JPH09126559A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH09126559A
JPH09126559A JP30824195A JP30824195A JPH09126559A JP H09126559 A JPH09126559 A JP H09126559A JP 30824195 A JP30824195 A JP 30824195A JP 30824195 A JP30824195 A JP 30824195A JP H09126559 A JPH09126559 A JP H09126559A
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JP
Japan
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compressor
check valve
horsepower
valve
discharge side
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Pending
Application number
JP30824195A
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English (en)
Inventor
Takeshi Okubo
健 大久保
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧縮機の寝込みを確実に防止するとともに、
部品コストを低減させることのできる空気調和機を提供
する。 【解決手段】 能力を可変させる例えばパワーコントロ
ール機構を備えた圧縮機2と定速圧縮機1とを同一の冷
媒回路に並列に接続し、前記パワーコントロール機構を
備えた圧縮機2と定速圧縮機1とを同一の出力とし、前
記定速圧縮機1の吐出側にのみ逆止弁29を配設したも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空気調和機に係り、
特に能力可変の圧縮機と定速圧縮機とを用いた空気調和
機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、圧縮機、四方弁、凝縮器、減圧
器、蒸発器を順次接続して冷媒回路を構成した空気調和
機は知られている。このような空気調和機においては、
空調の負荷が変動する時には、その負荷の変動に合せて
圧縮機の能力を可変することが行なわれている。この種
のものにおいては、能力可変の圧縮機と定速圧縮機とを
同一の冷媒回路に並列につないで使用するのが一般的で
あり、これらの圧縮機を適宜稼働し、可変する要求負荷
に対応するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た二つの圧縮機を有する従来の技術においては、一方の
圧縮機のみを駆動する場合に、この圧縮機から吐出され
た高圧ガス冷媒が他方の圧縮機に寝込んでしまうという
問題がある。これを防止するために、従来では、各圧縮
機の吐出側に逆止弁を配設しているが、逆止弁が複数必
要になり、部品コストの増大を招いてしまうという問題
を有している。
【0004】そこで、本発明は前記した点に鑑みてなさ
れたものであり、圧縮機の寝込みを確実に防止するとと
もに、部品コストを低減させることのできる空気調和機
を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に記載の発明に係る空気調和機は、能力可変の
圧縮機とこの圧縮機の最大出力と同一出力を有する定速
圧縮機とを同一の冷媒回路に並列に接続し、定速圧縮機
の吐出側にのみ逆止弁を設けたことを特徴とするもので
ある。
【0006】請求項2に記載の発明に係る空気調和機
は、パワーコントロール機構を備えた圧縮機とこの圧縮
機の最大出力と同一出力を有する定速圧縮機とを同一の
冷媒回路に並列に接続し、定速圧縮機の吐出側にのみ逆
止弁を設けたことを特徴とするものである。
【0007】請求項3に記載の発明に係る空気調和機
は、請求項1又は2に記載のものにおいて、定速圧縮機
のみの運転は行なわないように制御する手段を設けたこ
とを特徴とするものである。
【0008】本発明によれば、能力可変の圧縮機(例え
ば、パワーコントロール機構を備えた圧縮機)と、これ
と出力同一の定速圧縮機とを有するものにおいて、能力
可変の圧縮機の運転を優先制御すれば、従来設けていた
能力可変の圧縮機の吐出側の逆止弁を省略することがで
きる。したがって、逆止弁の分だけコストダウンが図
れ、制御の単純化を図ることができる。定速圧縮機のみ
が運転されることはないので、能力可変の圧縮機の吐出
側の逆止弁が省略されたとしても、能力可変の圧縮機に
冷媒が流入することはない。定速圧縮機の吐出側には逆
止弁が設けられるので、能力可変の圧縮機から吐出され
る高圧ガス冷媒が、定速圧縮機の内部に流入することは
ない。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1乃
至図4を参照して説明する。
【0010】図1において、100は空気調和機の室外
ユニットを示し、この室外ユニット100には複数の室
内ユニット200がつながれている。
【0011】室外ユニット100には定格圧縮機1と、
パワーコントロール機構が内蔵された能力可変の圧縮機
(以下、単に「P/C圧縮機」という。)2とが収納さ
れている。前記定格圧縮機1は例えば4馬力の出力を有
し、P/C圧縮機2は最大出力が定格圧縮機1の出力と
同じであり、最大4馬力を有し、出力2馬力にダウン可
能になっている。圧縮機1,2は、オイルセパレータ2
0につながり、四方弁21、室外熱交換器22につなが
れている。
【0012】この室外熱交換器22は、室内ユニット2
00の室内膨張弁30を介して、室内熱交換器31につ
ながり、更に、四方弁21、アキユームレータ19を介
して、圧縮機1,2の吸込管につながれている。
【0013】上述のP/C圧縮機2の機構について簡単
に説明すると、図2及び図3に示すように、P/C圧縮
機2の密閉容器3内に回転圧縮要素が収納され、この回
転圧縮要素は、中間仕切板4と、この中間仕切板4の両
側にそれぞれ設けられた一対のシリンダ5,6とを備え
ている。両シリンダ5,6の内側壁に設けられた第1孔
7,8と、この第1孔7,8と連通するように両シリン
ダ5,6に設けられた第2孔9,10と、この第2孔
9,10を連通する中間仕切板4に設けられた第3孔1
1とが形成されている。
【0014】両シリンダ5,6の第2孔9,10には、
ピストン12,13が収納されており、両ピストン1
2,13に跨がってコイルバネ(弾性体であれば板ばね
やベローズでもよい)14が配設されている。シリンダ
5,6に形成された凹所15により両シリンダ5,6の
第2孔9,10と連通する第4孔16,17と、この第
4孔16,17と外部冷媒回路の低圧側または高圧側と
を選択的に連通させる制御ポート18が形成されてい
る。
【0015】前述の構成のP/C圧縮機2においては、
冷媒回路の低圧側と制御ポート18とを連通させて、第
4孔16,17、凹所15を介して第2孔9,10に低
圧側圧力を加えることにより、図2に示すように、ピス
トン12,13を離間方向に移動させ、第1孔7,8を
開放することにより、一方のシリンダ5内で圧縮工程中
にあるガスを第1孔7、第2孔9、第3孔11、第2孔
10、第1孔8を介して吸入工程にある他方のシリンダ
6内へ流すようにし、これによりP/C圧縮機2はハー
フパワー(2馬力)で運転される。一方、通常運転時に
は、図3に示すように、冷媒回路の高圧側と制御ポート
18とを連通させて、第4孔16,17、凹所15を介
して、第2孔9,10に高圧側圧力を加えることによ
り、ピストン12,13を接近方向に移動させ、両方の
第1孔7,8を閉鎖することにより、両シリンダ5,6
間での冷媒の移動を阻止し、これによりP/C圧縮機2
はフルパワー(4馬力)で運転される。
【0016】この実施の形態によれば、図1を参照し
て、P/C圧縮機2の制御ポート18には、前記オイル
セパレータ20で分離したオイルが、第一の内部コント
ロール回路25を通じて導かれる。この第一の内部コン
トロール回路25には、高圧開放弁26が設けられ、こ
の高圧開放弁26が開かれると、制御ポート18にはオ
イルセパレータ20で分離されたオイルと高圧が負荷さ
れる。これによれば、制御ポート18には常にオイルが
流入するので、内部のピストン12,13などは常に潤
滑されるので、パワーコントロール機構のシール効果は
高められる。
【0017】また、この実施の形態によれば、高圧開放
弁26及び低圧開放弁28は、オイルセパレータ20よ
り高い位置に設置される。このようにすることにより高
圧開放弁26及び低圧開放弁28に通電しない時、弁2
6,28を構成するプランジャケースのプランジャ上部
空間(図示せず)へのオイル溜まりを防止することがで
き、弁26,28の作動不良は防止される。
【0018】前記オイルセパレータ20の冷媒流出側と
アキュムレータ19の冷媒吸込側との間には、外部コン
トロール回路23が設けられ、この外部コントロール回
路には、戻し弁24、及びキャピラリーチューブ38が
設けられる。戻し弁24を開くと、P/C圧縮機2から
の吐出冷媒の一部が、アキュムレータ19に戻されるの
で、これにより1馬力の出力が減ぜられる。この外部コ
ントロール回路23は、空気調和機の能力制御に使用さ
れる。
【0019】次に、この実施の形態の作用について説明
する。
【0020】冷房運転の場合は、各圧縮機1,2からの
吐出冷媒は、オイルセパレータ20及び四方弁21を介
して室外熱交換器22へ送られた後、室内ユニット20
0を循環してアキュムレータ19に送られる。四方弁2
1を切換えて冷媒の流れを変えれば、暖房運転が行なわ
れる。
【0021】室内の空調負荷(馬力)が変動する時に
は、(1)各圧縮機1,2のON、OFF、(2)外部
コントロール回路23の戻し弁24のON、OFF、
(3)第一の内部コントロール回路25の高圧開放弁2
6及び第二の内部コントロール回路37の低圧開放弁2
8のON、OFFにより、図4に示すように、能力(馬
力)を1馬力毎に制御する。
【0022】例えば、要求馬力が8馬力の場合には、2
台の圧縮機1,2をONにする。この場合に、内部コン
トロール回路25の高圧開放弁26はONになり、P/
C圧縮機2の制御ポート18には、高圧のオイルが加え
られる。P/C圧縮機2は図3の状態になる。要求馬力
が7馬力の場合には、2台の圧縮機1,2をONにする
とともに、戻し弁24をONにすることにより、外部コ
ントロール回路23により1馬力分の吐出量がアキュム
レータ19に戻され、7馬力での運転が行なわれる。要
求馬力が6馬力の場合には、2台の圧縮機1,2をON
にするとともに、戻し弁24をOFFの状態のまま、高
圧開放弁26をOFFにして低圧開放弁28をONにす
る。この場合には、図2に示すように、パワーコントロ
ール機構13の作用により、P/C圧縮機2の馬力は2
馬力(ハーフパワー)となり、他方の定格圧縮機1の馬
力は4馬力であるから、合計6馬力となる。要求馬力が
5馬力の場合には、2台の圧縮機1,2をONにすると
ともに、戻し弁24をONにし、高圧開放弁26をOF
Fにして低圧開放弁28をONにする。この場合には、
パワーコントロール機構13の作用により、P/C圧縮
機2は2馬力となり、外部コントロール回路23により
1馬力分の吐出量がアキュムレータ19に戻されるの
で、合計5馬力になる。
【0023】以下同様に、図4に示すように、高圧開放
弁26、低圧開放弁28及び戻し弁24のON、OFF
を組み合わせることにより、1馬力から8馬力まで1馬
力ずつの細かな制御が可能となる。
【0024】この実施の形態においては、定格圧縮機1
の出力と、P/C圧縮機2の最大出力とが共に4馬力の
出力を有するものであるため要求馬力が4馬力以下の場
合には、P/C圧縮機2の運転を優先し、定格圧縮機1
のみの運転は行なわないように制御している。その上
で、定格圧縮機1の吐出側にのみ逆止弁29を設け、P
/C圧縮機2の吐出側には逆止弁を設けないようにして
いる。このP/C圧縮機2の吐出側の逆止弁を省略した
上で、仮に、定格圧縮機1のみを運転すると、定格圧縮
機1から吐出された高圧ガス冷媒がP/C圧縮機2の内
部に寝込み、この寝込み量が多い場合にはP/C圧縮機
2が故障するおそれがある。それゆえにP/C圧縮機2
の優先運転はきわめて重要である。
【0025】この実施の形態においては、定格圧縮機1
の吐出側にのみ逆止弁29を配設し、P/C圧縮機2の
吐出側の逆止弁は省略しているので、逆止弁29が1つ
で済み、部品コストの低減を図ることができる。
【0026】以上、一実施の形態に基づいて本発明を説
明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるもの
ではない。例えば、能力可変の圧縮機は、P/C圧縮機
に限定されず、インバーター圧縮機であってもよい。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係る空気調和
機は、定速圧縮機の吐出側にのみ逆止弁を配設し、能力
可変の圧縮機(例えば、パワーコントロール機構を備え
た圧縮機)の吐出側には逆止弁を配設しないようにして
いるので、逆止弁が1つで済み、部品コストの低減を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空気調和機の実施の一形態を示す
回路図である。
【図2】パワーコントロール機構の低圧付与状態を示す
断面図である。
【図3】パワーコントロール機構の高圧付与状態を示す
断面図である。
【図4】本発明の空気調和機の能力可変制御を示すタイ
ミングチャートである。
【符号の説明】
1 定格圧縮機 2 P/C圧縮機 19 アキュムレータ 20 オイルセパレータ 22 室外熱交換器 23 外部セーブ回路 24 戻し弁 25 内部セーブ回路 26 高圧開放弁 28 低圧開放弁 29 逆止弁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 能力可変の圧縮機とこの圧縮機の最大出
    力と同一出力を有する定速圧縮機とを同一の冷媒回路に
    並列に接続し、定速圧縮機の吐出側にのみ逆止弁を設け
    たことを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 パワーコントロール機構を備えた圧縮機
    とこの圧縮機の最大出力と同一出力を有する定速圧縮機
    とを同一の冷媒回路に並列に接続し、定速圧縮機の吐出
    側にのみ逆止弁を設けたことを特徴とする空気調和機。
  3. 【請求項3】 前記定速圧縮機のみの運転は行なわない
    ように制御する手段を設けたことを特徴とする請求項1
    又は2に記載の空気調和機。
JP30824195A 1995-11-01 1995-11-01 空気調和機 Pending JPH09126559A (ja)

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