JPH09130581A - デジタルカメラ - Google Patents

デジタルカメラ

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JPH09130581A
JPH09130581A JP7285787A JP28578795A JPH09130581A JP H09130581 A JPH09130581 A JP H09130581A JP 7285787 A JP7285787 A JP 7285787A JP 28578795 A JP28578795 A JP 28578795A JP H09130581 A JPH09130581 A JP H09130581A
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image
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Application number
JP7285787A
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Inventor
Yoshio Shimizu
好男 清水
Takao Matsuda
隆雄 松田
Osamu Kiyohara
理 清原
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 出力画像に要求される解像度を満足し得るよ
うな入力解像度を、迅速かつ正確に設定できるデジタル
カメラを提供することである。 【解決手段】 主走査方向に延びたリニアイメージセン
サ13を備え、このリニアイメージセンサ13を副走査
方向に沿って移動させて、主走査方向および副走査方向
に広がる被写体のデジタル画像データを得るようにして
いる。そして、ホストコンピュータ195は、入力装置
194aから入力された、入力画像のサイズ、出力画像
のサイズおよび出力画像の解像度Rout に基づき、被写
体を撮影する際に必要とされる入力解像度Rinを設定す
る。この設定された入力解像度Rinに基づいて、被写体
の撮影が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルカメラに
関し、より特定的には、主走査方向に延びたリニアイメ
ージセンサを、被写体の画像に対して副走査方向に沿っ
て移動させることにより、主走査方向および副走査方向
に広がる2次元平面上で、被写体(立体物、平面の反射
物、透過フィルム等)のデジタル画像データを得るデジ
タルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】主走査方向に延びたリニアイメージセン
サを、主走査方向と直交する副走査方向に移動させて、
線順次に画像を読み取り、2次元的なデジタル画像デー
タを得るような走査型のデジタルカメラは、高い解像度
の撮影が行えるため、製版,印刷等のように高品質な画
像を要求される業務分野において使用されつつある。
【0003】ここで、走査型のデジタルカメラでは、主
走査方向の画像データに関しては、この方向に配列され
る各素子の素子密度に見合った解像度のデータを得るこ
とができる。一方、主走査方向に対して直交する副走査
方向にあっては、この方向におけるリニアイメージセン
サの移動速度に、画像データの密度が依存する。すなわ
ち、リニアイメージセンサを低速で移動させると高い解
像度が得られ、高速で移動させると低い解像度となる。
【0004】一般に、デジタルカメラを使用する場合、
出力画像に要求される解像度(出力解像度)を満足する
ように、入力画像の解像度(入力解像度)を設定しなけ
ればならない。そのため、従来のデジタルカメラには、
入力解像度の調整機構が設けられている。
【0005】従来のデジタルカメラにおける入力解像度
の調整機構は、撮影者が感または手計算によって決定し
た入力解像度を入力し、当該入力された入力解像度を満
足し得るように、画像読み取り時における機器の状態を
制御するように構成されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、入力解
像度の決定を撮影者の感に頼る方法は、相当な熟練を要
する。一方、入力解像度を手計算によって求める方法
は、作業が煩雑となり、時間がかかる。また、いずれの
方法にしても、誤った入力解像度が決定されてしまう恐
れもある。もし、出力側で高い解像度が要求されている
にもかかわらず、誤って、低い入力解像度が決定された
場合、仕上げで所望の出力サイズまで引き延ばした段階
で満足する出力解像度が得られず、撮影から再度、作業
をやり直す必要が生じるといった問題点があった。
【0007】それ故に、本発明の目的は、出力画像に要
求される解像度を満足し得るような入力解像度を、迅速
かつ正確に設定できるデジタルカメラを提供することで
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段および発明の効果】以下に
は、上記目的を達成するための本発明の構成を示すが、
後述する実施形態との対応関係を明確にするために、本
発明で採用される各構成要素には、対応する部分の参照
番号を付しておく。ただし、この参照番号は、あくまで
も理解を容易にするためおよび参考のために付されるの
であって、本発明の請求の範囲を限定的に解釈するもの
ではないことを予め指摘しておく。
【0009】第1の発明は、主走査方向に延びたリニア
イメージセンサ(13)を被写体(10)の画像に対し
て副走査方向に沿って移動させることにより、主走査方
向および副走査方向に広がる被写体のデジタル画像デー
タを得るデジタルカメラであって、入力画像のサイズ
(x,y)、出力画像のサイズ(Px,Py)および出
力画像の解像度Rout を入力する入力手段(194a)
と、入力手段によって入力される入力画像のサイズ
(x,y)、出力画像のサイズ(Px,Py)および出
力画像の解像度Rout に基づいて、当該サイズ(Px,
Py)および当該解像度Rout を満足する出力画像を得
るために、当該サイズ(x,y)の入力画像に必要とさ
れる解像度Rinを設定する入力解像度設定手段(19
5,195a,195b)とを備え、入力解像度設定手
段により設定された入力解像度Rinに基づいて、被写体
の撮影を行うことを特徴とする。
【0010】上記第1の発明では、入力手段から入力さ
れる入力画像の入力サイズ、出力画像の出力サイズおよ
び出力画像の解像度Rout に基づいて、入力解像度設定
手段が、出力画像の解像度を実現する場合に必要な入力
画像の解像度が自動的に設定される。従って、この設定
された入力画像の解像度で撮影を行う場合は、撮影の
後、出力画像として所定の出力サイズのものを得た場合
であっても、最低限、出力画像に要求される解像度が得
られる。従って、撮影者は、被写体の切り換えに伴って
やみくもに入力画像の解像度を変更する必要はなく、予
め判明している各被写体に対する出力画像のサイズおよ
び解像度Rout と、入力画像のサイズとから合理的に決
定された解像度によって撮影作業を進めることができ、
従来、しばしば発生することがあった、撮り直し作業を
皆無とすることができる。その結果、迅速、確実に作業
を進めることができる。
【0011】第2の発明は、第1の発明において、入力
解像度設定手段は、入力画像のサイズ(x,y)および
入力画像の解像度Rinから求められる入力画像の総ピク
セル数Pinと、出力画像のサイズ(Px,Py)および
出力画像の解像度Rout から求められる出力画像の総ピ
クセル数Pout との関係において、 Pout ≦Pin なる条件を満たすように、入力画像の解像度Rinを設定
することを特徴とする。
【0012】上記第2の発明においては、入力画像およ
び出力画像それぞれに含まれる総ピクセル数の関係を条
件として、入力画像の解像度を決定するようにしてい
る。
【0013】第3の発明は、第1の発明において、入力
解像度設定手段は、予め離散的に特定された複数の入力
画像の解像度を格納したテーブルデータを記憶してお
り、当該テーブルデータ中において、条件Pout ≦Pin
を満たし、かつ最小の解像度を、入力画像の解像度Pin
として設定し、入力解像度設定手段によって設定された
解像度Rinで撮影を行って得られるデジタル画像データ
に対し、その解像度を出力画像の解像度Rout に画像縮
小処理する解像度変換手段(19)をさらに備えた、請
求項1に記載のデジタルカメラ。
【0014】上記第3の発明においては、入力解像度設
定手段は、複数の入力画像の解像度を格納したテーブル
データの中から、所定の条件を満たし、かつ最小の解像
度を、入力画像の解像度Pinとして選択し、設定するよ
うにしている。そして、デジタルカメラは、この設定さ
れた入力画像の解像度で撮影を行う。さらに、カメラか
らの画像出力を行う場合にあっては、解像度変換手段
が、設定された入力解像度で撮影され、この解像度を有
するデジタル画像データを、ソフト的な画像縮小処理に
より、出力解像度に合わせる。その結果、デジタルカメ
ラからは、所望の出力解像度に調整されており、さら
に、出力サイズを所望のものとできるデジタル画像デー
タを得ることができる。また、この構成の場合は、リニ
アイメージセンサの副走査方向における移動速度を、離
散的に設定できるため、駆動ソフトを簡易に構成できる
とともに、作動も安定する。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態に係
るデジタルカメラ11の概略構成を示すブロック図であ
る。図1において、本デジタルカメラ11は、レンズ1
2および多列イメージセンサ13を有する光学系と、こ
の光学系から得られるデジタル画像データを処理する画
像データ処理系とを備えている。この画像処理系は、ア
ンプ&サンプルホールド回路15と、A/D変換器16
と、シェーディング補正回路17と、RGB位置ずれ補
正回路18と、後処理回路19と、メモリ21a〜21
cと、FIFO等から成る画像メモリ20と、CPU1
91と、ROM192と、RAM193と、入力装置1
94aと、モニタ装置194bと、ホストコンピュータ
195と、このコンピュータ195のためのオペレーシ
ョンソフトを格納するオペレーションソフト格納部19
5aと、メモリ195bとを含む。
【0016】上記のような構成のデジタルカメラ11
は、レンズ12によって形成された被写体10の投影像
を、多列イメージセンサ13によって線順次に走査し
て、電気信号に変換することにより、電子的な画像デー
タを得ている。なお、多列イメージセンサ13は、被写
体10の撮像時において、モータ14によって、レンズ
12の結像面上でY方向(副走査方向)に移動される。
【0017】多列イメージセンサ13の出力信号は、ア
ンプ&サンプルホールド回路15で増幅およびサンプル
ホールドされた後、A/D変換器16でデジタル信号に
変換される。A/D変換器16の出力は、シェーディン
グ補正回路17に与えられ、周知のシェーディング補正
が施される。シェーディング補正回路17の出力は、R
GB位置ズレ補正回路18に与えられる。このRGB位
置ズレ補正回路18は、入力された目的走査線数に応じ
て、多列イメージセンサ13の送り速度を切り替えると
共に、読み取りライン信号の線数変換処理を行う。ま
た、RGB位置ズレ補正回路18の出力は、後処理回路
19に与えられ、少なくとも解像度変換処理および主走
査方向トリミング処理を含む種々の処理(例えば、ガン
マ補正)が施される。ここで、解像度変換処理は、主走
査方向にあっては、イメージセンサ13の全素子数に対
応する高い解像度で得られている画像データの解像度
を、所定の出力解像度まで画像縮小する処理であり、副
走査方向にあっては、階差入力解像度で得られるこの方
向の画像データを同じく、出力解像度まで画像縮小する
処理である。そして、処理を施された画像データは、画
像メモリ20に格納される。なお、シェーディング補正
回路17、RGB位置ズレ補正回路18および後処理回
路19は、それぞれ、メモリ21a〜21cに格納され
た処理手順に従って動作する。
【0018】ROM192には、CPU191のための
動作プログラムが格納されている。CPU191は、こ
の動作プログラムに従って動作を行う。RAM193
は、CPU191のデータ処理に必要な種々のデータを
記憶する。
【0019】入力装置194aは、オペレータによって
操作されるキーボード,マウス等によって構成され、モ
ニタ装置194bは、CRTディスプレイや液晶表示装
置等によって構成されている。これらの装置により、種
々の指示およびデータが入力されるとともに表示され
る。これら入力装置194aおよびモニタ装置194b
は、ホストコンピュータ195に接続されている。この
ホストコンピュータ195は、オペレーションソフト格
納部195aに格納されたオペレーションソフトに従っ
て動作する。ここで、オペレーションソフトとは、プリ
スキャン画像においてトリミング枠を設定するためのト
リミング指定用ソフト、デジタルカメラにおける出力サ
イズ,出力解像度さらには入力サイズ(実質上は、この
サイズはトリミングサイズである)から撮影時点に要求
される入力解像度を求める解像度設定ソフト、あるいは
これらの入力操作時に必要なデータ入力用ソフト、ラフ
画像上におけるグリッドを表示指定するためのグリッド
指定ソフト等が含まれている。
【0020】上記副走査駆動制御部196は、図1のモ
ータ14を動作させるためのドライブ回路である。多列
イメージセンサ13の送り速度は、先に説明した解像度
設定ソフトによって決定される入力解像度が得られるよ
うに、CPU191によって制御される。
【0021】図2は、図1に示すデジタルカメラ11の
光学系を示す図である。また、図3は、図1に示す多列
イメージセンサ13の詳細な構成を示す斜視図である。
図3に示すように、多列イメージセンサ13は、それぞ
れ、CCDの受光セル131の1次元配列を含む3個の
リニアイメージセンサ132B、132G、132Rを
有している。これらのリニアイメージセンサ132B、
132G、132Rは、互いに平行に3列に配列された
状態で、単一の基板SB上に一体的に形成されている。
また、各セル列の表面には、それぞれB色フィルタ13
3B、G色フィルタ133G、R色フィルタ133Rが
固着されている。
【0022】図2に戻って、このような多列イメージセ
ンサ13の受光面の前方には、レンズ12が配置されて
いる。そして、このレンズ12を挟んで多列イメージセ
ンサ13と対向する位置に、読み取るべき被写体10を
配置する。周知のように、リニアイメージセンサ132
B、132G、132Rは、その長手方向の画素毎の画
像読み取りによって主走査を行う。このため、このリニ
アイメージセンサ132B、132G、132Rの長手
方向は、被写体10の画像読み取りにおける主走査方向
Xと一致する。
【0023】また、多列イメージセンサ13は、図1の
モータ14によって駆動される移動機構によって、主走
査方向Xに直角なY方向に所定速度Vで送られる。この
ため、リニアイメージセンサ132B、132G、13
2Rと、被写体10の投影像とは、速度VでY方向に相
対的に移動することとなり、Y方向が副走査方向とな
る。
【0024】上記のような配置関係とすることにより、
副走査方向Yに沿って多列とされたリニアイメージセン
サ132B、132G、132Rは、同一のタイミング
で、被写体10上の瞬時読み取りラインWB ,WG ,W
R からの光αR ,αG ,αB(図中には、その光路の中
心面のみが示されている)をそれぞれ受光する。そし
て、Y方向への移動を行いつつ、所定の繰り返し周期
で、各リニアイメージセンサ132B、132G、13
2RのCCD受光セルの電荷蓄積と電荷転送とを繰り返
す。色フィルタ133B、133G、133Rは、それ
ぞれ、被写体10のB色成分、G色成分、R色成分を受
光して光電変換することになる。
【0025】なお、上記のようなデジタルカメラにおい
て、主走査方向Xの読み取り精度(実体上は主走査方向
の解像度)は、得られた画像データの主走査方向Xの画
素数、つまり各リニアイメージセンサ132B、132
G、132Rが有する受光セル131の数によって固定
的に決まる。
【0026】これに対して、副走査方向Yの読み取り精
度(同じく、実体上は副走査方向の解像度)は、得られ
た画像データの水平走査線数、つまり被写体10の投影
像を何本の走査線で読み取るかに応じて決まる。水平走
査線の本数は、撮影時における多列イメージセンサ13
の送り速度が遅くなるほど、つまり投影像上の走査線ピ
ッチが短くなるほど多くなる。
【0027】さて、以上がデジタルカメラの構成と、そ
の作用であるが、図2に示すホストコンピュータ195
は、入力装置194aからの入力データに基づいて、撮
影時に使用される解像度である入力解像度を自動的に決
定する。
【0028】上記実施形態の動作を説明する前に、本実
施形態における入力解像度の決定原理について説明す
る。今、入力画像と出力画像との関係が、図4(a),
(b)に示すような関係にあるものとする。ここで、図
4において用いられる各記号は、以下の諸量を示してい
る。 x…入力画像の横幅 y…入力画像の縦長さ Rin…入力解像度 Px…出力画像の横幅 Py…出力画像の縦長さ Rout …出力解像度
【0029】このような条件下にあって、本願のデジタ
ルカメラでは、入力画像のサイズ(x,y)と、出力画
像のサイズ(Px,Py)と、出力解像度Pout とが、
入力装置194aから入力される。そして、オペレーシ
ョンソフト内に含まれる入力解像度設定ソフトに従っ
て、ホストコンピュータ195が、入力解像度Pinを決
定する。そして、当該デジタルカメラは、この決定され
た入力解像度Pinで、被写体の撮影を行う。なお、以下
の説明にあたっては、入力画像、出力画像共に、画像の
横幅が縦長さよりも長いものとして説明を進める。ま
た、入力画像の解像度は、主走査方向および副走査方向
共にRinであるとする。同様に、出力画像の解像度は、
主走査方向および副走査方向共にRout であるとする。
【0030】要求される出力解像度を満足するような入
力解像度を得るためには、入力画像の総ピクセル数Pin
が出力画像の総ピクセル数Pout と等しいか、またはそ
れよりも大きいことが条件となる。従って、入出力画像
の総ピクセル数Pout に関する条件式は、次式(1)の
ようになる。 Pout ≦Pin …(1) なお、入力画像の総ピクセル数Pinは、入力解像度Rin
および入力画像のサイズ(x,y)から求められ、出力
画像の総ピクセル数Pout は、出力解像度Rout および
出力画像のサイズ(Px,Py)から求められる。
【0031】ところで、走査型のデジタルカメラにおい
て、入力解像度を無段階に切り換えられる構成にする
と、種々の処理(例えば、色ずれを補正するための処
理)が複雑になる。そこで、本実施形態では、テーブル
上に予め定められた複数の入力解像度を格納しておき
(図7参照)、これら入力解像度の中から、要求された
出力解像度に合致する入力解像度(すなわち、上式
(1)の条件を満たす入力解像度)を選択して、設定す
るように構成されている。従って、本実施形態では、入
力解像度が離散的に切り換えられる。以上が入力解像度
の導出を行う場合の原理である。
【0032】次に、デジタルカメラを使用しての撮影作
業工程の概略を、図5を参照して説明する。撮影作業
は、プリスキャン工程(ステップS1)、トリミング枠
および入力解像度の設定工程(ステップS2)、本スキ
ャン工程(ステップS3)から構成されている。プリス
キャン工程では、被写体10が荒い解像度で撮影され、
プリスキャン画像データが取得される。このプリスキャ
ン画像データは、一旦、画像メモリ20に格納される。
画像メモリ20に格納されたプリスキャン画像データ
は、CPU191によって読み出され、ホストコンピュ
ータ195に与えられる。ホストコンピュータ195
は、与えられたプリスキャン画像データに従って、モニ
タ装置194b上にプリスキャン画像を表示させる。ト
リミング枠および入力解像度の設定工程では、表示され
たプリスキャン画像上において、トリミングのための矩
形枠が、所定のレイアウト条件、アスペクト比条件を満
足するように設定される。さらに、入力解像度が設定さ
れる。本実施形態では、入力解像度は、自動的に設定す
ることもできるし、またはマニュアル選択によって設定
することもできる。この設定を終了した後、本スキャン
工程において、トリミング枠内の画像が、設定された入
力解像度に従って本スキャン(高解像度のスキャン)さ
れ、デジタル画像データが取得される。
【0033】図6は、上記ステップS2の詳細な動作を
示すフローチャートである。図7は、メモリ195b内
に格納された入力解像度の選択テーブルの一例を示す図
である。以下、図6および図7を参照して、トリミング
枠および入力解像度の設定工程を詳細に説明する。
【0034】プリスキャンが終了すると、作業はトリミ
ング枠および入力解像度の設定に移る。オペレータは、
まず環境設定モードにおいて、入力装置194aを使用
して、プリンタの解像度である出力解像度Rout を入力
する(ステップS70)。次に、オペレータは、同じく
環境設定モードにおいて、出力画像の出力サイズPx,
Pyを入力する(ステップS71)。ただし、これらの
入力作業は、トリミング枠の設定の後に行っても良く、
また作業開始の初期に行ってもよい。
【0035】次に、オペレータは、入力装置194aを
操作して、トリミング枠の設定を行う(ステップS7
2)。この操作は、プリスキャン画像上において、撮影
ラフに基づいて、レイアウト条件等を満足するようにト
リミング枠を決定するものである。この操作により、プ
リスキャン画像上のトリミングエリアが特定される。こ
のトリミングエリアは、プリスキャン画像上で入力画像
の入力サイズx,yおよび位置を確定するものであっ
て、後述する本スキャン工程では、トリミングエリア内
の画像が本スキャンの対象すなわち入力画像となる。
【0036】以下の処理は、入力解像度の設定方式に応
じて、自動設定モードと、オペレータによるマニュアル
設定モードとに分かれる。すなわち、ホストコンピュー
タ195は、入力装置194aからのオペレータの入力
指示に基づいて、自動設定モードかマニュアル設定モー
ドかを判断する(ステップS73)。
【0037】まず、本願の特徴となる自動設定モードに
ついて説明する。ホストコンピュータ195は、先に設
定されているトリミング枠の横幅xおよび縦長さyを算
出する(ステップS74)。これが、入力画像の横幅お
よび縦長さとなる。次に、ホストコンピュータ195
は、図示しないモード更新カウンタのカウント値nとし
て「1」を設定する(ステップS75)。次に、ホスト
コンピュータ195は、次式(2)に基づいて、出力画
像の総ピクセル数Pout を演算する(ステップS7
6)。 Pout =Rout2・Px・Py …(2)
【0038】次に、ホストコンピュータ195は、次式
(3)に基づいて、入力画像の総ピクセル数Pinを演算
する(ステップS77)。 Pin=Rin(n)2 ・x・y …(3) ここで、Rin(n)は、図7の選択テーブルにおいて、
モードn(n=1〜5)に対応する入力解像度を示して
いる。なお、nは、上述したモード更新カウンタのカウ
ント値に対応している。従って、最初は、モード1に対
応する入力解像度(359dpi)が上式(3)に代入
されて、入力画像の総ピクセル数Pinが演算される。
【0039】次に、ホストコンピュータ195は、前述
のステップS76で演算された出力画像の総ピクセル数
Pout と、上記ステップS77で演算された入力画像の
総ピクセル数Pinとを比較し、その大小関係を判定する
(ステップS78)。入力画像の総ピクセル数Pinが、
出力画像の総ピクセル数Pout よりも小さい場合、ホス
トコンピュータ195は、モード更新カウンタのカウン
ト値を更新(すなわち、1だけインクリメント)する
(ステップS79)。次に、ホストコンピュータ195
は、モード更新カウンタのカウント値が、「5」以下で
あるか否かを判断する(ステップS80)。モード更新
カウンタのカウント値が「5」以下である場合(n≦5
の場合)、ホストコンピュータ195は、再びステップ
S77の動作に戻り、更新されたモード更新カウンタの
カウント値に対応する次の入力解像度について入力画像
の総ピクセル数Pinを演算し、出力画像の総ピクセル数
Pout と比較する。比較の結果、依然として入力画像の
総ピクセル数Pinが出力画像の総ピクセル数Pout より
も小さい場合、ホストコンピュータ195は、ステップ
S79およびS80の動作を実行する。
【0040】上記ステップS77〜S80の繰り返しに
よって、モード更新カウンタのカウント値が「5」を越
えた場合、ホストコンピュータ195は、図7の選択テ
ーブル内に、出力解像度を満足するような入力解像度が
存在しないと判断し、所定のエラー処理を実行する(ス
テップS81)。このエラー処理によって、例えば、
「トリミング領域が大きくなるようにカメラの位置を変
えてください。」なるコメントがモニタ装置194bに
表示される。
【0041】一方、入力画像の総ピクセル数Pinが出力
画像の総ピクセル数Pout 以上になった場合(Pout ≦
Pinの場合)、ホストコンピュータ195は、そのとき
のモード更新カウンタのカウント値に対応するモードの
入力解像度を、本スキャンにおける入力解像度として設
定する(ステップS82)。すなわち、出力画像の総ピ
クセル数Pout 以上のピクセル数を有し、しかもそれに
最も近いピクセル数を有する入力画像に対応する解像度
が選択テーブル内から選択されて、入力画像として設定
される。その後、ホストコンピュータ195は、図5の
フローチャートに戻り、本スキャン工程を実行する。
【0042】次に、オペレータによるマニュアル設定モ
ードが選択された場合の動作について説明する。この場
合、オペレータは、図7の選択テーブル内に格納された
入力解像度の中から、適当な入力解像度を選択し、これ
が本スキャンにおける入力解像度として設定される(ス
テップS83)。その後、ホストコンピュータ195
は、図5のフローチャートに戻り、本スキャン工程を実
行する。
【0043】以上のようにして、入力解像度が自動設定
もしくは入力設定(オペレータによる設定)されると、
デジタルカメラは、この設定された入力解像度に基づい
て本スキャンをおこなう(ステップS3)。この本スキ
ャンは、先に設定されたトリミング枠内のみをスキャン
する処理である。さらに、本スキャンによって取り込ま
れたデータは、画像メモリ20に格納され、モニタ装置
194bに表示される。
【0044】なお、選択テーブルから選択される入力解
像度は、入力装置194aから入力された出力解像度よ
りも大きい値となっている。そのため、後処理回路19
は、入力解像度で取り込まれたデジタル画像データを出
力解像度まで画像縮小処理して、画像メモリ20に転送
する。
【0045】以上説明してきたように、本願のデジタル
カメラにおいては、出力解像度、出力サイズ、入力サイ
ズとの関係から、入力解像度を導出して、撮影(入力)
を行うため、出力段階で、出力解像度を確実に満足させ
ることができる。従って、撮り直し等の操作を必要とす
ることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るデジタルカメラの光
学系及び画像処理系の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示すデジタルカメラ11の光学系の詳細
な構成を示す図である。
【図3】図1に示す多列イメージセンサ13の詳細な構
成を示す斜視図である。
【図4】入力画像と出力画像における寸法関係および解
像度関係を示す図である。
【図5】撮影手順の概略を示すフローチャートである。
【図6】入力解像度の決定手順を示すフローチャートで
ある。
【図7】切り換え可能な複数の入力解像度を格納した選
択テーブルの内容を示す図である。
【符号の説明】
10…被写体 11…デジタルカメラ 12…レンズ 13…多列イメージセンサ 14…モータ 191…CPU 192…ROM 193…RAM 194a…入力装置 194b…モニタ装置 195a…オペレーションソフト格納部 195b…メモリ 195…ホストコンピュータ 196…副走査駆動制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/225 H04N 1/04 Z (72)発明者 清原 理 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天神 北町1番地の1 大日本スクリーン製造株 式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主走査方向に延びたリニアイメージセン
    サを被写体の画像に対して副走査方向に沿って移動させ
    ることにより、主走査方向および副走査方向に広がる被
    写体のデジタル画像データを得るデジタルカメラであっ
    て、 入力画像のサイズ(x,y)、出力画像のサイズ(P
    x,Py)および出力画像の解像度Rout を入力する入
    力手段と、 前記入力手段によって入力される入力画像のサイズ
    (x,y)、出力画像のサイズ(Px,Py)および出
    力画像の解像度Rout に基づいて、当該サイズ(Px,
    Py)および当該解像度Rout を満足する出力画像を得
    るために、当該サイズ(x,y)の入力画像に必要とさ
    れる解像度Rinを設定する入力解像度設定手段とを備
    え、 前記入力解像度設定手段により設定された前記入力解像
    度Rinに基づいて、前記被写体の撮影を行うことを特徴
    とする、デジタルカメラ。
  2. 【請求項2】 前記入力解像度設定手段は、入力画像の
    サイズ(x,y)および入力画像の解像度Rinから求め
    られる入力画像の総ピクセル数Pinと、出力画像のサイ
    ズ(Px,Py)および出力画像の解像度Rout から求
    められる出力画像の総ピクセル数Pout との関係におい
    て、 Pout ≦Pin なる条件を満たすように、入力画像の解像度Rinを設定
    することを特徴とする、請求項1に記載のデジタルカメ
    ラ。
  3. 【請求項3】 前記入力解像度設定手段は、予め離散的
    に特定された複数の入力画像の解像度を格納したテーブ
    ルデータを記憶しており、当該テーブルデータ中におい
    て、前記条件Pout ≦Pinを満たし、かつ最小の解像度
    を、前記入力画像の解像度Pinとして設定し、 前記入力解像度設定手段によって設定された解像度Rin
    で撮影を行って得られるデジタル画像データに対し、そ
    の解像度を前記出力画像の解像度Rout に画像縮小処理
    する解像度変換手段をさらに備えた、請求項1に記載の
    デジタルカメラ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11298720A (ja) * 1998-02-10 1999-10-29 Konica Corp 画像処理方法、プリント作成方法、画像処理装置及びプリント作成装置
JP2002232680A (ja) * 2001-01-30 2002-08-16 Fuji Photo Film Co Ltd 携帯機器、携帯電話、画像送信システム、画像送信方法
JP2006209611A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Noritsu Koki Co Ltd 画像処理システム
JP2010263435A (ja) * 2009-05-07 2010-11-18 Canon Inc 画像読取装置、画像読取方法及びプログラム

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