JPH09139478A - 半導体記憶装置の製造方法 - Google Patents

半導体記憶装置の製造方法

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JPH09139478A
JPH09139478A JP7317341A JP31734195A JPH09139478A JP H09139478 A JPH09139478 A JP H09139478A JP 7317341 A JP7317341 A JP 7317341A JP 31734195 A JP31734195 A JP 31734195A JP H09139478 A JPH09139478 A JP H09139478A
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film
contact hole
insulating film
electrode
silicon oxide
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JP7317341A
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Yuichi Egawa
雄一 江川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パッド電極を介してビット線と不純物拡散層
とが接続されたDRAMにおいて、キャパシタ上部電極
とビット線接続用のコンタクト孔との合わせずれをなく
す。 【解決手段】 キャパシタ誘電体膜45と多結晶シリコ
ン膜46とシリコン窒化膜47と層間絶縁膜48とを形
成し、パッド電極42上において多結晶シリコン膜46
に達するコンタクト孔51を形成する。そして、シリコ
ン窒化膜47を酸化防止マスクにして熱処理を施し、多
結晶シリコン膜46のうちでコンタクト孔51の直下領
域およびその周囲近傍領域をシリコン酸化膜52とし、
エッチングにより前記直下領域のシリコン酸化膜52だ
けを除去する。 【効果】 開孔部54を小さくすることができるので、
素子が微細化しても十分なキャパシタ容量を確保するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体記憶装置の
製造方法に関し、特に、不純物拡散層上にパッド電極
(引出し電極)を形成し、このパッド電極を介して不純
物拡散層と配線とを接続するようにしたDRAM(Dyna
mic Random Access Memory)などの半導体記憶装置の製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】DRAMなどの半導体記憶装置において
は、MOSトランジスタのソース・ドレインと配線とを
直接接続するのではなく、ソース・ドレイン上に形成さ
れたパッド電極を介して接続することが行われている。
このパッド電極を用いることにより、浅い接合のソース
・ドレインが形成できてリーク電流が生じるのを抑制で
きるとともに、コンタクト孔の実質的なアスペクト比が
小さくなって配線の接続信頼性を高めることができる。
【0003】このパッド電極を用いた半導体記憶装置の
製造方法について、スタック型キャパシタのメモリセル
を有するDRAMを例にして図8を参照して説明する。
【0004】この従来例では、まず、図8(a)に示す
ように、半導体シリコン基板11上にゲート酸化膜12
およびゲート電極13をパターン形成し、ゲート電極1
3をシリコン酸化膜14で覆う。その後、シリコン基板
11に達するコンタクト孔15をシリコン酸化膜14に
形成し、不純物を含む同一層の多結晶シリコン膜等でキ
ャパシタの下部電極16とパッド電極17とを形成す
る。そして、下部電極16およびパッド電極17からシ
リコン基板11へ不純物を熱拡散させてソース・ドレイ
ンとなる一対の不純物拡散層18を形成して、メモリセ
ルを構成するトランジスタ21を完成させる。
【0005】次に、図8(b)に示すように、シリコン
酸化膜、シリコン窒化膜およびシリコン酸化膜の積層膜
であるONO膜からなるキャパシタ誘電体膜22および
多結晶シリコン膜からなるキャパシタの上部電極23を
全面に形成した後、パッド電極17上において上部電極
23に開孔部24を形成して、メモリセルを構成するキ
ャパシタ25を完成させる。
【0006】次に、図8(c)に示すように、全面に層
間絶縁膜26を形成し、開孔部24を通ってパッド電極
17に達するビット線接続用のコンタクト孔27を層間
絶縁膜26に形成する。その後、ビット線(図示せず)
等を形成して、このDRAMを完成させる。
【0007】以上の一従来例のようにパッド電極17を
形成すれば、パッド電極17からの熱拡散により浅い接
合の不純物拡散層18を形成できて、イオン注入法のよ
うにシリコン基板11に結晶欠陥が発生せず不純物拡散
層18とシリコン基板11との間のリーク電流を抑制す
ることができる。
【0008】また、パッド電極17によってコンタクト
孔27が浅くなるので、このコンタクト孔27をビット
線で埋め込み易くなり、コンタクト抵抗の低いビット線
を安定的に形成することができる。従って、パッド電極
17を形成することによって、DRAMの信頼性を高め
ることができる。
【0009】しかも、上述の一従来例のように下部電極
16とパッド電極17とを同一層の多結晶シリコン膜で
形成すれば、下部電極16とパッド電極17とを異なる
層の多結晶シリコン膜で形成する場合に比べて工程数が
少なくてよいので、DRAMを低コストで製造すること
ができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の一従
来例では、コンタクト孔27の形成時に開孔部24に対
する合わせずれが生じた場合であっても、コンタクト孔
27を埋め込むビット線と上部電極23とが短絡するの
を防止するために、コンタクト孔27に対する合わせ余
裕を上部電極23に確保する必要がある。つまり、開孔
部24の面積を大きくする必要がある。一方、開孔部2
4の面積を大きくし過ぎると、下部電極16との対向面
積が小さくなり必要なキャパシタ容量を確保することが
できなくなってしまう。素子の微細化の進行により、こ
のような短絡防止およびキャパシタ容量の確保という両
方の要請を満たすことが困難となりつつあり、キャパシ
タ容量の確保を優先すると、図8(c)の矢印aで示す
短絡防止のためのマージンを十分に得ることができなか
った。
【0011】また、このDRAMにおいては、パッド電
極17と上部電極23との間が比較的薄い膜厚のキャパ
シタ誘電体膜22で隔てられているに過ぎない。このた
め、上部電極23に開孔部24を形成する際には、図8
(b)に破線で示すように、パッド電極17も同時にエ
ッチングされてしまい、場合によってはパッド電極17
の形状が過度に変形することになって、信頼性の高いD
RAMを製造することが困難であった。
【0012】これに対しては、上部電極23のエッチン
グ時にストッパになり得る厚いシリコン酸化膜をパッド
電極17上にのみ形成しておく方法も考えられる。しか
し、この方法では、シリコン酸化膜の堆積、レジストの
パターニングおよびシリコン酸化膜のエッチング等が必
要であり、工程が大幅に増加してしまう。また、この方
法では、シリコン酸化膜を堆積させるのがキャパシタ誘
電体膜22上であるので、シリコン酸化膜のエッチング
時にキャパシタ誘電体膜22が損傷を受け、キャパシタ
誘電体膜22の絶縁特性が劣化し易い。従って、パッド
電極17上に膜厚の大きなシリコン酸化膜を形成してお
くのは現実的ではない。
【0013】そこで、本発明の目的は、パッド電極を介
して配線と不純物拡散層とが接続されたDRAMなどの
半導体記憶装置に関して、パッド電極が過度にエッチン
グされず、キャパシタの上部電極とコンタクト孔との合
わせずれが生じることなく、キャパシタの上部電極の開
孔部に対して自己整合的にパッド電極に達するコンタク
ト孔を形成することができる信頼性の高い高集積化が可
能な半導体記憶装置を低コストで製造することができる
方法を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の半導体記憶装置の製造方法は、半導体基板
上にゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極および
このゲート電極の両側の前記半導体基板の表面部に形成
された一対の不純物拡散層を有するMOSトランジスタ
と、下部電極が前記不純物拡散層の一方と接続されたキ
ャパシタとからメモリセルが構成されており、前記不純
物拡散層の他方と配線とがパッド電極を介して接続され
た半導体記憶装置の製造方法において、前記ゲート電極
の両側において、前記不純物拡散層とそれぞれ接続され
る前記下部電極および前記パッド電極をパターン形成す
る工程と、少なくとも前記下部電極の表面にキャパシタ
誘電体膜を形成する工程と、前記キャパシタの上部電極
となる多結晶シリコン膜を全面に形成する工程と、前記
多結晶シリコン膜上に酸化防止膜を形成する工程と、前
記酸化防止膜上に層間絶縁膜を形成する工程と、前記パ
ッド電極上において前記多結晶シリコン膜に達するコン
タクト孔を形成する工程と、前記酸化防止膜を耐酸化マ
スクとして熱処理を施すことにより、前記コンタクト孔
の直下領域およびその周囲近傍領域の前記多結晶シリコ
ン膜を熱酸化し、これらの部分をシリコン酸化膜とする
工程と、全面にエッチングを施すことにより、前記コン
タクト孔を前記パッド電極に到達させるとともに、前記
周囲近傍領域に前記シリコン酸化膜を残存させる工程
と、前記コンタクト孔の底部において前記パッド電極と
接続される配線をパターン形成する工程とを有する。
【0015】本発明の一態様においては、前記層間絶縁
膜がシリコン酸化膜からなり、前記エッチングにより前
記層間絶縁膜の膜厚を減少させるようにする。
【0016】本発明の一態様においては、前記層間絶縁
膜を形成した後、前記コンタクト孔の内側面にサイドウ
ォール絶縁膜を形成する工程をさらに有する。
【0017】本発明の一態様においては、前記層間絶縁
膜および前記サイドウォール絶縁膜がシリコン酸化膜か
らなり、前記エッチングにより前記層間絶縁膜の膜厚を
減少させるとともに前記サイドウォール絶縁膜を除去す
る。
【0018】本発明の一態様においては、前記パッド電
極および前記下部電極から不純物をそれぞれ熱拡散させ
ることにより前記一対の不純物拡散層を形成する。
【0019】本発明によると、コンタクト孔以外の領域
では多結晶シリコン膜を酸化防止膜で覆っているので、
多結晶シリコン膜のうちのコンタクト孔の直下領域およ
びその周囲近傍領域だけがシリコン酸化膜となる。そし
て、前記直下領域のシリコン酸化膜をエッチングにより
除去するので、パッド電極に到達したコンタクト孔は前
記周囲近傍領域に形成されたシリコン酸化膜によりキャ
パシタ上部電極と絶縁されることになる。つまり、キャ
パシタの上部電極の開孔部に対して自己整合的にコンタ
クト孔を形成することができる。
【0020】また、多結晶シリコン膜とシリコン酸化膜
との間では通常比較的大きなエッチング選択比を得るこ
とができるので、シリコン酸化膜をエッチングする際に
パッド電極が過度にエッチングされるようなことが起こ
らない。
【0021】また、層間絶縁膜がシリコン酸化膜からな
り、前記エッチングにより層間絶縁膜の膜厚を減少させ
る場合には、メモリセル領域での高さが低くなるので、
メモリセル領域と周辺回路領域との段差を軽減すること
ができる。なお、ここで、シリコン酸化膜とは、BやP
などの不純物を含有したシリコン酸化膜であるBPSG
膜やPSG膜などをも意味するものとする。
【0022】また、層間絶縁膜を形成した後、コンタク
ト孔の内側面にサイドウォール絶縁膜を形成する工程を
さらに有する場合には、前記周囲近傍領域に形成された
シリコン酸化膜を確実に残存させることができる。
【0023】また、層間絶縁膜およびサイドウォール絶
縁膜がシリコン酸化膜からなり、前記エッチングにより
層間絶縁膜の膜厚を減少させるとともにサイドウォール
絶縁膜を除去する場合には、メモリセル領域と周辺回路
領域との段差を軽減することができるとともに、前記周
囲近傍領域に形成されたシリコン酸化膜を確実に残存さ
せることができる。
【0024】また、パッド電極および下部電極から不純
物をそれぞれ熱拡散させることにより一対の不純物拡散
層を形成する場合には、リーク電流の少ない浅い接合を
有する不純物拡散層を形成できる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明を一実施形態につき
図面を参照して説明する。
【0026】図1〜7は、本発明をスタック型キャパシ
タを有するDRAMの製造に適用した一実施形態を工程
順に示す断面図である。本実施形態では、まず、図1
(a)に示すように、P型のシリコン基板31上の素子
分離領域とすべき領域に、膜厚50nm程度のシールド
ゲート絶縁膜32と膜厚100〜300nm程度の絶縁
膜34とで周囲を被覆された、膜厚100〜200nm
程度でリンを高濃度に含有する多結晶シリコン膜からな
るシールドゲート電極33をパターン形成する。これに
より、素子分離領域にフィールドシールド素子分離構造
が形成される。なお、本実施形態では、フィールドシー
ルド法で素子分離領域を形成しているが、LOCOS法
で素子分離領域を形成してもよい。
【0027】そして、フィールドシールド素子分離構造
で囲まれた活性領域に膜厚20nm程度のゲート絶縁膜
35、および膜厚150nm程度でリンを高濃度に含有
する多結晶シリコン膜からなるゲート電極36をパター
ン形成した後、ゲート電極36を膜厚100〜300n
m程度の絶縁膜37で覆う。しかる後、シリコン基板3
1に達するコンタクト孔38を絶縁膜37に形成する。
ここで、シールドゲート絶縁膜32、ゲート絶縁膜3
5、絶縁膜34、37は、シリコン酸化膜、シリコン窒
化膜、またはシリコン酸化膜とシリコン窒化膜との積層
膜等で形成する。
【0028】次に、図1(b)に示すように、リンを含
有する多結晶シリコン膜を全面に堆積させた後、フォト
リソグラフィおよびエッチングによって、この多結晶シ
リコン膜をゲート電極36の両側においてキャパシタの
下部電極41とパッド電極42とのパターンに加工す
る。そして、下部電極41およびパッド電極42からシ
リコン基板31へリンを熱拡散させることにより、ゲー
ト電極36の両側のシリコン基板31の表面部に浅い接
合を有する一対の不純物拡散層43を形成して、DRA
Mメモリセルを構成するトランジスタ44を完成させ
る。
【0029】次に、図2に示すように、シリコン窒化膜
を全面に堆積させ、900℃の熱酸化でシリコン窒化膜
の表面にシリコン酸化膜を形成して、膜厚5〜7nm程
度のONO膜であるキャパシタ誘電体膜45を全面に形
成する。なお、このキャパシタ誘電体膜45は、下部電
極41の表面にだけ残存するようにパターニングしても
よい。そして、膜厚100nm程度でありリンを含有す
る多結晶シリコン膜46と、膜厚30nm程度の酸化防
止膜(耐酸化膜)としてのシリコン窒化膜47とを順次
に全面に堆積させる。
【0030】次に、図3に示すように、B(ホウ素)お
よびP(リン)を含有したシリコン酸化膜である膜厚5
00〜1000nm程度のBPSG膜48を全面に堆積
させ、フォトリソグラフィおよびエッチングによって、
パッド電極42上において多結晶シリコン膜46に達す
るコンタクト孔51をBPSG膜48およびシリコン窒
化膜47に形成する。
【0031】次に、温度900℃の水蒸気雰囲気中で1
時間の熱処理を行う。この結果、図4に示すように、シ
リコン窒化膜47が酸化防止マスクになって、多結晶シ
リコン膜46のうちでコンタクト孔51の直下領域およ
びその周囲近傍領域が熱酸化されて、これらの部分がシ
リコン酸化膜52になる。これとともに、BPSG膜4
8がリフローして、BPSG膜48の表面が平坦化され
る。このとき、シリコン窒化膜47の存在により、コン
タクト孔51の直下領域およびその周囲近傍領域以外の
多結晶シリコン膜46は酸化されない。
【0032】次に、図5に示すように、BPSG膜48
上の全面にシリコン酸化膜を堆積させ、このシリコン酸
化膜をエッチバックすることにより、シリコン酸化膜か
ら成るサイドウォール酸化膜(側壁)53をコンタクト
孔51の内側面に形成する。
【0033】次に、図6に示すように、例えばHFガス
などを用いて全面に異方性ドライエッチングを施すこと
により、コンタクト孔51の直下領域にあるシリコン酸
化膜52およびシリコン窒化膜45を除去してコンタク
ト孔51をパッド電極42に到達させるとともに、コン
タクト孔51の最下部の周囲近傍領域にシリコン酸化膜
52を残存させる。また、このエッチングにより、コン
タクト孔51の内側面に残存するサイドウォール酸化膜
53も同時に除去され、且つ、BPSG膜48の膜厚が
小さくなる。これにより、コンタクト孔51のアスペク
ト比を低減させることができる。
【0034】ここまでの工程により、DRAMメモリセ
ルを構成するキャパシタ55が完成する。また、キャパ
シタ上部電極である多結晶シリコン膜46に、コンタク
ト孔51を貫通させるための開孔部54が形成され、且
つ、この開孔部54はシリコン酸化膜52で被覆されて
いる。つまり、多結晶シリコン膜46とコンタクト孔5
1との合わせずれが生じることなく、開孔部54とコン
タクト孔51とを自己整合的に形成することができる。
【0035】本実施形態では、シリコン酸化膜からなる
サイドウォール酸化膜53をコンタクト孔51の内側面
に形成しているので、コンタクト孔51の直下領域にあ
るシリコン酸化膜52をエッチングで除去した場合に、
その周囲近傍領域にあるシリコン酸化膜52が同時に除
去されるのを確実に防止することができる。但し、異方
性の非常に高い条件でシリコン酸化膜をエッチングする
ことができれば、シリコン酸化膜からなるサイドウォー
ル酸化膜53をコンタクト孔51の内側面に形成する必
要はない。また、サイドウォール酸化膜53は、シリコ
ン酸化膜以外の他の絶縁膜で形成してもよく、その場合
には上記シリコン酸化膜のエッチングを行った際に、サ
イドウォール絶縁膜の直下領域のシリコン酸化膜52も
残存させることができて、より確実にコンタクト孔51
と多結晶シリコン膜46との絶縁を確保することができ
る。
【0036】次に、図7に示すように、コンタクト孔5
1の底部においてパッド電極42に接続されるように、
タングステン膜やタングステンポリサイド層からなるビ
ット線56をパターン形成する。このとき、ビット線5
6は、シリコン酸化膜52によって多結晶シリコン膜4
6から絶縁されている。この後、表面保護膜(図示せ
ず)等を形成して、このDRAMを完成させる。
【0037】以上説明したように、本実施形態による
と、コンタクト孔51以外の領域では多結晶シリコン膜
46を酸化防止膜としてのシリコン窒化膜47で覆って
いるので、熱処理により、多結晶シリコン膜46のうち
のコンタクト孔51の直下領域およびその周囲近傍領域
だけがシリコン酸化膜52となる。そして、前記直下領
域のシリコン酸化膜52をエッチングにより除去するの
で、パッド電極42に到達したコンタクト孔51は前記
周囲近傍領域に形成されたシリコン酸化膜52により多
結晶シリコン膜46と絶縁されることになる。つまり、
キャパシタの上部電極の開孔部54に対して自己整合的
にコンタクト孔51を形成することができる。従って、
素子が微細化した場合でも十分なキャパシタ容量を確保
することが可能となる。
【0038】また、コンタクト孔51の直下領域のシリ
コン酸化膜52を除去する際、多結晶シリコン膜とシリ
コン酸化膜との間では通常比較的大きなエッチング選択
比を得ることができるので、パッド電極42が過度にエ
ッチングされるようなことが起こらない。従って、パッ
ド電極42を下部電極41と同一層の多結晶シリコン膜
で形成することができ、信頼性の高いDRAMを低コス
トで製造することが可能となる。
【0039】また、コンタクト孔51の直下領域のシリ
コン酸化膜52を除去すると同時に、BPSG膜48の
膜厚が減少するので、メモリセル領域での高さが低くな
るので、メモリセル領域と周辺回路領域との段差を軽減
することができる。
【0040】
【発明の効果】本発明によると、比較的簡単な工程によ
り、キャパシタの上部電極の開孔部に対して自己整合的
にビット線接続用のコンタクト孔を形成することができ
る。従って、素子が微細化した場合でもコンタクト孔に
対する合わせ余裕を多結晶シリコン膜に確保する必要が
なく、開孔部の面積を最小限にして十分なキャパシタ容
量が確保できる半導体記憶装置を製造することが可能に
なる。
【0041】また、コンタクト孔の直下領域のシリコン
酸化膜を除去する際、パッド電極が過度にエッチングさ
れるようなことが起こらないので、信頼性の高い半導体
記憶装置を製造することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の半導体記憶装置の製造方
法を工程順に示す断面図である。
【図2】本発明の一実施形態の半導体記憶装置の製造方
法を工程順に示す断面図である。
【図3】本発明の一実施形態の半導体記憶装置の製造方
法を工程順に示す断面図である。
【図4】本発明の一実施形態の半導体記憶装置の製造方
法を工程順に示す断面図である。
【図5】本発明の一実施形態の半導体記憶装置の製造方
法を工程順に示す断面図である。
【図6】本発明の一実施形態の半導体記憶装置の製造方
法を工程順に示す断面図である。
【図7】本発明の一実施形態の半導体記憶装置の製造方
法を工程順に示す断面図である。
【図8】従来の半導体記憶装置の製造方法を工程順に示
す断面図である。
【符号の説明】
31 半導体基板 36 ゲート電極 41 下部電極 42 パッド電極 43 不純物拡散層 44 MOSトランジスタ 45 キャパシタ誘電体膜 46 多結晶シリコン膜(キャパシタ上部電極) 47 シリコン窒化膜(酸化防止膜) 48 層間絶縁膜 51 コンタクト孔 52 シリコン酸化膜 53 サイドウォール酸化膜 54 開孔部 55 キャパシタ 56 ビット線

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上にゲート絶縁膜を介して形
    成されたゲート電極およびこのゲート電極の両側の前記
    半導体基板の表面部に形成された一対の不純物拡散層を
    有するMOSトランジスタと、下部電極が前記不純物拡
    散層の一方と接続されたキャパシタとからメモリセルが
    構成されており、前記不純物拡散層の他方と配線とがパ
    ッド電極を介して接続された半導体記憶装置の製造方法
    において、 前記ゲート電極の両側において、前記不純物拡散層とそ
    れぞれ接続される前記下部電極および前記パッド電極を
    パターン形成する工程と、 少なくとも前記下部電極の表面にキャパシタ誘電体膜を
    形成する工程と、 前記キャパシタの上部電極となる多結晶シリコン膜を全
    面に形成する工程と、 前記多結晶シリコン膜上に酸化防止膜を形成する工程
    と、 前記酸化防止膜上に層間絶縁膜を形成する工程と、 前記パッド電極上において前記多結晶シリコン膜に達す
    るコンタクト孔を形成する工程と、 前記酸化防止膜を耐酸化マスクとして熱処理を施すこと
    により、前記コンタクト孔の直下領域およびその周囲近
    傍領域の前記多結晶シリコン膜を熱酸化し、これらの部
    分をシリコン酸化膜とする工程と、 全面にエッチングを施すことにより、前記コンタクト孔
    を前記パッド電極に到達させるとともに、前記周囲近傍
    領域に前記シリコン酸化膜を残存させる工程と、 前記コンタクト孔の底部において前記パッド電極と接続
    される配線をパターン形成する工程とを有することを特
    徴とする半導体記憶装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記層間絶縁膜がシリコン酸化膜からな
    り、前記エッチングにより前記層間絶縁膜の膜厚を減少
    させるようにすることを特徴とする請求項1に記載の半
    導体記憶装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記層間絶縁膜を形成した後、前記コン
    タクト孔の内側面にサイドウォール絶縁膜を形成する工
    程をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の半
    導体記憶装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記層間絶縁膜および前記サイドウォー
    ル絶縁膜がシリコン酸化膜からなり、前記エッチングに
    より前記層間絶縁膜の膜厚を減少させるとともに前記サ
    イドウォール絶縁膜を除去することを特徴とする請求項
    3に記載の半導体記憶装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記パッド電極および前記下部電極から
    不純物をそれぞれ熱拡散させることにより前記一対の不
    純物拡散層を形成することを特徴とする請求項1〜4の
    いずれか1項に記載の半導体記憶装置の製造方法。
JP7317341A 1995-11-10 1995-11-10 半導体記憶装置の製造方法 Withdrawn JPH09139478A (ja)

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