JPH0913111A - 高炉炉頂部のマンホール - Google Patents
高炉炉頂部のマンホールInfo
- Publication number
- JPH0913111A JPH0913111A JP16380795A JP16380795A JPH0913111A JP H0913111 A JPH0913111 A JP H0913111A JP 16380795 A JP16380795 A JP 16380795A JP 16380795 A JP16380795 A JP 16380795A JP H0913111 A JPH0913111 A JP H0913111A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- manhole
- cover
- fitted
- cotter
- furnace
- Prior art date
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- Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、蓋開閉を機械的に行い作業者の危
険性等を回避する機構を具備する高炉炉頂部のマンホー
ルを提供する。 【構成】 マンホール1近傍の炉体2外周に保持枠5を
固設し、該保持枠5上部に一端を軸着5して他端を昇降
自在とした昇降腕4を設け、蓋6の頂部に固設した部材
7に上記昇降腕4を係合するとともに、他端に連結部材
10を介して上部を蓋6フランジ15に軸着16したコ
ッター12下端部に連結せしめ、該コッター12対称位
置の蓋6フランジ15にコッター12eを配置し、該コ
ッター12eを係止体17で係止したことを特徴とする
高炉炉頂部のマンホールである。
険性等を回避する機構を具備する高炉炉頂部のマンホー
ルを提供する。 【構成】 マンホール1近傍の炉体2外周に保持枠5を
固設し、該保持枠5上部に一端を軸着5して他端を昇降
自在とした昇降腕4を設け、蓋6の頂部に固設した部材
7に上記昇降腕4を係合するとともに、他端に連結部材
10を介して上部を蓋6フランジ15に軸着16したコ
ッター12下端部に連結せしめ、該コッター12対称位
置の蓋6フランジ15にコッター12eを配置し、該コ
ッター12eを係止体17で係止したことを特徴とする
高炉炉頂部のマンホールである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高炉炉頂部のマンホー
ルに関するものである。
ルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】製鉄業における高炉の吹製に際しては、
周知のごとく炉況に応じて炉内への羽口からの送風を停
止して操業を一時的に停止し休風する措置を施すことが
ある。このように高炉の休風を施すと、吹製反応がほと
んど停止して操業にともなう高炉の排ガスの発生もほと
んどなくなる。しかして、高炉内原料表面部(炉頂部)
には操業中に発生した排ガスが滞留しており、この排ガ
ス中へ空気が侵入することによる爆発混合気の生成を回
避するために、炉頂部(原料表面部)へ水蒸気を導入し
て滞留排ガスをパージする。
周知のごとく炉況に応じて炉内への羽口からの送風を停
止して操業を一時的に停止し休風する措置を施すことが
ある。このように高炉の休風を施すと、吹製反応がほと
んど停止して操業にともなう高炉の排ガスの発生もほと
んどなくなる。しかして、高炉内原料表面部(炉頂部)
には操業中に発生した排ガスが滞留しており、この排ガ
ス中へ空気が侵入することによる爆発混合気の生成を回
避するために、炉頂部(原料表面部)へ水蒸気を導入し
て滞留排ガスをパージする。
【0003】このように炉頂部の排ガスをパージした
後、原料表面から僅かに発生する排ガスを燃焼して、不
活性化することにより空気の侵入による爆発混合気の生
成を防止しつつ、高炉の操業(吹製)の再開まで待機す
るものである。しかして、上記のごとく原料表面から僅
かに発生する排ガスを燃焼するための排ガスへの点火
は、高炉炉頂部に設けてあるマンホールの蓋を開き点火
装置を原料表面へ近づけて発生する排ガスに点火するこ
とが行われている。
後、原料表面から僅かに発生する排ガスを燃焼して、不
活性化することにより空気の侵入による爆発混合気の生
成を防止しつつ、高炉の操業(吹製)の再開まで待機す
るものである。しかして、上記のごとく原料表面から僅
かに発生する排ガスを燃焼するための排ガスへの点火
は、高炉炉頂部に設けてあるマンホールの蓋を開き点火
装置を原料表面へ近づけて発生する排ガスに点火するこ
とが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のごとき排ガスへ
の点火に先立ってマンホール蓋を外すのは、人手によっ
てコッター等による締結を解除した後、吊り上げ装置を
用いて蓋を吊り上げてマンホールを開放するものであ
る。このように人手による蓋の開きには危険性をともな
う、即ち、上記のごとく炉頂部に滞留する排ガスを水蒸
気でパージしたとき、空気の侵入により残留滞留排ガス
と爆発混合気を生成していることがあり、小爆発によっ
て開放したマンホールからの爆風の吹き出しにより、マ
ンホールの蓋外しに携わる作業者が危険状態になること
がある。また、蓋を取り外す作業能率が低い等の課題が
ある。本発明は、このような課題を有利に解決するため
なされたものであり、蓋の取り外し機構を備えた高炉炉
頂部のマンホールを提供することを目的とするものであ
る。
の点火に先立ってマンホール蓋を外すのは、人手によっ
てコッター等による締結を解除した後、吊り上げ装置を
用いて蓋を吊り上げてマンホールを開放するものであ
る。このように人手による蓋の開きには危険性をともな
う、即ち、上記のごとく炉頂部に滞留する排ガスを水蒸
気でパージしたとき、空気の侵入により残留滞留排ガス
と爆発混合気を生成していることがあり、小爆発によっ
て開放したマンホールからの爆風の吹き出しにより、マ
ンホールの蓋外しに携わる作業者が危険状態になること
がある。また、蓋を取り外す作業能率が低い等の課題が
ある。本発明は、このような課題を有利に解決するため
なされたものであり、蓋の取り外し機構を備えた高炉炉
頂部のマンホールを提供することを目的とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴とするとこ
ろは、マンホール近傍の炉体外周に保持枠を固設し、該
保持枠上部に一端を軸着して他端を昇降自在とした昇降
腕を設け、蓋の頂部に固設した部材に上記昇降腕を係合
するとともに、他端に連結部材を介して上部を蓋フラン
ジに軸着したコッター下端部に連結せしめ、該コッター
対称位置の蓋フランジにコッターを配置し、該コッター
を係止体で係止したことを特徴とする高炉炉頂部のマン
ホールである。
ろは、マンホール近傍の炉体外周に保持枠を固設し、該
保持枠上部に一端を軸着して他端を昇降自在とした昇降
腕を設け、蓋の頂部に固設した部材に上記昇降腕を係合
するとともに、他端に連結部材を介して上部を蓋フラン
ジに軸着したコッター下端部に連結せしめ、該コッター
対称位置の蓋フランジにコッターを配置し、該コッター
を係止体で係止したことを特徴とする高炉炉頂部のマン
ホールである。
【0006】上記のごとき、コッター対称位置に設ける
もう一つのコッターを係止する係止体としては、例えば
上記昇降腕他端の上昇により蓋が上昇することによっ
て、対称位置に設けたコッターに上外向きの力が加わっ
たとき、係止体の下端が回動した外れるごとく構成し蓋
の取り外しが確実にしかも迅速にできる。
もう一つのコッターを係止する係止体としては、例えば
上記昇降腕他端の上昇により蓋が上昇することによっ
て、対称位置に設けたコッターに上外向きの力が加わっ
たとき、係止体の下端が回動した外れるごとく構成し蓋
の取り外しが確実にしかも迅速にできる。
【0007】
【実施例】図1及び図2に示す高炉炉頂部に配設したマ
ンホール1において、マンホール1近傍の炉体2外周に
保持枠3を固設し、該保持枠3上部に昇降腕4の一端を
回動自在に軸着5して他端を昇降可能に設け、この昇降
腕4にマンホール1蓋6の頂部に固設した部材7の溝8
にピン9を介して係合する。上記昇降腕4の他端に連結
部材10の一端を軸11着し、他端をコッター12の下端部
に付設した部材7aに軸着13する。また、上記昇降腕4の
他端に連結部材10a の一端を軸11着し、他端にウイン
チのワイヤー14を接続してワイヤー14の操作により昇降
腕4他端を昇降自在とする。
ンホール1において、マンホール1近傍の炉体2外周に
保持枠3を固設し、該保持枠3上部に昇降腕4の一端を
回動自在に軸着5して他端を昇降可能に設け、この昇降
腕4にマンホール1蓋6の頂部に固設した部材7の溝8
にピン9を介して係合する。上記昇降腕4の他端に連結
部材10の一端を軸11着し、他端をコッター12の下端部
に付設した部材7aに軸着13する。また、上記昇降腕4の
他端に連結部材10a の一端を軸11着し、他端にウイン
チのワイヤー14を接続してワイヤー14の操作により昇降
腕4他端を昇降自在とする。
【0008】しかして、マンホール1の蓋6を開放する
場合は、まずコッター12a 、12b 、12c、12d による蓋
6のフランジ15とマンホル1のフランジ15a との締結を
人手により解除し、コッター12及び12e を解除せずフラ
ンジ15及び15a を締結状態とし蓋6を閉塞状態とする。
しかる後、作業者が退避したウインチ(図示せず)を作
動してワイヤー14を引っ張ることによって、昇降腕4の
他端が軸着5部を支点として上昇し、コッター12は連結
部材10によってコッター12上部の軸着16部を支点として
回動し、コッター12の下端がマンホール1のフランジ15
a から外れ、同時に蓋6頂部の部材7が昇降腕4の上昇
によりピン9が部材7の溝8の上端に接し蓋6を持ち上
げるとともに、コッター12の対称位置に設けたコッター
12e が上昇することにより係止体17に上外向きの力が加
わり軸着18部を支点として回動して外れ蓋6が外れマン
ホール1が開放される。
場合は、まずコッター12a 、12b 、12c、12d による蓋
6のフランジ15とマンホル1のフランジ15a との締結を
人手により解除し、コッター12及び12e を解除せずフラ
ンジ15及び15a を締結状態とし蓋6を閉塞状態とする。
しかる後、作業者が退避したウインチ(図示せず)を作
動してワイヤー14を引っ張ることによって、昇降腕4の
他端が軸着5部を支点として上昇し、コッター12は連結
部材10によってコッター12上部の軸着16部を支点として
回動し、コッター12の下端がマンホール1のフランジ15
a から外れ、同時に蓋6頂部の部材7が昇降腕4の上昇
によりピン9が部材7の溝8の上端に接し蓋6を持ち上
げるとともに、コッター12の対称位置に設けたコッター
12e が上昇することにより係止体17に上外向きの力が加
わり軸着18部を支点として回動して外れ蓋6が外れマン
ホール1が開放される。
【0009】高炉の操業を再開し蓋6で閉塞する場合
は、ウインチの操作によりワイヤー14を緩め蓋6を降下
してマンホール1に密着した後、コッター12a 、12b 、
12c、12d 、12e をそれぞれ蓋6及びマンホール1のフ
ランジ15、15a を人手により締結するものである。
は、ウインチの操作によりワイヤー14を緩め蓋6を降下
してマンホール1に密着した後、コッター12a 、12b 、
12c、12d 、12e をそれぞれ蓋6及びマンホール1のフ
ランジ15、15a を人手により締結するものである。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、作業者の危険を確実に
防止することができる。また、マンホール蓋の取り外し
が機械的にできるので作業能率が向上する、更に蓋の装
着も容易になる等の優れた効果が得られる。
防止することができる。また、マンホール蓋の取り外し
が機械的にできるので作業能率が向上する、更に蓋の装
着も容易になる等の優れた効果が得られる。
【図1】本発明の実施例を示す平面図である。
【図2】本発明の実施例を示す側面図である。
1 マンホール 2 炉体外周 3 保持枠 4 昇降腕 6 蓋 7 部材 10 連結部材 12 コッター 12e コッター 17 係止体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 庄司 信之 愛知県東海市東海町5−3 新日本製鐵株 式会社名古屋製鐵所内
Claims (1)
- 【請求項1】 マンホール近傍の炉体外周に保持枠を固
設し、該保持枠上部に一端を軸着して他端を昇降自在と
した昇降腕を設け、蓋の頂部に固設した部材に上記昇降
腕を係合するとともに、他端に連結部材を介して上部を
蓋フランジに軸着したコッター下端部に連結せしめ、該
コッター対称位置の蓋フランジにコッターを配置し、該
コッターを係止体で係止したことを特徴とする高炉炉頂
部のマンホール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16380795A JP3268590B2 (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | 高炉炉頂部のマンホール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16380795A JP3268590B2 (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | 高炉炉頂部のマンホール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0913111A true JPH0913111A (ja) | 1997-01-14 |
JP3268590B2 JP3268590B2 (ja) | 2002-03-25 |
Family
ID=15781087
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16380795A Expired - Fee Related JP3268590B2 (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | 高炉炉頂部のマンホール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3268590B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101256020B1 (ko) * | 2011-07-29 | 2013-04-26 | 주식회사 시흥에스티 | 탱크의 측면 개폐형 맨홀 뚜껑 작동장치 |
CN110164100A (zh) * | 2019-06-25 | 2019-08-23 | 重庆市农业机械化学校 | 一种电子警报装置 |
CN115404291A (zh) * | 2022-09-22 | 2022-11-29 | 广东韶钢松山股份有限公司 | 高炉炉顶点火人孔结构 |
-
1995
- 1995-06-29 JP JP16380795A patent/JP3268590B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101256020B1 (ko) * | 2011-07-29 | 2013-04-26 | 주식회사 시흥에스티 | 탱크의 측면 개폐형 맨홀 뚜껑 작동장치 |
CN110164100A (zh) * | 2019-06-25 | 2019-08-23 | 重庆市农业机械化学校 | 一种电子警报装置 |
CN110164100B (zh) * | 2019-06-25 | 2020-11-17 | 重庆市农业机械化学校 | 一种电子警报装置 |
CN115404291A (zh) * | 2022-09-22 | 2022-11-29 | 广东韶钢松山股份有限公司 | 高炉炉顶点火人孔结构 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3268590B2 (ja) | 2002-03-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20011221 |
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