JPH09130428A - データ伝送規制装置 - Google Patents

データ伝送規制装置

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Publication number
JPH09130428A
JPH09130428A JP22833696A JP22833696A JPH09130428A JP H09130428 A JPH09130428 A JP H09130428A JP 22833696 A JP22833696 A JP 22833696A JP 22833696 A JP22833696 A JP 22833696A JP H09130428 A JPH09130428 A JP H09130428A
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JP
Japan
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regulation
block
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Withdrawn
Application number
JP22833696A
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English (en)
Inventor
Masami Murayama
雅美 村山
Naoyuki Izawa
直行 井澤
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 SMDSにおいてベルコアTRの要求に見合
う発信規制、着信規制を実現することを目的とする。 【解決手段】加入者端末を収容する加入者インターフェ
イスに、加入者線を識別する識別情報を付与する。一
方、データ伝送規制装置に、加入者端末を収容する加入
者線を識別する識別情報に対して、発信規制するパケッ
トの宛先アドレスを記憶する第1の記憶部と、この宛先
アドレスに対して、発信規制の種別を記憶する第2の記
憶手段とを設ける。データ伝送規制装置は、加入者イン
タフェイスから前記識別情報をヘッダに格納したパケッ
トを受信し、前記パケットから宛先アドレスを抽出す
る。この抽出された宛先アドレスを第1の記憶手段に記
憶された識別情報で定まる宛先アドレスとの比較を行
い、この比較結果に基づいて、第2の記憶手段に記憶さ
れた発信規制の種別により発信規制の制御を行う構成と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データを固定長の
パケットで伝送,交換するシステム、たとえばSMDS
(SWITCHED MULTIMEGABIT DATA SERVICE) における発
信,着信の規制を行うスクリーニング方式に関する。近
年、LAN間通信,イメージ(画像)通信を中心とした
高速データ通信へのニーズが高まっており、これを受け
て、アメリカのベル系地域電話会社ではデータ通信分野
のサービスについてSMDSとよばれる高速データ・サ
ービスが提供されている。
【0002】SMDSとは、1.5Mbps および45M
bps (将来は150Mbps への拡張を考慮)の速度で通
信できる高速のコネクションレス型データ交換サービス
であり、セルという53バイトの固定長パケットの形で
伝送される。SMDSの仕様については、BELL COMMUNI
CATION RESERCH(以下、「ベルコア」という)より各種
TR(TECHNICAL REFERENCE :例えば、TR-TSV-000772,
TR-TSV-000774)が発行されている。その一貫として、
スクリーニングを行うことが要求されている。
【0003】スクリーニングは、発信側,着信側の双方
で行うように要求されている。しかし、その概念は同じ
であり、一言で言えば、発信側では着信電番をキーとし
た発信規制であり、着信側では発信電番をキーとした着
信規制である。
【0004】
【従来の技術】図1は、本発明が適用されるネットワー
ク構成を示す図である。図1において、加入者交換機1
1,13は加入者の端末A1,B1をそれぞれ収容して
おり、各端末からの送信データに対して各種サービスを
提供するため、加入者用SMDSサーバー11a、13
aを有している。中継交換機12は、加入者交換機11
と加入者交換機13間の中継局として機能するものであ
り、中継用SMDSサーバー12aを有している。以
下、端末A1から端末B1への送信データの伝送につい
て説明する。端末A1を収容する加入者交換機11の加
入者用SMDSサーバー11aは、端末A1からのデー
タを受信し、このデータに対して端末B1を示す着信電
番をキーとした発信規制を行う。そして、端末B1の着
信電番が発信規制の電番として登録されている場合に
は、受信したデータの廃棄を行い、後段の中継交換機1
2へデータを送出は行わない。一方、端末B1の着信電
番が発信規制の電番として登録されていない場合には、
受信したデータを後段の中継交換機12へ伝送する。中
継交換機12の中継用SMDSサーバー12aは、加入
者交換機11から受信する前記データに対して各種の制
御を施した後、このデータを端末B1を収容する後段の
加入者交換機13へ伝送する。加入者交換機13の加入
者用SMDSサーバー13aは、中継交換機12から受
信するデータに対して端末A1を示す発信電番をキーと
した着信規制を行う。そして、端末A1の着信電番が着
信規制の電番として登録されている場合には、受信した
データの廃棄を行うことで、着信の規制をする。一方、
端末A1の発信電番が着信規制の電番として登録されて
いない場合には、受信したデータを収容端末B1へ伝送
する。
【0005】図2は、加入者交換機の詳細な構成を示す
図である。図2に示されるように、加入者交換機は、複
数個のDS1又はDS3を有する複数の加入者回路SI
FSH(SUBSCRIBER INTERFACE SHELF) と、SMDSサ
ーバを有する上り側/下り側のスイッチモジュールAS
SWと、上り側スイッチモジュールASSWと下り側の
スイッチモジュールASSWとをループ接続するLLP
を有するSIFSHとから構成される。加入者交換機に
は、SIFSHのSNI(SUBSCRIBER NETWORKINTERFAC
E)で複数の端末A〜Gが接続される1.5Mbps 又は
45Mbps の加入者線を収容している。尚、加入者交換
機は、図示を省略した、中継用のトランクを収容するN
IFSH(NETWORK INTERFACE SHELF)を介して中継交換
機へ接続される。端末からの送信データは、SMDSセ
ル化装置においてSMDSセルへ変換されて加入者線上
を伝送し、SIFSHにおいてATMセルへ変換され
る。SIFSHは、図3に示されるように、複数の加入
者回線を収容しており、この各加入者回線をそれぞれ収
容する複数のDS1又はDS3と、このDS1/3に接
続されるVCCと、複数本の回線からのデータを1本の
回線へ多重し又は1本の回線からのデータを複数本の回
線へ分離するMDXとから構成される。DS1は1.5
Mbps の回線を収容するものであり、DS3は45Mbp
s の回線を収容するものである。例えば、DS3が収容
する加入者回線上のPLCPフレームフォーマットは図
4に示される形式であり、1フレームで12個のレベル
2のプロトコルデータユニット(L2PDU)が伝送さ
れる。
【0006】加入者線上を伝送されるL2PDUは、D
S1又はDS3において、所定の処理が行われてATM
セルへ変換される。そして、VCCにおいて、ATMセ
ルのヘッダのVPI,VCIが設定され、更にスィッチ
ング方路情報を示すタグ情報が付された後、MDXで他
のDS1又はDS3からのセルと多重されて、スイッチ
へ送られる。SMDSサーバは、図5に示されるよう
に、セルの各種のチェック機能を行うチェック部と、セ
ルのVPI,VCIをみて新たにVPI,VCIを付け
替えるルーティング制御を行うルーティング処理部とか
ら構成される。発信側SMDSサーバのチェック部は発
信加入者からの発信を着信電番をキーとして規制するス
クリーニング処理部と、その他のチェックを行う前段チ
ェック部、後段チェック部から構成される。一方、着信
側SMDSサーバのチェック部は着信加入者への着信を
発信電番をキーとして規制するものである。
【0007】図6は、SMDSで伝送されるATMセル
の組み立て手順を示す図である。端末から出力されるS
MDSサービスデータユニットは、図6(a)に示され
るように、1単位あたり可変長のデータから構成され
る。端末と交換機間に接続されるSMDSセル化装置
は、図6(b)に示すように、SMDSサービスデータ
ユニットにヘッダHDRとトレイラTRLRを付加し、
レベル3のプロトコルデータユニット(L3PDU)に
変換される。図7は、L3PDUのフォーマット構成を
示す図である。L3PDUでのヘッダHDRは、着信電
番が格納される8バイト(オクテッド)の宛先アドレス
DAと発信電番が格納される8バイト(オクテッド)の
発信元アドレスSAを含む。更に、SMDSセル化装置
は、図6(c)に示すように、レベル3のプロトコルデ
ータユニットを複数個の固定長パケット(INFO)に
分割し、各INFOにヘッダHDRとトレイラTRLR
を付加して53バイトのプロトコルデータユニット(L
2PDU)を生成する。図8はL2PDUのフォーマッ
ト構成を示す図である。L2PDUのヘッダHDRは7
バイトからなり、先頭のデータユニットのセグメントタ
イプにはデータの先頭を示すBOMが設定され、最終の
データユニットのセグメントタイプにはデータの最終を
示すEOMが設定され、その間のデータユニットのセグ
メントタイプにはデータの中間を示すCOMが設定され
る。メッセージ識別子は同一のデータに対しては同一の
識別子が設定される。交換機のSIFSHは、セル化装
置と交換機間とのPLCPフレームから53バイトのS
MDSセルであるL2PDUを抽出する。そして、L2
PDUからヘッダHDRのうちアクセスコントロール1
バイトとネットワークコントロール情報4バイトを削除
するとともに、その後、5バイトのATMヘッダを新た
に付加し、図6(d)に示す、53バイトのATMセル
を生成する。各ATMセルは48バイトの情報部を持つ
ため、宛先アドレスDA,発信元アドレスSAはBOM
のヘッダを有するATMセルの情報部又はSSMのヘッ
ダを有するATMセルの情報部に格納されることとな
る。
【0008】以下、図2における、端末Aと端末Bとの
通信を説明する。SNI0に接続されるセル化装置は、
端末Aが送出するSMDSサービスデータを受信して、
発信元アドレスSAとして端末Aの個別アドレスIA
を、宛先アドレスDAに端末Bの個別アドレスIAを持
つヘッダHDRを付けたL3PDUを生成し、そしてL
3PDUを単一又は複数のL2PDU(すなわちSMD
Sセル)へ変換し、交換機へ送出する。端末Aからの各
SMDSセルは、SIFSH1のDS1/3において、
それぞれATMセルへ変換され、上り側のスイッチモジ
ュールASSWのside0からside1に接続され
る発信側SMDSサーバへスィッチングされる。そし
て、ATMセルは発信側SMDSサーバで発信規制を含
む各種のチェックが終了後、再び上り側のスイッチモジ
ュールASSWのside0からside1に接続され
るSIFSHへ入る。SIFSHで折り返されたATM
セルは、下り側のスイッチモジュールASSWのsid
e1からside0に接続される着信側SMDSサーバ
へ入る。ATMセルは着信側SMDSサーバで着信規制
を含む各種のチェックが終了後、再び下り側のスイッチ
モジュールASSWのside1からside0に接続
されるSIFSH2へ入る。SIFSH2では、各AT
MセルをそれぞれL2PDUへ変換し、SNI3の加入
者線上のPLCPフレームへのせる。SNI3に接続さ
れるセル化装置では、L2PDUからSMDSサービス
データを再生して端末Bへ伝送する。
【0009】SMDSの電番には、個別アドレスIAと
グループアドレスGAの2種類があり、個別アドレスI
Aはただ1つの加入者が特定されるものであり、発信元
アドレスSAと宛先アドレスDAとの両方に使用可能で
ある。グループアドレスGAは複数の個別アドレスIA
が組となったものであり、宛先アドレスDAとしてのみ
使用可能である。図9は、本発明におけるSMDSサー
ビスユニットに付されるヘッダにおけるアドレスの構成
を示す図である。図9において、8バイト(64ビッ
ト)の発信元又は宛先のアドレスのうち4ビットがアド
レスタイプを示すビットであり、残りの60ビットの内
で4ビットが国番号部、40ビットが発信電番又は着信
電番を示す電番部、16ビットが予備部で構成される。
アドレスタイプは電番が個別アドレスIAなのかグルー
プアドレスGAなのかを示すものであり、このアドレス
タイプの1ビットは、4ビットがヘキサで“C”ならば
IAを示し、“E”ならばGAを示しており、バイナリ
ーで示すと“1100”か“1110”の違いである。
国番号部は、例えば米国であれば“1”が入る。電番部
は通常の電話番号であり、40ビットはBCDコード1
0ケタとして使用される。予備部は将来のための拡張用
であり、今のところオール1に設定される。
【0010】例えば、図2において、端末Aより端末
D,E,Fのそれぞれに同一内容のメッセージを送る場
合、それには以下の2通りの方法がある。1つは、発信
元アドレスSA=A,宛先アドレスDA=Dとしたメッ
セージと、発信元アドレスSA=A,宛先アドレスDA
=Eとしたメッセージと、発信元アドレスSA=A,宛
先アドレスDA=Fとしたメッセージの計3個を送出す
る場合である。もう1つは、個別アドレスIAである
D,E,Fを組にしてグループアドレスGAであるXと
して規定し、発信元アドレスSA=A,宛先アドレスD
A=Xとしたメッセージを1個のみ送出する場合であ
る。加入者にとっては後者の方法が楽であり、一般的に
も後者の方法がとられる。この場合には、SMDS交換
機の中でメッセージのコピー処理が行われ、グループア
ドレスGAを構成する各IA対応の加入者にそれぞれメ
ッセージが1個ずつ届くことになる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述したベルコアTR
では、発信規制・着信規制のために個別アドレスIA,
グループアドレスGAを登録するテーブルを1つのSN
I(SUBSCRIBER NETWORKINTERFACE)当たり最低1面用意
することを要求している(「GENERIC SYSTEM REQUIREME
NTS IN SUPPORT OF SWITCHED MULTI-MEGABIT DATA SERV
ICE 」 TechnicalReference TR-TSV-000772 Issue 1, M
ay 1991 p3-6 )。しかし、ベルコアTRの記載だけで
はハード的なメモリを各SNIに対しそれぞれ1つ要求
しているのかは不明であり、実際の製品へスクリーニン
グ機能を組み込むにあたり、どのように実現すべきかが
問題である。
【0012】また、ベルコアTRでは、更に発信規制・
着信規制のためにアドレスを登録するテーブルを1つの
SNI(SUBSCRIBER NETWORK INTERFACE)当たり最大では
4面用意することも予定している(「GENERIC SYSTEM R
EQUIREMENTS IN SUPPORT OFSWITCHED MULTI-MEGABIT DA
TA SERVICE 」 Technical Reference TR-TSV-000772Iss
ue 1, May 1991 p3-6 )。しかし、ベルコアTRの記載
だけでは、ハード的なメモリをSNIごとに4つ要求し
ているのか、またはハード的なメモリは1つでもよいが
4つに切り替え可能とすることを要求しているのか、更
にはハード的なメモリは全SNIに対して1つでもよい
が、各SNIごとに4つの切り替えを要求するものであ
るのかは不明であり、実際の製品へスクリーニング機能
を組み込むにあたり、どのように実現すべきかが問題で
ある。
【0013】本発明の第1の目的は、SMDSにおいて
ベルコアTRの要求に見合う発信規制、着信規制を実現
することを目的とする。本発明の第2の目的は、1面を
有する発信規制においてテーブル量の削減を目的とす
る。本発明の第3の目的は、複数面を要求するベルコア
TRの規定にしたがうと共に、テーブル量の増大なく、
発信,着信のスクリーニング処理を実現することを目的
とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】以下、1面構成のテーブ
ルの場合と、複数面構成のテーブルの場合とに分けて、
課題解決するための手段を説明する。 1)1面構成のテーブルの場合 (A)第1の実施の形態 加入者端末を収容する加入者インターフェイスに加入者
線を識別する識別情報を付与すると共に、データ伝送規
制装置に加入者端末を収容する加入者線を識別する識別
情報に対して、発信規制するパケットの宛先アドレスを
記憶する第1の記憶部と、この宛先アドレスに対して、
発信規制の種別を記憶する第2の記憶手段とを設ける。
データ伝送規制装置は、加入者インタフェイスから前記
識別情報をヘッダに格納したパケットを受信し、前記パ
ケットから宛先アドレスを抽出する。この抽出された宛
先アドレスを第1の記憶手段に記憶された識別情報で定
まる宛先アドレスとの比較を行い、この比較結果に基づ
いて、第2の記憶手段に記憶された発信規制の種別によ
り発信規制の制御を行う構成とする。各加入者インター
フェイスを識別情報により認識できるため、その加入者
インターフェイス対応に設けられる規制テーブルにより
宛先アドレスに基づいた発信規制の制御が行われる。
【0015】また、宛先アドレスのうち第1種のアドレ
スを記憶する第1の記憶手段と、第1の記憶手段に記憶
された第1種のアドレスに対する規制の種別を格納する
第2の記憶手段と、宛先アドレスのうち第2種のアドレ
スを記憶する第3の記憶手段と、第3の記憶手段に記憶
された第2種のアドレスに対する規制の種別を格納する
第4の記憶手段と、宛先アドレスが前記第1種のアドレ
スであるか第2種のアドレスであるかを判定する判定手
段と、判定手段の判定により宛先アドレスが第1種のア
ドレスであると判定されたときは、前記第1の記憶手段
と第2の記憶手段に基づいてデータ伝送の規制を制御
し、宛先アドレスが第2種のアドレスと判定されたとき
は、前記第3の記憶手段と第4の記憶手段に基づいてデ
ータ伝送の規制を制御する規制手段とを設ける構成とす
る。
【0016】(B)第2の実施の形態 規制の対象となるアドレスをそのアドレス種別と共に記
憶する手段と、受信した固定長情報から抽出したアドレ
スとアドレス種別情報とを保持する手段と、記憶手段の
アドレスとアドレス種別と保持手段のアドレスとアドレ
ス種別を比較する手段とを設ける構成とする。
【0017】受信した固定長情報から抽出して保持され
たアドレスとそのアドレス種別とが、規制の対象として
記憶されたアドレスとそのアドレス種別と比較され、一
致した場合には受信した固定長情報から抽出したアドレ
ス種別情報にしたがった規制の種別に基づいて、固定長
情報の転送の規制制御が行われる。 2)複数面構成のテーブルの場合 (A)第3の実施の形態 発信規制を行うデータ伝送規制装置は、加入者端末を収
容する加入者線を識別する識別情報に対して、発信規制
するパケットの宛先アドレスを複数に分割して記憶する
第1の記憶手段と、この宛先アドレスに対して、発信規
制の種別を複数に分割して記憶する第2の記憶手段と、
加入者インタフェイスから前記識別情報をヘッダに格納
したパケットを受信し、前記パケットから宛先アドレス
を抽出すると共に、前記発信元アドレスにしたがって定
まる第1の記憶手段に記憶された識別情報で定まる宛先
アドレスとの比較を行う手段と、この比較結果に基づい
て、発信元アドレスにしたがって定まる第2の記憶手段
に記憶された発信規制の種別により発信規制の制御を行
う構成とする。各加入者インターフェイスを識別情報に
より認識できるため、その加入者インターフェイス対応
に設けられる規制テーブルにより宛先アドレスに基づい
た発信規制の制御が行われる。更に、規制テーブルは、
複数の中から発信元アドレスにしたがって定まるものを
使用することになる。
【0018】着信規制を行うデータ伝送規制装置は、加
入者端末を収容する加入者線を識別する識別情報に対し
て着信規制するパケットの発信元アドレスを複数に分割
して記憶する第1の記憶手段と、この発信元アドレスに
対して着信規制の種別を複数に分割して記憶する第2の
記憶手段と、宛先の加入者インタフェイスの識別情報を
ヘッダに格納したパケットを受信し、このパケットから
発信元アドレスを抽出すると共に、宛先アドレスのアド
レス種別にしたがって定まる第1の記憶手段に記憶され
た識別情報で定まる発信元アドレスとの比較を行う手段
と、この比較結果に基づいて、宛先アドレスのアドレス
種別にしたがって定まる第2の記憶手段に記憶された着
信規制の種別により着信規制の制御を行う構成とする。
各加入者インターフェイスを識別情報により認識できる
ため、その加入者インターフェイス対応に設けられる規
制テーブルにより発信元アドレスに基づいた着信規制の
制御が行われる。更に、規制テーブルは、複数の中から
宛先アドレスの種別にしたがって定まるものを使用する
ことになる。
【0019】また、第1アドレスと第2アドレスとを含
むヘッダが付されたデータに対して、第2アドレスを記
憶する複数の第1記憶手段と、第1の記憶手段に記憶さ
れた第2アドレスの規制の種別を記憶する複数の第2記
憶手段と、第1アドレスにしたがって、複数の第1記憶
手段及び第2記憶手段のうちいずれか1つを特定する判
定手段と、前記判定手段からの出力に基づき定まった第
1記憶手段と第2記憶手段の情報にしたがい、伝送の制
御を行う規制制御手段を設ける構成とする。第1アドレ
スの値にしたがって、複数の第2記憶手段の1つを判定
手段が選択するため、第1アドレスを持つデータに対し
て使用する第2記憶手段が1つ定まり、複数面構成のテ
ーブルを用いた伝送の規制制御になる。
【0020】(B)第4の実施の形態 第1アドレスとそのアドレス種別を示す第1アドレス種
別情報と、第2アドレスとそのアドレス種別を示す第2
アドレス種別情報とを含むヘッダが付されたデータに対
して、受信した固定長情報から抽出した第1アドレスと
第1アドレス種別情報と第2アドレス種別情報に基づ
き、使用ブロックの判定を行いブロック情報を出力する
ブロック判定手段と、規制の対象となる第2アドレスと
第2アドレス種別情報とブロック情報とを記憶し、この
記憶内容と固定長情報から抽出した第2アドレスと第2
アドレス種別情報とブロック判定手段からのブロック情
報とを比較し、その結果を出力する第1の手段と、第1
の手段に記憶された第2アドレスに対する規制の種別を
複数のブロックに分けて記憶し、ブロック判定手段から
のブロック情報と、固定長情報から抽出した第2アドレ
ス種別情報によって定まる使用ブロックから規制の種別
情報を出力する第2の手段と、第1の手段と第2の手段
との比較結果に基づき、データの転送の規制の制御を行
う規制制御手段とを設ける構成とする。
【0021】ブロック判定手段では、第1アドレスごと
に使用するブロックを1つ記憶する構成としている。ま
た、第2アドレス種別情報にしたがって、第1アドレス
により特定された使用ブロックを更に第2アドレス種別
ごとに使い分けることも可能である。使用ブロックの変
更は、記憶されたブロックを書換えだけで可能となる。
第1の手段では、第2アドレスと第2アドレス種別情報
と共に、更に、ブロック情報を記憶する構成としている
ので、必要ブロック数分だけ記憶手段を設ける必要と無
くなる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、1)1つのSNIに対して
最低1面構成のテーブルとした場合のスクリーニング部
の構成と、2)1つのSNIに対して4面構成のテーブ
ルとして場合のスクリーニング部の構成についてそれぞ
れ説明する。 1)1つのSNIに対して1面構成のテーブルを設ける
場合 図10は、本発明におけるSMDSを使用した通信シス
テムにおける交換機の構成を示す図である。SNI0〜
SNI3には、予め固有のVCIの値をそれぞれに対し
て割り当ててある。例えば、SNI0、SNI1、SN
I2、SNI3のそれぞれには、『10』、『20』、
『30』、『40』というVCIの値が割り当ている。
したがって、例えば、交換機のSIFSH1において、
SNI0に収容される端末AからのSMDSサービスデ
ータをATMセル化した場合、ATMセルのヘッダのV
CIには、SNI0に対して予め割り当ててあるVCI
の値『10』が設定され、ASSWへ伝送される。SI
FSH1,SIFSH2と各SMDSサーバーとSIF
SHとには、それぞれ上述したVCIの値とTAG情報
とが登録された変換テーブル#1〜#4が設けられてい
る。
【0023】図11は本発明のSMDSサーバにおける
スクリーニング処理部の機能ブロック図である。セグメ
ントタイプ識別部21は受信したATMセルのセグメン
トタイプ(BOM、COM、EOM、SSM)を識別
し、VPI/VCI,MID抽出部22は受信したAT
MセルからVPI/VCI,MIDを抽出する。SA/
DA抽出部23は、セグメントタイプ識別部21で識別
したBOM又はSSMを持つATMセルだけを識別し、
このATMセルから発信元アドレスSAと宛先アドレス
DAとを抽出する。スクリーニング部24は後述するよ
うに、1つのSNIに対して1面構成のテーブル又は4
面構成のテーブルを有している。各SNIごとに異なる
VCIが設定されているため、VCIの値によってどの
SNIからのATMセルであるかを識別できる。スクリ
ーニング部24は、BOM又はSSMをセグメントタイ
プとして持つATMセルの発信元アドレスSA,宛先ア
ドレスDAを、抽出部22から抽出されたVCIの値で
定まる面のテーブルに基づいてスクリーニング処理を行
う。制御テーブル25は、抽出部22からのVPI/V
CI,MIDをキーとして、BOMを持つATMセルの
到達時にスクリーニング部24の判定情報を記憶し、E
OMを持つATMセルの到達時には登録した判定情報を
削除する。廃棄処理部26は、受信したATMセルを一
時的に記憶するバッファを有しており、スクリーニング
部24の判定情報に基づいてBOM又はSSMを持つA
TMセルに対してセル廃棄処理の制御を行うと共に、制
御テーブル25の登録内容に基づいて後続するCOM及
びEOMを持つATMセルに対してセル廃棄処理の制御
を行う廃棄処理部とから構成される。
【0024】以下、図10を使って、個別アドレスIA
として電番03−1111−5555が割り当てられて
いる端末Aから、個別アドレスIAとして電番044−
777−1111が割り当てられている端末Dへの通信
を説明する。端末Aを接続するセル化装置は、端末Aか
ら受信したSMDSサービスデータを、発信元アドレス
SAの中に個別アドレスIAを示すアドレス種別情報と
電番03−1111−5555とを設定し、宛先アドレ
スDAの中に個別アドレスIAを示すアドレス情報と着
信電番044−777−1111を設定したヘッダHD
RとトレイラーとをSMDSサービスデータに付加した
L3PDUへ変換する。このL3PDUは、単一又は複
数個のL2PDUへ変換された後、SNI0における加
入者回線上のPLCPフレームにのせられて、交換機の
SIFSH1へ伝送される。SIFSH1は、SNI0
から受信する各L2PDUをそれぞれATMセルへ変換
し、変換テーブル#1にしたがって各ATMセルのヘッ
ダのVCIに『10』を設定し、更にタグ情報aを付加
して、上り側のスイッチモジュールASSWへ送出す
る。各ATMセルは、上り側のスイッチモジュールAS
SW内でタグ情報aにしたがって発信側のSMDSサー
バーへ自律的にスイッチングされる。
【0025】発信側のSMDSサーバーでは、受信した
ATMセルに対して発側のスクリーニング処理(後述す
る)を施した後、変換テーブル#2に基づいてVCIの
値を『10』から『15』へ付け替えると共に、タグ情
報をaからbへ付け替える。このATMセルは、上り側
のスイッチモジュールASSW内でタグ情報bにしたが
ってSIFSHへ自律的にスイッチングされる。
【0026】SIFSHでは、変換テーブル#3に基づ
いて受信したセルのVCIの値を『15』から『16』
へ付け替えると共に、タグ情報をbからcへ付け替え
る。そして、このATMセルは、下り側のスイッチモジ
ュールASSW内でタグ情報cにしたがって着信側のS
MDSサーバへ自律的にスイッチングされる。着信側の
SMDSサーバーは、BOMを含むATMセルからL2
PDUのヘッダHDRから宛先アドレスDAを抽出し、
この宛先アドレスDAの中の着信電話番号044−77
7−1111からSNI1に予め割り当てているVCI
の値『20』を認識し、変換テーブル#4に基づいてA
TMセルのヘッダのVCIの値を『16』から『20』
へ付け替える。このため、VPI/VCI,MID抽出
部はATMセルから『20』の値を持つVCIを抽出し
て、スクリーニング部へ送ることになる。この結果、ス
クリーニング部は着信加入者が予め登録したテーブルを
用いて着側のスクリーニグ処理を行う。そして、スクリ
ーニグ処理後、変換テーブル#4に基づいてタグ情報を
cからdへ付け替える。そして、このATMセルは、下
り側のスイッチモジュールASSW内でタグ情報dにし
たがってSIFSH1へ自律的にスイッチングされる。
【0027】SIFSH1では、受信したセルから先述
した処理とは逆の処理を行い、送信データを着信端末で
ある端末Dへ伝送する。 (a)第1の実施の形態 図12は本発明の第1の実施の形態における発信側SM
DSサーバにおけるスクリーニング部の機能ブロック図
である。発信規制は個別アドレスIA又はグループアド
レスGAの何れかからなる宛先アドレスDAをキーとし
て行う。したがって、発信側スクリーニング部には個別
アドレスIAのみが登録されるIA電番登録テーブル3
1−i(iは1以上の整数)と、グループアドレスGA
のみが登録されるGA電番登録テーブル32−i(iは
1以上の整数)とが設けられる。
【0028】この電番登録テーブルは,SMDS加入者
とSMDS交換機とのインターフェイスであるSNIご
とに1面ずつ用意されている。すなわち、SNIの数だ
けハード的なメモリを設けてもよいし、1つのハード的
なメモリをSNIごとに切り替える構成としてもよい。
図11にしたがうと、SNI0には端末A,Cが、SN
I1には端末Dが、SNI2には端末F,Gが、SNI
3には端末B,Eがそれぞれ接続されている。したがっ
て、上り側のスイッチモジュールASSWに接続される
発信側SMDSサーバーにおけるスクリーニング部に
は、端末A,Cに関する個別アドレスが登録されたIA
電番登録テーブル31−1、端末Dに関する個別アドレ
スが登録されたIA電番登録テーブル31−2、端末
F,Gに関する個別アドレスが登録されたIA電番登録
テーブル31−3、端末B,Eに関する個別アドレスが
登録されたIA電番登録テーブル31−4がそれぞれ1
面用意される。更に、端末A,Cに関するグループアド
レスが登録されたGA電番登録テーブル32−1、端末
Dに関するグループアドレスが登録されたGA電番登録
テーブル32−2、端末F,Gに関するグループアドレ
スが登録されたGA電番登録テーブル32−3、端末
B,Eに関するグループアドレスが登録されたGA電番
登録テーブル32−4もそれぞれ1面用意される。各電
番登録テーブル31−1〜31−4、32−1〜32−
4には40ビットの電番(10進数では10桁)が最大
128個登録できる。
【0029】また、各電番登録テーブルに登録されてい
る電番についての属性、つまり登録されている電番をも
つデータの発信を許可するのか、許可しないのかを示す
「許可」、「不許可」のいずれかが登録されるIA属性
登録テーブル33−1〜33−4とGA属性テーブル3
4−1〜34−4とがIA電番登録テーブルとGA電番
登録テーブルと同様に各SNI毎に1面ずつ設けてあ
る。
【0030】各登録テーブルへの登録は、基本的にはS
NIを新設する時に加入者の申告に基づいて行う。特に
申告がなかった場合にはINITIAL 値として、電番登録テ
ーブルには登録なしを示す“NULL" を設定し、属性登録
テーブルには「不許可」を設定するので、どの加入者と
の間でも通信が可能となる。更に、その後の追加登録や
既登録電番の削除も可能であり、削除を繰り返して登録
電番が無くなった場合にはDEFAULT 値を設定する。この
DEFAULT値は実際にはINITIAL 値と同じであり、電番登
録テーブルに“NULL" を設定し、属性登録テーブルに
「不許可」を設定する。
【0031】IA/GA判定ブロック35は、宛先アド
レスDAがIA/GAのいずれであるかを判定する。こ
のIA/GAの判定には、宛先アドレスDAに含まれる
アドレスタイプの情報が用いられる。SNI判定部36
は、ATMセルのVCIに基づいて、セレクタ37−1
〜37−4に選択信号を出力する。各セレクタ37−1
〜37−4は、各面のテーブルのうち1つの面のテーブ
ルを選択する。例えば、VCIがSNI0に割り当てら
れた値を示す場合には、各セレクタ37−1〜37−4
に対して端末A,Cに関する情報が登録されたIA電番
登録テーブル31−1、IA属性登録テーブル33−
1、GA電番登録テーブル32−1、GA属性登録テー
ブル34−1を選択するように選択信号で指示する。
【0032】廃棄判定部38は、各セレクタ37−1〜
37−4からの出力と、IA/GA判定ブロック35の
出力とを入力とし、セル廃棄を判定し、判定情報を出力
する。廃棄判定部38での判定を、図13に示す。以下
に、発信側スクリーニング部の動作を図11、図12を
用いて説明する。発信側のSMDSサーバーにおいて、
セグメントタイプ識別部21は、セルを受信すると、B
OM又はSSMを持つATMセルを抽出し、SA/DA
抽出部23へ送る。SA/DA抽出部23は、このAT
Mセルの情報部からSMDSサービスユニットに付加さ
れたヘッダHDRに含まれる宛先アドレスDAを読み取
る。8バイト(64ビット)の宛先アドレスDAのうち
電番種別(IA,GA,等)を表すアドレスタイプ4ビ
ットのうちの3ビット目と、着信電話番号を示す電番部
40ビットがスクリーニング部24へ送られる。40ビ
ットの着信電話番号はIA電番登録テーブル31−1〜
31−4,IA属性登録テーブル33−1〜33−4
と、GA電番登録テーブル32−1〜32−4,GA属
性登録テーブル34−1〜34−4に入り、アドレスタ
イプの3ビット目の1ビットの情報はIA/GA判定ブ
ロック35へ入る。
【0033】SNI判定ブロック36は、受信したAT
Mセルから抽出されたVCIを受け取り、このVCIの
値によってどのSNIからのデータ送信であるかを判定
する。そして、各セレクタ37−1〜37−4に対して
前記VCIに対応する各種の登録テーブルを選択するよ
うに選択信号を出力する。各セレクタ37−1〜37−
4は、選択信号にしたがって登録テーブルを選択し、そ
の出力信号を廃棄判定部38へ出力する。
【0034】IA/GA判定ブロック35には、アドレ
スタイプの3ビット目の1ビットの情報が設定される。
IA/GA判定ブロック35は、IA又はGAのいずれ
かを示す信号を出力する。宛先アドレスDAが個別アド
レスIAの場合、廃棄判定部38においてIA電番登録
テーブル31−1の出力とIA属性登録テーブル33−
1の出力とが有効となる。このとき、例えば、宛先アド
レスDAがIA電番登録テーブルに登録してあり、IA
属性登録テーブルには「不許可」が登録されている場
合、IA電番登録テーブルは一致したことを示す信号を
出力すると共に、IA属性登録テーブルは「不許可」を
示す信号を出力する。この結果、廃棄判定部38はこの
ATMセルを廃棄と判定する。この判定がBOMを含む
ATMセルについての判定であれば、この判定情報は抽
出部22で抽出されたVPI/VCI,MIDの情報と
共に、制御テーブル25に登録される。そして、後続す
る同一のVPI/VCIを有するATMセルについて
は、廃棄処理部26で廃棄される。これに対して、この
判定がSSMを含むATMセルについての判定であれ
ば、この判定情報の登録を行わない。このようにして、
発信規制を実現する。
【0035】一方、宛先アドレスDAがグループアドレ
スGAの場合、廃棄判定部38においてGA電番登録テ
ーブルの出力とGA属性登録テーブルの出力とが有効と
なる。図14は本発明の第1の実施の形態における着信
側のスクリーニング部の機能ブロック図である。着信規
制は発信元アドレスSAをキーとして行う。発信元アド
レスSAは個別アドレスIAのみであるため、個別アド
レスIAを登録するIA電番登録テーブル41−i(i
は1以上の整数)と、このIA電番登録テーブルに登録
されている電番についての属性を登録するIA属性登録
テーブル42−i(iは1以上の整数)が設けられ、G
A電番登録テーブルとGA属性登録テーブルとIA/G
A判定ブロックとを有する発信側のスクリーニング部と
は異なる。
【0036】IA電番登録テーブルとIA属性登録テー
ブルとは、SNIごとに設けられる。図11において
は、下り側のスイッチモジュールASSWに接続される
着信側SMDSサーバーにおけるスクリーニング部は、
端末A,Cに関する個別アドレスが登録されたIA電番
登録テーブル41−1、端末Dに関する個別アドレスが
登録されたIA電番登録テーブル41−2、端末F,G
に関する個別アドレスが登録されたIA電番登録テーブ
ル41−3、端末B,Eに関する個別アドレスが登録さ
れたIA電番登録テーブル41−4がそれぞれ1面用意
される。また、各IA電番登録テーブル41−1〜41
−4に対応して、IA属性登録テーブル42−1〜42
−4も各SNIごとにそれぞれ1面用意される。
【0037】SNI判定ブロック43とセレクタ44−
1〜44−2と廃棄判定部45とは、発信側スクリーニ
ング部と同じ機能を果たす。以下に、着信側スクリーニ
ング部の動作を図11、図14を用いて説明する。着信
側のSMDSサーバーにおいて、セグメントタイプ識別
部21は、ATMセルを受信すると、BOM又はSSM
であるATMセルを抽出し、SA/DA抽出部23へ送
る。SA/DA抽出部23は、このセルの情報部からS
MDSサービスユニットに付加されたヘッダHDRに含
まれる発信元アドレスSAを読み取る。発信元アドレス
SAのうち発信電番40ビットは、IA電番登録テーブ
ル41−1〜41−4,IA属性登録テーブル42−1
〜42−4へ入る。
【0038】SNI判定ブロック43は、受信したセル
から抽出されたVCIを受け取り、このVCIの値によ
ってどのSNIへのデータ着信であるかを判定する。そ
して、各セレクタ44−1〜44−2に対して前記VC
Iに対応する登録テーブルを選択するように選択信号を
出力する。図10ですでに説明したように、着信側では
発信側と違って、スクリーニング処理部の前段におい
て、受信したセルのVCIの値は宛先アドレスDAの端
末を収容するSNIに対して予め割り当てているVCI
の値へ変換されている。したがって、上記選択信号は、
着信端末の登録テーブルを選択する信号となる。各セレ
クタ44−1〜44−2は、選択信号にしたがって登録
テーブルを選択して、その出力信号を廃棄判定部45へ
出力する。
【0039】例えば、発信元アドレスSAがIA電番登
録テーブルに登録してあり、IA属性登録テーブルには
「許可」が登録されている場合、IA電番登録テーブル
からは一致したことを示す信号を出力すると共に、IA
属性登録テーブルは「許可」を示す信号を出力する。こ
の結果、廃棄判定部45はこのセルを廃棄不可と判定す
る。この判定がBOMを含むセルについての場合であれ
ば、この判定情報は抽出部22で抽出されたVPI/V
CI,MIDの情報と共に、制御テーブル25に登録さ
れる。そして、後続する同一のVPI/VCIを有する
セルについては、廃棄処理部26で廃棄されない。も
し、IA属性登録テーブルに「不許可」が登録されてい
る場合、廃棄判定部45はセルを廃棄可と判定するた
め、後続する同一のVPI/VCIを有するセルについ
ても、廃棄処理部26で廃棄される。これに対して、こ
の判定がSSMを含むセルについての判定であれば、こ
の判定情報の登録を行わない。このようにして、着信規
制を実現する。 (b)第2の実施の形態 しかしながら、上述した図12に示す発信側スクリーニ
ング方式の構成では、各SNIごとに1面ずつ用意され
ているIA用電番登録テーブルとGA用電番登録テーブ
ルは、それぞれ128個のアドレスが登録可能な容量と
している。このため、経済的にも無駄であり、メモリの
大型化を招来するという不都合がある。なぜなら、個別
アドレスIAとグループアドレスGAとをあわせて12
8個であればよいとするのがベルコアTRの規定だから
である。そこで、この点を更に解決すべく、以下のよう
な構成とする。
【0040】図15は、本発明の第2の実施の形態にお
ける発信側スクリーニング部の機能ブロック図である。
SNI判定ブロック53の選択出力にしたがって、各S
NIごとにそれぞれ1面ずつ設けられた電番登録テーブ
ル51−1〜51−4のいずれかのテーブルを選択する
セレクタ54−1と、各SNIごとにそれぞれ1面ずつ
設けられた属性登録テーブル52−1〜52−4とのい
ずれかのテーブルを選択するセレクタ54−2と、各セ
レクタ54−1、54−2の出力を受けて、SMDSメ
ッセージのセルを廃棄するか否かを判断する廃棄判定部
55とから構成される。
【0041】図16は、電番登録テーブルの詳細な構成
を示す図である。図12に示される第1の実施の形態で
は、発信側の電番登録テーブルとしては、個別アドレス
IAを登録するIA電番登録テーブルとグループアドレ
スGAを登録するGA電番登録テーブルを別個にそれぞ
れ設けていた。しかし、図15では個別アドレスIAと
グループアドレスGAとを1つの電番登録テーブルに登
録するようにした点に特徴がある。すなわち、本発明の
電番登録テーブルは、図16に示されるように、BOM
又はSSMを持つATMセルの情報部から取り出された
電番が保持される比較電番保持ブロックと、比較電番保
持ブロックと登録電番保持ブロックとの電番の一致を検
出する128個の比較ブロックと、各比較ブロックの比
較結果が少なくとも1つ一致している場合に一致の出力
を行う総合比較ブロックとから構成される。
【0042】より具体的には、交換機のシステム制御部
が、SNI新設時等に電番を登録電番登録ブロック1〜
128に登録する。登録される電番は、着信電番40ビ
ットと、個別アドレスIA又はグループアドレスGAを
識別するための1ビット(IAなら「0」、GAなら
「1」)の合計41ビットである。図16において、登
録電番保持ブロック1には電番「044−777−20
00」がグループアドレスGAを示す情報と共に『10
447772000』として登録されており、登録電番
保持ブロック2には電番「044−777−1111」
が個別アドレスIAを示す情報と共に『0044777
1111』として登録されており、登録電番保持ブロッ
ク128には電番「044−777−1112」が個別
アドレスIAを示す情報と共に『0044777111
2』として登録されている。説明の便宜のため40ビッ
トの電番は、10桁の10進数で表している。尚、シス
テム制御部は必要時にINITIAL 値やDEFAULT 値の設定も
行う。
【0043】SMDSメッセージをセル化したATMセ
ルの流入時ごとに、BOM又はSSMを持つセル中の比
較対象となる電番、すなわち宛先アドレスDAの60ビ
ット中の40ビットの着信電番部と、4ビットのアドレ
スタイプ部の内の3ビット目の1ビットが、比較電番登
録ブロックに設定される。図17は、属性登録テーブル
の詳細な構成を示す図である。属性登録テーブルは、I
A/GA切り分け情報保持ブロックと、IA電番登録デ
ーブルに登録の電番の属性(「許可」,「不許可」)を
示すIA属性保持ブロックと、GA電番登録デーブルに
登録の電番の属性(「許可」,「不許可」)を示すGA
属性保持ブロックと、IA/GA切り分け情報保持ブロ
ックからの出力情報に基づきIA属性保持ブロックとG
A属性保持ブロックのいずれか1つを選択するセレクタ
とから構成される。BOM又はSSMを持つセル中の宛
先アドレスDAのうちアドレスタイプ部の3ビット目の
1ビットが、IA/GA切り分け情報保持ブロックに保
持される。そして、このIA/GA切り分け情報が個別
アドレスIAを示す「0」である場合、IA属性保持ブ
ロックがセレクタにより選択される。一方、IA/GA
切り分け情報がグループアドレスGAを示す「1」であ
る場合、GA属性保持ブロックがセレクタにより選択さ
れる。図17では、IA属性保持ブロックとGA属性保
持ブロックともに「許可」を示す情報が格納されてい
る。このようにすることで、宛先アドレスのアドレスタ
イプごとに許可,不許可が制御できる。
【0044】以下、図10にしたがって、個別アドレス
IAとして電番03−1111−5555が割り当てら
れている端末Aから、個別アドレスIAとして電番04
4−777−1111が割り当てられている端末Dへの
通信を説明する。端末AはSNI0に収容されるため、
端末Aの発信規制の制御は図15に示す電番登録テーブ
ル51−1と属性登録テーブル52−1とに基づいて行
われる。図16に示すように、個別アドレスIAの電番
「044−777−1111」は電番登録テーブル51
−1の登録電番保持ブロック2に登録されており、個別
アドレスIAの電番「044−777−1111」に対
する発信を許可するという属性は属性登録テーブル52
−1のIA属性保持ブロックに登録されている。
【0045】発信側のSMDSサーバーにおいて、端末
AからBOM又はSSMを含むATMセルを受信する
と、先述した図11の説明にしたがって、発信元アドレ
スSA、宛先アドレスDA、VCIが抽出されて、スク
リーニング部へ送られる。宛先アドレスDAのうち、
『0』、『0447771111』からなる41ビット
の比較対象電番は、電番登録テーブル51−1〜51−
4の各比較電番保持ブロックに保持される。各電番登録
テーブル51−1〜51−4の各比較ブロックは、この
比較対象電番と各登録電番保持ブロックに設定されてい
る登録電番との比較を行い、128個の比較結果を出力
する。少なくとも、電番登録テーブル51−1では、こ
の比較対象電番が電番登録部に登録されているので、こ
れら128個の比較結果の中のいずれか1個が一致の信
号となり、残りの127個が不一致の信号となる。本例
の場合、比較対象電番『0』+『044777111
1』は登録電番保持ブロック2に『004477711
11』として保持されているので、比較ブロック2のみ
から一致の信号が出力される。総合比較ブッロクでは、
比較結果結果中に一致の信号があるか、すべてが不一致
信号であるかを判定するが、本例の場合では比較ブロッ
ク2から一致信号が出力されるので、比較対象電番が登
録電番として登録されている旨を示す信号を出力する。
【0046】一方、宛先アドレスDAのアドレスタイプ
の3ビット目の1ビット『0』は、各属性登録テーブル
52のIA/GA切り分け情報保持ブロックに保持され
る。各属性登録テーブル52のセレクタは、IA/GA
切り分け情報にしたがって、IA属性保持ブロックを選
択するように切り換わり、IA属性保持ブッロクに登録
されている信号を出力する。少なくとも、属性登録テー
ブル52−1のIA属性保持ブロックから『許可』を示
す信号が出力される。
【0047】SNI判定ブロック53は、VCIの値か
らSNI0に収容される端末Aからのデータであること
を認識して、端末Aの発信規制情報が登録される電番登
録テーブル51−1、属性登録テーブル52−1を選択
するように各セレクタ54−1、54−2に対して指示
する。廃棄判定部55では、電番登録テーブル51−1
と属性登録テーブル52−1との出力を受け、「送出す
る」という判定情報を作成して、後段の廃棄処理部26
へ出力する。
【0048】この判定情報の制御テーブルへの登録制御
や、後続する同一のVPI/VCIを有するセルについ
ての廃棄処理制御は、前述のものと同じである。他方、
個別アドレスIAとして電番03−1111−5555
が割り当てられている端末Aから、グループアドレスG
Aとして電番044−777−2000が割り当てられ
ている端末D,E,Fへの通信についての発信規制も、
上述したものと同様の制御で行われる。
【0049】尚、以上は比較電番保持ブロックと登録電
番保持ブロックの双方に電番情報として41ビットを用
いることを説明したが、アドレス情報の全64ビットを
登録することも可能である。以上のように、第2の実施
の形態では、IA電番登録テーブルとGA電番登録テー
ブルを共用することが可能となり、発信側スクリーニン
グ部におけるテーブル量は第1の実施の形態の場合と比
べて約半分とすることができる。
【0050】また、第2の実施の形態では、発信側スク
リーニングについて図16,図17の構成を採用してい
るが、これを着信側スクリーニングについて採用するこ
とで、発信側,着信側のスクリーニング部を同一構造と
でき、開発量の低減につなげることが可能である。この
場合には、発信元アドレスSAの中の電番部40ビット
とアドレスタイプ部の1ビットとを電番登録テーブルの
登録電番保持ブロックに設定し、個別アドレスIAの属
性のみをIA属性保持ブロックの属性登録テーブルに設
定する。 2)複数面構成のテーブルの場合 ベルコアTRが要求する4面構成を持つスクリーニング
方式について、以下説明する。尚、ベルコアTRの規定
には、1つのSNI(SUBSCRIBER NETWORK INTERFACE)
に割りつけることのできる個別アドレスIAの数は最高
で16,グループアドレスGAの数は最高で48という
要求がある。以下の例では、便宜的に、個別アドレスI
A1〜IA16とグループアドレスGA1〜GA48が
割り付けられているとする。
【0051】更に、ベルコアTRの規定では、個別アド
レスIA,グループアドレスGAの登録は4つの面の内
のいずれか1つの面にしか行うことができず、1つの個
別アドレスIA又はグループアドレスGAの登録は複数
の面に同時に行うことはできない。しかし、4面のうち
1面あたりの登録可能な個別アドレスIAの数,グルー
プアドレスGAの数については、特に規定がない。した
がって、例えば1つのSNIに対して4面用意しても、
その中の1つの面だけにすべての数の個別アドレスI
A,グループアドレスGAを割り付け,他の3つの面に
は何も割り付けないことも可能である。 (a)第3の実施形態 図18は、本発明の第3の実施の形態における4面を用
意した発信側のスクリーニング部の機能ブロック図であ
る。4面構成としては、ハード的なメモリをSNIごと
に4つ設ける構成としてもよいし、ハード的なメモリを
SNIごとに1つとしてそれぞれを4つに切り替える構
成としてもよいし、更には1つのハード的なメモリがS
NIごとに切り替えられて各SNIは更に4つに切り替
える構成としてもよい。1面構成のテーブルに関する図
12のものと異なるのは、電番が128個登録可能なI
A電番登録テーブル61と、IA属性登録テーブル62
と、GA電番登録テーブル63と、GA属性登録テーブ
ル64とが、1SNIあたりに4面(α面、β面、γ
面、θ面の4つ)設けられている点と、どの面を使用す
るのかを示す面判定ブロック65が新たに設けられてい
る点である。上記各テーブルは各SNI0〜SNI4に
対して異なるようにしてある点は1面構成のテーブルと
同じであり、SNI判定部66は各SNIに対する登録
テーブルをセレクタ67を用いて選択する。
【0052】この例では、発信側スクリーニングにおい
て、発信元アドレスSAが4つのα面〜θ面を使い分け
るキーとして使用される。これにより、ベルコアTRの
規定を満足させている。すなわち、発信元アドレスSA
としては個別アドレスIAしかあり得ないので、例えば
個別アドレスIA1ならα面にあるIA電番登録テーブ
ル61と属性登録テーブル62を使用し、個別アドレス
IA2ならβ面にあるIA電番登録テーブル61と属性
登録テーブル62を使用するというように、各個別アド
レスIAごとに使用面の対応付けがなされている。面判
定ブロック65で使用面が定まったら、廃棄判定部68
ではその面の出力のみを有効とし、その他のスクリーニ
ングの方法は1面の場合と同様である。尚、面判定ブロ
ック65において、宛先アドレスDAが個別アドレスI
Aの場合に使用する面と、宛先アドレスDAがグループ
アドレスGAの場合に使用する面とを別の面に設定する
ことも可能である。
【0053】また、上記テーブルとは別個に、DEFAULT
面が設けられている。このDEFAULT面は、個別アドレス
IA,グループアドレスGAの追加,変更時に機能す
る。つまり、例えば個別アドレスIA1の対応面をα面
よりβ面へ変更する場合、ほんの一瞬であろうが、個別
アドレスIA1がどの面にも対応付けられていない時間
が存在する。その瞬時に個別アドレスIA1に対応する
メッセージが流入してきたとき、どの面を使用してスク
リーニングを行うべきか迷うことになる。これを解消す
るものがDEFAULT 面であり、対応付けのできない場合に
は予め定められたDEFAULT 面、例えばγ面を使用する。
DEFAULT 面は同じSNIに収容の端末であっても、異な
る面とすることが可能である。例えば、図10におい
て、SNIテーブルに対応してそれぞれ独立して設定可
能である。
【0054】図19は、本発明の第3の実施の形態にお
ける4面を用意した着信側のスクリーニング部の機能ブ
ロック図である。4面構成の方法は、図18のものと同
じである。IA電番登録テーブル,IA属性登録テーブ
ルだけがそれぞれ4面設けられており、宛先アドレスに
よってどの面を使用するのかを示す面判定ブロック69
が設けられている。 (b)第4の実施の形態 ベルコアTRの要請にしたがって、第1の実施の形態に
おける各テーブルを単純に4面構成とする第3の実施の
形態においては、どうしてもテーブル量が4倍に増えて
しまうという問題がある。そこで、この点を更に解決す
べく、以下のような構成とする。
【0055】図20は、本発明の第4の実施の形態にお
ける4面テーブル構成のスクリーニング部の機能ブロッ
クを示す図である。本発明の第4の実施の形態では、ス
クリーニング部は、4つのα面〜θ面のうちどの面を使
用するのかを決定する面判定ブロック73の出力をうけ
た電番登録テーブル71・属性登録テーブル72のそれ
ぞれの出力とに基づいてSMDSメッセージを廃棄する
か否かを判断する廃棄判定部76とから構成される。面
判定ブロック、電番登録テーブル71、属性登録テーブ
ル72はそれぞれ各SNIごとに設けられる。発信側ス
クリーニング部の電番登録テーブルは、図15,図16
に示される電番登録テーブル51と同様にIA電番登録
テーブルとGA電番登録テーブルとを1つとしたもので
ある。 面判定ブロック73の詳細な構成は、図21,図2
2に示してある。
【0056】図21は、発信側スクリーニング部におけ
る面判定ブロックを示す図である。発信側スクリーニン
グ部の面判定ブロックは、電番保持ブロック1〜64と
面決定電番保持ブロックとの比較を行う64個の比較ブ
ッロク1〜64と、この各比較ブロックの比較結果を総
合的に比較する総合比較ブロックに基づいてIA用及び
GA用の使用面保持ブロック1〜64を選択するセレク
タとから構成される。発信側スクリーニングでは、発信
元アドレスSAと宛先アドレスDAのアドレスタイプと
を用いて使用面α〜θの決定を行い、宛先アドレスDA
を用いて発信規制を行う。
【0057】面判定電番保持ブロックには、SMDSメ
ッセージの発信元アドレスSAのうち発信元電番40ビ
ットと、それのアドレスタイプ部の4ビット中の3ビッ
ト目の1ビットと、宛先アドレスDAのうちアドレスタ
イプ部の4ビット中の3ビット目の1ビットの合計42
ビットが保持される。そして、発信元アドレスSAの発
信元電番40ビットと、アドレスタイプ部の1ビットと
は比較ブロック1〜64に入力する。宛先アドレスDA
のうちアドレスタイプ部の1ビットはセレクタへ入力す
る。
【0058】電番保持ブロック1〜64には、発信電話
番号に対応する40ビットと、発信電話番号のIA/G
A種別のための1ビットとの合計41ビットが登録され
ている。例えば、発側スクリーニグ部におけるSNI0
の面判定ブロックにおいては、電番保持ブロック1には
端末Cの電番「03−1111−5512」が個別アド
レスIAを示す情報と共に『00311115512』
として登録されており、登録電番保持ブロック2には端
末Aの電番「03−1111−5555」が個別アドレ
スIAを示す情報と共に『00311115555』と
して登録されており、登録電番保持ブロック128には
図示しない端末の電番「03−1111−5600」が
個別アドレスIAを示す情報と共に『00311115
600』として登録されている。このように、端末の発
信電話番号は、収容されているSNIに対応した面判定
ブロックの電番保持ブロックに保持される。
【0059】使用面保持ブロックには、α面,β面,γ
面,θ面のいずれか1つを特定するために2ビットの情
報が格納されるものである。この使用面保持ブロック
は、宛先アドレスDA(IA/GA)のうちアドレスタ
イプ部の1ビットによりIA用とGA用とが切り分けら
れる。このブロックの出力信号は、例えばα面にあって
は「00」,β面にあっては「01」,γ面にあっては
「10」,θ面にあっては「11」である。尚、電番保
持ブロックに格納されている電番に対応する使用面の情
報は、これに対応する使用面保持ブロックに格納されて
いる。例えば、電番保持ブロック1に対応する使用面
は、IA用使用面保持ブロック1とGA用使用面保持ブ
ロック1である。したがって、発信元アドレスSAが個
別アドレスIAの電番「03−1111−5512」を
持つ端末CからのSMDSメッセージについては、使用
面保持ブロック1が使用される。このとき、宛先アドレ
スDAが個別アドレスIAの電番であればIA用使用面
保持ブロック1に登録してあるβ面が使用され、宛先ア
ドレスDAがグループアドレスGAの電番であればGA
用使用面保持ブロック1に登録してあるα面が使用され
る。したがって,発信者は4面のうちいずれか1つの面
を使用することになる。
【0060】尚、電番保持ブロック1〜64、使用面保
持ブロック1〜64には交換機のシステム制御部より、
SNI新設時等に情報が格納される。一方、図22は着
信側スクリーニング部における面判定ブロックを示す図
である。着信側スクリーニング部の面判定ブロックは、
電番保持ブロック1〜64と面決定電番保持ブロックと
の比較を行う64個の比較ブッロクと、この各比較ブロ
ックの比較結果を総合的に比較する総合比較ブロックに
基づいて使用面保持ブロック1〜64を選択するセレク
タとから構成される。
【0061】面決定電番保持ブロックには、SMDSメ
ッセージの宛先アドレスDAのうち宛先電番40ビット
と、アドレスタイプ部4ビット中の3ビット目の1ビッ
トの合計41ビットが保持される。発信側スクリーニン
グ部と違って、発信元アドレスSAは個別アドレスIA
のみであるため、発信元アドレスのアドレスタイプの保
持は行わない。これらの41ビットの情報は比較ブロッ
ク1〜64へ入力する。
【0062】電番保持ブロック1〜64には、着信先電
話番号に対応する40ビットと、着信先電話番号のIA
/GA種別のための1ビットとの合計41ビットが格納
されている。例えば、着側スクリーニグ部におけるSN
I1の面判定ブロックにおいては、電番保持ブロック1
には図示されない端末の電番「044−750−552
2」が個別アドレスIAを示す情報と共に『00447
505522』として登録されており、登録電番保持ブ
ロック2には端末Dの電番「0447772000」が
グループアドレスGAを示す情報と共に『104477
72000』として登録されており、登録電番保持ブロ
ック128には端末Dの電番「044−777−111
1」が個別アドレスIAを示す情報と共に『00447
771111』として登録されている。
【0063】使用面保持ブロックには、α面,β面,γ
面,θ面のいずれか1つを特定するために2ビットの情
報が格納されるものであり、電番保持ブロックに格納さ
れている電番に対応する使用面の情報は、使用面保持ブ
ロックに格納されている。例えは、宛先アドレスDAが
個別アドレスIAの電番「0311115512」を持
つ端末からのSMDSメッセージについては、使用面保
持ブロック1に登録してあるγ面が使用される。
【0064】尚、電番保持ブロック1〜64、使用面保
持ブロック1〜64には交換機のシステム制御部より、
SNI新設時等に情報が格納される点は発信元スクリー
ニング部と同じである。 発信側電番登録テーブルの詳細な構成は図23に示
す。着信側電番登録テーブルの詳細な構成は図24に示
す。
【0065】ベルコア規定には、『スクリーニング用の
電番登録テーブルには、個別アドレスIA,グループア
ドレスGA合わせて128種の電番の登録ができるこ
と』と、『電番登録テーブルは4面用意し使い分けるこ
と』との要請がある。4面使用した場合のスクリーニン
グについては、「あくまで128種までの登録が可能な
テーブルを4面用意する」という解釈と、「4面用意し
て使い分けるが、4面トータルで128種までの登録が
できればよい」という解釈の両方が成り立つ。
【0066】ベルコアの規定だけでは、どちらの解釈が
妥当であるかは釈然としないが、前者の場合はテーブル
の全体量を削減することは難しい。ただし、ベルコアの
規定の中には、「将来的には登録可能な電番数を最高1
024種もしくは2048種まで引き上げる予定であ
る」との記載がある。したがって,将来的には登録数が
拡張され、なお且つ前者の解釈を取る場合、膨大なハー
ド量が必要となるのは自明であり、将来においては後者
の解釈が有効になっていくものと考えられる。よって、
以下には後者の解釈を実現するための構成について示
す。
【0067】図23,図24に示す電番登録テーブル
は、4面合わせてその容量を128種としているため、
登録電番保持ブロックは128個しかない。そして、こ
の128個を擬似的に4つの面(α面〜θ面)に分ける
ことで、ベルコアの要求する4面構成を実質的に実現す
るものである。登録電番保持ブロック1〜128は、4
0ビットの電話番号と、個別アドレスIAであるかグル
ープアドレスGAであるかを切り分ける1ビットの情報
と、面判定ブロックから4つの面α〜面θの内1つの面
を示す2ビットの使用面情報の計43ビットを格納す
る。発信側スクリーニングの場合には宛先アドレスDA
の着信電番が電番として登録され、着信側スクリーニン
グの場合には発信元アドレスSAの発信電番か電番とし
て登録される。
【0068】比較電番保持ブロックは、SMDSメッセ
ージのアドレス情報41ビットと、面判定ブロックから
の使用面情報2ビットの計43ビットを保持する。そし
て、登録電番保持ブロックの内容と比較電番保持ブロッ
クとの比較が比較ブロックで行われる。 属性登録テーブルの構成は図25,図26に示され
る。
【0069】図25は、発信側スクリーニング部におけ
る属性登録テーブルを示す図である。本発明の属性登録
テーブルは、4つのα面〜θ面のそれぞれに対してIA
属性保持ブロックとGA属性保持ブロックとが設けられ
ている。4つの面中のどの面を使用するかは面判定ブロ
ックからの出力により決定される。また、IA属性保持
ブロックを使用するのか、GA属性保持ブロックを使用
するのかはIA/GA切りわけ情報保持ブロックの出力
に従う。したがって,IA/GA切りわけ情報保持ブロ
ックの出力と面判定ブロックからの使用面情報とから、
個別アドレスIA,グループアドレスGAそれぞれ4面
のある属性保持ブロックの中から1面だけが選択され
て、属性保持ブロックの内容が後段の廃棄処理部に出力
される。
【0070】一方、図26は、着信側スクリーニング部
における属性登録テーブルを示す図である。属性登録テ
ーブルはα面〜θ面の4つ設けられており、どの面を使
用するかは面判定ブロックからの使用面情報により決定
される。 <発信側スクリーニング部の動作説明>以下、端末Aか
ら端末Dへのデータの伝送について、図20,図21,
図23,図25を参照しながら発信側スクリーニングを
説明していく。
【0071】ヘッダにBOM又はSSMを持つATMセ
ルが流入すると、発信端末Aのアドレスが格納される発
信元アドレスSAと着信端末Dのアドレスが格納される
宛先アドレスDAの双方が電番登録テーブル71,属性
登録テーブル72,面判定ブロック73に入力する。セ
ルから抽出されたVCIはSNI判定ブロック74に入
力され、SNI判定ブロック74は、VCIから定まる
面を選択するように各セレクタ75へ指示する。説明の
簡単にするために、以下、図23の発信側電番登録テー
ブルと図25の属性登録テーブルは上記セレクタで選択
された電番登録テーブル、属性登録テーブルとする。
【0072】面判定ブロック73は、以下のように動作
する。図21において、発信元アドレスSAのうち発信
元電番部40ビットの「0311115555」と、こ
れのアドレスタイプ部の3ビット目の1ビット「0」
と、宛先アドレスDAのうちアドレスタイプ部の4ビッ
ト中の3ビット目の1ビット「0」の合計42ビットが
面決定電番保持部に保持される。これらの情報と電番保
持ブロック1〜64との内容の比較がそれぞれ比較ブッ
ロク1〜64にて行われる。電番保持ブロック2に発信
端末Aの電番「00311115555」が登録されて
いるので比較ブロック2で「一致」し、その他の63個
の比較ブロックにおいては「不一致」となる。総合比較
ブロックでは、この比較結果と、面決定電番保持ブロッ
クに保持された着信端末Dのアドレスが格納された宛先
アドレスDAのアドレスタイプ部のIAを示す1ビット
「0」とを受け、IA用使用面保持ブロック2をセレク
タで選択してα面を示す「00」を後段の電番登録テー
ブル71と属性登録テーブル72へ出力する。このよう
に、使用面の決定は、発信元アドレスSAと宛先アドレ
スDAのアドレスタイプに基づいてなされる。
【0073】これを受けて、図23に示す電番登録テー
ブルでは、宛先アドレスDAのうち着信電番部40ビッ
トの「0447771111」とこれのアドレスタイプ
部の3ビット目の1ビット「0」と、面判定ブロック7
3からのα面を示す使用面情報「00」の合計43ビッ
トが比較電番保持ブロックに保持される。そして、この
保持された比較電番情報と各登録電番保持ブロック1〜
128との内容との比較がそれぞれ比較ブッロク1〜1
28にて行われる。この場合、比較ブロック2で「一
致」し、その他の127個の比較ブロックにおいては
「不一致」となる。総合比較ブロックでは、この比較結
果を出力信号として後段の廃棄判定部へ出力する。
【0074】一方、図25に示す属性登録テーブルで
は、宛先アドレスDAのアドレスタイプ部の1ビットで
ある『0』がIA/GA切りわけ情報としてIA/GA
切りわけ情報保持ブロックに保持される。セレクタは、
IA/GA切りわけ情報と、面判定ブロック73からの
α面を示す使用面情報「00」に基づいてα面のIA属
性保持ブロックを選択し、許可を示す信号を出力する。
【0075】廃棄判定部76では、登録電番テーブルか
らの一致を示す出力信号と、属性登録テーブルから「許
可」の出力信号とを受けて、廃棄は行わない旨の判定情
報を出力する。したがって、発信端末Aから着信端末D
へのデータ伝送は発信規制されることなく、行われるこ
ととなる。
【0076】<着信側スクリーニング部の動作説明>以
下、端末Aから端末Dへのデータの着信について、図2
0,図22,図24,図26を参照しながら着信側スク
リーニングを説明していく。ヘッダにBOM又はSSM
を持つATMセルが流入すると、発信端末Aのアドレス
が格納される発信元アドレスSAと着信端末Dのアドレ
スが格納される宛先アドレスDAの双方が電番登録テー
ブル71,属性登録テーブル72,面判定ブロック73
に入力する。セルから抽出されたVCIはSNI判定ブ
ロック74に入力され、SNI判定ブロック74は、V
CIから定まる面を選択するように各セレクタ75へ指
示する。説明の簡単にするために、以下、図24の着信
側電番登録テーブルと図26の属性登録テーブルは上記
セレクタで選択された電番登録テーブル、属性登録テー
ブルとする。
【0077】面判定ブロック73は、以下のように動作
する。図22において、宛先アドレスDAのうち着信電
番部40ビットの「0447771111」と、これの
アドレスタイプ部の3ビット目の1ビット「0」との合
計41ビットが面決定電番保持部に保持される。これら
の情報と電番保持ブロック1〜64との内容の比較がそ
れぞれ比較ブッロク1〜64で行われる。電番保持ブロ
ック64に発信端末Dの電番「0044777111
1」が登録されているので、比較ブロック64で「一
致」し、その他の63個の比較ブロックにおいては「不
一致」となる。総合比較ブロックでは、この比較結果か
ら使用面保持ブロック64の出力をセレクタで通過させ
てβ面を示す「01」を出力する。このように、使用面
の決定は、宛先アドレスDAとこれのアドレスタイプに
基づいてなされる。
【0078】図24に示す電番登録テーブルでは、発信
元アドレスSAのうち発信電番部40ビットの「031
1115555」とこれのアドレスタイプ部の3ビット
目の1ビット「0」と、面判定ブロック73からのβ面
を示す使用面情報「01」の合計43ビットが比較電番
保持ブロックに保持される。そして、この保持された比
較電番情報と各登録電番保持ブロック1〜128との内
容との比較がそれぞれ比較ブッロク1〜128にて行わ
れる。この場合、比較ブロック1で「一致」し、その他
の127個の比較ブロックにおいては「不一致」とな
る。総合比較ブロックでは、この比較結果を出力信号と
して後段の廃棄判定部76へ出力する。
【0079】一方、図26に示す属性登録テーブルで
は、面判定ブロック73からのβ面を示す使用面情報
「01」に基づいてβ面属性保持ブロックを選択し、不
許可を示す信号を出力する。廃棄判定部76では、登録
電番テーブルからの一致を示す出力信号と、属性登録テ
ーブルから「不許可」の出力信号とを受けて、廃棄を行
う旨の判定情報を出力する。
【0080】したがって、発信端末Aから着信端末Dへ
のデータ伝送は着信規制されて伝送できない。 デフオルト面の構成 複数面構成の場合、個別アドレスIAもしくはグループ
アドレスGAに対して使用する面はいずれか1つ決まっ
ており、同時に複数面に対応することは許されない。し
たがって、対応付けの使用面の変更を行う場合、一瞬一
時的に個別アドレスIAもしくはグループアドレスGA
がどの面にも対応しないおそれがある。これを避けるた
めに、デフォルト面が定義してあり、これは対応付けの
空白時間においていずれの面を使用するのかを指定する
ものてある。
【0081】しかし、図21,図22の本発明の構成に
よれば、このようなデフォルト面を設ける必要は無くな
る。すなわち、図21,図22によれば、上記対応付け
は面判定ブロックにおける同一番号どうしの電番保持ブ
ッロクと使用面保持ブロックの内容とで行われる。した
がって、対応付けの変更は使用面保持ブロック内容の書
き換えるだけで即座に実現できる。この書換えでは、当
然1つの個別アドレスIAもしくはグループアドレスG
Aが複数の面に対応するという事態は生ぜず、しかも瞬
時に行えるので「空白時間」も生じない。
【0082】しかし、ベルコアの要求に応じ、あえてデ
フォルト面を導入することも可能である。第1の方法と
しては、例えば、デフォルト面をθ面とする。図21に
おいては、電番保持ブッロク1に登録のIA電番「03
11115512」の使用面は、これと同一番号を持つ
IA用使用面保持ブロック1に「01」が登録してある
β面である。これをα面に変更する場合には、IA用使
用面保持ブロック1の内容をデフォルトであるθ面を示
す「11」に一旦書き換え、しかる後にα面を示す「0
0」に書き換えることで実現が可能である。
【0083】第2の方法としては、図21,図22に示
す各使用面保持ブッロクを、それぞれ図27に示すよう
な対応付け確定時使用面情報用レジスタ(2ビットを格
納)と対応付け未確定時使用面情報用レジスタ(2ビッ
トを格納)とから構成し、格納データを2ビットから4
ビットへ拡張することで実現できる。すなわち、対応付
け確定時使用面情報レジスタには、個別アドレスIA,
グループアドレスGAと使用面の対応付けが確定してい
るときに使用すべき面情報を設定する。これに対して、
対応付け未確定時使用面情報用レジスタには、個別アド
レスIA,グループアドレスGAと面の対応付けが確定
していないときに使用すべき面情報を設定するものであ
り、対応付け変更時の「空白時間」において使用すべき
面(デフォルト面)の情報が入る。いずれのレジスタ内
容を出力するかは、図示してないシステム制御部より与
えられる対応付け指示信号によりセレクタにて選択され
る。
【0084】具体的な使用方法としては、SNI新設時
等において、システム制御部が両レジスタに使用面情報
を設定する。対応付け確定時使用面情報レジスタには加
入者申告により対応付けられた面の情報を入れ、対応付
け未確定時使用面情報用レジスタにはデフォルト面の情
報を入れる。そして、対応付け指示信号は対応付け確定
時使用面情報レジスタ内容がセレクタ経由で出力される
ように設定する。
【0085】一方、加入者申告により対応付けを変更す
るときには、対応付け指示信号により対応付け未確定時
使用レジスタ内容をセレクタ経由で出力する。これによ
りデフォルト面が使用される。そして、対応付け確定時
使用面情報レジスタの内容を書き換え後、再び対応付け
指示信号により対応付け確定時使用面情報レジスタ内容
をセレクタ経由で出力するように設定する。これにより
通常動作に復帰する。
【0086】また、着信側のスクリーニク部において
は、着信アドレスDAが個別アドレスIAであるのかグ
ループアドレスGAであるのかによって、デフォルト面
を変更することも可能である。
【0087】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果を奏する。 1)1面テーブル構成の場合 登録電番をIA/GAの識別情報と共に登録する構成と
することにより、個別アドレスIAを登録するIA電番
登録テーブルとグループアドレスGAを登録するGA電
番登録テーブルを共用でき、全体として電番登録テーブ
ルの容量が半減できる。
【0088】また、発着双方でのスクリーニング部を同
一構成とすることが可能となり、開発量の低減につなが
る。更に、スクリーニング部の廃棄判定部の構成も単純
化できる。 2)複数面テーブル構成の場合 テーブルを4面用意するようにとのベルコアの要請を実
現するにあたり、電番登録テーブルの容量を1/4に削
減することができる。
【0089】発信側スクリーニンクにおける発信元アド
レスSAと使用面との対応関係を、宛先アドレスDAが
個別アドレスIAの場合とグループアドレスGAの場合
とで独立して設定可能である。また、発着双方でのスク
リーニング部を同一構成とすることで可能となり、開発
量の低減につながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明が適用されるネットワーク構成を示す図で
ある。
【図2】加入者交換機の詳細を示す図である。
【図3】SIFSHの構成を示す図である。
【図4】加入者線上のPLCPフレームフォーマットを
示す図である。
【図5】SMDSサーバの詳細を示す図である。
【図6】SMDSで伝送されるセルの組立て手順を示す
図である。
【図7】L3PDUの詳細を示す図である。
【図8】L2PDUの詳細を示す図である。
【図9】本発明で使用されるSMDSサービスユニット
に付されるヘッダにおけるアドレスの構成を示す図であ
る。
【図10】SMDSを使用した通信システムにおける交
換機の構成図である。
【図11】本発明におけるスクリーニング処理部の機能
ブロック図である。
【図12】本発明の第1の実施の形態における発信側S
MDSサーバにおけるスクリーニク部の機能ブロック図
である。
【図13】廃棄判定部の判定論理を示す図である。
【図14】本発明の第1の実施の形態における着信側S
MDSサーバにおけるスクリーニク部の機能ブロック図
である。
【図15】本発明の第2の実施の形態における発信側ス
クリーニク部の機能ブロック図である。
【図16】電番登録テーブルの詳細な構成を示す図であ
る。
【図17】属性登録テーブルの詳細な構成を示す図であ
る。
【図18】本発明の第3の実施の形態における4面を用
意した発信側のスクリーニク部の機能ブロック図であ
る。
【図19】本発明の第3の実施の形態における4面を用
意した着信側のスクリーニク部の機能ブロック図であ
る。
【図20】本発明の第4の実施の形態における4面テー
ブル構成のスクリーニク部の機能ブロックを示す図であ
る。
【図21】発信側スクリーニグ部における面判定ブロッ
クを示す図である。
【図22】着信側スクリーニグ部における面判定ブロッ
クを示す図である。
【図23】発信側電番登録テーブルの詳細な構成を示す
図である。
【図24】着信側電番登録テーブルの詳細な構成を示す
図である。
【図25】発信側スクリーニク部における属性登録テー
ブルを示す図である。
【図26】着信側スクリーニク部における属性登録テー
ブルを示す図である。
【図27】使用面保持ブロックの格納データを拡張した
例を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04Q 11/04 H04Q 11/04 R

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加入者端末を収容する加入者インタフェ
    ースから固定長パケットを受信し、前記パケットのヘッ
    ダにしたがってルーティング処理を決定すると共に、前
    記パケットに対してパケット伝送の規制を制御するデー
    タ伝送規制装置において、 前記加入者端末を収容する加入者線を識別する識別情報
    に対して、発信規制するパケットの宛先アドレスを記憶
    する第1の記憶部と、 前記宛先アドレスに対して、発信規制の種別を記憶する
    第2の記憶手段と、 前記加入者インタフェイスから、前記識別情報をヘッダ
    に格納したパケットを受信し、前記パケットから宛先ア
    ドレスを抽出すると共に、前記第1の記憶手段に記憶さ
    れた識別情報で定まる宛先アドレスとの比較を行う手段
    と、 前記比較結果に基づいて、前記第2の記憶手段に記憶さ
    れた発信規制の種別により発信規制の制御を行うことを
    特徴とするデータ伝送規制装置。
  2. 【請求項2】 データのヘッダに含まれる宛先アドレス
    にしたがって、データの伝送の発信の規制を行うデータ
    伝送規制装置において、 前記宛先アドレスのうち第1種のアドレスを記憶する第
    1の記憶手段と、 前記第1の記憶手段に記憶された第1種のアドレスに対
    する規制の種別を格納する第2の記憶手段と、 前記宛先アドレスのうち第2種のアドレスを記憶する第
    3の記憶手段と、 前記第3の記憶手段に記憶された第2種のアドレスに対
    する規制の種別を格納する第4の記憶手段と、 前記宛先アドレスが前記第1種のアドレスであるか第2
    種のアドレスであるかを判定する判定手段と、 前記判定手段の判定により、宛先アドレスが第1種のア
    ドレスであると判定されたときは、前記第1の記憶手段
    と第2の記憶手段に基づいてデータ伝送の規制を制御
    し、宛先アドレスが第2種のアドレスと判定されたとき
    は、前記第3の記憶手段と第4の記憶手段に基づいてデ
    ータ伝送の規制を制御する規制手段とを設けたことを特
    徴とするデータ伝送規制装置。
  3. 【請求項3】 アドレスとそのアドレス種別とを有する
    ヘッダが付されたデータを、固定長に変換した固定長情
    報を受信し、前記アドレスに基づいてデータの伝送の規
    制を行うデータ伝送規制装置において、 受信した固定長情報から抽出した前記アドレスと前記ア
    ドレス種別情報とを保持し、規制の対象となるアドレス
    と共に記憶したアドレス種別との一致を比較し、この結
    果を出力する第1の手段と、 受信した固定長情報から抽出した前記アドレス種別情報
    を保持し、アドレス種別ごとに記憶した規制の種別との
    一致を比較し、その結果を出力する第2の手段と、 前記第1の手段と第2の手段との比較結果に基づき、デ
    ータの転送の規制を判定し、規制の指示情報を出力する
    判定手段とを設けたことを特徴とするデータ伝送規制装
    置。
  4. 【請求項4】 加入者端末を収容する加入者インタフェ
    ースから固定長パケットを受信し、前記パケットのヘッ
    ダにしたがってルーティング処理を決定すると共に、前
    記パケットに対してパケット伝送の規制を制御するデー
    タ伝送規制装置において、 前記加入者端末を収容する加入者線を識別する識別情報
    に対して、発信規制するパケットの宛先アドレスを複数
    に分割して記憶する第1の記憶手段と、 前記宛先アドレスに対して、発信規制の種別を複数に分
    割して記憶する第2の記憶手段と、 前記加入者インタフェイスから、前記識別情報をヘッダ
    に格納したパケットを受信し、前記パケットから宛先ア
    ドレスを抽出すると共に、前記発信元アドレスにしたが
    って定まる第1の記憶手段に記憶された識別情報で定ま
    る宛先アドレスとの比較を行う手段と、 前記比較結果に基づいて、前記発信元アドレスにしたが
    って定まる第2の記憶手段に記憶された発信規制の種別
    により発信規制の制御を行うことを特徴とするデータ伝
    送規制装置。
  5. 【請求項5】 第1アドレスと第2アドレスとを含むヘ
    ッダが付されたデータを、固定長に変換した固定長情報
    を受信し、前記アドレスに基づいてデータの伝送の規制
    を行うデータ伝送規制装置において、 前記第2アドレスを記憶する複数の第1記憶手段と、 前記第1の記憶手段に記憶された第2アドレスの規制の
    種別を記憶する複数の第2記憶手段と、 前記第1アドレスにしたがって、前記複数の第1記憶手
    段及び第2記憶手段のうちいずれか1つを特定する判定
    手段と、 前記判定手段からの出力に基づき定まった第1記憶手段
    と第2記憶手段の情報にしたがい、伝送の制御を行う規
    制制御手段とを設けたことを特徴とするデータ伝送規制
    装置。
  6. 【請求項6】 アドレスを有するデータを固定長に変換
    した固定長情報を受信し、前記アドレスにしたがって、
    前記固定長情報を伝送するデータ伝送規制装置におい
    て、 前記アドレスを記憶する複数のブロック面からなり、発
    着信の規制を行うテーブルを記憶する手段と、 受信した固定長情報に含まれるアドレスから前記複数ブ
    ロック面の1つを決定する手段と、 前記決定した面に基づいて、受信した固定長情報の発着
    信規制を判定する手段とを設けたことを特徴とするデー
    タ伝送規制装置。
  7. 【請求項7】 第1アドレスとそのアドレス種別を示す
    第1アドレス種別情報と、第2アドレスとそのアドレス
    種別を示す第2アドレス種別情報とを含むヘッダが付さ
    れたデータを、固定長に変換した固定長情報を受信し、
    前記アドレスに基づいてデータの伝送の規制を行うデー
    タ伝送規制装置において、 受信した固定長情報から抽出した第1アドレスと第1ア
    ドレス種別情報と第2アドレス種別情報に基づき、使用
    ブロックの判定を行いブロック情報を出力するブロック
    判定手段と、 規制の対象となる第2アドレスと第2アドレス種別情報
    とブロック情報とを記憶し、この記憶内容と、固定長情
    報から抽出した第2アドレスと第2アドレス種別情報と
    前記ブロック判定手段からのブロック情報とを比較し、
    その結果を出力する第1の手段と、 第1の手段に記憶された第2アドレスに対する規制の種
    別を複数のブロックに分けて記憶し、前記ブロック判定
    手段からのブロック情報と、固定長情報から抽出した前
    記第2アドレス種別情報によって定まる使用ブロックか
    ら規制の種別情報を出力する第2の手段と、 前記第1の手段と第2の手段との比較結果に基づき、デ
    ータの転送の規制の制御を行う規制制御手段とを設けた
    ことを特徴とするデータ伝送規制装置。
  8. 【請求項8】 前記ブロック判定手段は、更に、 受信した固定長情報から抽出した第1アドレスと第1ア
    ドレス種別情報と第2アドレス種別情報を保持する保持
    手段と、 前記第1アドレスをそのアドレス種別情報と共に記憶す
    る記憶する第1の記憶手段と、 記憶された前記第1ア
    ドレスが使用するブロックを特定するブロック情報を記
    憶する第2の記憶手段、前記保持手段に保持された第1
    アドレスと第1アドレス種別情報とを、前記第1の記憶
    手段に記憶された内容とを比較し、その結果を出力す
    る比較手段と、 前記比較手段からの比較結果の情報と、前記保持手段に
    保持された第2アドレス種別情報に基づき、使用するブ
    ロックを選択する選択手段とを備えたことを特徴とする
    請求項7記載のデータ伝送規制装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の手段は、更に、 固定長情報から抽出した第2アドレスと第2アドレス種
    別情報と前記ブロック判定手段からのブロック情報とを
    保持する保持手段と、 規制の対象となる第2アドレスと第2アドレス種別情報
    をブロック情報と共に記憶する記憶手段と、 前記保持手段と前記記憶手段と一致を比較し、その結果
    を出力する比較手段とを備えたことを特徴とする請求項
    7記載のデータ伝送規制装置。
  10. 【請求項10】 前記第2の手段は、更に、 固定長情報から抽出した前記第2アドレス種別情報を保
    持する保持手段と、 第1の手段に記憶された第2アドレスの規制の種別を記
    憶する複数の属性記憶手段と、 複数の属性記憶手段の
    うち、前記ブロック判定手段からのブロック情報により
    定まるブロックのうち、前記保持手段からの第2アドレ
    ス種別情報により特定される属性保持手段を選択し、そ
    の情報を出力する選択手段とを備えたことを特徴とする
    請求項7記載のデータ伝送規制装置。
  11. 【請求項11】 固定長パケットのヘッダにしたがって
    ルーティング処理し、加入者端末を収容する加入者イン
    タフェースへ固定長パケットの伝送の規制を制御するデ
    ータ伝送規制装置において、 前記加入者端末を収容する加入者線を識別する識別情報
    に対して、着信規制するパケットの発信元アドレスを記
    憶する第1の記憶部と、 前記発信元アドレスに対して、伝送規制の種別を記憶す
    る第2の記憶手段と、 宛先の加入者インタフェイスの識別情報をヘッダに格納
    したパケットを受信し、前記パケットから発信元アドレ
    スを抽出すると共に、前記第1の記憶手段に記憶された
    識別情報で定まる発信元アドレスとの比較を行う手段
    と、 前記比較結果に基づいて、前記第2の記憶手段に記憶さ
    れた伝送規制種別により着信規制の制御を行うことを特
    徴とするデータ伝送規制装置。
  12. 【請求項12】 固定長パケットのヘッダにしたがって
    ルーティング処理し、加入者端末を収容する加入者イン
    タフェースへ固定長パケットの伝送の規制を制御するデ
    ータ伝送規制装置において、 前記加入者端末を収容する加入者線を識別する識別情報
    に対して、着信規制するパケットの発信元アドレスを複
    数に分割して記憶する第1の記憶手段と、 前記発信元アドレスに対して、着信規制の種別を複数に
    分割して記憶する第2の記憶手段と、 宛先の加入者インタフェイスの識別情報をヘッダに格納
    したパケットを受信し、前記パケットから発信元アドレ
    スを抽出すると共に、前記宛先アドレスのアドレス種別
    にしたがって定まる第1の記憶手段に記憶された識別情
    報で定まる発信元アドレスとの比較を行う手段と、 前記比較結果に基づいて、前記宛先アドレスのアドレス
    種別にしたがって定まる第2の記憶手段に記憶された着
    信規制の種別により着信規制の制御を行うことを特徴と
    するデータ伝送規制装置。
JP22833696A 1995-09-01 1996-08-29 データ伝送規制装置 Withdrawn JPH09130428A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001054352A1 (fr) * 2000-01-21 2001-07-26 Fujitsu Limited Procede et dispositif de transfert de trame a longueur variable
JP2009284492A (ja) * 2003-09-30 2009-12-03 Nokia Corp 通信ネットワーク間のセキュアな通信を提供する方法及びシステム
US7974276B2 (en) 1998-02-23 2011-07-05 Alcatel-Lucent Usa Inc. System and method for providing advanced calling features to a packet network-based communication device and packet network employing the same

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