縮映像データと非圧縮音声データとを多重化する図6
(C)に示した記録ブロック単位の構成を示す図であ
る。図7(A)に示すように、記録ブロック単位は12
6バイト構成であって、先頭から、2バイトの同期デー
タ領域SYNC、4バイトの識別データ領域ID、10
8バイトのデータ領域(DATA)および内符号(INNER PARIT
Y)領域の各領域になっている。
【0032】図7(B)に示すように、圧縮映像データ
(IフレームおよびBフレーム)用の64個の記録ブロ
ックは、映像データを含む1個のECC(Error Collect
ionCode) ブロックを構成する。ECCブロックは、デ
ータ領域(DATA)に圧縮映像データが多重化された50個
の記録ブロック単位と、外符号(OUTER PARITY)を含む1
4個の記録ブロック単位とを含む。なお、圧縮映像デー
タが625/50構成の場合には、1GOP分の映像デ
ータが36個のECCブロックに収容され、圧縮映像デ
ータが525/60構成の場合には、1GOP分の映像
データが30個のECCブロックに収容される。
【0033】また、図7(C)に示すように、非圧縮音
声データ用の14個の記録ブロックは、1GOP分の映
像データに対応する非圧縮音声データを含む1個のEC
Cブロックを構成する。ECCブロックは、データ領域
(DATA)に非圧縮音声データが多重化された6個の記録ブ
ロック単位と、外符号(OUTER PARITY)を含む8個の記録
ブロック単位とを含む。
【0034】なお、圧縮映像データが625/50構成
の場合には、1GOP分の音声データが12個のECC
ブロックに収容され、圧縮映像データが525/60構
成の場合には、1GOP分の音声データが10個のEC
Cブロックに収容され、1GOPには最大4チャネル
(CH1〜CH4)の音声データが含まれる。なお、非
圧縮音声データは固定長であり、パック回路140は、
非圧縮音声データを固定長に等分して各記録ブロック単
位に収容する。
【0035】また、図7(D)に示すように、1GOP
分の音声・映像データごとに、制御部60等が生成した
システム補助データが付加される。システム補助データ
はデータ領域(DATA)に先頭から、再生系50のノントラ
ッキング制御回路512においてノントラッキング処理
(図3を参照して後述)の際に用いられる30バイトの
ノントラッキング制御データ(NT Control)、および、ユ
ーザーがVTRテープ2を管理するため等に用いる39
バイトの管理データ(Frame 0 Data,Frame 1 Data) が1
フレーム分ずつ2個、収容される。
【0036】なお、システム補助データは、映像データ
用の記録ブロック単位および音声データ用の記録ブロッ
ク単位とは異なり外符号は付加されず、ECCブロック
の構成を採らないが、その代わり、システム補助データ
の信頼性を確保するため、VTRテープ2の音声・映像
データ1GOP分の記録領域ごとに、圧縮映像データが
625/50構成の場合には32個、圧縮映像データが
525/60構成の場合には24個のシステム補助デー
タが繰り返し書き込まれる。
【0037】ここで、また、圧縮映像データはマクロブ
ロックごとに可変長であるのに対し、記録ブロック単位
は固定長であり、このため、1個の記録ブロック単位そ
れぞれにちょうど1個のマクロブロック分の圧縮映像デ
ータが収容されるとは限らず、記録ブロック単位には余
りが生じたり、1個の記録ブロック単位に1個のマクロ
ブロックの圧縮映像データが収容しきれないことがあ
る。一方、記録ブロック単位の途中にデータ誤りが生じ
ると、その記録ブロック内のデータ誤りが生じた部分以
降のデータは再生できなくなる。
【0038】また、再生後の画像の品質に対しては、各
マクロブロックの直流成分および低周波成分が大きく影
響する。このため、パック回路140は、図7(B)に
示したECCブロックのデータ領域(DATA)にの先頭か
ら、各マクロブロックの圧縮映像データの成分を周波数
が低い順に収容する。このようにデータ領域(DATA)に周
波数が低い順に圧縮映像データの成分を収容し、VTR
テープ2に記録すると、記録ブロック単位のデータ領域
の先頭にデータ誤りが生じない限り、最低、再生画像の
品質に最も影響が大きい圧縮映像データの直流成分を再
生することができる。
【0039】従って、この方法により圧縮映像データを
記録ブロック単位に収容することにより、データ誤りが
生じたマクロブロックの画像を全く再生できないという
事態を防ぐことができ、再生画像の品質劣化を最低限に
抑えることができる。また、この方法を採ると、VCR
装置1がVTRテープ2から音声・映像データを高速再
生したために、各記録ブロック単位のデータの全てが読
み出されなかった場合にも同様の効果がある。
【0040】図8は、図1に示したメモリ回路18に記
憶されたECCブロックを示す図である。図9は、図1
に示したメモリ回路18の記録領域を示す図である。記
録系14が上述のように記録ブロック単位(図7)に収
容した圧縮映像データは、図8および図9に示すように
メモリ回路18に記憶される。メモリ回路18におい
て、映像用のECCブロック(図7(B))は、例え
ば、図9に示すように、メモリ回路18の000h(h;
hexa-decimal) 番地から240h番地(1番地当たり2
バイト(16ビット))までに記憶される。
【0041】また、音声用のECCブロック(図7
(C))は、例えば、メモリ回路18の240h番地か
ら300h番地までに記憶される。また、システム補助
データ(図7(D))は、例えば、メモリ回路18の2
00h番地から340h番地までに記憶される。また、
メモリ回路18の340h番地から3FFh番地まで
は、音声遅延用の予備領域として用いられる。
【0042】シャフリングROM回路144は、パック
回路140がメモリ回路18に記録しようとする記録ブ
ロック単位それぞれに対応するメモリ回路18のアドレ
ス(シャフリングパターン)を記憶し、書き込みアドレ
ス制御回路142の制御に従って、書き込みアドレス制
御回路142に対して出力する。
【0043】つまり、書き込みアドレス制御回路142
は、シャフリングROM回路144から入力されるシャ
フリングパターンに従って、パック回路140が出力す
る記録ブロック単位がECCブロックの何番目の記録ブ
ロック単位となるかを示す書き込みアドレスを発生し、
ECCブロックおよびシステム補助データ(図7)に対
してシャフリング処理を行う。
【0044】なお、VCR装置1においては、マクロブ
ロックのサイズが16画素×16ラインと比較的大きい
ので、例えば、記録ヘッド部20がVTRテープ2を1
回スキャンするたびに、相互に隣接するマクロブロック
同士が同時にVTRテープ2に記録され、VTRテープ
2上でも集まって記録されるようにシャフリングするシ
ャフリングパターンがシャフリングROM回路144に
記憶されている。つまり、VCR装置1においては、記
録時に、記録ヘッド部20の1スキャンで画面の広い面
積に対応する圧縮映像データがVTRテープ2に記録さ
れ、再生ヘッド部40の1スキャンで画面の広い面積に
対応する圧縮映像データがVTRテープ2から読み出さ
れる。
【0045】ここで、シャフリングROM回路144に
記憶されているシャフリングパターンについて説明す
る。図10は、図1に示したVTRテープ2上の映像デ
ータ、音声データおよびシステム補助データの記録フォ
ーマットを示す図である。図11は、図10に示した映
像データ、音声データおよびシステム補助データのVT
Rテープ2上の記録位置を示す図である。図10に示す
ように、1GOP分の525/60構成の映像データは
VTRテープ2の10本のヘリカルトラックに記録さ
れ、1GOP分の625/50構成の映像データはVT
Rテープ2の12本のヘリカルトラックに記録される。
【0046】また、図11に示すように、1GOP分の
音声・映像データは1/2ずつ、VTRテープ2のヘリ
カルトラックの上側領域(UPPER SIDE AREA) と下側領域
(LOWER SIDE AREA) に分けられ、音声データはVTRテ
ープ2の中央に、映像データは音声データの両側に記録
される。非圧縮映像データをVTRテープに記録するV
CR装置においては、シャフリング処理は画素ごとに、
あるいは、フィールド内圧縮符号化方式においては、8
×4画素の比較的小さいマクロブロックごとにシャフリ
ング処理が行われる。
【0047】かかる画素ごとの、あるいは、比較的小さ
いマクロブロックごとにシャフリングする場合、誤り訂
正能力向上のために、同一画像内で隣接する画素あるい
はマクロブロックは、なるべくVTRテープ2上で離れ
た位置に記録されるようにシャフリングパターンが決め
られる。このようなシャフリングパターンでシャフリン
グしても、シャフリング処理の単位の画像上の面積が小
さいため、高速再生して映像データの一部を再生して
も、人の視覚特性上、画面が積分されたように見えるた
め、観者が画像の内容を充分に確認することができた。
【0048】しかしながら、16×16画素といった大
きいマクロブロックを、なるべくVTRテープ2上で離
れた位置に記録されるようにしたシャフリングパターン
でシャフリングすると、画像上で隣接するマクロブロッ
クの再生の時間間隔が広くなり、マクロブロックの境界
が観者にはっきりと認識され、画像が積分されたように
見えない。従って、この場合には、画像がマクロブロッ
クごとに分割されたチェッカーフラグ状となり、観者に
とって非常に見にくいものとなる。
【0049】このような問題を解決するために、VCR
装置1においては、記録ヘッド部20がVTRテープ2
を一回スキャンするごとに同一画像の広い面積の映像デ
ータを記録するように、同一画像において隣接するマク
ロブロックが、VTRテープ2上の隣接した位置に記録
され、しかも、VTRテープ2上において隣接するマク
ロブロックを、これらのマクロブロックがそれぞれ異な
る誤り訂正符号(内符号および外符号)により誤り訂正
されるように、それぞれ異なるECCブロックに含まれ
るようにする。
【0050】一方、図10および図11に示すように、
1GOP分の音声・映像データは10本または12本の
ヘリカルトラックに記録され、また、映像データを記録
するセクタは、音声データを記録するセクタにより2個
の領域に分割されているという制約条件がある。この制
約の下、倍速再生の倍率が低い場合には画面上、大きい
矩形に含まれる映像データが再生され、倍率が高い場合
には画面上、小さい矩形に含まれる映像データが再生さ
れるようにする。
【0051】図12〜図18を参照して、シャフリング
ROM回路144に記憶されているシャフリングパター
ンを、525/60構成の映像データについてさらに詳
しく説明する。図12は、マクロブロックの分割方法を
示す図である。図12の左側に示すように、映像データ
を16×16画素のマクロブロックに分割すると、走査
線(水平)方向に45個、垂直方向に32個(全体で4
5×32個)のマクロブロックができる。この45個×
32個のマクロブロックを、水平方向に5個、垂直方向
に4個(全体で5×4個)に分割し、それぞれ水平方向
に9個、垂直方向に8個のマクロブロック(全体で9×
8個)を含むシャフリングブロックに分割する。これら
20個のシャフリングブロックの内、画像において上側
になる10個をVTRテープ2のヘリカルトラック01
h〜0Ahの上側領域(図11)に割り当て、下側にな
る10個(網掛け部分)をVTRテープ2のヘリカルト
ラック01h〜0Ahの下側領域に割り当てる。
【0052】このように分割したシャフリングブロック
それぞれを、さらに、図12の右側に示すように、それ
ぞれ水平方向に3個、垂直方向に2個(全体で3×2
個)のシャフリングブロックを含む6個のシャフリング
単位に分割し、さらに、それぞれ水平方向に3個、垂直
方向に4個(全体で3×4個)の12の単位に分割し、
シャフリング単位に含まれるマクロブロックに点線で示
す順番を付す。この順番は、シャフリングブロックそれ
ぞれに含まれるマクロブロックのVTRテープ2に対す
る記録・再生の順番を示す。
【0053】図13は、再生部48が2倍速再生、4倍
速再生、7倍速再生、19倍速再生および37倍速再生
を行う場合に、再生ヘッド部40が50%以上のデータ
を再生可能なヘリカルトラックの部分(図4(B))の
軌跡を示す図である。なお、図13において、軌跡a〜
軌跡eは、それぞれ2倍速再生、4倍速再生、7倍速再
生、19倍速再生および37倍速再生それぞれの場合の
再生ヘッド400,402,404,406(図4
(B))のいずれかの軌跡である。図14〜図18は、
図1に示した再生部48が、それぞれ2倍速再生、4倍
速再生、7倍速再生、19倍速再生および37倍速再生
を行った場合に、再生ヘッド部40が1回、VTRテー
プ2をスキャンする度に更新される画像の領域を示す図
である。
【0054】再生部48のノントラッキング制御回路5
12の説明として後述するように、再生部48はノント
ラッキング方式によりVTRテープ2から音声・映像デ
ータを再生するので、ヘリカルトラックの再生ヘッド4
00,402,404,406のいずれかがスキャンし
た部分に記録されている音声・映像データを再生するこ
とができる。図13の軌跡aに示すように、VCR装置
1の再生部48は、2倍速再生時および4倍速再生時に
は、スキャンしたヘリカルトラックの上側領域からも下
側領域からも音声・映像データを再生することができ
る。
【0055】再生ヘッド部40が、スキャンしたヘリカ
ルトラックから、図12に示したようにシャフリングし
た音声・映像データを読み出すと、例えば、読み出した
映像データは図14(A)および図15(A)に網掛け
した2個のシャフリングブロックの矩形部分に対応し、
画像上、連続した広い面積の映像データを読み出すこと
ができる。一方、再生ヘッド部40が、従来と同様にラ
ンダムにシャフリングした音声・映像データをヘリカル
トラックから再生した場合には、図14(B)および図
15(B)に示すように画面上で不連続な、それぞれ面
積が小さい矩形部分に対応する映像データが読み出さ
れ、上述のように観者に不自然な感じを与えることにな
る。
【0056】VCR装置1の再生部48が、7倍速再生
時に、図13の軌跡cの部分から図12に示すようにシ
ャフリングした音声・映像データを読み出すと、例え
ば、読み出した映像データは図16(A)に網掛けし
た、それぞれ9×4個のマクロブロックを含む2個の矩
形領域に対応する映像データを再生することができる。
一方、再生ヘッド部40が、ランダムにシャフリングし
た音声・映像データをヘリカルトラックから再生した場
合には、図16(B)に示すように画面上で不連続な、
それぞれ面積が小さい矩形部分に対応する映像データが
読み出されることになる。
【0057】VCR装置1の再生部48が、19倍速再
生時に、図13の軌跡dの部分から図12に示すように
シャフリングした音声・映像データを読み出すと、例え
ば、読み出した映像データは図17(A)に網掛けし
た、それぞれ3×4個のマクロブロックを含む6個の矩
形領域に対応する映像データを再生することができる。
一方、再生ヘッド部40が、ランダムにシャフリングし
た音声・映像データをヘリカルトラックから再生した場
合には、図17(B)に示すように画面上で不連続な、
それぞれ面積が小さい矩形部分に対応する映像データが
読み出されることになる。
【0058】VCR装置1の再生部48が、37倍速再
生時に、図13の軌跡eの部分から図12に示すように
シャフリングした音声・映像データを読み出すと、例え
ば、読み出した映像データは図18(A)に網掛けし
た、それぞれ3×2個のマクロブロックを含む12個の
矩形領域に対応する映像データを再生することができ
る。一方、再生ヘッド部40が、ランダムにシャフリン
グした音声・映像データをヘリカルトラックから再生し
た場合には、図18(B)に示すように画面上で不連続
な、それぞれ面積が小さい矩形部分に対応する映像デー
タが読み出されることになる。
【0059】以上、図12〜図18を参照して説明した
ように、図12に示したシャフリングパターンを用いる
と、再生ヘッド部40が1回、VTRテープ2のヘリカ
ルトラックをスキャンするたびに、画像の連続した広い
矩形領域に対応する映像データを読み出すことができ、
観者にとって高速再生時の画像の内容確認が容易にな
る。書き込みアドレス制御回路142は、パック回路1
40から入力されたマクロブロック位置データに基づい
て、シャフリングROM回路144からシャフリングパ
ターンを読み出し、読み出したシャフリングパターンに
従って、パック回路140がメモリ回路18に記憶しよ
うとしている記録ブロック単位が、書き込まれるメモリ
回路18のアドレスを発生し、シャフリングを行う。
【0060】なお、以上、525/60構成の映像デー
タについて説明したが、625/50構成の映像データ
をシャフリングする場合にも、図12に示したシャフリ
ングパターンを応用することができる。また、SYNC
・ID付加回路152(図2)は、後述するように、シ
ャフリングされ、外符号が付加された音声・映像データ
をインターリーブ処理し、トラック入れ換え処理する。
つまり、書き込みアドレス制御回路142によるシャフ
リング処理およびSYNC・ID付加回路152による
インターリーブ処理およびトラック入れ換え処理により
記録ブロック単位は実際のVTRテープ2のヘリカルト
ラックに割り当てられる。
【0061】外符号エンコーダ146(図2)は、メモ
リ回路18に記録されている映像用のECCブロックお
よび音声用のECCブロック(図7)から音声・映像デ
ータを読み出し、それぞれのデータ領域(DATA)に含まれ
る圧縮映像データまたは音声データから外符号を生成す
る。さらに、外符号エンコーダ146は、生成した外符
号を読み出した音声・映像データとともに、メモリ回路
18のデータ領域(DATA)および外符号領域に対応するア
ドレスに記憶する。SYNC・ID付加回路152は、
制御部60から入力される記録開始信号(REC START) に
より起動され、同期データSYNCを生成する。また、
SYNC・ID付加回路152は、識別データIDを生
成し、SYNC・ID付加回路150に対して出力す
る。また、SYNC・ID付加回路152は、図30〜
図34を参照して後述するインターリーブ処理およびト
ラック入れ換え処理を行う。
【0062】ここで、SYNC・ID付加回路152が
生成する識別データIDを説明する。図19は、図9に
示した同期データIDの内容を示す図である。図10に
示したように、メモリ回路18に記録されている1GO
P分のECCブロックおよびシステム補助データ(SYSTE
M AUX)は、525/60構成の映像データの場合、VT
Rテープ2の10本のヘリカルトラックに記録され、6
25/50構成の映像データの場合、VTRテープ2の
12本のヘリカルトラックに記録される。
【0063】識別データIDには、同期ブロック(Sync
Block)IDとトラック(Track) IDとが含まれる(以
下、これらを併せて単に識別データIDとも記す)。E
CCブロックおよびシステム補助データの記録ブロック
単位それぞれには、図10中の矢印Aに示すように、図
19(A)に示す8ビットの同期ブロックIDが付さ
れ、図10中の矢印Bに示すように、625/50形式
の音声・映像データに対しては01h〜0Chの範囲
で、525/60形式の音声・映像データに対しては0
1h〜0Ahの範囲でトラックIDが付される。
【0064】図19(B)に示すように、音声データ用
のECCブロック(図7(C))の識別データIDの第
6ビットはシステム補助データと音声(AUDIO) データの
識別に用いられ、第5,第4ビットは音声データのチャ
ネル(CH1〜CH4)の識別に用いられ、第3ビット
はヘリカルトラックの上側領域および下側領域の識別に
用いられる。また、図19(C)に示すように、映像デ
ータ用のECCブロックの識別データIDの第7ビット
はセクタの上下の識別に用いられる。
【0065】インターリーブROM回路148(図2)
は、識別データIDがどのECCブロック(図7)の何
番目の記録ブロック単位に対応するかを示すインターリ
ーブパターンを記憶し、読み出しアドレス制御回路15
0の制御に従って記憶しているインターリーブパターン
を読み出しアドレス制御回路150に対して出力する。
【0066】読み出しアドレス制御回路150は、イン
ターリーブROM回路148を制御してインターリーブ
パターンを読み出し、インターリーブパターンに基づい
て、入力された識別データIDに対応するECCブロッ
クの記録ブロック単位が記録されているメモリ回路18
の読み出しアドレスを発生する。メモリ回路18は、読
み出しアドレス制御回路150が発生した読み出しアド
レスに記憶されている記録ブロック単位(ECCブロッ
ク)をSYNC・ID付加回路152に対して出力す
る。SYNC・ID付加回路152は、入力された記録
ブロック単位(ECCブロック)をVTRテープ2のヘ
リカルトラック対応に分割して識別データIDを付加
し、インターリーブ処理し、さらにトラック入れ換え処
理し、内符号エンコーダ回路154に対して出力する。
【0067】ここで、図20〜図29を参照して、SY
NC・ID付加回路152によるインターリーブ処理に
ついて詳細に説明する。なお、上述のように、書き込み
アドレス制御回路142によるシャフリング処理、およ
び、SYNC・ID付加回路152によるインターリー
ブ処理およびトラック入れ換え処理を経て、始めて記録
ブロック単位(同期ブロック;SYNC Block:図6)はV
TRテープ2のヘリカルトラックに割り当てられる。
【0068】SYNC・ID付加回路152におけるイ
ンターリーブ処理は、1GOP当たり30個(525/
60構成の場合)または36個(625/50構成の場
合)ある映像データ用のECCブロックに含まれる記録
ブロック単位(同期ブロック)、および、1GOP当た
り10個(525/60構成の場合)または12個(6
25/50構成の場合)ある音声データ用のECCブロ
ックに含まれる記録ブロック単位を、10個(525/
60構成の場合)または12個(625/50構成の場
合)のVTRテープ2のヘリカルトラックに均等に割り
当てる処理である。
【0069】SYNC・ID付加回路152によるイン
ターリーブ処理の第1の目的は、再生時にバースト的な
データ誤りが発生した場合にも、複数のECCブロック
にデータ誤りを分散し、各ECCブロックにおける誤り
訂正能力を超えない範囲に止めて、再生した画像の品質
を向上させることである。また、SYNC・ID付加回
路152によるインターリーブ処理の第2の目的は、書
き込みアドレス制御回路142によるシャフリング処理
により、画像において隣接するマクロブロックがVTR
テープ2においても隣接した位置に記録されるために、
VTRテープ2上において隣接するマクロブロックをそ
れぞれ異なるECCブロックに含めるようにして、VT
Rテープ2上において隣接する複数のマクロブロックに
データ誤りが生じても、それぞれ異なる誤り訂正符号に
より誤り訂正しうるようにして、画像の狭い範囲に画像
の欠落が集中し、補間が不可能になったり、画面の欠落
が目立ったりする不具合を回避することである。
【0070】図11に示したように、各ECCブロック
の外符号(outer parity) は、音声・映像データの各記
録ブロック単位(同期ブロック)の両側に配置される。
このように配置することにより、VTRテープ2にテー
プスキューが生じた場合に、VTRテープ2と再生ヘッ
ド400,402,404,406(図4)との当たり
が充分でない場合にも音声・映像データを可能な限り読
み出すことができる。また、このように外符号を配置す
ることにより、例えば、第1のチャネル(CH1)の音
声データを編集する場合に、他のセクタのデータに対し
て誤ってオーバーライト(over write)した場合にも、外
符号のみが失われる確率が大きく、データ本体は助かる
可能性が高い利点がある。
【0071】具体的なインターリーブパターンを 図2
0〜図29に例示する。図20〜図23は、映像データ
のインターリーブパターンを525/60構成の映像デ
ータについて例示する図である。なお、図20〜図23
には、インターリーブパターンの一部が示してあり、数
値は、SYNC・ID付加回路152の説明において後
述する、記録ブロック単位に付加される同期ブロックI
D(SYNCBLOCK ID) およびトラックID(TRACK ID)に対
応するECCブロックの番号(ECC Block ID) および同
期ブロック番号を示す形式になっている。
【0072】図24〜図27は、映像データのインター
リーブパターンを、625/50構成の映像データにつ
いて例示する図である。なお、図24〜図27には、イ
ンターリーブパターンの一部が示してあり、数値は、S
YNC・ID付加回路152の説明において後述する、
記録ブロック単位に付加される同期ブロックID(SYNC
BLOCK ID) およびトラックID(TRACK ID)に対応するE
CCブロックの番号(ECC Block ID) および同期ブロッ
ク番号を示す形式になっている。図28および図29
は、音声データのインターリーブパターンを示す図であ
って、それぞれ525/60構成の映像データおよび6
25/50構成の映像データについて示してある。図2
2〜図29に示したインターリーブパターンがインター
リーブROM回路148に記録されている。
【0073】ここで、図30〜図34を参照してSYN
C・ID付加回路152によるトラック入れ換え処理を
詳細に説明する。図30および図31は、図2に示した
SYNC・ID付加回路152によるトラック入れ換え
処理を行わないときに、図4(A)に示した記録ヘッド
部20の4個の記録ヘッド200,202,204,2
06の内の2番目の記録ヘッド202に障害が発生した
場合を例に、読み出せなくなるVTRテープ2のヘリカ
ルトラックと、読み出せないデータに対応する画面上の
部分とを示す図である。なお、図30は525/60構
成の音声・映像データについて、図31は525/60
構成の音声・映像データについて示し、トラックと画面
上の部分との対比は、図示の都合上簡略化してある。
【0074】図30(A)に示すように、記録ヘッド2
00にはトラック番号(Track No.)01h,05h,0
9h,…のヘリカルトラックが対応し、記録ヘッド20
2にはトラック番号02h,06h,0Ah,…のヘリ
カルトラックが対応し、記録ヘッド204にはトラック
番号03h,07h,01h,…のヘリカルトラックが
対応し、記録ヘッド206にはトラック番号04h,0
8h,02h,…のヘリカルトラックが対応する。
【0075】ここで、記録ヘッド部20の4個の記録ヘ
ッド200,202,204,206の内、記録ヘッド
202にヘッドクロッグ等の障害が生じ、記録ヘッド2
02がVTRテープ2に音声・映像データを書き込めな
くなると、記録ヘッド202が走査するヘリカルトラッ
クの音声・映像データ(トラックID=02h,06
h,0Ah…)を記録することができなくなる。ここ
で、上述のように、VCR装置1の書き込みアドレス制
御回路142、シャフリングROM回路144は、画面
上において隣接するマクロブロックが集まるようなシャ
フリングパターンでシャフリング処理を圧縮映像データ
に対して行っており、音声・映像データ(トラックID
=02h,06h,0Ah…)は、例えば、図30
(B)に示す画面上の部分02h,06h,0Ah…に
対応する。従って、図30(B)に示すように、画面上
の部分02h,06h,0Ahに対応する音声・映像デ
ータは、記録ヘッド202に障害が生じている場合、V
TRテープ2に記録されることがない。しかし、次のG
OPにおいては、画面上の部分04h,08hに対応す
る映像データを記録できないものの、画面上の部分02
h,06h,0Ahに対応する記録データは記録ヘッド
206により正常に記録される。図31に示すように、
記録ヘッド202の障害の影響は、626/50構成の
音声・映像データに関しては、12本のヘリカルトラッ
クに1GOP分の映像データを記録するので、記録ヘッ
ド202に障害が生じている限り、画面上の部分02
h,06h,0Ahに対応する映像データはVTRテー
プ2に記録されることがない。
【0076】図32は、欠落した映像データを補間する
方法を示す図である。図30(A)および図31(A)
に示したように、特定のヘリカルトラックに音声・映像
データが記録されない場合であっても、例えば、シャフ
リング後の映像データの画素がランダムになるようにす
るシャフリングパターンがシャフリングROM回路14
4(図2)に記憶されている場合には、図32(A)に
示すように、再生時に欠落した画素のデータを周囲の画
素のデータを用いて補間することができる。
【0077】しかしながら上述のように、第1の実施形
態におけるシャフリングROM回路144には、隣接す
るマクロブロックが集まるようにシャフリングするシャ
フリングパターンが記憶されており、特定のヘリカルト
ラックの映像データが記録されないと、再生時に画面上
の広い面積に対応する映像データがまとめて欠落する。
このように欠落した映像データは、図32(B)に示す
ように、再生時に周囲の画素のデータを用いて補間する
ことはできない。
【0078】しかも、図31(A)に示した音声・映像
データの欠落は、GOP間に渡って連続するので、図3
2(C)に示すように、再生時に前の画面をそのまま欠
落した部分にはめ込む処理(フリーズ(freeze)処理)に
よっては補間できない。
【0079】そこで、SYNC・ID付加回路152
は、図33および図34に示すトラック入れ換え処理を
行って、画面上の同一部分の映像データが連続して欠落
することを防止し、記録ヘッド202にヘッドクロッグ
が生じた場合にも、再生時に可能な限り近い時間に再生
された映像データを用いたフリーズ処理(図32
(C))を可能とする。
【0080】図33および図34は、図2に示したSY
NC・ID付加回路152によるトラック入れ換え処理
を行なっているときに、図4に示した記録ヘッド部20
の4個の記録ヘッド200,202,204,206の
内の2番目の記録ヘッド202に障害が発生した場合を
例に、読み出せなくなるVTRテープ2のヘリカルトラ
ックと、読み出せないデータに対応する画面上の部分と
を示す図である。なお、図33は525/60構成の音
声・映像データについて、図34は625/50構成の
音声・映像データについて示し、図33および図34に
おいては、トラックと画面上の部分との対比は、本発明
の基本的概念を変更することなく簡略化してある。
【0081】図33(A)および図34(B)に示すよ
うに、SYNC・ID付加回路152は、1GOPごと
にVTRテープ2のヘリカルトラックそれぞれに記録す
る音声・映像データを交互に隣接するヘリカルトラック
と入れ換える。つまり、SYNC・ID付加回路152
は、図33(A)および図34(A)に示すトラック入
れ換え処理を行わない通常のGOP(Normal GOP)の場合
には、VTRテープ2のトラック番号(Track No)01
h,02h,03h,04h,05h,06h,07
h,08h,09h,0Ah(01h,02h,03
h,04h,05h,06h,07h,08h,09
h,0Ah,0Bh,0Ch)(かっこ外は525/6
0構成の場合、かっこ内は625/50構成の場合、以
下SYNC・ID付加回路152の動作説明において同
じ)のヘリカルトラックに記録する音声・映像データそ
れぞれに、トラックIDを01h,02h,03h,0
4h,05h,06h,07h,08h,09h,0A
h(01h,02h,03h,04h,05h,06
h,07h,08h,09h,0Ah,0Bh,0C
h)の順番に付して内符号エンコーダ回路154に対し
て出力する。
【0082】一方、SYNC・ID付加回路152は、
図33(A)および図34(A)に示すトラック入れ換
え処理を行う入れ換えGOP(Alternated GOP)の場合に
は、例えば、VTRテープ2のトラック番号(Track No)
01h,02h,03h,04h,05h,06h,0
7h,08h,09h,0Ah(01h,02h,03
h,04h,05h,06h,07h,08h,09
h,0Ah,0Bh,0Ch)のヘリカルトラックに記
録する音声・映像データそれぞれに、例えば、02h,
01h,04h,03h,06h,05h,08h,0
7h,0Ah,09h(02h,01h,04h,03
h,06h,05h,08h,07h,0Ah,09
h,0Ch,0Bh)のトラックIDの音声・映像デー
タを、この順番で内符号エンコーダ回路154に対して
出力する。つまり、SYNC・ID付加回路152の処
理により、VTRテープ2に記録された音声・映像デー
タのトラックIDとトラック番号は、1GOP(10ヘ
リカルトラック(12ヘリカルトラック))おきに一致
しなくなる。
【0083】従って、図34に示すように、記録ヘッド
202がVTRテープ2のトラック番号02h,06
h,0Ahのヘリカルトラックにデータを記録できない
場合であっても、トラックIDが02h,06h,0A
hの音声・映像データは、1GOPおきにVTRテープ
2のトラック番号01h,05h,09hのヘリカルト
ラックに記録され、図34(B)に示すように、再生時
には、画面の部分01h,05h,09hおよび部分0
2h,06h,0Ahの画像が1GOPおきに交互に再
生される。従って、再生時に画面の部分01h,05
h,09hと部分02h,06h,0Ahとに対して交
互にフリーズ処理(図32(C))を行うことにより、
画像を補間することができる。なお、図33に示す場合
であっても同様に、GOPごとに記録不能となるデータ
は変化するので、フリーズ処理を行うことにより画像を
補間することができる。
【0084】図30および図31に示したトラック入れ
換え処理を行わない場合に比べて、画面の特定の部分の
画像が全く記録できない場合に比べて、図33および図
34に示したトラック入れ換え処理を行う場合には、少
なくとも1GOPおきに画面上の全てのGOPに対応す
る映像データがVTRテープ2に記録可能である。従っ
て、トラック入れ換え処理を行うと、記録ヘッド202
に障害が生じた場合であっても、フリーズ処理による補
間が可能であり、再生画面の品質が全体として向上す
る。
【0085】以上説明したトラック入れ換え処理による
障害発生時の再生画面の品質向上の効果は、記録ヘッド
202以外の記録ヘッド200,204,206に障害
が生じた場合にも同様である。
【0086】内符号エンコーダ回路154は、SYNC
・ID付加回路152から入力された音声・映像データ
およびシステム補助データから12ビットの内符号(図
7)を生成し、図8に示したように、生成した内符号を
音声・映像データに付加して記録ヘッド部20に対して
出力する。
【0087】図35は、図2に示した記録ヘッド部20
によりVTRテープ2に記録される映像データを示す図
である。記録ヘッド部20は、内符号エンコーダ回路1
54から入力された音声・映像データをVTRテープ2
のヘリカルトラックに記録する。記録部10の各構成部
分によりメモリ回路18に記憶された映像データ用のE
CCに含まれるマクロブロックA,B,C(図8)のV
TRテープ2上の記録位置は、例えば図35中の位置
A,B,Cとなる。
【0088】図5に示す画面上において、マクロブロッ
クA,B同士は隣接するが、マクロブロックCはマクロ
ブロックCはマクロブロックA,Bから離れた位置にあ
る。従って、図35に示すように、マクロブロックA,
BはVTRテープ2上の隣接した位置に記録され、マク
ロブロックCは、VTRテープ2上でマクロブロック
A,Bとは離れた位置に記録される。但し、マクロブロ
ックA,Bは、異なるECCブロックに配分され、バー
スト的に発生するデータ誤りに対しての信頼性が高めら
れる。
【0089】以下、VCR装置1がVTRテープ2から
音声・映像データを再生する際の動作に係る各構成部分
を説明する。再生ヘッド部40の再生ヘッド400,4
02,404,406(図4(B))それぞれは、VT
Rテープ2のヘリカルトラック(図35)を走査し、音
声・映像データおよびシステム補助データ((PB DATA)
図3;以下、単に音声・映像データとも記す)を再生
し、内符号デコーダ回路500に対して出力する。
【0090】再生部48の再生系50(図1,図3)に
おいて、内符号デコーダ回路500は、再生ヘッド40
0,402,404,406それぞれから入力された音
声・映像データのECCブロック(図7)それぞれに含
まれる内符号を用いてデータ誤りを検出し、データ誤り
を訂正する。再生ヘッド400,402,404,40
6それぞれからの音声・映像データに訂正不可能なデー
タ誤りが生じている場合には、データ誤りが生じている
音声・映像データごとにエラーフラグを活性化してノン
トラッキング制御回路512に対して出力する。
【0091】ID検出回路510は、内符号デコーダ回
路500から入力された音声・映像データのECCブロ
ックから識別データID(図9,図10)を分離して書
き込みアドレス制御回路514に対して出力し、音声・
映像データをノントラッキング制御回路512に対して
出力する。ノントラッキング制御回路512は、システ
ム補助データを用いてノントラッキング制御処理を行
う。つまり、ノントラッキング制御回路512は、内符
号デコーダ回路500において検出されたデータ誤り率
が最も低い音声・映像データを選択してメモリ回路56
0に対して出力する。
【0092】ここで、ノントラッキング制御について説
明する。VTRテープ2には、隣接するヘリカルトラッ
クのアジマス角を交互に反転して音声・映像データが記
録される。このようにヘリカルトラックごとにアジマス
角を交互に反転させると、再生ヘッド部40の再生ヘッ
ド400,402,404,406の内、アジマス角が
異なるヘリカルトラックをトレースしても、記録されて
いる音声・映像データを再生することはできない。ま
た、再生ヘッド400,402,404,406の内の
いずれか1つ以上がが同じアジマス角のヘリカルトラッ
クをトレースした場合であっても、ヘリカルトラックを
正確にトレースしていない場合には、再生した音声・映
像データに多くの誤りが発生する。
【0093】ノントラッキング制御は、このような音声
・映像データの再生時の再生ヘッドおよびヘリカルトラ
ックのアジマス角に係る性質を積極的に利用している。
つまり、図4(B)に示したように、再生ヘッド40
0,402,404,406はヘリカルトラック1本分
の間隔をおいて2個の正アジマスヘッドと2個の負アジ
マスヘッド)を有しており、再生ヘッド400,40
2,404,406それぞれの4個の再生ヘッドの内、
ヘリカルトラックとアジマス角が一致し、正確にヘリカ
ルトラックをトレースした再生ヘッドが読み出した音声
・映像データ、つまり、誤り率が最低となる音声・映像
データを選択して出力する。ノントラッキング方式の採
用により、VCR装置1のヘリカルトラックに対する再
生ヘッドのトラッキング制御の条件が大幅に緩和され
る。
【0094】デインターリーブROM回路516は、記
録部10のインターリーブROM回路148に対応し、
SYNC・ID付加回路152による(図2)によりイ
ンターリーブされた音声・映像データをインターリーブ
前の配列に戻すためのデインターリーブパターンを記憶
し、書き込みアドレス制御回路514の制御に従って、
記憶しているインターリーブデータを書き込みアドレス
制御回路514に対して出力する。
【0095】書き込みアドレス制御回路514は、ID
検出回路510が分離した識別データIDに従って、デ
インターリーブROM回路516を制御してデインター
リーブパターン読み出し、読み出したデインターリーブ
パターンに基づいてノントラッキング制御回路512が
出力する音声・映像データの書き込みアドレスを発生
し、ノントラッキング制御回路512から出力される音
声・映像データをメモリ回路560に記録させる。この
ような方法により、書き込みアドレス制御回路514
は、SYNC・ID付加回路152が出力した音声・映
像データをデインターリーブ処理し、インターリーブ前
の配列に戻す。
【0096】ノントラッキング制御回路512から出力
される音声・映像データは、内符号エンコーダ回路15
4が発生したメモリ回路560のアドレスに記憶され、
元の音声・映像データのECCブロック(図7)と同じ
配列に戻される。このように、トラック入れ換え処理さ
れた音声・映像データも、記録時に挿入された識別デー
タIDに基づいて再配列することにより、トラック入れ
換え処理がなされない音声・映像データと全く同じ処理
で、元の配列に戻すことができる。
【0097】さらに、ノントラッキング制御回路512
は、元の配列に戻されたECCブロックを、外符号デコ
ーダ回路518における外符号を用いた誤り訂正に適し
た配列に再配列し、外符号デコーダ回路518に対して
出力する。外符号デコーダ回路518は、ノントラッキ
ング制御回路512から入力された音声・映像データの
ECCブロックに含まれる外符号を用いて音声・映像デ
ータの誤り訂正を行い、ジョグメモリ回路562に対し
て出力する。
【0098】デシャフリングROM回路520は、記録
部10のシャフリングROM回路144に対応し、記録
部10において書き込みアドレス制御回路142による
シャフリング処理され、配列が変えられた音声・映像デ
ータを元の配列に戻すためのデシャフリングデータを記
憶し、読み出しアドレス制御回路522の制御に従っ
て、デシャフリングデータを読み出しアドレス制御回路
522に対して出力する。
【0099】読み出しアドレス制御回路522は、デパ
ック回路524が読み出しを要求する音声・映像データ
の識別データIDに基づいて、デシャフリングROM回
路520を制御してデシャフリングデータを発生させ、
デシャフリングROM回路520が発生したデシャフリ
ングデータに基づいて、ジョグメモリ回路562に記憶
されている音声・映像データを記録時の配列に戻す読み
出しアドレスを発生し、ジョグメモリ回路562に対し
て出力する。なお、読み出しアドレス制御回路522
は、例えば、ジョグシャトル再生等の特殊再生を行う場
合には、特殊再生を実現するための読み出しアドレスを
生成し、ジョグメモリ回路562に対して出力する。
【0100】ジョグメモリ回路562は、入力される読
み出しアドレスに記録されている音声・映像データを、
記録時の配列でデパック回路524に対して出力する。
デパック回路524は、記録部10のパック回路140
に対応し、ジョグメモリ回路562から入力された音声
・映像データの記録ブロック単位から音声データ(OUTPU
T AUDIO)を分離して外部の映像処理機器に対して出力
し、映像データを分離して伸長復号系58に対して出力
し、さらに、システム補助データを分離して制御部60
に対して出力する。
【0101】伸長復号系58は、デパック回路524か
ら入力された映像データに対して、圧縮符号化系12
(図2)における圧縮符号化処理方式に対応する伸長復
号処理を行い、元の映像データ(INPUT VIDEO ;図2)
に対応する映像データ(OUTPUTVIDEO)を外部の映像処理
機器に対して出力する。なお、伸長復号系58は、入力
された映像データに訂正不能な誤りが生じている場合に
は、誤りが生じている範囲に応じて図32(A)に示し
た周囲の画素を用いた補間、あるいは、図32(C)に
示したフリーズ処理による補間を行い、ヘッドクロッグ
等に起因する画像の欠落を補正する。
【0102】以下、記録時のVCR装置1の動作を説明
する。圧縮符号化系12(図2)は、外部から入力され
た非圧縮映像データを16画素×16ラインのマクロブ
ロック(図5)に分割して圧縮符号化し、1GOPが2
フレーム(Iフレーム,Bフレーム)から構成される圧
縮映像データ(図6)を生成する。
【0103】記録系14(図1)において、パック回路
140(図2)は、圧縮符号化系12から入力された圧
縮映像データと、外部から入力された非圧縮音声データ
とを記録ブロック単位(図6(C))に収容し、ECC
ブロック(図7)の形式でメモリ回路18に記憶する。
この際、音声・映像データを書き込みアドレス制御回路
142が発生するメモリ回路18の書き込みアドレスに
記憶することにより、音声・映像データに対してシャフ
リング処理がなされる。
【0104】外符号エンコーダ146は、メモリ回路1
8からECCブロック(図7)に含まれる音声・映像デ
ータを読み出して外符号を生成し、生成した外符号を音
声・映像データに付加してメモリ回路18に記憶する。
SYNC・ID付加回路152は、外符号が付加された
音声・映像データをVTRテープ2のヘリカルトラック
対応に分割して同期データSYNCおよびトラックID
(図9,図10)を付加するとともに、インターリーブ
処理およびトラック入れ換え処理を行う(図33,図3
4)。
【0105】内符号エンコーダ回路154は、インター
リーブ処理およびトラック入れ換え処理がなされた音声
・映像データに対する内符号(図7)を生成し、生成し
た内符号を音声・映像データに付加して記録ヘッド部2
0に対して出力する。記録ヘッド部20は、内符号が付
された音声・映像データをVTRテープ2のヘリカルト
ラック(図35)に記録する。
【0106】以下、再生時のVCR装置1の動作を説明
する。再生ヘッド部40の再生ヘッド400,402,
404,406(図4(B))それぞれは、VTRテー
プ2から音声・映像データを再生する。内符号デコーダ
回路500は、再生ヘッド400,402,404,4
06それぞれが再生した音声・映像データに含まれる内
符号を用いてデータ誤りを検出し、データ誤りを訂正す
る。また、内符号デコーダ回路500は、音声・映像デ
ータに訂正不可能なデータ誤りが生じている場合にはエ
ラーフラグを活性化する。
【0107】ID検出回路510は、音声・映像データ
のECCブロックから識別データID(図9,図10)
を分離して書き込みアドレス制御回路514に対して出
力し、音声・映像データをノントラッキング制御回路5
12に対して出力する。ノントラッキング制御回路51
2は、システム補助データを用いてノントラッキング制
御処理、つまり、ノントラッキング制御回路512は、
内符号デコーダ回路500において検出されたデータ誤
り率が最も低い音声・映像データを選択して出力する。
【0108】デインターリーブROM回路516および
書き込みアドレス制御回路514は、ID検出回路51
0が検出した識別データIDに基づいて、インターリー
ブ処理に対応する処理、つまり、音声・映像データを元
の配列に戻す(デインターリーブ)処理を行う。
【0109】外符号デコーダ回路518は、順番が元に
戻された音声・映像データに対して外符号を用いて音声
・映像データの誤り訂正を行い、ジョグメモリ回路56
2に記憶させる。デシャフリングROM回路520およ
び読み出しアドレス制御回路522は、デパック回路5
24が読み出しを要求する音声・映像データの識別デー
タIDに基づいて、ジョグメモリ回路562に記憶され
ている音声・映像データを記録時の配列に戻す読み出し
アドレスを発生し、ジョグメモリ回路562に対して出
力する。さらに、読み出しアドレス制御回路522は、
制御部60の要求に応じてジョグシャトル再生等の特殊
再生のための読み出しアドレスを生成する。
【0110】デパック回路524は、ジョグメモリ回路
562が出力する音声・映像データから音声データ(OUT
PUT AUDIO)を分離して外部の映像処理機器に対して出力
し、映像データを分離して伸長復号系58に対して出力
する。さらに、デパック回路524は、システム補助デ
ータを分離して制御部60に対して出力する。伸長復号
系58は、圧縮映像データを圧縮符号化系12(図2)
に対応する縮符号化処理方式で伸長復号処理し、映像デ
ータ(OUTPUT VIDEO)を外部の映像処理機器に対して出力
する。また、伸長復号系58は、必要に応じて映像デー
タの補間処理(図32(A),(C))を行い、画像の
欠落を補正する。
【0111】以上説明したように、本発明に係るVCR
装置1によれば、比較的大きいマクロブロックを用いて
圧縮符号化し、VTRテープ2に記録した映像データを
高速再生しても、再生画像が不自然にならず、内容の確
認がしやすく、しかも、音声・映像データに対する誤り
訂正処理の能力が低下しない。
【0112】また、記録ヘッドあるいは再生ヘッドにヘ
ッドクロッグが生じた場合であっても、再生画像の品質
を大きく劣化させなることはなく、しかも、かかる効果
を得ることができるにも関わらず、従来のVCR装置に
比べて付加すべきハードウェアがほとんどない。また、
第1の実施例においては、記録ヘッド部20に障害が生
じた場合について説明したが、再生ヘッド部40に障害
が生じた場合にも、本発明にかかるVCR装置1によれ
ば、同様な効果を得ることができる。
【0113】なお、記録ヘッド部20および再生ヘッド
部40のヘッド数は例示であって、記録ヘッド部20お
よび再生ヘッド部40は、それぞれ2個以上のヘッドを
有すれば足りる。また、図33および図34に示したト
ラック入れ換え処理は例示であり、他のパターンでトラ
ック入れ換え処理を行ってもよい。また、シャフリング
ROM回路144およびインターリーブROM回路14
8に記録されるシャフリングパターンおよびインターリ
ーブパターンは例示であり、同等の効果を有する他のパ
ターンに変更可能である。また、VCR装置1の構成は
例示であり、各構成部分は必要な機能および性能を確保
できる限り、ハードウェア的に構成されるかソフトウェ
ア的に構成されるかを問わない。
【0114】第2実施形態 以下、本発明の第2の実施形態を説明する。第2の実施
形態においては、VCR装置1の記録ヘッド部20およ
び再生ヘッド部40がそれぞれ2個のヘッドを有する場
合のトラック入れ換え処理について説明する。第2の実
施形態においては、記録ヘッド部20は2個の記録ヘッ
ド200,204(図4(A))のみを有し、再生ヘッ
ド部40は2個の再生ヘッド400,404を有する。
【0115】図36および図37は、図2に示したSY
NC・ID付加回路152によるトラック入れ換え処理
を行わないときに、図4(A)に示した記録ヘッド部2
0の2個の記録ヘッド200,204の内の2番目の記
録ヘッド204に障害が発生した場合を例に、読み出せ
なくなるVTRテープ2のヘリカルトラックと、読み出
せないデータに対応する画面上の部分とを示す図であ
る。なお、図36は525/60構成の音声・映像デー
タについて、図37は525/60構成の音声・映像デ
ータについて示し、トラックと画面上の部分との対比
は、図示の都合上簡略化してある。
【0116】図36(A)に示すように、記録ヘッド2
00にはトラック番号(Track No.)01h,03h,0
5h,…のヘリカルトラックが対応し、記録ヘッド20
4にはトラック番号02h,04h,06h,…のヘリ
カルトラックが対応する。ここで、記録ヘッド部20の
2個の記録ヘッド200,204の内、記録ヘッド20
4にヘッドクロッグ等の障害が生じ、記録ヘッド204
がVTRテープ2に音声・映像データを書き込めなくな
ると、記録ヘッド204が走査するヘリカルトラックの
音声・映像データ(トラックID=02h,04h,0
6h…)を記録することができなくなる。ここで、第1
の実施形態において述べたように、VCR装置1の書き
込みアドレス制御回路142、シャフリングROM回路
144は、画面上において隣接するマクロブロックが集
まるようなシャフリングパターンでシャフリング処理を
圧縮映像データに対して行っており、音声・映像データ
(トラックID=02h,04h,06h…)は、例え
ば、図36(B)に示す画面上の部分02h,06h,
0Ah…に対応する。従って、図36(B)に示すよう
に、画面上の部分02h,04h,06h,08h,0
Ahに対応する音声・映像データは、記録ヘッド204
に障害が生じている限りVTRテープ2に記録されるこ
とがない。図37に示すように、記録ヘッド204の障
害の影響は、626/50構成の音声・映像データに関
しても同様の影響を与える。
【0117】図38および図39は、図2に示したSY
NC・ID付加回路152によるトラック入れ換え処理
を行なっているときに、図4に示した記録ヘッド部20
の2個の記録ヘッド200,204の内の2番目の記録
ヘッド204に障害が発生した場合を例に、読み出せな
くなるVTRテープ2のヘリカルトラックと、読み出せ
ないデータに対応する画面上の部分とを示す図である。
なお、図38は525/60構成の音声・映像データに
ついて、図39は625/50構成の音声・映像データ
について示し、図38および図39においては、トラッ
クと画面上の部分との対比は、本発明の基本的概念を変
更することなく簡略化してある。
【0118】図38(A)および図39(B)に示すよ
うに、SYNC・ID付加回路152は、1GOPごと
にVTRテープ2のヘリカルトラックそれぞれに記録す
る音声・映像データを交互に隣接するヘリカルトラック
と入れ換える。つまり、SYNC・ID付加回路152
は、図38(A)および図39(A)に示すトラック入
れ換え処理を行わない通常のGOP(Normal GOP)の場合
には、VTRテープ2のトラック番号(Track No)01
h,02h,03h,04h,05h,06h,07
h,08h,09h,0Ah(01h,02h,03
h,04h,05h,06h,07h,08h,09
h,0Ah,0Bh,0Ch)(かっこ外は525/6
0構成の場合、かっこ内は625/50構成の場合、以
下SYNC・ID付加回路152の動作説明において同
じ)のヘリカルトラックに記録する音声・映像データそ
れぞれに、トラックIDを01h,02h,03h,0
4h,05h,06h,07h,08h,09h,0A
h(01h,02h,03h,04h,05h,06
h,07h,08h,09h,0Ah,0Bh,0C
h)の順番に付して内符号エンコーダ回路154に対し
て出力する。
【0119】一方、SYNC・ID付加回路152は、
図38(A)および図39(A)に示すトラック入れ換
え処理を行う入れ換えGOP(Alternated GOP)の場合に
は、例えば、VTRテープ2のトラック番号(Track No)
01h,02h,03h,04h,05h,06h,0
7h,08h,09h,0Ah(01h,02h,03
h,04h,05h,06h,07h,08h,09
h,0Ah,0Bh,0Ch)のヘリカルトラックに記
録する音声・映像データそれぞれに、例えば、02h,
01h,04h,03h,06h,05h,08h,0
7h,0Ah,09h(02h,01h,04h,03
h,06h,05h,08h,07h,0Ah,09
h,0Ch,0Bh)のトラックIDの音声・映像デー
タを、この順番で内符号エンコーダ回路154に対して
出力する。つまり、SYNC・ID付加回路152の処
理により、VTRテープ2に記録された音声・映像デー
タのトラックIDとトラック番号は、1GOP(10ヘ
リカルトラック(12ヘリカルトラック))おきに一致
しなくなる。
【0120】従って、記録ヘッド204がVTRテープ
2のトラック番号02h,04h,06h,…のヘリカ
ルトラックにデータを記録できない場合であっても、全
ての音声・映像データは、1GOPおきにVTRテープ
2のトラック番号01h,05h,09hのヘリカルト
ラックに記録され、図38(B)および図39(B)に
示すように、再生時には、画面の部分01h,03h,
05h,…,0Bhおよび部分02h,04h,06
h,…,0Chの画像が1GOPおきに交互に再生され
る。従って、再生時に画面の部分01h,03h,05
h,…,0Bと部分02h,04h,06h,…,0C
hとに対して交互にフリーズ処理(図32(C))を行
うことにより、画像を補間することができる。
【0121】図36および図37に示したトラック入れ
換え処理を行わず、画面の特定の部分の画像が全く記録
できない場合に比べて、図38および図39に示したト
ラック入れ換え処理を行う場合には、少なくとも1GO
Pおきに画面上の全てのGOPに対応する映像データが
VTRテープ2に記録可能である。従って、トラック入
れ換え処理を行うと、記録ヘッド204に障害が生じた
場合であっても、フリーズ処理による補間が可能であ
り、再生画面の品質が全体として向上する。
【0122】なお、記録ヘッド200に障害が生じた場
合にも、第2の実施形態に示したトラック入れ換え処理
により同様の効果を得ることができる。また、第2の実
施形態に示したトラック入れ換え処理を適用したVCR
装置1に対しても、第1の実施形態に示した変形が可能
である。
【0123】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる映
像データ処理方法、映像データ処理装置および映像デー
タ記録・再生装置によれば、録再ヘッドにクロッグが生
じた場合にも、映像データをVTRテープから再生して
得られる画像の同一位置に欠落が連続して生じることが
ない。また、本発明に係る映像データ処理方法、映像デ
ータ処理装置および映像データ記録・再生装置によれ
ば、いかなるシャフリングパターンを用いてシャフリン
グ処理を施した映像データをVTRテープから再生して
も、画像の同一位置に欠落が連続して生じることがな
い。
【0124】また、本発明に係る映像データ処理方法、
映像データ処理装置および映像データ記録・再生装置に
よれば、回転ヘッドの録再ヘッドにヘッドクロッグが生
じた場合であっても、容易にフレーム間補正が可能であ
り、再生画像の品質を大きく劣化させることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るビデオカセットレコーダ装置の構
成を示す図である。
【図2】図1に示した記録部の構成を示す図である。
【図3】図1に示した再生部の構成を示す図である。
【図4】図1に示した記録ヘッド部および再生ヘッド部
の構成を、ヘッド数4の場合について例示する図であ
る。
【図5】図1および図2に示した圧縮符号化系が非圧縮
映像データを圧縮符号化する際の映像データの分割方法
を示す図である。
【図6】図1に示した圧縮符号化系から記録系に対して
出力される圧縮映像データを示す図である。
【図7】図2に示したパック回路が圧縮映像データと非
圧縮音声データとを多重化する図6に示した記録ブロッ
ク単位の構成を示す図である。
【図8】図1に示したメモリ回路に記憶されたECCブ
ロックを示す図である。
【図9】図1に示したメモリ回路の記録領域を示す図で
ある。
【図10】図1に示したVTRテープ上の映像データ、
音声データおよびシステム補助データの記録フォーマッ
トを示す図である。
【図11】図10に示した映像データ、音声データおよ
びシステム補助データのVTRテープ上の記録位置を示
す図である。
【図12】マクロブロックの分割方法を示す図である。
【図13】図3に示した再生部が2倍速再生、4倍速再
生、7倍速再生、19倍速再生および37倍速再生を行
う場合に、再生ヘッド部40が50%以上のデータを再
生可能なヘリカルトラックの部分の軌跡を示す図であ
る。
【図14】図1に示した再生部が、2倍速再生を行った
場合に、再生ヘッド部が1回、VTRテープをスキャン
する度に更新される画像の領域を示す図である。
【図15】図1に示した再生部が、4倍速再生を行った
場合に、再生ヘッド部が1回、VTRテープをスキャン
する度に更新される画像の領域を示す図である。
【図16】図1に示した再生部が、7倍速再生を行った
場合に、再生ヘッド部が1回、VTRテープをスキャン
する度に更新される画像の領域を示す図である。
【図17】図1に示した再生部が、19倍速再生を行っ
た場合に、再生ヘッド部が1回、VTRテープをスキャ
ンする度に更新される画像の領域を示す図である。
【図18】図1に示した再生部が、37倍速再生を行っ
た場合に、再生ヘッド部が1回、VTRテープをスキャ
ンする度に更新される画像の領域を示す図である。
【図19】図9に示した同期データIDの内容を示す図
である。
【図20】映像データのインターリーブパターンの一部
を525/60構成の映像データについて例示する図で
ある。
【図21】映像データのインターリーブパターンの一部
を525/60構成の映像データについて例示する図で
ある。
【図22】映像データのインターリーブパターンの一部
を525/60構成の映像データについて例示する図で
ある。
【図23】映像データのインターリーブパターンの一部
を525/60構成の映像データについて例示する図で
ある。
【図24】映像データのインターリーブパターンの一部
を、625/50構成の映像データについて例示する図
である。
【図25】映像データのインターリーブパターンの一部
を、625/50構成の映像データについて例示する図
である。
【図26】映像データのインターリーブパターンの一部
を、625/50構成の映像データについて例示する図
である。
【図27】映像データのインターリーブパターンの一部
を、625/50構成の映像データについて例示する図
である。
【図28】525/60構成の映像データに含まれる音
声データのインターリーブパターンを示す図である。
【図29】625/50構成の映像データに含まれる音
声データのインターリーブパターンを示す図である。
【図30】図2に示したSYNC・ID付加回路による
トラック入れ換え処理を行わないときに、図4に示した
記録ヘッド部の4個の記録ヘッドの内の2番目の記録ヘ
ッドに障害が発生した場合を例に、読み出せなくなるV
TRテープのヘリカルトラックと、読み出せないデータ
に対応する画面上の部分とを、525/60構成の映像
データの場合について示す図である。
【図31】図2に示したSYNC・ID付加回路による
トラック入れ換え処理を行わないときに、図4に示した
記録ヘッド部の4個の記録ヘッドの内の2番目の記録ヘ
ッドに障害が発生した場合を例に、読み出せなくなるV
TRテープのヘリカルトラックと、読み出せないデータ
に対応する画面上の部分とを、625/50構成の映像
データの場合について示す図である。
【図32】欠落した映像データを補間する方法を示す図
である。
【図33】図2に示したSYNC・ID付加回路による
トラック入れ換え処理を行なっているときに、図4に示
した記録ヘッド部の4個の記録ヘッドの内の2番目の記
録ヘッドに障害が発生した場合を例に、読み出せなくな
るVTRテープのヘリカルトラックと、読み出せないデ
ータに対応する画面上の部分とを、525/60構成の
映像データについて示す図である。
【図34】図2に示したSYNC・ID付加回路による
トラック入れ換え処理を行なっているときに、図4に示
した記録ヘッド部の4個の記録ヘッドの内の2番目の記
録ヘッドに障害が発生した場合を例に、読み出せなくな
るVTRテープのヘリカルトラックと、読み出せないデ
ータに対応する画面上の部分とを、625/50構成の
映像データについて示す図である。
【図35】図2に示した記録ヘッド部によりVTRテー
プに記録される映像データを示す図である。
【図36】図2に示したSYNC・ID付加回路による
トラック入れ換え処理を行わないときに、記録ヘッド部
20の2個の記録ヘッドの内の2番目の記録ヘッドに障
害が発生した場合を例に、読み出せなくなるVTRテー
プのヘリカルトラックと、読み出せないデータに対応す
る画面上の部分とを、525/60構成の映像データに
ついて示す図である。
【図37】図2に示したSYNC・ID付加回路による
トラック入れ換え処理を行わないときに、記録ヘッド部
20の2個の記録ヘッドの内の2番目の記録ヘッドに障
害が発生した場合を例に、読み出せなくなるVTRテー
プのヘリカルトラックと、読み出せないデータに対応す
る画面上の部分とを、625/50構成の映像データに
ついて示す図である。
【図38】図2に示したSYNC・ID付加回路による
トラック入れ換え処理を行なっているときに、記録ヘッ
ド部の2個の記録ヘッドの内の2番目の記録ヘッドに障
害が発生した場合を例に、読み出せなくなるVTRテー
プのヘリカルトラックと、読み出せないデータに対応す
る画面上の部分とを、525/60構成の映像データに
ついて示す図である。
【図39】図2に示したSYNC・ID付加回路による
トラック入れ換え処理を行なっているときに、記録ヘッ
ド部の2個の記録ヘッドの内の2番目の記録ヘッドに障
害が発生した場合を例に、読み出せなくなるVTRテー
プのヘリカルトラックと、読み出せないデータに対応す
る画面上の部分とを、625/50構成の映像データに
ついて示す図である。
【符号の説明】
1…VCR装置、2…VTRテープ、10…記録部、1
2…圧縮符号化系、14…記録系、140…パック回
路、142…書き込みアドレス制御回路、144…シャ
フリングROM回路、146…外符号エンコーダ、14
8…インターリーブROM回路、150…読み出しアド
レス制御回路、152…SYNC・ID付加回路、15
4…内符号エンコーダ回路、18…メモリ回路、20…
記録ヘッド部、200,202,204,206…記録
ヘッド、30…回転ドラム、40…再生ヘッド部、40
0,402,404,406…再生ヘッド、48…再生
部、50…再生系、500…内符号デコーダ回路、51
0…ID検出回路、512…ノントラッキング制御回
路、514…書き込みアドレス制御回路、516…デイ
ンターリーブROM回路、518…外符号デコーダ回
路、520…デシャフリングROM回路、522…読み
出しアドレス制御回路、524…デパック回路、56…
メモリ部、560…メモリ回路、562…ジョグメモリ
回路、58…伸長復号系、60…制御部、62…テープ
走行系、64…ドラム回転系
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 9/88 H04N 5/92 H D

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1つ以上のフレームの映像データを含み、
    連続して同じ部分に誤りが生じている映像データブロッ
    クを画面に表示した場合に、前記連続して誤りが生じて
    いる部分が画面上で重ならないように前記映像データブ
    ロックごとにシャフリングパターンを変えてシャフリン
    グする映像データ処理方法。
  2. 【請求項2】1つ以上のフレームの映像データを含む複
    数の映像データブロックそれぞれをシャフリング処理す
    るシャフリング処理手段と、 シャフリング処理した前記複数の映像データブロックそ
    れぞれを、所定の複数のシャフリングブロックに分割す
    る映像データ分割手段と、 前記複数のシャフリングブロックそれぞれの順序を示す
    識別符号を、前記シャフリングブロックそれぞれに付加
    する識別符号付加手段と、 前記識別符号を付加した前記複数のシャフリングブロッ
    クの順序を、前記映像データブロックごとに変更する順
    序変更手段とを有する映像データ処理装置。
  3. 【請求項3】1つ以上のフレームの映像データを含む複
    数の映像データブロックそれぞれをシャフリング処理す
    るシャフリング処理手段と、 シャフリング処理した前記複数の映像データブロックそ
    れぞれを、所定の複数のシャフリングブロックに分割す
    る映像データ分割手段と、 前記複数のシャフリングブロックそれぞれの順序を示す
    識別符号を、前記シャフリングブロックそれぞれに付加
    する識別符号付加手段と、 前記識別符号を付加した前記複数のシャフリングブロッ
    クの順序を、前記映像データブロックごとに変更する順
    序変更手段と、 順序を変更した前記複数のシャフリングブロックを、所
    定の記録媒体の複数の記録領域に記録する記録手段をさ
    らに有する映像データ記録・再生装置。
  4. 【請求項4】前記記録手段は、 前記記録媒体の前記複数の記録領域それぞれに所定の順
    番で順次アクセスし、前記複数のシャフリングブロック
    それぞれを記録する複数の記録ヘッドを有する請求項3
    に記載の映像データ処理装置。
  5. 【請求項5】前記記録媒体の前記複数の記録領域それぞ
    れから前記複数のシャフリングブロックを再生する再生
    手段と、 再生した前記複数のシャフリングブロックそれぞれに含
    まれる前記識別符号に基づいて、前記複数のシャフリン
    グブロックの順序を順序変更前に復元する順序復元手段
    とをさらに有する請求項4に記載の映像データ記録・再
    生装置。
  6. 【請求項6】前記記録手段は、 前記記録媒体の前記複数の記録領域それぞれに所定の順
    番で順次アクセスし、前記複数のシャフリングブロック
    を再生する複数の再生ヘッドを有する請求項5に記載の
    映像データ記録・再生装置。
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