JPH09130784A - 自動追尾方法及びその装置 - Google Patents

自動追尾方法及びその装置

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JPH09130784A
JPH09130784A JP7278994A JP27899495A JPH09130784A JP H09130784 A JPH09130784 A JP H09130784A JP 7278994 A JP7278994 A JP 7278994A JP 27899495 A JP27899495 A JP 27899495A JP H09130784 A JPH09130784 A JP H09130784A
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Withdrawn
Application number
JP7278994A
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English (en)
Inventor
Kenichi Hagio
健一 萩尾
Satoshi Furukawa
聡 古川
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 対象物の移動などにより画面上での形状等が
変化しても自動追尾できる自動追尾方法及びその装置を
提供する。 【解決手段】 対象指定枠内の画像をテンプレートとし
て記憶し、画像入力手段からの画像データ上で切り出し
枠を順次移動させて枠内画像を出力し、枠内画像とテン
プレートとの類似度を計算し、演算結果より追尾対象の
位置を決定する自動追尾装置において、枠内画像とテン
プレートとの第一の類似度を計算し、枠内の所定領域画
像とテンプレートの所定領域画像との第二の類似度を計
算し、第一の類似度と第二の類似度との類似度の低い方
を探索位置における代表類似度として出力する類似演算
手段7と、各探索位置における代表類似度を逐次記憶し
て、探索領域の全ての探索位置における代表類似度の中
から最も類似度の高い代表類似度を選択て追尾対象の位
置とする対象位置決定手段8とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像を利用して、
指定した対象を自動的に追尾する自動追尾方法及びその
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像を利用した自動追尾装置に
は、テンプレートマッチング手法が利用されている。こ
の手法は、テンプレートと呼ばれる所定の大きさの画像
データと、入力画像上を移動させる所定の大きさの切り
出し枠内の画像データとで類似演算を行ない、最も類似
度の高い切り出し枠の位置を捜すものである。
【0003】自動追尾では、まず追尾対象を画面上で対
象指定枠などを用いて指定し、その対象指定枠内の画像
データをテンプレートとして記憶する。そして次々と入
力される画像に対してテンプレートマッチングを施し最
も類似度の高い位置を次々と求めることにより自動追尾
を実現する。
【0004】ところで、この手法では追尾対象の移動な
どにより画面上の追尾対象の形状や大きさが変化する
と、テンプレートと入力画像の間の相関関係が崩れてし
まい、自動追尾ができない。
【0005】そこで、第一に、類似度を維持するため
に、切り出し枠内の画像データを新たなテンプレートと
して、テンプレートを刻々と更新していく手法、第二
に、対象指定枠内の対象に特有の色を記憶し、その色を
入力画面内で探索することで追尾する手法、第三に、テ
ンプレートを複数用意して複数のテンプレート用メモリ
に対象を記憶し、それぞれのテンプレートに対してパタ
ーンマッチング処理をする方法などを用いた自動追尾装
置が提案された。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような自動追尾装置にあっては、以下のような問題点が
あった。第一の類似度を維持するためにテンプレートを
刻々と更新していく手法を用いた自動追尾装置にあって
は、対象物が切り出し枠に比べてかなり小さい場合、対
象物がテンプレートと切り出し枠内画像との類似度に与
える影響は小さくなり、反対に背景が該類似度に与える
影響が大きくなる。従って、対象物が移動しても、テン
プレートと前回位置の切り出し枠内の画像との類似度は
ほとんど変わらず、よって切り出し位置は対象物に沿っ
て移動せず、適切に追尾できない場合があるという問題
点があった。また、対象物よりも大きな障害物が切り出
し枠内画像に入った場合、以降の類似演算において対象
物よりも障害物の方が類似度に与える影響が大きくなる
ので、誤って障害物を追尾してしまう恐れがあるという
問題点もあった。
【0007】第二の対象指定枠内の対象に特有の色を記
憶し、その色を入力画面内で探索することで追尾する手
法を用いた自動追尾装置にあっては、色相を利用してい
るので、色鮮やかな対象物は良好に追尾できるが、ウエ
ディングドレスを着た新婦のように白色や淡い色の対象
物の追尾が困難であるという問題点があった。
【0008】第三のテンプレートを複数用意して複数の
テンプレート用メモリに対象を記憶し、それぞれのテン
プレートに対してパターンマッチング処理をする方法を
用いた自動追尾装置にあっては、テンプレートを複数記
憶するためのメモリが必要となり、またテンプレートマ
ッチングを複数回行う必要があるので処理に時間を要す
るという問題点があった。
【0009】本発明は、上記問題点を改善するために成
されたもので、その目的とするところは、対象物が色鮮
やかな特徴色を持たなくとも、また対象物の移動などに
より、画面上での形状や大きさなどが変化をしても自動
追尾できる自動追尾方法及びその装置を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題を解
決するために、請求項1記載の発明にあっては、初期設
定時に追尾対象を追尾するための対象指定枠の位置を操
作者の操作により移動させて設定し、対象指定枠内の画
像をテンプレートとして記憶し、所定領域を撮像して画
像データを獲得して記憶し、該画像データの探索領域か
ら所定領域の画像を取り出す切り出し枠を順次移動させ
て切り出し枠内の画像を切り出し、該切り出した画像と
テンプレートの画像との類似度を計算し、該演算結果よ
り追尾対象の位置である新たな対象指定枠の位置を求め
る自動追尾方法において、前記類似度の計算は、切り出
し枠内の画像とテンプレートの画像との第一の類似度を
計算し、切り出し枠内の所定領域の画像とテンプレート
の所定領域の画像との第二の類似度を計算し、第一の類
似度と第二の類似度との類似度の低い方を探索位置にお
ける代表類似度として出力するものとし、前記対象指定
枠の位置の決定は、各探索位置における代表類似度を逐
次記憶して、探索領域の全ての探索位置における代表類
似度を記憶した後に、該記憶した代表類似度の中から最
も類似度の高い代表類似度を選択し、該代表類似度の探
索位置を追尾対象の位置である新たな対象指定枠の位置
とすることを特徴とする方法である。
【0011】請求項2記載の発明にあっては、切り出し
枠内の画像とテンプレートの画像との類似度が最も高く
なる切り出し枠の位置における切り出し枠内の画像を新
たなテンプレートとして記憶内容を更新することを特徴
とする方法である。
【0012】請求項3記載の発明にあっては、切り出し
枠内の画像とテンプレートの画像との類似度が最も高く
なる切り出し枠の位置における該類似度と既定のしきい
値とを比較して、該類似度がしきい値以上であれば、テ
ンプレートの更新を許可し、該類似度がしきい値以下で
あれば、テンプレートの更新を禁止することを特徴とす
る方法である。
【0013】請求項4記載の発明にあっては、対象指定
枠を演算結果に基づき移動させる自動モードと対象指定
枠を操作者の操作により移動させる手動モードとを切り
換え、自動モードにあっては類似度より計算した位置を
追尾対象の位置とし、手動モードにあっては操作者の操
作により指示される位置を追尾対象の位置とし、手動モ
ードにおいて切り出し枠内の画像とテンプレートの画像
との類似度が最も高くなる切り出し枠の位置における類
似度と既定のしきい値とを比較して、該類似度がしきい
値以上であれば、自動モードに切り換えることを特徴と
する方法である。
【0014】請求項5記載の発明にあっては、前記第二
の類似度を計算する領域を、第一の類似度を計算する領
域の内側であって、上方に偏心していることを特徴とす
る方法である。
【0015】請求項6記載の発明にあっては、初期設定
時に、追尾対象を追尾するための対象指定枠の位置を操
作者の操作により移動させて設定する対象指定枠設定手
段と、対象指定枠内の画像をテンプレートとして記憶す
る対象記憶手段と、所定領域を撮像して画像データを出
力する画像入力手段と、該画像データを記憶する画像デ
ータ記憶手段と、該画像データの探索領域から所定領域
の画像を取り出す切り出し枠を順次移動させて切り出し
枠内の画像を出力する探索手段と、該切り出し枠内の画
像とテンプレートの画像との類似度を計算する類似演算
手段と、該類似演算手段の演算結果より追尾対象の位置
である新たな対象指定枠の位置とする対象位置決定手段
とを有する自動追尾装置において、前記類似演算手段
は、切り出し枠内の画像とテンプレートの画像との第一
の類似度を計算し、切り出し枠内の所定領域の画像とテ
ンプレートの所定領域の画像との第二の類似度を計算
し、第一の類似度と第二の類似度との類似度の低い方を
探索位置における代表類似度として出力し、前記対象位
置決定手段は、類似演算手段の出力する各探索位置にお
ける代表類似度を逐次記憶して、探索領域の全ての探索
位置における代表類似度を記憶した後に、該記憶した代
表類似度の中から最も類似度の高い代表類似度を選択
し、該代表類似度の探索位置を追尾対象の位置である新
たな対象指定枠の位置とすることを特徴とするものであ
る。
【0016】請求項7記載の発明にあっては、前記対象
記憶手段は、前記対象位置決定手段の計算した切り出し
枠内の画像とテンプレートの画像との類似度が最も高く
なる切り出し枠の位置における切り出し枠内の画像を新
たなテンプレートとして記憶内容を更新することを特徴
とするものである。
【0017】請求項8記載の発明にあっては、前記対象
位置決定手段の計算した切り出し枠内の画像とテンプレ
ートの画像との類似度が最も高くなる切り出し枠の位置
における該類似度と既定のしきい値とを比較して、該類
似度がしきい値以上であれば、前記対象記憶手段に対し
てテンプレートの更新を許可し、該類似度がしきい値以
下であれば、前記対象記憶手段に対してテンプレートの
更新を禁止する記憶対象更新判定手段を設けたことを特
徴とするものである。
【0018】請求項9記載の発明にあっては、対象指定
枠を自動追尾装置が移動させる自動モードと対象指定枠
を操作者の操作により移動させる手動モードとを切り換
える自動追尾設定/解除手段と、自動モードにあっては
前記対象位置決定手段の計算した位置を追尾対象の位置
とし、手動モードにあっては操作者の操作により前記対
象指定枠設定手段の出力する位置を追尾対象の位置とす
る対象指定枠位置選択手段と、手動モードにおいて前記
対象位置決定手段の計算した切り出し枠内の画像とテン
プレートの画像との類似度が最も高くなる切り出し枠の
位置における該類似度と既定のしきい値とを比較して、
該類似度がしきい値以上であれば、自動モードに切り換
える自動追尾可否判定手段とを有することを特徴とする
ものである。
【0019】請求項10記載の発明にあっては、前記第
二の類似演算部の類似度を計算する領域を、第一の類似
演算部の類似度を計算する領域の内側であって、上方に
偏心していることを特徴とするものである。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明にかかる自動追尾方法及び
その装置の第一実施の形態を図1〜図10に基づいて、
第二実施の形態を図11〜図15に基づいて、第三実施
の形態を図16、図17に基づいて説明する。
【0021】〔第一実施の形態〕図1は自動追尾装置の
構成を示すブロック図である。図2は、対象指定枠と切
り出し枠との説明図である。図3は比較エリアの説明図
である。図4はあるシーンを記憶したテンプレートの画
像データD1を示すイメージ図である。図5は画像デー
タのイメージ図である。図6は切り出し枠F2を移動さ
せたときの画像データのイメージ図である。図7は他の
シーンを記憶したテンプレートの画像データD1を示す
イメージ図である。図8は画像データのイメージ図であ
る。図9は切り出し枠F2を移動させたときの画像デー
タのイメージ図である。図10は自動追尾装置の動作を
説明するフローチャートである。
【0022】図1において、1は画像入力手段を表す。
画像入力手段1は、一定時間間隔で所定の撮像領域を撮
像して、撮像映像を画像データD0として画像データ記
憶手段2と対象記憶手段5とに出力する。
【0023】画像データ記憶手段2は、画像入力手段1
から画像データD0を受け取って記憶する。
【0024】対象指定枠設定手段3は、操作者がモニタ
等に表示された画像データD0を見ながら、モニタ上に
表示された対象指定枠F1を移動させて、追尾対象を枠
で囲うことにより対象指定枠F1を設定するものであ
り、対象指定枠F1の対角の2つの頂点の座標(x0,
y0)(x1,y1)を対象指定枠記憶手段4に出力す
る。
【0025】対象指定枠記憶手段4は、対象指定枠設定
手段3の出力する対象指定枠F1の2つの頂点の座標を
記憶するものである。
【0026】対象記憶手段5は、画像入力手段1から画
像データD0を受け取って、画像データD0のうち対象
指定枠記憶手段4の記憶する対象指定枠F1の2つの頂
点により囲まれる画像データD1をテンプレートとして
記憶する。
【0027】探索手段6は、対象指定枠記憶手段4の記
憶する対象指定枠F1の位置を中心とした探索領域を設
定し、画像の切り出し枠F2(対象指定枠F1と同じ
幅、同じ高さである)を設定して、画像データ記憶手段
2の記憶する画像データ内の該切り出し枠F2に囲まれ
た画像データD2を類似演算手段7に出力する。切り出
し枠F2の決定は、図2に示すように、対象指定枠F1
の左上の座標(x0,y0)から所定のオフセット値
(x2,y2)を引いて(x3,y3)とし、右下の座
標(x1,y1)から所定のオフセット値(x2,y
2)を引いて(x4,y4)とし、該(x3,y3)
(x4,y4)を基準点として探索増分(i,j)を加
えることで行う(なお、オフセット値(x2,y2)
は、探索領域の左上の位置を決める値であり、iは0〜
mの値を取り、jは0〜nの値をとるので、対象指定枠
F1の座標を中心とした探索領域(x0−x2,y0−
y2)(x0−x2+m,y0−y2+n)を画像切り
出し枠F2が移動することになる)。よって、切り出し
枠F2の対角の座標は(x3+i,y3+j)(x4+
i,y4+j)となる。
【0028】類似演算手段7は、探索手段6の出力する
画像データD2と対象記憶手段5の記憶するテンプレー
トである画像データD1との類似度を算出するものであ
る。
【0029】類似演算手段7は、図3に示すように、ま
ず探索手段6の出力する画像データD2全体を比較エリ
アE1aとし、対象記憶手段5の記憶するテンプレート
である画像データD1全体を比較エリアE1bとして、
比較エリアE1a内の画像データD2と比較エリアE1
b内の画像データD1との対応する画素の色から第一の
類似度に相当する類似度R1を求める。即ち、比較エリ
アE1bの画素の色コードから対応する比較エリアE1
aの画素の色コードを差し引いたものの絶対値を、比較
エリアE1b全体について求めて足し合わせた値を比較
エリアE1aの画素数で割ったものを類似度R1とす
る。従って、類似度は該値が小さいほど高いことにな
る。
【0030】次に、類似演算手段7は、図3に示すよう
に、画像データD2について比較エリアE1aより小さ
な比較エリアE2aを設定し、画像データD1について
比較エリアE1bより小さな比較エリアE2bを設定し
て、比較エリアE2a内の画像データD2と比較エリア
E2b内の画像データD1との対応する画素の色から第
二の類似度に相当する類似度R2を求める。演算につい
ては、類似度R1と同様に各画素の色コードの差分を合
計したものを比較エリアE2aの画素数で割った値を類
似度R2とする。
【0031】更に、類似演算手段7は、画像データD2
について比較エリアE2aより小さな比較エリアE3a
を設定し、画像データD1について比較エリアE2bよ
り小さな比較エリアE3bを設定して、比較エリアE3
a内の画像データD2と比較エリアE3b内の画像デー
タD1との対応する画素の色から第三の類似度に相当す
る類似度R3を求める。演算については、類似度R1と
同様に各画素の色コードの差分を合計したものを比較エ
リアE3aの画素数で割った値を類似度R3とする。な
お、対象指定枠F1と切り出し枠F2とは同形状である
から、比較エリアE1aとE1bとは同形状である。な
お、比較エリアE1a,E2a,E3aは、共通の中心
を有しており、比較エリアE1b,E2b,E3bも共
通の中心を有している。また、比較エリアE1aとE1
b,E2aとE2b,E3aとE3bは、各々互いに合
同な長方形である。
【0032】類似演算手段7は、第一〜第三の類似演算
部7a,7b,7cの算出した類似度R1,R2,R3
を対象位置決定手段8に出力する。
【0033】対象位置決定手段8は、類似度R1、R
2,R3を受け取ると、類似度R1、R2,R3の内で
最も値の大きい類似度(即ち、値が大きいとは類似度が
低いことを示す)を、切り出し枠F2の(x3+i、y
3+j)(x4+i,y4+j)における代表類似度R
d(i,j)として記憶する。そして、検索手段6が探
索増分(i,j)を変化させて、類似演算手段7が次々
と該変化した探索増分(i,j)における類似度R1,
R2,R3を出力するので、対象位置決定手段8は、代
表類似度Rd(i,j)(iは0〜m,jは0〜n)を
n・m個分記憶する。そして、値の最も小さい代表類似
度Rd(i,j)に対応する探索増分(i,j)の位置
に切り出し枠F2があるときの画像データD2が、テン
プレートである画像データD1に最も類似しているとし
て、探索増分(i,j)の位置の切り出し枠F2を表す
対角の座標(x3+i、y3+j)(x4+i,y4+
j)を対象指定枠記憶手段4に出力する。
【0034】次に、図4から図9を用いて、類似演算手
段7と対象位置決定手段8との処理を説明する。図4は
あるシーンを記憶したテンプレートの画像データD1を
示す。図4では追尾対象が対象指定枠F1に比べて小さ
くなっている。図5は少し時間が経過してから画像入力
手段1が出力した画像データD0を表し、図6(a)
(b)(c)は、各々図5中の(a)から(c)の位置
に切り出し枠F2を移動させたときの切り出し枠内の画
像データD2を示す。図5では、画像入力手段1が図4
の画像を撮像したときと比べて、追尾対象は右に移動し
ている。
【0035】図6(a)は追尾対象が中心にない場合の
切り出し枠F2内の画像データD2であり、図6(b)
は切り出し枠F2が図4のテンプレートの対象指定枠F
1と同じ位置にある場合の切り出し枠F2内の画像デー
タD2であり、図6(c)は追尾対象が中央に来る場合
の切り出し枠F2内の画像データD2を表す。
【0036】図6(a)の場合、比較エリアE1aとE
1b、比較エリアE2aとE2b、比較エリアE3aと
E3bとも類似度は低く(値が大きい)、従って対象位
置決定手段8の記憶する代表類似度Rdは大きな値とな
る。
【0037】図6(b)の場合、比較エリアE1aとE
1bとの類似度R1は、切り出し枠F2の位置がテンプ
レートの画像データと同じ位置なので、比較エリアの大
きさに比べて追尾対象の大きさが小さいので背景部分が
類似度に大きく影響し、類似度R1は高い(値は小さ
い)。一方、比較エリアE3aとE3bとの部分は、追
尾対象が移動しているので、追尾対象が居たところには
背景が表示されており、類似度R3は低い(値が大き
い)。比較エリアE2aとE2bとの類似度R2は、類
似度R1と類似度R3との中間の値となる。従って対象
位置決定手段8の記憶する代表類似度Rdは類似度R3
が選ばれて大きな値となる。
【0038】図6(c)の場合、比較エリアE3aとE
3bとは類似しているので類似度R3は高い(値は小さ
い)。比較エリアE1aとE1bとは追尾対象部分は類
似しているが、背景部分が大きく異なる。したがって背
景部分の一致度により類似度R1は変わる。一般的なシ
ーンにおいては背景部分は比較的均一であることが多
く、その場合類似度R1は比較的大きくなる(値は比較
的小さくなる)。そうでない場合、即ち背景部分が均一
でない場合には、類似度R1は、図6(a)または
(b)の場合の類似度よりは高いが(値は小さい)が、
やや低くなる(値はやや大きくなる)。従って、類似度
R3は小さな値、類似度R1は比較的小さな値〜やや大
きな値をとる。従って、対象位置決定手段8の記憶する
代表類似度Rdは類似度R1が選ばれて、比較的小さな
値〜やや大きな値となる。
【0039】そして、対象位置決定手段8は、上述の図
6(a)(b)(c)の場合を比較して、代表類似度R
dの値の小さなものを、追尾対象の位置として選択する
ので、図6(c)を選ぶ。
【0040】次に、図7に示すように追尾対象の大きさ
が図4の場合より大きいときについて説明する。図8は
図7に示す画像を撮像して少し時間が経過してから画像
入力手段1が出力した画像データD0を表し、図9
(a)(b)(c)は、各々図8中の(a)から(c)
の位置に切り出し枠F2を移動させたときの画像データ
D2を示す。図8では、画像入力手段1が図4の画像を
撮像したときと比べて、追尾対象は右に移動している。
【0041】図9(a)は追尾対象が中心にない場合の
切り出し枠F2内の画像データD2であり、図9(b)
は切り出し枠F2が図4のテンプレートの対象指定枠F
1と同じ位置にある場合の切り出し枠F2内の画像デー
タD2であり、図9(c)は追尾対象が中央に来る場合
の切り出し枠F2内の画像データD2を表す。
【0042】図9(a)の場合、比較エリアE1aとE
1b、比較エリアE2aとE2b、比較エリアE3aと
E3bとも類似度は低く(値が大きい)、従って対象位
置決定手段8の記憶する代表類似度Rdは大きな値とな
る。
【0043】図9(b)の場合、比較エリアE1aとE
1bとの類似度R1は、切り出し枠F2の位置がテンプ
レートの対象指定枠F1と同じ位置なので、背景部分は
類似度が高い。しかし、追尾対象が大きいので、追尾対
象が移動したことによる影響のほうが大きく、類似度R
1は比較的低い(値は比較的大きい)。比較エリアE3
aとE3bでは大きく異なるので類似度R3は低い(値
は大きい)。従って、対象位置決定手段8は類似度R3
を選んで代表類似度Rdは大きな値となる。
【0044】図9(c)の場合、比較エリアE3aとE
3bは類似しているので類似度R3は高い(値は小さ
い)。比較エリアE1aとE1bは追尾対象部分は類似
しているが、背景部分が異なる。しかし追尾対象が大き
いので背景の影響は少なく類似度R1は比較的高くなる
(値は比較的小さい)。従って、対象位置決定手段8は
類似度R1を選んで代表類似度Rdは比較的小さい値と
なる。
【0045】そして、対象位置決定手段8は、上述の図
9(a)(b)(c)の場合を比較して、代表類似度R
dの値の小さなものを、追尾対象の位置として選択する
ので、図9(c)を選ぶ。
【0046】次に、以上のようにいて構成された自動追
尾装置の動作を、図10に基づいて説明する。
【0047】まず、画像入力手段1は所定時間間隔で撮
像しており(ステップS101)、画像データを画像デ
ータ記憶手段2と対象記憶手段5とに出力する。
【0048】そして、追尾動作の前準備として、操作者
が対象指定枠設定手段3により、画像データD0の一部
に表示されている追尾対象を枠で囲うことにより、対象
指定枠F1を設定する(ステップS102)。対象指定
枠設定手段3は、対象指定枠F1の設定がなされると、
対象指定枠F1の対角の座標(x0,y0)(x1,y
1)を対象指定枠記憶手段4に出力する。対象記憶手段
5は、画像入力手段1から画像データD0を受け取っ
て、画像データD0のうち対象指定枠記憶手段4の記憶
する対象指定枠F1の2つの頂点により囲まれる画像デ
ータD1をテンプレートとして記憶する(ステップS1
03)。以上で、前準備は終了する。
【0049】次に、追尾動作が開始されると、画像入力
手段1は引き続いて、所定時間間隔で撮像しており(ス
テップS101)、画像データを画像データ記憶手段2
と対象記憶手段5とに出力する。そして、探索手段6
は、対象指定枠F1を中心としてその周囲について、切
り出し枠F2を移動させて(ステップS104)、切り
出し枠F2内の画像データD2を順次類似演算手段7に
出力する。即ち、対象指定枠F1の座標を(x0,y
0)(x1,y1)とすると、まずオフセット値を(x
2,y2)該座標から差し引いて、(x3,y3)(x
4,y4)として、該座標に探索増分(i、j)を加え
たものを切り出し枠F2の対角座標とする。なお、iは
0からmまで1づつ増加する値であり、jは0からnま
で1づつ増加する値である。また、該増加分は1に限ら
れるものではない。
【0050】i=0、j=0のとき、切り出し枠F2は
(x3+0,y3+0)(x4+0,y4+0)の座標
で表されて、検索手段6は画像データ記憶手段2内の画
像データD0から該座標で示される領域の画像データD
2を取り出して、類似演算手段7に出力する。類似演算
手段7は、探索増分(0,0)における切り出し枠F2
内の画像データD2と、テンプレートの画像データD1
との類似度R1,R2,R3を算出して(ステップS1
05)、対象位置決定手段8に出力する。対象位置決定
手段8は、類似度R1,R2,R3のうち最も大きな値
を探索増分(0、0)における代表類似度Rd(0,
0)として記憶する(ステップS106)。
【0051】次に、i=1、j=0のとき、切り出し枠
F2は(x3+1,y3+0)(x4+1,y4+0)
の座標で表されて、検索手段6は画像データ記憶手段2
内の画像データD0から該座標で示される領域の画像デ
ータD2を取り出して、類似演算手段7に出力する。類
似演算手段7は、探索増分(1,0)における切り出し
枠F2内の画像データD2と、テンプレートの画像デー
タD1との類似度R1,R2,R3を算出して、対象位
置決定手段8に出力する。対象位置決定手段8は、類似
度R1,R2,R3のうち最も大きな値を探索増分
(1、0)における代表類似度Rd(1,0)として記
憶する。
【0052】同様の処理をi=m、j=nになるまで繰
り返して(ステップS104)、対象位置決定手段8は
m・n個の代表類似度Rdを得る。そして、対象位置決
定手段8は、該m・n個の代表類似度Rdの内で最も小
さな値となるRd(p,q)を求めて、該値をとる切り
出し枠F2の位置が追尾対象の位置であるとして、該座
標(x3+p,y3+q)(x4+p,y4+q)を対
象指定枠記憶手段4に出力する(ステップS107)。
【0053】対象指定枠記憶手段4が、該座標を受け取
ると、該座標を新たな対象指定枠F1を表す対角の座標
として記憶する。そして、対象記憶手段5は、該新たな
対象指定枠F1内の画像データを新たなテンプレートと
して記憶する(ステップS108)。
【0054】以上の動作が、追尾処理の一巡動作であ
り、次に新たな画像データD0が画像入力手段1より出
力されると、各部位は上記動作を繰り返す。
【0055】〔第二実施の形態〕図11は自動追尾装置
の構成を示すブロック図である。図12は比較エリアの
説明図である。図13はあるシーンを記憶したテンプレ
ートの画像データD1を示すイメージ図である。図14
は少し時間が経過して入力した切り出し枠F2内の画像
データD2のイメージ図である。図15は自動追尾装置
の動作を説明するフローチャートである。
【0056】なお、図11においては前述の第一実施の
形態で説明したところの自動追尾装置と同等の箇所には
同じ符号を付してあるので、同等の箇所の詳細な説明は
省略する。
【0057】図11に示す本第二実施の形態の自動追尾
装置が、前述の第一実施の形態で説明したところの自動
追尾装置と異なり特徴となるのは次の構成である。
【0058】第一に比較エリアE1a,E2a,E3a
は、第一実施の形態のように共通のの中心を持つように
せず、また、比較エリアE1b,E2b,E3bも、第
一実施の形態のように共通のの中心を持つようにせず、
図12に示すように上方に偏心して設定している構成で
ある。
【0059】第二に記憶対象更新判定手段9を設け、対
象位置決定手段8は記憶対象更新判定手段9に、演算結
果の最も高い類似度Rd(p,q)を出力する。
【0060】記憶対象更新判定手段9は、類似度Rd
(p,q)と予め定められたしきい値THとを比較し
て、しきい値THより類似度Rd(p,q)が高けれ
ば、対象記憶手段5にテンプレートの更新を許可し、し
きい値THより類似度が低くければ、対象記憶手段5に
テンプレートの更新を禁止する。
【0061】本第二実施の形態では、カメラが天井から
吊り下げるようなどして高い位置に設置される場合を想
定しており、この場合追尾対象は上半身は撮像される
が、下半身が他の物体で隠されることが多くなる。そこ
で、このような隠れが生じる場合の動作について図13
〜図14と図15を用いて説明する。
【0062】図13はあるシーンを記憶したテンプレー
トの画像データD1を示す。図13では追尾対象A1は
障害物A2に下半身を隠されている。図14は少し時間
が経過して入力した切り出し枠F2内の画像データD2
を示す。図14(a)は追尾対象が中央に位置するよう
な切り出し枠F2内の画像データD2であり、図14
(b)は障害物の影響で追尾対象が中央から外れる場合
の切り出し枠F2内の画像データD2である。
【0063】比較エリアE1aとE1b、および比較エ
リアE2aとE2bについては、図14(a)(b)と
もに、障害物、背景、追尾対象の関係に依存するが、ほ
ぼ同じ類似度R1、R2が得られる。一方、比較エリア
E3aとE3bとについては、図14(b)の場合は一
般にかなり類似度R3が低くなるが、図14(a)の場
合は、上半身が障害物に隠れていないので類似度R3が
高くなる。
【0064】よって本第二実施の形態においては、図1
4(b)の場合、比較エリアE3aとE3bとの類似度
R3が低く(値が大きい)、比較エリアE1aとE1b
との類似度R1は高い(値が小さい)ので、代表類似度
RdはR3が取られる。また、図14(a)の場合、比
較エリアE3aとE3bとの類似度R3が高く(値が小
さい)、比較エリアE1aとE1bとの類似度R1は高
い(値が小さい)ので、代表類似度RdはR1またはR
3が取られ、いづれがとられたとしても小さな値とな
る。従って、対象位置決定手段8は、代表類似度の高い
図14(a)の切り出し枠F2を採用し、該枠の座標を
対象指定枠記憶手段4に出力し(ステップS107)、
そのときの類似度を記憶対象更新判定手段9に出力す
る。
【0065】記憶対象更新判定手段9は、図14(a)
の場合の代表類似度Rdがしきい値TH以上であれば
(ステップS109)、対象記憶手段5にテンプレート
の画像データD1の更新を許可し、対象記憶手段5は前
記対象指定枠記憶手段4の記憶した座標の枠内の画像デ
ータを記憶して(ステップS108)、次回の演算の際
のテンプレートとして用いる。一方、代表類似度Rdが
しきい値TH以下であれば(ステップS109)、対象
記憶手段5にテンプレートの画像データD1の更新を禁
止するので、類似度の低い画像を無理に次回のテンプレ
ートとして記憶することなく、引き続き今回使用したテ
ンプレートの画像データD1を次回も使用するようにす
る。このようにすることにより、障害物の影響で類似度
の高い切り出し枠F2の位置を見つけることができず
に、強いて選択した追尾対象の位置の画像を次回のテン
プレートとすることなく、従って次回の演算時に誤った
テンプレートを用いることがない。
【0066】〔第三実施の形態〕図16は自動追尾装置
の構成を示すブロック図である。図17は自動追尾装置
の動作を説明するフローチャートである。なお、図16
においては前述の第一実施の形態で説明したところの自
動追尾装置と同等の箇所には同じ符号を付してあるの
で、同等の箇所の詳細な説明は省略する。
【0067】図16に示す本第三実施の形態の自動追尾
装置が、前述の第一実施の形態で説明したところの自動
追尾装置と異なり特徴となるのは次の構成である。
【0068】第一に自動追尾設定/解除手段10と対象
指定枠位置選択手段11とを設けた構成である。自動追
尾設定/解除手段10は、操作者の操作により自動追尾
装置の追尾動作を自動モードまたは手動モードに切り換
え、また後述する自動追尾可否判定手段12から自動モ
ード信号を受け取ると自動モードに切り換えるものであ
る。対象指定枠位置選択手段11は、自動モードの場合
にあっては、対象位置決定手段8の出力する切り出し枠
F2の対角の座標を新たな対象指定枠F1の対角の座標
として対象指定枠記憶手段に出力し、手動モードの場合
にあっては、対象指定枠設定手段3の出力する座標を新
たな対象指定枠F1の対角の座標として対象指定枠記憶
手段に出力する。対象指定枠設定手段3は、第一実施の
形態で説明したように、対象指定枠F1を画面上で移動
させるものである。従って、自動モードの場合は、対象
位置決定手段8により新たな対象指定枠F1の位置が決
定され、手動モードの場合には操作者の操作により対象
指定枠設定手段3より決定される。
【0069】第二に自動追尾可否判定手段12と初期対
象記憶手段13とを設け、類似演算手段7は手動モード
にあってはテンプレートとして対象記憶手段5の記憶す
る画像データD1を用いずに、初期対象記憶手段13に
記憶する画像データD1を用いるようにした構成であ
る。初期対象記憶手段13は、動作開始時の対象指定枠
設定時において、設定された対象指定枠F1内の画像デ
ータをテンプレートとして記憶するものである。もちろ
ん、前述の対象記憶手段5も画像データD1を記憶す
る。対象記憶手段5の記憶する画像データD1は次々と
更新されるのに対して、初期対象記憶手段13の記憶す
る画像データD1は更新されずに同じものが保持され続
ける。
【0070】自動追尾可否判定手段12は、手動モード
において、対象位置決定手段8が決定した切り出し枠F
2の枠内の画像データD2と初期対象記憶手段13に記
憶する画像データD1との類似度が一定値以上であれ
ば、自動追尾設定/解除手段10に自動モード信号を出
力する。
【0071】以上のようにして構成された自動追尾装置
の動作を、図17に基づいて説明する。
【0072】まず、初期設定において、操作者が対象指
定枠F1を指定すると、対象指定枠F1で囲まれた部分
の画像データD1を、対象記憶手段5と初期対象記憶手
段13とが記憶する(ステップS101,S102,S
103,S110)。
【0073】通常は、自動追尾装置は自動追尾設定/解
除手段10によって自動モードにされており、対象位置
決定手段8の出力する切り出し枠F2の座標が対象指定
枠位置選択手段11を経由して、新たな対象指定枠F1
として対象指定枠記憶手段4に記憶される点のみが異な
り、他の処理は第一実施の形態で説明した動作と同じで
ある。ところで、障害物など何らかの原因により、自動
追尾装置が誤動作して(ステップS111)、追尾対象
を追尾せずに、対象指定枠F1が追尾対象から大きく離
れた場合、操作者は自動追尾設定/解除手段10を操作
して、装置を手動モードに変更する(ステップS11
2)。
【0074】そして、操作者が対象指定枠設定手段3を
操作すると、対象指定枠F1が操作に応じて移動し(ス
テップS113)、対象指定枠F1の対角の座標は対象
指定枠位置選択手段11を経由して対象指定枠記憶手段
4に記憶される。類似演算手段7は、自動追尾装置が手
動モードなので、初期対象記憶手段13の記憶する画像
データD1をテンプレートとして演算を行い、対象位置
決定手段8は該画像データD1と最も類似度の高い切り
出し枠F2を決定する(ステップS104、S10
7)。自動追尾可否判定手段12は、手動モードにおい
て、対象位置決定手段8が決定した切り出し枠F2の枠
内の画像データD2と初期対象記憶手段13に記憶する
画像データD1との類似度が一定以上高ければ(ステッ
プS114)、自動追尾設定/解除手段10に自動モー
ド信号を出力する。自動追尾設定/解除手段10は、自
動モード信号を受け取ると、自動追尾装置を自動モード
にする(ステップS115)。自動モードになると、対
象指定枠位置選択手段11は、再び対象位置決定手段8
の出力する座標を対象指定枠記憶手段に記憶させるよう
になり(ステップS108)、自動追尾が再開する(ス
テップS116)。
【0075】従って、手動モードにあっては、操作者が
対象指定枠F1を追尾対象に近づければ、再び自動モー
ドとなり、追尾対象の自動追尾が行われる。
【0076】なお、本第一実施の形態において、類似演
算手段7は、色コードを用いて類似度を求めているが、
類似度を求めることができるならば色コードに限られる
ものではなく、例えば画像の濃淡値を用いてもよく、ま
た二値化した値を用いるようにしてもよい。
【0077】また、本第三実施の形態では、初期対象記
憶手段13は動作開始時の対象指定枠設定時における対
象指定枠F1内の画像を保持するようにしているが、初
期対象記憶手段13に記憶する画像は、自動追尾装置が
追尾対象を追尾できなくなったときの処理においてテン
プレートとして参照されるものであるから、初期対象記
憶手段13は動作開始時の対象指定枠設定時の対象指定
枠内の画像を記憶するにもの限られず、正しく追尾され
ている場合に限って一定周期で更新された画像を記憶る
ようにしても良く、操作者の明示的な操作により更新さ
れた画像を記憶するようにしてもよい。
【0078】
【発明の効果】本発明の自動追尾方法及びその装置は上
述のように構成してあるから、請求項1記載の発明にあ
っては、類似度の計算は、切り出し枠内の画像とテンプ
レートの画像との第一の類似度を計算し、切り出し枠内
の所定領域の画像とテンプレートの所定領域の画像との
第二の類似度を計算し、第一の類似度と第二の類似度と
の類似度の低い方を探索位置における代表類似度として
出力するものとし、対象指定枠の位置の決定は、各探索
位置における代表類似度を逐次記憶して、探索領域の全
ての探索位置における代表類似度を記憶した後に、該記
憶した代表類似度の中から最も類似度の高い代表類似度
を選択し、該代表類似度の探索位置を追尾対象の位置で
ある新たな対象指定枠の位置とするから、背景の類似度
は高いが追尾対象が切り出し枠から外れているような位
置を選択することなく自動追尾でき、また対象物が色鮮
やかな特徴色を持たなくとも自動追尾のできる自動追尾
方法を提供することができるという効果を奏する。
【0079】請求項2記載の発明にあっては、請求項1
記載の発明の効果に加えて、切り出し枠内の画像とテン
プレートの画像との類似度が最も高くなる切り出し枠の
位置における切り出し枠内の画像を新たなテンプレート
として記憶内容を更新するから、対象物の移動などによ
り画面上での形状や大きさなどが変化をしても自動追尾
のできる自動追尾方法を提供することができるという効
果を奏する。
【0080】請求項3記載の発明にあっては、請求項2
記載の発明の効果に加えて、切り出し枠内の画像とテン
プレートの画像との類似度が最も高くなる切り出し枠の
位置における該類似度と既定のしきい値とを比較して、
該類似度がしきい値以上であれば、テンプレートの更新
を許可し、該類似度がしきい値以下であれば、テンプレ
ートの更新を禁止するので、類似度の低い画像を無理に
次回のテンプレートとして記憶することなく、引き続き
今回使用したテンプレートを次回も使用するため、障害
物の影響で類似度の高い切り出し枠の位置を見つけるこ
とができずに強いて選択した追尾対象の位置の画像を次
回のテンプレートとすることなく、従って追尾対象の移
動による見え方の変化や障害物による隠れが生じても自
動追尾することのできる自動追尾方法を提供することが
できるという効果を奏する。
【0081】請求項4記載の発明にあっては、請求項1
または請求項2または請求項3記載の発明の効果に加え
て、対象指定枠を演算結果に基づき移動させる自動モー
ドと対象指定枠を操作者の操作により移動させる手動モ
ードとを切り換え、自動モードにあっては類似度より計
算した位置を追尾対象の位置とし、手動モードにあって
は操作者の操作により指示される位置を追尾対象の位置
とし、手動モードにおいて切り出し枠内の画像とテンプ
レートの画像との類似度が最も高くなる切り出し枠の位
置における類似度と既定のしきい値とを比較して、該類
似度がしきい値以上であれば、自動モードに切り換える
ので、自動モードにおいて追尾対象を追尾しなくなった
場合には、操作者は手動モードに変更して、対象指定枠
を操作してを追尾対象に近づければ、再び自動モードと
なり追尾対象の自動追尾が行われ、従って追尾に誤りを
生じて正しく追尾しなくなっても、容易に再度正しく自
動追尾することのできる自動追尾方法を提供することが
できるという効果を奏する。
【0082】請求項5記載の発明にあっては、請求項1
または請求項2または請求項3または請求項4記載の発
明の効果に加えて、前記第二の類似度を計算する領域
を、第一の類似度を計算する領域の内側であって、上方
に偏心しているので、追尾対象の下方部分に障害物によ
る隠れが生じても自動追尾することのできる自動追尾方
法を提供することができるという効果を奏する。
【0083】請求項6記載の発明にあっては、類似演算
手段は、切り出し枠内の画像とテンプレートの画像との
第一の類似度を計算し、切り出し枠内の所定領域の画像
とテンプレートの所定領域の画像との第二の類似度を計
算し、第一の類似度と第二の類似度との類似度の低い方
を探索位置における代表類似度として出力し、前記対象
位置決定手段は、類似演算手段の出力する各探索位置に
おける代表類似度を逐次記憶して、探索領域の全ての探
索位置における代表類似度を記憶した後に、該記憶した
代表類似度の中から最も類似度の高い代表類似度を選択
し、該代表類似度の探索位置を追尾対象の位置である新
たな対象指定枠の位置とするので、背景の類似度は高い
が追尾対象が切り出し枠から外れているような位置を選
択することなく自動追尾でき、また対象物が色鮮やかな
特徴色を持たなくとも自動追尾のできる自動追尾装置を
提供することができるという効果を奏する。
【0084】請求項7記載の発明にあっては、請求項6
記載の発明の効果に加えて、対象記憶手段は、前記対象
位置決定手段の計算した切り出し枠内の画像とテンプレ
ートの画像との類似度が最も高くなる切り出し枠の位置
における切り出し枠内の画像を新たなテンプレートとし
て記憶内容を更新するので、対象物の移動などにより画
面上での形状や大きさなどが変化をしても自動追尾ので
きる自動追尾装置を提供することができるという効果を
奏する。
【0085】請求項8記載の発明にあっては、請求項7
記載の発明の効果に加えて、記憶対象更新判定手段は、
対象位置決定手段の計算した切り出し枠内の画像とテン
プレートの画像との類似度が最も高くなる切り出し枠の
位置における該類似度と既定のしきい値とを比較して、
該類似度がしきい値以上であれば、前記対象記憶手段に
対してテンプレートの更新を許可し、該類似度がしきい
値以下であれば、前記対象記憶手段に対してテンプレー
トの更新を禁止するので、類似度の低い画像を無理に次
回のテンプレートとして記憶することなく、引き続き今
回使用したテンプレートを次回も使用するため、障害物
の影響で類似度の高い切り出し枠の位置を見つけること
ができずに強いて選択した追尾対象の位置の画像を次回
のテンプレートとすることなく、従って追尾対象の移動
による見え方の変化や障害物による隠れが生じても自動
追尾することのできる自動追尾装置を提供することがで
きるという効果を奏する。
【0086】請求項9記載の発明にあっては、請求項6
または請求項7または請求項8記載の発明の効果に加え
て、自動追尾設定/解除手段は、対象指定枠を自動追尾
装置が移動させる自動モードと対象指定枠を操作者の操
作により移動させる手動モードとを切り換え、対象指定
枠位置選択手段は、自動モードにあっては前記対象位置
決定手段の計算した位置を追尾対象の位置とし、手動モ
ードにあっては操作者の操作により前記対象指定枠設定
手段の出力する位置を追尾対象の位置とし、自動追尾可
否判定手段は、手動モードにおいて前記対象位置決定手
段の計算した切り出し枠内の画像とテンプレートの画像
との類似度が最も高くなる切り出し枠の位置における該
類似度と既定のしきい値とを比較して、該類似度がしき
い値以上であれば、自動モードに切り換えるので、自動
モードにおいて追尾対象を追尾しなくなった場合には、
操作者は手動モードに変更して、対象指定枠を操作して
を追尾対象に近づければ、再び自動モードとなり追尾対
象の自動追尾が行われ、従って追尾に誤りを生じて正し
く追尾しなくなっても、容易に再度正しく自動追尾する
ことのできる自動追尾装置を提供することができるとい
う効果を奏する。
【0087】請求項10記載の発明にあっては、請求項
6または請求項7または請求項8または請求項9記載の
発明の効果に加えて、第二の類似演算部の類似度を計算
する領域を、第一の類似演算部の類似度を計算する領域
の内側であって、上方に偏心しているので、追尾対象の
下方部分に障害物による隠れが生じても自動追尾するこ
とのできる自動追尾装置を提供することができるという
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動追尾装置の構成を示すブロック図
である。
【図2】対象指定枠と切り出し枠との説明図である。
【図3】比較エリアの説明図である。
【図4】あるシーンを記憶したテンプレートの画像デー
タを示すイメージ図である。
【図5】画像入力手段の出力する画像データのイメージ
図である。
【図6】切り出し枠を移動させたときの画像データのイ
メージ図である。
【図7】他のシーンを記憶したテンプレートの画像デー
タを示すイメージ図である。
【図8】画像入力手段の画像データのイメージ図であ
る。
【図9】切り出し枠を移動させたときの画像データのイ
メージ図である。
【図10】自動追尾装置の動作を説明するフローチャー
トである。
【図11】本発明の自動追尾装置の他の構成を示すブロ
ック図である。
【図12】比較エリアの説明図である。
【図13】あるシーンを記憶したテンプレートの画像デ
ータを示すイメージ図である。
【図14】切り出し枠内の画像データのイメージ図であ
る。
【図15】自動追尾装置の動作を説明するフローチャー
トである。
【図16】本発明の自動追尾装置の他の構成を示すブロ
ック図である。
【図17】自動追尾装置の動作を説明するフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 画像入力手段 2 画像データ記憶手段 4 対象指定枠設定手段 5 対象記憶手段 6 探索手段 7 類似演算手段 8 対象位置決定手段 9 記憶対象更新判定手段 10 自動追尾設定/解除手段 11 対象指定枠位置選択手段 12 自動追尾可否判定手段

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 初期設定時に追尾対象を追尾するための
    対象指定枠の位置を操作者の操作により移動させて設定
    し、対象指定枠内の画像をテンプレートとして記憶し、
    所定領域を撮像して画像データを獲得して記憶し、該画
    像データの探索領域から所定領域の画像を取り出す切り
    出し枠を順次移動させて切り出し枠内の画像を切り出
    し、該切り出した画像とテンプレートの画像との類似度
    を計算し、該演算結果より追尾対象の位置である新たな
    対象指定枠の位置を求める自動追尾方法において、前記
    類似度の計算は、切り出し枠内の画像とテンプレートの
    画像との第一の類似度を計算し、切り出し枠内の所定領
    域の画像とテンプレートの所定領域の画像との第二の類
    似度を計算し、第一の類似度と第二の類似度との類似度
    の低い方を探索位置における代表類似度として出力する
    ものとし、前記対象指定枠の位置の決定は、各探索位置
    における代表類似度を逐次記憶して、探索領域の全ての
    探索位置における代表類似度を記憶した後に、該記憶し
    た代表類似度の中から最も類似度の高い代表類似度を選
    択し、該代表類似度の探索位置を追尾対象の位置である
    新たな対象指定枠の位置とすることを特徴とする自動追
    尾方法。
  2. 【請求項2】 切り出し枠内の画像とテンプレートの画
    像との類似度が最も高くなる切り出し枠の位置における
    切り出し枠内の画像を新たなテンプレートとして記憶内
    容を更新することを特徴とする請求項1記載の自動追尾
    方法。
  3. 【請求項3】 切り出し枠内の画像とテンプレートの画
    像との類似度が最も高くなる切り出し枠の位置における
    該類似度と既定のしきい値とを比較して、該類似度がし
    きい値以上であれば、テンプレートの更新を許可し、該
    類似度がしきい値以下であれば、テンプレートの更新を
    禁止することを特徴とする請求項2記載の自動追尾方
    法。
  4. 【請求項4】 対象指定枠を演算結果に基づき移動させ
    る自動モードと対象指定枠を操作者の操作により移動さ
    せる手動モードとを切り換え、自動モードにあっては類
    似度より計算した位置を追尾対象の位置とし、手動モー
    ドにあっては操作者の操作により指示される位置を追尾
    対象の位置とし、手動モードにおいて切り出し枠内の画
    像とテンプレートの画像との類似度が最も高くなる切り
    出し枠の位置における類似度と既定のしきい値とを比較
    して、該類似度がしきい値以上であれば、自動モードに
    切り換えることを特徴とする請求項1または請求項2ま
    たは請求項3記載の自動追尾方法。
  5. 【請求項5】 前記第二の類似度を計算する領域を、第
    一の類似度を計算する領域の内側であって、上方に偏心
    していることを特徴とする請求項1または請求項2また
    は請求項3または請求項4記載の自動追尾方法。
  6. 【請求項6】 初期設定時に、追尾対象を追尾するため
    の対象指定枠の位置を操作者の操作により移動させて設
    定する対象指定枠設定手段と、対象指定枠内の画像をテ
    ンプレートとして記憶する対象記憶手段と、所定領域を
    撮像して画像データを出力する画像入力手段と、該画像
    データを記憶する画像データ記憶手段と、該画像データ
    の探索領域から所定領域の画像を取り出す切り出し枠を
    順次移動させて切り出し枠内の画像を出力する探索手段
    と、該切り出し枠内の画像とテンプレートの画像との類
    似度を計算する類似演算手段と、該類似演算手段の演算
    結果より追尾対象の位置である新たな対象指定枠の位置
    とする対象位置決定手段とを有する自動追尾装置におい
    て、前記類似演算手段は、切り出し枠内の画像とテンプ
    レートの画像との第一の類似度を計算し、切り出し枠内
    の所定領域の画像とテンプレートの所定領域の画像との
    第二の類似度を計算し、第一の類似度と第二の類似度と
    の類似度の低い方を探索位置における代表類似度として
    出力し、前記対象位置決定手段は、類似演算手段の出力
    する各探索位置における代表類似度を逐次記憶して、探
    索領域の全ての探索位置における代表類似度を記憶した
    後に、該記憶した代表類似度の中から最も類似度の高い
    代表類似度を選択し、該代表類似度の探索位置を追尾対
    象の位置である新たな対象指定枠の位置とすることを特
    徴とする自動追尾装置。
  7. 【請求項7】 前記対象記憶手段は、前記対象位置決定
    手段の計算した切り出し枠内の画像とテンプレートの画
    像との類似度が最も高くなる切り出し枠の位置における
    切り出し枠内の画像を新たなテンプレートとして記憶内
    容を更新することを特徴とする請求項6記載の自動追尾
    装置。
  8. 【請求項8】 前記対象位置決定手段の計算した切り出
    し枠内の画像とテンプレートの画像との類似度が最も高
    くなる切り出し枠の位置における該類似度と既定のしき
    い値とを比較して、該類似度がしきい値以上であれば、
    前記対象記憶手段に対してテンプレートの更新を許可
    し、該類似度がしきい値以下であれば、前記対象記憶手
    段に対してテンプレートの更新を禁止する記憶対象更新
    判定手段を設けたことを特徴とする請求項7記載の自動
    追尾装置。
  9. 【請求項9】 対象指定枠を自動追尾装置が移動させる
    自動モードと対象指定枠を操作者の操作により移動させ
    る手動モードとを切り換える自動追尾設定/解除手段
    と、自動モードにあっては前記対象位置決定手段の計算
    した位置を追尾対象の位置とし、手動モードにあっては
    操作者の操作により前記対象指定枠設定手段の出力する
    位置を追尾対象の位置とする対象指定枠位置選択手段
    と、手動モードにおいて前記対象位置決定手段の計算し
    た切り出し枠内の画像とテンプレートの画像との類似度
    が最も高くなる切り出し枠の位置における該類似度と既
    定のしきい値とを比較して、該類似度がしきい値以上で
    あれば、自動モードに切り換える自動追尾可否判定手段
    とを有することを特徴とする請求項6または請求項7ま
    たは請求項8記載の自動追尾装置。
  10. 【請求項10】 前記第二の類似演算部の類似度を計算
    する領域を、第一の類似演算部の類似度を計算する領域
    の内側であって、上方に偏心していることを特徴とする
    請求項6または請求項7または請求項8または請求項9
    記載の自動追尾装置。
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