JPH09137735A - ガスタービンの起動昇速方法 - Google Patents
ガスタービンの起動昇速方法Info
- Publication number
- JPH09137735A JPH09137735A JP7295295A JP29529595A JPH09137735A JP H09137735 A JPH09137735 A JP H09137735A JP 7295295 A JP7295295 A JP 7295295A JP 29529595 A JP29529595 A JP 29529595A JP H09137735 A JPH09137735 A JP H09137735A
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- JP
- Japan
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- gas turbine
- starter
- speed
- output
- itself
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 静止型起動装置を用いてガスタービンを起動
・昇速する場合、起動装置を切離す時の一時的な速度シ
ョックをなくすこと。 【解決手段】 回転速度がガスタービンの自力昇速可能
な速度近くまで達したＡ点から起動装置の出力を徐々に
小さくし、その後Ｂ点で起動装置をガスタービンから切
離す。
・昇速する場合、起動装置を切離す時の一時的な速度シ
ョックをなくすこと。 【解決手段】 回転速度がガスタービンの自力昇速可能
な速度近くまで達したＡ点から起動装置の出力を徐々に
小さくし、その後Ｂ点で起動装置をガスタービンから切
離す。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、静止型起動装置を
用いてガスタービンを起動・昇速する方法に関する。
用いてガスタービンを起動・昇速する方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】図２は静止型起動装置で起動するガスタ
ービンプラントの一般的な回路構成を示す図である。図
中（１）はガスタービン、（２）は発電機、（３）は発
電機遮断器（ＧＣＢ）、（４），（５）は主変圧器（Ｍ
Ｔr ）（ＭＴ）、（６）は高圧用遮断器（ＨＢ）、
（７）は高圧線（ＨＶ）、（８）は所内補助変圧器（Ｕ
ＡＴ）、（９）は静止型起動装置、（１０）は入出力遮
断器（ＳＤ）をそれぞれ示す。主変圧器（Main Transfo
rmar）（４）と発電機（Generator ）（２）との間に、
ガスタービン停止時の補機電源を確保するための発電機
遮断器（Generator Circuit Breaker ）（３）が設けら
れている。また静止型起動装置（９）には起動からガス
タービン起動中のサイリスタ起動をＯＮする回路に入出
力遮断器（Starting Disconnector ）（１０）が設けら
れている。
ービンプラントの一般的な回路構成を示す図である。図
中（１）はガスタービン、（２）は発電機、（３）は発
電機遮断器（ＧＣＢ）、（４），（５）は主変圧器（Ｍ
Ｔr ）（ＭＴ）、（６）は高圧用遮断器（ＨＢ）、
（７）は高圧線（ＨＶ）、（８）は所内補助変圧器（Ｕ
ＡＴ）、（９）は静止型起動装置、（１０）は入出力遮
断器（ＳＤ）をそれぞれ示す。主変圧器（Main Transfo
rmar）（４）と発電機（Generator ）（２）との間に、
ガスタービン停止時の補機電源を確保するための発電機
遮断器（Generator Circuit Breaker ）（３）が設けら
れている。また静止型起動装置（９）には起動からガス
タービン起動中のサイリスタ起動をＯＮする回路に入出
力遮断器（Starting Disconnector ）（１０）が設けら
れている。
【０００３】従来この静止型起動装置（９）により図３
に太線で示す活線状態で昇速したガスタービンは、ガス
タービンが自力昇速可能速度に達すると、図４に示すよ
うに静止型起動装置（９）の入出力遮断器（ＳＤ）（１
０）を開放して、その後ガスタービンは自力で定格速度
まで達する。図５は起動装置による起動から起動装置切
り離しに至るガスタービン昇速の上記過程を示す図であ
る。これによるとガスタービン回転数は、起動装置を切
り離した瞬間、図５中に符号Ｐで示されるように、一時
的に（５秒程度）昇速が渋滞する。
に太線で示す活線状態で昇速したガスタービンは、ガス
タービンが自力昇速可能速度に達すると、図４に示すよ
うに静止型起動装置（９）の入出力遮断器（ＳＤ）（１
０）を開放して、その後ガスタービンは自力で定格速度
まで達する。図５は起動装置による起動から起動装置切
り離しに至るガスタービン昇速の上記過程を示す図であ
る。これによるとガスタービン回転数は、起動装置を切
り離した瞬間、図５中に符号Ｐで示されるように、一時
的に（５秒程度）昇速が渋滞する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】起動装置による起動か
ら前述したような起動装置切り離しをした場合において
は、起動装置を切り離した瞬間ガスタービンは起動装置
からの入力分がなくなるため、ガスタービンの燃量調整
分だけ起動渋滞を起す。これによるショックはガスター
ビンにとって好ましくない。
ら前述したような起動装置切り離しをした場合において
は、起動装置を切り離した瞬間ガスタービンは起動装置
からの入力分がなくなるため、ガスタービンの燃量調整
分だけ起動渋滞を起す。これによるショックはガスター
ビンにとって好ましくない。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記従来の
課題を解決するために、ガスタービンを起動装置により
起動して、回転速度がガスタービンの自力昇速可能な速
度近くまで達した時に起動装置の出力を徐々に小さく
し、その後起動装置をガスタービンから切離すことを特
徴とするガスタービンの起動昇速方法を提案するもので
ある。
課題を解決するために、ガスタービンを起動装置により
起動して、回転速度がガスタービンの自力昇速可能な速
度近くまで達した時に起動装置の出力を徐々に小さく
し、その後起動装置をガスタービンから切離すことを特
徴とするガスタービンの起動昇速方法を提案するもので
ある。
【０００６】本発明の方法では、このように回転速度が
ガスタービンの自力昇速可能な速度近くまで達した時に
起動装置の出力を徐々に小さくし、その後起動装置をガ
スタービンから切離すので、切離した瞬間一時的に昇速
が渋滞するということがなくなる。
ガスタービンの自力昇速可能な速度近くまで達した時に
起動装置の出力を徐々に小さくし、その後起動装置をガ
スタービンから切離すので、切離した瞬間一時的に昇速
が渋滞するということがなくなる。
【０００７】
【発明の実施の形態】図１は本発明方法の実施の一形態
における起動から切り離しに至るまでの過程を示す図で
あって、横軸に時間、縦軸に起動装置出力とガスタービ
ン回転数が示されている。
における起動から切り離しに至るまでの過程を示す図で
あって、横軸に時間、縦軸に起動装置出力とガスタービ
ン回転数が示されている。
【０００８】ガスタービンを起動装置で起動すると、ガ
スタービン回転数は起動装置の出力増加とともに増加し
ていく。やがてガスタービンが自力昇速可能な速度近辺
（Ａ点）に達するので、その時起動装置の出力を徐々に
下げていき、自力昇速可能速度（Ｂ点）に達したなら
ば、起動装置を切り離す。この時点（Ｂ点）ではすでに
ガスタービン燃量調整分は殆んど零となっているので、
ガスタービン速度には何等の影響も与えられず、ガスタ
ービン速度は順調に昇速して、ガスタービンのブレード
パスの温度上昇やブレードの振動が、小さくなる。
スタービン回転数は起動装置の出力増加とともに増加し
ていく。やがてガスタービンが自力昇速可能な速度近辺
（Ａ点）に達するので、その時起動装置の出力を徐々に
下げていき、自力昇速可能速度（Ｂ点）に達したなら
ば、起動装置を切り離す。この時点（Ｂ点）ではすでに
ガスタービン燃量調整分は殆んど零となっているので、
ガスタービン速度には何等の影響も与えられず、ガスタ
ービン速度は順調に昇速して、ガスタービンのブレード
パスの温度上昇やブレードの振動が、小さくなる。
【０００９】なおＡ点，Ｂ点の速度は、 5０Ｈz 地区で
約 1900 rpm 、2000 rpmであり、また出力を下げる割合
はフルパワーからゼロ付近まで 1５〜３0 秒程度であ
る。しかしこの速度は、ガスタービン自身が、自力で定
格回転数まで昇速可能か否かで決定されるものであり、
ガスタービン自身が自力昇速している駆動トルクにより
出力を下げる割合も変わる。
約 1900 rpm 、2000 rpmであり、また出力を下げる割合
はフルパワーからゼロ付近まで 1５〜３0 秒程度であ
る。しかしこの速度は、ガスタービン自身が、自力で定
格回転数まで昇速可能か否かで決定されるものであり、
ガスタービン自身が自力昇速している駆動トルクにより
出力を下げる割合も変わる。
【００１０】
【発明の効果】本発明になるガスタービンの起動昇速方
法によれば、起動装置を切り離した瞬間に従来起きてい
たガスタービンの速度ショックを解消することができ、
ガスタービンの信頼性は一段と向上する。
法によれば、起動装置を切り離した瞬間に従来起きてい
たガスタービンの速度ショックを解消することができ、
ガスタービンの信頼性は一段と向上する。
【図１】図１は本発明方法の実施の一形態における起動
から切り離しに至るまでの過程を示す図である。
から切り離しに至るまでの過程を示す図である。
【図２】図２は静止型起動装置で起動するガスタービン
プラントの一般的な回路構成を示す図である。
プラントの一般的な回路構成を示す図である。
【図３】図３は静止型起動装置で昇速中の結線図であ
る。
る。
【図４】図４はガスタービン自力昇速中の結線図であ
る。
る。
【図５】図５は従来のガスタービン起動昇速方法におけ
る起動から切り離しに至るまでの過程を示す図である。
る起動から切り離しに至るまでの過程を示す図である。
（１） ガスタービン （２） 発電機 （３） 発電機遮断器（ＧＣＢ） （４） 主変圧器（ＭＴｒ） （５） 主変圧器（ＭＴ） （６） 高圧用遮断器（ＨＢ） （７） 高圧線（ＨＶ） （８） 所内補助変圧器（ＵＡＴ） （９） 静止型起動装置 （１０） 入出力遮断器（ＳＤ）
Claims (1)
- 【請求項１】 ガスタービンを起動装置により起動し
て、回転速度がガスタービンの自力昇速可能な速度近く
まで達した時に起動装置の出力を徐々に小さくし、その
後起動装置をガスタービンから切離すことを特徴とする
ガスタービンの起動昇速方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7295295A JPH09137735A (ja) | 1995-11-14 | 1995-11-14 | ガスタービンの起動昇速方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7295295A JPH09137735A (ja) | 1995-11-14 | 1995-11-14 | ガスタービンの起動昇速方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09137735A true JPH09137735A (ja) | 1997-05-27 |
Family
ID=17818762
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7295295A Withdrawn JPH09137735A (ja) | 1995-11-14 | 1995-11-14 | ガスタービンの起動昇速方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09137735A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102345620A (zh) * | 2010-07-30 | 2012-02-08 | 诺沃皮尼奥内有限公司 | 用于控制离心式压缩机的热重启的方法与装置 |
-
1995
- 1995-11-14 JP JP7295295A patent/JPH09137735A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102345620A (zh) * | 2010-07-30 | 2012-02-08 | 诺沃皮尼奥内有限公司 | 用于控制离心式压缩机的热重启的方法与装置 |
| US9243644B2 (en) | 2010-07-30 | 2016-01-26 | Nuovo Pignone, S.P.A. | Method and device for controlling a hot restart of a centrifugal compressor |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030204 |