JPH09133461A - 水分・炭酸ガスの除去方法及び装置 - Google Patents

水分・炭酸ガスの除去方法及び装置

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JPH09133461A
JPH09133461A JP7290764A JP29076495A JPH09133461A JP H09133461 A JPH09133461 A JP H09133461A JP 7290764 A JP7290764 A JP 7290764A JP 29076495 A JP29076495 A JP 29076495A JP H09133461 A JPH09133461 A JP H09133461A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 深冷空気分離装置の原料空気中に含まれる水
分・炭酸ガスを吸着法により十分に除去する。 【解決手段】 吸着器6の前段に回転式除湿機11を設
置し、吸着器6に導入する原料空気を予備乾燥して含有
する水分の一部を除去し、次いで吸着器6で炭酸ガス及
び残存する水分を吸着除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水分・炭酸ガスの
除去方法及び装置に関し、詳しくは、深冷空気分離装置
の原料空気中に含まれる水分・炭酸ガスを除去する方法
及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】酸素,窒素等の空気成分を製品として製
造する深冷空気分離装置では、深冷部分において水分・
炭酸ガスが固化するのを防止するため、原料空気を液化
温度付近まで冷却する前に、原料空気中に含まれる水分
・炭酸ガスを除去するようにしている。従来は、図3に
示すように、空気取入口1から吸入して圧縮機2で所定
圧力まで圧縮した原料空気を、アフタークーラーあるい
は空気分離装置本体部(コールドボックス)3から導出
した排ガスと熱交換させる熱交換器4で40℃程度に冷
却した後、さらにフロン冷凍機5で5〜10℃まで冷却
して吸着器6に導入し、該吸着器6内に充填した吸着剤
で前記水分・炭酸ガスを吸着除去するようにしていた。
【0003】上記吸着器6としては、例えば、切換使用
される複数の吸着筒を有する温度変動吸着式吸着器が用
いられ、10〜20℃の低温域で吸着工程が、150℃
程度の高温域で再生工程が行われる。吸着剤の再生工程
は、前記熱交換器4から導出した排ガスを加熱器7で所
定温度に加熱して再生工程中の吸着筒に導入することに
より行われる。
【0004】前記吸着器6には、一般に、水分を除去す
る吸着剤として活性アルミナが、炭酸ガスを除去する吸
着剤としてゼオライトが、それぞれ用いられている。ま
た、吸着剤の再生方式には二つの方法があり、再生ガス
量を少なくしたい場合には温度変動式プロセス(TS
A)が、再生ガスを比較的多量に利用できるときには圧
力変動式プロセス(PSA)が、それぞれ用いられてい
る。
【0005】このような吸着分離方式で空気中の水分・
炭酸ガスを除去する方法において、吸着現象は温度依存
性を有しているため、吸着操作温度が高いと吸着量は低
下し、反対に温度が低いと吸着量は増加する。一方、原
料空気中には、約400ppmの炭酸ガスと空気温度に
対応した水分(水蒸気)とが含まれており、炭酸ガス濃
度は、空気温度にかかわらず略一定であるが、水分量
は、空気の飽和水分量の関係から、空気温度が高くなる
と飛躍的に増加する。
【0006】このため、従来は、前述のように吸着器6
に導入する前の原料空気をフロン冷凍機5で冷却して水
分量を減らすようにしているが、近年、環境保護の立場
から、各種フロンの使用を全廃しようとする動きが高ま
ってきている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、吸着器
6に導入する原料空気温度をフロン冷凍機5で5〜10
℃に冷却することにより、例えばTSA式の吸着器で
は、4時間毎に吸着工程/再生工程の切換え操作を行う
装置で連続的な水分・炭酸ガスの除去が可能である。こ
のとき、再生ガス温度は、通常約150℃、再生ガス率
(再生ガス量/原料空気量)はおよそ20%となる。
【0008】一方、フロンの使用を停止した場合、上記
フロン冷凍機5を使用することができなくなることか
ら、アフタークーラーあるいは前記熱交換器4を出た約
40℃の空気をそのまま吸着器6に導入して水分・炭酸
ガスを除去しなければならないため、このような性能を
有する吸着器の開発が課題となっていた。
【0009】しかし、空気温度が10℃から40℃にな
ると、空気に含まれる水分量が約6倍に増加するため、
これを除去するための水分除去用の吸着剤、例えば活性
アルミナは、6倍以上の量が必要になる。ところが、吸
着剤の再生条件として、吸着剤を150℃以上に加熱す
ることが必要であるが、吸着剤量が増加すると、熱容量
から明らかなように、吸着剤の量と加熱のための必要熱
量とが比例することから、再生ガス量を吸着剤量に比例
して増加させなければ、一定の加熱条件を満足させるこ
とができない。
【0010】すなわち、水分除去用の吸着剤の量が6倍
になると、従来の再生ガス率20%も6倍にしなければ
ならず、100%以上の再生ガス率となって製品が全く
取れないということになってしまう。したがって、従来
の条件下では、原料空気温度が40℃ではTSA法で水
分・炭酸ガスを除去する装置を設計することはできなか
った。
【0011】そこで本発明は、フロン冷凍機で冷却しな
くても原料空気中の水分・炭酸ガスを吸着法により十分
に除去することができる水分・炭酸ガスの除去方法及び
装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の水分・炭酸ガスの除去方法は、深冷空気分
離装置の原料空気中に含まれる水分・炭酸ガスを吸着剤
により吸着除去する方法において、圧縮機で圧縮後にア
フタークーラーで冷却した原料空気を、回転式除湿機で
予備乾燥して含有する水分の一部を除去した後、前記吸
着剤により原料空気中の水分・炭酸ガスを吸着除去する
ことを特徴としている。
【0013】また、本発明の水分・炭酸ガスの除去装置
は、深冷空気分離装置の原料空気を所定圧力に圧縮する
圧縮機と、圧縮後の原料空気を冷却水により冷却するア
フタークーラーと、原料空気中に含まれる水分・炭酸ガ
スを吸着剤により吸着除去する吸着器とを備えた水分・
炭酸ガスの除去装置において、前記アフタークーラーと
吸着器との間に、原料空気中に含まれる水分の一部を除
去する回転式除湿機を設置したことを特徴としている。
【0014】さらに、本発明は、前記回転式除湿機は、
回転軸線方向に空気通路を有するエレメントに、金属塩
化物,金属硫酸塩,シリカあるいは金属シリケートを単
独又は複数組合わせて担持あるいは含浸させた除湿機で
あって、前記エレメントを回転させることにより除湿操
作と再生操作とを連続的に行って空気を除湿するもので
あること、前記吸着器及び回転式除湿機に使用する再生
ガスの量が原料空気に対して10〜50%の範囲である
こと、前記吸着器を再生した後の再生ガスを回転式除湿
機の再生ガスとして用いること、前記吸着器が温度変動
吸着式吸着器あるいは圧力変動吸着式吸着器であること
を特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、図面を参照して
さらに詳細に説明する。図1は、本発明の水分・炭酸ガ
スの除去装置を適用した深冷空気分離装置の前処理設備
の一例を示すもので、図2は、本発明で使用する回転式
除湿機の一例を示すものである。なお、前記図3に示す
従来装置と同一構成要素のものには同一符号を付して説
明する。
【0016】図1に示す深冷空気分離装置の前処理設備
は、空気取入口1から吸入した原料空気を所定圧力に圧
縮する圧縮機2と、圧縮後の原料空気を冷却水により冷
却するアフタークーラー4aと、原料空気中に含まれる
水分・炭酸ガスを吸着剤により吸着除去する吸着器6
と、アフタークーラー4aと吸着器6との間に設けられ
た回転式除湿機11とを備えたもので、原料空気中の水
分を回転式除湿機11と吸着器6とにより、また、炭酸
ガスを吸着器6により、それぞれ除去するように形成し
たものである。
【0017】上記回転式除湿機11は、図2に示すよう
に、回転軸線方向に空気通路を有するハニカム状エレメ
ント又はコルゲート状積層板エレメントからなる除湿ド
ラム12を有するものであって、該除湿ドラムをモータ
ー(図示せず)により所定速度で回転させ、前記ハニカ
ム状又はコルゲート状積層板エレメントを除湿操作部1
2aと再生操作部12bとに順次位置させ、除湿操作部
12aで原料空気の除湿操作を、再生操作部12bで再
生ガスによる再生(乾燥)操作を、それぞれ行って連続
的に除湿操作を行うように形成したものである(特公平
1−25614号公報,特公平5−81831号公報,
特開平3−68415号公報等参照)。
【0018】回転式除湿機11のエレメントは、ハニカ
ム又はコルゲート状積層板形成材料である波板状の基
材、例えば、ガラス繊維,セラミックス繊維又はその混
合物を主成分とする無機繊維紙に、塩化リチウム,塩化
マグネシウム等の金属塩化物、硫酸アルミニウム,硫酸
ナトリウム,硫酸マグネシウム等の金属硫酸塩、シリ
カ,シリカエロゲル,金属シリケート等の水分吸収機能
を有する物質を担持あるいは含浸させ、基材をドラム状
に巻回したものであって、例えば、前記特公平1−25
614号公報に記載された製造法により製造されたもの
を使用することができる。
【0019】また、エレメントの再生ガスは、加熱器1
3により所定温度、例えば40〜60℃に加温されて再
生操作部12bに導入され、再生操作後に送風機14に
より排出される。なお、除湿操作部12aと再生操作部
12bとの割合は、処理量,再生ガス量やその加熱温度
等に応じて任意に設定することが可能であり、例えば全
体の2/3を除湿操作部12aとすればよい。
【0020】このような回転式除湿機11は、出口空気
の露点が安定していること、空気流量や圧力に変動がな
いこと、構造が簡単で運転保守が容易であること、ハニ
カム又はコルゲート状積層板構造であるために圧力損失
がほとんど無いことなどの多くの利点を有しており、そ
の構成を工夫することにより、高度の除湿を行うことは
可能ではあるが、一般に、深冷空気分離装置で要求され
るような高度の精製レベルを達成することは経済的に困
難であり、このような用途に実際に用いられたことはな
かった。また、深冷空気分離装置で水分と同時に除去し
なければならない炭酸ガスに対する除去機能は有してい
ない。
【0021】一方、吸着器6の吸着剤による水分・炭酸
ガスの除去においては、吸着剤の種類を選択することに
よって、例えば活性アルミナやシリカゲルで水を、ゼオ
ライトで炭酸ガスを選択的に吸着除去することができ
る。このとき、原料空気の温度が低い条件では、前述の
ように、吸着剤を使い分けることで容易に水分・炭酸ガ
スを吸着除去できるが、空気温度が高くなると、飽和水
分量が飛躍的に増えるために、水分の吸着除去を経済的
に行うことは困難であった。炭酸ガスは、空気温度が上
昇した場合、前記吸着剤の特性から単位重量当たりの吸
着量は減少するが、本質的に空気中の炭酸ガス量が変わ
るわけではないので、ゼオライトによる炭酸ガスの吸着
除去は、高温の空気に対しても有効であることは変わり
ない。
【0022】したがって、処理する原料空気の条件が変
わって原料空気の温度が高くなった場合には、水分の除
去と炭酸ガスとの除去とを別に考えて使い分けることに
より、装置としての経済性を大幅に向上させることがで
きる。
【0023】図1において、空気取入口1から吸入され
た原料空気は、圧縮機2で所定の圧力に圧縮された後、
アフタークーラー4aで常温の冷却水と熱交換を行い、
圧縮熱を除去されて40℃程度の温度に冷却される。こ
のアフタークーラー4aでの冷却により凝縮した水分
は、ドレンとして排出される。
【0024】アフタークーラー4aを出た40℃,水分
飽和の原料空気は、回転式除湿機11の除湿操作部12
aに導入されることにより、前記水分吸収機能を有する
物質に接触して水分が吸収され、大部分の水分が除去さ
れる。ここで予備的に−10〜−40℃の露点まで水分
を除去された原料空気は、水冷却器15に導入されて水
分除去により上昇した分の温度を除去された後、吸着器
6の入口弁を介して吸着剤が充填された吸着筒に導入さ
れる。この吸着筒は、複数器で構成され、一方の吸着筒
が吸着工程を行っているとき、他方の筒は吸着剤の再生
工程が行われる。
【0025】吸着器6で原料空気中の炭酸ガス及び残存
する水分を吸着除去された原料空気は、出口弁を介して
導出され、配管16からコールドボックスに送られて周
知の深冷分離操作により窒素や酸素等に分離される。
【0026】なお、吸着筒には、通常、原料空気入口側
に水分除去用の吸着剤(乾燥剤)を、出口側に炭酸ガス
除去用の吸着剤を充填するが、回転式除湿機11でにお
いてかなりの程度まで乾燥が進んでいるため、必ずしも
乾燥剤を用いる必要はなく、ゼオライトのみでも水分を
十分に吸着除去することが可能である。
【0027】吸着器6の吸着剤の再生は、吸着剤を加熱
することによる吸着量の低下を利用したいわゆる加熱再
生法(温度変動式プロセス:TSA)か、高い圧力で行
う吸着工程に対して大気圧あるいは減圧下で再生を行う
圧力変動式再生法(圧力変動式プロセス:PSA)のい
ずれかで行われる。
【0028】図1に示す装置構成は、加熱再生法を行う
例を示すもので、通常は、コールドボックスから導出さ
れる排ガスを再生ガスとして用いる。この再生ガスは、
水分を全く含まないガスであり、吸着器6及び回転式除
湿機11の再生用に使用するガスとして最適である。
【0029】配管17に導出されて前記再生ガスとして
使用される排ガスは、まず、加熱器7で150℃程度の
所定温度に加熱された後、原料空気の流れとは逆方向
に、再生入口弁から吸着筒に導入されて吸着剤を加熱
し、吸着工程で吸着した炭酸ガスや水分を脱着させて吸
着剤を再生する。吸着剤再生後の再生ガスは、配管18
に導出され、必要に応じて加熱器13(図2参照)で加
熱された後、回転式除湿機11の再生操作部12bに導
入され、エレメントを乾燥させて配管19から排出され
る。
【0030】また、吸着器6の再生工程後半は、再生後
の吸着剤を吸着操作温度に冷却する段階であるが、この
ときの再生ガスは、加熱器7を通らずにバイパス弁7a
を経て吸着筒に導入され、吸着剤冷却後に、必要に応じ
て加熱器13で加熱されて回転式除湿機11の再生ガス
として用いられる。
【0031】なお、排ガスにある程度の圧力がある場合
は、回転式除湿機11の送風機14を省略することがで
きる。また、回転式除湿機11の再生ガスとしては、大
気を送風機14で吸引して用いることもできるが、大気
は水分を含んでいるため、前述のように、コールドボッ
クスから導出される排ガスを使用することが好ましい。
【0032】このように、吸着器6の前段に回転式除湿
機11を設置して原料空気の予備乾燥を行うことによ
り、従来と略同様の吸着器構成で十分に原料空気中の水
分・炭酸ガスを連続して除去することが可能となり、フ
ロン冷凍機を使用した場合に比べてコストの削減も図れ
る。
【0033】
【実施例】アフタークーラーを導出した圧力5kg/c
2 G,温度40℃,含有水分量75g/kg,含有炭
酸ガス量400ppmの原料空気を処理して水分・炭酸
ガスの除去を行った。吸着器は2筒式で、サイクルタイ
ムは4時間,再生ガス率は原料空気に対して20%,再
生温度は150℃とした。また、回転式除湿機の再生ガ
スは、吸着器再生後のガスを最低40℃にして使用し
た。
【0034】その結果、回転式除湿機出口の空気露点は
−40℃(含有水分量0.015g/kg、126.6
ppm)となり、吸着器出口の空気露点は−70℃(含
有水分量4.09×10-7g/kg、2.58ppm)
以下,含有炭酸ガス量は1ppm以下となった。この結
果から、フロン冷凍機を使用せずに、深冷空気分離装置
の原料空気中に含まれる水分・炭酸ガスを十分に除去で
きることがわかる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
多くの水分を含む空気から水分及び炭酸ガスを効率良く
除去することができ、フロンを使用した冷凍機を用いる
ことなく、深冷空気分離装置用原料空気の高度な精製を
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した深冷空気分離装置の前処理
設備の一例を示す系統図である。
【図2】 回転式除湿機の一例を示す説明図である。
【図3】 深冷空気分離装置の従来の前処理設備の一例
を示す系統図である。
【符号の説明】
2…圧縮機、4a…アフタークーラー、6…吸着器、7
…加熱器、11…回転式除湿機、12…除湿ドラム、1
2a…除湿操作部、12b…再生操作部、13…加熱
器、14…送風機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川井 雅人 神奈川県川崎市幸区塚越4−320 日本酸 素株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 深冷空気分離装置の原料空気中に含まれ
    る水分・炭酸ガスを吸着剤により吸着除去する方法にお
    いて、圧縮機で圧縮後にアフタークーラーで冷却した原
    料空気を、回転式除湿機で予備乾燥して含有する水分の
    一部を除去した後、前記吸着剤により原料空気中の水分
    ・炭酸ガスを吸着除去することを特徴とする水分・炭酸
    ガスの除去方法。
  2. 【請求項2】 前記回転式除湿機は、回転軸線方向に空
    気通路を有するエレメントに、金属塩化物,金属硫酸
    塩,シリカあるいは金属シリケートを単独又は複数組合
    わせて担持あるいは含浸させた除湿機であって、前記エ
    レメントを回転させることにより除湿操作と再生操作と
    を連続的に行って空気を除湿するものであることを特徴
    とする請求項1記載の水分・炭酸ガスの除去方法。
  3. 【請求項3】 前記吸着剤及び回転式除湿機に使用する
    再生ガスの量は、原料空気に対して10〜50%の範囲
    であることを特徴とする請求項1記載の水分・炭酸ガス
    の除去方法。
  4. 【請求項4】 前記吸着剤を再生した後の再生ガスを、
    前記回転式除湿機の再生ガスとして用いることを特徴と
    する請求項1記載の水分・炭酸ガスの除去方法。
  5. 【請求項5】 前記吸着剤は、温度変動式プロセスで再
    生することを特徴とする請求項1記載の水分・炭酸ガス
    の除去方法。
  6. 【請求項6】 前記吸着剤は、圧力変動式プロセスで再
    生することを特徴とする請求項1記載の水分・炭酸ガス
    の除去方法。
  7. 【請求項7】 深冷空気分離装置の原料空気を所定圧力
    に圧縮する圧縮機と、圧縮後の原料空気を冷却水により
    冷却するアフタークーラーと、原料空気中に含まれる水
    分・炭酸ガスを吸着剤により吸着除去する吸着器とを備
    えた水分・炭酸ガスの除去装置において、前記アフター
    クーラーと吸着器との間に、原料空気中に含まれる水分
    の一部を除去する回転式除湿機を設置したことを特徴と
    する水分・炭酸ガスの除去装置。
  8. 【請求項8】 前記回転式除湿機は、回転軸線方向に空
    気通路を有するエレメントに、金属塩化物,金属硫酸
    塩,シリカあるいは金属シリケートを単独又は複数組合
    わせて担持あるいは含浸させた除湿機であって、前記エ
    レメントを回転させることにより除湿操作と再生操作と
    を連続的に行って空気を除湿するものであることを特徴
    とする請求項7記載の水分・炭酸ガスの除去装置。
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