JPH09128728A - サスペンション装置、スライダ−サスペンションアセンブリ及びアセンブリキャリッジ装置 - Google Patents

サスペンション装置、スライダ−サスペンションアセンブリ及びアセンブリキャリッジ装置

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JPH09128728A
JPH09128728A JP30228295A JP30228295A JPH09128728A JP H09128728 A JPH09128728 A JP H09128728A JP 30228295 A JP30228295 A JP 30228295A JP 30228295 A JP30228295 A JP 30228295A JP H09128728 A JPH09128728 A JP H09128728A
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治幸 森田
Akihiro Takei
明博 武井
Ichiro Takadera
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入出力信号線の接続によって磁気ヘッド
スライダの浮上特性に影響が生じないと共に入出力信号
線の電気抵抗を低くすることができるサスペンション装
置、スライダ−サスペンションアセンブリ及びアセンブ
リキャリッジ装置を提供する。 【解決手段】 磁気ヘッドスライダを一方の端部近傍で
担持するための可撓性のフレクシャー部と、このフレク
シャー部を支持するロードビーム部とを含むサスペンシ
ョン装置において、フレクシャー部には一端を磁気ヘッ
ドスライダに電気的に接続するための接続導体が薄膜パ
ターンとして形成されており、フレクシャー部の他端
は、接続導体の他端と共に少なくともロードビーム部の
基部の位置まで伸長している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転する磁気ディ
スク又は光磁気ディスク上を磁気ヘッドスライダが低浮
上量で浮上して記録再生を行う磁気ディスク装置又は光
磁気ディスク装置におけるサスペンション装置、スライ
ダ−サスペンションアセンブリ及びアセンブリキャリッ
ジ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ヘッドスライダの支持装置であるサ
スペンション装置は、磁気ヘッドスライダをその一端部
に担持しており、この磁気ヘッドスライダを磁気ディス
ク表面に向けて押圧する。磁気ディスクの回転によって
磁気ヘッドスライダと磁気ディスクとの間の空気流によ
って揚力が生じ、この揚力とサスペンション装置の押圧
力との釣り合いによって磁気ヘッドスライダは微小間隙
を保持しながら磁気ディスク上を相対的に移動可能とな
り、これによって磁気情報又は光磁気情報の記録再生が
行われることとなる。
【0003】公知のサスペンション装置として、特公昭
58−22827号公報には、剛性アーム部に一端が取
り付けられた支持体と、この支持体の先端に取り付けら
れ磁気ヘッドスライダを担持するための可撓性指部とを
備えた基本的なサスペンション装置が記載されている。
このようなサスペンション装置は、ハッチンソン社(H
utchinson Technology In
c.)よりT−8又はT−19なる型式で販売されてお
り、広く使用されている。
【0004】一般に、磁気ヘッドスライダは、このよう
な構造のサスペンション装置の可撓性のフレクシャー部
に担持されており、信号の入出力線としては複数のワイ
ヤが用いられる。即ち、各ワイヤの一端が磁気ヘッドス
ライダの各信号端子に接続され、他端が磁気ディスク装
置又は光磁気ディスク装置中の記録再生信号用の集積回
路素子より延びたフレキシブルプリント基板(FPC)
に設けられた各端子に接続される。
【0005】近年、磁気ヘッドスライダの浮上量は0.
1μm以下と非常に微小となり、磁気ヘッドスライダ自
体も大幅に小型化されていると共に、磁気ヘッドスライ
ダを磁気ディスク表面に向けて弾性的に押圧する力もか
なり小さくなってきている。このような小型化された磁
気ヘッドスライダを用いる場合、入出力信号用のワイヤ
の剛性がスライダの浮上特性に大きな影響を与える恐れ
がある。特に、スライダのロール方向の動きに対する影
響が大きくなる。また、磁気ヘッドスライダが小型化す
ると、その各信号端子へのワイヤの接続作業が非常に難
しくなる。
【0006】さらに、前述のごとく磁気ヘッドスライダ
から延びた複数のワイヤの他端はFPCに設けられた複
数の端子にそれぞれ接続されるが、この接続作業は人手
により1本1本行う必要があるため、作業員の熟練を要
すると共に作業効率が非常に悪い。
【0007】このような不都合を解消するため、特開平
5−282642号公報に開示されたサスペンション装
置では、フレクシャーとロードビームとからなるサスペ
ンションのフレクシャー上に薄膜パターンによる端子導
出部を形成することにより、スライダの小型化に伴うス
ライダとワイヤとの接続作業の煩雑さを回避し、またワ
イヤ自体の剛性による浮上量変動や装置の耐久性低下を
解消しようとしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの公知
のサスペンション装置によると、薄膜パターンを設けた
フレクシャーは磁気ヘッドスライダが装着されるロード
ビームの先端部のわずかな部分にのみ設けられており、
外部回路とのこの薄膜パターンとの接続にはやはりワイ
ヤが用いられているため、次のような問題が生じてしま
う。
【0009】信号線の電気抵抗を低くするために外部回
路との接続に用いられるワイヤの径を大きくすると、小
型化された磁気ヘッドスライダの浮上特性にやはり大き
な影響を与えてしまい、これを避けるために径の小さい
ワイヤを用いると、電気抵抗が高くなってしまう。
【0010】さらに、薄膜パターンとワイヤの一端との
接続及びワイヤの他端と記録再生信号用の集積回路素子
より延びたFPCのケーブル端子との接続という二重の
接続作業が必要であるため、作業工程がその分複雑とな
り、しかもワイヤの接続作業を人手により1本1本行う
必要があるため作業員の熟練を要すると共に作業効率が
非常に悪い。小型化された磁気ヘッドスライダの浮上特
性に与える影響を避けるために径の小さいワイヤを用い
た場合、このワイヤの接続作業工程においてワイヤの断
線を起こす危険性が増し、ますます作業効率が悪くなっ
てしまう。
【0011】従って本発明の目的は、入出力信号線の接
続によって磁気ヘッドスライダの浮上特性、特にロール
方向の動きに影響が生じないと共に入出力信号線の電気
抵抗を低くすることができるサスペンション装置、スラ
イダ−サスペンションアセンブリ及びアセンブリキャリ
ッジ装置を提供することにある。
【0012】本発明の他の目的は、入出力信号線の接続
作業が容易であり、その接続に伴う製造コストを低減化
することのできるサスペンション装置、スライダ−サス
ペンションアセンブリ及びアセンブリキャリッジ装置を
提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、磁気ヘッドス
ライダを一方の端部近傍で担持するための可撓性のフレ
クシャー部と、フレクシャー部を支持するロードビーム
部とを含むサスペンション装置に関するものである。特
に、本発明によれば、フレクシャー部には一端を磁気ヘ
ッドスライダに電気的に接続するための接続導体が薄膜
パターンとして形成されており、フレクシャー部の他端
は、接続導体の他端と共に少なくともロードビーム部の
基部の位置まで伸長している。
【0014】本発明は、また、磁気ヘッドスライダと、
磁気ヘッドスライダを一方の端部近傍で担持している可
撓性のフレクシャー部と、フレクシャー部を支持するロ
ードビーム部とを含むスライダ−サスペンションアセン
ブリにも関するものである。前述の場合と同様に、本発
明によれば、フレクシャー部には一端が磁気ヘッドスラ
イダに電気的に接続された接続導体が薄膜パターンとし
て形成されており、フレクシャー部の他端は、接続導体
の他端と共に少なくともロードビーム部の基部の位置ま
で伸長している。
【0015】フレクシャー部には薄膜パターンによる接
続導体が設けられており、その一端は磁気ヘッドスライ
ダに電気的に接続され、他端はフレクシャー部の他端と
共に少なくともロードビーム部の基部の位置まで伸長し
ている。これにより、接続導体の他端は、記録再生信号
用の電子回路に一端が接続されたFPCによる接続ケー
ブルの他端に接続されたケーブル端子と、ワイヤを介在
させることなしに直接的に接続可能となる。その結果、
入出力信号線の接続によって磁気ヘッドスライダの浮上
特性、特にロール方向の動きに影響が生じないと共に入
出力信号線の電気抵抗を低くすることができる。特に、
小型の磁気ヘッドスライダにおいてこの効果は顕著であ
る。また、磁気ヘッドスライダの信号端子数が多い場合
は入出力信号線の数も多くなるため、この効果はより大
きなものとなる。しかも、入出力信号線の接続作業が容
易であり、自動化も可能であるため、その接続に伴う製
造コストを低減化することができる。さらにフレクシャ
ー部がロードビーム部のほぼ全長に渡って取り付けられ
ることとなるため、ダンパー効果の増大も期待できる。
【0016】フレクシャー部の他端は、接続導体の他端
と共にロードビーム部の基部の側部に位置していてもよ
いし、又はロードビーム部の基部を越えて伸長していて
もよい。
【0017】フレクシャー部は、その他端部に接続導体
の他端に電気的に接続された接続端子を有していること
が好ましい。
【0018】フレクシャー部の上述の他端は、ロードビ
ーム部の基部に固着されていてもよいし、又はロードビ
ーム部の基部から解放された自由端であってもよい。
【0019】磁気ヘッドスライダが、接続導体の一端に
接続された少なくとも4つの信号端子と、2mm2 以下
の面積の浮上面とを有していることも好ましい。
【0020】本発明によれば、さらに、上述したスライ
ダ−サスペンションアセンブリのロードビーム部の基部
が固着された駆動アームと、複数のこの駆動アームを有
するキャリッジ部と、キャリッジ部を回動駆動するアク
チュエータと、記録再生信号用の電子回路に一端が接続
されており、接続導体の他端に接続されたケーブル端子
を他端に有するフレキシブルプリント基板による接続ケ
ーブルとを備えたアセンブリキャリッジ装置が提供され
る。
【0021】この場合、フレクシャー部はその他端部に
接続導体の他端が接続された接続端子を有しており、こ
の接続端子にFPCの上述のケーブル端子が接続されて
いることが好ましい。
【0022】上述の接続端子は、フレクシャー部の他端
と共にロードビーム部の基部の側部に位置していてもよ
いし、又はフレクシャー部の他端と共にロードビーム部
の基部を越えてキャリッジ部まで伸長していてもよい。
【0023】
【発明の実施の形態】以下図面を用いて本発明の実施形
態を詳細に説明する。
【0024】図2は、本発明の一実施形態におけるサス
ペンション装置を用いた磁気ディスク装置の要部の構成
を概略的に示す斜視図である。
【0025】同図において、20は軸21の回りを回転
する複数の磁気ディスク媒体、22は磁気ヘッドスライ
ダをトラック上に位置決めするためのアセンブリキャリ
ッジ装置をそれぞれ示している。アセンブリキャリッジ
装置22は、軸23を中心にして回動可能なキャリッジ
24と、このキャリッジ24を回動駆動する例えばボイ
スコイルモータ(VCM)からなるアクチュエータ25
とから主として構成されている。
【0026】キャリッジ24には、軸23の方向にスタ
ックされた複数の駆動アーム26の基部が取り付けられ
ており、各駆動アーム26の先端部にはサスペンション
装置27が固着されている。サスペンション装置27の
先端部には磁気ヘッドスライダ28が固着されている。
サスペンション装置27に磁気ヘッドスライダ28を取
り付けて構成されるスライダ−サスペンションアセンブ
リは、各磁気ディスク媒体20の表面に対して各磁気ヘ
ッドスライダ28が対向するように駆動アーム26の先
端部に設けられている。最上部及び最下部の駆動アーム
26には1つのサスペンション−スライダアセンブリが
それぞれ設けられており、隣接する磁気ディスク間に挿
入される駆動アーム26には2つのサスペンション−ス
ライダアセンブリが上下に設けられている。
【0027】図示してない記録再生信号用の集積回路素
子に接続されたフレキシブルプリント基板(FPC)2
9による接続ケーブルの各分岐先端部がこのキャリッジ
24の各駆動アーム26の先端部まで延びている。
【0028】図1は、本発明の一実施形態として、図2
のサスペンション装置27の構成を示す平面図である。
【0029】同図において、10は磁気ヘッドスライダ
28(図2)を一方の端部に設けられた舌部10aで担
持するための可撓性のフレクシャー部、11はフレクシ
ャー部10を支持固着するロードビーム部、12はロー
ドビーム部11の基部に固着されたベースプレート部を
それぞれ示している。フレクシャー部10の他端は、本
実施形態では、ベースプレート部12の前側(磁気ヘッ
ドスライダ側)エッジの側部に位置している。
【0030】フレクシャー部10は、本実施形態では、
厚さ約25μmのステンレス鋼板(例えばSUS304
TA)によって構成されている。このようにフレクシャ
ー部10をステンレス鋼板で構成することにより、フレ
クシャー部全体を樹脂で構成した場合のように、スライ
ダの取り付け面の平面度が悪かったり、駆動アームへの
取り付け面とスライダの取り付け面とのなす角度の分布
が大きくなる等の不具合が生じない。
【0031】このフレクシャー部10上には、入出力信
号線として、薄膜パターンによる4本の接続導体13〜
16がその全長に渡って形成されている。フレクシャー
部10の両端部の上には、磁気ヘッドスライダ28(図
2)に直接接続される接続端子13a〜16aとFPC
29(図2)による接続ケーブルに直接接続される接続
端子13b〜16bとがそれぞれ設けられている。これ
ら接続端子13a〜16a及び接続端子13b〜16b
は、接続導体13〜16によってそれぞれ互いに電気的
に接続されている。
【0032】薄膜パターンは、金属薄板上にプリント基
板を作成するのと同じ公知のパターニング方法で形成さ
れる。即ち、図示されていないが、厚さ約5μmのポリ
イミド層(下部絶縁層)、パターン化された厚さ約4μ
mの銅層(導体層)及び厚さ約5μmのポリイミド層
(上部絶縁層)をこの順序でフレクシャー部10上に積
層することによって形成されている。ただし、接続端子
13a〜16a及び接続端子13b〜16bの部分は、
銅層上にニッケル層、金層が積層形成されており、その
上に上部絶縁層は形成されない。なお、図1には、理解
を容易にするため、接続導体13〜16が実線で表わさ
れている。
【0033】ロードビーム部11は、約62〜76μm
のステンレス鋼板で構成されており、フレクシャー部1
0をその全長に渡って支持している。ただし、フレクシ
ャー部10とロードビーム部11との固着は、複数の溶
接点17によってなされている。本実施形態では、ロー
ドビーム部11に、ベースプレート部12の側部に突出
する耳部11aが設けられており、この耳部11aの上
にフレクシャー部10の端部及び接続端子13b〜16
bが固定されている。
【0034】ベースプレート部12は、ステンレス鋼又
は鉄で構成されており、ロードビーム部11の基部に溶
接点18によって固着されている。このベースプレート
部12を固定することによって、本サスペンション装置
27は駆動アーム26(図2)の先端部に取り付けられ
る。なお、ベースプレート部を別個に設けず、ロードビ
ーム部11の基部をベースプレート部として構成しても
よい。
【0035】図3は、図1のサスペンション装置におけ
るフレクシャー部10の先端部に設けられた接続端子1
3a〜16aと磁気ヘッドスライダ28の信号端子との
接続構造の一例を表わす斜視図である。
【0036】この例は磁気ヘッドスライダ28が4つの
信号端子30〜33を有しており、その浮上面の面積が
1.25mm2 の場合である。同図からも明らかのよう
に、磁気ヘッドスライダ28の各信号端子30〜33
は、フレクシャー部10の先端部に設けられた接続端子
13a〜16aに、金のボールボンディングによってそ
れぞれ接続されている。
【0037】次に、本実施形態におけるフレクシャー部
10の接続導体13〜16とFPC29による接続ケー
ブルとの接続構造について、図4〜図6を用いて説明す
る。図4はアセンブリキャリッジ装置22の構成を表わ
す側面図、図5はFPC29の平面図、図6は1つのサ
スペンション装置のフレクシャー部の接続導体とFPC
による接続ケーブルとの接続構造を模式的に表わす図で
ある。
【0038】図4及び図6から明らかのように、各サス
ペンション装置27の接続導体13〜16の他端に電気
的に接続されている接続端子13b〜16bは、ベース
プレート部12の側部に、従ってサスペンション装置2
7を駆動アーム26に取り付けた場合にその駆動アーム
26の先端部に位置している。一方、記録再生信号用の
集積回路素子に一端が接続されたFPC29による接続
ケーブルの各分岐先端部も各駆動アーム26の先端部ま
で延びており、各分岐先端部には接続ケーブルの他端に
接続されたケーブル端子34〜37が設けられている。
【0039】従って、入出力信号線の接続は、各サスペ
ンション−スライダアセンブリについて、駆動アーム2
6の位置において、フレクシャー部10の接続端子13
b〜16bとFPC29のケーブル端子34〜37とを
半田等で直接的に接続するのみで完了することとなる。
【0040】このように、本実施形態によれば、接続導
体13〜16の他端に設けられた接続端子13b〜16
bが、記録再生信号用の電子回路に一端が接続されたF
PCによる接続ケーブルのケーブル端子に、ワイヤを介
在させることなしに直接的に接続可能となる。その結
果、入出力信号線の接続によって磁気ヘッドスライダの
浮上特性、特にロール方向の動き、に影響が生じないと
共に入出力信号線の電気抵抗を低くすることができる。
特に、小型の磁気ヘッドスライダにおいてこの効果は顕
著である。また、磁気ヘッドスライダの信号端子数が多
い場合は入出力信号線の数も多くなるため、この効果は
より大きなものとなる。
【0041】図7は、本実施形態におけるスライダ−サ
スペンションアセンブリと入出力信号線にワイヤを用い
た従来技術によるスライダ−サスペンションアセンブリ
との浮上量を測定した結果を比較して表わす分布図であ
る。同図においては、浮上量の(平均値)、(平均値−
3σ)及び(平均値+3σ)が本実施形態のアセンブリ
及び従来技術のアセンブリで表わされている。ただし、
(平均値−3σ)及び(平均値+3σ)の実線は本実施
形態のアセンブリの場合を表わしており、破線は従来技
術のアセンブリの場合を表わしている。また、σは標準
偏差であり、測定試料数は100である。
【0042】同図より、本実施形態のアセンブリの(平
均値−3σ)から(平均値+3σ)までの広がりは、従
来技術のアセンブリの広がりに比して30%程度狭くな
っており、浮上量のばらつきに関する特性が本実施形態
では格段に改善されていることが明らかとなっている。
【0043】しかも、本実施形態によれば、駆動アーム
の位置において、接続端子13b〜16bとケーブル端
子34〜37とを半田等で直接的に接続するという接続
作業を行うのみでよいため、入出力信号線の接続作業が
容易であり、自動化も可能であるから、その接続に伴う
製造コストを低減化することができる。
【0044】さらにフレクシャー部10がロードビーム
部11のほぼ全長に渡って取り付けられることとなるた
め、ダンパー効果の増大も期待できる。実際に、本実施
形態におけるスライダ−サスペンションアセンブリと、
従来技術によるスライダ−サスペンションアセンブリと
について振動特性を測定したが、従来技術によるアセン
ブリでは第2トーションモードのゲインが6dBである
のに対して本実施形態におけるアセンブリでは2dBの
ゲインであり、ダンパー効果の増大が確認できた。
【0045】図8は、本発明の他の実施形態におけるサ
スペンション装置の構成を示す平面図である。
【0046】同図において、110は磁気ヘッドスライ
ダ28(図2)を一方の端部に設けられた舌部110a
で担持するための可撓性のフレクシャー部、111はフ
レクシャー部110を支持固着するロードビーム部、1
12はロードビーム部111に固着されたベースプレー
ト部をそれぞれ示している。本実施形態では、ロードビ
ーム部111及びフレクシャー部110の他端(磁気ヘ
ッドスライダ側とは反対側の端)がベースプレート部1
12を越えて伸長している。
【0047】フレクシャー部110は、本実施形態で
は、厚さ約25μmのステンレス鋼板(例えばSUS3
04TA)によって構成されている。このようにフレク
シャー部110をステンレス鋼板で構成することによ
り、フレクシャー部全体を樹脂で構成した場合のよう
に、スライダの取り付け面の平面度が悪かったり、駆動
アームへの取り付け面とスライダの取り付け面とのなす
角度の分布が大きくなる等の不具合が生じない。
【0048】このフレクシャー部110上には、入出力
信号線として、薄膜パターンによる4本の接続導体11
3〜116がその全長に渡って形成されている。フレク
シャー部110の両端部の上には、磁気ヘッドスライダ
28(図2)に直接接続される接続端子113a〜11
6aとFPC29(図2)による接続ケーブルに直接接
続される接続端子113b〜116bとがそれぞれ設け
られている。これら接続端子113a〜116a及び接
続端子113b〜116bは、接続導体113〜116
によってそれぞれ互いに電気的に接続されている。
【0049】薄膜パターンは、金属薄板上にプリント基
板を作成するのと同じ公知のパターニング方法で形成さ
れる。即ち、図示されていないが、厚さ約5μmのポリ
イミド層(下部絶縁層)、パターン化された厚さ約4μ
mの銅層(導体層)及び厚さ約5μmのポリイミド層
(上部絶縁層)をこの順序でフレクシャー部110上に
積層することによって形成されている。ただし、接続端
子113a〜116a及び接続端子113b〜116b
の部分は、銅層上にニッケル層、金層が積層形成されて
おり、その上に上部絶縁層は形成されない。なお、図8
には、理解を容易にするため、接続導体113〜116
が実線で表わされている。
【0050】前述したようにベースプレート部112を
越えてその後方まで伸長しているロードビーム部111
は、約62〜76μmのステンレス鋼板で構成されてお
り、フレクシャー部110をその全長に渡って支持して
いる。ただし、フレクシャー部110とロードビーム部
111との固着は、複数の溶接点117によってなされ
ている。本実施形態では、ロードビーム部111の後端
部に、横方向に突出する耳部111aが設けられてお
り、この耳部111aの上にフレクシャー部110の端
部及び接続端子113b〜116bが固定されている。
【0051】ベースプレート部112は、ステンレス鋼
又は鉄で構成されており、ロードビーム部111の途中
に溶接点118によって固着されている。このベースプ
レート部112を固定することによって、本サスペンシ
ョン装置27は駆動アーム26(図2)の先端部に取り
付けられる。なお、ベースプレート部を別個に設けず、
ロードビーム部111の基部をベースプレート部として
構成してもよい。
【0052】本実施形態におけるフレクシャー部110
の先端部に設けられた接続端子113a〜116aと磁
気ヘッドスライダ28の信号端子との接続構造、及びフ
レクシャー部110の接続導体113〜116とFPC
29による接続ケーブルとの接続構造は、各サスペンシ
ョン装置27の接続導体113〜116の他端に電気的
に接続されている接続端子113b〜116bがベース
プレート部112の後方に、従ってサスペンション装置
27を駆動アーム26に取り付けた場合にその駆動アー
ム26の中途に位置している点を除いて、図1の実施形
態の場合と同様であるため説明を省略する。また、本実
施形態の作用効果も、接続端子113b〜116bがさ
らに後方に位置するため、FPCによる接続ケーブルと
の接続作業がより容易になる点を除いて、図1の実施形
態の作用効果と同様である。
【0053】図9は、本発明のさらに他の実施形態にお
けるサスペンション装置を用いた磁気ディスク装置の要
部の構成を概略的に示す斜視図である。
【0054】同図において、220は軸221の回りを
回転する複数の磁気ディスク媒体、222は磁気ヘッド
スライダをトラック上に位置決めするためのアセンブリ
キャリッジ装置をそれぞれ示している。アセンブリキャ
リッジ装置222は、軸223を中心にして回動可能な
キャリッジ224と、このキャリッジ224を回動駆動
する例えばボイスコイルモータ(VCM)からなるアク
チュエータ225とから主として構成されている。
【0055】キャリッジ224には、軸223の方向に
スタックされた複数の駆動アーム226の基部が取り付
けられており、各駆動アーム226の先端部にはサスペ
ンション装置227が固着されている。サスペンション
装置227の先端部には磁気ヘッドスライダ228が固
着されている。サスペンション装置227に磁気ヘッド
スライダ228を取り付けて構成されるスライダ−サス
ペンションアセンブリは、各磁気ディスク媒体220の
表面に対して各磁気ヘッドスライダ228が対向するよ
うに駆動アーム226の先端部に設けられている。最上
部及び最下部の駆動アーム226には1つのサスペンシ
ョン−スライダアセンブリがそれぞれ設けられており、
隣接する磁気ディスク間に挿入される駆動アーム226
には2つのサスペンション−スライダアセンブリが上下
に設けられている。
【0056】図示してない記録再生信号用の集積回路素
子に接続されたフレキシブルプリント基板(FPC)2
29による接続ケーブルの各分岐先端部は、駆動アーム
226の部分まで延びておらず、このキャリッジ224
の部分で止まっている。
【0057】図10は、本発明のさらに他の実施形態と
して、図9のサスペンション装置227の構成を示す平
面図である。
【0058】同図において、210は磁気ヘッドスライ
ダ228(図9)を一方の端部に設けられた舌部210
aで担持するための可撓性のフレクシャー部、211は
フレクシャー部210を支持固着するロードビーム部、
212はロードビーム部211の基部に固着されたベー
スプレート部をそれぞれ示している。本実施形態では、
フレクシャー部210の他端(磁気ヘッドスライダ側と
は反対側の端)がベースプレート部212を越えて伸長
しており、ロードビーム部211に固定されない可撓性
の自由端となっている。
【0059】フレクシャー部210は、本実施形態で
は、厚さ約25μmのステンレス鋼板(例えばSUS3
04TA)によって構成されている。このようにフレク
シャー部210をステンレス鋼板で構成することによ
り、フレクシャー部全体を樹脂で構成した場合のよう
に、スライダの取り付け面の平面度が悪かったり、駆動
アームへの取り付け面とスライダの取り付け面とのなす
角度の分布が大きくなる等の不具合が生じない。
【0060】このフレクシャー部210上には、入出力
信号線として、薄膜パターンによる4本の接続導体21
3〜216がその全長に渡って形成されている。フレク
シャー部210の両端部の上には、磁気ヘッドスライダ
228(図9)に直接接続される接続端子213a〜2
16aとFPC229(図9)による接続ケーブルに直
接接続される接続端子213b〜216bとがそれぞれ
設けられている。これら接続端子213a〜216a及
び接続端子213b〜216bは、接続導体213〜2
16によってそれぞれ互いに電気的に接続されている。
【0061】薄膜パターンは、金属薄板上にプリント基
板を作成するのと同じ公知のパターニング方法で形成さ
れる。即ち、図示されていないが、厚さ約5μmのポリ
イミド層(下部絶縁層)、パターン化された厚さ約4μ
mの銅層(導体層)及び厚さ約5μmのポリイミド層
(上部絶縁層)をこの順序でフレクシャー部210上に
積層することによって形成されている。ただし、接続端
子213a〜216a及び接続端子213b〜216b
の部分は、銅層上にニッケル層、金層が積層形成されて
おり、その上に上部絶縁層は形成されない。なお、図1
0には、理解を容易にするため、接続導体213〜21
6が実線で表わされている。
【0062】ロードビーム部211は、約62〜76μ
mのステンレス鋼板で構成されており、フレクシャー部
210の一部を支持している。フレクシャー部210と
ロードビーム部211との固着は、複数の溶接点217
によってなされている。本実施形態では、ロードビーム
部211の後端からフレクシャー部210の一部がさら
に後方に突出しており、その端部及び接続端子213b
〜216bは自由端となっている。
【0063】ベースプレート部212は、ステンレス鋼
又は鉄で構成されており、ロードビーム部211の基部
に溶接点218によって固着されている。このベースプ
レート部212を固定することによって、本サスペンシ
ョン装置227は駆動アーム226(図9)の先端部に
取り付けられる。なお、ベースプレート部を別個に設け
ず、ロードビーム部211の基部をベースプレート部と
して構成してもよい。
【0064】本実施形態におけるフレクシャー部210
の先端部に設けられた接続端子213a〜216aと磁
気ヘッドスライダ228の信号端子との接続構造は、図
1の実施形態の場合と同様であるため説明を省略する。
【0065】次に、本実施形態におけるフレクシャー部
210の接続導体213〜216とFPC229による
接続ケーブルとの接続構造について、図11を用いて説
明する。同図は、1つのサスペンション装置のフレクシ
ャー部の接続導体とFPCによる接続ケーブルとの接続
構造を模式的に表わす図である。
【0066】図11から明らかのように、各サスペンシ
ョン装置227の接続導体213〜216の他端に電気
的に接続されている接続端子213b〜216bは、ベ
ースプレート部212を越えて伸長しており、ロードビ
ーム部211より後方に自由端となって位置している。
一方、記録再生信号用の集積回路素子に一端が接続され
たFPC229による接続ケーブルの各分岐先端部も各
駆動アーム26の先端部まで延びておらずキャリッジ2
24の部分に位置しており、各分岐先端部には接続ケー
ブルの他端に接続されたケーブル端子234〜237が
設けられている。
【0067】従って、入出力信号線の接続は、各サスペ
ンション−スライダアセンブリについて、キャリッジ2
24の位置において、フレクシャー部210の接続端子
213b〜216bとFPC229のケーブル端子23
4〜237とを半田等で直接的に接続するのみで完了す
ることとなる。
【0068】本実施形態の作用効果は、接続端子213
b〜216bがさらに後方のキャリッジ224の部分に
位置するため、FPC229による接続ケーブルとの接
続作業が非常に容易になる点を除いて、図1の実施形態
の作用効果と同様である。
【0069】以上述べた実施形態は全て本発明を例示的
に示すものであって限定的に示すものではなく、本発明
は他の種々の変形態様及び変更態様で実施することがで
きる。従って本発明の範囲は特許請求の範囲及びその均
等範囲によってのみ規定されるものである。
【0070】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、フレクシャー部には薄膜パターンによる接続導体が
設けられており、その一端は磁気ヘッドスライダに電気
的に接続され、他端はフレクシャー部の他端と共に少な
くともロードビーム部の基部の位置まで伸長している。
これにより、接続導体の他端は、記録再生信号用の電子
回路に一端が接続されたFPCによる接続ケーブルの他
端に接続されたケーブル端子と、ワイヤを介在させるこ
となしに直接的に接続可能となる。その結果、入出力信
号線の接続によって磁気ヘッドスライダの浮上特性、特
にロール方向の動きに影響が生じないと共に入出力信号
線の電気抵抗を低くすることができる。特に、小型の磁
気ヘッドスライダにおいてこの効果は顕著である。ま
た、磁気ヘッドスライダの信号端子数が多い場合は入出
力信号線の数も多くなるため、この効果はより大きなも
のとなる。しかも、入出力信号線の接続作業が容易であ
り、自動化も可能であるため、その接続に伴う製造コス
トを低減化することができる。さらにフレクシャー部が
ロードビーム部のほぼ全長に渡って取り付けられること
となるため、ダンパー効果の増大も期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるサスペンション装
置の構成を示す平面図である。
【図2】図1のサスペンション装置を用いた磁気ディス
ク装置の一例の要部構成を概略的に示す斜視図である。
【図3】図1の実施形態におけるフレクシャー部の先端
部に設けられた接続端子と磁気ヘッドスライダの信号端
子との接続構造の一例を表わす斜視図である。
【図4】図1のサスペンション装置を用いた磁気ディス
ク装置におけるアセンブリキャリッジ装置の構成を表わ
す側面図である。
【図5】図1のサスペンション装置を用いた磁気ディス
ク装置におけるFPCの平面図である。
【図6】図1に示す1つのサスペンション装置のフレク
シャー部の接続導体とFPCによる接続ケーブルとの接
続構造を模式的に表わす図である。
【図7】図1の実施形態におけるスライダ−サスペンシ
ョンアセンブリと入出力信号線にワイヤを用いた従来技
術によるスライダ−サスペンションアセンブリとの浮上
量を測定した結果を比較して表わす分布図である。
【図8】本発明の他の実施形態におけるサスペンション
装置の構成を示す平面図である。
【図9】図10のサスペンション装置を用いた磁気ディ
スク装置の一例の要部構成を概略的に示す斜視図であ
る。
【図10】本発明のさらに他の実施形態におけるサスペ
ンション装置の構成を示す平面図である。
【図11】図10に示す1つのサスペンション装置のフ
レクシャー部の接続導体とFPCによる接続ケーブルと
の接続構造を模式的に表わす図である。
【符号の説明】
10、110、210 フレクシャー部 11、111、211 ロードビーム部 12、112、212 ベースプレート部 13〜16、113〜116、213〜216 接続導
体 13a〜16a、13b〜16b、113a〜116
a、113b〜116b、213a〜216a、213
b〜216b 接続端子 17、18、117、118、217、218 溶接点 20、220 磁気ディスク媒体 21、23、221、223 軸 22、222 アセンブリキャリッジ装置 24、224 キャリッジ 25、225 アクチュエータ 26、226 駆動アーム 27、227 サスペンション装置 28、228 磁気ヘッドスライダ 29、229 フレキシブルプリント基板(FPC) 30〜33 信号端子 34〜37、234〜237 ケーブル端子
フロントページの続き (72)発明者 森田 治幸 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内 (72)発明者 武井 明博 神奈川県愛甲郡愛川町中津字桜台4056番地 日本発条株式会社内 (72)発明者 高寺 一郎 神奈川県愛甲郡愛川町中津字桜台4056番地 日本発条株式会社内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ヘッドスライダを一方の端部近傍で
    担持するための可撓性のフレクシャー部と、該フレクシ
    ャー部を支持するロードビーム部とを含むサスペンショ
    ン装置において、前記フレクシャー部には一端を前記磁
    気ヘッドスライダに電気的に接続するための接続導体が
    薄膜パターンとして形成されており、前記フレクシャー
    部の他端は、前記接続導体の他端と共に少なくとも前記
    ロードビーム部の基部の位置まで伸長していることを特
    徴とするサスペンション装置。
  2. 【請求項2】 前記フレクシャー部の他端は、前記接続
    導体の他端と共に前記ロードビーム部の基部の側部に位
    置していることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記フレクシャー部の他端は、前記接続
    導体の他端と共に前記ロードビーム部の基部を越えて伸
    長していることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記フレクシャー部は、その他端部に前
    記接続導体の他端に電気的に接続された接続端子を有し
    ていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項
    に記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記フレクシャー部の前記他端は、前記
    ロードビーム部に固着されていることを特徴とする請求
    項1から4のいずれか1項に記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記フレクシャー部の前記他端は、前記
    ロードビーム部から解放された自由端であることを特徴
    とする請求項1から4のいずれか1項に記載の装置。
  7. 【請求項7】 磁気ヘッドスライダと、該磁気ヘッドス
    ライダを一方の端部近傍で担持している可撓性のフレク
    シャー部と、該フレクシャー部を支持するロードビーム
    部とを含むスライダ−サスペンションアセンブリにおい
    て、前記フレクシャー部には一端が前記磁気ヘッドスラ
    イダに電気的に接続された接続導体が薄膜パターンとし
    て形成されており、前記フレクシャー部の他端は、前記
    接続導体の他端と共に少なくとも前記ロードビーム部の
    基部の位置まで伸長していることを特徴とするスライダ
    −サスペンションアセンブリ。
  8. 【請求項8】 前記フレクシャー部の他端は、前記接続
    導体の他端と共に前記ロードビーム部の基部の側部に位
    置していることを特徴とする請求項7に記載のアセンブ
    リ。
  9. 【請求項9】 前記フレクシャー部の他端は、前記接続
    導体の他端と共に前記ロードビーム部の基部を越えて伸
    長していることを特徴とする請求項7に記載のアセンブ
    リ。
  10. 【請求項10】 前記フレクシャー部は、その他端部に
    前記接続導体の他端に電気的に接続された接続端子を有
    していることを特徴とする請求項7から9のいずれか1
    項に記載のアセンブリ。
  11. 【請求項11】 前記フレクシャー部の前記他端は、前
    記ロードビーム部に固着されていることを特徴とする請
    求項7から10のいずれか1項に記載のアセンブリ。
  12. 【請求項12】 前記フレクシャー部の前記他端は、前
    記ロードビーム部から解放された自由端であることを特
    徴とする請求項7から10のいずれか1項に記載のアセ
    ンブリ。
  13. 【請求項13】 前記磁気ヘッドスライダは、前記接続
    導体の前記一端に接続された少なくとも4つの信号端子
    と、2mm2 以下の面積の浮上面とを有していることを
    特徴とする請求項7から12のいずれか1項に記載のア
    センブリ。
  14. 【請求項14】 請求項7から13のいずれか1項に記
    載のスライダ−サスペンションアセンブリの前記ロード
    ビーム部の基部が固着された駆動アームと、複数の該駆
    動アームを有するキャリッジ部と、該キャリッジ部を回
    動駆動するアクチュエータと、記録再生信号用の電子回
    路に一端が接続されており、前記接続導体の他端に接続
    されたケーブル端子を他端に有するフレキシブルプリン
    ト基板による接続ケーブルとを備えたことを特徴とする
    アセンブリキャリッジ装置。
  15. 【請求項15】 前記フレクシャー部は、その他端部に
    前記接続導体の他端に電気的に接続された接続端子を有
    しており、該接続端子に前記フレキシブルプリント基板
    の前記ケーブル端子が接続されていることを特徴とする
    請求項14に記載の装置。
  16. 【請求項16】 前記接続端子は、前記フレクシャー部
    の他端と共に前記ロードビーム部の基部の側部に位置し
    ていることを特徴とする請求項15に記載の装置。
  17. 【請求項17】 前記接続端子は、前記フレクシャー部
    の他端と共に前記ロードビーム部の基部を越えて前記キ
    ャリッジ部まで伸長していることを特徴とする請求項1
    5に記載の装置。
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US08/736,436 US5754368A (en) 1995-10-27 1996-10-24 Suspension, slider-suspension assembly, assembly carriage device and manufacturing method of suspension
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