JPH09135543A - 電力系統計測システム - Google Patents

電力系統計測システム

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JPH09135543A
JPH09135543A JP7287288A JP28728895A JPH09135543A JP H09135543 A JPH09135543 A JP H09135543A JP 7287288 A JP7287288 A JP 7287288A JP 28728895 A JP28728895 A JP 28728895A JP H09135543 A JPH09135543 A JP H09135543A
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JP
Japan
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local area
data
area network
power system
voltage
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JP7287288A
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English (en)
Inventor
Takanori Tsunoda
孝典 角田
Takashi Yoshimura
吉村  隆志
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Nissin Electric Co Ltd
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Nissin Electric Co Ltd
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B90/00Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02B90/20Smart grids as enabling technology in buildings sector
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y04INFORMATION OR COMMUNICATION TECHNOLOGIES HAVING AN IMPACT ON OTHER TECHNOLOGY AREAS
    • Y04SSYSTEMS INTEGRATING TECHNOLOGIES RELATED TO POWER NETWORK OPERATION, COMMUNICATION OR INFORMATION TECHNOLOGIES FOR IMPROVING THE ELECTRICAL POWER GENERATION, TRANSMISSION, DISTRIBUTION, MANAGEMENT OR USAGE, i.e. SMART GRIDS
    • Y04S40/00Systems for electrical power generation, transmission, distribution or end-user application management characterised by the use of communication or information technologies, or communication or information technology specific aspects supporting them
    • Y04S40/12Systems for electrical power generation, transmission, distribution or end-user application management characterised by the use of communication or information technologies, or communication or information technology specific aspects supporting them characterised by data transport means between the monitoring, controlling or managing units and monitored, controlled or operated electrical equipment
    • Y04S40/124Systems for electrical power generation, transmission, distribution or end-user application management characterised by the use of communication or information technologies, or communication or information technology specific aspects supporting them characterised by data transport means between the monitoring, controlling or managing units and monitored, controlled or operated electrical equipment using wired telecommunication networks or data transmission busses

Landscapes

  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
  • Remote Monitoring And Control Of Power-Distribution Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 計測対象に設けられているPTおよびCTの
信号を入力する入力部、AD変換回路およびデータ処理
機能の一部の重複を避け、しかも多種多様な計測装置の
拡張を柔軟に行えるようにする。 【解決手段】 各ユニット室に入力端末101〜104
を設け、本館のローカルエリアネットワーク201〜2
04との間を光ファイバケーブルF1〜F4で接続し、
本館においてローカルエリアネットワークに系統現象記
録装置やオシロ装置などの計測装置を接続する。各入力
端末は電圧・電流の瞬時値および実効値等を求め、これ
をローカルエリアネットワークへ一斉同報する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、変電所などの電
力系統における電気的変量を計測する電力系統計測シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】電力系統の計測対象における電圧・電流
などの電気的変量を計測する従来の2つの電力系統計測
システムの構成例を図9に示す。
【0003】図9に示す電力系統計測システムでは、母
線またはラインにCT(変流器)およびPT(計器用変
圧器)が設けられ、ユニット室にはPTおよびCTの出
力信号を入力して、それぞれ所定の計測を行う複数の計
測装置が設置されている。或る計測装置は、PTおよび
CTからの信号を例えばそれぞれ補助PTおよび補助C
Tを介して入力し、一定周期でサンプリングし、AD変
換してその瞬時値を求め、これを基に有効電力、無効電
力、電圧、周波数および高調波成分を求めて系統現象を
記録する。また或る計測装置はPTおよびCTからの信
号をそれぞれ補助PTおよび補助CTを介して入力し、
これを一定間隔でサンプリングし、AD変換して事故発
生時前後の電圧および電流の波形を記録する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図9に示した従来の電
力系統計測システムでは、各計測装置ごとに補助PT、
補助CTおよびAD変換回路、さらには電圧・電流の複
数点の瞬時値からそれぞれの実効値を算出するための演
算手段などが設けられることになるため、その重複が無
駄であった。また、ユニット室内に新たな計測装置を設
ける場合に、CTおよびPTからの信号を受け取るため
の入力ケーブルの引込みが必要となり、そのための作業
が煩雑であった。
【0005】この発明の目的は、上述の各種欠点を解消
して、計測対象に設けられているPTおよびCTの信号
を入力する入力部、AD変換回路およびデータ処理機能
の一部の重複を避け、多種多様な計測装置の拡張を柔軟
に行えるようにした電力系統計測システムを提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の電力系統計測
システムは、計測対象に設けられているPTおよびCT
の信号を入力する入力部、AD変換回路およびデータ処
理機能の一部の重複を避け、多種多様な計測装置の拡張
を柔軟に行えるようにするため、請求項1に記載の通
り、ローカルエリアネットワークに接続され、電力系統
の計測対象における電圧・電流の信号をサンプリングし
た瞬時値等の電気的変量データを求め、これらのデータ
を前記ローカルエリアネットワークに接続されている各
装置へ一斉同報な通信プロトコルにより一斉同報する入
力端末と、前記ローカルエリアネットワークに接続さ
れ、それぞれが前記データを受信して各種計測を行う複
数種の計測装置とから構成する。
【0007】また、この発明の電力系統計測システム
は、さらに電力系統の各計測対象についての計測を集中
して行えるようにするため、請求項2に記載の通り、前
記入力端末と前記ローカルエリアネットワークを電力系
統の複数の計測対象毎に設け、前記各種計測装置は各ロ
ーカルエリアネットワークを介して複数の入力端末から
のデータを受信して、各計測対象についての各種計測を
行うように構成する。
【0008】また、この発明の電力系統計測システム
は、入力端末と各計測装置間のデータ伝送の効率化を図
り、タイムスケールでの計測密度を高められるようにす
るため、請求項3に記載の通り、前記入力端末は、電圧
・電流の複数サイクル分の瞬時値等の電気的変量データ
からなるパケットを一定周期で前記ローカルエリアネッ
トワークに接続されている各装置へ一斉同報な通信プロ
トコルにより一斉同報し、前記各計測装置は、それぞれ
が前記パケットを受信して電圧・電流の複数サイクル分
の瞬時値および/または実効値から各種計測を行うよう
に構成する。
【0009】この発明の請求項1に係る電力系統計測シ
ステムでは、入力端末が電力系統の計測対象における電
圧・電流信号をサンプリングした瞬時値等の電気的変量
データを求め、これらのデータをローカルエリアネット
ワークに接続されている計測装置へ一斉同報な通信プロ
トコルにより一斉同報するため、入力端末と各計測装置
との間で相互にデータ伝送を行う必要がなく、各計測装
置が同時に電気的変量データを受信することができる。
従って計測装置を追加して、計測装置全体の数が増して
も、すべての計測装置が電気的変量データを確実に受信
することができる。また、各計測装置ではそれぞれが電
圧・電流信号のサンプリング、AD変換および例えば実
効値算出などを行う必要がない。さらに、新たな計測装
置を追加する場合も計測対象に設けられているPTやC
Tからの信号を引き込む処理が不要となり、計測装置を
単にローカルエリアネットワークに接続するだけでよ
い。また、前記ローカルエリアネットワークを例えば本
館に設け、入力端末をユニット室に設け、両者間を光フ
ァイバなどで接続することによって、本館において各種
計測を集中して行えるようになる。
【0010】請求項2に係る電力系統計測システムで
は、複数の計測対象ごとにそれぞれ入力端末とローカル
エリアネットワークが設けられ、各種計測装置がそれぞ
れの入力端末からのデータを各ローカルエリアネットワ
ークを介して受信して計測を行うため、計測対象ごとに
各種計測装置を設ける必要がなく、例えば単一の系統現
象記録装置や単一の電力用オシロ装置などによって複数
の計測対象における系統の安定度のチェックや事故解析
を行うことができる。
【0011】請求項3に係る電力系統計測システムで
は、入力端末からローカルエリアネットワークを介して
各計測装置に対して、電圧・電流の複数サイクル分の瞬
時値等の電気的変量データからなるパケットが一定周期
で一斉同報されるため、例えば入力端末のサンプリング
タイミングごとにローカルエリアネットワークが占有さ
れることがなく、データ伝送処理が効率良く行われる。
【0012】
【発明の実施の形態】この発明の実施形態である電力系
統計測システムの構成を図1〜図8を基に以下説明す
る。
【0013】図1は電力系統の計測対象の例を示す図で
ある。同図は変電所における電力系統であり、図中の甲
乙はそれぞれ甲母線および乙母線であり、Tr1,Tr
2はそれぞれ変圧器、CBは遮断器、DSは断路器であ
る。また、CTは変流器、PTは計器用変圧器である。
U1,U2,U3,U4はそれぞれ計測対象とするユニ
ットである。後述するようにこれらのユニットごとにユ
ニット室を設け、そこに入力端末を設置する。各入力端
末はPTおよびCTからの信号を入力する。
【0014】図2は電力系統計測システム全体の構成図
である。同図において入力端末101,102,10
3,104は図1に示したユニットU1,U2,U3,
U4のユニット室内に設けている。各入力端末には実効
電流や実効電圧の値を表示する表示パネル12および各
PT,CTの変成比を設定するためや、点検指示を行う
ためのキースイッチ14を設けている。本館には光イン
タフェース盤、系統現象記録装置および電力用オシロ装
置(以下単に「オシロ装置」という。)を設置してい
て、さらにオプションの装置を設置するスペースを設け
ている。光インタフェース盤は201,202,20
3,204で示すイーサネットのローカルエリアネット
ワークを構成している。各ローカルエリアネットワーク
の1つのトランシーバには光電変換器51,52,5
3,54および光ファイバケーブルF1,F2,F3,
F4を介して入力端末101,102,103,104
を接続している。また各ローカルエリアネットワークの
他のトランシーバから系統現象記録装置およびオシロ装
置へは、AUI(Attachment Unit Interface)ケーブル
を介してAUIコネクタを引き出している。系統現象記
録装置は各AUIコネクタより、各入力端末101,1
02,103,104から伝送されたデータを受けて、
4つの計測対象における有効電力、無効電力、実効電
圧、周波数および電圧・電流の高調波成分をそれぞれ計
測し、これを順次更新記憶し、異常検出前後のデータを
ファイルとして記録する。また、オシロ装置はそれぞれ
AUIコネクタより、各入力端末101,102,10
3,104から伝送されたデータを受けて、4つの計測
対象における電圧・電流の瞬時値のデータ列を順次更新
記憶し、事故発生時前後のデータをオシロファイルとし
て記録する。このような系統現象記録装置やオシロ装置
以外の新たな計測装置を設置する場合も同様に、ローカ
ルエリアネットワーク201,202,203,204
にそれぞれトランシーバを設け、AUIケーブルを引出
し、AUIコネクタを設けて、その新たな計測装置を接
続するだけでよい。従って、新たな計測装置の加入は入
力端末や他の計測装置に影響を与えない。尚、このよう
にローカルエリアネットワーク201〜204にそれぞ
れ複数のトランシーバを必要に応じて個別に設けてもよ
いが、マルチポートレシーバを予め設けておいてもよ
い。
【0015】図3は入力端末の構成を示すブロック図で
ある。同図においてCPU6はROM7に予め書き込ま
れたプログラムを実行する。RAM8はその際にサンプ
リングデータの一時記憶および実効値演算の際のワーキ
ングエリアなどとして用いる。AuxPTおよびAux
CTは図1に示した各ユニットにおける計器用変圧器お
よび変流器からの信号を入力する補助PTおよび補助C
Tである。これらの信号はアナログフィルタ1a,1
b,1c,1dによって不要周波数帯域が除去され、サ
ンプルホールド回路2a,2b,2c,2dによりサン
プルホールドされる。マルチプレクサ3はサンプルホー
ルド回路2a〜2dのうち1つを選択してADコンバー
タ4へ与える。ADコンバータ4は入力信号をディジタ
ルデータに変換する。CPU6はI/Oポート5を介し
てサンプルホールド回路2a〜2dおよびADコンバー
タ4に対しタイミング信号を与え、マルチプレクサ3に
対し選択信号を与え、AD変換されたデータを入力す
る。通信インタフェース9はデータのシリアル伝送イン
タフェース回路であり、光電変換器10は光ファイバケ
ーブルと通信インタフェース9との間で光電変換を行
う。CPU6はこの通信インタフェース9を介して図2
に示したローカルエリアネットワーク(201〜20
4)に接続されている計測装置へデータの一斉同報を行
う。またCPU6はインタフェース11を介して表示パ
ネル12に電圧・電流の実効値などの表示を行い、イン
タフェース13を介してキースイッチ14の操作を読み
取る。
【0016】図4は図2に示した系統現象記録装置およ
びオシロ装置の構成を示すブロック図である。ブロック
図として表せば両計測装置の構成は同一であるので図4
を基に系統現象記録装置とオシロ装置の構成を共に説明
する。図4においてCPU22はROM23に予め書き
込まれたプログラムを実行する。RAM24はその際に
各種演算処理のためのワーキングエリアとして用いる。
LANインタフェース21は図2に示したローカルエリ
アネットワーク(201〜204)を介するデータ伝送
制御を行う。CPU22はこのLANインタフェース2
1を介して、入力端末から送信されるデータを読み取っ
て目的の計測処理を行う。外部記憶装置26はハードデ
ィスク装置などであり、CPU22はインタフェース2
5を介して、求めた計測データをファイルとして外部記
憶装置26に記録する。またCPU22はインタフェー
ス27,29を介してプリンタ28および表示パネル3
0に計測結果の出力を行う。通信インタフェース31は
図2では示さなかった遠方の装置との間で通信制御を行
う。例えば系統現象記録装置の場合、パケット網(DN
S)または保安回線網(電話回線)を介して本店に設置
されているコンピュータで遠方整定およびデータ解析を
行う。またオシロ装置の場合、専用回線を介して制御所
に設置されているコンピュータで遠方整定およびデータ
解析を行い、さらに保安回線網を介して各支店などへ事
故時の電圧・電流波形などのファックスサービスを行
う。
【0017】図5は入力端末からローカルエリアネット
ワークに対して送信される1つのパケットの内容を示す
図である。ここで「実効値」はユニット内の複数のPT
およびCTから入力して求めた各部の電圧・電流の実効
値であり、「瞬時値」はユニット内の複数のPTおよび
CTから入力した各部の電圧・電流信号を1サイクル当
たり36回サンプリングを行って求めた、10サイクル
分の電圧・電流の瞬時値である。各入力端末はこのよう
なパケットを200msごとにUDP/IP(User Data
gram Protocol/Internet Protocol)プロトコルにて送信
する。このプロトコルはOSI参照モデルのトランスポ
ート層をUDPプロトコル、ネットワーク層をIPプロ
トコルで通信するものであり、通信を始める前にコネク
ションの確立は行われず、すなわち確認応答を得ること
なく、伝送データに付加するヘッダ(UDPヘッダ)中
に毎回宛先ポートを指定することによってデータの送信
を行うため、それぞれの受信側が同時にデータを受信す
ることによって、一斉同報(ブロードキャスト)が可能
な通信プロトコルである。
【0018】図6は入力端末の処理手順を示すフローチ
ャートである。(B)は0.55msごとに行われる処
理内容であり、入力端末は0.55msごとにサンプリ
ングを行い、電圧・電流の瞬時値を順次蓄積記憶する。
(A)はメインの処理手順を示すフローチャートであ
り、まず10サイクル分のデータの蓄積が行われたか否
かを判定し、行われたなら、その10サイクル分の電圧
・電流の瞬時値から電圧・電流の実効値を算出する。そ
してこの実効値と、既に求めている10サイクル分の電
圧・電流の瞬時値から図5に示したパケットを作成し、
これをUDP/IPプロトコルにてローカルエリアネッ
トワークへ一斉同報する。これにより、入力端末と各計
測装置との間で相互にデータ伝送を行う必要がなく、各
計測装置が同時に電気的変量データを受信することがで
きる。従って計測装置全体の数が多くても、すべての計
測装置が電気的変量データを確実に受信することができ
る。尚、この通信では計測装置からの受信応答が返らな
いので、各計測装置が誤りなくデータを受信したかどう
かは入力端末側で判定できないが、1パケットの伝送は
200msごとの短時間周期で刻々と行われるので、仮
に途中で多少のデータ伝送エラーが生じても、系統現象
記録装置やオシロ装置としての計測処理には不都合とは
ならない。
【0019】図7は系統現象記録装置の処理手順を示す
フローチャートである。まず受け取った1パケット分の
データのうち電圧・電流の瞬時値から有効電力P、無効
電力Qおよび基本波周波数Fを算出する。また電圧・電
流の瞬時値から高調波分析を行い、所定次数までの各次
数の含有率を求める。そして有効電力P、無効電力Q、
実効電圧V、基本波周波数Fおよび各次数の高調波含有
率を蓄積記憶する。その後、これらのデータをファイル
として記録すべきか否を判定し、必要に応じてファイル
化する。例えば、上記各データが予め定めた正常値の範
囲を超えてから一定時間を経過していれば、その時点ま
でに蓄積記憶していたP,Q,V,Fおよび高調波含有
率のデータを外部記憶装置にファイルとして記録する。
これにより、系統が異常状態となった前後のP,Q,
V,Fおよび高調波含有率のデータを記録する。
【0020】図8はオシロ装置の処理手順を示すフロー
チャートである。まず受け取った1つのパケットから1
0サイクル分の電圧電流の瞬時値を蓄積記憶する。この
記憶はいわゆるリングバッファ形式で順次記憶するもの
であり、最新の数10サイクル分の期間について電圧・
電流の瞬時値を順次更新する。その後、これらのデータ
をファイルとして記録すべきか否を判定し、必要に応じ
てファイル化する。例えば、これらの瞬時値が予め定め
た正常値範囲を超えたなら、その時点を基点として前後
所定サイクル分の電圧・電流の瞬時値のデータ列を外部
記憶装置にファイルとして記録する。
【0021】
【発明の効果】この発明の請求項1に係る電力系統計測
システムによれば、入力端末が電力系統の計測対象にお
ける電圧・電流信号をサンプリングした瞬時値等の電気
的変量データを求め、これらのデータをローカルエリア
ネットワークに接続されている計測装置へ一斉同報な通
信プロトコルにより一斉同報するため、入力端末と各計
測装置との間で相互にデータ伝送を行う必要がなく、各
計測装置が同時に電気的変量データを受信することがで
きる。従って計測装置を追加して、計測装置全体の数が
増しても、すべての計測装置が電気的変量データを確実
に受信することができる。また、各計測装置ではそれぞ
れが電圧・電流信号のサンプリング、AD変換および例
えば実効値算出などを行う必要がない。さらに、新たな
計測装置を追加する場合も計測対象に設けられているP
TやCTからの信号を引き込む処理が不要となり、計測
装置を単にローカルエリアネットワークに接続するだけ
でよい。また、前記ローカルエリアネットワークを例え
ば本館に設け、入力端末をユニット室に設け、両者間を
光ファイバなどで接続することによって、本館において
各種計測を集中して行えるようになる。
【0022】この発明の請求項2に係る電力系統計測シ
ステムによれば、複数の計測対象ごとにそれぞれ入力端
末とローカルエリアネットワークが設けられ、各種計測
装置がそれぞれの入力端末からのデータを各ローカルエ
リアネットワークを介して受信して計測を行うため、計
測対象ごとに各種計測装置を設ける必要がなく、例えば
単一の系統現象記録装置や単一のオシロ装置などによっ
て複数の計測対象における系統の安定度のチェックや事
故解析を行うことができる。
【0023】この発明の請求項3に係る電力系統計測シ
ステムによれば、入力端末からローカルエリアネットワ
ークを介して各計測装置に対して、電圧・電流の複数サ
イクル分の瞬時値等の電気的変量データからなるパケッ
トが一定周期で一斉同報されるため、入力端末のサンプ
リングタイミングごとにローカルエリアネットワークが
占有されることがなく、データ伝送処理が効率良く行わ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る電力系統の計測対象の例を示す図
である。
【図2】電力系統計測システムの構成を示すブロック図
である。
【図3】入力端末の構成を示すブロック図である。
【図4】計測装置の構成を示すブロック図である。
【図5】入力端末から送信されるデータのパケットの構
成を示す図である。
【図6】入力端末の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図7】系統現象記録装置の処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図8】オシロ装置の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図9】従来の電力系統計測システムの構成例を示す図
である。
【符号の説明】
U1,U2,U3,U4−ユニット(計測対象) CB−遮断器 DS−断路器 PT−計器用変圧器 CT−変流器 F1,F2,F3,F4−光ファイバケーブル AuxPT−補助計器用変圧器 AuxCT−補助変流器 10−光電変換器 12−表示パネル 14−キースイッチ 51,52,53,54−光電変換器 101,102,103,104−入力端末 201,202,203,204−ローカルエリアネッ
トワーク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローカルエリアネットワークに接続さ
    れ、電力系統の計測対象における電圧・電流の信号をサ
    ンプリングした瞬時値等の電気的変量データを求め、こ
    れらのデータを前記ローカルエリアネットワークに接続
    されている各装置へ一斉同報な通信プロトコルにより一
    斉同報する入力端末と、前記ローカルエリアネットワー
    クに接続され、それぞれが前記データを受信して各種計
    測を行う複数種の計測装置とからなる電力系統計測シス
    テム。
  2. 【請求項2】 前記入力端末と前記ローカルエリアネッ
    トワークを電力系統の複数の計測対象毎に設け、前記各
    種計測装置は各ローカルエリアネットワークを介して複
    数の入力端末からのデータを受信して、各計測対象につ
    いての各種計測を行うものである請求項1に記載の電力
    系統計測システム。
  3. 【請求項3】 前記入力端末は、電圧・電流の複数サイ
    クル分の瞬時値等の電気的変量データからなるパケット
    を一定周期で前記ローカルエリアネットワークに接続さ
    れている各装置へ一斉同報な通信プロトコルにより一斉
    同報し、前記各計測装置は、それぞれが前記パケットを
    受信して電圧・電流の複数サイクル分の瞬時値および/
    または実効値から各種計測を行うものである請求項1ま
    たは2に記載の電力系統計測システム。
JP7287288A 1995-11-06 1995-11-06 電力系統計測システム Pending JPH09135543A (ja)

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