JPH09127455A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

Info

Publication number
JPH09127455A
JPH09127455A JP7310068A JP31006895A JPH09127455A JP H09127455 A JPH09127455 A JP H09127455A JP 7310068 A JP7310068 A JP 7310068A JP 31006895 A JP31006895 A JP 31006895A JP H09127455 A JPH09127455 A JP H09127455A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
information
image
observer
displayed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7310068A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Tamekuni
靖宏 為国
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP7310068A priority Critical patent/JPH09127455A/ja
Publication of JPH09127455A publication Critical patent/JPH09127455A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シースルー画像に対しオーバーラップする文
字情報を立体的に表示することにより双方の情報を良好
に観察することができる表示装置を得ること。 【解決手段】 表示手段に表示した表示情報からの光束
を光束結合素子を含む光学系により観察者に導光すると
共に該光束結合素子を介して該表示情報と該観察者の前
方視野の映像情報とを空間的に重畳させて双方の情報を
観察する際、該表示情報のうちの一部の表示部を立体表
示するようにしたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は表示装置に関し、特
に表示手段に表示した文字情報を含む表示情報を観察者
の眼球に導光して該表示情報を外界の映像情報と空間的
に重畳して双方の情報を観察する(際、表示情報の一部
の表示部を立体表示)ようにした、所謂ヘッドマウント
ディスプレーと称されるメガネ型、ゴーグル型、ヘルメ
ット型の表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より観察者の頭部に装着して表示手
段に表示した文字情報を含む表示情報を観察者の眼球に
導光して観察するようにしたヘッドマウントディスプレ
ーと称される表示装置が種々提案されている。この表示
装置のうちハーフミラーやホログラム等の光束結合素子
を利用して表示手段で表示した表示情報と観察者の前方
視野の画像情報や景色等の外界の映像情報(シースルー
映像情報ともいう。)とを空間的に重畳(オーバーラッ
プ)させて、双方の情報を同一視野で観察するようにし
たシースルー可能な表示装置が種々と提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のシースルー可能
な表示装置ではシースルー映像情報(シースルー画像)
と表示手段で表示した表示情報とが混在している。この
為、双方の情報が観察しずらくなり、また双方の情報を
良好に観察するのが困難であった。特に文字情報や簡易
図形等のように観察者に必要な情報を与える為の表示情
報が観察しずらくなってくるという問題点があった。
【0004】本発明は表示手段に表示する表示情報のう
ち、予め設定した一部の表示部を立体表示することによ
り、表示情報及びシースルー映像情報の双方を同一視野
で良好に観察することができる表示装置の提供を目的と
する。
【0005】特に本発明は次のうちの少なくとも1つの
事項を満足する表示装置の提供を目的としている。 (A1)シースルー画像にオーバーラップ表示される表
示情報のうち文字情報をシースルー画像に対し、立体表
示することにより文字情報を見やすくすること。 (A2)表示する文字情報を立体視可能な左右眼用デー
タに変換する手段を設け、表示文字情報を出力する機能
を簡易化すること。 (A3)1つの文字データ(片眼のデータ)にて立体視
可能とし、表示文字情報を出力する機能を簡略化するこ
と。 (A4)立体的に表示される文字情報のシースルー映像
情報に対する空間的な見えの位置を容易に可変とするこ
と。 (A5)選択することによりモード等の切り換えが可能
な立体表示された文字情報や簡易図形の選択を、観察者
の視線の動きにより可能とすること。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の表示装置は、 (1−1)表示手段に表示した表示情報からの光束を光
束結合素子を含む光学系により観察者に導光すると共に
該光束結合素子を介して該表示情報と該観察者の前方視
野の映像情報とを空間的に重畳させて双方の情報を観察
する際、該表示情報のうちの一部の表示部を立体表示す
るようにしたことを特徴としている。
【0007】特に、(1−1−1)前記一部の表示部は
画像処理手段で立体表示可能な画像に変換しているこ
と、(1−1−2)前記一部の表示部は文字情報が表示
されている領域であること等を特徴としている。
【0008】(1−2)光束結合素子を含む光学系と表
示情報を表示する表示手段とを観察者の左右眼用に各々
設け、該表示手段に表示した表示情報からの光束を該光
学系を利用して観察者に導光すると共に該光束結合素子
を介して該素子情報と該観察者の前方視野の映像情報を
空間的に重畳させて、双方の情報を観察する際、該左右
眼用の表示手段は同一の表示情報を表示するときは左右
眼に視差が生じ、立体視できるように配置していること
を特徴としている。
【0009】特に、(1−2−1)前記左右眼用の表示
手段は視差の調整が可能な調整部材を有していることを
特徴としている。
【0010】(1−3)表示情報を表示する表示手段
と、該表示手段で表示した表示情報からの光束を観察者
に導光し、該表示情報と観察者の前方視野の映像情報と
を空間的に重畳させて双方の情報を観察する光束結合素
子を含む光学系と、該観察者の眼球に光源手段からの光
束を入射させ、該眼球からの反射光束を結像光学系によ
り撮像手段に導光し、該撮像手段からの信号を用いて該
観察者の視線情報を検出する視線検出系とを有し、該表
示情報のうちの一部の表示部を立体表示すると共に該一
部の表示部を該視線検出手段からの視線情報に基づいて
選択可能となるように設定したことを特徴としている。
【0011】特に、(1−3−1)前記一部の表示部は
文字情報が表示されている領域であることを特徴として
いる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態1の要部
ブロック図である。図12は本発明の表示装置121を
観察者の頭部122に装着したときの概略図である。
【0013】図1において画像処理手段としてのコンピ
ュータ109より、表示情報のうちの一部の表示部であ
る立体表示するための左右眼用の文字情報が例えばVG
A信号として出力され、VGAーNTSC変換器108
により左右眼用の文字情報がそれぞれNTSC信号に変
換される。変換された左右眼用の文字情報を示すNTS
C信号は、左眼及び右眼用の表示手段としての表示素子
(例えば液晶パネル)を駆動する表示駆動器106,1
07に送られる。表示駆動器106は左眼用の文字情報
を左眼用の表示素子102に表示する。表示素子102
用のバックライト104から照射された光は表示素子1
02を通り、左眼用光学系100により観察者の左眼1
10に入射し、左眼用の文字情報が左眼に観察されるこ
とになる。
【0014】同様に、表示駆動器107は右眼用の文字
情報を右眼用の表示素子103に表示する。表示素子1
03用のバックライト105から照射された光は表示素
子105を通り、右眼用光学系101により観察者の右
眼111に入射し、右眼用の文字情報が右眼に観察され
ることになる。
【0015】図2は図1の左眼用の光学系100の光学
作用を示す説明図である。
【0016】図2において左眼用の表示駆動回路106
により、左眼用の表示素子102に左眼用の文字情報が
表示される。図に不記載のバックライト点灯回路により
点灯されるバックライト104より発せられた光が表示
素子102を通り、2つのプリズム100ー1,100
ー2で構成される光学系100に入射する。光学系10
0のうち、プリズム100ー1の入射面100−1aに
入射し、プリズム100ー1の全反射面100ー1bに
臨界角以上で入射し、全反射されたのち凹面のハーフミ
ラー面(光束結合素子)100ー1cにて反射され、全
反射面100ー1bに臨界角以下で入射し透過して、観
察者の左眼110に入射する。
【0017】また、プリズム100ー2を通り外界の被
写体画像(映像情報)109(本実施形態ではコンピュ
ータの画面)がハーフミラー面100ー1cを通り、全
反射面100ー1bに臨界角以下で入射し透過して、観
察者の眼110にシースルー画像として入射される。
【0018】右眼用の光学系101においても左眼用の
光学系100と同様である。但し、後述するように左眼
用の表示素子102と右眼用の表示素子103に表示す
る表示情報のうち、一部の表示部には、例えば文字情報
等は視差のある表示情報となるように表示して立体視す
るようにしている。
【0019】図3は図1の左眼用の光学系100を介し
て観察される表示情報102aと映像情報(シースルー
画像)109aの概念図である。同図ではシースルー画
像109ーaに、表示素子102に表示された左眼用の
文字情報102aがオーバーラップ表示しているのを示
している。右眼も同様に構成され、シースルー画像に右
眼用の文字情報がオーバーラップ表示される。
【0020】図4は図1の左眼用の光学系100と右眼
用の光学系101による表示情報102,103と映像
情報(シースルー画像)109との関係を示す概略図で
ある。同図では、文字情報は両眼視差が生ずるような画
像として表示素子102,103に表示し、これにより
光学系100,101を通して見たとき、表示素子10
2,103に表示される文字情報がシースルー画像10
9に対し、空間上立体的に表示されているようにしてい
る。
【0021】図5は本実施形態1の表示駆動器(10
6,107)の要部ブロック図である。図5において、
外部から入力された画像信号(本実施形態ではコンポジ
ット信号)は、Y/C分離回路510を通り、輝度信号
と色信号に分離される。色信号は色信号処理回路511
にて信号レベル等の処理後、色復調回路512に送られ
る。色復調回路512にてB−Y,G−Y,R−Yの信
号が復調されマトリクス回路514に送られる。
【0022】一方、Y/C分離回路510にて分離され
た輝度信号は、同期分離回路513に送られ、複合同期
信号が切り取られ、マトリクス回路514に送られる。
マトリクス回路514では、入力される輝度信号(Y信
号)と、B−Y,G−Y,B−Y信号よりR,G,B信
号を作り出し、映像信号処理回路515にて駆動に適し
た信号に変換され、H−ドライバ517に送られる。
【0023】同期分離回路513から切り出された複合
同期信号は、タイミングコントロール回路516に送ら
れ、液晶パネル駆動用のタイミングクロックが作成さ
れ、H−ドライバ517、V−ドライバ518に送られ
る。H−ドライバ517、V−ドライバ518は入力さ
れるタイミングクロック信号とR,G,B信号により液
晶パネルに画像を表示する。
【0024】外部から入力される映像信号は、Y/C分
離された信号であってもよい。Y/C分離された信号を
入力する場合は、Y/C分離回路510は不要である。
【0025】本実施形態では、VGA−NTSC変換器
108を用いたが、表示素子がVGA対応となっていれ
ば不要である。
【0026】また、VGA−NTSC変換器108をコ
ンピュータ109に内臓しても良い。本実施形態では、
文字情報をコンピュータ109から出力しているが、出
力装置はビデオカメラ、スチルカメラ等の撮影装置や携
帯電話等の通信機などその他のものであっても良い。
【0027】空間的に立体表示する画像は、文字情報の
みならず簡易的な図形であってもよい。
【0028】本実施形態によれば、シースルー可能なヘ
ッドマウント型ディスプレイにおいて、オーバーラップ
表示される文字情報をシースルー画像に対して、空間的
に立体表示するため必要な文字情報が見やすく表示でき
る。
【0029】図6は本発明の実施形態2の要部概略図で
ある。図6においてシースルー画像にオーバーラップ表
示する文字情報が、コンピュータ109から1画像(片
眼画像)だけ出力される。出力された1画像分の文字情
報は画像処理回路112に入力する。画像処理回路11
2では、入力された画像をそのまま片眼用の画像として
出力するとともに、視差が生ずる画像となるよう例えば
入力した画像を所定時間遅らせた画像を生成し、これを
もう一方の文字情報画像として出力するよう構成され
る。
【0030】画像を所定時間遅らせた画像を生成するに
は、例えば図7(A)に示すように、入力画像を所定時
間遅延した画像を出力することにより実現される。各水
平走査ラインに表示を開始してから所定時間は表示すべ
く画像がないため、水平同期信号が入力されてから所定
時間は疑似信号を出力するよう構成すれば良い。
【0031】また図7(B)に示すように、いわゆるシ
フト回路を構成し、所定データ分はダミーの信号が順次
出力され、その後入力した画像が出力されるよう構成し
ても良い。
【0032】図6において画像処理回路112にて生成
された両眼用の文字情報画像は、表示駆動回路106,
107に送出され、表示素子102,103に左右画像
がそれぞれ表示される。表示素子102,103に表示
された文字情報は、光学系100,101によりシース
ルー画像にオーバーラップ表示され、シースルー画像に
対し空間的に立体表示される。
【0033】本実施形態によれば、文字情報を出力する
装置(本実施形態ではコンピュータ109)は、立体視
用に両眼用の画像を出力する必要がなく、立体視用の画
像を出力するハードウエア、或いはソフトウエアを用意
する必要がなくなる。
【0034】上記構成により、図7(C)に示すごとく
視差を生ずる両眼用の映像を得ることが可能となる。
【0035】図7(A),(B)の画像処理回路112
の実施形態において遅延量、シフト数を変更することに
より、シースルー画像に対し、空間的に立体視される位
置を可変とするよう構成することも可能である。
【0036】図8は本発明の実施形態3の要部ブロック
図である。図8において、表示素子102,103は例
えば7セグメントアレイで構成され、表示素子に表示さ
れた文字情報が光学系100,101を通り観察者の眼
に結像する際、左右眼の文字画像を観察する左右眼に立
体画像が観察されるような視差が生ずるように、表示素
子102,103が配置されている。
【0037】表示素子103は図8の矢印で示す方向
(観察の左右方向)に調整部材801により移動可能な
よう構成し、シースルー画像に対し空間的に立体視され
る位置が、可変可能なよう構成するようにしている。
【0038】また、表示素子は7セグメントアレイでな
く、2次元表示の一般的な液晶パネル等であってもよ
い。
【0039】図9は本発明の実施形態4の要部ブロック
図である。本実施形態では立体表示された文字情報に観
察者が瞳を向けることにより、該観察者の視線を視線検
出系(視線検出回路114とイメージセンサ712を含
む)で検知してその文字情報が選択されたことを示すも
ので、コンピュータやカメラ等のモードや画面切り換え
等に応用できるものである。
【0040】図10は本実施形態の視線検知系の構成の
概略図である。同図は図2の光学系に視線検出系を用い
た場合を示している。図10において、2つの赤外発光
ダイオード706a,b(図には一方のみ表示)から発
せられた赤外光は、観察者の瞳110の方向に投光さ
れ、瞳110にて反射され、光学プリズム100ー1の
全反射面100ー1bに臨界角以下で入射して透過し、
ハーフミラー面(曲面)100ー1cで反射され、全反
射面100ー1bに臨界角以上で入射し、この面100
−1bにて反射され入射面100−1aを通り、ダイク
ロイックミラー113にて反射され、受光レンズ711
を通りイメージセンサ712に結像される。
【0041】図11(A)はイメージセンサ712に投
影される像の説明図、図11(B)はイメージセンサの
出力強度の説明図、図11(C),(D)は視線検知方
法の原理を示す上面図と側面図である。
【0042】次に、図11を用いて視線の検出方法を説
明する。まず図11(C)において赤外発光ダイオード
706bより放射された赤外光は観察者の眼球708の
角膜710を照明する。このとき角膜710の表面で反
射した赤外光により形成される角膜反射像(虚像)は結
像レンズ711により集光され、イメージセンサ712
上の位置d’に結像する。同様に赤外発光ダイオード7
06aより放射された赤外光は眼球の角膜710を照明
する。このとき角膜710の表面で反射した赤外光によ
り形成された角膜反射像eは、結像レンズ711により
集光され、イメージセンサ712上の位置e’に結像す
る。また虹彩704の端部a,bからの光束は結像レン
ズ711を介してイメージセンサ712上の位置a’,
b’に該端部a,bの像を結像する。結像レンズ711
の光軸に対する眼球708の光軸の回転角θが小さい場
合、虹彩704の端部a,bのx座標をxa,xbとす
ると、xa,xbはイメージセンサ上で多数点求めるこ
とができる(図11(A)の中のx印)。そこでまず円
の最小自乗法にて瞳孔中心xcを算出する。一方、角膜
710の曲率中心oのx座標をxoとすると、眼球70
8の光軸に対する回転角θxは、 oc*sinθx=xcーxo ・・・・・・・・(1) となる。また、角膜反射像dとeの中点kに所定の補正
値δxを考慮してxoを求めると、 xk=(xd+xe)/2 xo=(xd+xe)/2+δx ・・・・・・・・(2) ここでδxは装置の設置方法/眼球距離等から幾何学的
に求められる数値であり、その算出方法は公知なので省
略する。よって、(1)を(2)へ代入しθxを求める
と、 θx=arcsin[[xcー{(xd+xe)/2+δx}]/oc] ・・・・・・(3 ) となる。さらにイメージセンサ712上に投影された各
々の特徴点の座標を、’(ダッシュ)をつけて書き換え
ると θx=arcsin[[xc’ー{(xd’+xe’)/2+δx’}]/ oc/β] ・・・・・・(4 ) となる。ここでβは結像レンズ711に対する眼球の距
離szeにより決まる倍率で、実際は角膜反射像の間隔
xd’ーxe’ の関数として求められる。
【0043】垂直面で考えると、図11(D)の様な構
成となる。ここで2個の赤外発光ダイオード706a,
706bにより生じる角膜反射像は同位置に発生し、こ
れをiとする。眼球の回転角θyの算出方法は水平面の
時とほぼ同一であるが(2)式のみ異なり、角膜曲律中
心oのy座標をyoとすると、 yo=yi+δy (5) となる。
【0044】ここでδyは装置の配置方法、眼球距離等
から幾何学的に求められる数値であり、その算出法は公
知なので省略する。よって垂直方向の回転角θyは、 θy=arcsin[[yc’ー(yi’+δy’)]/oc/β ・・・・・・(6) となる。
【0045】さらに、ヘッドマウント型ディスプレイの
画面上の位置座標(xn,yn)は光学系で決まる定数
mを用いると、水平面上、垂直面上それぞれ、 xn=m*arcsin[[xc’ー{(xd’+xe’)/2+δx’} ]/oc/β] ・・・・・・・・(7 ) yn=m*arcsin[[yc’ー(yi’+δy’)]/oc/β]] ・・・・・・・・(8 ) となる。
【0046】上記のごとき視線検知方法により、例えば
図9に示すごとく4隅にシースルー画像に対し空間的に
立体表示された文字情報のどこを観察者がみているか、
イメージセンサ712の出力より、視線検出回路114
が判定し、その見ている座標をコンピュータ109に送
出する。コンピュータ109は、例えば観察者が所定時
間連続して文字情報を見つめていると判定したときは、
その選択された文字情報、或いは簡易な図形から画面の
切り換えを行ったり、モードの切り換えを行うよう設定
するようにしている。
【0047】また、視線検出回路114からの座標によ
り、観察者が見ている位置がわかるよう画面にキャラク
タ(本実施形態では+マーク)を表示するようにしても
良い。
【0048】本実施形態によれば、シースルー画像に文
字情報や簡易図形が立体的に表示され、これら情報が見
やすくなるとともに、視線入力により文字情報等を見つ
めることによりモードの選択が可能となり、使いやすい
ディスプレイを提供することが可能となる。
【0049】尚、本発明は、コンピュータやカメラ、ビ
デオカメラ等の撮影装置以外にもゲーム機や携帯電話
機、医療機等の装置にも利用可能である。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば以上のように、表示手段
に表示する表示情報のうち、予め設定した一部の表示部
を立体表示することにより、表示情報及びシースルー映
像情報の双方を同一視野で良好に観察することができる
表示装置を達成すれことができる。
【0051】特に、 (2−1)表示素子に表示した文字情報や簡易図形を、
シースルー画像に対し空間的に立体表示することによ
り、文字情報や簡易図形を見やすく表示することができ
る。 (2−2)1つの文字情報(片眼用)より視差の生ずる
立体視用の両眼画像を生成する機能を設けることによ
り、文字情報を出力する装置(例えばコンピュータ、カ
メラ等)は、2画像を出力する必要がなくなる。 (2−3)左右眼用の表示素子を観察者が見ると視差が
生ずるよう配置することにより、1つの文字情報により
立体視可能となるため左右眼用の文字情報を生成する機
能が不要となる。 (2−4)視差が生ずるよう配置された表示素子を可動
なよう構成することにより、シースルー画像に対し空間
上立体視されている位置を任意に可変可能となり、観察
者が見やすい位置に容易に設定可能となる。 (2−5)シースルー画像に対して、空間的に立体表示
された文字情報を見つめることにより、その文字情報が
選択されたことを検知する視線検知手段を設けることに
より、両手を使わずに各種モードや機能を簡易に切り換
えることができる。 (2−6)文字情報が立体表示されているため、文字情
報の選択における視線の迷いも少なくすることが可能と
なる。等の効果を有した表示装置を得ること。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の要部ブロック図
【図2】本発明の実施形態1の光学系の詳細図
【図3】本発明の実施形態1の片眼に表示されるイメー
ジの例を示す説明図
【図4】本発明の実施形態1の両眼視されるイメージの
例を示す説明図
【図5】本発明の実施形態1の表示駆動回路例を示すブ
ロック図
【図6】本発明の実施形態2の要部ブロック図
【図7】本発明の実施形態2の画像処理回路例を示す説
明図
【図8】本発明の実施形態3の要部ブロック図
【図9】本発明の実施形態4の要部ブロック図
【図10】本発明の実施形態4の視線検知部の構成説明
【図11】本発明の実施形態4の視線検出法の説明図
【図12】本発明の表示装置を頭部に装着したときの説
明図
【符号の説明】
100,101 プリズムブロック(光学系) 100−1c 光束結合手段 102,103 表示素子(表示手段) 104,105 表示素子用バックライト 106,107 表示素子駆動回路 110,111 観察者の眼 102−a オーバーラップ表示文字例 109 画像処理手段 109−a シースルー画像例 706−a,b 赤外発光ダイオード 711 結像レンズ 712 イメージセンサ(撮像手段) 113 ダイクロイックミラー

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示手段に表示した表示情報からの光束
    を光束結合素子を含む光学系により観察者に導光すると
    共に該光束結合素子を介して該表示情報と該観察者の前
    方視野の映像情報とを空間的に重畳させて双方の情報を
    観察する際、該表示情報のうちの一部の表示部を立体表
    示するようにしたことを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 前記一部の表示部は画像処理手段で立体
    表示可能な画像に変換していることを特徴とする請求項
    1の表示装置。
  3. 【請求項3】 前記一部の表示部は文字情報が表示され
    ている領域であることを特徴とする請求項1又は2の表
    示装置。
  4. 【請求項4】 光束結合素子を含む光学系と表示情報を
    表示する表示手段とを観察者の左右眼用に各々設け、該
    表示手段に表示した表示情報からの光束を該光学系を利
    用して観察者に導光すると共に該光束結合素子を介して
    該素子情報と該観察者の前方視野の映像情報を空間的に
    重畳させて、双方の情報を観察する際、該左右眼用の表
    示手段は同一の表示情報を表示するときは左右眼に視差
    が生じ、立体視できるように配置していることを特徴と
    する表示装置。
  5. 【請求項5】 前記左右眼用の表示手段は視差の調整が
    可能な調整部材を有していることを特徴とする請求項4
    の表示装置。
  6. 【請求項6】 表示情報を表示する表示手段と、該表示
    手段で表示した表示情報からの光束を観察者に導光し、
    該表示情報と観察者の前方視野の映像情報とを空間的に
    重畳させて双方の情報を観察する光束結合素子を含む光
    学系と、該観察者の眼球に光源手段からの光束を入射さ
    せ、該眼球からの反射光束を結像光学系により撮像手段
    に導光し、該撮像手段からの信号を用いて該観察者の視
    線情報を検出する視線検出系とを有し、該表示情報のう
    ちの一部の表示部を立体表示すると共に該一部の表示部
    を該視線検出手段からの視線情報に基づいて選択可能と
    なるように設定したことを特徴とする表示装置。
  7. 【請求項7】 前記一部の表示部は文字情報が表示され
    ている領域であることを特徴とする請求項6の表示装
    置。
JP7310068A 1995-11-02 1995-11-02 表示装置 Pending JPH09127455A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7310068A JPH09127455A (ja) 1995-11-02 1995-11-02 表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7310068A JPH09127455A (ja) 1995-11-02 1995-11-02 表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09127455A true JPH09127455A (ja) 1997-05-16

Family

ID=18000789

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7310068A Pending JPH09127455A (ja) 1995-11-02 1995-11-02 表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09127455A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002023098A (ja) * 2000-07-10 2002-01-23 Shikoku Res Inst Inc 顔面装着型の赤外と可視映像の同時視認装置
JP2008118574A (ja) * 2006-11-07 2008-05-22 Ricoh Co Ltd 画像表示装置、立体視覚認識用画像、立体画像提示システム及び立体画像提示方法
JP2011053468A (ja) * 2009-09-02 2011-03-17 Sony Corp 映像/文字同時表示装置及び頭部装着型ディスプレイ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002023098A (ja) * 2000-07-10 2002-01-23 Shikoku Res Inst Inc 顔面装着型の赤外と可視映像の同時視認装置
JP2008118574A (ja) * 2006-11-07 2008-05-22 Ricoh Co Ltd 画像表示装置、立体視覚認識用画像、立体画像提示システム及び立体画像提示方法
JP2011053468A (ja) * 2009-09-02 2011-03-17 Sony Corp 映像/文字同時表示装置及び頭部装着型ディスプレイ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102578929B1 (ko) 조향 가능한 중심와 디스플레이
US11297304B2 (en) Virtual image display device and head mounted display using same
EP0618471B1 (en) Image display apparatus
US7193584B2 (en) Wearable display apparatus
US10645374B2 (en) Head-mounted display device and display control method for head-mounted display device
JPH0954376A (ja) 立体表示装置
US11178380B2 (en) Converting a monocular camera into a binocular stereo camera
WO2005043218A1 (ja) 画像表示装置
JPH09105885A (ja) 頭部搭載型の立体画像表示装置
JPH10327433A (ja) 合成画像の表示装置
JPH08292394A (ja) 頭部搭載型画像表示装置
EP3729182B1 (en) Eye tracking for head-worn display
EP3514606A1 (en) Eye tracking for head-worn display
JP2018203245A (ja) 表示システム、電子ミラーシステム及び移動体
US20200128229A1 (en) Field of view expansion by color separation
JPH08160345A (ja) 頭部装着式ディスプレイ装置
US20210397251A1 (en) Display apparatus and method incorporating gaze-dependent display control
JP2018054976A (ja) 頭部搭載型表示装置及び頭部搭載型表示装置の表示制御方法
JPH09127455A (ja) 表示装置
JPH06289318A (ja) 頭部装着型表示装置
WO2021010123A1 (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
JP2004258594A (ja) 広角度から鑑賞できる立体画像表示装置
JPH08223609A (ja) 焦点調節の可能な三次元表示方法および表示装置
JP2021022851A (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
JPH1169383A (ja) 立体表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040601