JPH09128528A - データ処理装置および方法 - Google Patents
データ処理装置および方法Info
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- JPH09128528A JPH09128528A JP7285274A JP28527495A JPH09128528A JP H09128528 A JPH09128528 A JP H09128528A JP 7285274 A JP7285274 A JP 7285274A JP 28527495 A JP28527495 A JP 28527495A JP H09128528 A JPH09128528 A JP H09128528A
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- 238000003672 processing method Methods 0.000 claims description 6
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- 238000001228 spectrum Methods 0.000 description 4
- PXFBZOLANLWPMH-UHFFFAOYSA-N 16-Epiaffinine Natural products C1C(C2=CC=CC=C2N2)=C2C(=O)CC2C(=CC)CN(C)C1C2CO PXFBZOLANLWPMH-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
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- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06T—IMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
- G06T3/00—Geometric image transformations in the plane of the image
- G06T3/40—Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting
- G06T3/4007—Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting based on interpolation, e.g. bilinear interpolation
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 拡大/縮小表示の際に生じる偽像をなくす。
【解決手段】 原画像データを変倍する際に乱数を用い
てデータ点を変動させ、この後、補間演算を補間演算装
置17により行って変倍後の画像データを作成する。
てデータ点を変動させ、この後、補間演算を補間演算装
置17により行って変倍後の画像データを作成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はn次元のデータ列に
対して、補間演算を行い拡大、等倍、縮小を行うデータ
処理装置および方法に関するものである。
対して、補間演算を行い拡大、等倍、縮小を行うデータ
処理装置および方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】データ列でのデータ間の補間は、データ
列の拡大、縮小をする際に広く用いられている。たとえ
ば、2次元のデータ列である2次元画像に関しては、最
近傍補間、バイリニア補間(隣接する4点間での線形補
間)、キュービックスプライン補間(近傍の16点をス
プライン補間)等が広く知られている。これらは、いず
れも拡大、縮小した際のデータ間隔が、もとのデータ間
隔に対して、どれだけになるかを計算し、これをもと
に、補間点が原画像のどこに位置するかを求め、その点
の値を各種の補間法で求めるものである。
列の拡大、縮小をする際に広く用いられている。たとえ
ば、2次元のデータ列である2次元画像に関しては、最
近傍補間、バイリニア補間(隣接する4点間での線形補
間)、キュービックスプライン補間(近傍の16点をス
プライン補間)等が広く知られている。これらは、いず
れも拡大、縮小した際のデータ間隔が、もとのデータ間
隔に対して、どれだけになるかを計算し、これをもと
に、補間点が原画像のどこに位置するかを求め、その点
の値を各種の補間法で求めるものである。
【0003】他方、一般にアフィン変換とよばれる座標
は、上述の画像拡大、縮小を含む広い意味をもつ。アフ
ィン変換では、補間点のピッチは、常に等しくなく、曲
面変換もこれに含まれる。しかし、従来のアフィン変換
では、補間点は幾何学的なルールにより計算されるのみ
である。
は、上述の画像拡大、縮小を含む広い意味をもつ。アフ
ィン変換では、補間点のピッチは、常に等しくなく、曲
面変換もこれに含まれる。しかし、従来のアフィン変換
では、補間点は幾何学的なルールにより計算されるのみ
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】問題を画像の拡大と縮
小に分けて説明する。一般に、ディジタル画像を収集し
た場合の問題点として、エイリアシングがある。これに
よる画像の劣化としては、モアレの発生があげられる。
原アナログ画像にはなかった偽像が、ディジタル画像
に、一般には線状に発生する。原因は、ディジタル画像
を収集する際のサンプリングピッチpにより計算される
ナイキスト周波数1/2pよりも高い周波数成分が原ア
ナログ画像に含まれる場合に、ナイキスト周波数より高
い周波数が折りかえされて、偽像を発生させるスペクト
ルになるからである。この様な場合の対策としては、サ
ンプリングピッチを細かくすることが挙げられるが、ハ
ードウェア上の制限がある場合はこの方法を採用できな
い。
小に分けて説明する。一般に、ディジタル画像を収集し
た場合の問題点として、エイリアシングがある。これに
よる画像の劣化としては、モアレの発生があげられる。
原アナログ画像にはなかった偽像が、ディジタル画像
に、一般には線状に発生する。原因は、ディジタル画像
を収集する際のサンプリングピッチpにより計算される
ナイキスト周波数1/2pよりも高い周波数成分が原ア
ナログ画像に含まれる場合に、ナイキスト周波数より高
い周波数が折りかえされて、偽像を発生させるスペクト
ルになるからである。この様な場合の対策としては、サ
ンプリングピッチを細かくすることが挙げられるが、ハ
ードウェア上の制限がある場合はこの方法を採用できな
い。
【0005】他の方法として、ローパスフィルタを通す
ことによりスペクトラムの折り返し部分を低減させ、偽
像を減らすことが挙げられる。しかしながらこの方法で
は、偽像が線状のモアレの時にも大がかりな2次元のロ
ーパスフィルタ回路を構成する必要があることに加え、
有効な成分も除去しかねないという問題がある。以上の
問題は、収集したディジタル画像に線状の偽像がある場
合の拡大、等倍、縮小時それぞれに問題となる。
ことによりスペクトラムの折り返し部分を低減させ、偽
像を減らすことが挙げられる。しかしながらこの方法で
は、偽像が線状のモアレの時にも大がかりな2次元のロ
ーパスフィルタ回路を構成する必要があることに加え、
有効な成分も除去しかねないという問題がある。以上の
問題は、収集したディジタル画像に線状の偽像がある場
合の拡大、等倍、縮小時それぞれに問題となる。
【0006】次に縮小時に問題となることについて述べ
る。例に収集したディジタル画像に線状等のモアレがな
い場合であっても、縮小することによってモアレが生じ
る場合がある。これは、やはりサンプリング間隔によ
る。つまり、縮小は、ディジタル画像上でのサブサンプ
リングに相当し、この時もサブサンプリングのピッチに
より、原ディジタル画像のもっている周波数がサブサン
プリングによるナイキスト周波数を越えると、偽像が発
生する。この場合も、上述と同様のローパスフィルタの
手法により、モアレが発生しないようにすることは可能
であるが、分解能を低下させる要因となっている。
る。例に収集したディジタル画像に線状等のモアレがな
い場合であっても、縮小することによってモアレが生じ
る場合がある。これは、やはりサンプリング間隔によ
る。つまり、縮小は、ディジタル画像上でのサブサンプ
リングに相当し、この時もサブサンプリングのピッチに
より、原ディジタル画像のもっている周波数がサブサン
プリングによるナイキスト周波数を越えると、偽像が発
生する。この場合も、上述と同様のローパスフィルタの
手法により、モアレが発生しないようにすることは可能
であるが、分解能を低下させる要因となっている。
【0007】そこで、本発明の目的は、上述の問題点を
考慮し、画像の縮小、拡大に好適なデータ処理装置およ
びデータ処理方法を提供することにある。
考慮し、画像の縮小、拡大に好適なデータ処理装置およ
びデータ処理方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1の発明は、N次元のデータ列A(n
1 ,n2 ,…nN )からN(Nは自然数)次元のデータ
列B(m1 ,m2 ,…mN )への幾何学的な座標変換を
データ処理装置により行うデータ処理方法において、幾
何学的関係から計算される座標点(k1 ,k2 ,…k
N )に乱数器の発生する乱数から取得したベクトル(Δ
1 ,Δ2 ,…ΔN )を演算処理装置により加算した座標
点(k1 +Δ1 ,k2 +Δ2 ,…kN +ΔN )を取得
し、当該加算した座標点(k1 +Δ1 ,k2 +Δ2 ,…
kN +ΔN )を使用して前記データ列A(n1 ,n2 ,
…nN )からの前記演算処理装置による補間演算により
前記B(m1 ,m2 ,…mN )を取得することを特徴と
する。
るために、請求項1の発明は、N次元のデータ列A(n
1 ,n2 ,…nN )からN(Nは自然数)次元のデータ
列B(m1 ,m2 ,…mN )への幾何学的な座標変換を
データ処理装置により行うデータ処理方法において、幾
何学的関係から計算される座標点(k1 ,k2 ,…k
N )に乱数器の発生する乱数から取得したベクトル(Δ
1 ,Δ2 ,…ΔN )を演算処理装置により加算した座標
点(k1 +Δ1 ,k2 +Δ2 ,…kN +ΔN )を取得
し、当該加算した座標点(k1 +Δ1 ,k2 +Δ2 ,…
kN +ΔN )を使用して前記データ列A(n1 ,n2 ,
…nN )からの前記演算処理装置による補間演算により
前記B(m1 ,m2 ,…mN )を取得することを特徴と
する。
【0009】請求項2の発明は、前記補間演算には、最
近傍手法、バイリニア手法およびキュービックスプライ
ン手法のいずれかの方法を使用することを特徴とする。
近傍手法、バイリニア手法およびキュービックスプライ
ン手法のいずれかの方法を使用することを特徴とする。
【0010】請求項3の発明は、N次元のデータ列A
(n1 ,n2 ,…nN )からN(Nは自然数)次元のデ
ータ列B(m1 ,m2 ,…mN )への幾何学的な座標変
換を行うデータ処理装置において、幾何学的関係から計
算される座標点(k1 ,k2 ,…kN )に対して加算す
べきベクトル(Δ1 ,Δ2 ,…ΔN )を乱数から取得す
る乱数発生手段と、前記座標点(k1 ,k2 ,…kN )
とベクトル(Δ1 ,Δ2,…ΔN )を加算して、その加
算結果(k1 +Δ1 ,k2 +Δ2 ,…kN +ΔN)を取
得する第1の演算処理手段と、前記加算結果(k1 +Δ
1 ,k2 +Δ2 ,…kN +ΔN )を使用して前記データ
列A(n1 ,n2 ,…nN )からの補間演算によりその
演算結果B(m1 ,m2 ,…mN )を取得する第2の演
算処理手段とを具えたことを特徴とする。
(n1 ,n2 ,…nN )からN(Nは自然数)次元のデ
ータ列B(m1 ,m2 ,…mN )への幾何学的な座標変
換を行うデータ処理装置において、幾何学的関係から計
算される座標点(k1 ,k2 ,…kN )に対して加算す
べきベクトル(Δ1 ,Δ2 ,…ΔN )を乱数から取得す
る乱数発生手段と、前記座標点(k1 ,k2 ,…kN )
とベクトル(Δ1 ,Δ2,…ΔN )を加算して、その加
算結果(k1 +Δ1 ,k2 +Δ2 ,…kN +ΔN)を取
得する第1の演算処理手段と、前記加算結果(k1 +Δ
1 ,k2 +Δ2 ,…kN +ΔN )を使用して前記データ
列A(n1 ,n2 ,…nN )からの補間演算によりその
演算結果B(m1 ,m2 ,…mN )を取得する第2の演
算処理手段とを具えたことを特徴とする。
【0011】請求項4の発明は、前記補間演算には、最
近傍手法、バイリニア手法およびキュービックスプライ
ン手法のいずれかの方法を使用することを特徴とする。
近傍手法、バイリニア手法およびキュービックスプライ
ン手法のいずれかの方法を使用することを特徴とする。
【0012】上記のような線状のモアレは、極論すれば
データ点が等ピッチであることに依存するものが多く、
このピッチが微妙に乱数的に変動している場合において
は、線状モアレ等は低減されること、また、一般にモア
レのスペクトラム上のパワーは、実在する輪郭よりも小
さいこと、すなわち、画像上ではコントラストが低いこ
とに着目し、請求項1,3の発明ではピッチが等間隔、
あるいは、幾何学的に求められた間隔で規定されている
データに対して、データ点をランダムに変動させること
によりコントラストを低下させる。この時、コントラス
トの高い実像は、保存されるが、コントラストの低い偽
像は、輪郭としてのパワーを失ない消えることになる。
データ点が等ピッチであることに依存するものが多く、
このピッチが微妙に乱数的に変動している場合において
は、線状モアレ等は低減されること、また、一般にモア
レのスペクトラム上のパワーは、実在する輪郭よりも小
さいこと、すなわち、画像上ではコントラストが低いこ
とに着目し、請求項1,3の発明ではピッチが等間隔、
あるいは、幾何学的に求められた間隔で規定されている
データに対して、データ点をランダムに変動させること
によりコントラストを低下させる。この時、コントラス
トの高い実像は、保存されるが、コントラストの低い偽
像は、輪郭としてのパワーを失ない消えることになる。
【0013】請求項2,4の発明では従来周知の補間法
を使用することで装置の変更点を極力減少させる。
を使用することで装置の変更点を極力減少させる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例を詳細に説明する。
施例を詳細に説明する。
【0015】(第1の実施例)最初に本発明のデータ処
理方法を説明する。
理方法を説明する。
【0016】図1は等倍変換の例を示す。2次元原ディ
ジタル画像をA(m,n)m=1〜4,n=1〜4とす
る。この時A(m,n)の示す座標点は●記号で表示さ
れている。本発明によるランダム変換画像をB(m,
n)とする。この時B(m,n)を示す座標点は図中の
○記号で表示されている。A(m,n)とB(m,n)
との座標上の偏移は、Δxm,n とΔym,n で表わせられ
る。Δxm,n とΔym,nが決まったとして、A(m,
n)からB(m,n)をバイリニア補間で計算する手法
を説明する。ただし、原ディジタル画像A(m,n)の
データ間隔を数値1とする。一般に−Wx ≦Δxm,n <
Wx 、−Wy ≦Δym,n ≦Wy 、Wx ,Wy≧0のよう
にΔxm,n ,Δym,n は正負の値をとりうるが、負にな
った場合に補間演算のもとになる画素が変わるので、こ
こでは両方とも正として説明する。
ジタル画像をA(m,n)m=1〜4,n=1〜4とす
る。この時A(m,n)の示す座標点は●記号で表示さ
れている。本発明によるランダム変換画像をB(m,
n)とする。この時B(m,n)を示す座標点は図中の
○記号で表示されている。A(m,n)とB(m,n)
との座標上の偏移は、Δxm,n とΔym,n で表わせられ
る。Δxm,n とΔym,nが決まったとして、A(m,
n)からB(m,n)をバイリニア補間で計算する手法
を説明する。ただし、原ディジタル画像A(m,n)の
データ間隔を数値1とする。一般に−Wx ≦Δxm,n <
Wx 、−Wy ≦Δym,n ≦Wy 、Wx ,Wy≧0のよう
にΔxm,n ,Δym,n は正負の値をとりうるが、負にな
った場合に補間演算のもとになる画素が変わるので、こ
こでは両方とも正として説明する。
【0017】
【数1】 B(m,n)=(1-Δym,n)A′(m,n)+Δym,n A′(m+1,n) 数1式においてA′(m,n)とA′(m+1,n)は
以下の通りである。
以下の通りである。
【0018】
【数2】 A′(m,n)=(1- Δxm,n)A(m,n)+Δxm,n A(m,n
+1)
+1)
【0019】
【数3】 A′(m+1,n)=(1- Δxm,n)A(m+1,n)+Δxm,n A(m+1,n+1) 前述のようにΔxm,n ,Δym,n は正負の値をとりうる
ので、本発明によるランダム変換の点が、図1で示すマ
トリックスの外側に出る可能性がある。この場合は、補
間演算数1〜数3式のA(m′,n′)m′,n′のど
ちらか≠1〜4となる。この時は、A(m,n)の画素
データがそのまま外側に延長されているものとして演算
する。つまり、A(0,0)=A(0,1)=A(1,
0)=A(1,1)である。Wx ,Wy であるが、これ
は、ランダム変換の度合いを調整するパラメータであ
り、Wx ,Wy が大きいほど画像のボケが大きく、Wx
とWy の大きさの関係により、x方向とy方向のボケの
度合いをかえることが出来る。さて、Δxm,n とΔy
m,n の作成方法であるが、経験的にWx ,Wy が決定さ
れたとする。
ので、本発明によるランダム変換の点が、図1で示すマ
トリックスの外側に出る可能性がある。この場合は、補
間演算数1〜数3式のA(m′,n′)m′,n′のど
ちらか≠1〜4となる。この時は、A(m,n)の画素
データがそのまま外側に延長されているものとして演算
する。つまり、A(0,0)=A(0,1)=A(1,
0)=A(1,1)である。Wx ,Wy であるが、これ
は、ランダム変換の度合いを調整するパラメータであ
り、Wx ,Wy が大きいほど画像のボケが大きく、Wx
とWy の大きさの関係により、x方向とy方向のボケの
度合いをかえることが出来る。さて、Δxm,n とΔy
m,n の作成方法であるが、経験的にWx ,Wy が決定さ
れたとする。
【0020】
【数4】Δxm,n =Wx *Random( )
【0021】
【数5】Δym,n =Wy *Random( ) 数4式、数5式においてRandom( )は、C言語
のライブライリ関数である。この関数は初期化後に連続
してこの関数を呼び出すと、約16*(231−1)長の
周期の乱数を発生する。ここで*印は乗算を表わす。ま
た数4式、数5式でRandom( )は必ずしも同じ
値ではないことに注意されたい。このRandom関数
は、32ビットの整数を出力する。つまり−231≦Ra
ndom≦231−1であるので、この出力データを図2
に示すように、MSBとその下のビットとの値に小数点
がある数と解釈すれば、−1≦Random<1と解釈
出来るので、数4式、数5式により、−Wx ≦Δxm,n
<Wx 、−Wy ≦Δym,n<Wy が得られる。
のライブライリ関数である。この関数は初期化後に連続
してこの関数を呼び出すと、約16*(231−1)長の
周期の乱数を発生する。ここで*印は乗算を表わす。ま
た数4式、数5式でRandom( )は必ずしも同じ
値ではないことに注意されたい。このRandom関数
は、32ビットの整数を出力する。つまり−231≦Ra
ndom≦231−1であるので、この出力データを図2
に示すように、MSBとその下のビットとの値に小数点
がある数と解釈すれば、−1≦Random<1と解釈
出来るので、数4式、数5式により、−Wx ≦Δxm,n
<Wx 、−Wy ≦Δym,n<Wy が得られる。
【0022】次に、拡大の場合について、x,y方向そ
れぞれで2倍拡大の例を図3により説明する。原ディジ
タル画像をA(m,n)m=1〜4,n=1〜4、補間
後の画像をB(k,L),k=1〜8,L=1〜8と
し、B(k,L)の幾何学的拡大位置からの偏移をΔx
k,L ,Δyk,L とする。ただし、簡単のために、0≦Δ
xk,L ≦0.25,0≦Δyk,L ≦0.25とする。こ
れは、バイリニアの補間の際にもとになるデータがかわ
らないようにするためで、一般にはこのような制約はな
く、Δxk,L ,Δyk,L によって補間のもとになるデー
タがかわれば、それで計算すればよい。
れぞれで2倍拡大の例を図3により説明する。原ディジ
タル画像をA(m,n)m=1〜4,n=1〜4、補間
後の画像をB(k,L),k=1〜8,L=1〜8と
し、B(k,L)の幾何学的拡大位置からの偏移をΔx
k,L ,Δyk,L とする。ただし、簡単のために、0≦Δ
xk,L ≦0.25,0≦Δyk,L ≦0.25とする。こ
れは、バイリニアの補間の際にもとになるデータがかわ
らないようにするためで、一般にはこのような制約はな
く、Δxk,L ,Δyk,L によって補間のもとになるデー
タがかわれば、それで計算すればよい。
【0023】〈k,Lともに偶数の場合〉
【0024】
【数6】
【0025】
【数7】
【0026】
【数8】
【0027】
【数9】
【0028】
【数10】
【0029】
【数11】
【0030】
【数12】
【0031】
【数13】
【0032】
【数14】
【0033】
【数15】
【0034】
【数16】
【0035】
【数17】
【0036】数6〜17式によりバイリニアは示され
る。この場合のΔxk,L ,Δyk,L も経験的な値Wx ,
Wy を利用して−Wx ≦Δxk,L ≦Wx 、−Wy ≦Δy
k,L ≦Wy であり、数4式、数5式により計算される。
る。この場合のΔxk,L ,Δyk,L も経験的な値Wx ,
Wy を利用して−Wx ≦Δxk,L ≦Wx 、−Wy ≦Δy
k,L ≦Wy であり、数4式、数5式により計算される。
【0037】次に縮小についてのべるが、2分の1縮小
の例を図4に示す。幾何学的補間点からの偏移Δx
k,L ,Δyk,L を0≦xk,L ≦0.5,0≦yk,L ≦
0.5、これは前述同様、説明のための制約である。ラ
ンダム変換後のデータB(k,L)k=1〜2,L=1
〜2は以下のように計算される。
の例を図4に示す。幾何学的補間点からの偏移Δx
k,L ,Δyk,L を0≦xk,L ≦0.5,0≦yk,L ≦
0.5、これは前述同様、説明のための制約である。ラ
ンダム変換後のデータB(k,L)k=1〜2,L=1
〜2は以下のように計算される。
【0038】
【数18】B(k,L)=(0.5-Δyk,L)A′(2k-1,2L-1)+(0.5+
Δyk,L)A′(2k,2L-1)
Δyk,L)A′(2k,2L-1)
【0039】
【数19】A ′(2k-1,2L-1)=(0.5- Δxk,L)A(2k-1,2L-
1)+(0.5+ Δyk,L)A(2k-1,2L)
1)+(0.5+ Δyk,L)A(2k-1,2L)
【0040】
【数20】A ′(2k,2L-1)=(0.5- Δxk,L)A(2k,2L-1)+
(0.5+ Δyk,L)A(2k,2L) (第2の実施例)図5に2次画像の場合の、本発明によ
るデータ処理装置のブロック図を示す。
(0.5+ Δyk,L)A(2k,2L) (第2の実施例)図5に2次画像の場合の、本発明によ
るデータ処理装置のブロック図を示す。
【0041】16は画像入力装置であり、2次元のエリ
アセンサを利用して2次元画像を収集する。2次元エリ
アセンサには、CCDセンサ、撮像管、アモルファスシ
リコンを使用したセンサを使用することができる。ま
た、画像入力手段としては、上記2次元のエリアセンサ
ーのほかに、1次元のラインセンサーをセンサの長さ方
向と約直角にスキャンして2次元画像を収集する手段
や、点センサを2次元にスキャンして2次元画像を収集
する手段及びX線CTスキャナのように透影データをも
とにコンピュータで計算して作成した画像手段が含まれ
る。
アセンサを利用して2次元画像を収集する。2次元エリ
アセンサには、CCDセンサ、撮像管、アモルファスシ
リコンを使用したセンサを使用することができる。ま
た、画像入力手段としては、上記2次元のエリアセンサ
ーのほかに、1次元のラインセンサーをセンサの長さ方
向と約直角にスキャンして2次元画像を収集する手段
や、点センサを2次元にスキャンして2次元画像を収集
する手段及びX線CTスキャナのように透影データをも
とにコンピュータで計算して作成した画像手段が含まれ
る。
【0042】17は補間演算装置(本発明の第1の演算
処理手段)であり、後述の座標発生装置18で作成され
る座標点を基に補間演算を実行し、各座標点の画素値を
算出する装置。補間演算の手法としては、実施例1で示
したようなバイリニア補間のほかに、キュービックスプ
ライン補間や最近傍補間を使用できる。18は座標発生
装置(本発明の第1の演算処理手段)であり、実施例1
で示したように幾何学的座標点にRandam関数(内
部の乱数発生器により発生)により生成した座標偏移を
付加した座標を生成し、補間演算装置17に供給する。
19は画像表示装置であり、座標発生装置18により計
算された画像を2次面に表示する。画像表示装置として
はCRTディスプレイや液晶ディスプレイを使用するこ
とができる。
処理手段)であり、後述の座標発生装置18で作成され
る座標点を基に補間演算を実行し、各座標点の画素値を
算出する装置。補間演算の手法としては、実施例1で示
したようなバイリニア補間のほかに、キュービックスプ
ライン補間や最近傍補間を使用できる。18は座標発生
装置(本発明の第1の演算処理手段)であり、実施例1
で示したように幾何学的座標点にRandam関数(内
部の乱数発生器により発生)により生成した座標偏移を
付加した座標を生成し、補間演算装置17に供給する。
19は画像表示装置であり、座標発生装置18により計
算された画像を2次面に表示する。画像表示装置として
はCRTディスプレイや液晶ディスプレイを使用するこ
とができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1,3の本
発明によれば、拡大、等倍、縮小の補間演算の過程で、
モアレ等の線状の偽像のコントラストを低下させること
ができる。なお、幾何学的変形は多少生じるが、ローパ
スフィルタ使用による有効スペクトラムの減弱もさける
ことが可能である。特に、縮小表示の際は有効である。
発明によれば、拡大、等倍、縮小の補間演算の過程で、
モアレ等の線状の偽像のコントラストを低下させること
ができる。なお、幾何学的変形は多少生じるが、ローパ
スフィルタ使用による有効スペクトラムの減弱もさける
ことが可能である。特に、縮小表示の際は有効である。
【0044】請求項2,4の発明では補間演算に周知の
方法を用いるので、装置の改造が容易である。
方法を用いるので、装置の改造が容易である。
【図1】本実施例における等倍の場合の変換例を示す説
明図である。
明図である。
【図2】乱数の一例を示す説明図である。
【図3】本実施例における2倍拡大の変換例を示す説明
図である。
図である。
【図4】本実施例における1/2縮小の変換例を示す説
明図である。
明図である。
【図5】本実施例の画像処理装置の一例を示すブロック
図である。
図である。
1 A(1,1) 2 B(1,1) 3 Δx42 4 Δy42 6 MSB 7 小数点 8 A(m,n) 9 B(k,L) 10 Δxk,L 11 Δyk,L 16 画像入力装置 17 補間演算装置 18 座標発生装置 19 画像表示装置
Claims (4)
- 【請求項1】 N次元のデータ列A(n1 ,n2 ,…n
N )からN(Nは自然数)次元のデータ列B(m1 ,m
2 ,…mN )への幾何学的な座標変換をデータ処理装置
により行うデータ処理方法において、 幾何学的関係から計算される座標点(k1 ,k2 ,…k
N )に乱数器の発生する乱数から取得したベクトル(Δ
1 ,Δ2 ,…ΔN )を演算処理装置により加算した座標
点(k1 +Δ1 ,k2 +Δ2 ,…kN +ΔN )を取得
し、当該加算した座標点(k1 +Δ1 ,k2 +Δ2 ,…
kN +ΔN )を使用して前記データ列A(n1 ,n2 ,
…nN )からの前記演算処理装置による補間演算により
前記B(m1 ,m2 ,…mN )を取得することを特徴と
するデータ処理方法。 - 【請求項2】 前記補間演算には、最近傍手法、バイリ
ニア手法およびキュービックスプライン手法のいずれか
の方法を使用することを特徴とする請求項1に記載のデ
ータ処理方法。 - 【請求項3】 N次元のデータ列A(n1 ,n2 ,…n
N )からN(Nは自然数)次元のデータ列B(m1 ,m
2 ,…mN )への幾何学的な座標変換を行うデータ処理
装置において、 幾何学的関係から計算される座標点(k1 ,k2 ,…k
N )に対して加算すべきベクトル(Δ1 ,Δ2 ,…Δ
N )を乱数から取得する乱数発生手段と、 前記座標点(k1 ,k2 ,…kN )とベクトル(Δ1 ,
Δ2 ,…ΔN )を加算して、その加算結果(k1 +Δ
1 ,k2 +Δ2 ,…kN +ΔN )を取得する第1の演算
処理手段と、 前記加算結果(k1 +Δ1 ,k2 +Δ2 ,…kN +Δ
N )を使用して前記データ列A(n1 ,n2 ,…nN )
からの補間演算によりその演算結果B(m1 ,m2 ,…
mN )を取得する第2の演算処理手段とを具えたことを
特徴とするデータ処理装置。 - 【請求項4】 前記補間演算には、最近傍手法、バイリ
ニア手法およびキュービックスプライン手法のいずれか
の方法を使用することを特徴とする請求項3に記載のデ
ータ処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7285274A JPH09128528A (ja) | 1995-11-01 | 1995-11-01 | データ処理装置および方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7285274A JPH09128528A (ja) | 1995-11-01 | 1995-11-01 | データ処理装置および方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09128528A true JPH09128528A (ja) | 1997-05-16 |
Family
ID=17689393
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7285274A Pending JPH09128528A (ja) | 1995-11-01 | 1995-11-01 | データ処理装置および方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09128528A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6931163B1 (en) | 1998-03-19 | 2005-08-16 | Heidelberger Druckmaschinen Ag | Method for converting the coordinates of image data by way of random offset of the picture elements |
WO2015098305A1 (ja) * | 2013-12-27 | 2015-07-02 | リコーイメージング株式会社 | 撮影装置、撮影方法及びプログラム |
-
1995
- 1995-11-01 JP JP7285274A patent/JPH09128528A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6931163B1 (en) | 1998-03-19 | 2005-08-16 | Heidelberger Druckmaschinen Ag | Method for converting the coordinates of image data by way of random offset of the picture elements |
WO2015098305A1 (ja) * | 2013-12-27 | 2015-07-02 | リコーイメージング株式会社 | 撮影装置、撮影方法及びプログラム |
JPWO2015098305A1 (ja) * | 2013-12-27 | 2017-03-23 | リコーイメージング株式会社 | 撮影装置、撮影方法及びプログラム |
US10129479B2 (en) | 2013-12-27 | 2018-11-13 | Ricoh Imaging Company, Ltd. | Photographing apparatus and photographing method with optical low-pass filter effect |
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