JPH09126960A - 試料採取方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は地質調査等を行なう場合で、特に深度
の大きな海底での試料採取方法を提供する。 【構成】海上より、クレーン等で吊って海底の土壌や堆
積物等を採取する試料採取方法に於いて、サンプラーの
ケーシングの上部にダウンザホールハンマーを設けて、
海上より圧縮空気を送気して打撃することによりサンプ
ラーを貫入して、試料を採取するのを特徴とする試料採
取方法で、水中で使用することが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は地質調査等を行う時に、
ダウンザホールハンマーによってサンプラーを地盤等に
貫入し、試料採取を行う方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】電磁式バイブレーターや、電動式のバイ
ブレーター等を動力としてサンプラーを貫入する試料採
取方法があった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】深度の大きな海底で
は、電磁式バイブレーターや、電動式のバイブレーター
は水中で使用するのは困難であった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】圧縮空気を動力として地
盤を打撃掘削するのに一般に使用されている、ダウンホ
ールハンマーをサンプラーのケーシングの上部に設け
た。

【０００５】

【作用及び実施例】海上より、クレーン等で吊って海底
の試料を採取するサンプラー貫入装置に於いて、 （１） サンプラー（１）の上にビット接続器（２）を
設けて、その上側にダウンザホールハンマー（３）を設
ける。 （２） 該ダウンザホールハンマー（３）の上側にドリ
ルカラー（５）を設ける。 （３） ウエイト（４）をドリルカラー（５）に通して
取り付け、その上に吊り輪を具備した取り外し可能なサ
ブ（６）を設ける。 （４） エアホース（８）をサブ（６）に接続する。 （５） 以上の構成から成る装置を台船からワイヤロー
プ（７）で吊つて水中に沈め、海底に着地させる。 （６） 海上のコンプレッサー（９）より、圧縮空気を
ダウンザホールハンマー（３）に送気し、ダウンザホー
ルハンマーの打撃運動により、サンプラー（１）を貫入
し、試料採取を行なう。

【０００６】

【発明の効果】サンプラー貫入の動力源として、ダウン
ザホールハンマーを使用することにより、 （１） エアー量を調整することで打撃量を調整出来
る。 （２） ウエイトを調整して貫入量を調整出来る。 （３） 水中で使用出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のサンプラーを貫入する状態図である。

【符号の説明】

１ サンプラー ２ ビット接続器 ３ ダウンザホールハンマー ４ ウエイト ５ ドリルカラー ６ サブ ７ ワイヤーロープ ８ エアーホース ９ コンプレッサー

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】海上より、クレーン等で吊って海底の堆積
   物を採取する試料採取方法に於いて、サンプラーのケー
   シングの上部にダウンザホールハンマーを設けて、海上
   より圧縮空気を送気して打撃することによりサンプラー
   を貫入して、試料を採取するのを特徴とする試料採取方
   法。