JPH09131999A - ディスプレイ用渦流発生方法及び装置 - Google Patents

ディスプレイ用渦流発生方法及び装置

Info

Publication number
JPH09131999A
JPH09131999A JP31479195A JP31479195A JPH09131999A JP H09131999 A JPH09131999 A JP H09131999A JP 31479195 A JP31479195 A JP 31479195A JP 31479195 A JP31479195 A JP 31479195A JP H09131999 A JPH09131999 A JP H09131999A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vortex
tubular body
cylindrical body
liquid
flow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31479195A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Nakamura
陽 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SUIKOUSHIYA KK
Original Assignee
SUIKOUSHIYA KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SUIKOUSHIYA KK filed Critical SUIKOUSHIYA KK
Priority to JP31479195A priority Critical patent/JPH09131999A/ja
Publication of JPH09131999A publication Critical patent/JPH09131999A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】簡易に竜巻状渦流による視覚体験を提供できる
方法及び装置の提供。 【解決手段】透明な材料よりなる筒状体3の下方位置の
外周方向から内部に向かって、気体が混入された透明液
体をノズル6aを介して噴出させる。該噴出により、筒
状体3内に渦巻き状の上昇する気泡混入上昇液流を発生
させ、上昇液流内に気泡による竜巻状の渦流8aを形成
せしめる。上記方法を実現させるための装置は、内部に
透明液体8を収容する透明部材製の筒状体3と、該筒状
体3の底体4内に内向きに開口し、筒状体3内に少なく
とも気体を含む流体を噴出するノズル6aとを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特にディスプレイ
用として、竜巻状渦流を簡易に発生させる方法と装置に
関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来
の、液流によるディスプレイ方法及び手段としては、噴
水や透明容器内下部より気泡を注入して上昇させる装置
が知られている。しかし、噴水装置は、噴水池や噴水空
間等の大スペースや大型の設備を必要とするものであ
り、室内用の装置としては設置に制約があり、透明水槽
内の液体中で気泡の上昇流を形成させるものも、単に気
泡上昇時の気泡の量や径を変化させ又は流動性(粘性)
の異なる液体を用いて上昇速度を変化させる程度の、変
化に乏しいものに限られていた。
【0003】本発明は主として屋内又は室内用として、
変化に富んだ渦流を発生させるディスプレイ用渦流発生
方法とそのための装置を提供せんとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の方法は、透明な
材料よりなる筒状体3の下方位置の外周方向から内部に
向かって、気体とともに透明液体8をノズル6aを介し
て噴出させることにより、該筒状体3内に渦巻き状に上
昇する気泡混入液流を発生させ、上記上昇液流内に気泡
による竜巻状の渦流8aを形成せしめることを特徴とし
ている。
【0005】また、本発明の装置は、第1に、内部に透
明液体8を収容する透明部材製の筒状体3と、該筒状体
3の底部内に内向きに開口し、筒状体3内に少なくとも
気体を含む流体を噴出するノズル6aとを備えたことを
特徴としている。
【0006】第2に、ノズル6aの上流側にエア導入部
6bと透明液体8を加圧供給する液体導入部6cとを連
通接続したことを特徴としている。
【0007】第3に、筒状体3の外周に筒状体3の外周
側に流出する流体を受け止めて外部に排出するジャケッ
ト状の排出案内部2を設けたことを特徴としている。
【0008】第4に、筒状体3の底部に筒状体3内に形
成される渦流8aを下方より照射する照明器具7aを設
置したことを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】図1乃至図4に本発明の実施の形
態を実験装置で示す。ディスプレイ用渦流発生装置1
は、強化ガラス又は合成樹脂等の透明材料からなる上端
開放型の円形の筒状体3を本体部とし、該筒状体3の下
端には皿状の底体4が一体的に嵌合接続され、さらに該
底体4の底面側には、内部に上向きの照明器具7aを収
容固定した、筒状又は箱状等の照明ケース7が固定され
ている。筒状体3の上端が開放端をなすのは、下部より
上昇する渦流が抵抗を受けないように、流体(水)を上
端外周より自然に越流させるためである。
【0010】筒状体3の上端外周には上記越流水を受け
止めて外部に排出するための排出案内部2が連接して設
けられている。該排出案内部2は、筒状体3の開放され
た上端より下方位置に越流水を受け止めるに十分な深さ
をもつジャケット状の受水部2aと、該受水部2aの水
を外部に排出する排出口2bを備え、上記受水部の上端
には、筒状体3内より上昇するエアを排出する気抜口2
cを備えた蓋体2dが挿脱自在に嵌合して取り付けてあ
る。この構造により後述する内部の渦流は上端において
乱れることなく水の流出とともに自然に消滅する。
【0011】上記底体4には、内向きに開口するノズル
6aを設けたエジェクタ6が方向調節自在な軸受け6d
を介して挿入固定されており、該エジェクタ6に連通す
るエア導入部6bと液体導入部6cから送られる気液を
混合し、気泡混入液流としてノズル6aより筒状体3内
に噴出する。
【0012】前記筒状体3の内部に、エジェクタ6にお
いて水と圧縮エアを混合した気泡混入液流を底体円周の
接線方向に噴出させることにより、筒状体3内の液体
(水)8に渦巻状の上昇流が発生する。該上昇流は、筒
状体内周面に沿った渦流となって上昇し、筒状体3の開
放端より越流して、その外周側に設けられた排出案内部
2より受け止められて外部に排出される。この時エアは
排気口2cから排出される。この場合において、渦流に
よって生じる遠心力と液体(水)と気体(空気)の比重
差により、比重の重い液体が該筒状体3の内周面方向に
沿って回転上昇し、比重の軽い気体が筒状体3の中心方
向に集まって回転上昇するようなモーメントが生じる。
【0013】渦流の流速が速まり、遠心力が強くなるに
従いこの作用が強調され、上記渦流が安定してくると、
回転力が強い下方では気泡が圧縮されて細い線をなして
いるが、回転力が弱くなる上方に行くに従い気泡流は順
次太くなり、やがて該筒状体3内に竜巻状渦流8aを形
成する。この時竜巻状渦流8aの下端外周には渦流に収
束し切れない気泡流である傍流部8bが形成される。こ
のような渦流形成作用発生させるに当たり、水や空気の
吐出圧や吐出量を変更することによって、竜巻状渦流8
aの状態を制御することができる。また筒状体3の上方
をテーパー状に細くすることによっても、気泡が受ける
圧力の変化等により、渦流全体の形状が変化する。な
お、筒状体3の内周面や中心線に対するノズル角を調節
して吐出角度を変更し又はノズル径の異なるものを用い
ることによっても、上記渦流の姿の制御又は変更が可能
である。
【0014】図4(A)〜(C)は内径150mm,高
さ800mmの筒状体3に約1.5kg/cmの給水
圧で給水し、エア導入部6bには大気圧下でのエア導入
を行って、渦巻形成実験を行った際の渦流形成を示し、
同図(A)給水量約8 lit.(リッター)/min
の場合を示している。この例では上昇流中の渦は気泡に
より太くて弱い竜巻(トルネード)状渦流8aを中心部
形成し、底部外周側には、竜巻状渦流8aの基端部を囲
むようにらせん状の傍流部8bが形成されている。
【0015】同図(B)は給水量約10 lit./m
inの場合を示し、この例では竜巻状渦流8aが線状に
細く形成され、傍流部8bとの区別が鮮明に確認でき
る。また同図(C)は給水量約12 lit./min
で行ったもので、この例ではエア量が多いためにエアに
竜巻状渦流8aによる気泡の線状径が太く渦流速度が速
いほか、傍流部8bの気泡量が多く且つ大きく形成され
た。
【0016】上記実験に際し、給水量を約8〜20 l
it./minの範囲で行ったが、鮮明なトルネードが
形成される範囲は概ね8〜14 lit./minであ
った。そして給水圧は0.5〜3kg/cmの範囲で
あれば十分竜巻状渦流8aの形成が可能である。但し、
これらの条件は筒状体3の径や長さ又は形状等により最
適条件は変化するものである。
【0017】その他渦流形成の条件として、給水量及び
給気量が多いと竜巻状渦流8aの径が太くなり、変化も
激しく且つ筒内の気泡量も増大する。逆に少な過ぎると
トルネード状の渦流の形成が行われず、多過ぎると気泡
量が多過ぎ且つ変化が激し過ぎて鮮明なトルネードが形
成されない。水量に対する空気量が多過ぎても少な過ぎ
ても同様な現象が表れる。
【0018】なお、本例においては筒状体3の上方に設
けられた排液案内部2を介して、上昇流8aが排水流8
bとして排出されるので、筒状体3の周側面は、常に良
好に内部を透視できる状態に保たれる。しかし装飾用デ
ィスプレイとしては必ずしも内部の渦流8aをそのまま
透視する必要性はないので、例えば筒状体3の上端は単
純な開口端とし、図2に示すように筒状体3の下端部側
に上部開放型のジャケット状排水案内部2’を設けるこ
ともできる。この構造では筒状体8の上端からの越流水
を周面に沿って下方に流して排水案内部2’より排出す
ることにより、周面での流水膜を介して内部の渦流8a
を透視するものとする。その他筒状体3を水面上に突出
させて設置し、上記のように上端より越流させることも
でき、この場合は排水案内部2は不要である。
【0019】また、皿状をなす底体4の下面には透明板
4aが配置され、照明ケース7は上面が開口状態で該底
体4に接続されていることによって、照明ケース7に上
向きに内蔵された照明7aは、筒状体3内を下方から照
明することができ、このように、下部照明器具によって
竜巻状の渦流を照射することにより、気泡流を特に際だ
たせて表現させることができる。
【0020】なお、照明7aと共に、該照明7aの色彩
を適宜変化させる装置を設ければ、上記気泡流を各種の
任意な色によって着色観賞できるほか、その着色の時系
列的な変化を楽しむこともできる。
【0021】
【発明の効果】以上のように構成される本発明によれ
ば、筒状体内で回転上昇する気体と回転する液体との比
重差を利用して、従来ディスプレイ等では形成出来なか
った竜巻状の渦流を、簡単な装置で容易に形成し且つ外
部から観賞することができ、しかも気泡混合液体を筒状
体内に供給させる場合、気体や液体の供給圧や流量を制
御することによって気泡による竜巻形状を多種類のパタ
ーンに変更することができる。
【0022】また、筒状体上方に設けた排液案内部を介
して上昇する液流の液体が排出される場合は、筒状体周
側面は常に内部の渦巻を円筒面より透視可能な状態を保
っており、逆に周面に流水膜を形成させるものでは、流
水膜によってゆがめられた変化に富んだ渦流が観賞でき
る。また下部照明器具によって竜巻状の渦流を照射する
ことにより、気泡流を特に際だたせて表現させると共
に、各種の任意な色によって着色観賞できる利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスプレイ用渦流発生装置の斜視図である。
【図2】ディスプレイ用渦流発生装置の縦断面図であ
る。
【図3】ディスプレイ用渦流発生装置の横断面図であ
る。
【図4】(A)〜(C)はディスプレイ用渦流発生状態
のパターン例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 本発明に係る装置 2 排出案内部 2a 受水部 2b 排出口 2c 気抜口 2d 蓋体 3 筒状体 4 底体 4a 透明板 6 エジェクタ 6a ノズル 6b エア導入部 6c 液体導入部 6d 角度調整装置 7 照明ケース 7a 照明器具 8 液体 8a 竜巻状渦流 8b 傍流部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明な材料よりなる筒状体(3)の下方
    位置の外周方向から内部に向かって、気体とともに透明
    液体(8)をノズル(6a)を介して噴出させることに
    より、該筒状体(3)内に渦巻き状に上昇する気泡混入
    液流を発生させ、上記上昇液流内に気泡による竜巻状の
    渦流(8a)を形成せしめるディスプレイ用渦流発生方
    法。
  2. 【請求項2】 内部に透明液体(8)を収容する透明部
    材製の筒状体(3)と、該筒状体(3)の底部内に内向
    きに開口し、筒状体(3)内に少なくとも気体を含む流
    体を噴出するノズル(6a)とを備えたディスプレイ用
    渦流発生装置。
  3. 【請求項3】 ノズル(6a)の上流側にエア導入部
    (6b)と透明液体(8)を加圧供給する液体導入部
    (6c)とを連通接続した請求項2のディスプレイ用渦
    流発生装置。
  4. 【請求項4】 筒状体(3)の外周に筒状体(3)の外
    周側に流出する流体を受け止めて外部に排出するジャケ
    ット状の排出案内部(2)を設けた請求項2又は3記載
    のディスプレイ用渦流発生装置。
  5. 【請求項5】 筒状体(3)の底部に筒状体(3)内に
    形成される渦流(8a)を下方より照射する照明器具
    (7a)を設置してなる請求項2又は3又は4のディス
    プレイ用渦流発生装置。
JP31479195A 1995-11-08 1995-11-08 ディスプレイ用渦流発生方法及び装置 Pending JPH09131999A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31479195A JPH09131999A (ja) 1995-11-08 1995-11-08 ディスプレイ用渦流発生方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31479195A JPH09131999A (ja) 1995-11-08 1995-11-08 ディスプレイ用渦流発生方法及び装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09131999A true JPH09131999A (ja) 1997-05-20

Family

ID=18057644

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31479195A Pending JPH09131999A (ja) 1995-11-08 1995-11-08 ディスプレイ用渦流発生方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09131999A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012200898A (ja) * 2011-03-23 2012-10-22 Do Science Co Ltd 液体を用いた装飾装置
WO2024106532A1 (ja) * 2022-11-18 2024-05-23 株式会社シェルタージャパン 二酸化炭素削減インテリア

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012200898A (ja) * 2011-03-23 2012-10-22 Do Science Co Ltd 液体を用いた装飾装置
WO2024106532A1 (ja) * 2022-11-18 2024-05-23 株式会社シェルタージャパン 二酸化炭素削減インテリア

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4795092A (en) Laminar flow nozzle
US7300040B2 (en) Simple, mechanism-free device, and method to produce vortex ring bubbles in liquids
US4265402A (en) Strobed liquid display device and head therefor
US3735926A (en) Liquid spray device with fixed and rotatable diffusers
JP2007130601A (ja) マイクロバブル発生装置及び同装置を利用した洗髪装置
US5783118A (en) Method for generating microbubbles of gas in a body of liquid
ATE172385T1 (de) Begasungs-/flotations-reaktor mit anordnungen zur abtrennung von feststoffen aus flüssigkeiten
KR0127487B1 (ko) 공기 동력식 워터 디스플레이
US20090211662A1 (en) Drink layering potion machine
JPH09131999A (ja) ディスプレイ用渦流発生方法及び装置
GB9104199D0 (en) Nebulizer
EP0826640A2 (en) A water oxygenating device
JP2011052530A (ja) 流体節約喚起器
JP2009106918A (ja) 微細気泡発生器
JP4489254B2 (ja) 発泡性飲料用の注出具
US5161740A (en) Pop jet fountain
JPH05329412A (ja) 噴水装置
JPH0475791B2 (ja)
SU1033215A1 (ru) Аэратор дл флотационной машины
JP2022141456A (ja) 微細気泡発生装置
SU1171116A1 (ru) Устройство дл получени монодисперсных пузырьков газа и капель жидкости
JP3073023U (ja) 装飾燈
US814890A (en) Bubble-fountain.
US515898A (en) Fountain
RU1772086C (ru) Устройство дл аэрации сточных вод