JPH09130A - 水中水上両用めがね - Google Patents

水中水上両用めがね

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JPH09130A
JPH09130A JP17798495A JP17798495A JPH09130A JP H09130 A JPH09130 A JP H09130A JP 17798495 A JP17798495 A JP 17798495A JP 17798495 A JP17798495 A JP 17798495A JP H09130 A JPH09130 A JP H09130A
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JP
Japan
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underwater
front frame
mounting portion
glasses
frame portion
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JP17798495A
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Noriomi Yoshimizu
憲臣 吉水
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンパクトに収納でき、水中めがねとしても
使用できるとともに箱めがねとしても使用できる水中水
上両用めがねを提供することにある。 【構成】 顔面に密接する装着部と、透視可能な透明体
及び該透明体を装着するフロントフレーム部とを有する
水中水上両用めがねにおいて、該装着部と該フロントフ
レーム部が伸縮体を構成し、前記装着部が前記フロント
フレーム部に収納可能であることを特徴とする水中水上
両用めがね。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水中水上両用めがね、
すなわち、水中めがねとして使用できるとともに箱めが
ねとしても使用することができるめがねに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水中めがねと箱めがねとは、截然
と区別して用いられている。すなわち、水中めがねは、
水中に潜りあるいは水中に顔をつけて水中の生物等を観
察するために用いられ、箱めがねは、本体を水上に浮か
べ使用者は顔を水中につけることなく水中の生物等を観
察するために用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術の場合には、水中めがねを、レンズを水面に
当接させ、箱めがねとして用いようとすれば、使用者の
顔面とレンズとの距離が短いため、波の影響を受けて呼
吸の確保が困難となる。水中めがねを、水面に浮かべ、
顔面に固定せずに用いても水面から、レンズから開口部
までの距離が短いため容易に水が水中メガネの内部に侵
入し、沈んでしまう等安定性にも欠けた。また、水中め
がねは水中めがね内の水密を保つためにベルト等で顔面
に密接させて固定するようになっており、長時間の使用
には適さなかった。
【0004】逆に、箱めがねを水中めがねとして用いよ
うとすれば、箱めがねは顔面に密着するような構造を有
していないため、水中に潜った際の水密を保つことがで
きない。当然に使用者の頭部に固定する手段も有してい
ない。また、仮に、水密を保てたとしても、箱めがねの
中空部の体積が大きいため、大きな浮力が生じて自由な
取扱が困難である。一般的に、箱めがねはレンズ方向に
向かって大きくなるほぼ四角錐台形状をしており、水の
抵抗を受けやすいため、水中に潜って移動するには適さ
ない。
【0005】このように、水中めがねと箱めがねを相互
に他の用途に使用することは困難であった。
【0006】しかし、10m程度までの水深の海や川で
あれば、水上から水中を観察して、魚等の生物等を探
し、発見でき次第、潜って捕獲しようとする場合等のよ
うに箱めがねと水中めがねを引き続いて使用する場合が
ある。
【0007】また、水難事故や犯罪捜査において、遭難
者や遺留品、証拠等を捜索する場合のように、多人数で
使用する場合もあり、箱めがねと水中めがねの両方を準
備しなければならないとすれば、運搬、保管等上も不便
であった。
【0008】本発明は上記のような従来技術の課題を解
決するためになされたもので、その目的とするところ
は、顔面に密接する装着部と、透視可能な透明体及び該
透明体を装着するフロントフレーム部とを有する水中水
上両用めがねにおいて、該装着部と該フロントフレーム
部が伸縮体を構成し、前記装着部が前記フロントフレー
ム部に収納可能であることにより、コンパクトに収納で
き、持ち運びが簡便な水中水上両用めがねを提供するこ
とにある 水中水上両用めがねを保持するための掴持部を前記フロ
ントフレーム部に設け、水上及び水中での使用時に該掴
持部を掴持して安定性を高めることにある。
【0009】前記水中水上両用めがねは、使用時には中
空の略円錐台形状とし、小径部には顔面を密着させる開
口部を設け、大径部には透明体を装着する構成を有する
ことにより、水上での使用時における側面からの水流の
抵抗を減らして安定性を高めるとともに広い視野を確保
することにある。
【0010】前記装着部及び前記フロントフレーム部を
中空の略円錐台形状とし、前記装着部の大径部外周と前
記フロントフレーム部の小径部内周とに、前記装着部と
前記フロントフレーム部とを最伸長時に水密を保持して
係合させる係合部を設けることにより、伸縮体を引き伸
ばした状態での使用を可能にすることにある。
【0011】前記係合部における係合手段を、ねじ係合
とすることにより、装着部とフロントフレーム部を簡単
な構造で係合させることにある。
【0012】中空の円錐台形状のフロントフレーム部の
大径部の全部及び周面の一部を透明体で構成することに
より、より広い視野を確保するとともに側面からの入射
光量を制限して眩しさを軽減することにある。
【0013】前記装着部に頭部への固定手段を設けるこ
とにより、水中での使用時の操作性を高めるとともに水
密を保持することにある。
【0014】前記固定手段を不使用時に前記装着部の外
周面に収納するための収納手段を備えることにより、頭
部に固定せずに使用する場合でも前記固定手段が使用の
妨げとなるのを防止するとともにコンパクトな収納を可
能にすることにある。
【0015】前記装着部または前記フロントフレーム部
の少なくともいずれか一方に前記水中水上両用めがねを
使用者の体の一部につなぐ連結部材を設けることによ
り、頭部に固定せずに使用する場合でも流失を防止する
ことにある。
【0016】前記連結部材を前記フロントフレーム部の
外周面に収納するための収納手段を備えることにより、
頭部に固定して使用する場合に前記連結部材が使用の妨
げとなるのを防止するとともにコンパクトな収納を可能
にすることにある。
【0017】使用時には前記フロントフレーム部から前
記装着部を引き出して使用し、前記装着部を顔面に密接
させた状態で水中めがねとして使用できるとともに前記
装着部を顔面に当接させ、前記フロントフレーム部を水
面に当接させた状態で箱めがねとしても使用できるよう
にすることにより、箱めがねと水中めがねを引き続いて
使用する場合に箱めがねと水中めがねの両方を準備する
必要がなく、運搬、保管上も便利な水中水上両用めがね
を提供することにある。
【0018】前記装着部及び前記フロントフレーム部の
係合部に補強部材を備えることにより、係合部の水密性
を高めることにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】顔面に密接する装着部
と、透視可能な透明体及び該透明体を装着するフロント
フレーム部とを有する水中水上両用めがねにおいて、該
装着部と該フロントフレーム部が伸縮体を構成し、前記
装着部が前記フロントフレーム部に収納可能であること
を特徴とする。
【0020】水中水上両用めがねを保持するための掴持
部を前記フロントフレーム部に設けたことを特徴とす
る。
【0021】前記水中水上両用めがねは、使用時には中
空の略円錐台形状をしており、小径部には顔面を密着さ
せる開口部が設けられ、大径部には透明体が装着されて
いることを特徴とする。
【0022】前記装着部及び前記フロントフレーム部が
中空の略円錐台形状をしており、前記装着部の大径部外
周と前記フロントフレーム部の小径部内周とに、前記装
着部と前記フロントフレーム部とを最伸長時に水密を保
持して係合させる係合部が設けられていることを特徴と
する。
【0023】前記係合部における係合手段が、ねじ係合
であることを特徴とする。
【0024】中空の円錐台形状のフロントフレーム部の
大径部の全部及び周面の一部が透明体で構成されている
ことを特徴とする。
【0025】前記装着部に頭部への固定手段が設けられ
ていることを特徴とする。
【0026】前記固定手段を不使用時に前記装着部の外
周面に収納するための収納手段を備えたことを特徴とす
る。
【0027】前記装着部または前記フロントフレーム部
の少なくともいずれか一方に前記水中水上両用めがねを
使用者の体の一部につなぎ、流失を防止するための連結
部材が設けられていることを特徴とする。
【0028】前記連結部材を前記フロントフレーム部の
外周面に収納するための収納手段を備えたことを特徴と
する。
【0029】使用時には前記フロントフレーム部から前
記装着部を引き出して使用し、前記装着部を顔面に密接
させた状態で水中めがねとして使用できるとともに前記
装着部を顔面に当接させ、前記フロントフレーム部を水
面に当接させた状態で箱めがねとしても使用できること
を特徴とする。
【0030】前記装着部及び前記フロントフレーム部の
係合部に補強部材を備えたことを特徴とする。
【0031】
【作用】顔面に密接する装着部と、透視可能な透明体及
び該透明体を装着するフロントフレーム部とを有する水
中水上両用めがねにおいて、該装着部と該フロントフレ
ーム部が伸縮体を構成しており、前記装着部を前記フロ
ントフレーム部に収納することができる。
【0032】フロントフレーム部に設けられた掴持部を
掴持して使用する。
【0033】水中水上両用めがねは、使用時には中空の
略円錐台形状をしており、小径部に設けられた開口部に
顔面を密着させ、大径部に装着されている透明体を通し
て観察する。
【0034】装着部及びフロントフレーム部が中空の略
円錐台形状をしており、最伸長時には装着部の大径部外
周とフロントフレーム部の小径部内周とに設けられた係
合部を係合させる。
【0035】ねじ係合によって装着部とフロントフレー
ム部を係合させる。
【0036】中空の円錐台形状のフロントフレーム部の
大径部の全部及び周面の一部を透明体で構成し、該透明
体を通して観察する。
【0037】装着部に設けられた固定手段により、水中
水上両用めがねを顔面に密着させて固定する。
【0038】固定手段を使用しない時には、装着部の外
周面に設けられた収納手段によって収納する。
【0039】装着部またはフロントフレーム部の少なく
ともいずれか一方に設けられた連結部材により、水中水
上両用めがねを使用者の体の一部につなぐ。
【0040】連結部材を使用しない時は、フロントフレ
ーム部の外周面に収納手段によって収納する。
【0041】使用時にはフロントフレーム部から装着部
を引き出して使用し、装着部を顔面に密接させた状態で
水中めがねとして使用することができ、装着部を顔面に
当接させ、フロントフレーム部を水面に当接させた状態
で箱めがねとしても使用できる。
【0042】装着部及びフロントフレーム部の係合部を
補強部材によって補強する。
【0043】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。 (第1実施例)図1は、本発明に係る水中水上両用めが
ねの伸長時及び短縮時の斜視図である。
【0044】水中水上両用めがね1は、図1ーaのよう
に装着部3を引き出して使用し、使用しない場合には図
1ーbのように装着部3をフロントフレーム部5の内部
に収納できるようになっている。
【0045】フロントフレーム部5は図1ーbのように
略円錐台形状をしている。フロントフレーム部は硬質ゴ
ムで形成されているが、プラスチック等でもよい。図2
ーaはフロントフレーム部5を大径部からみた図であ
る。大径部には透明体としてプラスチックのレンズ7が
装着されている。レンズはプラスチックで成形した方
が、割れた場合でも、破片で手や足を切ることがなく、
安全性が高いが、強化ガラスであってもよい。図2ーb
は、フロントフレーム部のAA´断面図である。図2ー
bに示すように、レンズはフロントフレーム部の内周面
に全周にわたって設けられた凹部11に嵌合接着されて
いる。
【0046】装着部3は図1−aのように略円錐台形状
をしている。図3ーaは装着部を顔面に密着するマスク
部13からみた図である。装着部3はゴムで形成する。
マスク部13は、略楕円形状をしている。但し、楕円の
周のうち鼻と口との間に接する部分は楕円の中心方向に
向かって少し窪んでいる。また、顔面に密接するよう
に、顔の中央部に接する部分は窪み、顔の側面に接する
部分はせり上がり、楕円の長径方向に湾曲した形状をし
ている。図3ーbはBB´断面を示す図である。装着部
3の外周面からマスク部13にかけては、顔面に密着し
て水密を保持できるように外側に向かって若干湾曲し次
第に薄肉になっている。
【0047】水中めがねとして使用する場合には、マス
ク部13に顔面を密着させ、固定手段たるベルト15に
よって頭部に固定する。ベルト15は係合手段により装
着部外周に設けられた第1環状突起部14、14´に係
合される。ベルト15はゴムで形成され、使用者の頭部
に巻回することによりマスク部13を顔面に密着させ水
密性を高める。図4ーaはベルト15を係合させた状態
を示す図である。装着部3の外周面の一部に凹部17が
設けられており、ベルト15を使用しない場合には、長
さを調節し、図4ーbに示すように凹部17に沿って巻
回することにより収納するようになっている。固定手段
は、本実施例のようにベルト状のものに限らない。
【0048】箱めがねとして使用する場合には、水中水
上両用めがね1本体を水上に浮かべて装着部3に顔面を
当接させて観察する。水中水上両用めがね1を頭部に固
定する代わりに掴持部9、9´を掴持することにより、
波に対して揺動しないようにする。掴持部は、図5ーa
のように環状の突起からなっている。掴持部は、環状の
突起に限らず板状の突起でもよい。流失を防止するた
め、連結部材たる紐19を使用者の首あるいは腕等に回
しておく。紐19は係合手段により外周面に設けられた
第2環状突起部20、20´に係合される。フロントフ
レーム部5の外周面の一部に外周全体にわたる凹部21
が設けられており、紐19を使用しない場合には凹部2
1に沿って巻回することによって収納するようになって
いる。紐19は凹部21に沿って巻回し両端が環状突起
部20に係合できる長さにする。連結部材は実施例のも
のに限らず一端を水中水上両用めがね本体に係合させ、
他端にクリップ等の係合部材を設けた紐でもよい。
【0049】図6は、装着部3及びフロントフレーム部
5の係合部の構造を示す図である。装着部3の大径部の
外周面にねじ山23が設けられており、フロントフレー
ム部5の小径部の内周面には対応するねじ溝25が設け
られている。使用時には装着部3をフロントフレーム部
5から引き出し、装着部3の外周面とフロントフレーム
部5の内周面とが当接するところまで引き出した後、装
着部3を回転させてフロントフレーム部5に係合させ
る。ねじ山23及びねじ溝25の弾性変形により、ねじ
山とねじ溝が密着し水密を保持することができる。但
し、本実施例においては、さらに波等の衝撃が加わった
場合にたわみが生じて水密が保持できなくなるのを防止
するために係合部を補強部材27、29で補強してい
る。27及び29は係合部に沿って嵌入された金属製の
円筒状の補強部材である。補強部材は必ずしも嵌入させ
ずにフロントフレーム部外周面及び装着部内周面に設け
てもよい。 (第2実施例)第2実施例に係る水中水上両用めがね
は、装着部の構成については第1実施例と同様である
が、フロントフレーム部のレンズ部分の構成が異なるも
のである。第1実施例と同様の構成を有する部分につい
ては、同じ符号を付して説明を省略する。
【0050】図7ーaに示すように、フロントフレーム
部の大径部全体のみならず周面の一部31も透明体たる
プラスチックで構成されている。周面の透明部31は図
7ーaのように周面の傾斜に沿う形状に限らず円筒形状
をなすものでもよい。図7ーbに示すように、周面の透
明部31の端部はフロントフレーム部の端部33に嵌入
接着されている。レンズ7は、周面の透明部に設けられ
た凹部35と嵌合する構成でもよいし、周面の透明部3
1と一体に形成してもよい。
【0051】このように、周面の一部を透明体にするこ
とにより、より広い視野を確保することができる。但
し、周面の透明部の面積を大きくすると側面からの入射
光によって却って観察しづらくなるため、幅10cm程
度までとすることが望ましい。 (第3実施例)第1及び第2実施例は、伸縮体を伸長さ
せて使用するタイプのものであるが、第2実施例は、縮
めた状態で水中めがねとして使用し、伸ばした状態で箱
めがねとして使用するタイプのものである。第1、第2
実施例と同様の構成を有する部分については同様の符号
を付して説明を省略する。
【0052】図8ーaに示すように装着部3が略円錐台
形状で、フロントフレーム部5が略円筒形状をしてい
る。図8ーbに示すように、縮めた状態では、装着部の
外周面に設けられたねじ山23とフロントフレーム部の
内周面のレンズ側に設けられたねじ溝25aとが螺合し
て固定され水中めがねとして使用し、伸ばした状態で
は、装着部3の外周面に設けられたねじ山23とフロン
トフレーム部5の内周面の開口側に設けられたねじ溝2
5bとが螺合して固定され箱めがねとして使用する。
【0053】また、図9ーaに示すように装着部3を略
円筒形状とし、フロントフレーム部5を略円錐台形状と
してもよい。この場合、図9ーbに示すように装着部3
の外周面の顔面側に設けられたねじ山23aとフロント
フレーム部5の内周面に設けられたねじ溝25とを螺合
させて固定し水中めがねとして使用し、装着部の外周面
のレンズ側に設けられたねじ山23bとフロントフレー
ム部5の内周面に設けられたねじ溝25とを螺合させて
固定し箱めがねとして使用する。
【0054】装着部3とフロントフレーム部5との係合
手段はねじ係合に限らず、互いに凹凸を設けて嵌合する
ようにしてもよく、水密を保持できれば足りる。
【0055】ベルト等の固定手段(図示せず)及び紐等
の連結手段(図示せず)を係合させて使用することは、
第1、第2実施例と同様である。
【0056】このように、伸縮体を、縮めた状態で水中
めがねとして使用し、伸ばした状態で箱めがねとして使
用するタイプのものであればコンパクトに収納できるこ
とに加えて、水中めがねとして使用する場合には体積を
小さくなるのでより水中での取扱いが容易となり、箱め
がねとして使用する場合には体積が大きくなるので水面
での安定性が高くなる。
【0057】
【発明の効果】本発明は上記の構成及び作用を有するも
ので、顔面に密接する装着部と、透視可能な透明体及び
該透明体を装着するフロントフレーム部とを有する水中
水上両用めがねにおいて、該装着部と該フロントフレー
ム部が伸縮体を構成し、前記装着部を前記フロントフレ
ーム部に収納可能としたことにより、コンパクトに収納
でき、持ち運びが簡便な水中水上両用めがねを提供する
ことができる。
【0058】水中水上両用めがねを保持するための掴持
部を前記フロントフレーム部に設けたので、水上及び水
中での使用時に該掴持部を掴持して安定性を高めること
ができる。
【0059】前記水中水上両用めがねは、使用時には中
空の略円錐台形状とし、小径部には顔面を密着させる開
口部を設け、大径部には透明体を装着する構成を有する
ので、水上での使用時における側面からの水流の抵抗を
減らして安定性を高めるとともに広い視野を確保するこ
とができる。
【0060】前記装着部及び前記フロントフレーム部を
中空の略円錐台形状とし、前記装着部の大径部外周と前
記フロントフレーム部の小径部内周とに、前記装着部と
前記フロントフレーム部とを最伸長時に水密を保持して
係合させる係合部を設けたことにより、伸縮体を引き伸
ばした状態での使用を可能にした。
【0061】前記係合部における係合手段を、ねじ係合
としたことにより、装着部とフロントフレーム部を簡単
な構造で係合させることができる。
【0062】中空の円錐台形状のフロントフレーム部の
大径部の全部及び周面の一部を透明体で構成したことに
より、より広い視野を確保するとともに側面からの入射
光量を制限して眩しさを軽減した。
【0063】前記装着部に頭部への固定手段を設けたこ
とにより、水中での使用時の操作性を高めるとともに水
密を保持することができる。
【0064】前記固定手段を不使用時に前記装着部の外
周面に収納するための収納手段を備えたことにより、頭
部に固定せずに使用する場合でも前記固定手段が使用の
妨げとなるのを防止するとともにコンパクトな収納を可
能にした。
【0065】前記装着部または前記フロントフレーム部
の少なくともいずれか一方に前記水中水上両用めがねを
使用者の体の一部につなぐ連結部材を設けたことによ
り、頭部に固定せずに使用する場合でも流失を防止する
ことができる。
【0066】前記連結部材を前記フロントフレーム部の
外周面に収納するための収納手段を備えたことにより、
頭部に固定して使用する場合に前記連結部材が使用の妨
げとなるのを防止するとともにコンパクトな収納を可能
にした。
【0067】使用時には前記フロントフレーム部から前
記装着部を引き出して使用し、前記装着部を顔面に密接
させた状態で水中めがねとして使用できるとともに前記
装着部を顔面に当接させ、前記フロントフレーム部を水
面に当接させた状態で箱めがねとしても使用できるよう
にしたことにより、箱めがねと水中めがねを引き続いて
使用する場合に箱めがねと水中めがねの両方を準備する
必要がなく、運搬、保管上も便利な水中水上両用めがね
を提供することができる。
【0068】前記装着部及び前記フロントフレーム部の
係合部に補強部材を備えたことにより、係合部の水密性
を高めた。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ーaは、伸縮体を伸長した状態での水中水
上両用めがねの斜視図である。図1ーbは、伸縮体を縮
めた状態での水中水上両用めがねの斜視図である。
【図2】図2ーaは、フロントフレーム部を大径部から
みた図である。図2ーbは、フロントフレーム部の大径
部のAA断面図である。
【図3】図3ーaは、装着部をマスク部からみた図であ
る。図3ーbは、装着部のBB断面図である。
【図4】図4ーaは、装着部の斜視図である。図4ーb
は、固定手段を収納した状態での装着部の斜視図であ
る。
【図5】図5ーaは、フロントフレーム部の斜視図であ
る。図5ーbは、連結部材を収納した状態でのフロント
フレーム部の斜視図である。
【図6】図6は、係合部の構造を示す図である。
【図7】図7ーaは、第2実施例に係るフロントフレー
ム部の斜視図である。図7ーbは、第2実施例に係るフ
ロントフレーム部の大径部近傍の構造を示す図である。
【図8】図8ーaは、第3実施例に係る水中水上両用め
がねの斜視図である。図8ーbは、伸縮体を伸縮させた
状態での係合部の構造を示す図である。
【図9】図9ーaは、第4実施例に係る水中水上両用め
がねの斜視図である。図9ーbは、伸縮体を縮めた状態
での係合部の構造を示す図である。
【符号の説明】
1 水中水上両用めがね 3 装着部 5 フロントフレーム部 7 レンズ 9、9´ 掴持部 11 フロントフレーム部内周面凹
部 13 マスク部 14、14´ 第1環状突起部 15 ベルト 17 固定手段収納部 19 紐 20、20´ 第2環状突起部 21 連結部材収納部 23、23a、23b ねじ山 25、25a、25b ねじ溝 27 補強部材 29 補強部材 31 透明部 33 フロントフレーム部端部 35 フロントフレーム部内周面凹

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顔面に密接する装着部と、透視可能な透
    明体及び該透明体を装着するフロントフレーム部とを有
    する水中水上両用めがねにおいて、該装着部と該フロン
    トフレーム部が伸縮体を構成し、前記装着部が前記フロ
    ントフレーム部に収納可能であることを特徴とする水中
    水上両用めがね。
  2. 【請求項2】 水中水上両用めがねを保持するための掴
    持部を前記フロントフレーム部に設けたことを特徴とす
    る請求項1記載の水中水上両用めがね。
  3. 【請求項3】 前記水中水上両用めがねは、使用時には
    中空の略円錐台形状をしており、小径部には顔面を密着
    させる開口部が設けられ、大径部には透明体が装着され
    ていることを特徴とする請求項1乃至2記載の水中水上
    両用めがね。
  4. 【請求項4】 前記装着部及び前記フロントフレーム部
    が中空の略円錐台形状をしており、前記装着部の大径部
    外周と前記フロントフレーム部の小径部内周とに、前記
    装着部と前記フロントフレーム部とを最伸長時に水密を
    保持して係合させる係合部が設けられていることを特徴
    とする請求項1乃至3記載の水中水上両用めがね。
  5. 【請求項5】 前記係合部における係合手段が、ねじ係
    合であることを特徴とする請求項4記載の水中水上両用
    めがね。
  6. 【請求項6】 中空の円錐台形状のフロントフレーム部
    の大径部の全部及び周面の一部が透明体で構成されてい
    ることを特徴とする請求項1乃至5記載の水中水上両用
    めがね。
  7. 【請求項7】 前記装着部に頭部への固定手段が設けら
    れていることを特徴とする請求項1乃至6記載の水中水
    上両用めがね。
  8. 【請求項8】 前記固定手段を不使用時に前記装着部の
    外周面に収納するための収納手段を備えたことを特徴と
    する請求項7記載の水中水上両用めがね。
  9. 【請求項9】 前記装着部または前記フロントフレーム
    部の少なくともいずれか一方に前記水中水上両用めがね
    を使用者の体の一部につなぎ、流失を防止するための連
    結部材が設けられていることを特徴とする請求項1乃至
    8記載の水中水上両用めがね。
  10. 【請求項10】 前記連結部材を前記フロントフレーム
    部の外周面に収納するための収納手段を備えたことを特
    徴とする請求項9記載の水中水上両用めがね。
  11. 【請求項11】 使用時には前記フロントフレーム部か
    ら前記装着部を引き出して使用し、前記装着部を顔面に
    密接させた状態で水中めがねとして使用できるとともに
    前記装着部を顔面に当接させ、前記フロントフレーム部
    を水面に当接させた状態で箱めがねとしても使用できる
    ことを特徴とする請求項1乃至10記載の水中水上両用
    めがね。
  12. 【請求項12】 前記装着部及び前記フロントフレーム
    部の係合部に補強部材を備えたことを特徴とする請求項
    4乃至11記載の水中水上両用めがね。
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