JPH09128062A - パルス幅変調方式温度制御装置 - Google Patents

パルス幅変調方式温度制御装置

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JPH09128062A
JPH09128062A JP28011195A JP28011195A JPH09128062A JP H09128062 A JPH09128062 A JP H09128062A JP 28011195 A JP28011195 A JP 28011195A JP 28011195 A JP28011195 A JP 28011195A JP H09128062 A JPH09128062 A JP H09128062A
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JP
Japan
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heater
pulse width
width modulation
control circuit
temperature
Prior art date
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Application number
JP28011195A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Ishizawa
宏明 石澤
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPH09128062A publication Critical patent/JPH09128062A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ADCサイクルタイムを利用して特別なハード
ウエア的制御回路を必要としないパルス幅変調方式の制
御回路を実現し、安価で高精度な温度制御を実現する。 【解決手段】冷水槽2で冷却された恒温水を循環ポンプ
11で循環し、ヒータ14と温度センサ15と制御回路
とソリッドステイトリレイ20とで温度制御し、温度デ
ータはA/D変換器17を用いて離散値とし離散演算処
理制御回路18及びパルス幅変調回路19によりパルス
幅変調出力を得、A/D変換器17のサンプリングタイ
ム毎にヒータ14のオンオフを決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動分析装置等に用
いられる、化学反応用恒温槽の温度制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動分析装置等に用いられる化学
反応用恒温槽の温度制御装置には、特開平2−83451号公
報に記載のように、試薬の保冷用に用いる冷却機を利用
し一定の冷却を行い、ヒータによる加熱量をコントロー
ルすることにより恒温槽の水温を一定に制御している。
この場合、比例制御やPID制御されたリニアなヒータ
出力値をそのままヒータの比例値にするにはトライアッ
ク等の高価な素子を必要とするためパルス幅変調方式の
制御回路を用いて、ソリッドステイトリレイ等の安価な
素子による高速オンオフの制御を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の装置では上記の
ように、ヒータ出力値を比例値にするのに、パルス幅変
調方式の制御回路を用いて、ソリッドステイトリレイ等
の安価な素子による高速オンオフの制御により実現して
いた。しかし、比例制御やPID制御されたリニアなヒ
ータ出力値をパルス幅変調方式の制御回路を用いてPW
M出力しヒータの高速オンオフ制御を行う場合には、デ
ューティ比をコントロールできる可変デューティ型の無
安定マルチバイブレータ等が必要となり回路が複雑化し
高価な装置になってしまうという問題点があった。
【0004】本発明の目的は、この問題を解決しADC
サイクルタイムを利用して特別なハードウエア的制御回
路を必要としないパルス幅変調方式の制御回路を実現
し、安価で高精度な温度制御を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】ADCサイクルタイム毎
にサンプリングされる温度データを比例制御やPID制
御し、リニアなヒータ出力値を離散演算制御によりディ
ジタル的に求める。その出力値をヒータの定格電力値に
対する比つまりデューティ比に換算する。ADCサイクル
タイム毎にヒータのオンオフを行うようにすることによ
り、特別なハードウエア的制御回路を必要としないパル
ス幅変調方式の制御回路が実現できる。ADCサイクル
タイム毎に算出されるヒータ出力に必要なデューティ比
に対して、過去の一定期間のオンオフ比率が大きければ
オフ、逆に小さければオン信号をヒータに与えることに
より、過去の一定期間に相当する周期のパルス幅変調が
実現できる。また、ADCサイクルタイム毎に算出され
るヒータ出力に必要なデューティ比が、50%を超える
場合には、ヒータオフサイクルが複数回続けない、逆に
50%を超えない場合にはヒータオンサイクルが複数回
続けない制御論理を入れることにより、過去の一定期間
に相当する周期よりも短い周期のパルス幅変調が実現で
きる。
【0006】ADCサイクルタイム毎にヒータ出力値を
離散演算制御によりディジタル的に求め、その出力値を
ヒータオンオフのデューティ比に換算する。ADCサイ
クルタイム毎に算出されるヒータ出力に必要なデューテ
ィ比に対して、過去の一定期間のオンオフ比率が大きけ
ればオフ、逆に小さければオン信号をヒータに与えるこ
とにより、ADCサイクルタイム毎にヒータのオンオフ
を行える。これにより特別なハードウエア的制御回路を
必要としないパルス幅変調方式の制御回路が実現でき、
過去の一定期間に相当する周期のパルス幅変調として作
用する。また、ADCサイクルタイム毎に算出されるヒ
ータ出力に必要なデューティ比が、50%を超える場合
には、ヒータオフサイクルを複数回続けない、逆に50
%を超えない場合にはヒータオンサイクルを複数回続け
ない制御論理により、過去の一定期間に相当する周期中
により細かなオンオフの周期が発生するようになり、実
質的オンオフ周期が短くなるように作用する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を以下図面を用い
て説明する。
【0008】図1に示すように、冷却機1の冷却水冷却
パイプ4により冷水槽2の中にある冷却水3が冷され
る。冷却水3は冷却水ポンプ5で冷却水パイプ8を通り
循環し試薬保冷庫6を冷却し、試薬7を保冷する。一
方、化学反応を起こさせる反応キュベット13は安定な
反応をさせるために、一定の温度に制御された恒温水で
満たされた恒温槽12に位置するよう配置される。恒温
水は循環パイプ10,循環ポンプ11により循環し、冷
却水3と熱交換するための冷却管9を通るときに冷さ
れ、ヒータ14の加熱量をコントロールするだけで一定
の水温になるようにする。これにより加熱のみの簡便な
制御を実現できる。
【0009】ヒータ14の上部に取り付けた温度センサ
15により温度を測定し、水温を電気信号に変換するた
めのT/V変換回路16によりヒータ14部の水温を電
気信号に変換する。この水温信号を一定周期でディジタ
ル値に変換するA/D変換器17により、一定周期の離
散値的演算処理可能なディジタル温度値が得られる。こ
のディジタル温度値からZ変換演算処理等を行う離散演
算処理制御回路18を用いることにより、その瞬間に必
要なヒータの最適パワーを算出する。パルス幅変調回路
19によりこの最適パワーとヒータ14の定格パワーと
の比つまりデューティ比を算出し、そのデューティ比に
見合った分のオンオフ信号をソリッドステイトリレイ2
0に与え、交流電源21をデューティ比分ヒータ14に
接続することにより、ヒータ14はその瞬間に必要な最
適パワーの出力を発生する。これにより最適に恒温水が
一定の温度に制御される。
【0010】また図2に示すように、パルス幅変調回路
19は離散演算処理制御回路18を含めて演算処理装置
22とDO出力ポート24で構成できる。演算処理装置
22は一定周期のADCスタートタイミング信号23を
発生させA/D変換器17に入力し一定周期の離散値的
ディジタル温度値を得る。DO出力ポート24を用いて
この一定周期の期間ソリッドステイトリレイ20をオン
またはオフさせる。オンにするかオフにするかは、一定
周期の整数倍の時間前までさかのぼり過去その区間での
デューティ比に対して現時点をオンにするかオフにする
か、離散演算処理制御して得られた最適ヒータパワーデ
ューティに近くなる方に制御する。一例として、ADC
サンプリング周期を1ms、さかのぼる整数倍を9つま
り9msとする。離散演算処理制御して得られた最適ヒ
ータパワーデューティが53%であった場合、過去9回
のADCサンプリング周期のオン回数が5回以上あった
場合現タイミングをオンにしてしまうとデューティ比6
0%以上になってしまい最適ヒータパワーデューティか
ら離れてしまうためオフにするよう制御し、4回以下で
あったときには現タイミングをオフにしてしまうとデュ
ーティ比40%以下になってしまい最適ヒータパワーデ
ューティから離れてしまうためオンにするよう制御す
る。これにより10msを周期とするパルス幅変調回路
が容易に構成できる。ここでは水温制御であるために離
散演算処理制御して得られた最適ヒータパワーデューテ
ィが10ms程度の時間では制御系に全く問題にならな
い程度しか変化しないためこの論理を用いても発振する
ようなことは起こりえない。
【0011】また、離散演算処理制御して得られた最適
ヒータパワーデューティが50%の場合に、5回連続オ
ン,5回連続オフ、つまり、5msの時間オン,5ms
の時間オフが発生してしまうが、これでは10ms周期
の50%デューティになってしまう。しかし、1msA
DCサンプリング周期でオンオフを行うのであるから、
オン,オフ,オン,オフと繰り返せば2ms周期の細か
い精度でのパルス幅変調が可能になる。最適ヒータパワ
ーデューティが50%を超える場合に、オフを2回続け
ることは不合理であり前回がオフであれば今回は強制オ
ンにする。逆に50%を超えない場合にはオンを2回続
けない制御論理にする。これにより、より高精度なパル
ス幅変調方式温度制御が可能となる。
【0012】この場合も水温制御であるために離散演算
処理制御して得られた最適ヒータパワーデューティが1
0ms程度の時間では制御系に全く問題にならない程度
しか変化しないためこの論理を用いても発振するような
ことは起こりえない。
【0013】また現在多く市販されている、1チップマ
イコンには、離散演算処理制御可能な演算処理装置22
とDO出力ポート24とA/D変換器17を有している
ものが多く、1チップでのパルス幅変調方式温度制御が
可能となる。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、ADCサイクルタイム
毎にサンプリングされる離散的温度データにより、ヒー
タ出力値を離散演算制御によりディジタル的に求め、ヒ
ータのデューティ比を換算し、ADCサイクルタイム毎
にヒータのオンオフを行い、特別なハードウエア的制御
回路を必要としないパルス幅変調方式の制御回路を実現
できる。
【0015】また、ADCサイクルタイム毎に算出され
る必要なデューティ比が、50%を超える場合には、ヒ
ータオフサイクルが複数回続けない、逆に50%を超え
ない場合にはヒータオンサイクルが複数回続けない制御
論理を入れることにより、過去の一定期間に相当する周
期よりも短い周期のパルス幅変調が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の系統図。
【図2】パルス幅変調のブロック図。
【符号の説明】
1…冷却機、2…冷水槽、3…冷却水、4…冷却水冷却
パイプ、5…冷却水ポンプ、6…試薬保冷庫、7…試
薬、8…冷却水パイプ、9…冷却管、10…循環パイ
プ、11…循環ポンプ、12…恒温槽、13…反応キュ
ベット、14…ヒータ、15…温度センサ、16…T/
V変換回路、17…A/D変換器、18…離散演算処理
制御回路、19…パルス幅変調回路、20…ソリッドス
テイトリレイ、21…交流電源。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷却装置と、温度を測定するためのセンサ
    と、前記センサからの電気信号をA/D変換するADC
    と、前記ADCのディジタル値により離散演算制御する
    制御回路と、温度を制御するためのヒータとを有する温
    度制御装置において、前記ヒータをオンオフするデュー
    ティ比を離散演算制御回路出力値により決定し、ADCの
    サンプリングタイム毎に前記ヒータをオンオフし、離散
    演算制御回路出力値のデューティ比が50%を超える場
    合には、オフが複数回続かないようにし、デューティ比
    が50%超えない場合には、オンが複数回続かないよう
    にし、オンオフのサイクルタイムを短くし、リップルの
    少ない温度制御を実現するパルス幅変調論理を有するこ
    とを特徴とするパルス幅変調方式温度制御装置。
JP28011195A 1995-10-27 1995-10-27 パルス幅変調方式温度制御装置 Pending JPH09128062A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014023114A1 (zh) * 2012-08-10 2014-02-13 深圳市麦迪聪医疗电子有限公司 一种恒温箱及其温度控制方法
CN114489177A (zh) * 2021-12-30 2022-05-13 重庆阿泰可科技股份有限公司 一种温度控制方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014023114A1 (zh) * 2012-08-10 2014-02-13 深圳市麦迪聪医疗电子有限公司 一种恒温箱及其温度控制方法
CN114489177A (zh) * 2021-12-30 2022-05-13 重庆阿泰可科技股份有限公司 一种温度控制方法
CN114489177B (zh) * 2021-12-30 2023-05-09 重庆阿泰可科技股份有限公司 一种温度控制方法

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