JPH09130966A - 超電導限流装置 - Google Patents

超電導限流装置

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JPH09130966A
JPH09130966A JP7284953A JP28495395A JPH09130966A JP H09130966 A JPH09130966 A JP H09130966A JP 7284953 A JP7284953 A JP 7284953A JP 28495395 A JP28495395 A JP 28495395A JP H09130966 A JPH09130966 A JP H09130966A
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superconducting
superconducting current
limiting resistor
resistor
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Atsushi Nishidai
惇 西台
Shuichi Nogawa
修一 野川
Kensho Tokuda
憲昭 徳田
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Nissin Electric Co Ltd
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  • Containers, Films, And Cooling For Superconductive Devices (AREA)
  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
  • Superconductor Devices And Manufacturing Methods Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 短絡等による限流動作を実現するために電力
系統22に限流リアクトル26を挿入し、定常時におけ
る損失を減少するためにスイッチとしての超電導限流抵
抗体27を前記限流リアクトル26に並列に接続する
うにした超電導限流装置21において、低コスト化を図
る。 【解決手段】 前記超電導限流抵抗体27に関連してダ
イオードD1〜D4のブリッジから成る整流回路28を
設ける。したがって、超電導限流抵抗体27に直流用の
線材を使用することができ、交流用の線材に比べてコス
トを格段に削減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超電導限流抵抗体
を用いて電力系統の短絡故障電流を抑制するために好適
に実施される超電導限流装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、典型的な従来技術の限流装置1
が介在される電力系統2を説明するための図である。こ
の電力系統2は、たとえば6.6(kV)の三相対称回
路の単相分で表している。したがって、電源3の出力電
圧は、 6.6(kV)/√3≒4(kV) …(1) となる。
【0003】前記限流装置1は、限流リアクトル4と、
コンデンナ5と、サイリスタ6と、制御回路7とを備え
て構成されている。前記限流リアクトル4と、コンデン
サ5とは相互に直列に接続されて前記電力系統2に介在
されており、負荷8への負荷電流を供給している。前記
コンデンサ5は、限流リアクトル4と共振し、該限流リ
アクトル4の挿入による電圧降下を補償するために設け
られている。また、前記コンデンサ5には並列にサイリ
スタ6が設けられており、このサイリスタ6は、制御回
路7によって導通/遮断制御される。
【0004】制御回路7は、前記負荷電流をモニタして
おり、参照符9で示すように短絡故障が発生し、前記負
荷電流が予め定める整定値以上となると、前記サイリス
タ6のゲートを駆動して、該サイリスタ6を導通させ
る。これによって、図4において参照符α1で示す負荷
電流が、電源3のインピーダンス3aおよび限流リアク
トル4の合成インピーダンスによって決定される過電流
状態から、サイリスタ6の導通タイミングt1以降は、
コンデンサ5の端子間が短絡されることによって、参照
符α2で示すように抑制される。すなわち、たとえば、
参照符β0で示すレベルの該電力系統2の定格負荷電流
が、前記短絡故障によって参照符β1で示すような数十
倍のレベルになってしまうのに対して、参照符β2で示
すように、10倍程度に抑えることができる。
【0005】しかしながら、上述の限流装置1では、短
絡故障の発生タイミングt2から、少なくとも半周期ま
たは1周期(図4の例では半周期)が経過した前記タイ
ミングt1からでしか限流動作を行うことができず、す
なわち短絡故障電流の第1波を観測しなければ限流動作
を行うことができず、長時間、過電流が流れ続けるとい
う問題がある。
【0006】また、電力系統の大規模化に伴って、短絡
故障電流は増大する傾向にあるのに対して、遮断器の最
大電流遮断能力には限界がある。したがって、定常状態
ではインピーダンスを呈さず、短絡故障に伴う過電流発
生時には、即時にインピーダンス素子となって限流動作
を行うようにした超電導限流抵抗体を用いる限流装置が
提案されている。
【0007】図5は、限流装置として超電導限流抵抗体
11が用いられる電力系統12を説明するための図であ
る。なお、この図5において前述の図3に類似し、対応
する部分には、同一の参照符号を付してその説明を省略
する。
【0008】前記超電導限流抵抗体11は、定常時には
その抵抗値は零となっており、したがって抵抗発熱もな
く、かつインダクタンスも充分低い状態にあり、前記電
力系統12に無損失で介在されている。これに対して、
短絡故障が発生すると、急激な短絡故障電流の立上がり
のためにクエンチを引起し、超電導状態が壊れて高抵抗
となり、所望とする限流動作を行うものである。
【0009】このような超電導限流抵抗体11には、以
下のような機能が要求される。
【0010】i.定常時における交流負荷電流に対し
て、超電導状態を維持して、抵抗は零であること。
【0011】ii.インダクタンスは、充分小さく、電圧
降下が無視できる程度であること。
【0012】iii.クエンチによって常電導状態となった
ときには、所望とする限流特性を発揮できるように高抵
抗を呈すること。
【0013】iv.遮断器の動作によって、短絡故障電流
が遮断されるまで、たとえば60〜100msecまで
の間に、常電導となることによる発熱を極力小さくする
とともに、所定時間経過後の再投入時には、超電導状態
にまで冷却されていること。
【0014】しかしながら、たとえば前記式1から電源
3の出力電圧を4(kV)とし、該超電導限流抵抗体1
1が設けられていない状態では、短絡故障電流は、前記
インピーダンス3aを0.1(Ω)とすると、 4(kV)/0.1(Ω)=40(kA) …(2) となる。
【0015】これに対して、該超電導限流抵抗体11の
前記クエンチ時における抵抗値を0.4(Ω)とする
と、合成インピーダンスZは、
【0016】
【数1】
【0017】であるので、前記短絡故障電流を、 4(kV)/0.4(Ω)=10(kA) …(4) に抑えることができる。
【0018】しかしながら、この間の超電導限流抵抗体
11での消費電力Pは、 P={10(kA)}2 ×0.4(Ω)=40(MW) …(5) となり、前記短絡故障電流が遮断されるまでの時間を、
たとえば100msecとすると、その間のエネルギー
は、 40(MW)×0.1(sec)×860(kcal/kWh) /3600(sec)≒1(Mcal) …(6) となる。
【0019】したがって、たとえば前記超電導限流抵抗
体11が、比熱0.1(kcal/kg・℃)の金属体
から構成されているとき、線材重量を100(kg)と
すると、約100(℃)の温度上昇を招くことになる。
したがって、発生した熱を除去して短時間で再投入を行
うことは極めて困難であることが理解される。
【0020】図6は、上述のような不具合を解消するた
めに提案されている限流装置15を備える電力系統16
を説明するための図である。この図6において、前述の
図5に類似し、対応する部分には、同一の参照符号を付
してその説明を省略する。
【0021】前記限流装置15は、前記超電導限流抵抗
体11と、限流リアクトル17とが、相互に並列に接続
された状態で、前記電力系統16に介在されて構成され
ている。前記限流リアクトル17のインピーダンスは、
たとえば0.4(Ω)であり、したがって、定常時に
は、全負荷電流が超電導限流抵抗体11によって限流リ
アクトル17をバイパスして流れている。これに対して
短絡故障時には、超電導限流抵抗体11の抵抗値が、た
とえば10(Ω)に急速に増大し、短絡故障電流はその
ほとんどが前記限流リアクトル17を流れることにな
り、ほぼ10(kA)に抑えられる。
【0022】このとき、限流リアクトル17、したがっ
て超電導限流抵抗体11の端子間電圧は、前記遮断器が
作動するまでの時間、たとえば100(msec)の間
に、最大でも4(kV)であり、したがって常電導化し
た超電導限流抵抗体11で消費される電力Pは、 {4(kV)/10(Ω)}2 ×10(Ω)=1.6(MW) …(7) であり、発生する熱量は、 1.6(MW)×0.1(sec)×860(kcal/kWh) /3600(sec)≒40(kcal) …(8) に留まり、その発生した熱を除去して、短時間のうちに
再投入が可能となるように構成されている。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】一方、超電導線材は、
交流で使用されると、交番磁界によって、ヒステリシス
損や結合損などの損失が増加する。また、超電導状態を
安定して得るためには、クエンチしにくくする必要があ
る。このため、交流用の超電導線材には、細線化とツイ
ストピッチの短縮化が要求される。これによって、多数
の線材のうち、一部にクエンチが発生しても、残余の線
材によって電流が流れることになり、かつ放熱も良好と
なり、したがってクエンチしにくくなるとともに、低誘
導となって前記損失を減少することもできる。
【0024】しかしながら、このような動作を実現する
ための交流用の超電導線材は、たとえば広く用いられて
いるNbTi線材のものを例にとると、フィラメントと
称される素線の本数は、数十万本となり、かつ素線径は
数分の一(μm)となり、またツイストピッチは、数
(mm)となる。これに対して、直流用の超電導線材で
は、前記フィラメントの本数は、数百本となり、かつ素
線径は数十(μm)となり、ツイストピッチは数十(m
m)となる。
【0025】したがって、交流用の超電導線材は、同程
度の電流容量の直流用線材の十倍程度となっている。こ
のことは、冷却にヘリウム温度が必要となる前記NbT
iを始めとする金属系線材に対して、現在開発の進めら
れており、冷却面で有利な高温超電導線材であっても、
同様に予想されている。
【0026】本発明の目的は、線材コストを削減するこ
とができる超電導限流装置を提供することである。
【0027】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る超
電導限流装置は、電力系統に介在され、相互に並列に接
続される超電導限流抵抗体と限流リアクトルとを備え、
定常時には前記限流リアクトルを前記超電導限流抵抗体
によってバイパスしておき、過電流発生時には前記超電
導限流抵抗体のクエンチによって前記限流リアクトルに
電流が流れるようにした超電導限流装置において、前記
超電導限流抵抗体に関連して整流ブリッジ回路を設け、
該整流ブリッジ回路の両交流端子を前記限流リアクトル
の両端子にそれぞれ接続し、該整流ブリッジ回路の両直
流端子を前記超電導限流抵抗体の両端子にそれぞれ接続
することを特徴とする。
【0028】上記の構成によれば、超電導限流抵抗体に
直流用の超電導線材を使用することができ、交流用の超
電導線材を用いる場合に比べて、線材価格を格段に削減
することができる。また、整流ブリッジ回路による損失
は、たとえば0.1%程度と僅かであるとともに、その
コストも、前記超電導線材を直流用に代えて交流用を使
用する場合に比べて、格段に抑えることができる。こう
して、定常時における損失がなく、かつ過電流に対する
応答性も良好な超電導限流抵抗体を用いて限流装置を実
現するにあたって、低コスト化を図ることができる。
【0029】また請求項2の発明に係る超電導限流装置
では、前記超電導限流抵抗体と直列にインダクタンス成
分を挿入することを特徴とする。
【0030】上記の構成によれば、前記整流ブリッジ回
路で整流されて脈流となっている電流が、前記インダク
タンス成分によって蓄積/放出されて、還流することに
なり、平滑化された電流を作成することができる。
【0031】さらにまた請求項3の発明に係る超電導限
流装置では、前記インダクタンス成分は、前記超電導限
流抵抗体の自己インダクタンスで実現されることを特徴
とする。
【0032】上記の構成によれば、超電導限流抵抗体を
構成する超電導線材をコイル状に巻回して、そのターン
数などを最適化することによって、特別な構成を用いる
ことなく、前記請求項2で述べた平滑化に要する所望と
するインダクタンスを得ることができる。
【0033】また請求項4の発明に係る超電導限流装置
では、前記インダクタンス成分は、前記整流ブリッジ回
路を構成するダイオードが有するインダクタンスで実現
されることを特徴とする。
【0034】上記の構成によれば、前記超電導限流抵抗
体が超電導線材を無誘導巻することによって構成されて
いる場合でも、前記平滑化のために所望とするインダク
タンスを得ることができる。
【0035】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について、
図1および図2に基づいて説明すれば以下のとおりであ
る。
【0036】図1は、本発明の実施の一形態の限流装置
21を備える電力系統22を説明するための図である。
なお、この電力系統22は、三相対称回路の単相分を示
しており、したがって電源23の出力電圧は、前記式1
から、約4(kV)となっている。また、前記電源23
のインピーダンスを参照符23aで示し、前記電力系統
22に接続されている負荷を参照符24で示し、短絡箇
所を参照符25で示す。
【0037】前記限流装置21は、限流リアクトル26
と、超電導限流抵抗体27と、整流回路28とを備えて
構成されている。整流回路28は、4組のダイオードD
1,D2,D3,D4(以下総称するときは参照符Dで
示す)がブリッジ状に接続されて構成されている。
【0038】前記整流回路28において、交流端子であ
るダイオードD1とD4との接続点31およびダイオー
ドD2とD3との接続点32は、それぞれ限流リアクト
ル26の両端子に接続され、直流端子であるダイオード
D1とD2との接続点33およびダイオードD3とD4
との接続点34は、それぞれ超電導限流抵抗体27の両
端子に接続されている。
【0039】前記各組のダイオードDは、たとえば定格
電圧3(kV)、定格電流2.5(kA)、10(ms
ec)での耐電流43(kA)のダイオード素子が3個
直列に接続されて構成されている。
【0040】また、超電導限流抵抗体27を構成する線
材は、たとえばNbTi系の高温超電導線材から成り、
その臨界電流密度は、35(K)において136(kA
/cm2 )であり、臨界温度は80(K)であり、常温
での抵抗率は100(μΩcm)である。
【0041】一方、要求される仕様では、たとえば定常
電流を1500(A)とし、クエンチ開始電流を10
(kA)の短絡故障電流の1/2の5000(A)と
し、クエンチ時の抵抗を10(Ω)とするために、常温
での抵抗値を50(Ω)とする。
【0042】したがって、この超電導限流抵抗体27を
構成する線材は、その断面積が0.0368(cm2
となり、一相当りの長さは184(m)となる。また、
その線材のうち、約38(m)分が、内径0.3(m)
および高さ1(m)のコイル状に巻回、すなわちターン
数が40のコイル状に形成されており、これによって約
0.1(mH)のインダクタンスを有する。
【0043】上述のように構成された限流装置21にお
いて、定常時には、線路電流は、ダイオードD1→超電
導限流抵抗体27→ダイオードD3、またはダイオード
D2→超電導限流抵抗体27→ダイオードD4の経路で
流れている。このとき、超電導限流抵抗体27に流れる
電流は、前述のように該超電導限流抵抗体の有するイン
ダクタンス成分によって、図1において、参照符i1ま
たはi2からi3で示すように還流する。これによっ
て、図2において参照符γ1で示すようにダイオードD
によって全波整流されて得られる脈流が、参照符γ2で
示すように、平滑化されることになる。これによって、
前記線路電流が零点を通過しているときであっても、こ
の限流装置21の入出力端子間の電圧は零となる。ま
た、ダイオードDによる損失はほとんどなく、たとえば
0.1(%)程度である。
【0044】したがって、該限流装置21は、電圧降下
のほとんどないスイッチとしての機能を果たすことが理
解される。
【0045】これに対して、前記定常電流を上回る過大
な電流が超電導限流抵抗体27に流れると、クエンチに
よって直ちに常電導に戻り、限流リアクトル26のイン
ピーダンス、たとえば0.4(Ω)よりも充分高い、た
とえば前記10(Ω)となる。したがって、短絡故障電
流はそのほとんどが限流リアクトル26を通過すること
になり、該短絡故障電流が制限されるとともに、超電導
限流抵抗体27での発熱を最小限に抑えることができ、
再復帰の時間を短縮することができる。この超電導限流
抵抗体27の常電導時の抵抗値を高くする程、短絡故障
電流による前記発熱量を低減させることができる。
【0046】このように本発明に従う限流装置21で
は、過電流を抑制するための限流リアクトル26に限流
動作を発揮させるスイッチ機能を備える超電導限流抵抗
体27を該限流リアクトル26と並列に設けるにあたっ
て、整流回路28によって前記超電導限流抵抗体27を
流れる電流を直流とする。したがって、該超電導限流抵
抗体27に線材価格の格段に安価な直流用の線材を使用
することができ、低コスト化を図ることができる。
【0047】また、超電導限流抵抗体27にインダクタ
ンス成分を持たせるので、整流回路28での全波整流に
よる脈流を平滑化することができる。
【0048】なお、前記超電導限流抵抗体27が無誘導
巻線などで構成され、インダクタンス成分を備えていな
いときには、整流回路28の各ダイオードDの有するイ
ンダクタンス成分によっても同様の動作を実現すること
ができる。
【0049】
【発明の効果】請求項1の発明に係る超電導限流装置
は、以上のように、限流リアクトルと並列に接続される
超電導限流抵抗体に関連して、整流ブリッジ回路を設け
る。
【0050】それゆえ、超電導限流抵抗体に直流用の超
電導線材を使用することができ、線材価格を格段に削減
して、低コスト化を図ることができる。
【0051】また請求項2の発明に係る超電導限流装置
では、以上のように、前記超電導限流抵抗体と直列にイ
ンダクタンス成分を挿入する。
【0052】それゆえ、整流ブリッジ回路で整流されて
脈流となっている電流が、前記インダクタンス成分によ
って蓄積/放出されて、還流することになり、平滑化さ
れた電流を作成することができる。
【0053】さらにまた請求項3の発明に係る超電導限
流装置では、以上のように、前記インダクタンス成分を
超電導限流抵抗体の自己インダクタンスで実現する。
【0054】それゆえ、超電導限流抵抗体を構成する超
電導線材をコイル状に巻回して、そのターン数などを最
適化することによって、特別な構成を用いることなく、
平滑化に要する所望とするインダクタンスを得ることが
できる。
【0055】また請求項4の発明に係る超電導限流装置
では、以上のように、前記インダクタンス成分を整流ブ
リッジ回路を構成するダイオードが有するインダクタン
スで実現する。
【0056】それゆえ、超電導限流抵抗体が超電導線材
を無誘導巻することによって構成されている場合でも、
前記平滑化のために所望とするインダクタンスを得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の限流装置を備える電力
系統を説明するための図である。
【図2】前記限流装置の整流回路および超電導限流抵抗
体による整流・平滑動作を説明するための波形図であ
る。
【図3】典型的な従来技術の限流装置を備える電力系統
を説明するための図である。
【図4】図3で示す限流装置の動作を説明するための波
形図である。
【図5】他の従来技術の限流装置を備える電力系統を説
明するための図である。
【図6】さらに他の従来技術の限流装置を備える電力系
統を説明するための図である。
【符号の説明】
21 限流装置(超電導限流装置) 22 電力系統 24 負荷 25 短絡箇所 26 限流リアクトル 27 超電導限流抵抗体 28 整流回路 D ダイオード
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年1月31日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 超電導限流装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超電導限流抵抗体
を用いて電力系統の短絡故障電流を抑制するために好適
に実施される超電導限流装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電力系統において、従来から、短絡故障
時の過電流を抑えるために、超電導限流抵抗体を電力系
統に直列に介在するようにした超電導限流装置が用いら
れている。
【0003】図3は、超電導限流抵抗体11から成る
型的な従来技術の超電導限流装置を備える電力系統
を説明するための図である。この電力系統2は、たと
えば6.6(kV)の三相対称回路の単相分で表してい
る。したがって、電源3の出力電圧は、 6.6(kV)/√3≒4(kV) …(1) となっている。
【0004】前記超電導限流抵抗体11は、定常時には
その抵抗値は零となっており、したがって抵抗発熱もな
く、かつインダクタンスも充分低い状態にあり、前記電
力系統12に無損失で介在されている。これに対して、
参照符9で示すように短絡故障が発生すると、急激な短
絡故障電流の立上がりのためにクエンチを引起し、超電
導状態が壊れて高抵抗となり、負荷電流は、電源3のイ
ンピーダンス3aと高抵抗の超電導限流抵抗体11のイ
ンピーダンスとの合成インピーダンスによって決定され
る値に抑制される。
【0005】このような超電導限流抵抗体11には、以
下のような機能が要求される。 i.定常時における交流負荷電流に対して、超電導状態
を維持して、抵抗は零であること。 ii.インダクタンスは、充分小さく、電圧降下が無視で
きる程度であること。 iii.クエンチによって常電導状態となったときには、所
望とする限流特性を発揮できるように高抵抗を呈するこ
と。 iv.遮断器の動作によって、短絡故障電流が遮断される
まで、たとえば60〜100msecまでの間に、常電
導となることによる発熱を極力小さくするとともに、所
定時間経過後の再投入時には、超電導状態にまで冷却さ
れていること。
【0006】一方、たとえば前記式1から電源3の出力
電圧を4(kV)とし、該超電導限流抵抗体11が設け
られていない状態では、短絡故障電流は、前記インピー
ダンス3aを0.1(Ω)とすると、 4(kV)/0.1(Ω)=40(kA) …(2) となる。
【0007】これに対して、該超電導限流抵抗体11の
前記クエンチ時における抵抗値を0.4(Ω)とする
と、合成インピーダンスZは、
【0008】
【数1】
【0009】であるので、前記短絡故障電流を、 4(kV)/0.4(Ω)=10(kA) …(4) に抑えることができる。
【0010】しかしながら、この間の超電導限流抵抗体
11での消費電力Pは、 P={10(kA)}2 ×0.4(Ω)=40(MW) …(5) となり、前記短絡故障電流が遮断されるまでの時間を、
たとえば100msecとすると、その間のエネルギー
は、 40(MW)×0.1(sec)×860(kcal/kWh) /3600(sec)≒1(Mcal) …(6) となる。
【0011】したがって、たとえば前記超電導限流抵抗
体11が、比熱0.1(kcal/kg・℃)の金属体
から構成されているとき、線材重量を100(kg)と
すると、約100(℃)の温度上昇を招くことになる。
したがって、発生した熱を除去して短時間で再投入を行
うことは極めて困難であることが理解される。
【0012】図は、上述のような不具合を解消するた
めに提案されている超電導限流装置15を備える電力系
統16を説明するための図である。この図において、
前述の図に類似し、対応する部分には、同一の参照符
号を付してその説明を省略する。
【0013】前記超電導限流装置15は、前記超電導限
流抵抗体11と、限流リアクトル17とが、相互に並列
に接続された状態で、前記電力系統16に介在されて構
成されている。前記限流リアクトル17のインピーダン
スは、たとえば0.4(Ω)であり、したがって、定常
時には、全負荷電流が超電導限流抵抗体11によって限
流リアクトル17をバイパスして流れている。これに対
して短絡故障時には、超電導限流抵抗体11の抵抗値
が、たとえば10(Ω)に急速に増大し、短絡故障電流
はそのほとんどが前記限流リアクトル17を流れること
になり、ほぼ10(kA)に抑えられる。
【0014】このとき、限流リアクトル17、したがっ
て超電導限流抵抗体11の端子間電圧は、前記遮断器が
作動するまでの時間、たとえば100(msec)の間
に、最大でも4(kV)であり、したがって常電導化し
た超電導限流抵抗体11で消費される電力Pは、 {4(kV)/10(Ω)}2 ×10(Ω)=1.6(MW) …(7) であり、発生する熱量は、 1.6(MW)×0.1(sec)×860(kcal/kWh) /3600(sec)≒40(kcal) …(8) に留まり、その発生した熱を除去して、短時間のうちに
再投入が可能となるように構成されている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】一方、超電導線材は、
交流で使用されると、交番磁界によって、ヒステリシス
損や結合損などの損失が増加する。また、超電導状態を
安定して得るためには、クエンチしにくくする必要があ
る。このため、交流用の超電導線材には、細線化とツイ
ストピッチの短縮化が要求される。これによって、多数
の線材のうち、一部にクエンチが発生しても、残余の線
材によって電流が流れることになり、かつ放熱も良好と
なり、したがってクエンチしにくくなるとともに、低誘
導となって前記損失を減少することもできる。
【0016】しかしながら、このような動作を実現する
ための交流用の超電導線材は、たとえば広く用いられて
いるNbTi線材のものを例にとると、フィラメントと
称される素線の本数は、数十万本となり、かつ素線径は
数分の一(μm)となり、またツイストピッチは、数
(mm)となる。これに対して、直流用の超電導線材で
は、前記フィラメントの本数は、数百本となり、かつ素
線径は数十(μm)となり、ツイストピッチは数十(m
m)となる。
【0017】したがって、交流用の超電導線材のコスト
は、同程度の電流容量の直流用線材のコストの十倍程度
となっている。このことは、冷却にヘリウム温度が必要
となる前記NbTiを始めとする金属系線材に対して、
現在開発進められており、冷却面で有利な高温超電導
線材であっても、同様に予想されている。
【0018】本発明の目的は、線材コストを削減するこ
とができる超電導限流装置を提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】発明に係る超電導限流
装置は、電力系統に介在され、相互に並列に接続される
コイル状の超電導限流抵抗体と限流リアクトルとを備
え、定常時には前記限流リアクトルを前記超電導限流抵
抗体によってバイパスしておき、過電流発生時には前記
超電導限流抵抗体のクエンチによって前記限流リアクト
ルに電流が流れるようにした超電導限流装置において、
前記超電導限流抵抗体に関連して整流ブリッジ回路を設
け、該整流ブリッジ回路の両交流端子を前記限流リアク
トルの両端子にそれぞれ接続し、該整流ブリッジ回路の
両直流端子を前記超電導限流抵抗体の両端子にそれぞれ
接続することを特徴とする。
【0020】上記の構成によれば、超電導限流抵抗体に
直流用の超電導線材を使用することができ、交流用の超
電導線材を用いる場合に比べて、線材価格を格段に削減
することができる。また、整流ブリッジ回路による損失
は、たとえば0.1%程度と僅かであるとともに、その
コストも、前記超電導線材交流用の線材を使用する場
合に比べて、格段に抑えることができる。こうして、定
常時における損失がなく、かつ過電流に対する応答性も
良好な超電導限流抵抗体を用いて限流装置を実現するに
あたって、低コスト化を図ることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について、
図1および図2に基づいて説明すれば以下のとおりであ
る。
【0022】図1は、本発明の実施の一形態の超電導
流装置21を備える電力系統22を説明するための図で
ある。なお、この電力系統22は、三相対称回路の単相
分を示しており、したがってたとえば線間電圧を前記
6.6(kV)とすると、電源23の出力電圧は、前記
式1から、約4(kV)となっている。また、前記電源
23のインピーダンスを参照符23aで示し、前記電力
系統22に接続されている負荷を参照符24で示し、短
絡箇所を参照符25で示す。
【0023】前記超電導限流装置21は、限流リアクト
ル26と、超電導限流抵抗体27と、整流回路28とを
備えて構成されている。整流回路28は、4組のダイオ
ードD1,D2,D3,D4(以下総称するときは参
照符Dで示す)がブリッジ状に接続されて構成されてい
る。
【0024】前記整流回路28において、交流端子であ
るダイオードD1とD4との接続点31およびダイオー
ドD2とD3との接続点32は、それぞれ限流リアクト
ル26の両端子に接続され、直流端子であるダイオード
D1とD2との接続点33およびダイオードD3とD4
との接続点34は、それぞれ超電導限流抵抗体27の両
端子に接続されている。
【0025】前記各組のダイオードDは、たとえば定格
電圧3(kV)、定格電流2.5(kA)、10(ms
ec)での耐電流43(kA)のダイオード素子が3個
直列に接続されて構成されている。
【0026】また、超電導限流抵抗体27を構成する線
材は、たとえばBi系の高温超電導線材から成り、その
臨界電流密度は、35(K)において136(kA/c
2)であり、臨界温度は80(K)であり、常温での
抵抗率は100(μΩcm)である。
【0027】一方、要求される仕様では、たとえば定常
電流を1500(A)とし、クエンチ開始電流を10
(kA)の短絡故障電流の1/2の5000(A)と
し、クエンチ時の抵抗を10(Ω)とするために、常温
での抵抗値を50(Ω)とする。
【0028】したがって、この超電導限流抵抗体27を
構成する線材は、その断面積が0.0368(cm2
となり、一相当りの長さは184(m)となる。また、
その線材のうち、約38(m)分が、内径0.3(m)
および高さ1(m)のコイル状に巻回、すなわちターン
数が40のコイル状に形成されており、これによって約
0.1(mH)のインダクタンスを有する。
【0029】上述のように構成された超電導限流装置2
1において、定常時には、線路電流は、ダイオードD1
→超電導限流抵抗体27→ダイオードD3、またはダイ
オードD2→超電導限流抵抗体27→ダイオードD4の
経路で流れている。このとき、超電導限流抵抗体27に
流れる電流は、前述のように該超電導限流抵抗体の有す
るインダクタンス成分によって、図1において、参照符
i1またはi2からi3で示すように還流する。これに
よって、図2において参照符γ1で示すようにダイオー
ドDによって全波整流されて得られる脈流が、参照符γ
2で示すように、平滑化されることになる。また、ダイ
オードDによる損失はほとんどなく、たとえば0.1
(%)程度である。
【0030】したがって、該超電導限流装置21は、電
圧降下のほとんどないスイッチとしての機能を果たすこ
とが理解される。
【0031】これに対して、前記定常電流を上回る過大
な電流が超電導限流抵抗体27に流れると、クエンチに
よって直ちに常電導に戻り、限流リアクトル26のイン
ピーダンス、たとえば0.4(Ω)よりも充分高い、た
とえば前記10(Ω)となる。したがって、短絡故障電
流はそのほとんどが限流リアクトル26を通過すること
になり、該短絡故障電流が制限されるとともに、超電導
限流抵抗体27での発熱を最小限に抑えることができ、
再復帰の時間を短縮することができる。この超電導限流
抵抗体27の常電導時の抵抗値を高くする程、短絡故障
電流による前記発熱量を低減させることができる。
【0032】このように本発明に従う超電導限流装置2
1では、過電流を抑制するための限流リアクトル26に
限流動作を発揮させるスイッチ機能を備える超電導限流
抵抗体27を該限流リアクトル26と並列に設けるにあ
たって、整流回路28によって前記超電導限流抵抗体2
7を流れる電流を直流とする。したがって、該超電導限
流抵抗体27に線材価格の格段に安価な直流用の線材を
使用することができ、低コスト化を図ることができる。
【0033】また、超電導限流抵抗体27をコイル状に
形成してインダクタンス成分を持たせるので、整流回路
28での全波整流による脈流を平滑化することができ
る。
【0034】
【発明の効果】発明に係る超電導限流装置は、以上の
ように、限流リアクトルと並列に接続されるコイル状の
超電導限流抵抗体に関連して、整流ブリッジ回路を設け
る。
【0035】それゆえ、超電導限流抵抗体に直流用の超
電導線材を使用することができ、線材価格を格段に削減
して、低コスト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の超電導限流装置を備え
る電力系統を説明するための図である。
【図2】前記超電導限流装置の整流回路および超電導限
流抵抗体による整流・平滑動作を説明するための波形図
である。
【図3】典型的な従来技術の超電導限流装置を備える電
力系統を説明するための図である。
【図】他の従来技術の超電導限流装置を備える電力系
統を説明するための図である。
【符号の説明】 21 超電導限流装置 22 電力系統 24 負荷 25 短絡箇所 26 限流リアクトル 27 超電導限流抵抗体 28 整流回路 D ダイオード
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】削除
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】削除

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電力系統に介在され、相互に並列に接続さ
    れる超電導限流抵抗体と限流リアクトルとを備え、定常
    時には前記限流リアクトルを前記超電導限流抵抗体によ
    ってバイパスしておき、過電流発生時には前記超電導限
    流抵抗体のクエンチによって前記限流リアクトルに電流
    が流れるようにした超電導限流装置において、 前記超電導限流抵抗体に関連して整流ブリッジ回路を設
    け、該整流ブリッジ回路の両交流端子を前記限流リアク
    トルの両端子にそれぞれ接続し、該整流ブリッジ回路の
    両直流端子を前記超電導限流抵抗体の両端子にそれぞれ
    接続することを特徴とする超電導限流装置。
  2. 【請求項2】前記超電導限流抵抗体と直列にインダクタ
    ンス成分を挿入することを特徴とする請求項1記載の超
    電導限流装置。
  3. 【請求項3】前記インダクタンス成分は、前記超電導限
    流抵抗体の自己インダクタンスで実現されることを特徴
    とする請求項2記載の超電導限流装置。
  4. 【請求項4】前記インダクタンス成分は、前記整流ブリ
    ッジ回路を構成するダイオードが有するインダクタンス
    で実現されることを特徴とする請求項2記載の超電導限
    流装置。
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