JPH09128807A - 光ディスク - Google Patents

光ディスク

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JPH09128807A
JPH09128807A JP7284244A JP28424495A JPH09128807A JP H09128807 A JPH09128807 A JP H09128807A JP 7284244 A JP7284244 A JP 7284244A JP 28424495 A JP28424495 A JP 28424495A JP H09128807 A JPH09128807 A JP H09128807A
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JP
Japan
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optical disc
reflectance
transmittance
changing layer
layer
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Application number
JP7284244A
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English (en)
Inventor
Masumi Ono
真澄 小野
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Sony Corp
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 超高密度情報記録光ディスクにおいて記録情
報の分解能を改善することを目的とする。 【解決手段】 光ディスクは透明基板と光の照射によっ
て光の透過率が変化する透過率変化層とを含む。透過率
変化層における光の透過率の変化によって光ディスクの
反射率は高い反射率RU と低い反射率RD とに変化す
る。この反射率の比がRU /RD ≧8であると良好な分
解能が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ディスクに関し、
より詳細には、超高密度情報記録可能な光ディスクに関
する。
【0002】
【従来の技術】情報記録媒体としてディジタルオーディ
オディスク(所謂コンパクトディスク)、ビデオディス
ク等の光ディスクが知られている。光ディスクでは情報
は円周方向のトラックに沿って形成された位相ピットと
して記録される。位相ピットは典型的にはトラックに沿
って不連続的に形成された多数の微小な凹部又は凸部で
ある。従ってトラックに沿って位相ピットと位相ピット
が存在しない部分(ランドと称する。)が交互に存在す
る。
【0003】光ディスクより情報を再生する場合、回転
中の光ディスクにレーザ光が照射される。レーザ光がラ
ンドに照射されると、レーザ光はそのまま反射される
が、位相ピットに照射されると回折作用が起き、回折光
は両側に分散される。位相ピットからの回折光とランド
からの反射光は受光器によって検出される。
【0004】受光器によって検出される回折光の強度は
ランドからの反射光の強度に比べて十分小さい。従って
受光器は位相ピットからの回折光とランドからの反射光
を識別することができる。受光器は受光量を電流信号に
変換する。こうして位相ピットとランドは符号化され
る。
【0005】光ディスクの記録密度を高くするためには
位相ピットの長さt及びピッチpを小さくすればよい。
しかしながら、情報再生の分解能は照射スポット径Dに
依存する。符号間干渉なしに位相ピットとランドを識別
するためには、照射スポット径Dは位相ピットのピッチ
pより十分小さくなければならない。従って、光ディス
クの記録密度を高くするために位相ピットの長さt及び
ピッチpを小さくすると、照射スポット径Dを小さくし
なければならない。
【0006】照射スポット径Dは一般に光源の波長λと
対物レンズの開口数NAの比λ/NAに比例する。従っ
て、照射スポット径Dを小さくするためには、光源の波
長λを短波長化するか又は対物レンズの開口数NAを大
きくすればよいが、様々な理由でそれは困難である。
【0007】照射スポット径Dに対して位相ピットのピ
ッチpが十分小さい超高密度情報記録光ディスクが製造
されそれより情報を再生する試みがなされている。これ
は超高分解能又は超高解像度(スーパーレゾルーショ
ン:SR)情報再生と称され、その例が、例えば本願出
願人と同一の出願人によって出願された特願平2−94
452号、特願平2−291773号及び特願平3−2
49511号に示されている。これらの概略を以下に説
明する。
【0008】図4は照射スポット径Dに対して位相ピッ
トのピッチpが十分小さい超高密度情報記録光ディスク
の構成例であり、光ディスクを直径方向の垂直面で切断
した断面を示す。図4Aに示す光ディスクは位相ピット
11Pが形成された透明な基板11とその上側に配置さ
れた透過率変化層(反射率変化層)13とを有する。透
過率変化層13は、レーザ光が照射されると、例えば、
それによって温度が上昇すると、可逆的に光の透過率
(反射率)が著しく変化する物質よりなる。
【0009】図4Bに示す例では、透過率変化層(反射
率変化層)13の上下両側に透明な誘電体保護層12、
14が設けられ、更に反射層15が形成されている。従
ってこの光ディスクは透明な基板11と第1の誘電体保
護層12と透過率変化層13と第2の誘電体保護層14
と反射層15とを有する。
【0010】図5を参照して超高分解能又は超高解像度
情報再生の原理を説明する。図5Aは光ディスクの情報
記録面の部分拡大平面図である。トラック101に沿っ
て多数の微小な位相ピット103が形成されている。図
示のように位相ピット103の長さをD、ピッチをpと
する。レーザ光による照射スポット201がトラック1
01に沿って矢印A方向に走査されると仮定する。実際
には光ディスクが回転するから、照射スポット201に
対して位相ピット103が移動するが、説明の都合上こ
のように仮定する。
【0011】光ディスク上の照射スポット201が照射
された部分はレーザ光によって加熱されるが、照射スポ
ット201は矢印A方向に走査されているため、照射ス
ポット201の部分よりも照射スポット201が通過し
た直後の部分が最も温度が高い。ここでは所定のしきい
値温度、例えは融点MPより高温となった高温部分20
2を楕円で示す。
【0012】図5Bは光強度と温度分布をトラック方向
に2次元的に示したものである。曲線301は光ディス
クの表面の照射スポット201における光強度の分布を
示し、曲線302は透過率変化層13の温度分布を示
す。
【0013】図5Cは透過率変化層13の物質の反射率
の変化を示したものである。この物質は温度変化によっ
て反射率が変化する。反射率は高温部分202では著し
く高くなり、高温部分202以外の領域、即ち、より温
度が低い領域では著しく低くなる。従って、照射スポッ
ト201のうち高温部分202より反射光が検出され
る。即ち、照射スポット201の領域と高温部分202
の領域の共通部分(編み目部分)203より反射光が検
出される。斯かる共通部分(編み目部分)203が実質
的な照射スポットであり、ここではこれを正味照射スポ
ットと称する。
【0014】図5Dは透過率変化層13に使用される他
の物質の反射率の変化を示したものである。この物質の
反射率は高温部分202では著しく低くなり、高温部分
202以外の領域、即ち、より温度が低い領域では著し
く高くなる。例えば、この物質は常温で高い反射率を有
する。従って、照射スポット201のうち高温部分20
2以外の領域204より反射光が検出される。即ち、照
射スポット201の領域より高温部分202の領域を除
いた部分204より反射光が検出される。この部分20
4が実質的な照射スポットであり、これが正味照射スポ
ットである。
【0015】光ディスクの位相ピットの分解能に寄与す
るのは実際の照射スポット201ではなく正味照射スポ
ット203、204のトラック方向の径である。図5に
示す例では、正味照射スポット203、204の径は照
射スポット201の略半分であり、従って位相ピットの
ピッチpが通常の半分であっても分解可能である。即
ち、分解能は2倍となる。
【0016】一般に正味照射スポット203、204の
径は、照射スポット201と高温部分202の領域の関
係によって決まる。従って、透過率変化層13の物質及
び周囲の熱伝導条件を適当に選択することによって、正
味照射スポット203、204の径を所望の値に選択す
ることができる。これは、例えば、誘電体保護層12、
14を設け、その厚さを所定の値に選択することによっ
てなされてよい。
【0017】温度によって反射率(透過率)が著しく変
化する物質として、相変化に伴って反射率(透過率)が
著しく変化するものがある。相変化として、例えば、結
晶、アモルファス、溶融状態等の間の相変化がある。典
型的には融点MPをしきい値として反射率(透過率)が
変化する。図5Cの曲線にて示すように、結晶(固相)
では反射率が低いが、溶融状態(液相)では反射率が高
くなる物質の場合と、図5Dの曲線にて示すように、結
晶(固相)では反射率が高いが、溶融状態(液相)では
反射率が低くなる物質とがある。前者をRAD(REA
R APERTURE DETECTION)型といい
後者をFAD(FRONT APERTURE DET
ECTION)型という。
【0018】透過率変化層(反射率変化層)として相変
化物質以外に各種有機色素、干渉フィルタ等が使用され
る。例えば有機色素材料は照射光の光強度によって反射
率(透過率)が変化する。この場合、正味照射スポット
径は、図5Bの光強度曲線301にて光強度が所定のし
きい値より大きい領域であり、実際の照射スポット径2
01より小さい。尚、詳細は上記出願を参照されたい。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】透過率変化層13の反
射率の温度特性は、図5C及び図5Dに示した例のよう
に、次のような特徴を有することが好ましい。(1)温
度が所定のしきい値を超えると反射率が著しく変化す
る。(2)反射率の変化量が大きい。
【0020】反射率の変化量は比又は偏差によって表さ
れる。例えば、図5C及び図5Dにおいて高い反射率を
U 、低い反射率をRD とする。反射率の比はγ=RU
/R D であり、反射率の偏差はΔR=RU −RD であ
る。斯かる反射率の比γ又は偏差ΔRが大きいと分解能
が向上する。
【0021】本発明は斯かる点に鑑み、透過率変化層を
有する超高密度情報記録光ディスクにおいて記録情報の
分解能を改善することを目的とする。
【0022】本発明は斯かる点に鑑み、透過率変化層を
有する超高密度情報記録光ディスクにおいて透過率変化
層における反射率の比を大きくすることを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明によると、透明基
板と光の照射によって光の透過率が変化する透過率変化
層とを含む光ディスクにおいて、上記透過率変化層にお
ける光の透過率の変化によって光ディスクの反射率は高
い反射率RU と低い反射率RD とに変化し、その比がR
U /RD ≧8となることを特徴とする。
【0024】上記透過率変化層は所定の温度をしきい値
として光の透過率が変化する。上記しきい値は700°
〜500°の温度範囲にある。上記透過率変化層は相変
化材料よりなる。上記透過率変化層は結晶状態と溶融状
態の間で相変化し、結晶化速度が500ns以下であ
る。上記透過率変化層はGe2 Sb2 Te5 を含む。
【0025】本発明によると、光ディスクにおいて、上
記透過率変化層は所定の光度をしきい値として光の透過
率が変化する。上記透過率変化層は有機色素材料を含
む。
【0026】本発明によると、光ディスクにおいて、上
記透過率変化層の上面と下面の少なくとも一方に誘電体
保護層が設けられている。上記誘電体保護層の厚さを所
定の値にすることによって光ディスクの高い反射率RU
と低い反射率RD の比がRU/RD ≧8となるように構
成されている。
【0027】
【発明の実施の形態】以下に図1を参照して本発明の実
施例について説明する。本発明の超高密度情報記録光デ
ィスクの第1の例は図1Aに示すように再生専用であ
り、透明基板11と第1の誘電体保護層12と透過率変
化層(反射率変化層)13と第2の誘電体保護層14と
反射層15と第3の誘電体保護層16とを有する。
【0028】これらの層の物質及び厚さは次のようであ
る。 透明基板11 ガラス2P 第1の誘電体保護層12 ZnS−SiO2 65nm 透過率変化層(反射率変化層)13 Ge2 Sb2 Te5 18nm 第2の誘電体保護層14 ZnS−SiO2 180nm 反射層15 Dy(ディスプロシウム)150nm 第3の誘電体保護層16 ZnS−SiO2 400nm
【0029】透過率変化層(反射率変化層)13として
使用したGe2 Sb2 Te5 は温度によって相及び反射
率が変化し、図5Dに示す如きFAD型の特性を有す
る。Ge2 Sb2 Te5 の融点は600°C、結晶化温
度は172°C、結晶化速度は50nsecである。
【0030】この光ディスクの反射率Rを測定した。G
2 Sb2 Te5 が結晶状態のときは高反射率RU =1
2.5%となり、溶融状態では低反射率RD =1.6%
となった。従ってこの光ディスクの反射率比はRU /R
D =8である。
【0031】この超高密度情報記録光ディスクに通常の
光ディスクの6倍の密度の位相ピットを形成した。また
この超高密度情報記録光ディスクより超高密度情報記録
再生装置によって超解像度情報再生を行った。この超高
密度情報記録再生装置の性能及び結果は次の通りであ
る。
【0032】 レーザ光源 波長λ=532nm 集光用対物レンズ 開口数=0.52 線速度 6m/sec 再生パワー 2〜4mW ビットエラー 約10-5
【0033】正確な記録再生を達成するためにはビット
エラーが10-5以下であることが必要である。従ってこ
の結果は良好であることがわかる。
【0034】光ディスクの反射率Rを変化させるために
第1の誘電体保護層12、即ち、ZnS−SiO2 の厚
さを変化させた。先ず第1の誘電体保護層12の厚さを
増加させて70nmとした。光ディスクの反射率Rは、
Ge2 Sb2 Te5 が結晶状態のときは高反射率RU
18%となり、溶融状態では低反射率RD =2.6%と
なった。従ってこの光ディスクの反射率比はRU /RD
=7である。この光ディスクを同一条件で再生したら、
ビットエラーが約10-3となった。この結果は正確な記
録再生を達成するために不十分である。
【0035】次に、第1の誘電体保護層12、ZnS−
SiO2 の厚さを65nm以下にして同様な実験を行っ
た。その結果、光ディスクの反射率比はRU /RD ≧8
となり、ビットエラーは約10-5以下となった。結果は
良好である。
【0036】これらの結果より、ビットエラーが10-5
以下となることを達成するためには光ディスクの反射率
比はRU /RD ≧8でなければならないことが明らかで
ある。それによって正確な情報再生が可能となる。
【0037】次に図1Bを参照して本発明による超高密
度情報記録光ディスクの他の例について説明する。この
超高密度情報記録光ディスクは記録及び再生が可能であ
る、即ち、使用者による情報の書き込みが可能に構成さ
れている。この超高密度情報記録光ディスクは透明基板
11と第1の誘電体保護層12と透過率変化層(反射率
変化層)13と第2の誘電体保護層14と情報記録層1
7と反射層15とを有する。
【0038】使用者によって情報記録層17に情報が書
き込まれることができる。従って透明基板11には情報
は記録されていない。情報記録層17に使用される材料
には相変化材料、色素材料等が知られている。情報記録
層17に書き込まれた情報は、消去可能又は消去不可能
である。
【0039】尚、図2及び図3に本発明による超高密度
情報記録光ディスクの更に他の例を示す。図2には図1
Aに示した再生専用の超高密度情報記録光ディスクの他
の例を示し、図3には図1Bに示した記録及び再生が可
能な超高密度情報記録光ディスクの他の例を示す。この
ように、本発明による超高密度情報記録光ディスクは、
その高低の反射率比がRU /RD ≧8である限りどのよ
うな構成であってよもい。例えば、図4に示した従来の
光ディスクの構成と同様であってもよい。
【0040】本例の光ディスクの透過率変化層13とし
て、相変化材料又は有機色素材料が用いられてよい。相
変化材料は所定のしきい値温度より高い温度となったと
き結晶構造から溶融構造に可逆的に変化する。相変化材
料は冷却時に溶融状態から結晶に変化するが、このと
き、相分離等の組成変化や偏析が生ずることがないこと
が望ましい。またその結晶の種類が少なく且つその結晶
の組成は化合物組成に近い組み合わせとなるものが好ま
しい。
【0041】相変化材料の融点が高すぎると加熱時に周
囲の保護層又は透明層に熱的負担が生じる。従って融点
は700°以下、例えば、700°〜500°の範囲で
あることが好ましい。
【0042】結晶化に要する時間について考察する。例
えば、光ディスクの線速度が2〜20m/sec、光デ
ィスクの情報記録層上のビーム照射スポットの直径Dが
1μmであると、ビームの照射時間は50〜500ns
ecとなる。従って結晶化速度は500nsec以下で
なければならない。
【0043】相変化材料は3元合金、上述の例のよう
に、Ge2 Sb2 Te5 が用いられてよい。尚、それ以
外に単体カルコゲン及びカルコゲン化合物が使用されて
よい。例えば、Au、Al、Ag、Bi、Cu、Cr、
Co、Cd、Ce、Cs、Dy、Fe、Ge、Gd、G
a、Hf、In、K、La、Li、Mn、Mo、Ni、
Nb、Nd、Na、Os、Pd、Pr、Pb、Ru、R
h、Rb、Sn、Sb、Si、Sm、Sc、Se、T
e、Ti、Tb、Ta、Tl、V、W、Y、Zn、Zr
のうちの1種類以上の元素を組み合わせた合金であって
よい。
【0044】このような合金として他に、SbSe系、
SbSeSi系、InSe系、InSeSi系、AgI
nTeSb系、AsTeGe系、TeGeSn系、Te
GeSnO系、TeSe系、SnTeSe系、TeGe
SnAu系、SbTeSe系、InSeTl系、InS
b系、InSbSe系、AgZn合金、CuAlNi合
金、InSeTlCo系、SiTeSn系、TeOx
(0≦x≦2)等の低酸化物がある。
【0045】透過率変化層13として用いられる有機色
素材料には、所定のしきい値温度より高い温度となった
ときに透過率が変化するサーモクロミック材料と所定の
しきい値光度より高い光度となったときに透過率が変化
するフォトクロミック材料がある。サーモクロミック材
料にはポリアセン類、フタロシアニン類、ナフタロシア
ニン類、ジフタロシアニン類、ジナフタロシアニン類、
スピロピラン系色素、ラクトン系色素、フルオラン系色
素等があり、フォトクロミック材料にはキサンテン系色
素、アゾ系色素、シアニン系色素等がある。
【0046】透明基板11としてガラス2P以外にポリ
カーボネートが用いられてよい。しかしながら、PMM
A等のアクリル系樹脂が使用されてよい。また、誘電体
保護層12、14、16として上述のようにZnS−S
iO2 混合体が用いられてよい。しかしながら、使用す
るレーザ光の波長領域にて吸収率の低い材料であればよ
く、例えば、Al、Si等の金属又は半導体元素の窒化
物、酸化物、硫化物等であってよい。
【0047】反射層15は金属反射膜によって構成され
る。斯かる金属として、上述のDy(ディスプロシウ
ム)が好ましい。しかしながら、Al、Au、Ag、B
iSe4 又はこれらとTi、Cr等との合金であってよ
い。
【0048】
【発明の効果】本発明によると、再生専用の超高密度情
報記録光ディスクにおいて、情報を完全に且つ正確に再
生することができる利点を有する。
【0049】本発明によると、再生専用の超高密度情報
記録光ディスクにおいて、情報を完全に且つ正確に再生
することができるから、ユーザ使用領域を実質的に拡大
することができる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による超高密度情報記録光ディスクの構
成例を示す図である。
【図2】本発明による超高密度情報記録光ディスクの他
の構成例を示す図である。
【図3】本発明による超高密度情報記録光ディスクの他
の構成例を示す図である。
【図4】従来の超高密度情報記録光ディスクの構成例を
示す図である。
【図5】超高解像度情報記録再生の原理を説明するため
の説明図である。
【符号の説明】
11 透明基板 12 誘電体保護層 13 透過率変化層(反射率変化層) 14 誘電体保護層 15 反射層 16 誘電体保護層 17 情報記録層

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明基板と光の照射によって光の透過率
    が変化する透過率変化層とを含む光ディスクにおいて、
    上記透過率変化層における光の透過率の変化によって光
    ディスクの反射率は高い反射率RU と低い反射率RD
    に変化し、その比がRU /RD ≧8となることを特徴と
    する光ディスク。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光ディスクにおいて、上
    記透過率変化層は所定の温度をしきい値として光の透過
    率が変化することを特徴とする光ディスク。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の光ディスクにおいて、上
    記しきい値は700°〜500°の温度範囲にあること
    を特徴とする光ディスク。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3記載の光ディスクに
    おいて、上記透過率変化層は相変化材料よりなることを
    特徴とする光ディスク。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の光ディスクにおいて、上
    記透過率変化層は結晶状態と溶融状態の間で相変化し、
    結晶化速度が500ns以下であることを特徴とする光
    ディスク。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3、4又は5記載の光デ
    ィスクにおいて、上記透過率変化層はGe2 Sb2 Te
    5 を含むことを特徴とする光ディスク。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の光ディスクにおいて、上
    記透過率変化層は所定の光度をしきい値として光の透過
    率が変化することを特徴とする光ディスク。
  8. 【請求項8】 請求項1、2、3又は7記載の光ディス
    クにおいて、上記透過率変化層は有機色素材料を含むこ
    とを特徴とする光ディスク。
  9. 【請求項9】 請求項1、2、3、4、5、6、7又は
    8記載の光ディスクにおいて、上記透過率変化層の上面
    と下面の少なくとも一方に誘電体保護層が設けられてい
    ることを特徴とする光ディスク。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の光ディスクにおいて、
    上記誘電体保護層の厚さを所定の値に選択することによ
    って光ディスクの高い反射率RU と低い反射率R D の比
    がRU /RD ≧8となるように構成されていることを特
    徴とする光ディスク。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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