JPH09126725A - 同時に映像化される対象物の異なる領域に最適な焦点を結ぶための平衡焦点システムおよび方法 - Google Patents

同時に映像化される対象物の異なる領域に最適な焦点を結ぶための平衡焦点システムおよび方法

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JPH09126725A
JPH09126725A JP8200896A JP20089696A JPH09126725A JP H09126725 A JPH09126725 A JP H09126725A JP 8200896 A JP8200896 A JP 8200896A JP 20089696 A JP20089696 A JP 20089696A JP H09126725 A JPH09126725 A JP H09126725A
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Andrei Csipkes
シプクス アンドレイ
John Mark Palmquist
マーク パルムクイスト ジョン
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 合成映像を形成するために、同時に映像化さ
れ、その後結合される対象物の異なる領域に最適な焦点
を結ぶための平衡焦点システムおよび方法。 【解決手段】 平衡焦点方法は、光ファイバの終端部の
端面において、光ファイバのコアの偏心を、測定するた
めの自動検査システムに特に適している。検査システム
30は、特徴映像化装置38と境界セグメント映像化装
置36、映像化装置の一部を調整するための焦点調整機
構(FAM)、の映像化装置から映像データを受け取
り、FAMを制御するように構成されている機械視覚シ
ステム34を含む映像化システムを持っている。特徴映
像化装置は、特徴(例えば、光ファイバのコア端面)の
映像を捕捉し、境界セグメント映像化装置は、対象物
(例えば、終端部の端面)の対応する境界セグメントの
映像を捕捉する。機械視覚システムは、特徴映像および
境界セグメント映像に基づいて偏心を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、測定、試
験および品質管理システム、特に合成映像を形成するた
めに、同時に映像化され、その後結合される対象物の異
なる領域に最適な焦点を結ぶための平衡焦点システムお
よび方法に関する。平衡焦点システムは、特に、ある対
象物の中心部の特徴のオフセットの程度を、接しないで
測定するための自動検査システムと一緒に使用するのに
適しているが、その用途はこれに限定されない。自動検
査システムの一つの用途は、光ファイバの終端部の端面
上において、光ファイバのコアが終端部の整合面と比べ
ると非常に細くなっている、終端部の整合面の理論上の
理想的な中心に対する、光ファイバのコアのオフセッ
ト、すなわち、偏心の程度を測定することである。
【0002】
【従来の技術】通信に使用される光ファイバ・ケーブル
は、光ファイバを含んでいる。光ファイバは、光を伝達
するコアと、コアの周囲を取り巻き保護している被覆を
持っている。被覆は、ケーブルを完成するための一つま
たはそれ以上のコーティング、絶縁、遮蔽および/また
は支持層で覆われている。通常の光ファイバ・コアの直
径が約8−50ミクロンしかないことを考えると、二本
の光ファイバ・ケーブルのコアを正確に整合して接続す
るのは至難の業である。
【0003】接続する光ファイバをそのように正確に接
続するためには、いくつかの異なる接続形状がこの業界
で開発されてきた。光ファイバを接続するための一つの
周知の形状は、フェルール接続と呼ばれる。パルムキス
トの米国特許第4,738,508号およびパルムキス
トの米国特許第4,738,507号の両方に、フェル
ール接続の一例が開示されている。もう一つの周知の方
法は、双円錐接続と呼ばれる。ライオネス他の米国特許
第4,787,698号に双円錐接続の一例が開示され
ている。
【0004】上記の接続形状は両方とも、接続される光
ファイバ・ケーブルの両端部は切断され、終端部には周
囲を取り巻いている支持材料、またはプラグが取り付け
られる。最適の性能を発揮させ、光エネルギーの損失お
よび反射を最も少なくするために、別々の光ファイバの
終端部の端面を、各端面のコアが正確に整合するように
接続しなければならない。上記のように接続するために
は、終端部の端面は、対応する終端プラグ上の各整合面
を係合し、整合する接続構造物により接続される。フェ
ルール接続の場合には、整合面は、プラグの全体的に円
筒形の一番外側の境界面であり、その直径は約2500
ミクロンである。さらに、双円錐終端部の場合には、整
合面は、約4400ミクロンの端面を持っている斜めの
面取り部である。上記の接続法のどちらかにより、光フ
ァイバの終端部をうまく接続するには、コアの端面を終
端部の端面の中心に極めて近いところに配置する必要が
ある。(直径約8−50ミクロンの)コアの端面は、
(フェルール接続の場合は約2500ミクロン、双円錐
接続の場合には約4400ミクロンの)終端部整合面の
直径と比較すると遥かに細い。さらに、整合面に対する
コアのオフセット、すなわち、偏心は、二つの係合する
各終端部上で1ミクロンを超えてはならない。上記の精
度を満足させるためには、偏心を約0.1ミクロンの精
度で測定することが望ましい。以下に偏心を測定するた
めの先行技術によるいくつかの周知の方法について説明
する。
【0005】第一の方法は、工具顕微鏡の視野軸に対し
て平行に終端部の軸を設置した状態で、工具顕微鏡に対
して終端部の端面を移動させることにより、コアの端面
と終端部の端面の境界にデジタル変換点を設置してい
る。コアおよび終端部の各中心を決定するために、デジ
タル変換点に数式が適用される。偏心とは、これら二つ
の中心点の間の距離であると定義されている。
【0006】偏心を測定する第二の方法は、V型支持ブ
ロックのような固定装置内で終端部を回転させながら、
高倍率の顕微鏡によりコアを観察する方法を使用してい
る。終端部がその縦軸を中心にして回転している間に、
コアの動きが測定される。終端部が回転する際のコアの
中心を示す点の軌跡は、一般に円形で、円の半径は偏心
に等しい。双円錐接続に関する上記の技術は、ライオネ
ス他の米国特許第4,787,698号に、またフェル
ール接続に関する上記の技術は、パームキストの米国特
許第4,738,508号に開示されている。
【0007】偏心を測定する第三の方法は、偏心の影響
の測定に焦点を当てていて、試験中の終端部を、無視で
きる程度の偏心を持っていることが知られている「金の
コネクタ」と呼ばれることもある、基準コネクタに相互
接続する方法を使用している。接続構造物と接続させた
後で、そこを通る光の通過が測定される。偏心は、光の
損失および光の損失を偏心の関数として定義している、
一つまたはそれ以上の数式に基づいて決定される。
【0008】第四の方法は、以下に説明するように、今
日まで基本的にははっきりしているが、まだ証明されて
いない方法である。この方法は、全終端部の端面および
コアと終端部の境界への接合点の映像を入手する方法を
使用している。上記の映像を生成した後で、オフセット
は周知の数学的方法で直接計算することができる。例え
ば、最初境界ピクセルおよびコア・ピクセルにそれぞれ
円を適用し、その後で円の各中心を決定すれば、オフセ
ットは円の各中心間の変位として計算することができ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、現在では、上
記の方法は実際には使用されない。何故なら、(直径約
8ミクロンの)コアの端面と(直径2500ミクロン
の)終端部の端面との間のサイズの差があまりに大きす
ぎるからである。都合の悪いことに、従来の機械視覚シ
ステムはの標準解像度は、通常512x512画素(ピ
クセル)であるが、この解像度ではコアを正確に設置す
るには不十分である。より詳細に説明すると、終端部の
端部の直径が2500ミクロンである場合には、各ピク
セルの大きさは約5ミクロンである。直径約8ミクロン
のコアの場合、そのコアのサイズは1または2ピクセル
に過ぎず、従って必要とする0.1ミクロンの精度でコ
アを設置することは不可能である。終端部を0.1ミク
ロンの精度で設置するには、1ピクセルの約1/50の
サブピクセルの解像度を必要とし、この解像度は一般に
は、機械視覚技術で通常達成できるとは考えられない。
さらに、終端部の端面の映像を、コアを適当な数のピク
セルで表すことができる程度にまで拡大すると、もはや
終端部の境界を映像内で見つけることができなくなり、
その位置を正確に確定できなくなる。さらに、映像を作
る上で厄介なのは、終端部の境界とコアの境界が通常同
一平面上にないことである。
【0010】それ故、この業界で待望されてきたのは、
現在周知のシステムと比較すると、より少ない労力で、
より少ない材料で、そしてより少ないコストで、少なく
とも0.1ミクロンでの精度で、光ファイバの終端部の
偏心を接しないで測定するシステムである。より詳細に
説明すると、工具顕微鏡のような座標測定システム上で
終端部を移動させなくても、相対的なコアの動きを観察
するために、縦軸を中心にして終端部を回転しないで
も、また整合のずれによる光の損失を測定するために、
終端部を送信測定試験器に接続しないでも、少なくとも
0.1ミクロンの精度で光ファイバの終端部の偏心を、
接しないで測定するためのシステムの開発が待望されて
きた。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、合成映像を形
成するために、同時に映像化され、その後で結合される
対象物の異なる領域に最適な焦点を結ぶための平衡焦点
システムおよび方法を提供する。平衡焦点システムは、
特にある対象物の中心部の特徴のオフセットの程度を、
接しないで測定するための自動検査システムと一緒に使
用するのに適しているが、その用途はこれに限定されな
い。自動検査システムの一つの用途は、光ファイバの終
端部の端面上において、光ファイバのコアが終端部の整
合面と比べると非常に細くなっている、終端部の整合面
の理論上の理想的な中心に対する、光ファイバのコアの
オフセット、すなわち、偏心の程度を測定することであ
る。この意味からいって、終端部の整合面と比較する
と、コアのサイズは非常に細い(通常、フェルール接続
の場合には約1/50から1/300、双円錐接続の場
合には、約1/80から1/550)ことに留意された
い。
【0012】検査システムは、一般に(a)特徴映像化
装置と、一つまたはそれ以上、好適には四つの境界セグ
メント映像化装置を含んでいる映像化システムと、
(b)映像化システムに接続している機械視覚システム
からなっている。特徴映像化装置は、特徴(例えば、光
ファイバのコア)の映像(特徴映像)を捕捉する位置に
設置され、一つまたはそれ以上の境界セグメント映像化
装置は、対象物(例えば、終端部の端部)の境界セグメ
ントの映像を捕捉する位置に設置されている。対象物が
終端部である場合には、特徴はコアであり、境界セグメ
ントは、整合面の端部境界であるが、この整合面の端部
境界は、フェルール接続の場合には、プラグの全体的に
円筒形の一番外側の境界面であり、双円錐接続の場合に
は、斜めの面取り部である。最後に、機械視覚システム
は、特徴映像および一つまたはそれ以上の境界セグメン
トの映像に基づいてオフセット(例えば、終端部の端面
の偏心)を測定する。
【0013】特徴映像化装置および各境界セグメント映
像化装置は、好適には各レンズからなることが好まし
い。各境界セグメント・レンズは、第一の平面内に位置
し、特徴レンズは第一の平面に実質的に平行な第二の平
面内に位置している。さらに、第一および第二の平面
は、対象物の特徴と境界との間の縦方向の隙間に対応す
る距離だけ離れている。さらに、カメラ、例えば、電荷
結合素子(CCD)は、特徴および境界セグメント・レ
ンズにより形成され、合成映像を作成するための複数の
映像を同時に受信するためのレンズに隣接して設置され
ている。最後に、好適な実施例の場合には、各境界セグ
メント・レンズがその各境界セグメントを倒立し、その
内部に保持するように、また特徴レンズが倒立してない
映像をカメラに送るように、対物レンズとコレククタ・
レンズは、各映像化装置レンズの両側に設置されてい
る。
【0014】検査システムの機械視覚システムは、試験
中の対象物の特徴が、対象物の理論上の理想の中心C
ideal からどのくらいオフセットしているかを計算する
検査方法を使用し、またこの方法で駆動されている。こ
の試験方法は、だいたい以下のように要約することがで
きる。終端部の端面は、映像化システムの境界セグメン
ト映像化装置および特徴映像化装置に露出される。境界
セグメント映像化装置は整合面の境界セグメントを表す
境界セグメント映像を形成する。さらに、特徴映像化装
置は、問題の特徴を表す特徴映像を形成する。好適な実
施例の場合には、各映像は、一つの合成映像に合成さ
れ、合成映像を表す電気信号は機械視覚システムに送ら
れ分析される。一方、各映像化装置は、そのそれぞれの
問題の領域を表す別々の電気信号を生成することがで
き、別々の電気信号は機械視覚システムに送られ、ここ
で電気信号は、ソフトウェアまたはファームウェア内
で、合成映像を組み立てるために使用され、分析され
る。
【0015】機械視覚システムは、下記のように、合成
映像から整合面に対するオフセット、すなわち、偏心を
測定する。曲線(例えば、既知の直径の円)は、各境界
セグメント映像化装置36が捕捉した各境界セグメント
に適用される。終端部の端面の中心Ttestは、一つまた
はそれ以上の適用曲線に基づいて数学的に確認される。
一般に、使用する曲線の数が多ければ多いほど、理論的
な終端部の端面の中心Ttestの測定は正確になる。好適
な実施例の場合には、四つの境界セグメント映像化装置
を使用しているので、整合面に適用される円は四つあ
る。さらに、実際のコアの端面の中心Ctestは、例え
ば、勾配分析のような、しかしこれに限定されない合成
映像の任意の適当な分析を使用して決定される。
【0016】偏心は、後で詳細に説明する二つの実施例
(図11−図13の較正および偏心測定用に第一の実施
例、および図14−図16の較正および偏心測定用の第
二の実施例)を使用して測定される。第一の実施例の場
合には、偏心ベクトルeは、距離ベクトルdtest(本明
細書では太字で示すベクトル。dtestは大きさと方向を
持っている。)を距離ベクトルdideal と比較して測定
される。距離ベクトルdtestは、コア端面の中心Ctest
と、終端部の端面の中心Ttestとの間の変位を表す。両
方の中心とも、試験終端部に対応している。距離ベクト
ルdideal は、コア端面の中心Cideal と、終端部の端
面の中心Tideal との間の変位を表す。両方の中心と
も、理想的な終端部(すなわち、デミニミスの偏心を特
徴としている終端部)に対応していて、検査システムの
初期化が行われている間に、記憶される。偏心ベクトル
eの大きさは、必要とする偏心値であり、偏心ベクトル
eの角度は偏心の角度を反映している。
【0017】第二の実施例(最善モード)の場合には、
偏心は、最初にコア端面の中心Cte stから外側に半径方
向に線を引き、各半径方向に延びる線上の各適合円の中
心の位置を測定することによって決定される。さらに、
半径方向に延びる線が適合円と交差する交点が、確認さ
れ、理想終端部の端面の中心Cideal に対応する理想交
点と比較される。理想的な交点を持っている変換マップ
(参照テーブルまたは式)は、検査システムの初期化中
に作成され、理想的な交点はコア端面の中心Ctestに基
づいて、動作中に検索される。最後に、偏心は理想的な
交点を実際の交点と比較して測定される。
【0018】一つ以上の境界セグメント映像化装置が使
用される場合には、機械視覚システムは、合成映像が形
成されるとき、対象物の異なる境界セグメントの最適な
焦点を調整するために、平衡焦点法を使用することがで
きる。平衡焦点法は、検査方法に組み込まれていて、以
下のステップからなっている。(a)下記のステップに
より一連の合成映像を形成するステップ。これは以下の
ステップからなっている。(1)対象物に対して、対物
レンズをある軸(本明細書ではz軸)に沿って、増分単
位により移動させるステップと、(2)対物レンズが上
記の軸上の種々の抽出位置にあるときに、光システム
で、対象物の異なる領域の各映像を同時に捕捉するステ
ップと、(3)各映像が合成映像の各部分として現れる
ように、対物レンズの特定の抽出位置に対応する各映像
を合成するステップと、(b)一連の合成映像に基づい
て、上記の軸(本明細書では、z軸)に沿って、光シス
テムの最適焦点位置を決定するステップ。
【0019】さらに、ステップ(b)は下記の手順で行
うことができる。(1)映像領域を含み、映像領域に対
応している各合成映像内のサーチ領域を限定するステッ
プと、(2)最大の勾配を示し、予め定めた域値を超え
る各サーチ領域内のピクセルの位置を確認するステップ
と、(3)サーチ領域にそれぞれ対応するピクセルの合
計を得るために、各サーチ領域に対して確認されたピク
セル位置の数を決定するステップと、(4)ピクセルの
合計を数的に結合することによって、各抽出位置の統計
Sを計算するステップ、(5)統計Sの局部的最小値に
基づいて、対物レンズに対する最適抽出位置を決定する
ステップ。
【0020】本発明の新規な平衡焦点システムおよび方
法は、多くの利点を持っている、その内のいくつかの例
を以下に説明する。
【0021】本発明の平衡焦点システムおよび方法のも
う一つの利点は、通常0.1ミクロン以下の非常に高い
精度で、対象物の中央の特徴のオフセットを正確に測定
することができるということである。
【0022】本発明の平衡焦点システムおよび方法のも
う一つの利点は、特徴およびセグメントが同じ焦点面上
になくても、一つの映像内に対象物の特徴および境界セ
グメントをピントが合った状態で映像化することができ
ることである。この利点は、フェルールの端面で光ファ
イバ・コアの偏心を測定するときに特に役に立つ。何故
なら、フェルールの終端部は斜めの面取り部を持ち、コ
アおよび境界セグメントが異なる焦点面内にあるからで
ある。
【0023】本発明の平衡焦点システムおよび方法のも
う一つの利点は、終端部(例えば、フェルール・タイプ
または双円錐タイプ)において、光ファイバ・コアの偏
心を測定するための正確な自動検査システムを実行する
ことができることである。当業者なら、図面を参照しな
がら、以下の詳細な説明を読めば、本発明の他の特徴お
よび利点を理解できると思う。本明細書のすべての追加
の特徴および利点は、特許請求の範囲に定義するよう
に、本発明の範囲内に含まれる。
【0024】
【発明の実施の形態】この特定な用途に限定されないけ
れども、本発明の検査システムは、終端部の中心に対す
る光ファイバのコアのオフセット、すなわち、偏心の程
度を、光ファイバの終端部の端面において、非接触およ
び非破壊で測定するのに特に適している。この用途の場
合、光ファイバのコアは、一番外側の終端部の境界と比
較すると非常に細い(通常、約1/50−1/30)。
説明を分かりやすくするために、フェルール接続用の光
ファイバの終端部を図1Aおよび図1Bに示し、検査シ
ステムを、上記の特定のタイプの終端部の映像化と関連
させて説明する。後で説明する双円錐接続の終端部が、
パームキストの米国特許第4,738,508号および
同人の米国特許第4,738,507号により詳細に開
示されていることに留意されたい。さらに、検査システ
ムは、特にライオネス他の米国特許第4,787,69
8号内に開示されている双円錐内に使用されている終端
部を含む、他のタイプの終端部の偏心を測定するのにも
使用することができることに留意されたい。
【0025】I.光ファイバの終端部および偏心の測定 図1Aは、フェルールの終端部21を示す。フェルール
の終端部21は、全体が円筒形の内部光ファイバ24を
取り囲んでいる、全体が円筒形の外側の支持層、すなわ
ち、プラグ22を含んでいる。終端部21の端面21’
は、光ファイバの端面24’の周囲に位置しているプラ
グ端面22’を含んでいる。端面22’および24’
は、一緒に光ファイバ24の縦軸zを横切る(通常は、
半径18mmの)全体的に連続している球面曲率を形成
している。終端部の端面21’は、さらにプラグ端面2
2’および円筒形の一番外側のプラグ境界面22''' と
の間に位置している斜めの面取り部22''を含んでい
る。上記のプラグ境界面22''' は、整合面と呼ぶこと
ができる。何故なら、別々の終端部21を整合させるた
めに、接続状態の接続構造物と係合し、それによって案
内されるからである。斜めの面取り22''は、全体的に
円錐で環状の形をしていて、長手方向の光ファイバ24
に対して対称形になっている。さらに、整合面22'''
の大きさは、通常好適な実施例のフェルールの終端部2
1内では、約2500ミクロンである。
【0026】光ファイバ24は、図1Bおよび図1Cに
示すように、外側の細長い被覆層27およびコア端面2
8’を持っている細長い円筒形コア28を含んでいる。
コアの太さは、一般に約8−50ミクロンである。それ
故、コアは、プラグ22の整合面22''' と比較する
と、遥かに細い(通常、フェルール接続の終端部の場合
には、約1/50から1/300、双円錐接続の終端部
の場合には、約1/80−1/550)。
【0027】別々の終端部21を接続する場合には、最
適の性能を発揮させ、光エネルギーの損失および反射を
最も少なくするために、別々の光ファイバの終端部21
の端面21’を、各端面21’のコアの端面28’が正
確に整合するように接続しなければならない。上記のよ
うに接続するためには、終端部の端面21’は、図1D
の断面に示すように、対応する終端プラグ上の各整合面
22''' と係合し、整合する接続構造物により接続され
る。通常、接続構造体26は、全体的に円筒形のスリー
ブ29またはそれに相当するものからなっている。スリ
ーブ29を持っている接続構造体26は、パームキスト
の米国特許第4,738,508号に開示されている。
フェルールの終端部の場合には、終端部は約2500ミ
クロンの外側整合面22''' を持っていて、この整合面
は接続構造体26によって整合され、案内される。
【0028】光ファイバの終端部の接続の際に、終端部
21のコアの端面28’をさらに正しく接続させるため
に、各終端部21のコアの端面28’は、終端部の端面
21’に極めて近接して配置なければならない。終端部
の偏心は、通常終端部の整合面の中心からのコアの端面
28’の偏差によって表される。偏心の概念について
は、図1Bのところでさらに詳細に説明する。説明を分
かりやすくするために、終端部21の偏心は視覚的に誇
張されている。本明細書においては、偏心は、整合面2
2''' によって決まる端面部分の理論上の理想的な中心
ideal からの、試験終端部21に対応していて、中心
testを持っているコアの端面28’の偏差または変位
であると定義されている。すでに説明したように、整合
面22'''に対するコアの端面28’の偏心は、最適な
性能を発揮するためには、二つの終端部21のそれぞれ
の上で1ミクロンを超えてはならない。上記の精度を達
成するためには、約0.1ミクロン以内の精度で偏心を
測定することが望ましい。
【0029】フェルール接続の終端部の偏心の測定値
は、双円錐接続の終端部での偏心の測定値と若干異なる
ということに留意されたい。より詳細に説明すると、双
円錐接続の終端部の場合には、整合面は斜めの面取り部
で、この面取り部はフェルールの終端部内の斜めの面取
り部より遥かに広く、偏心を測定するための問題の境界
は、プラグの境界が斜めの面取り部と接合する境界であ
る。さらに、上記の境界の直径は、通常4400ミクロ
ンである。
【0030】II.自動検査システム A.アーキテクチャ 図2に、本発明の自動検査システム30のブロック図を
示す。自動検査システム30は、対象物を破壊しない
で、またそれと接しないで、上記の対象物の理論上の理
想的な中心Cideal からの、対象物(例えば、光ファイ
バの終端部)の特徴(例えば、光ファイバ・コア)のオ
フセットを、正確に測定するのに使用することができ
る。以下の検査システム30に関する説明は、後で説明
するシステム30の特定の装置(すなわち、検査システ
ム30a、30a’、30b、30c、30d)にも同
様に適用することができることに留意されたい。
【0031】アーキテクチャにおいて、検査システム3
0は、映像化システム32を持っている。映像化システ
ム32は、一つまたはそれ以上の境界セグメント映像化
装置36(図を簡単にするために、図2および特定の装
置内には一つしか図示していない、整合面22''' の周
囲に等間隔で配置された四つ境界セグメント映像化装置
を使用するのが好適である。)および特徴映像化装置3
8を持っている。各境界セグメント映像化装置36は、
図2に点線で示すように、整合面22''' の各境界セグ
メントの映像を捕捉するように構成されている。さら
に、特徴映像化装置38は、整合面22''' からのオフ
セットを示す問題の特徴の映像を、捕捉するように構成
されている。映像化装置36、38は、上記の光学的映
像を受信し、その光学的映像を処理用の電気信号に変換
するための、従来または特注の適当な装置なら何でもい
い。さらに、映像化装置36、38は、特定の装置の説
明を読めばよりはっきるすると思われるが、ハードウェ
アを共有することができる。
【0032】検査システム30がフェルールの終端部の
端面21’を映像化するのに使用される場合には、特徴
(終端部のコア)と終端部の端面21’上の境界セグメ
ントとの間の焦点面内の違いを調整するために、特徴映
像化装置38を、終端部の端面21’から境界セグメン
ト映像化装置36の少し(約0.5mm)後に引っ込め
ることが望ましい。このような形状にすることにより、
終端部の端面21’の焦点を最適に結ぶことができ、偏
心の大きさをより正確に測定することができる。
【0033】上記の映像情報を処理するために、機械視
覚システム34と光システム32は相互に接続してい
る。機械視覚システム34は、従来または特注のもの
で、各映像化装置36、38からの電気信号42、44
を処理するように構成されているロジック、プロセッサ
またはコンピュータならどれでもいい。好適な実施例の
場合には、機械視覚システム34は、好適には、実行可
能なソフトウェア・プログラムの形をしているのが好ま
しい検査方法140(図10A−図10B)を実行し、
それにより駆動される。
【0034】映像化システム32は、自動焦点調整機構
(FAM)39と相互に接続していて、FAMにより選
択的に動かされる。FAMは、矢印41で示すように、
機械視覚システム34により制御される。FAM39
は、インタフェースを通して光システム32に接続して
いて、その結果、機械視覚システム34が正確に映像化
し、また正確に分析するために各領域に焦点を結ぶこと
ができるように、映像装置36、38は、端面21’上
の映像化される各領域へ、また各領域から、独立して、
または一緒に移動することができる。
【0035】そうしたい場合には、矢印47で示すよう
に、出力装置46を使用することもできるし、機械視覚
システム34に接続することもできる。出力装置46
は、ユーザに情報を提供するための適当な機構であれば
何でも使用することができる。例えば、出力装置46は
従来のディスプレイまたはプリンタであってもいい。診
断および動作パラメータおよび恐らくユーザからの開始
信号を受信する以外は、検査システム30およびその特
定の装置は完全に移動化されている。事実、本明細書に
記載したように、検査システムは他の自動化システムと
完全に自動的に連絡できるように設定することができ
る。
【0036】これもオプションである入力装置48は、
矢印で示すように、ユーザからプロンプトまたは情報を
受信し、その情報を機械視覚システム34に送るための
適当な機構であれば何でもいい。例えば、入力装置48
は、従来のコンピュータ・キーボード、マウス、トラッ
クボール等であってもいい。
【0037】試験中の対象物の周囲の照明条件によっ
て、光源で対象物をしっかりと照明しなければならない
場合がある。好適な実施例の場合には、映像化装置3
6、38により映像を捕捉するために、光ファイバの終
端部21は適当な光源により照明される。いくつかの照
明の実施例(例えば、図7B)については後で説明す
る。
【0038】検査システム30は、光ファイバの終端部
21の品質管理をモニタするために、商業用の光ファイ
バ製造施設または他の施設内に設置することができる。
さらに、試験中の終端部21は、手動または自動機構に
より、映像化システム32に対して配置することができ
る。一例をあげると、終端部21は、直列に配置されて
いる多くの他の終端部21と一緒にコンベア上に配置す
ることができ、検査システム30によって自動的に測定
ができるように、映像化システム32の前を移動させる
ことができる。
【0039】B.動作 検査システム30が作動しているときは、終端部の端面
21’は、映像化システム32の境界セグメント映像化
装置36および特徴映像化装置38によって撮影され
る。境界セグメント映像化装置36は、整合面22'''
の境界セグメントを表す境界セグメント映像をつくりだ
す。さらに、特徴映像化装置38は、問題の特徴を表す
特徴映像をつくりだす。図2の参照番号42、44、4
5で示すように、好適な実施例の場合には、各映像は一
つの合成映像に合成され、合成映像を表す電気信号が分
析のために機械視覚システム34に送られる。一方、各
映像化装置36および38は、問題の各領域を表す別々
の電気信号を生成させ、これら電気信号は機械視覚シス
テム34へ送られ、そこで電気信号はソフトウェアおよ
びファームウェア内で合成映像を組み立てるために使用
され、また分析される。
【0040】機械視覚システム34は、合成映像から、
以下のように、整合面22''' に対する特徴のオフセッ
ト、すなわち、偏心を測定する。曲線(例えば、既知の
直径の円)が、各境界セグメント映像化装置36が捕捉
した各境界セグメントと比較される。終端部の端面の中
心Ttestは、一つまたはそれ以上の適合曲線に基づいて
数学的に確認される。一般的にいって、使用する曲線の
数が多ければ多いほど、理論上の終端部の端面の中心T
testの測定は正確になる。好適な実施例の場合には、四
台の境界セグメント映像化装置36が使用されていて、
その結果、整合面22''' に適用される円の数は四つに
なる。さらに、試験中の対象物の実際のコアの端面の中
心Ctestは、例えば、勾配分析のような、しかしそれに
限定されない合成映像の任意の適当な分析を使用して決
定することができる。
【0041】後で詳細に説明する二つの実施例(図11
−図13の較正および偏心測定用の第一の実施例、およ
び図14−図16の較正および偏心測定用の第二の実施
例)を使用して、偏心の測定が行われる。第一の実施例
の場合には、偏心ベクトルeは、距離ベクトルd
testを、距離ベクトルdideal と比較して測定される。
距離ベクトルdtestは、コア端面の中心Ctestと、終端
部の端面の中心Ttestとの間の変位を表す。両方の中心
とも試験終端部21に対応している。距離ベクトルd
ideal は、理想的なコア端面の中心Cideal と、理想的
な終端部の端面の中心Tideal との間の変位を表す。両
方の中心とも、理想的な終端部21(すなわち、デミニ
ミスの偏心を特徴としている終端部)に対応していて、
検査システム30の初期化が行われている間に、記憶さ
れる。さらに、偏心の大きさおよび角度は、偏心ベクト
ルeから直接測定することができる。
【0042】第二の実施例(最善モード)の場合には、
偏心は最初にコア端面の中心Ctestから外側に半径方向
に線を引き、各半径方向に延びる線上に各適合円の中心
の位置を置くことにより決定される。さらに、半径方向
に延びる線が適合円と交差する交点が確認され、理想的
な終端部の端面の中心Tideal に対応する理想的な交点
と比較される。理想的な交点を持っている変換マップ
(参照テーブルまたは式)は、検査システム30の初期
化中に作成され、理想的な交点はコア端面の中心Ctest
に基づいて、動作中に検索される。最後に、偏心は理想
的な交点を実際の交点と比較して測定される。
【0043】C.検査システムの第一の実施例 図3Aに、検査システム30の第一の実施例を示す。そ
の全体は参照番号30aで表示されている。構造的に
は、検査システム30aは、図3Aにその断面を示す、
全体的に(終端部の端面21’に垂直な)終端部21と
一直線を形成している、細長い、好適には円筒形の顕微
鏡51を持っている映像化システム32からなってい
る。
【0044】顕微鏡51は、顕微鏡51の第一の端面に
取り付けられていて、終端部の端面21’の映像を捕捉
することができる、対物レンズ52(一つまたはそれ以
上のレンズまたは他の光学的素子)を含んでいる。顕微
鏡51は、さらに顕微鏡51の縦方向の中央部の近くに
取り付けられている第二のレンズ装置54を含んでい
る。第二のレンズ装置54は、顕微鏡51の内周辺の近
くに取り付けられている境界セグメント・レンズ56、
顕微鏡51の縦軸に沿って配置され、中央に取り付けれ
ている特徴レンズ58を含んでいる。顕微鏡51は、さ
らに第二のレンズ装置54からの映像を受け取り、顕微
鏡51の第二の端部の開口部63を通して、合成映像を
投影するための、顕微鏡51の第二の端部に位置してい
るコレクタ62(一つまたはそれ以上のレンズまたは他
の光学的素子)を含んでいる。本明細書では、「合成映
像」はハードウェア、ソフトウェアまたはこれら両方を
結合したものを通して、二つまたはそれ以上の映像を重
畳または結合してつくった一つの映像を意味する。対物
レンズ52、特徴レンズ58およびコレクタ62は、共
通の軸zに沿って位置し、また実質的に整合している各
焦点を持っている。一方、境界セグメント・レンズ56
の焦点は、共通軸zに平行なもう一本の軸zに沿った点
にある。
【0045】顕微鏡51のレンズの配置が上記のように
なっているので、境界セグメントは合成映像内において
倒立している。一方、特徴は倒立していない。すなわ
ち、合成映像がコレクタ62のところで形成されたと
き、対物レンズ52から検索された境界セグメントの映
像は、特徴の方に内側に効果的に折れ曲がっている。さ
らに、特徴映像は、対物レンズ52から中央に位置して
いる特徴レンズ58によって受け取られ、倒立していな
い状態でコレクタ58に送られ、その結果、特徴は最終
的な合成映像の中では倒立していない。
【0046】カメラ64は、顕微鏡51の第二の端部と
接続していて、開口部63を通して、コレクタ62から
合成映像を受け取る位置に設置されている。カメラ64
は、光学的像を電気信号に変換するための適当な映像化
装置であれば何でもいいが、電荷結合素子(CCD)が
好適である。CCDカメラ64は、光を受けるためのピ
クセル・アレイを含んでいる。さらに、ピクセル・アレ
イは、当業者なら周知のように、CCDの各ピクセル
で、光の強さに比例するアナログ電圧信号を生成するこ
とによって、映像を符号化する。
【0047】機械視覚システム34は、矢印45で示す
ように、CCDカメラ64からの合成映像を符号化する
アナログ電気信号を受信する。すでに説明したように、
機械視覚システムは任意の適当なロジック、プロセッサ
またはそれらを組み合わせたものでつくることができ
る。
【0048】顕微鏡51は、FAM39上に装着され
る。矢印41で示すように、機械視覚システム34の制
御の下で、FAM39は、顕微鏡51内のレンズの構成
が終端部の端面21’に向かってまたはそこから遠ざか
るように移動するように、縦軸zに沿って顕微鏡51を
移動させることができる。適当なFAM39としては、
閉ループ電圧制御信号に基づいて、顕微鏡51をある距
離だけ選択的に移動させることができる圧電変換器があ
る。
【0049】1.本発明の最善モードの実施例 図3Bに、本発明を実行するための最善モードの実施
例、特に第一の実施例(図3Aの検査システム30a)
を実行するための最善モードの実施例を示す。図3Bに
おいては、最善モードの実施例全体を参照番号30a’
で示す。
【0050】構造の面からいうと、検査システム30
a’は、第二のレンズ装置54を除けば、大体検査シス
テム30a(図3A)と同じ方法で組み立てられてい
る。それ故、システム30aに関する上記の説明は、適
用できる範囲で、参考のため本明細書に記載してある
し、図3Bの30a’に当てはまる。
【0051】図3Bの最善モードの実施例の第二のレン
ズ装置54に関しては、装置54は、顕微鏡51の内周
辺にそって、中央に設置された特徴レンズの周囲に、実
質的に等間隔で位置している衛星状の四個の境界セグメ
ント・レンズ56a−56dを持っている。図3Cは、
図3Bの3C’−3C’線に沿って切断した、図3Bの
最善モードの実施例内に使用されている新規なレンズ構
成の正面図である。図3Cを見れば、境界セグメント・
レンズ56a’−56dが、中心の特徴レンズ58の周
囲に約90度の間隔を置いて配置されていることがはっ
きりと分かる。それ故、最善モードの場合には、四個の
境界セグメント映像化装置および特徴映像化装置が使用
されている。
【0052】さらに、検査システム30は、フェルール
の終端部の端面21’を映像化するために使用されるの
で、終端部のコアの端面28’と終端部の端面21’上
の整合面22''' との間の焦点面内の違いを調整するた
めに、特徴レンズ58を、終端部の端面21’から境界
セグメントレンズ56a−56dの平面の背後に少し
(約0.5mmだけ)引っ込めることが望ましい。この
ような形状にすることにより、終端部の端面21’の焦
点を最適に結ぶことができ、偏心の大きさをより正確に
測定することができる。
【0053】図3Bの最善モードの実施例の場合には、
対物レンズ52および第二のレンズ56a−56d、5
8およびコレクタ60は、30xの有効倍率を持ってい
る。カメラ64は、日本の日立製作所製の市販のKP−
M1型のようなCCDである。
【0054】FAM39は、ドイツのフィジーク・イン
ストルメント社製のP721.00型の圧電変換器であ
る。上記の圧電変換器は、約0ボルトから100ボルト
の間の閉ループ電圧制御信号に基づいて、約100ミク
ロン(解像度は約3ナノメートル)だけ、顕微鏡51を
選択的に移動させることができる。圧電変換器72に0
ボルトが掛かると、対物レンズ52は、z軸に沿ってタ
ーゲットから最大距離のところに保持される(完全に引
き込む)。一方、圧電変換器に100ボルトが掛かる
と、対物レンズ52は、z軸に沿って最も近接した位置
に位置する(完全に引き出される)。
【0055】機械視覚システム34は、米国のAT&T
製の市販のグロバリスト600型コンピュータのような
汎用コンピュータ71を含んでいる。コンピュータ71
は、例えば、米国のマイクロディスク社製の市販のIT
I ITEX OFG型(オーバレイ・フレーム・グラ
ッバ)映像処理カードのような、しかしそれに限定され
ない機械視覚プロセッサ72を持っている。コンピュー
タ71およびプロセッサ72は、図3Bの矢印73で示
すように、通信することができる。機械視覚システム3
4は、さらにコンピュータおよびFAM39の制御ライ
ン間を接続しているアンプ75を含んでいる。矢印74
で示すように、アンプ75は、機械視覚システム34か
ら制御信号を受信し、それを増幅し、0−100ボルト
の範囲の増幅した圧電信号41を、矢印41で示すよう
に、圧電FAM39に送る。適当なアンプとしては、ド
イツのフィジーク・インストルメント社製の市販のE8
60.10型のアンプがある。
【0056】D.検査システムの第二の実施例 図4Aおよび図4Bは、図2の自動検査システム30の
第二の実施例を示す。その全体は参照番号30bで示さ
れている。自動検査システム30bは、特徴映像化装置
38および少なくとも三つの境界セグメント映像化装置
36からなっている。図を簡単にするために、図4Aに
は境界セグメント映像化装置は一つしか図示してない。
特徴映像化装置38および境界セグメント映像化装置3
6は、ハードウェア内においては、相互に独立している
素子である。特徴映像化装置38は、コアの端面28’
(図1B参照)上の終端部21の縦軸z内の有利な点に
配置されていて、一方、境界セグメント映像化装置36
は、終端部21の縦軸zを横切る角度、好適には直角に
整合面22''' を見る位置に設置されている。
【0057】後でさらに詳細に説明するが、曲線を適用
するためには、少なくとも三台の境界セグメント映像化
装置36が必要である。さらに、境界セグメント映像化
装置36は、好適には終端部21の縦軸zの周囲に、対
称に配置するのが好ましい。それ故、図4Bに示すよう
に、三台の境界セグメント映像化装置36を使用する場
合には、隣接している境界セグメント映像化装置36
は、約120度に等しい角度θを隔てて配置されてい
る。
【0058】特徴映像化装置38は、顕微鏡の筒82内
に吊るされていて、終端部21の端面21’の方を向い
て設置されている、対物レンズ81を持っている。対物
レンズ81は、適当なレンズ構成のものなら何でも使用
することができるが、好適には40xの倍率を持ち、
0.6のNAを持つ一個のレンズを使用するのが有利で
ある。FAM39aは、矢印41、41aで示すよう
に、機械視覚システム34の制御の下で、終端部21の
縦軸と整合しているz軸に沿って、顕微鏡の筒82およ
びレンズ81を移動させるために、顕微鏡の筒82に接
続している。FAM39aとしては、例えば、ドイツの
フィジーク・インストルメント社製のP721.00型
の圧電変換装置のような、しかしそれに限定されない圧
電変換器を使用することができる。(一つまたはそれ以
上のレンズまたは他の光学的素子を含んでいる)顕微鏡
86は、対物レンズ81からの映像を受けとるために、
FAM39に接続している。顕微鏡86としては、米国
のマイクロ・エンタープライズ社製のME−3000型
を使用することができる。カメラ88は、顕微鏡86に
装着されていて、顕微鏡86からの光学的映像を受けと
り、この光学的映像を電気信号に変換するように構成さ
れている。カメラ88は、日本の日立製作所製の市販の
KP−M1型のような適当なCCDなら何でもいい。
【0059】各境界セグメント映像化装置36の構造は
下記のようになっている。各境界セグメント映像化装置
36は、顕微鏡の筒82内に吊るされていて、終端部2
1の端面21’の方を向いて設置されている、対物レン
ズ81を持っている。対物レンズ81は、適当なレンズ
構成のものなら何でも使用することができるが、好適に
は20xの倍率を持ち、0.4のNAを持つ一個のレン
ズを使用するのが有利である。FAM39bは、矢印4
1、41bで示すように、機械視覚システム34の制御
の下で、終端部21の縦軸に対して垂直に、顕微鏡の筒
82およびレンズ81を移動させるために、顕微鏡の筒
82に接続している。FAM39bとしては、例えば、
ドイツのフィジーク・インストルメント社製のP72
1.00型の圧電変換装置のような、しかしそれに限定
されない圧電変換器を使用することができる。
【0060】対物レンズ81からの映像を受け取るため
に、干渉顕微鏡87はFAM39bに接続している。適
当な干渉顕微鏡87としては、米国のマイクロ・エンタ
ープライズ社製の市販のME−3000c型を使用する
ことができる。干渉顕微鏡87は、内部光源および内部
光反射装置を持っている。当業者にとっては、光の既知
の波長を使用して、非常に短い距離および非常に薄い厚
さを測定するのに干渉顕微鏡87を使用するのは周知で
ある。一般的にいって、干渉顕微鏡87内においては、
光源からのビームは、反射装置による部分反射により二
つの対向するビーム部分に分けられる。一方のビーム部
分は、ターゲットに対して照射され、干渉顕微鏡に戻
り、反射装置によりもう一方のビーム部分と再び結合さ
れる。二つのビームが異なる光学的な経路を通るので、
二つの構成部分はターゲットの映像内で干渉を起こす。
さらに、この干渉は非常に短い距離または非常に薄い厚
さを測定するのに使用することができる。
【0061】カメラ88は、干渉顕微鏡87に装着され
ていて、顕微鏡86から光学的映像(反射装置からの合
成映像)を受け取り、光学的映像を電気信号に変換する
ように構成されている。カメラ88は、日本の日立製作
所製の市販のKP−M1型のような適当なCCDなら何
でもいい。機械視覚システム34は、最善モードの実施
例の第一の実施例のところですでに説明したように、適
当なロジック、プロセッサ、コンピュータまたはその組
み合わせならどれでもいい。
【0062】機械視覚システム34は、三台の境界セグ
メント映像化装置36および特徴映像化装置38のカメ
ラ64から供給される電気信号から、合成映像をつくる
ように構成されている。合成映像は、境界セグメント映
像化装置36により捕捉された境界セグメント、および
特徴映像化装置38により捕捉された特徴を含んでい
る。すでに説明したように、この映像から、偏心を計算
することができる。この実施例の場合には、境界セグメ
ント映像化装置36が絶対距離を与えることに注意して
ほしい。さらに、境界ピクセルが境界セグメント映像化
装置36によって測定された絶対距離から確認され、T
ideal 、Ttestを測定するために、円または他の適当な
曲線が適用される。
【0063】E.検査システムの第三の実施例 図5に、図2の自動検査システム30の第三の実施例を
示す。この実施例全体を参照番号30cで示す。
【0064】自動検査システム30cの場合には、一つ
またはそれ以上の各境界セグメント映像化装置36は、
境界セグメントの映像を捕捉するために設置されている
プリズム、境界セグメントの映像を受け取るように、プ
リズム91に対して装着されている対物レンズ92、お
よび対物レンズ92から境界セグメントの映像を受け取
るためのカメラ64からなっている。検査システム30
cの好適な実施例の場合には、各境界セグメント映像化
装置36のプリズム91は、境界セグメントの映像を、
約90度の角度で対物レンズ92の方向に送ることがで
きる裏側に銀が貼られたミラー・プリズムである。すな
わち、入射光線と対物レンズの軸との間の角度φは約9
0度である。さらに、カメラ64は、好適には、例え
ば、日立のKP−M1型のCCDのような、しかしそれ
に限定されないCCDであることが好ましい。
【0065】検査システム30cの特徴映像化装置38
は、問題の特徴の映像を捕捉し、その映像を、例えば、
日立のKP−M1型のCCDのような、しかしそれに限
定されないカメラ64に送るために、終端部21に縦方
向に整合している軸に沿って配置されている対物レンズ
95を含んでいる。さらに、映像化システム32は、焦
点を合わせるために、FAM39により終端部21に対
して移動する。
【0066】FAM39は、光学的な配置が維持される
ように、プリズム91、対物レンズ92、対物レンズ9
5およびカメラ64を含む全映像化システム32を移動
させることができる。一方、終端部の端面21’に対す
るシステムの焦点は変化する。それ故、特徴映像化装置
38および境界セグメント映像化装置36のすべての素
子は、FAM39により、終端部21’に対して移動す
る共通の計測フレームの一部である。好適なFAM39
としては、例えば、ドイツのフィジーク・インストルメ
ント社製のP721.00型の圧電変換装置のような、
しかしそれに限定されない圧電変換器を使用することが
できる。
【0067】機械視覚システム34は、すでに説明した
ように、映像化システム32によってつくられた映像を
分析でき、FAM39により映像化システム32の焦点
を制御することができる、適当なロジック、プロセッ
サ、コンピュータまたはその組み合わせならどれでもい
い。好適な実施例の場合には、機械視覚システム34
は、偏心分析のための合成映像をつくるために、境界セ
グメントの映像を、特徴の映像と合成する。
【0068】F.検査システムの第四の実施例 図6に、図2の自動検査システム30の第四の実施例を
示す。この実施例の全体を参照番号30dで示す。自動
検査システム30dの場合には、一つまたはそれ以上の
各境界セグメント映像化装置36および特徴映像化装置
38は、ハードウェアを共有している。より詳細に説明
すると、映像化システム32は、特徴映像および一つま
たはそれ以上の境界セグメント映像を受け取るための、
終端部21と整合している軸zに沿っていて、ほぼその
付近に中心を持っている対物レンズ101からなってい
る。好適な実施例の場合には、対物レンズ101は、約
2.7mmの視野に対して可能な最大のNAと約10x
の倍率を持っている。
【0069】カメラ64aは、対物レンズ101からの
特徴映像を受け取るような位置に設置されていて、一つ
またはそれ以上のカメラ64bは、対物レンズ101か
ら対応する境界セグメントの映像を受け取るような位置
に設置されている。各カメラ64a、64bは、その対
応する映像を電気信号に変換し、変換された電気信号
は、矢印45によって示すように、機械視覚システム3
4に送られる。カメラ64a、64bは、本質的には特
注のCCD装置で、各カメラは基本的には同じ大きさ
で、好適には480x32ピクセルの走査を持っている
のが好ましい。
【0070】映像化システム32は、FAM39に固定
され、矢印78で示すように、機械視覚システムによっ
て制御される。FAM39は、対物レンズ101の焦点
を終端部の端面21’上に結ばせるために、対物レンズ
101およびカメラ64a、64bを含む映像化システ
ム32を、終端部21に整合している軸zに沿って移動
させる。
【0071】好適なFAM39としては、例えば、ドイ
ツのフィジーク・インストルメント社製のP721.0
0型の圧電変換装置のような、しかしそれに限定されな
い圧電変換器を使用することができる。
【0072】機械視覚システム34は、すでに説明した
ように、映像化システム32によってつくられた映像を
分析でき、FAM39の制御により映像化システム32
の焦点を制御することができる、適当なロジック、プロ
セッサ、コンピュータまたはその組み合わせならどれで
もいい。検査システム30dの場合には、機械視覚シス
テム34は、すべてのカメラ64a、64bが480x
480ピクセルの合成映像をつくる一つのCCDである
かのように、すべてのカメラ64a、64bからのデー
タを読む。すなわち、各カメラ64a、64bからの出
力は、合成映像の一部を表している。
【0073】III.終端部の端面の整合 機械視覚システム34によって分析用の適当な映像を捕
捉するために、終端部の端面21’は、対応する検査シ
ステム(図2−図6)の映像化システム32と正しく整
合しなければならない。終端部の端面21’は、当業者
にとっては周知の多くの可能な機械的機構のどれかを使
用して、映像化システム32と整合させることができ
る。整合のためのいくつかの可能な実施例を以下に説明
する。
【0074】A.整合のための第一の実施例 整合のための第一の実施例の場合には、終端部の端面2
1’は、V型ブロックを使用して、映像化システム32
と整合している。パームキストの米国特許第4,73
8,508号に、V型ブロックの一例が開示されてい
る。V型ブロックは、軸x,yに沿って終端部の端面2
1’と整合するように配置されている。さらに、z軸に
沿って終端部の端面21’を整合するために、終端部の
端面21’のストップとして使用するためのV型ブロッ
クの支持面から外側に延びるように、リムをブロックま
たは突出部の端部に配置することもできる。
【0075】B.整合のための第二の実施例 整合のための第二の実施例の場合には、終端部21’
は、終端部21の整合面22''' を収容し、案内するた
めの円筒形の開口部を持っている円筒形のスリーブのよ
うな整合本体を使用して、映像化システム32と整合し
ている。開口部は、x、y軸に沿って終端部の端面2
1’と整合している。さらに、リムを整合本体の端部に
設置することもできるし、またはz軸に沿って終端部の
端面21’と整合するように、終端部の端面21’に対
してストップの役割を果たすように、開口部を形成して
いる面から外側に向かって延びるように、突出部を配置
することもできる。
【0076】C.整合のための第三の実施例 終端部の端面21’の整合のための第三の実施例は、本
発明の実行の際に現在使用されている最善モードであ
る。この方法により、ファイバ24を通して光を照射し
なくても、終端部の端面21’に光を当てることができ
る。さらに、この方法は、特にフェルールの終端部21
に適している。何故なら、この方法は斜めの面取り部2
2''、すなわち、境界セグメントおよび特徴が、異なる
焦点面に存在する場所に適しているからである。さら
に、第三の実施例は、特に四つの境界セグメント映像化
装置36と一緒に使用するのに適している。しかし、以
下の説明をよめば分かると思うが、より少ない数の境界
セグメント映像化装置も使用することができる。
【0077】整合のための第三の実施例は、図7A、図
7B、および図7Cに示すように、新規の整合装置11
0を使用している。構造の点から見ると、整合装置11
0は、複数の硬質の整合アーム、好適には、四本の整合
アーム111a−111dからなっているのが好まし
い。図7Aの正面図の場合、整合アーム111a−11
1dは、四分の一円にわたって延びている本体の形をし
ている。整合アーム111a−111dは、それぞれ末
端部113a−113dおよび装着端面114a−11
4dを持っている。図7Aにも示すように、整合アーム
111a−111dは、空間116により相互に分離し
ていて、末端部113a−113dは、開口部118に
向けて集束していて、光の通路を形成している。開口部
118は、プラグの端面22’が各整合アーム111a
−111dの末端部113a−113dと係合するよう
に、光ファイバの端面24’の直径より大きく、プラグ
の端面22’の直径よりは小さい直径を持っている。光
ファイバの端面24’およびそれを取り巻くプラグの端
面22’の一部は、完全に露出している。それ故、整合
アーム111a−111dの末端部113a−113d
は、映像化システム32に対して、終端部21のz軸に
沿って終端部の端面21’を保持している。
【0078】好適な実施例に場合には、整合アーム11
1a−111dの末端部113a−113dの曲率半径
(通常、公称18mm)は、プラグの端面22’の曲率
半径とほぼ同じであり、そのため、末端部113a−1
13dは、プラグ端面22’に(例えば、傷や凹み等
の)損傷を与えずに、表面と表面とが接する形で、しっ
かりとプラグの端面22’と係合する。上記の構造を、
図7Bに参照番号126で示す。
【0079】整合アーム111a−111dは、任意の
適当な方法で装着することができるが、好適には、その
装着端部114a−114dを硬質の定置プレート12
2に装着するのが好ましい。定置プレート122は、プ
ラグの端面22’が整合アーム111a−111dの末
端部113a−113dに係合することができるよう
に、終端部21がそこを通ることができる適当な直径の
実質的に円形の孔部124を持っている。このプレート
の孔部124の中心は、開口部118の中心に実質的に
整合している。好適な実施例の場合には、プレート孔部
124の直径は約2.5mmであり、開口部118のと
ころで、アーム111の内面から約2mm離れている。
【0080】x、y軸に沿って、終端部の端面21’
を、映像化システム32と整合させるために、定置プレ
ート122の後面は、図7Cに示すように、向き合って
いるスリーブ・ハーフ127a、127bを含む細長い
円筒形の分割スリーブ127を持っている。スリーブ1
27は硬質の材料で作ることができ、適当な機構または
接着剤によりプレート122に固定するか、またはプレ
ート122と一体に作ることができる。終端部21をス
リーブ127内に挿入することができ、孔部124を通
ることができるように、また整合面22''' が、x、y
に沿って、スリーブ・ハーフ127a、127bおよび
孔部124によって案内されるように、プレート孔部1
24は、スリーブ127が形成する内部の光の通路を整
合している。
【0081】整合装置110が上記のような構造をして
いるので、終端部21が整合装置110と係合すると、
光ファイバの端面24’は、アーム111によりz軸に
沿って整合し、スリーブ127によってx、y軸に沿っ
て整合し、さらに、光ファイバの端面24’(その周囲
のプラグの端面22’の一部およびコア端面28’)お
よび四つの境界セグメント125a−125d全体が、
映像化システム32(図2)に対して露出される。
【0082】IV.終端部の端面の照明 機械視覚システム34(図2−図6)によって、分析用
の適当な映像を捕捉するためには、終端部の端面21’
を自然または人工の光源により十分に照明する必要があ
る。使用することができる照明装置のいくつかの例を、
以下に説明する。
【0083】A.照明用の第一の実施例 照明の第一の実施例は、フェルール接続および双円錐接
続の終端部21の両方を含むすべてのタイプの終端部2
1に適している。好適な実施例の場合には、光は、光フ
ァイバ24を通って入り、適当な光源を使用して試験が
行われている終端部の端面21’の方へ向かう。光は、
他の終端部21または他のインターフェースから入り、
試験が行われている終端部の端面21’を持っている光
ファイバ・ケーブルへ向かうこともできる。このような
照明を使用した場合には、端面28’の領域、光ファイ
バの端面24’、プラグの端面22’、整合面22'''
および整合面22''' を取り巻いている背景の照明の強
さは、種々に変化し、上記の各領域の間にはっきりとし
た境界線が現れる。上記のはっきりとして境界線によ
り、整合面22''' に対するコア端面28’の偏心を正
確に決定することができる。上記の照明装置により適当
な照明を行うことができるが、光ファイバ24に沿って
終端部の端面21’に光を送れない場合がでてくる。
【0084】B.照明の第二の実施例 照明の第二の実施例は、半透明な材料または眼に見える
ほどの量の光を送らない材料から作ったプラグを持って
いる終端部21に適しているし、実際に使用することが
できる。双円錐接続の終端部21は、通常どちらも光を
よく伝ぱんしないエポキシまたはプラスチック製のプラ
グを持っているので、この照明装置の実施例は、双円錐
接続の終端部21に対して使用した場合、効果的に動作
する。しかし、この照明装置の実施例は、フェルールの
終端部21には適していない。何故なら、フェルールの
終端部21は、通常、どちらも光をよく反射するジルコ
ニア(Zr23 )またはアルミナ(Al23 )製の
プラグを持っているからである。Zr23 またはAl
23 から反射した光の強さは、カメラのCCD素子を
飽和させるのに十分であり、コア境界を確認することが
できる映像を形成する能力を低下させる。
【0085】一般的にいって、照明の第二の実施例の場
合、光は、終端部21の縦軸zに対して任意の角度、ま
たはすべての角度から終端部の端面21’に直接照射さ
れる。このような照明方法が行われるので、コア端面2
8’の領域、整合面22'''、および整合面22''' を
取り巻く背景の光の強さは種々に変化し、上記の各領域
の間にはっきりとした境界線が現れる。上記のはっきり
として境界線により、整合面22''' に対するコア端面
28’の偏心を正確に決定することができる。
【0086】C.照明用の第三の実施例 終端部の端面21’の照明のための第三の実施例の場合
には、光を光ファイバ24に沿って、端面21’の方向
に送る必要はなく、現在のところ、本発明を実行する最
善モードである。第三の実施例は、半透明の材料または
ある程度の光を送ることができる材料製のプラグを持っ
ている終端部21と一緒に使用する場合には、特に整合
のための実施例、すなわち、図7A−図7Cの整合装置
110に対して適している。フェルールの終端部21
は、通常、どちらも光をよく伝ぱんすることができるジ
ルコニア(Zr23 )またはアルミナ(Al23
製のプラグを持っているので、この照明装置の実施例
は、フェルールの終端部21と一緒に使用した場合、効
果的に動作する。
【0087】照明のための第三の実施例は、光が空間1
16および開口部118を通り、境界セグメント125
a−125dおよびプラグ端面22’、光ファイバ端面
24’およびコア端面28’上に当たるように、整合装
置110の整合アーム111a−111d上に設置され
ている、例えば、光ファイバの束の、しかしそれには限
定されない複数の光源128からなっている。好適な実
施例の場合には、上記の空間116上に設置され、終端
部の端面21を通るz軸から角度αで露出している一つ
の光源を持っている。角度αは、好適には、約70度よ
り大きいことが好ましい。何故なら、光ファイバ24の
受容角度は、5度より小さいからである。上記のような
構成になっているので、光ファイバ24は、実質的には
光を吸収せず、光源128から終端部の端面21’に当
たった光は、プラグ24および光ファイバ24の被覆2
7全体で散乱する。散乱した光は、斜めの面取り部2
2''およびプラグ端面22’および被覆27の端面か
ら,後ろ向きに通過するが、コア端面28’からは散乱
しない。コア端面28’から光が散乱しない理由の一つ
は、コア28の光の伝ぱん特性が、被覆27およびプラ
グ22の光の伝ぱん特性と非常に異なっているからであ
る。すなわち、コア端面28’は、周囲の被覆およびプ
ラグより遥かに暗く見える。さらに、定置プレート12
2は、光がコア28に入り、遠い端部から試験中の終端
部の端面21’に向かって逆反射するのに十分な低い角
度で、コア28に接近しないような、十分な大きさを持
っているプレート孔部12を持っている。
【0088】新規の整合装置110とそれに関連する光
源128とを組み合わせると、下記の利点が得られる。
光ファイバの端面24’は、検査システム(図2−図
6)に対して、予め定めた位置の方向に向いている。整
合装置110は、光ファイバ端24’に対して物理的接
触をしていない。終端部21の整合面22''' の端面境
界は、光ファイバ端面24’と同じ焦点面を持つ必要は
ない。そうであっても、映像化を同時に行うことができ
る。最後に、光ファイバのコア24を、試験中の終端部
21のもう一方の端部から照明する必要もない。
【0089】V.合成映像 検査システム(図2−図6)の映像化システム(図2−
図6)が捕捉し、生成することができる合成映像につい
て、以下に説明する。合成映像により、対象物の境界に
対する対象物のオフセットを正確に計算することがで
き、特に終端部21の場合には、整合面22''' がコア
端面24’より遥かに大きい場合でも、整合面22'''
に対するコア端面24’の偏心を正確に計算することが
できる。実際、整合面22''' は、通常、フェルールの
終端部21内では約2500ミクロンであり、一方、コ
ア端面24’の直径は約8ミクロンから約50ミクロン
の間である。さらに、以下に説明する映像は、必要な場
合には、追加のオーバーレイ映像と一緒に、機械視覚シ
ステム34(図2−図6)により、出力装置46(図
2)上に表示することができることに留意されたい。
【0090】図8は、特徴映像化装置38(図2)が捕
捉した特徴映像131のオーバレイを持つ終端部の端面
21’の略図を示す。図に示すように、特徴映像131
は、光ファイバ端面24’(コア端面28’および被覆
端面27’の両方)および周囲を取り巻いているプラグ
端面22’を収容することができるだけ、十分な大きさ
を持っているが、全終端部の端面21’および特に整合
面22'''を捕捉することができるほどには、大きくな
い。一つまたはそれ以上の境界セグメント映像化装置3
6(図2)は、各境界セグメント125aー125dを
含んでいる各境界セグメント映像133a−133d
を、捕捉するように構成されている。一台以上の境界セ
グメント映像化装置36を使用する場合には、境界セグ
メント映像化装置36は、コア端面28’の周囲に対称
的に間隔を置いて配置されている境界セグメント映像1
33を捕捉する位置に設置しなければならない。好適な
実施例の場合には、四台の境界セグメント映像化装置3
6が使用されていて、これらの境界セグメント映像化装
置は、図8に示すように、境界セグメント映像133a
−133dを捕捉するように構成されている。
【0091】図9A−図9Dは、特定の実行方法によっ
て異なる(システム30a,30a’30c,30
d)、検査システム30によって検索することができる
種々の合成映像を示すが、本発明はこれらの例によって
制限されるものではない。オフセットまたは偏心を測定
するために、機械視覚システム34により、映像136
a−136dの任意のものを使用することができる。
【0092】より詳細に説明すると、図9Aおよび図9
Bは、特徴映像の上に重畳した一つの境界セグメント映
像を持っている各合成映像136a、136bを示す。
上記の映像を生成するために、一台の境界セグメント映
像化装置36(図2)および特徴映像化装置38(図
2)が使用されている。図9Aは、コアの映像131お
よび倒立境界セグメント映像133から得た合成映像1
36aを示す。一方、図9Bは、コア映像131および
倒立していない境界セグメント映像133から得た合成
映像136bを示す。
【0093】図9Cおよび図9Dは、好適な実施例に従
って、特徴映像131の上に重畳した四つの境界セグメ
ント映像133の合成映像136c,136dを示す。
図9Cは、本発明の最適モードと、コア映像131およ
び四つの倒立している等間隔の境界セグメント映像13
3a−133dから得た合成映像136cを示す。図9
Dは、コア映像131および四つの倒立していない境界
セグメント映像133a−133dから得た合成映像1
36dを示す。すでに説明したように、一台以上の境界
セグメント映像133を使用すると、偏心の計算の精度
がよくなる。
【0094】最後に、検査システム30a、30a’
(ぞれぞれ図3A、図3B)は映像136a、136c
(それぞれ図6Aおよび図6C)を捕捉し、生成するよ
うに構成されている。一方、検査システム30c、30
d(ぞれぞれ図5、図6)は映像136b、136d
(それぞれ図6Bおよび図6D)を捕捉し、生成する。
【0095】VI.検査方法 図7Aから図7Bに、機械視覚システム34(図2−図
6)を構成し、駆動するための新規な検査方法140
を示す。本質的には、検査方法140の場合には、検査
システムは、映像化装置36、38の焦点を試験中の対
象物上に結ばせ、捕捉した合成映像136を分析し、境
界セグメント125の位置に基づいて、合成映像136
内のコア端面28’に対する偏心を測定する。
【0096】最初に、フローチャートのブロック141
に示すように、終端部の端面21’を、検査システム3
0の映像化システム32(図2−図6)で検査する。フ
ェルールの終端部を試験する場合には、整合装置110
(図7A、図7B)は、好適には、終端部の端面21’
を整合するのに使用するのが好ましい。終端部の端面2
1’が、理想的な終端部21(すなわち、偏心が実質的
に零の基準終端部)または試験対象の終端部21に対応
するかどうかを表示させるために、ユーザはシステム3
0に対して入力を行う。図を見れば分かると思うが、シ
ステム30は、ユーザが別段の指示を与えない限り、終
端部を試験終端部ときめてかかるように構成されてい
る。終端部が理想的な終端部21’である場合には、以
下に説明するように、アルゴリズム140が、較正ルー
チンを実行する。
【0097】次に、フローチャートのブロック142、
143、144aに示すように、機械視覚システム34
によって合成映像136が収集され、記憶される。最適
の焦点の映像を収集するために、映像36、38を増分
によって終端部端面21’に対して移動させるために、
FAM39が使用され、各増分だけ移動させた後で、合
成映像の焦点が勾配分析によってチェックされる。勾配
は、あるピクセル値と特定の方向に沿った隣接している
ピクセルの値との間の数値の変化、または違いである。
好適には、映像36、38が、終端部の端面21’から
最も遠い場所に位置し、合成映像136内の勾配の変化
をモニタしながら、その後終端部の端面21’の方向
に、増分だけ移動するようにするために、FAM39を
初期化するのが好ましい。
【0098】増分による移動を行った後で、焦点のピー
クを超えたことが分かったら、フローチャートのブロッ
ク143および144bに示すように、映像36、38
を最適の焦点位置に戻すように、FAM39が制御され
る。
【0099】フローチャートのブロック145に示すよ
うに、コア端面28’のコアの端面の中心C(x0 、y
0 )(Cideal かCtestのどちらか)が計算され、中心
x、yの座標がセーブされる。合成映像を適当な任意の
分析法、例えば、勾配分析を使用して分析することによ
り、中心C(x0 、y0 )が確認される。さらに、座標
x、yは、合成映像131の映像境界に基づいている。
【0100】フローチャートのブロック146に示すと
おり、サーチ領域135(図9A−図9D)が、合成映
像136内に存在する各境界セグメント125に対し
て、合成映像131内に表示される。好適な実施例の場
合には、各サーチ領域135は、円形の辺と直線の辺を
持っている、光ファイバの端面24’の境界内に配置さ
れた領域である。各サーチ領域135が、光ファイバの
端面24’の外側の境界内の一つの領域に収容される一
つの理由は、このようにすると、光ファイバの境界の周
囲に存在するノイズに由来する予想される悪影響が最少
限度に抑制されるからである。さらに、最適のモードの
場合には、各境界セグメント125a−125dをそれ
ぞれサーチする目的で、コア端面28’の映像の周囲に
等しい距離で配置されている四つのサーチ領域135a
−135dが存在する。
【0101】次に、フローチャートのブロック147に
示すように、各サーチ領域135内の境界セグメント1
25の位置を確認するために、各サーチ領域135を横
切る垂直走査により、局地化された勾配サーチが行われ
る。より詳細に説明すると、境界セグメント125を横
切っているラインは走査され、隣接しているピクセル値
の間の変化する勾配を検査することによって分析され
る。上記の分析により、境界セグメント125の位置
が、各サーチ領域135内で確認される。
【0102】境界セグメントの位置の決定を統一するた
めに、検査方法140は、外側の境界セグメント125
が、必ず最適な焦点距離にくるようにしている。最適の
焦点を必ず結ぶことができるように、FAM39を、z
軸に沿って、映像化システム32を移動することができ
るように調節してから、勾配分析を繰り返して行い、ま
たFAM39によって各調整を行ってから、ピーク値を
決定するために、各サーチ領域135の勾配を合計し、
前の数値と比較する。ピーク値を通過することによっ
て、ピーク値が確認されると、外側の境界セグメント1
25に対する最適な焦点位置に調整するために、FAM
39が引っ込む。上記のプロセスは、フローチャートの
ブロック148ー151に表示されている。
【0103】フローチャートのブロック152に示すよ
うに、数回の適用中に繰り返し走査を行い、最小自乗誤
差により一つを選択することによって、曲線(例えば、
円、楕円等)を、各境界セグメント125に対する二つ
の次元(x平面およびy平面)内で適用する。好適な実
施例の場合には、既知の直径(最善のモードの場合に
は、2.5mm)を持つ円が各境界セグメントに適用さ
れる。
【0104】曲線を各境界セグメント125に適用した
後に、フローチャートのブロック154に示すように、
終端部21が理想的な終端部21であるのか、または試
験終端部21であるのかについての決定が行われる。検
査システム30を較正するために使用され、本仕様書の
バックグランドの節に記載したプロセスの内の任意のプ
ロセスのような、任意の他の適当なプロセスによって決
定されるように、理想的な終端部21は、基本的には
(できるだけ零に近い)最小の偏心を持つ終端部21で
ある。フローチャートのブロック141に示すように、
理想的な終端部の存在は、検査システム30の初期化の
間に、ユーザによって、機械視覚システム34に入力さ
れる。
【0105】理想的な終端部21が存在する場合には、
フローチャートのブロック155およびフローチャート
のブロック141に示すように、検査方法140は、較
正を行い、必要な場合には、試験終端部21の分析準備
OKとなる。反対に、フローチャートのブロック154
試験終端部21が存在する場合には、検査方法140
は、フローチャートのブロック156に従って、偏心測
定方法を使用して、偏心を測定し、これにより検査方法
140は終了する。以下に、較正および偏心測定手順の
第一および第二の実施例について説明する。
【0106】A.較正および偏心測定の第一の実施例 偏心の測定方法は、検査方法140の較正方法によって
違ってくる。図11−図13を参照しながら、較正およ
び偏心測定の第一の実施例について説明する。この点に
関して、図11に較正方法155’を示し、図12に対
応する偏心測定方法156’を示す。図14−図16を
参照しながら、較正および偏心測定の第二の実施例につ
いて説明する。この点に関して、図14に較正方法15
5''を示し、図15に対応する偏心測定方法156''を
示す。較正および偏心測定の第二の実施例は、本発明の
実行について現在知られている最善のモードからなって
いることに留意されたい。
【0107】1.較正方法 図11の参照番号155’は、第一の実施例の較正方法
を示す。図11について説明すると、較正方法155’
は、フローチャートのブロック155a’に従って、理
想的な終端部21の理想的な終端部の端面の中心T
ideal (x1 、y1)を設定する。図13は、(図10
Aのフローチャートのブロック145示すように、すで
に決定した)理想的なコア端面の中心Cideal (x0
0 )および理想的な終端部の端面の中心Tideal (x
1 、y1 )並びに以下に説明する他の図形的特徴を示
す。理想的な終端部の端面の中心Tideal (x1 、y
1 )は、以下の方法で決定される。フローチャートのブ
ロック152(図10A)に示す前のステップからの適
合する曲線が一本しかない場合には(すなわち、境界セ
グメント映像が一つしかない場合には、)、理想的な終
端部の端面の中心Tideal (x1 、y1 )は、一つの適
合する曲線の中心である。逆に、適合する曲線が一本以
上ある場合には、適合する曲線それぞれの中心が決定さ
れ、適合する曲線の中心の任意の数学的平均によって、
理想的な終端部の端面21’の理想的な終端部の端面の
中心Tideal (x1 、y1 )が決定される。次に、図1
2のフローチャートのブロック155b’およびさらに
図13に示すように、すでに図10Aフローチャートの
ブロック145に示す方法で決定された理想的なコアの
端面の中心Cideal (x0 、y0 )が検索され、理想的
なコアの端面の中心Cideal (x0 、y0 )と理想的な
終端部の端面の中心Tideal (x1 、y1 )の間の距離
のベクトルdideal (ベクトルは太字で表示されてい
て、各ベクトルは大きさと方向をもっている)が計算さ
れる。距離のベクトルdideal は、フローチャートのブ
ロック155c’に示すように、他の試験終端部21の
将来の偏心の分析に使用するために、理想的な基準とし
てセ−ブされる。最後に、検査方法140は、フローチ
ャートのブロック141に戻り、必要な場合には試験終
端部21の分析準備OKの状態になる。
【0108】2.偏心測定方法 図12に第一の偏心測定方法を参照番号156’により
詳細に示す。終端部の端面の中心Ttest(x1 、y1
は、最初、図12のフローチャートのブロック156
a’に従って、また図13に示す方法で試験中の終端部
の端面21に対して決定される。適合する曲線が一本し
かない場合には、理想的な終端部の端面の中心Tideal
(x1’、y1’)は、適合する曲線の中心である。逆
に、適合する曲線が一本以上ある場合には、適合する曲
線それぞれの中心が決定され、適合する曲線の中心の任
意の数学的平均によって、試験終端部の端面21の終端
部の端面の中心Ttest(x1’、y1’)が決定される。
終端部の端面の中心Ttest(x1’、y1’)の位置を決
めるための適合する曲線が一本しかない場合には、終端
部の境界の直径の起こり得る変化に対応できるように、
境界の点を境界映像に正確に適合させなければならな
い。この制約は、最善のモードには適用されない。何故
なら、最善のモードの曲線は、複数の境界セグメントに
適合し、この特徴により、任意の起こり得る終端部の直
径の変化を平均することができるからである。
【0109】次に、図12のフローチャートのブロック
156b’に示し、さらに図13に示すように、実際の
コアの端面の中心Ctest(x0’、y0’)が検索され、
コアの端面の中心Ctest(x0’、y0’)と終端部の端
面の中心Ttest(x1’、y1’)の間の距離のベクトル
testが計算される。さらに、フローチャートのブロッ
ク156c’に示すように、偏心ベクトルeは、距離の
ベクトルdtestと理想的な基準ベクトルdideal との間
の違いの絶対値を計算することによって決定される。す
なわち、e=|dtest−cideal| である。その後で、
偏心の大きさとしての偏心ベクトルeから偏心が決定さ
れる。偏心の大きさがピクセル単位で決定された場合に
は、必要な場合には、その数値はピクセルから絶対距離
(例えば、ミクロン)に変換することができる。偏心ベ
クトルの測定ににより、直接、絶対距離で大きさを知る
ことができるように、偏心ベクトルの測定を行う前に、
距離ベクトルdideal 、dtestは、絶対直線距離(例え
ば、ミクロン)で表すこともできるし、絶対直線距離に
変換することもできることに留意されたい。
【0110】偏心ベクトルeの角度も、ピクセルのC
test(x0’、y0’)およびCideal(x0’、y0’)
の空間内での関係を表しているという点で関連を持って
いて、距離ベクトルから確認でき、必要な場合には、出
力装置46(図2)上に表示することができる。
【0111】B.較正および偏心測定の第二実施例 今度は、図14−図16を参照しながら、較正および偏
心測定の第二実施例について説明する。より詳細に説明
すると、図14に較正方法155''を、図15に対応す
る偏心測定方法156''を示す。較正および偏心測定の
第二実施例は、現時点で本発明を実行するための最善の
モードからなっている。第一の実施例とは違って、第二
の実施例は、映像化システム32(図2)内の、合成映
像136が別々の光学的映像化装置36、38から集め
た情報を含んでいるために生じる非直線性を使用し、修
正しているので、境界セグメント125の位置をコア端
面28’の最適な状態で関連づけている。
【0112】第二の実施例を実行するためには、映像化
システム32は、二つまたはそれ以上の境界セグメント
映像化装置36を使用しなければならないが、好適に
は、計算を簡単にするために偶数の境界セグメント映像
化装置を使用するのが好ましい。さらに、説明を簡単に
するために、四台の境界セグメント映像化装置36およ
び好適な実施例の最善のモードからなる直角デカルト座
標系x、y、zを参照しながら、以下に第二の実施例を
説明する。
【0113】1.較正方法 図14に、参照番号155''により第二の実施例の較正
手順を示す。最初に、検査方法140のこの時点で、理
想的な終端部21は映像化システム32によって撮影さ
れ、焦点が合っている。(z軸に沿って、整合装置11
0に対して固定されている。)
【0114】フローチャートのブロック155a''に示
すように、変換マップが理想的な終端部21から作成さ
れ、将来の参照用に記憶される。変換マップは、本質的
には、理想的な終端部21を、試験が行われる他の終端
部21と比較するための装置である。構造について説明
すると、変換マップは、検査方法140によって実行さ
れる参照テーブルであってもいいし、数式であってもい
い。変換マップを作成するために、検査システム30に
より一連の測定が行われるが、この場合、終端部21
は、調整機構により映像化システム320の視野内の複
数のx、yで表示される位置へとシーケンシャルに移動
させられ、各境界セグメント125およびコア端面2
8’に関するデータが、各位置に対して記憶される。
【0115】コア端面28’をx、y平面内の予め定め
た映像領域内の任意の場所に表示するために、ユーザが
x,y平面内で終端部の端面21’を組織的に移動させ
ることができるように、適当な調整機構(図示せず)
を、整合装置または映像化システム32のいずれかを移
動させるために使用することができる。例えば、調整機
構は、ユーザが、整合装置110または映像化システム
32を手動で移動させることができる単なる装着ブラケ
ットであってもいい。好適な実施例の場合には、整合装
置110と接続している調整機構が使用されていて、z
軸に沿って終端部の端面21’を焦点を合わせたままの
状態で、整合装置110をx、y軸に沿って移動させる
ことができる。
【0116】フローチャートのブロック155b''−1
55f''に示すように、変換マップは以下のようにして
作成される。フローチャートのブロック155b''に示
すように、理想的な終端部21は、調整機構により、
x,y面内を一つの位置に向かって移動する。理想的な
コア端面の中心Cideal (x0 ,y0 )は、フローチャ
ートのブロック155c''に示すように、任意の適当な
勾配サーチ分析により確認される。理想的なコア端面の
中心Cideal (x0 ,y0 )を確認した後で、半径方向
に延びる線を中心Cideal (x0 ,y0 )から外側へ向
かって引く。フローチャートのブロック155d''に示
すように、その内の一本の線は各境界セグメント125
に対応している。半径方向に延びる線は、好適にはC
ideal (x0、y0 )を中心に、対称的に空間を置いて
配置されているのが好ましい。さらに、フローチャート
のブロック155e''に示すように、各境界セグメント
125に対応する適合曲線の中心は、対応する半径方向
に延びる線上の仮想空間内に位置している。さらに、半
径方向に延びる線が適合曲線と交わるピクセルの位置
が、フローチャートのブロック155f''に示すよう
に、確認され、上記の交点の位置およびコア端面28’
のコアの位置が、特定の終端部の位置に対して記憶され
る。新しい位置が選択され、十分に完全な変換マップが
作成されるまで、上記の手順が繰り返し行われる。
【0117】好適な実施例に関連する変換マップの作成
について以下に説明する。図16に示すように、中心C
ideal (x0 ,y0 )を中心に対称的に空間を置いて配
置されている四つの境界セグメント125a−125d
を持っている好適な実施例の場合には、半径方向に延び
る線157a−157dは、映像131内に含まれる。
実際、好適には、(半径方向に延びる線157b、15
7dからなる)一本の垂直線、および(半径方向に延び
る線157a−157cからなる)一本の水平線は、相
互に直角に交わるように、またその交点が理想的なコア
端面の中心Cidea l (x0 ,y0 )上に位置するように
引かれることが好ましい。その後で、四つの境界セグメ
ント125に対応する適合曲線の中心は、線の中の一本
の上にくるように仮想空間内に位置する。それ故、境界
セグメント125b、125dに対応する曲線の中心
は、垂直線157上に位置し、境界セグメント125
a、125cに対応する曲線の中心は、水平線158上
に位置する。次に、半径方向に延びる各線157c、1
57a、157d、157bが、それぞれの境界セグメ
ント曲線125c、125a、125d、125bと交
差する交点の座標x1’、 x3’y1’およびy3 ’が確
認される。最後に、交点の座標x1’、x3’、y1’お
よびy3’ およびコア端面28’のコアの位置が、特定
の終端部の位置に対して記憶される。新しい位置が選択
され、十分に完全な変換マップが作成されるまで、上記
の手順が繰り返し行われる。
【0118】光システムが、変換マップにより上記のよ
うに特徴づけられると、そのコア端面28’が映像空間
の中心付近に表示されるように、調整機構により、理想
的な終端部21の移動が行われる。例えば、映像空間が
480x512ピクセルである場合には、理想的なコア
端面の中心Cideal (x0 ,y0 )は、y軸に沿って2
40番目のピクセルに、またx軸に沿って256番目の
ピクセルに位置する。その後、フローチャートのブロッ
ク155g''に示すように、x、y軸に沿って整合装置
110および映像化システム32が固定されるように、
検査システム30を後で操作するために、調整機構は安
定化され、その位置に固定される。
【0119】2.偏心測定法 図12に、参照番号156''により第二の実施例による
偏心測定法を示す。図16に点線で示すグラフを参照し
ながら、偏心測定法156''について説明する。一般的
にいって、偏心測定法156''を使用した場合、未知の
偏心を持つ試験終端部21は、較正法155''および理
想的な終端部21を使用して作成された変換マップを使
用して測定される。
【0120】コア端面の中心Ctest(x0’,y0’)
は、フローチャートのブロック156a''および図16
のグラフに従って、任意の適当な勾配サーチ分析により
確認される。理想的なコア端面の中心Ctest(x0’,
0’)を確認した後で、半径方向に延びる線を、中心
test(x0’,y0’)から外側へ向かって引く。フロ
ーチャートのブロック156b''に示すように、その内
の一本の線は各境界セグメント125に対応している。
半径方向に延びる線は、好適にはCtest(x0’、
0’)を中心に、対称的に空間を置いて配置されてい
るのが好ましい。さらに、フローチャートのブロック1
56c''に示すように、各境界セグメント125に対応
する適合する曲線の中心は、対応する半径方向に延びる
線上の仮想空間内に位置している。さらに、フローチャ
ートのブロック156d''に示すように、半径方向に延
びる線が適合曲線と交差するピクセルの位置が確認され
る。交点は、図16に(x1’、y2’)、(x2’、
1’)、(x3’、y2’)および(x2’、y3’)で
示す。しかし、好適には、座標x1’、x3’、y1’お
よびy3’だけを確認すれば、偏心の計算には十分であ
る。
【0121】次に、フローチャートのブロック156
e''に示すように、偏心が計算される。最初に、下記の
数式により数量εxおよびεyが計算される。
【0122】y2レベルにおいては、
【数1】
【0123】x2レベルにおいては、
【数2】
【0124】但し、x1’、x3’、y1’およびy3
は、そのコア端面28’の測定が、試験終端部21のコ
アの端面28’の現在の位置と一致する点で行われた偏
心0の終端部21の交点の位置である。さらに、偏心は
下記の式によって決定される。
【数3】
【0125】第二の実施例で計算した偏心は、第一の実
施例で計算した偏心より遥かに正確である。何故なら、
第二の実施例は映像化システム32(図2)内の非直線
性に対して修正が行われていて、境界セグメント125
の位置がコア端面の中心28’に最適に関連づけられて
いるからである。
【0126】VII.平衡焦点方法 図12A−図12Cに平衡焦点方法160を示す。平衡
焦点方法160は、一つまたはそれ以上の境界セグメン
ト映像化装置36を使用し、本発明の最善のモードで実
行された検査システム30(図2)に適用することがで
きる。本質的には、平衡焦点方法160は、境界セグメ
ント125(図8、図9A−図9D)の計算および位置
の精度を改善するための最適化技術である。
【0127】一般的にいって、セグメント125の焦点
が正確な場合には、すなわち、セグメント125と背景
との勾配が最大である場合には、機械視覚システム13
4(図2)を使用して、複数のセグメント125の位置
を決定するのが、最も正確な方法である。数台の境界セ
グメント映像化装置36の光学的焦点距離の間に僅かな
違いが存在する場合がある。上記の違いは、一般には、
試験中の対象物のいくつかの部分が、FAM39の異な
る延長で最大の勾配を示すことを意味する。平衡焦点方
法160は、上記の問題を解決した。
【0128】平衡焦点方法160は、フローチャートの
ブロック147(図10A)によって示される検査法1
40(図10A−図10B)のステップ内で、機械視覚
システム34(図2−図6)によって実行される。すで
に説明したように、フローチャートのブロック147に
示すステップにおいては、局部化された勾配サーチは、
各境界セグメント125を確認するために行われる。
【0129】図17Aのフローチャートのブロック16
1に示すように、平衡焦点方法160の場合には、FA
M39は、最初、任意の境界セグメント映像化装置36
の焦点が、任意の境界セグメント映像125の焦点面の
前に来るように調整される。
【0130】次に、フローチャートのブロック162に
示すように、コア端面28’の実際の位置に基づいて、
各境界セグメント125に対するサーチ領域135が決
定される。サーチ領域は、好適には、コア端面28’の
周囲に対称的に空間を置いて配置するのが好ましい。
【0131】フローチャートのブロック163に示すよ
うに、一連の合成映像136は、終端部21の縦軸と整
合しているz軸に沿って、増分に従って映像化システム
32を移動させることにより生成および記憶される。映
像136を収集している間に、各サーチ領域135に対
する最適の焦点、および映像化システム32に対する累
積最適焦点位置を通り過ぎる。各合成映像136を検索
した後で、各走査線に対する最大の勾配を示すピクセル
を確認するために、各サーチ領域135内で勾配サーチ
が行われる。
【0132】各サーチ領域135内での勾配サーチに関
しては、フローチャートのブロック164に示すよう
に、ピクセルが最低域値を満足させている場合には、走
査線内で最大の勾配を持っているピクセルがセーブされ
る。好適な実施例の場合には、最低の域値は、Tmin
min +0.3(Pmax −Pmin )で表される。但し、
max は、最も明るいピクセルのグレースケール値(0
ー255)であり、Pmi n は最も暗いピクセルのグレー
スケール値である。Pmax およびPmin は、例えば、ヒ
ストグラムのような任意の適当なプロセスを使用して決
定することができる。さらに、走査線内で最大の勾配を
持ち、最低の域値を満足させるピクセルの数が、各サー
チ領域135に対して合計される。好適な実施例の場合
には、四つのサーチ領域135があるので、ピクセルの
四つの合計a、b、c、dは上記のプロセスによって得
られる。
【0133】フローチャートのブロック165に示すよ
うに、FAM39の命令に従って、個々の各サーチ領域
135に対する、z軸に沿って映像化システム32の最
適な焦点位置を確認するために、それぞれの合計に対し
てサーチが行われる。最適な焦点位置は、特定のサーチ
領域135に対して(域値の要件を満足させる)受け入
れることができるピクセルの最高の数が達成される位置
に対応する。
【0134】次に、フローチャートのブロック166に
示すように、各サーチ領域に対するピクセルの合計のす
べての組み合わせの対の間の差の絶対値を、合計するこ
とによって、統計Sが計算される。好適な実施例の場合
には、四つのセグメント125および四つのピクセルの
合計、a、b、c、dがあるので、統計SはS=|a−
b|+|a−c|+|a−d|+|b−c|+|b−d
|+|c−d|で表される。
【0135】統計Sは、図18に示すように、グラフの
形をしている。フローチャートのブロック167に示す
ように、統計Sが分析され、統計Sの勾配が最低になる
点の焦点位置f0 が確認される。次に、統計Sの勾配が
最低になったとき、各サーチ領域135が十分なピクセ
ルを含んでいるかどうかについての判断が行われる。こ
れによって信頼できる適合が行われる。さらに、域値は
任意の数であるが、好適には、経験によるデータに基づ
いて決めることが好ましい。
【0136】上記の質問に対する答がノーである場合に
は、平衡焦点法160は、フローチャートのブロック1
68に示すように、最大累積ピクセル数の方向に、最小
FAM増分だけ、統計Sから離れている。フローチャー
トのブロック169に示すように、移動したFAM増分
の数に基づいて、最大偏差に達したかどうかについての
決定が行われる。最大偏差に達していない場合には、方
法160は、十分な勾配のある点があるかどうかを決定
するために、フローチャートのブロック167内のステ
ップ・インジケータに戻る。最大偏差に達している場合
には、方法160は終了し、「このサンプルに対する解
法はありません。サンプルをクリアし測定値を再入力し
てください」というような適当なメッセージを、出力装
置46(図2)を通してユーザに送ることができる。こ
のことはフローチャートのブロック171に示してあ
る。
【0137】統計Sに基づいて、十分な勾配があること
が分かった場合には、フローチャートのブロック167
の要求に従って、方法160は、フローチャートのブロ
ック172に示すように、最適最小統計Sのz座標にF
AM39を移動させる。
【0138】FAM39がz座標に移動した後で、フロ
ーチャートのブロック173に示すように、検査方法1
40(図10A−図10B)の次のステップに従って、
次の分析に対する最適映像136が収集される。
【0139】当業者には、本発明の精神および範囲から
実質的に逸脱しないで、上記の実質的に多くの修正およ
び変更を行えることは明かであろう。上記のすべての修
正および変更は、特許請求の範囲に示すように、以下の
本発明の範囲内に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1A】本発明に従って解析する対象物の一例として
の、従来のフェルール・タイプの光ファイバの終端部の
斜視図である。
【図1B】図1Aの終端部の端面図である。
【図1C】図1Aの終端部内の光ファイバの断面図であ
り、中央部にある光ファイバのコアと、それを取り巻く
被覆を示す図である。
【図1D】図1Aおよび図1Bの別々のフェルールの終
端を接続するための接続構造物の断面図である。
【図2】検査システムおよび方法のブロック図である。
【図3A】図2の検査システムの第一の実施例のブロッ
ク図である。
【図3B】図3Aの第一の実施例を実行するための最善
のモードのブロック図である。
【図3C】3C’−3C’線に沿って切断した、図3B
の最善のモードの実施例内で使用されている新規のレン
ズ構成の正面図である。
【図4A】図2の検査システムの第二の実施例のブロッ
ク図である。
【図4B】図4Aの第二の実施例内の境界セグメント映
像化装置の配置を示すブロック図である。
【図5】図2の検査システムの第三の実施例を示すブロ
ック図である。
【図6】図2の検査システムの第四の実施例を示すブロ
ック図である。
【図7A】図2の検査システムによって分析される、フ
ェルール光ファイバの終端部を整合するための整合装置
の正面図である。
【図7B】7B’−7B’線に沿って切断した、図7A
の整合装置の断面図である。
【図7C】図7Aの整合装置の背面斜視図である。
【図8】図2の検査システムによって映像化される終端
部の端面および種々の個々の領域を示す略図である。
【図9A】図2の検査システムによって形成し、分析す
ることができる合成映像(および恐らくディスプレイ映
像)の略図であり、コア映像および倒立境界セグメント
映像からの合成映像を示す図である。
【図9B】図2の検査システムによって形成し、分析す
ることができる合成映像(および恐らくディスプレイ映
像)の略図であり、コア映像および倒立してない境界セ
グメント映像からの合成映像を示す図である。
【図9C】図2の検査システムによって形成し、分析す
ることができる合成映像(および恐らくディスプレイ映
像)の略図であり、コア映像および等間隔の4つの倒立
境界セグメント映像からの合成映像(最善のモード)を
示す図である。
【図9D】図2の検査システムによって形成し、分析す
ることができる合成映像(および恐らくディスプレイ映
像)の略図であり、コア映像および等間隔の4つの倒立
してない境界セグメント映像からの合成映像である。
【図10A】図2の検査システム内の機械視覚システム
によって使用され、同システムを駆動する本発明の検査
方法を示すフローチャートである。
【図10B】図2の検査システム内の機械視覚システム
によって使用され、同システムを駆動する本発明の検査
方法を示すフローチャートである。
【図11】図10Aおよび図10Bの検査方法による較
正および偏心測定の第一の実施例であり、較正方法を示
す図である。
【図12】図10Aおよび図10Bの検査方法による較
正および偏心測定の第一の実施例であり、対応する偏心
測定方法を示す図である。
【図13】図11および図12の較正および偏心測定用
の第一の実施例の図である。
【図14】図10Aおよび図10Bの検査方法による較
正および偏心測定の第二の実施例(最善のモード)であ
り、較正方法を示す図である。
【図15】図10Aおよび図10Bの検査方法による較
正および偏心測定の第二の実施例(最善のモード)であ
り、対応する偏心測定方法を示す図である。
【図16】図9Cの合成映像(最善のモード)の略図で
あり、図14および図15の較正および偏心測定用の第
二の実施例に従って、変換マップを作成するために、理
想的な終端部の理論上の理想的な中心Cideal をどのよ
うに使用すればいいのか、変換マップに基づいて、試験
終端部のコア端面の中心Ctestから偏心をどのようにし
て測定すればいいのかを示す。
【図17A】図10Aおよび図10Bの検査モードと一
緒に使用することができる、偏心の計算を最適化するた
めの本発明の平衡焦点システムおよび方法を示すフロー
チャートである。
【図17B】図10Aおよび図10Bの検査モードと一
緒に使用することができる、偏心の計算を最適化するた
めの本発明の平衡焦点システムおよび方法を示すフロー
チャートである。
【図17C】図10Aおよび図10Bの検査モードと一
緒に使用することができる、偏心の計算を最適化するた
めの本発明の平衡焦点システムおよび方法を示すフロー
チャートである。
【図18】図17Aおよび図17Bの平衡焦点法で使用
される統計Sを示すグラフを示す図である。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成映像を形成するために、同時に映像
    化され、その後結合された対象物の異なる領域に最適な
    焦点を結ぶための平衡焦点システムであって、 上記の対象物の上記の異なる領域の各領域の映像を、同
    時に捕捉するための光システムと、 上記の対象物に対して、上記の光システムの焦点を変更
    することができる焦点調整機構と、 上記の領域の映像が、上記の合成映像のいくつかの部分
    として表示されるように、上記の合成映像を形成するた
    めに、上記の領域の各映像を受信し、結合することがで
    きるカメラと、 上記の光システムの異なる焦点の間に捕捉される一連の
    各合成映像を上記のカメラから受信し、記憶するため
    に、上記の焦点調整機構を制御するように構成されてい
    る機械視覚システムと、 上記の一連の上記の合成映像に基づいて、上記の光シス
    テムに対する最適の焦点を決定するための上記の機械視
    覚システムに関連する平衡焦点手段とを含むシステム。
  2. 【請求項2】 上記の平衡焦点手段が、 上記の領域の映像を含みそれに対応する上記の各合成映
    像内に、サーチ領域を形成するための手段と、 最大勾配を示し、予め定めた域値を超える上記の各サー
    チ領域内のピクセルの位置を確認するための手段と、 上記のサーチ領域にそれぞれ対応するピクセルの合計値
    を得るために、上記の各サーチ領域に対して確認される
    多数のピクセルの位置を決定するための手段と、 上記のピクセルの合計を数学的に結合して、上記の各標
    本化位置に対する統計を計算するための手段と、 上記の統計の局部的最小値に基づいて、上記の光システ
    ムに対する最適の標本化位置を決定するための手段とを
    含む請求項1に記載のシステム。
  3. 【請求項3】 上記の統計を計算するための上記の手段
    が、上記の合計値の各組の間の違いの絶対値を加算する
    ように構成されている請求項2に記載のシステム。
  4. 【請求項4】 上記の異なる領域の数が4で、上記の統
    計が式S=|a−b|+|a−c|+|a−d|+|b
    −c|+|b−d|+|c−d|で計算するための手段
    によって決定され、上記の統計がSで表され、上記のピ
    クセルの合計がa、b、c、dで表される請求項2に記
    載のシステム。
  5. 【請求項5】 合成映像を形成するために、同時に映像
    化され、その後結合された対象物の異なる領域に最適な
    焦点を結ぶための平衡焦点システムであって、対物レン
    ズを持っている光システムによって映像化される対象物
    が、 (a)以下のステップにより一連の合成映像を生成する
    手段と、(1)上記の対象物に対して、軸に沿って上記
    の対物レンズを増分だけ移動させる手段と、(2)上記
    の対物レンズが上記の軸に沿った種々の標本化位置に存
    在する場合に、上記の光システムにより、上記の対象物
    の上記の異なる領域の各映像を、同時の捕捉するための
    手段と、(3)上記の各映像が、上記の各合成映像のい
    くつか部分として表示されるように、特定の標本化位置
    に対応する上記の各映像を結合するための手段と、 (b)上記の一連の上記の合成映像に基づいて、上記の
    軸に沿って上記の光システムに対する最適の焦点位置を
    決定するための手段とを含むシステム。
  6. 【請求項6】 上記の最適焦点位置を決定するための手
    段が、(1)上記の映像の領域を含み、それに対応する
    上記の各合成映像内にサーチ領域を形成する手段と、
    (2)最大の勾配を示し、予め定めた域値を超える上記
    の各サーチ領域内でピクセルの位置を確認するための手
    段と、(3)上記のサーチ領域にそれぞれ対応するピク
    セルの合計値を得るために、上記の各サーチ領域に対し
    て確認される多数のピクセルの位置を決定するための手
    段と、(4)上記のピクセルの合計を数学的に結合し
    て、上記の各標本化位置に対する統計を計算するための
    手段と、(5)上記の統計の局部的最小値に基づいて、
    最適の焦点位置を決定するための手段とを含む請求項5
    に記載のシステム。
  7. 【請求項7】 上記の統計を計算するための手段が、上
    記の合計値の各組の間の違いの絶対値を加算するための
    手段を含んでいる請求項6に記載のシステム。
  8. 【請求項8】 上記の異なる領域の数が4で、上記の統
    計が式S=|a−b|+|a−c|+|a−d|+|b
    −c|+|b−d|+|c−d|で計算するための手段
    を含み、上記の統計がSで表され、上記のピクセルの合
    計がa、b、c、dで表される請求項6に記載のシステ
    ム。
  9. 【請求項9】 合成映像を形成するために、同時に映像
    化され、その後結合された対象物の異なる領域に最適な
    焦点を結ぶための平衡焦点方法であって、対物レンズを
    持っている光システムによって映像化される対象物が、
    以下のステップを含む方法であって、 (a)以下のステップにより一連の合成映像を生成する
    ステップと、(1)上記の対象物に対して、軸に沿って
    上記の対物レンズを増分だけ移動させるステップと、
    (2)上記の対物レンズが、上記の軸に沿った種々の標
    本化位置に存在する場合に、上記の光システムにより、
    上記の対象物の上記の異なる領域の各映像を、同時の捕
    捉するためのステップと、(3)上記の各映像が、上記
    の各合成映像のいくつか部分として表示されるように、
    上記の対物レンズの特定の標本化位置に対応する上記の
    各映像を結合するためのステップと、 (b)上記の一連の上記の合成映像に基づいて、上記の
    軸に沿って上記の光システムに対する最適の焦点位置を
    決定するためのステップとを含む方法。
  10. 【請求項10】 ステップ(b)が以下のステップ、す
    なわち、(1)上記の映像領域を含み、それに対応する
    上記の各合成映像内に、サーチ領域を形成するステップ
    と、(2)最大の勾配を示し、予め定めた域値を超える
    上記の各サーチ領域内でピクセルの位置を確認するため
    のステップと、(3)上記のサーチ領域にそれぞれ対応
    するピクセルの合計値を得るために、上記の各サーチ領
    域に対して確認される多数のピクセルの位置を決定する
    ためのステップと、(4)上記のピクセルの合計を数学
    的に結合して、上記の各標本化位置に対する統計を計算
    するためのステップと、(5)上記の統計の局部的最小
    値に基づいて、上記の対物レンズの最適の標本化位置を
    決定するためのステップとを含む請求項9に記載の方
    法。
  11. 【請求項11】 上記の統計が、ステップ(b)(4)
    において、上記の合計値の各組の間の違いの絶対値を加
    算することによって決定される請求項10に記載のシス
    テム。
  12. 【請求項12】 上記の異なる領域の数が4で、上記の
    統計がステップ(e)において、式S=|a−b|+|
    a−c|+|a−d|+|b−c|+|b−d|+|c
    −d|によって計算される、上記の統計がSで表され、
    上記のピクセルの合計がa、b、c、dで表される請求
    項10に記載のシステム。
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