JPH09131639A - 衝突防止装置の制御方法 - Google Patents

衝突防止装置の制御方法

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JPH09131639A
JPH09131639A JP31345495A JP31345495A JPH09131639A JP H09131639 A JPH09131639 A JP H09131639A JP 31345495 A JP31345495 A JP 31345495A JP 31345495 A JP31345495 A JP 31345495A JP H09131639 A JPH09131639 A JP H09131639A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リングセンサ11の出力信号による衝突防止
機能,エアカット短縮機能,工具折損検出機能の三機能
を、刃具TAと工具ホルダTb又はアタッチメント間が
電気的に絶縁された絶縁工具と絶縁されていない普通工
具とにより選択的に作動させる衝突防止装置の制御方法
の提供。 【解決手段】 工具マガジン8の貯蔵工具が次工具に指
定されると、予め記憶されている工具パラメータ記憶部
から絶縁工具か普通工具かを読み取り、絶縁工具のとき
各機能選択部から衝突防止機能のみが働く指令を出し、
普通工具のとき各機能選択部からエアカット短縮機能及
び又は工具折損検出機能のみが働く指令を出し、各機能
を選択的に作動可能な状態とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動工具交換装置を
有するマシニングセンタ等数値制御工作機械の主軸頭に
主軸を取り囲むように設けた検出器の接触信号により作
動する衝突防止装置の制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動工具交換装置を有する工作機械例え
ば図1に示すようなマシニングセンタは、刃具を取着し
た工具ホルダ又は主軸アタッチメント等の工具を工具マ
ガジンに複数本貯蔵し、加工プログラムの加工内容に応
じて必要工具を主軸に自動装着して加工を行うようにな
っている。
【0003】このような自動工具交換装置を有するマシ
ニングセンタでは、主軸頭の下端に主軸を取り囲むよう
に環状鉄心にコイルを巻回したリングセンサ(検出器)
を設け、主軸工具がワークに接触して交流(高周波)電
流がリングセンサを貫通するように流れると、コイルに
交流電圧が誘導され、この誘導された交流電圧の接触信
号で、早送り速度をプログラム指定の切削送り速度に変
えることにより、工具が切削時の回転数に達した状態か
らワークを接触して切削加工が開始されるまでのワーク
に向かって接近移動するエアカット時間を短縮したり、
リングゲージなどを用いて加工原点を求めるのに使用し
たりしている。
【0004】また、本出願人はリングセンサを用いた衝
突防止装置を特開平7−251353号として提案して
いる。このものは図8に示すように主軸頭101の下端
に主軸スリーブ102を取り囲むようにリングセンサ1
03を設け、刃具105と工具ホルダ106とが互いに
電気絶縁材104により絶縁された工具を主軸107に
装着し、この絶縁工具により切削加工中にリングセンサ
103の中心部を交流電流が流れないようにする。
【0005】そして、ワークWの壁面又はその周辺の機
械部分に接触し易い主軸107の外周及び工具ホルダの
外周等に電気の良導体で弾性体からなるダンパ108を
被覆し、切削加工中にこのダンパ108がワーク又はそ
の周辺の機械部分に接触して、リングセンサ103から
NC装置109にセンサ信号が出力され、NC装置10
9からアラーム信号が出て軸移動停止と主軸回転停止と
のアラーム停止を行うようにしたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べた特
開平7−251353号の技術は、工具ホルダ106と
刃具105とが互いに電気的に絶縁されていて、主軸1
07と工具ホルダ106間は絶縁されていないので、自
動工具交換時に工具交換アーム110が工具ホルダを把
持すると、リングセンサ103からセンサ信号が出て、
NC装置からアラーム信号が出力して機械がアラーム停
止するという不都合が生じる。
【0007】また、工具マガジンの貯蔵工具に絶縁され
ていない普通工具が混在していると、普通工具による切
削加工時に普通工具がワークに接触するとアラーム信号
が出て機械がアラーム停止してしまうという不都合が生
じる。このため作業者は自動工具交換時や工具の絶縁・
非絶縁により衝突防止機能のON・OFF操作を行う必
要がある。従って作業者が常時機械に付いていなければ
ならず、省人化を阻害するという問題を有している。
【0008】本発明は従来の技術の有するこのような問
題点に鑑みなされたものであり、その目的するところは
絶縁工具のとき工具交換時にリングセンサから信号が出
ないようにするとともに、エアカット短縮機能と工具折
損検出機能が働かないようにし、普通工具のとき衝突防
止機能が働かないようにしてエアカット短縮機能及び又
は工具折損検出機能が働くようにする自動制御方法を提
供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに請求項1の衝突防止装置の制御方法は、工具マガジ
ンに工具ホルダ又は主軸アタッチメントと刃具とが互い
に電気的に絶縁された複数の絶縁工具を貯蔵する自動工
具交換装置を有するマシニングセンタ等工作機械の主軸
頭に主軸を取り囲むように検出器を設け、主軸まわりが
ワーク及び他の機械部分に接触したとき前記検出器から
出る接触信号で機械をアラーム停止する衝突防止機能の
制御方法において、工具交換指令により前記検出器の接
触信号の出力を工具交換動作中停止し、前記衝突防止装
置の衝突防止機構が働かないようにしたものである。
【0010】請求項1の制御方法によれば、工具交換中
はリングセンサからセンサ出力が出ないので、工具交換
アームが工具を把持したとき衝突防止装置が働いてアラ
ーム停止することがなくなり、作業者がその都度衝突防
止機能をON・OFFする必要がなくなり、長時間の自
動運転が可能になる。
【0011】また請求項2の衝突防止装置の制御方法
は、工具マガジンに工具ホルダ又は主軸アタッチメント
と刃具とが互いに電気的に絶縁された絶縁工具と絶縁さ
れていない普通工具との両方を複数本貯蔵する自動工具
交換装置を有するマシニングセンタ等工作機械の主軸頭
に主軸を取り囲むように検出器を設け、主軸まわりがワ
ーク及び他の機械部分に接触したとき前記検出器から出
る接触信号で機械をアラーム停止する衝突防止機能・工
具折損防止機能及び前記接触信号で送り速度を早送り速
度から切削送り速度に切り換えるエアカット短縮機能の
各機能を制御する方法において、予め工具パラメータ記
憶部に前記絶縁工具か又は普通工具かの区別を工具番号
とともに記憶させ、工具交換指令に応じて次工具に指定
された工具が前記絶縁工具か又は普通工具かを工具番号
により前記工具パラメータ記憶部から読み取り、絶縁工
具のとき、該絶縁工具による加工動作中前記衝突防止機
能のみ働くようにし、普通工具のとき該普通工具による
加工動作中前記エアカット短縮機能及び又は工具折損検
出機能のみ働くようにしたものである。
【0012】請求項2の制御方法によれば、工具交換指
令に応じて次工具に指定された工具が絶縁工具か、普通
工具かを読み取り、絶縁工具のとき衝突防止機能のみ
を、また普通工具のとき工具折損検出機能又は及びエア
カット短縮機能のみを働かせるようにしたので、絶縁工
具と普通工具とで作業者がその都度機能のON・OFF
操作を行う必要がなくなるとともに、衝突防止機能重視
のときには絶縁工具を、また工具折損検出機能又はエア
カット短縮機能重視のときには普通工具を選択的に工具
マガジンに貯蔵させることで、加工内容に応じて重要な
機能を自動的に選択することができるようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
もとづいて説明する。図1のたて形マシニングセンタに
おいて、床上に設置されたベッド1上に前後(Y軸)方
向の案内が設けられ、このY軸案内上に左右(X軸)方
向の案内を上面に有するサドル2が移動可能に載置さ
れ、サドル2はベッド1に固着の図示しないY軸モータ
により、ボールねじを介して移動位置決めされる。サド
ル2のX軸案内上にテーブル3が移動可能に載置され、
テーブル3はサドル2に固着の図示しないX軸モータに
よりボールねじを介して移動位置決めされる。
【0014】更に、ベッド1上後側にコラム4が立設さ
れていて、コラム4の前側面に設けられている上下(Z
軸)方向の案内上にラム形主軸頭5が移動可能に載架さ
れ、主軸頭5はコラム4の上面に固着のZ軸モータ6に
より図示しないボールねじを介して移動位置決めされ
る。主軸頭5には主軸7が垂直かつ下向きに回転可能に
支持されていて、主軸7下端部のテーパ穴に刃具TAが
取着された工具ホルダTBが着脱可能に装着されてい
る。
【0015】一方、コラム4の左側に工具マガジン8が
設置されており、工具マガジン8とコラム4との間にツ
イン形工具交換ーム9を有する自動工具交換装置10が
設けられている。このツイン形工具交換アーム9は垂直
のアーム旋回中心軸のまわりで旋回及び軸方向移動可能
とされている。
【0016】主軸頭5の下端面にはリングセンサ11が
主軸7を取り囲むように取着されている。このリングセ
ンサ11は環状鉄心に沿ってコイルを複数回巻回したも
ので、交流(高周波)電流が中心を貫通するように流れ
たとき発生する磁力線により交流電圧が誘導されるもの
である。そして、例えばベッド1とコラム4の上部とに
図示しない交流電源から弱い交流電圧を供給し、主軸装
着工具TA,TBがテーブル3上のワークWに又はその
周辺の機械部分に接触したとき図1で破線で示す閉回路
に交流電源から供給される電流の分流iができ、リング
センサ11に交流電圧が誘発されてセンサ信号として出
力されるようになっている。
【0017】一方、工具マガジン8の図示しないマガジ
ンポットに貯蔵され、工具交換指令で工具交換アーム9
により自動交換される複数の工具は、工具ホルダTBと
刃具TAとの間に電気絶縁材が介在する絶縁工具と電気
絶縁材がない普通工具との両方が混じっており、両者の
識別はNC装置内の工具パラメータ記憶部14(図5)
に工具番号とともに記憶されている。
【0018】絶縁工具の例は図2に示すように工具ホル
ダTAのホルダ本体23に内蔵のテーパコレット23a
を介してストレートシャンク付の各刃具TAを把持する
ようになっていて、刃具TAには図4に示すようにボー
ルエンドミルTA1,フラットエンドミルTA2のそれ
ぞれのストレートシャンク部Taの外周把持面及び後端
面に電気絶縁材25の被膜が設けられている。この電気
絶縁材25としてはセラミックやテフロン等の電気絶縁
体のコーティングの他、水溶性塗料やエマルジョン樹脂
塗料を電着塗装してもよい。
【0019】また、図3に示すようにストレートコレッ
ト24の外周と後端面又は内周と後端面とに電気絶縁材
25をコーティングしても、図2に示すように工具ホル
ダ本体23のテーパコレット23aの内面にコーティン
グしても同様の絶縁効果が得られる。従って、上述の絶
縁工具が主軸7に装着されたとき、主軸7と工具ホルダ
TBとは電気的に導通状態にあるが、刃具TAは絶縁さ
れており、絶縁工具でテーブル3上のワークWを切削し
てもリングセンサ11の中心部を通る交流電流の分流は
発生しない。
【0020】図5は上述の絶縁工具と絶縁されない普通
工具とを分別して各機能を選択的に働かせるための回路
構成を示すブロック線図である。入力部12は加工プロ
グラムや工具情報等を入力する部分。プログラム記憶部
13は入力された加工プログラムを記憶する部分。工具
パラメータ記憶部は各工具の長さ,径等の情報に加え絶
縁工具か普通工具かを工具番号とともに記憶する部分で
ある。
【0021】指令解釈部15は加工プログラム等工作機
械を動作させるための指令を解釈して必要個所に必要信
号を仕分ける部分。関数発生部16は各作用軸を動作さ
せるために必要な関数を発生する部分。駆動軸制御部1
8はX・Y・Zの各モータを制御する部分。主軸制御部
18は主軸モータを制御する部分。ATC装置制御部1
9は工具マガジン8を含む工具交換装置の各駆動モータ
を制御する部分である。スイッチ20はリングセンサ1
1を作動させるための交流電源回路をON・OFFする
部分である。各機能選択部21は絶縁工具か普通工具か
により衝突防止機能,エアカット短縮機能,工具折損防
止機能の各機能を働かせるものと働かせないものとに選
択する部分である。
【0022】続いて本実施の形態の作用について説明す
る。最初に絶縁工具を主軸7に装着し、衝突防止機能サ
イクルが働いているとき、自動工具交換動作でアラーム
停止させないための作用を図6のフローチャートにより
説明する。
【0023】ステップS1において、プログラム記憶部
13から加工プログラムを読み込み、ステップS2にお
いて読み込んだプログラムの内容が工具交換指令かを確
認する。そしてYESの場合には衝突防止機能サイクル
中かを確認し、更にYESの場合はステップS4におい
て、スイッチ20をOFFとしてリングセンサ11が働
かないようにして衝突防止機能を停止させ、ステップS
5において、工具交換が実施される。
【0024】また、ステップS3において、NOの場合
にはステップS5に飛んで工具交換が行われる。次いで
ステップS6において工具交換完了かが確認され、NO
の場合ステップS5に戻り、YESの場合には、ステッ
プS7において再び衝突防止機能サイクル中かを確認
し、YESの場合にはステップS8においてスイッチ2
0をONとし、リングセンサ11から信号が出るように
して衝突防止機能を作動させ、ステップS1に戻され
る。
【0025】また、ステップS7においてNOの場合に
はステップS1に戻され、ステップS1を経てステップ
S2においてNOの場合にはステップS9において、加
工完了信号が出ているかを確認し、YESの場合には終
わりとなりNOの場合には再度ステップS1に戻され
る。
【0026】ここで衝突防止機能の作用について従来の
技術でも述べたが簡単に説明する。切削加工中におい
て、図7に示すように工具ホルダTBがワークWの壁面
に接触すると交流電源,主軸頭5,主軸7,工具ホルダ
TB,ワークW,テーブル3からなる閉回路が形成さ
れ、この閉回路中にも交流電源から供給される電流の分
流iができる。
【0027】そして、リングセンサ11の中心部を貫通
して流れるこの分流iにより、リングセンサ11の鉄心
に交流電圧が誘導され、鉄心に巻回されている巻線に交
流電圧が誘導される。誘導された交流電圧(センサ信
号)は図示しないNC装置の増幅回路に送られて増幅さ
れ、アラーム信号出力部からアラーム信号が出力されて
機械をアラーム停止する。尚、この場合上述のように主
軸7には絶縁工具が装着されているので、刃具TAが切
削加工のためワークに接触しても前記閉回路は形成され
ず、分流iも流れないのでリングセンサから信号は出力
されない。
【0028】次に絶縁工具と普通工具とを工具マガジン
に任意に貯蔵しておいて次工具に指定された工具が絶縁
工具か普通工具かによって各機能を選択的に働くように
するための作用を図7のフローチャートにより説明す
る。
【0029】ステップS10においてプログラム記憶部
13から加工プログラムを読み込み、ステップS11に
おいて読み込んだ加工プログラムの内容が工具交換指令
かを確認し、YESの場合にはステップS12におい
て、工具パラメータ記憶部14より次工具に指定された
工具番号の工具情報を呼び出す。次いでステップS13
において、次工具が絶縁工具かを確認し、YESの場合
にはステップS14において衝突防止機能を入りとして
ステップS10に戻される。
【0030】またステップS13においてNOの場合
は、普通工具なのでステップS15においてエアカット
短縮指令と工具折損検出指令との両方が有るかが確認さ
れ、YESの場合にはステップS16とステップS17
との両方においてエアカット短縮機能と工具折損検出機
能とを入りとし、ステップS10に戻される。
【0031】また、ステップS15においてNOの場合
にはステップS18において、エアカット短縮機能指令
のみ有るかが確認され、YESの場合、エアカット短縮
機能だけが入りとなり、ステップS10に戻される。工
具またステップS18においてNOの場合には工具折損
検出機能だけが入りとなり、ステップS10に戻され
る。そしてステップS11においてNOになるとステッ
プS19において加工完了かが確認され、NOの場合は
ステップS10に戻され、YESのときは終わりとな
る。
【0032】ここで、エアカット短縮機能とは切削開始
位置まで接近するための早送り速度による移動を、工具
TA,TBがワークWに接触したときリングセンサ11
から出る接触信号により切削送り速度に切り換えるもの
である。工具折損検出機能とは、リングゲージ等に工具
を所定の位置で接触させるように移動させた際、接触信
号が得られない場合には工具が折損していると判断した
り、或いは加工中にリングセンサ11から出力される接
触信号が中断又は停止したとき工具が折損したものと判
断して、機械をアラーム停止させたり、他の工具に交換
する機能を働かせるためのものである。従ってこの工具
折損検出機能は断続切削等のように通常時工具とワーク
の接触が中断する場合には不向きのため、固定サイクル
に組み込んで使用することが多い。
【0033】尚、本実施の形態では工具ホルダTBと刃
具TAとの間に電気絶縁材25を介在したものを絶縁工
具としたが、アングルアタッチメント,ユニバーサルア
タッチメント,エクステンションアタッチメント等主軸
アタッチメントと刃具TAとの間に絶縁材25を介在さ
せたものも絶縁工具と同様に用いることができる。
【0034】また、衝突防止機能が働くときにワーク又
はその周辺の機械部分に接触する工具ホルダや主軸アタ
ッチメントに電気導電性の弾性材からなる保護部材を取
着すれば、接触時の工作機械の損傷等を防止することが
できる。
【0035】
【発明の効果】本発明の衝突防止装置の制御方法は上述
のとおり構成されているので次に記載する効果を奏す
る。請求項1は工具交換指令により工具交換動作中検出
器の接触信号を停止して衝突防止装置の機能を働かない
ようにしたので工具交換のため工具交換アームが主軸工
具を把持した際にアラーム信号が出ることがなくなり、
工具交換のたびに衝突防止機能のON・OFFを手動で
行う必要がなくなり、無人化,省人化に効果がある。
【0035】請求項2は、工具マガジンに貯蔵されて工
具交換指令で次工具に指定される工具が絶縁工具か普通
工具かを予め記憶する工具パラメータから読み取り、普
通工具のとき衝突防止機能が働かないようにしたので工
具が切削加工のためワークに接触してもアラーム停止す
ることがなくなり、エアカット短縮機能及び又は工具折
損防止機能のみ働かせることが可能となる。
【0036】また次工具に指定された工具が絶縁工具の
とき、衝突防止機能のみ働くようにしたので、工具番号
とともに絶縁工具か普通工具かを入力するだけの簡単な
手順で、それぞれ工具内容に対応した機能を選択的に実
行させることができ、上述と同様作業者が手動で機能の
ON・OFF操作を行う必要がなくなり、無人化・省人
化に効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態のリングセンサを有するマシニン
グセンタの斜視姿図である。
【図2】刃具との間が電気絶縁された工具ホルダの図で
上半分を断面とした正面図である。
【図3】同じく電気絶縁されたコレットブッシュの正面
図である。
【図4】同じく電気絶縁された刃具の図で、(a)はフ
ラットエンドミル、(b)はボールエンドミルの正面図
である。
【図5】リングセンサの検知信号による各機能の作動を
絶縁工具か普通工具かにより選択的に行うための回路構
成を示すブロック線図である。
【図6】自動工具交換中、衝突防止機能を止める作用説
明用のフローチャートである。
【図7】絶縁工具と普通工具とを区別して各機能を選択
的に働かせる作用説明用のフローチャートである。
【図8】従来の技術の衝突防止装置の構成図である。
【符号の説明】
1 ベッド 2 サドル 3 テーブル 4 コラム 5 主軸頭 7 主軸 8 工具マガジン 9 工具交換アーム 11 リングセンサ 14 工具パラメータ記憶部 20 スイッチ 21 各機能選択部 TA 刃具 TB 工具ホルダ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工具マガジンに工具ホルダ又は主軸アタ
    ッチメントと刃具とが互いに電気的に絶縁された複数の
    絶縁工具を貯蔵する自動工具交換装置を有するマシニン
    グセンタ等工作機械の主軸頭に主軸を取り囲むように検
    出器を設け、主軸まわりがワーク及び他の機械部分に接
    触したとき前記検出器から出る接触信号で機械をアラー
    ム停止する衝突防止機能の制御方法において、工具交換
    指令により前記検出器の接触信号の出力を工具交換動作
    中停止し、前記衝突防止装置の衝突防止機構が働かない
    ようにしたことを特徴とする衝突防止装置の制御方法。
  2. 【請求項2】 工具マガジンに工具ホルダ又は主軸アタ
    ッチメントと刃具とが互いに電気的に絶縁された絶縁工
    具と絶縁されていない普通工具との両方を複数本貯蔵す
    る自動工具交換装置を有するマシニングセンタ等工作機
    械の主軸頭に主軸を取り囲むように検出器を設け、主軸
    まわりがワーク及び他の機械部分に接触したとき前記検
    出器から出る接触信号で機械をアラーム停止する衝突防
    止機能・工具折損防止機能及び前記接触信号で送り速度
    を早送り速度から切削送り速度に切り換えるエアカット
    短縮機能の各機能を制御する方法において、予め工具パ
    ラメータ記憶部に前記絶縁工具か又は普通工具かの区別
    を工具番号とともに記憶させ、工具交換指令に応じて次
    工具に指定され工具が前記絶縁工具か又は普通工具かを
    工具番号により前記工具パラメータ記憶部から読み取
    り、絶縁工具のとき該絶縁工具による加工動作中前記衝
    突防止機能のみ働くようにし、普通工具のとき該普通工
    具による加工動作中前記エアカット短縮機能及び又は工
    具折損検出機能のみ働くようにしたことを特徴とする衝
    突防止装置の制御方法。
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