JPH09135280A - 受信機へのインパルス雑音の影響を減少させる方法および装置 - Google Patents
受信機へのインパルス雑音の影響を減少させる方法および装置Info
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- JPH09135280A JPH09135280A JP8192121A JP19212196A JPH09135280A JP H09135280 A JPH09135280 A JP H09135280A JP 8192121 A JP8192121 A JP 8192121A JP 19212196 A JP19212196 A JP 19212196A JP H09135280 A JPH09135280 A JP H09135280A
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- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03G—CONTROL OF AMPLIFICATION
- H03G3/00—Gain control in amplifiers or frequency changers
- H03G3/20—Automatic control
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- H03G3/344—Muting responsive to the amount of noise (noise squelch)
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L27/00—Modulated-carrier systems
- H04L27/32—Carrier systems characterised by combinations of two or more of the types covered by groups H04L27/02, H04L27/10, H04L27/18 or H04L27/26
- H04L27/34—Amplitude- and phase-modulated carrier systems, e.g. quadrature-amplitude modulated carrier systems
- H04L27/38—Demodulator circuits; Receiver circuits
- H04L27/3845—Demodulator circuits; Receiver circuits using non - coherent demodulation, i.e. not using a phase synchronous carrier
- H04L27/3854—Demodulator circuits; Receiver circuits using non - coherent demodulation, i.e. not using a phase synchronous carrier using a non - coherent carrier, including systems with baseband correction for phase or frequency offset
-
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B1/00—Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
- H04B1/06—Receivers
- H04B1/10—Means associated with receiver for limiting or suppressing noise or interference
- H04B1/1027—Means associated with receiver for limiting or suppressing noise or interference assessing signal quality or detecting noise/interference for the received signal
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- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Noise Elimination (AREA)
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】QAMあるいはPAM-VSB復調回路などのデジタ
ル受信回路中のインパルス雑音の存在を正確に特定する
ための方法と装置が求められている。 【解決手段】デジタルデータを表す信号中のインパルス
雑音の存在を検出し、これに従って、受信機中での制限
動作あるいは停止動作を実行するための方法および装置
が開示されている。インパルス雑音の存在を検出するた
めに、各々の受信信号についての即時スライス誤差エネ
ルギーを推定し、この推定値を、インパルス雑音を表す
予め定められたしきい値レベルと比較する。インパルス
雑音しきい値を適応的に定める実施例では、適応的なイ
ンパルス雑音しきい値レベルは、即時スライス誤差エネ
ルギー値を多くの記号にわたる継続時間中で平均化し、
予め定められたゲインを、平均化されたスライス誤差エ
ネルギー値に掛け合わせることにより、インパルス雑音
しきい値を得るものとなっている。
ル受信回路中のインパルス雑音の存在を正確に特定する
ための方法と装置が求められている。 【解決手段】デジタルデータを表す信号中のインパルス
雑音の存在を検出し、これに従って、受信機中での制限
動作あるいは停止動作を実行するための方法および装置
が開示されている。インパルス雑音の存在を検出するた
めに、各々の受信信号についての即時スライス誤差エネ
ルギーを推定し、この推定値を、インパルス雑音を表す
予め定められたしきい値レベルと比較する。インパルス
雑音しきい値を適応的に定める実施例では、適応的なイ
ンパルス雑音しきい値レベルは、即時スライス誤差エネ
ルギー値を多くの記号にわたる継続時間中で平均化し、
予め定められたゲインを、平均化されたスライス誤差エ
ネルギー値に掛け合わせることにより、インパルス雑音
しきい値を得るものとなっている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルシステム
のインパルス雑音を検出するため、およびインパルス雑
音が受信機回路に及ぼす影響を制限するための方法およ
び装置に関するものである。
のインパルス雑音を検出するため、およびインパルス雑
音が受信機回路に及ぼす影響を制限するための方法およ
び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】デジタル形式でのデータ転送は、常識に
なりつつある。現在のデジタルデータを送る伝送チャネ
ルは、付加的なインパルス雑音を含む様々な損傷を被っ
ている。
なりつつある。現在のデジタルデータを送る伝送チャネ
ルは、付加的なインパルス雑音を含む様々な損傷を被っ
ている。
【0003】付加的なインパルス雑音は、受信機の復調
器部分などの、受信機内部の様々なシステムの動作を妨
げるものである。受信機の復調器部分には、例えば、キ
ャリア回復システムや等化更新システムなどが含まれて
いる。これらのシステムは、高度な誤差を含むインパル
ス雑音が存在する場合には、その機能を正しく実行する
ことが困難となる。
器部分などの、受信機内部の様々なシステムの動作を妨
げるものである。受信機の復調器部分には、例えば、キ
ャリア回復システムや等化更新システムなどが含まれて
いる。これらのシステムは、高度な誤差を含むインパル
ス雑音が存在する場合には、その機能を正しく実行する
ことが困難となる。
【0004】エレクトロニック エンジニアズ ハンドブ
ック、第3版、マグローヒル社 1989年刊(The Electro
nic Engineers' Handbook, third edition, McGraw Hil
l 1989)では、受信機回路に関する一般的な見解とし
て、以下のことが記載されている。“雑音が比較的低密
度の大きな振幅のインパルスを含む場合には、雑音が存
在する間にはシステムの動作を制限したり動作を遮断
し、一方、インパルス雑音が存在しない時には、システ
ムを通常の動作とすることにより、最良のシステム性能
を得ることができる”。
ック、第3版、マグローヒル社 1989年刊(The Electro
nic Engineers' Handbook, third edition, McGraw Hil
l 1989)では、受信機回路に関する一般的な見解とし
て、以下のことが記載されている。“雑音が比較的低密
度の大きな振幅のインパルスを含む場合には、雑音が存
在する間にはシステムの動作を制限したり動作を遮断
し、一方、インパルス雑音が存在しない時には、システ
ムを通常の動作とすることにより、最良のシステム性能
を得ることができる”。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の記載は、インパ
ルス雑音が入っている間は、受信機の動作を制限したり
遮断することが望ましいことを提示している一方、デジ
タルデータを示す信号中でインパルス雑音の存在をどの
ように検出するのか、また、提案されているようなシス
テムの動作の制限や遮断をどのように実現するのかにつ
いては、言及していない。
ルス雑音が入っている間は、受信機の動作を制限したり
遮断することが望ましいことを提示している一方、デジ
タルデータを示す信号中でインパルス雑音の存在をどの
ように検出するのか、また、提案されているようなシス
テムの動作の制限や遮断をどのように実現するのかにつ
いては、言及していない。
【0006】デジタルデータを表す信号の場合には、そ
の信号は、複数の異なるエネルギーレベルのひとつに対
応した値に復調され、意志決定プロセスに影響を及ぼす
インパルス雑音は、伝送される信号の全体的な許容振幅
幅以内に収まるようにはなるが、インパルス雑音によっ
て、伝送信号が誤まった値や不定の値をとるため、依然
として不適切な決定がなされる結果となる。この状況に
よって、インパルス雑音の持続時間をこえる時間にわた
って受信した記号を正確に復調できる本来の回路特性
に、悪影響をおよぼす恐れがある。
の信号は、複数の異なるエネルギーレベルのひとつに対
応した値に復調され、意志決定プロセスに影響を及ぼす
インパルス雑音は、伝送される信号の全体的な許容振幅
幅以内に収まるようにはなるが、インパルス雑音によっ
て、伝送信号が誤まった値や不定の値をとるため、依然
として不適切な決定がなされる結果となる。この状況に
よって、インパルス雑音の持続時間をこえる時間にわた
って受信した記号を正確に復調できる本来の回路特性
に、悪影響をおよぼす恐れがある。
【0007】キャリア回復の暗示によって、インパルス
雑音の結果としてもたらされる不適当な決断は、直交振
幅変調(QAM)を用いるシステムにおいて、特に重大
な問題を与えることになる。多くのQAM復調回路で
は、キャリア回復は、入力記号とそれに対応した所望の
値との間の角度の差に基づき、各々の受信信号での位相
誤差を求めることによって実現されている。更に、この
位相誤差は、フェーズロックループ(PLL)、例えば、
デジタルPLL(DPLL)を駆動し、信号への正弦波の反
回転を固定するために用いられる。インパルス雑音が入
ってきた時に、もし入力記号が不的確な処理ブロックに
送られたならば、位相誤差の決定は、ことごとく誤りと
なる。このような場合には、不正確なターゲット記号
が、位相誤差計算に用いられてしまい、その結果、その
後のいくつかの記号の復号化に影響をおよぼす恐れのあ
る信号同期の失敗に至るものとなる。
雑音の結果としてもたらされる不適当な決断は、直交振
幅変調(QAM)を用いるシステムにおいて、特に重大
な問題を与えることになる。多くのQAM復調回路で
は、キャリア回復は、入力記号とそれに対応した所望の
値との間の角度の差に基づき、各々の受信信号での位相
誤差を求めることによって実現されている。更に、この
位相誤差は、フェーズロックループ(PLL)、例えば、
デジタルPLL(DPLL)を駆動し、信号への正弦波の反
回転を固定するために用いられる。インパルス雑音が入
ってきた時に、もし入力記号が不的確な処理ブロックに
送られたならば、位相誤差の決定は、ことごとく誤りと
なる。このような場合には、不正確なターゲット記号
が、位相誤差計算に用いられてしまい、その結果、その
後のいくつかの記号の復号化に影響をおよぼす恐れのあ
る信号同期の失敗に至るものとなる。
【0008】従って、QAMあるいはPAM−VSB復
調回路などのデジタル受信回路中のインパルス雑音の存
在を正確に特定するための方法と装置を提供する必要が
ある。更に、たとえ他の種類の雑音が比較的小さいため
に、インパルス雑音が存在している間に、例えば信号の
同期の失敗を防ぐために受信システムのさまざま部分の
動作を適度に制限したり停止できるような場合であって
も、このような方法と装置によってインパルス雑音の存
在を特定できることが望ましい。
調回路などのデジタル受信回路中のインパルス雑音の存
在を正確に特定するための方法と装置を提供する必要が
ある。更に、たとえ他の種類の雑音が比較的小さいため
に、インパルス雑音が存在している間に、例えば信号の
同期の失敗を防ぐために受信システムのさまざま部分の
動作を適度に制限したり停止できるような場合であって
も、このような方法と装置によってインパルス雑音の存
在を特定できることが望ましい。
【0009】更に、経済的な観点からは、このようなイ
ンパルス雑音の検出方法と検出装置は、比較的単純な構
成で、簡単に実現でき、様々な復調器の設計仕様に互換
性を有することが、特に望ましい。
ンパルス雑音の検出方法と検出装置は、比較的単純な構
成で、簡単に実現でき、様々な復調器の設計仕様に互換
性を有することが、特に望ましい。
【0010】本発明の目的は、受信機中のインパルス雑
音の存在を検出するため、および、その検出結果に応じ
て受信機の動作を制限したり停止させる操作を行うため
の方法および装置を提供することにある。
音の存在を検出するため、および、その検出結果に応じ
て受信機の動作を制限したり停止させる操作を行うため
の方法および装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、インパルス雑
音検出方法および装置は、「インパルス雑音がシステム
中に存在する時には、ガウス雑音や量子化雑音などによ
って生ずるシステム中の平均雑音のレベルよりも、通
常、振幅の高いものになる」という原理に基づくもので
ある。
音検出方法および装置は、「インパルス雑音がシステム
中に存在する時には、ガウス雑音や量子化雑音などによ
って生ずるシステム中の平均雑音のレベルよりも、通
常、振幅の高いものになる」という原理に基づくもので
ある。
【0012】本発明によれば、インパルス雑音の存在を
検出するために、一実施例では、各受信記号の瞬時スラ
イス誤差エネルギーを推定し、インパルス雑音を表すあ
らかじめ定めたしきい値あるいは、インパルス雑音の適
応しきい値と比較される。一実施例では、多くの記号の
期間に渡る即時スライス誤差エネルギー値を平均化し、
さらに、平均化された誤差エネルギー値にあらかじめ選
択されたゲインを掛け合わせることによって、インパル
ス雑音の適応しきい値が得られる。
検出するために、一実施例では、各受信記号の瞬時スラ
イス誤差エネルギーを推定し、インパルス雑音を表すあ
らかじめ定めたしきい値あるいは、インパルス雑音の適
応しきい値と比較される。一実施例では、多くの記号の
期間に渡る即時スライス誤差エネルギー値を平均化し、
さらに、平均化された誤差エネルギー値にあらかじめ選
択されたゲインを掛け合わせることによって、インパル
ス雑音の適応しきい値が得られる。
【0013】インパルス雑音が検出された時には、信号
は、インパルス雑音の検出と存在を示すものとして、確
定される。
は、インパルス雑音の検出と存在を示すものとして、確
定される。
【0014】多くの実施例では、キャリア回復位相誤差
補正動作と他の決定に依存した動作は、インパルス雑音
がもはや検出されなくなるまで、あるいは、インパルス
雑音が検出された後の決められた時間幅に渡って、適切
に修正される。
補正動作と他の決定に依存した動作は、インパルス雑音
がもはや検出されなくなるまで、あるいは、インパルス
雑音が検出された後の決められた時間幅に渡って、適切
に修正される。
【0015】本発明に係る方法と装置に関する他の様々
な特徴と実施例について、以下詳細に説明する。
な特徴と実施例について、以下詳細に説明する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、各図を参照し、説明する。
まず始めに、第1図は、本発明の第1の実施例に従って
実装される、符号10によって一般的に表されるQAM
復号回路を表している。
まず始めに、第1図は、本発明の第1の実施例に従って
実装される、符号10によって一般的に表されるQAM
復号回路を表している。
【0017】復号回路10は、反回転器(デローテー
タ)12、スライサ20、位相誤差補正("PEC")回路
14、および位相誤差検出回路18からなる。復号回路
10は、さらに、スライス誤差エネルギー推定回路3
0、比較回路26および、マルチプレクサ(MUX)1
6を有する。PEC回路14は、ループフィルタと、電
圧あるいは数値制御発振器を有するものであってよい。
タ)12、スライサ20、位相誤差補正("PEC")回路
14、および位相誤差検出回路18からなる。復号回路
10は、さらに、スライス誤差エネルギー推定回路3
0、比較回路26および、マルチプレクサ(MUX)1
6を有する。PEC回路14は、ループフィルタと、電
圧あるいは数値制御発振器を有するものであってよい。
【0018】デローテータ12は、例えば、パスバンド
でのQAM記号を受け取り、受信した記号を、PEC回
路によって、位相誤差補正信号出力の関数としてベース
バンドに転送する。QAMベースバンド記号列であるデ
ローテータ12からの出力は、スライサ20によってター
ゲット記号に分割される。
でのQAM記号を受け取り、受信した記号を、PEC回
路によって、位相誤差補正信号出力の関数としてベース
バンドに転送する。QAMベースバンド記号列であるデ
ローテータ12からの出力は、スライサ20によってター
ゲット記号に分割される。
【0019】デローテータ12によって出力されるベー
スバンド記号出力は、位相誤差検出回路18と、スライ
ス誤差エネルギー推定回路30への入力として与えら
れ、さらに、スライサー20によってターゲット記号が
生成される。位相誤差検出回路18は、ベースバンド記
号とそれに対応したターゲット記号、すなわち、ベース
バンドに対応したスライス化された値とを用い、従来例
でもよく知られているように、位相誤差値を求めるもの
である。計算で得られた位相誤差値は、例えば、キャリ
ア回復のために用いられる。
スバンド記号出力は、位相誤差検出回路18と、スライ
ス誤差エネルギー推定回路30への入力として与えら
れ、さらに、スライサー20によってターゲット記号が
生成される。位相誤差検出回路18は、ベースバンド記
号とそれに対応したターゲット記号、すなわち、ベース
バンドに対応したスライス化された値とを用い、従来例
でもよく知られているように、位相誤差値を求めるもの
である。計算で得られた位相誤差値は、例えば、キャリ
ア回復のために用いられる。
【0020】スライス誤差エネルギー推定回路30は、
加算器22と二乗器24とから構成されている。スライ
ス誤差エネルギーは、様々な方法で推定することができ
るが、第1図に示した本実施例では、ターゲット記号の
値を加算器22によってベースバンド記号値から差し引
き、さらに、この減算結果を二乗器24によって二乗す
るものとした。二乗器24の出力は、処理対象となる記
号に対応した瞬時スライス誤差エネルギーの推定値を表
すものである。QAM信号の場合には、スライス誤差エ
ネルギー推定回路30は、複素数に対して処理を行なう
ことが分かる。従って、加算器22は、ベースバンド記
号とターゲット記号の間の同相(I-)誤差および直交位
相(Q-)誤差を表す複素値をもつ出力を与えるものとな
る。二乗器24は、加算器22によって得られた同相誤
差と直交位相誤差の二乗を加算するように動作する。
加算器22と二乗器24とから構成されている。スライ
ス誤差エネルギーは、様々な方法で推定することができ
るが、第1図に示した本実施例では、ターゲット記号の
値を加算器22によってベースバンド記号値から差し引
き、さらに、この減算結果を二乗器24によって二乗す
るものとした。二乗器24の出力は、処理対象となる記
号に対応した瞬時スライス誤差エネルギーの推定値を表
すものである。QAM信号の場合には、スライス誤差エ
ネルギー推定回路30は、複素数に対して処理を行なう
ことが分かる。従って、加算器22は、ベースバンド記
号とターゲット記号の間の同相(I-)誤差および直交位
相(Q-)誤差を表す複素値をもつ出力を与えるものとな
る。二乗器24は、加算器22によって得られた同相誤
差と直交位相誤差の二乗を加算するように動作する。
【0021】このように、第1図に示した実施例では、
瞬時雑音あるいは誤差エネルギーは、到着した記号とタ
ーゲットポイントとの間の誤差を測定し、測定結果を二
乗することによって計算する。すなわち、 瞬時スライス誤差エネルギー = (ZIN - ZSLICED)2 ここで、ZIN は、到着した記号値であり、ZSLICEDは、
ZIN が減少する決定領域に対するターゲット記号の値で
ある。
瞬時雑音あるいは誤差エネルギーは、到着した記号とタ
ーゲットポイントとの間の誤差を測定し、測定結果を二
乗することによって計算する。すなわち、 瞬時スライス誤差エネルギー = (ZIN - ZSLICED)2 ここで、ZIN は、到着した記号値であり、ZSLICEDは、
ZIN が減少する決定領域に対するターゲット記号の値で
ある。
【0022】スライス誤差の大きさを推定するために二
乗器24を用いる代わりとして、誤差エネルギーの絶対
値を用い、スライス誤差の大きさを表す指標を与えるこ
とができる。すなわち、スライス誤差エネルギーは、|
ZIN - ZSLICED|として計算によって得られる。
乗器24を用いる代わりとして、誤差エネルギーの絶対
値を用い、スライス誤差の大きさを表す指標を与えるこ
とができる。すなわち、スライス誤差エネルギーは、|
ZIN - ZSLICED|として計算によって得られる。
【0023】本発明によれば、スライス誤差の大きさを
表す指標、例えば第1図の構成で採用した誤差エネルギ
ーの二乗値、あるいはスライス誤差エネルギーの絶対値
は、固定または適応しきい値のいずれか一方に対応づけ
られる。もし、しきい値を越える場合には、比較操作の
結果によって、インパルス雑音が存在することが判定さ
れる。
表す指標、例えば第1図の構成で採用した誤差エネルギ
ーの二乗値、あるいはスライス誤差エネルギーの絶対値
は、固定または適応しきい値のいずれか一方に対応づけ
られる。もし、しきい値を越える場合には、比較操作の
結果によって、インパルス雑音が存在することが判定さ
れる。
【0024】システム内の雑音がガウス分布している場
合には、スライス誤差エネルギーが与えられたしきい値
を上回る可能性は、σ、すなわち誤差の実効値(RM
S)に関連した誤差のしきい値の大きさに依存する。例
えば、ガウス雑音は、継続時間の0.03(3%)のみ
振幅において3σ(エネルギーにおいて9σ2)だけ上
回る。一方、インパルス雑音では、その値は、σの3倍
から5倍だけ上回ることが予想される。もし雑音が厳密
にガウス分布となるならば、このような突出した値とな
ることは希である。
合には、スライス誤差エネルギーが与えられたしきい値
を上回る可能性は、σ、すなわち誤差の実効値(RM
S)に関連した誤差のしきい値の大きさに依存する。例
えば、ガウス雑音は、継続時間の0.03(3%)のみ
振幅において3σ(エネルギーにおいて9σ2)だけ上
回る。一方、インパルス雑音では、その値は、σの3倍
から5倍だけ上回ることが予想される。もし雑音が厳密
にガウス分布となるならば、このような突出した値とな
ることは希である。
【0025】再び、第1図に示した実施例について、ス
ライス誤差エネルギーの二乗を表す二乗器24の出力
は、第1図では記号Aで示されており、比較器26の第
1入力に与えられる。比較器26は、スライス誤差エネ
ルギーAと、記号Bで示されるインパルス雑音の固定し
きい値とを比較する。このように、第1図に示した実施
例では、適応しきい値よりも固定しきい値を用いて、イ
ンパルス性雑音が存在する時を決定する。
ライス誤差エネルギーの二乗を表す二乗器24の出力
は、第1図では記号Aで示されており、比較器26の第
1入力に与えられる。比較器26は、スライス誤差エネ
ルギーAと、記号Bで示されるインパルス雑音の固定し
きい値とを比較する。このように、第1図に示した実施
例では、適応しきい値よりも固定しきい値を用いて、イ
ンパルス性雑音が存在する時を決定する。
【0026】固定あるいはあらかじめ選択されたインパ
ルス雑音のしきい値Bを決定する一例を以下説明する。
まず始めに、用いられる受信機での典型的な平均二乗
(MS)雑音エネルギー値を推定する。次に、この値に
ファクタ、例えば、16を掛け合わせ、σ、すなわち、
実効値(RMS)ガウス雑音の3倍または4倍未満の振
幅をもつガウス雑音が、誤ってインパルス雑音として判
定されないようにする。本実施例のような場合には、も
しインパルス雑音を判別するためのしきい値Bが誤差の
振幅、例えば、二乗振幅σ2の4倍であるならば、それ
は、16σ2、あるいは、典型的なMS雑音の16倍と
なる。しきい値に用いられる値Bは、装備される特定の
受信機回路の機能と、インパルス検出でどの程度の誤認
識を許容するかに応じて、選択されるものであってよ
い。従って、個々の実施例に従って、特定の受信機回路
を動作させるのに適したガウス雑音確率関数の上の関数
として、しきい値Bは、その特定の受信機回路に適した
値に定めることができる。
ルス雑音のしきい値Bを決定する一例を以下説明する。
まず始めに、用いられる受信機での典型的な平均二乗
(MS)雑音エネルギー値を推定する。次に、この値に
ファクタ、例えば、16を掛け合わせ、σ、すなわち、
実効値(RMS)ガウス雑音の3倍または4倍未満の振
幅をもつガウス雑音が、誤ってインパルス雑音として判
定されないようにする。本実施例のような場合には、も
しインパルス雑音を判別するためのしきい値Bが誤差の
振幅、例えば、二乗振幅σ2の4倍であるならば、それ
は、16σ2、あるいは、典型的なMS雑音の16倍と
なる。しきい値に用いられる値Bは、装備される特定の
受信機回路の機能と、インパルス検出でどの程度の誤認
識を許容するかに応じて、選択されるものであってよ
い。従って、個々の実施例に従って、特定の受信機回路
を動作させるのに適したガウス雑音確率関数の上の関数
として、しきい値Bは、その特定の受信機回路に適した
値に定めることができる。
【0027】再び第1図を参照し説明する。スライス誤
差エネルギー値Aが、インパルス雑音の検出レベルを表
わすインパルスしきい値Bを超えると、比較器26の出
力信号SELが現われる。信号SELは、MUX16の
制御入力に与えられる。MUX16の第一入力には、値
0が供給され、一方、その第二入力には、位相検出回路
18により生成された位相誤差信号が供給される。MU
X16はSEL信号によって制御され、SEL信号が入
力された場合には、MUX16の第一入力に与えらた値
0がMUX16から出力され、一方、SEL信号の入力
がない場合には、その第二入力に与えられた位相誤差信
号がMUX16から出力される。従って、MUX16か
らは、インパルス雑音が検出された時に、値0をもつ信
号が出力され、それ以外の時には、計算された位相誤差
に対応した信号が出力される。MUX16の出力は、デ
ローテータ12に供給され、位相誤差を消去あるいは減
少させるためにデローテータ12を制御する位相誤差補
正信号を生成するために用いられるPEC回路14の入
力として与えられる。
差エネルギー値Aが、インパルス雑音の検出レベルを表
わすインパルスしきい値Bを超えると、比較器26の出
力信号SELが現われる。信号SELは、MUX16の
制御入力に与えられる。MUX16の第一入力には、値
0が供給され、一方、その第二入力には、位相検出回路
18により生成された位相誤差信号が供給される。MU
X16はSEL信号によって制御され、SEL信号が入
力された場合には、MUX16の第一入力に与えらた値
0がMUX16から出力され、一方、SEL信号の入力
がない場合には、その第二入力に与えられた位相誤差信
号がMUX16から出力される。従って、MUX16か
らは、インパルス雑音が検出された時に、値0をもつ信
号が出力され、それ以外の時には、計算された位相誤差
に対応した信号が出力される。MUX16の出力は、デ
ローテータ12に供給され、位相誤差を消去あるいは減
少させるためにデローテータ12を制御する位相誤差補
正信号を生成するために用いられるPEC回路14の入
力として与えられる。
【0028】インパルス雑音が検出された時に、値0の
位相誤差信号をMUX16に出力させることにより、現
在の位相誤差がゼロであることを定義するという観点に
立って、キャリア回復回路を効果的に処理停止させるこ
とができる。この位相誤差値は、通常、不正確なもので
あるが、通常、多分に大きく、誤差を含む位相誤差の計
算を、インパルス雑音の存在によって雑音成分を含んだ
記号に基づいて行うよりも、一般的に、この位相誤差値
は、より信頼のおけるものである。
位相誤差信号をMUX16に出力させることにより、現
在の位相誤差がゼロであることを定義するという観点に
立って、キャリア回復回路を効果的に処理停止させるこ
とができる。この位相誤差値は、通常、不正確なもので
あるが、通常、多分に大きく、誤差を含む位相誤差の計
算を、インパルス雑音の存在によって雑音成分を含んだ
記号に基づいて行うよりも、一般的に、この位相誤差値
は、より信頼のおけるものである。
【0029】例えば、SEL信号の出力により、インパ
ルス雑音の存在が認められると、MUX16のような選
択された回路の動作は、単一の記号の存続期間、例え
ば、出力されるSEL信号によって得られる記号の継続
期間よりも、複数の記号の継続期間にわたって修正され
るものであってよい。このように、もし、インパルス雑
音が、復調される記号の上に存続するものの、付随する
雑音が、インパルス雑音の判定のためのしきい値、例え
ば、あらかじめ選ばれた値Bを超えない場合には、回路
10は、インパルス雑音が検出され続けるものと見なし
て、インパルス状態で動作を継続するものとなる。
ルス雑音の存在が認められると、MUX16のような選
択された回路の動作は、単一の記号の存続期間、例え
ば、出力されるSEL信号によって得られる記号の継続
期間よりも、複数の記号の継続期間にわたって修正され
るものであってよい。このように、もし、インパルス雑
音が、復調される記号の上に存続するものの、付随する
雑音が、インパルス雑音の判定のためのしきい値、例え
ば、あらかじめ選ばれた値Bを超えない場合には、回路
10は、インパルス雑音が検出され続けるものと見なし
て、インパルス状態で動作を継続するものとなる。
【0030】更に、インパルス雑音が検出された時にキ
ャリア回復動作を停止させることに加え、ある場合に
は、受信した信号の値を用いる他の回路、例えば、決定
によって制御される自動ゲイン制御(AGC)回路や、例
えば、同化器などの適応フィルタのタップ係数更新回路
も同様に動作停止させることが望ましいこともある。イ
ンパルス雑音の検出に合わせて、これらの回路を制御す
るためには、第1図に示したように、他の回路に接続す
るSEL信号線によって、SEL信号を供給することが
必要になる。
ャリア回復動作を停止させることに加え、ある場合に
は、受信した信号の値を用いる他の回路、例えば、決定
によって制御される自動ゲイン制御(AGC)回路や、例
えば、同化器などの適応フィルタのタップ係数更新回路
も同様に動作停止させることが望ましいこともある。イ
ンパルス雑音の検出に合わせて、これらの回路を制御す
るためには、第1図に示したように、他の回路に接続す
るSEL信号線によって、SEL信号を供給することが
必要になる。
【0031】第1図に示した実施例は、インパルス雑音
の存在を検出するために、固定あるいは、あらかじめ選
択されたしきい値の利用を前提とするものであるが、第
2図に示した実施例では、インパルス雑音検出のための
しきい値は、状況に適応して定められるものである。
の存在を検出するために、固定あるいは、あらかじめ選
択されたしきい値の利用を前提とするものであるが、第
2図に示した実施例では、インパルス雑音検出のための
しきい値は、状況に適応して定められるものである。
【0032】第2図に示した実施例は、第1図と同様で
あるが、更に、付加された回路を含む点で異なってい
る。この付加された回路としては、例えば、二乗器24
から出力されるスライス誤差エネルギーの即時推定値の
関数として、インパルス雑音検出しきい値を状況に適応
して求めるインパルス雑音検出しきい値決定回路201
がある。簡単化のため、上記の第1図に示した実施例と
同一あるいは同様の第2図の回路で、第1図と同一記号
を用いて示された部分については、簡単化のために、以
下では詳細な説明は繰り返さない。
あるが、更に、付加された回路を含む点で異なってい
る。この付加された回路としては、例えば、二乗器24
から出力されるスライス誤差エネルギーの即時推定値の
関数として、インパルス雑音検出しきい値を状況に適応
して求めるインパルス雑音検出しきい値決定回路201
がある。簡単化のため、上記の第1図に示した実施例と
同一あるいは同様の第2図の回路で、第1図と同一記号
を用いて示された部分については、簡単化のために、以
下では詳細な説明は繰り返さない。
【0033】第2図に示すように、インパルス雑音検出
しきい値決定回路201は、平均化要素202から構成
されており、平均化要素202の出力は、ゲイン要素2
04の入力に接続されている。さらに、ゲイン要素20
4の出力は、しきい値制限回路206の入力に接続され
ている。しきい値制限回路206は、インパルス雑音検
出のための制限されたしきい値を生成し、出力する。こ
の制限されたしきい値は、比較回路26に与えられるイ
ンパルス雑音検出しきい値Cとして用いられる。
しきい値決定回路201は、平均化要素202から構成
されており、平均化要素202の出力は、ゲイン要素2
04の入力に接続されている。さらに、ゲイン要素20
4の出力は、しきい値制限回路206の入力に接続され
ている。しきい値制限回路206は、インパルス雑音検
出のための制限されたしきい値を生成し、出力する。こ
の制限されたしきい値は、比較回路26に与えられるイ
ンパルス雑音検出しきい値Cとして用いられる。
【0034】第2図に示した実施例では、二乗器24か
ら出力されたスライス誤差エネルギー信号は、平均化要
素202の入力となり、平均化要素は、例えば、100
0個の記号にわたって誤差エネルギーを平均化し、平均
スライス誤差エネルギー値を生成する。このように、平
均スライス誤差エネルギーは、多数の記号にわたって、
即時スライス誤差エネルギーを積分することによって計
算される。
ら出力されたスライス誤差エネルギー信号は、平均化要
素202の入力となり、平均化要素は、例えば、100
0個の記号にわたって誤差エネルギーを平均化し、平均
スライス誤差エネルギー値を生成する。このように、平
均スライス誤差エネルギーは、多数の記号にわたって、
即時スライス誤差エネルギーを積分することによって計
算される。
【0035】平均スライス誤差エネルギー値は、ゲイン
回路204へ入力される。ゲイン回路204は、平均ス
ライス誤差エネルギー値に、予め選択された値Gを掛け
合わせ、インパルス雑音検出しきい値を求める。
回路204へ入力される。ゲイン回路204は、平均ス
ライス誤差エネルギー値に、予め選択された値Gを掛け
合わせ、インパルス雑音検出しきい値を求める。
【0036】第2図の復調回路では、もし雑音が多い
と、平均スライス誤差エネルギーに一定値を掛け合わせ
ることによって、インパルス検出のしきい値が、現実的
な値よりも遥かに大きなものになる可能性がある。第2
図に示した実施例では、この問題を解決するために、制
限回路206を用いて、あらかじめ選択された許容最大
しきい値を上回るおそれのある平均スライス誤差エネル
ギー値を許容値に制限する。許容最大しきい値は、例え
ば、一つまたは二つの決定レベルに対応して選択され
る。このような場合には、平均スライス誤差エネルギー
値が許容最大しきい値を上回る時には、高い確信度で、
インパルス雑音が存在するものと判定することができ
る。
と、平均スライス誤差エネルギーに一定値を掛け合わせ
ることによって、インパルス検出のしきい値が、現実的
な値よりも遥かに大きなものになる可能性がある。第2
図に示した実施例では、この問題を解決するために、制
限回路206を用いて、あらかじめ選択された許容最大
しきい値を上回るおそれのある平均スライス誤差エネル
ギー値を許容値に制限する。許容最大しきい値は、例え
ば、一つまたは二つの決定レベルに対応して選択され
る。このような場合には、平均スライス誤差エネルギー
値が許容最大しきい値を上回る時には、高い確信度で、
インパルス雑音が存在するものと判定することができ
る。
【0037】制限回路206より出力されるインパルス
雑音検出制限しきい値は、比較器26に入力される。二
乗器24から出力されたスライス誤差エネルギー値は、
インパルス雑音検出しきい値Cと比較され、もし、いず
れかの記号について値Cを上回る比較結果となった場合
には、該当する記号について、インパルス雑音が存在す
ると判定され、信号SELが出力される。
雑音検出制限しきい値は、比較器26に入力される。二
乗器24から出力されたスライス誤差エネルギー値は、
インパルス雑音検出しきい値Cと比較され、もし、いず
れかの記号について値Cを上回る比較結果となった場合
には、該当する記号について、インパルス雑音が存在す
ると判定され、信号SELが出力される。
【0038】従って、第1図の実施例と同様に、インパ
ルス雑音を含む記号が到着した時には、信号SELが出
力され、キャリア回復回路が動作停止される。すなわ
ち、現在の位相誤差は、MUXの出力としてゼロである
ことが判定される。
ルス雑音を含む記号が到着した時には、信号SELが出
力され、キャリア回復回路が動作停止される。すなわ
ち、現在の位相誤差は、MUXの出力としてゼロである
ことが判定される。
【0039】次に第3図に示された実施例を説明する。
第3図は、第1図と第2図の実施例といくつか類似点を
有するものであるが、いくつかの回路が追加されたもの
となっている。すなわち、MUX301およびワンショ
ット回路302が追加されている。第3図においては、
説明を簡単にするために、第1図、第2図と同じ回路に
は、同一の符号を付与し、これらについては、以下で説
明を繰り返すことはしない。
第3図は、第1図と第2図の実施例といくつか類似点を
有するものであるが、いくつかの回路が追加されたもの
となっている。すなわち、MUX301およびワンショ
ット回路302が追加されている。第3図においては、
説明を簡単にするために、第1図、第2図と同じ回路に
は、同一の符号を付与し、これらについては、以下で説
明を繰り返すことはしない。
【0040】以下詳細に説明する、第3図の実施例のイ
ンパルス雑音検出回路は、特に、出願中の米国特許(出
願番号08/109、742(以下、「742出願」と称す))に
記載されているもののような、QAMキャリア回復回路
に用いることに好適なものとなっている。
ンパルス雑音検出回路は、特に、出願中の米国特許(出
願番号08/109、742(以下、「742出願」と称す))に
記載されているもののような、QAMキャリア回復回路
に用いることに好適なものとなっている。
【0041】742出願で示されているQAMキャリア
回復回路および、該出願の第10図においては、特に、
平均スライス誤差計算は、すでに、平均誤差エネルギー
決定回路(第10図、要素700)によって実施されて
いる。この平均誤差エネルギー決定回路は、キャリア回
復回路がロック状態にあるか否かを判定する処理の一部
である。キャリア回復処理を実装する上では、キャリア
回復回路がロックモードにある時だけに、インパルス雑
音の間に位相誤差を無効にすることに意義がある。記号
の各々対応する適切な決定領域で、記号が大きく落ち込
んだと判定された時には、「ロックモード」となり、キ
ャリア回復動作と等化係数の更新動作とが有効となるよ
うする。
回復回路および、該出願の第10図においては、特に、
平均スライス誤差計算は、すでに、平均誤差エネルギー
決定回路(第10図、要素700)によって実施されて
いる。この平均誤差エネルギー決定回路は、キャリア回
復回路がロック状態にあるか否かを判定する処理の一部
である。キャリア回復処理を実装する上では、キャリア
回復回路がロックモードにある時だけに、インパルス雑
音の間に位相誤差を無効にすることに意義がある。記号
の各々対応する適切な決定領域で、記号が大きく落ち込
んだと判定された時には、「ロックモード」となり、キ
ャリア回復動作と等化係数の更新動作とが有効となるよ
うする。
【0042】742出願に記されたキャリア回復回路
は、2つのモード、すなわち、「獲得モード」と「ロッ
クモード」で動作し、測定された平均スライス誤差エネ
ルギーを判定して。モード間の切り替えを行う。もし、
平均スライス誤差エネルギーがしきい値を上回る場合に
は、システムは「獲得モード」となり、一方、もし、平
均スライス誤差エネルギーがしきい値を下回る場合に
は、システムは「ロックモード」となる。
は、2つのモード、すなわち、「獲得モード」と「ロッ
クモード」で動作し、測定された平均スライス誤差エネ
ルギーを判定して。モード間の切り替えを行う。もし、
平均スライス誤差エネルギーがしきい値を上回る場合に
は、システムは「獲得モード」となり、一方、もし、平
均スライス誤差エネルギーがしきい値を下回る場合に
は、システムは「ロックモード」となる。
【0043】もし入力信号にインパルス雑音が含まれる
時には、インパルス雑音によって、存在する記号上に特
に大きな誤差エネルギーを生じることになる。この誤差
エネルギーは、平均化されることによって、平均スライ
ス誤差エネルギーがキャリア回復のための獲得しきい値
を上回るようにさせる。これは、たとえキャリアが充分
ロックされている時でも、発生する。
時には、インパルス雑音によって、存在する記号上に特
に大きな誤差エネルギーを生じることになる。この誤差
エネルギーは、平均化されることによって、平均スライ
ス誤差エネルギーがキャリア回復のための獲得しきい値
を上回るようにさせる。これは、たとえキャリアが充分
ロックされている時でも、発生する。
【0044】「獲得モード」から「ロックモード」へ、
誤って切り替わることを避けるために、742出願で開
示されているようなキャリア回復回路では、インパルス
雑音が検出された際に、インパルス雑音に関連した記号
の実際のスライス誤差エネルギーではなく固定値が、エ
ネルギー平均化要素に与えるようになっている。第3図
の実施例では、インパルス雑音が検出された時には、M
UX301が、実際のスライス誤差エネルギーに代わっ
てこの固定値を平均化要素202に供給するようになっ
ている。
誤って切り替わることを避けるために、742出願で開
示されているようなキャリア回復回路では、インパルス
雑音が検出された際に、インパルス雑音に関連した記号
の実際のスライス誤差エネルギーではなく固定値が、エ
ネルギー平均化要素に与えるようになっている。第3図
の実施例では、インパルス雑音が検出された時には、M
UX301が、実際のスライス誤差エネルギーに代わっ
てこの固定値を平均化要素202に供給するようになっ
ている。
【0045】MUX301の第2入力に供給される固定
値としては、一実施例として、キャリア回復回路が「獲
得モード」で動作するように、キャリア回復回路のモー
ド切り替えのしきい値を越えるような充分大きな値を選
ぶものがある。すなわち、キャリアが実際にロックされ
ていない場合には、インパルス検出回路は、回転コンス
テレーションがインパルスで満たされていると判定し、
継続して、上記の固定値を平均化要素202に供給を続
ける。このような場合、平均化要素の出力は、「獲得モ
ード」へ切り替わるためのしきい値を上回ることにな
る。同時に、もしインパルスの予期される継続数がN個
の記号である場合には、誤差エネルギー平均化要素へ供
給される固定値のN倍化によって、平均誤差エネルギー
がキャリア回復回路を「獲得モード」へ切り替える判断
のためのしきい値を上回るように、MUX301の第一
入力に供給される固定値は、充分小さい値に設定する。
上記の固定値の設定のしかたは、Nこの記号によって表
される予期されるインパルスの継続数(継続時間)と、
記号Mにより定義される平均継続数に依存して決められ
る。ここで、NとMは、整数値である。平均化要素20
2は、周期的にリセットされるブロック指向の平均化要
素や、周期的にその出力値が検証される連続ローパスフ
ィルタであってよい。
値としては、一実施例として、キャリア回復回路が「獲
得モード」で動作するように、キャリア回復回路のモー
ド切り替えのしきい値を越えるような充分大きな値を選
ぶものがある。すなわち、キャリアが実際にロックされ
ていない場合には、インパルス検出回路は、回転コンス
テレーションがインパルスで満たされていると判定し、
継続して、上記の固定値を平均化要素202に供給を続
ける。このような場合、平均化要素の出力は、「獲得モ
ード」へ切り替わるためのしきい値を上回ることにな
る。同時に、もしインパルスの予期される継続数がN個
の記号である場合には、誤差エネルギー平均化要素へ供
給される固定値のN倍化によって、平均誤差エネルギー
がキャリア回復回路を「獲得モード」へ切り替える判断
のためのしきい値を上回るように、MUX301の第一
入力に供給される固定値は、充分小さい値に設定する。
上記の固定値の設定のしかたは、Nこの記号によって表
される予期されるインパルスの継続数(継続時間)と、
記号Mにより定義される平均継続数に依存して決められ
る。ここで、NとMは、整数値である。平均化要素20
2は、周期的にリセットされるブロック指向の平均化要
素や、周期的にその出力値が検証される連続ローパスフ
ィルタであってよい。
【0046】第3図に記した回路は、インパルス雑音が
検出された時に、制御信号がMUX301に供給され続
ける時間幅を延ばすための(信号を出力する)ワンショ
ットを含んでいる。ワンショット302は、このよう
に、インパルス雑音が検出されたときに、インパルス雑
音によって生じた大きなスライス誤差エネルギーが誤っ
てキャリア回復システムを「獲得モード」に切り替えて
しまわないことを保証するために用いられる。本実施例
では、インパルス状態は、複数の記号に及ぶが、これら
実際のインパルスのすべてが検出されるものではないと
仮定している。従って、例えばワンショット302等の
延長要素は、固定値が平均化要素202に供給され続け
る時間幅を延ばすために用いられる。QAM信号を復調
するときのインパルス雑音の検出のために、平均化要素
202に固定値を供給するための記号数Nについては、
10パルス前後の小さい数を用いることが良好であるこ
とが、実験的に確かめられている。
検出された時に、制御信号がMUX301に供給され続
ける時間幅を延ばすための(信号を出力する)ワンショ
ットを含んでいる。ワンショット302は、このよう
に、インパルス雑音が検出されたときに、インパルス雑
音によって生じた大きなスライス誤差エネルギーが誤っ
てキャリア回復システムを「獲得モード」に切り替えて
しまわないことを保証するために用いられる。本実施例
では、インパルス状態は、複数の記号に及ぶが、これら
実際のインパルスのすべてが検出されるものではないと
仮定している。従って、例えばワンショット302等の
延長要素は、固定値が平均化要素202に供給され続け
る時間幅を延ばすために用いられる。QAM信号を復調
するときのインパルス雑音の検出のために、平均化要素
202に固定値を供給するための記号数Nについては、
10パルス前後の小さい数を用いることが良好であるこ
とが、実験的に確かめられている。
【0047】以上、QAMキャリア回復回路の一部を示
す第1図から3図を用いて、本発明のインパルス雑音検
出回路の種々の実施例を説明してきたが、本発明は係る
インパルス雑音検出方法および回路は、残留側波帯(V
SB)応用回路にも適用できるものである。しかし、V
SBの場合には、スライス誤差は、ターゲットレベルに
関連した2次元誤差ではなく、むしろ1次元誤差に基づ
くものとなる。VSBの場合には、本発明によるインパ
ルス雑音検出回路は、例えば、イコライザ係数更新、キ
ャリア回復回路、あるいは決定依存の更新回路を無効に
するために用いられる。
す第1図から3図を用いて、本発明のインパルス雑音検
出回路の種々の実施例を説明してきたが、本発明は係る
インパルス雑音検出方法および回路は、残留側波帯(V
SB)応用回路にも適用できるものである。しかし、V
SBの場合には、スライス誤差は、ターゲットレベルに
関連した2次元誤差ではなく、むしろ1次元誤差に基づ
くものとなる。VSBの場合には、本発明によるインパ
ルス雑音検出回路は、例えば、イコライザ係数更新、キ
ャリア回復回路、あるいは決定依存の更新回路を無効に
するために用いられる。
【0048】次に、第4図には、一例として、16ビッ
トQAMコンステレーションの例を示している。各円群
の中心の点は、ターゲット記号を表している。各ターゲ
ット記号を取り囲み、陰影をつけた領域は、その領域内
部では、スライス誤差エネルギーが実効値を下回るよう
な領域を表している。各円郡の内部の陰影をつけていな
い領域は、本発明の回路によって、インパルス雑音が検
出されていることが判定した領域を表している。もし、
ガウス性雑音が減少すると、固定したしきい値でなく変
動するしきい値を用いた場合には、各円郡の内部の陰影
をつけていない領域の大きさは減少する。例えば、第2
図および第3図に示したような実施例では、ガウス性雑
音が増加するにつれて、第4図に示したコンステレーシ
ョンの「インパルス」領域の大きさは増加し、以て、イ
ンパルス雑音を確実に検出することができる。
トQAMコンステレーションの例を示している。各円群
の中心の点は、ターゲット記号を表している。各ターゲ
ット記号を取り囲み、陰影をつけた領域は、その領域内
部では、スライス誤差エネルギーが実効値を下回るよう
な領域を表している。各円郡の内部の陰影をつけていな
い領域は、本発明の回路によって、インパルス雑音が検
出されていることが判定した領域を表している。もし、
ガウス性雑音が減少すると、固定したしきい値でなく変
動するしきい値を用いた場合には、各円郡の内部の陰影
をつけていない領域の大きさは減少する。例えば、第2
図および第3図に示したような実施例では、ガウス性雑
音が増加するにつれて、第4図に示したコンステレーシ
ョンの「インパルス」領域の大きさは増加し、以て、イ
ンパルス雑音を確実に検出することができる。
【0049】本発明による方法および装置は、予め定め
られたターゲットレベルあるいは記号を用いられ、また
インパルス雑音が発生しそうな、QAM、VSBのため
の復調器や、他のデジタル変調方式に用いることができ
る。本発明の有望な応用例としては、有線QAMや地上
放送によるVSBを介した高度画像(ATV)伝送があ
る。
られたターゲットレベルあるいは記号を用いられ、また
インパルス雑音が発生しそうな、QAM、VSBのため
の復調器や、他のデジタル変調方式に用いることができ
る。本発明の有望な応用例としては、有線QAMや地上
放送によるVSBを介した高度画像(ATV)伝送があ
る。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、受信機中のインパルス
雑音の存在を検出するための、および、その検出結果に
応じて受信機の動作を制限したり停止させる操作を行う
ための方法および装置を容易に得ることができる。
雑音の存在を検出するための、および、その検出結果に
応じて受信機の動作を制限したり停止させる操作を行う
ための方法および装置を容易に得ることができる。
【図1】本発明の第1の実施例に係るインパルス雑音検
出回路の概略ブロック図である。
出回路の概略ブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施例に係るインパルス雑音検
出回路の概略ブロック図である。
出回路の概略ブロック図である。
【図3】本発明の第3の実施例に係るインパルス雑音検
出回路の概略ブロック図である。
出回路の概略ブロック図である。
【図4】QAMコンステレーションの一例を示す図であ
る。
る。
10 復号回路、 12 反回転器
(デローテータ)、14 位相誤差補正("PEC")回
路、 16 マルチプレクサ(MUX)、18 位相誤
差検出回路、 20 スライサ、22 加算
器、 24 二乗器 26 比較回路、 30 スライス誤
差エネルギー推定回路。
(デローテータ)、14 位相誤差補正("PEC")回
路、 16 マルチプレクサ(MUX)、18 位相誤
差検出回路、 20 スライサ、22 加算
器、 24 二乗器 26 比較回路、 30 スライス誤
差エネルギー推定回路。
Claims (23)
- 【請求項1】複数の記号を含む信号中のインパルス雑音
を検出する方法であって、 前記信号中の記号とターゲット値とを比較することによ
り、推定誤差を生成するステップと、 前記推定誤差をインパルス雑音しきい値と比較するステ
ップと、 前記推定誤差が前記インパルス雑音しきい値を上回る時
に、インパルス雑音信号を生成するステップとからなる
方法。 - 【請求項2】請求項1に記載の方法において、上記ター
ゲット値は、上記記号に対するスライシング操作を実行
することにより生成することを特徴とする方法。 - 【請求項3】請求項2に記載の方法において、上記推定
誤差を生成するステップは、スライス誤差エネルギーを
測定するステップを含むことを特徴とする方法。 - 【請求項4】請求項1に記載の方法において、さらに、
上記インパルス雑音しきい値を、デジタル信号の関数と
して適応的に決定するステップを有することを特徴とす
る方法。 - 【請求項5】請求項4に記載の方法において、上記推定
誤差を生成するステップは、上記デジタル信号に含まれ
る各々の記号に対して実行され、上記インパルス雑音し
きい値を適応的に決定するステップは、平均推定誤差を
生成するために、多数の記号についての推定誤差を平均
化するステップを含むことを特徴とする方法。 - 【請求項6】請求項5に記載の方法において、上記イン
パルス雑音しきい値を適応的に決定するステップは、さ
らに、インパルス雑音しきい値を生成するために、平均
推定誤差にあらかじめ選択された1より大きい数値を掛
け合わせるステップを含むことを特徴とする方法。 - 【請求項7】請求項6に記載の方法において、上記イン
パルス雑音しきい値を適応的に決定するステップは、さ
らに、生成されたインパルス雑音しきい値が予め選択さ
れた最大値を越えようとするとき、インパルス雑音しき
い値が、予め選択された最大値を越えないように制限す
るステップを含むことを特徴とする方法。 - 【請求項8】請求項7に記載の方法において、上記イン
パルス雑音しきい値を適応的に決定するステップは、さ
らに、インパルス雑音が検出された時に平均化するステ
ップにおいて、推定誤差とは反対に固定値を用いるステ
ップを含むことを特徴とする方法。 - 【請求項9】ベースバンド記号を受信し、ターゲット記
号を生成するためのスライサと、 スライサに接続され、ベースバンドおよびターゲット記
号の関数として、即時推定誤差エネルギー信号を生成す
るためのスライス誤差推定回路と、 スライス誤差推定回路に接続され、即時誤差エネルギー
信号とインパルス雑音しきい値とを比較するための比較
回路とからなるインパルス雑音検出回路であって、 上記比較回路は、即時誤差エネルギー信号が、インパル
ス雑音しきい値を越える値となると判定された時に、イ
ンパルス雑音の検出信号を出力することを特徴とする回
路。 - 【請求項10】請求項9に記載のインパルス雑音検出回
路において、さらに、即時誤差エネルギーの関数として
インパルス雑音しきい値を生成するための、インパルス
雑音しきい値適応生成手段を含むことを特徴とする回
路。 - 【請求項11】請求項9に記載のインパルス雑音検出回
路は、さらに、上記比較器に接続された位相誤差補正回
路と、インパルス雑音検出信号の出力に応じて、位相誤
差補正回路を無効にする手段とを含むことを特徴とする
回路。 - 【請求項12】請求項8に記載のインパルス雑音検出回
路において、さらに、上記スライス誤差推定回路に接続
され、即時誤差エネルギー信号から平均誤差エネルギー
信号を生成するための平均化回路と、上記平均化回路と
上記比較回路とに接続され、1を上回るゲインを平均誤
差エネルギーシグナルに掛け合わせ、インパルス雑音し
きい値を生成するための掛け算回路とを含むことを特徴
とする回路。 - 【請求項13】請求項12に記載のインパルス雑音検出
回路において、さらに、上記掛け算回路と上記比較回路
とに接続され、インパルス雑音しきい値の最大値を制限
するための制限回路を含むことを特徴とする回路。 - 【請求項14】請求項13に記載のインパルス雑音検出
回路において、さらに、インパルス雑音検出信号に応じ
て動作し、即時誤差エネルギー信号あるいは固定値を表
す信号のいずれかを平均化回路に入力する手段を含むこ
とを特徴とする回路。 - 【請求項15】請求項14に記載のインパルス雑音検出
回路において、上記インパルス雑音検出信号に応じて動
作する手段は、制御入力を含むマルチプレクサであり、
上記インパルス雑音検出回路は、さらに、上記比較回路
と上記マルチプレクサの制御入力とに接続された、ワン
ショット回路を含むことを特徴とする回路。 - 【請求項16】測定された記号値とターゲット記号の値
との間の誤差の推定値を生成するための誤差推定手段
と、推定誤差とインパルス誤差しきい値とを比較し、推
定誤差がインパルス雑音しきい値を上回る時には、イン
パルス雑音の存在を表す信号を生成する比較手段とから
なる、記号を含む信号中のインパルス雑音を検出するた
めの装置。 - 【請求項17】請求項16に記載の装置において、さら
に、上記記号に対するスライシング動作を実行する手段
を含むことを特徴とする装置。 - 【請求項18】請求項17に記載の装置において、さら
に、インパルス雑音しきい値を適応的に生成する手段を
含むことを特徴とする装置。 - 【請求項19】請求項18に記載の装置において、さら
に、比較手段から与えられるインパルス雑音の存在を表
す信号に応じて、キャリア回復動作を無効にする手段を
含むことを特徴とする装置。 - 【請求項20】測定された信号値と複数の離散信号ター
ゲット値との間の誤差の推定値を生成するステップと、 推定誤差がインパルス雑音しきい値を上回るかどうかを
判定するために、推定誤差とインパルス雑音しきい値と
を比較するステップとからなる、 デジタルデータを表す信号中のインパルス雑音を検出す
る方法。 - 【請求項21】請求項20に記載の方法において、さら
に、インパルス雑音しきい値を適応的に生成するステッ
プを含むことを特徴とする方法。 - 【請求項22】請求項21に記載の方法において、上記
信号は、直交振幅変調信号であることを特徴とする方
法。 - 【請求項23】請求項22に記載の方法において、上記
信号は、残留側波帯信号であるを特徴とする方法。
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