JPH09125936A - 内燃機関の触媒劣化検出装置 - Google Patents

内燃機関の触媒劣化検出装置

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JPH09125936A
JPH09125936A JP7281803A JP28180395A JPH09125936A JP H09125936 A JPH09125936 A JP H09125936A JP 7281803 A JP7281803 A JP 7281803A JP 28180395 A JP28180395 A JP 28180395A JP H09125936 A JPH09125936 A JP H09125936A
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Japan
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air
sensor
fuel ratio
catalyst
output
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JP7281803A
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English (en)
Inventor
Noritake Mitsuya
典丈 光谷
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
    • Y02A50/20Air quality improvement or preservation, e.g. vehicle emission control or emission reduction by using catalytic converters

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  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 触媒上流側に設けられたA/Fセンサの出力
に基づいて空燃比フィードバック制御を行う内燃機関に
おいて、触媒入りガスの空燃比変動幅にかかわらず、触
媒下流側O2 センサの出力に基づく触媒劣化判定を正確
に実行する。 【解決手段】 O2 センサ出力軌跡長LVOS又はO2
センサ・A/Fセンサ出力軌跡長比LVOS/LVAF
を縦軸にとり、A/Fセンサ出力軌跡長LVAFを横軸
にとると、LVAFの特定の範囲内では、正常な触媒と
劣化品とを識別するためのしきい値を設定可能なことが
わかる。本発明では、軌跡長LVAFがそのような所定
範囲内にある場合に、軌跡長LVOS又は軌跡長比LV
OS/LVAFに基づく判定処理が実行される。また、
軌跡長LVAFに応じて劣化判定基準値が変更される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排気ガスを浄化す
べく内燃機関(エンジン)の排気通路に設けられた触媒
の劣化を検出する装置(触媒劣化検出装置)に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車用エンジンにおいて
は、排気ガス浄化対策として、排気ガス中の未燃成分
(HC,CO)の酸化と窒素酸化物(NOx )の還元と
を同時に促進する三元触媒が利用されている。そのよう
な三元触媒による酸化・還元能力を高めるためには、エ
ンジンの燃焼状態を示す空燃比(A/F)を理論空燃比
近傍(ウィンドウ)に制御する必要がある。そのため、
エンジンにおける燃料噴射制御においては、排気ガス中
の残留酸素濃度に基づき空燃比が理論空燃比よりもリッ
チかリーンかを感知するO2 センサ(酸素濃度センサ)
(図1参照)を設け、そのセンサ出力に基づいて燃料量
を補正する空燃比フィードバック制御が行われている。
【0003】かかる空燃比フィードバック制御では、酸
素濃度を検出するO2 センサをできるだけ燃焼室に近い
箇所、すなわち触媒コンバータより上流側に設けている
が、そのO2 センサの出力特性のばらつきを補償するた
めに、触媒コンバータより下流側に第2のO2 センサを
更に設けたダブルO2 センサシステムも実現されてい
る。すなわち、触媒下流側では、排気ガスは十分に攪拌
されており、その酸素濃度も三元触媒の作用によりほぼ
平衡状態にあることにより、下流側O2 センサの出力
は、上流側O2 センサよりも緩やかに変化し、従って混
合気全体のリッチ/リーン傾向を示す。ダブルO2 セン
サシステムは、触媒上流側O2 センサによるメイン空燃
比フィードバック制御に加え、触媒下流側O2 センサに
よるサブ空燃比フィードバック制御を実施するものであ
り、メイン空燃比フィードバック制御による空燃比補正
係数を、下流側O2 センサの出力に基づいて修正するこ
とにより、上流側O2 センサの出力特性のばらつきを吸
収し、空燃比制御精度の向上を図っている。
【0004】以上のような精密な空燃比制御を実施して
も、排気ガスの熱や鉛等の被毒の作用により触媒が劣化
してくると、十分な排気ガス浄化性能を得ることはでき
ない。そこで、従来より、種々の触媒劣化検出装置が提
案されている。その一つは、触媒下流側O2 センサによ
って暖機後のO2 ストレージ効果(過剰の酸素を保持し
未燃焼排気物の浄化に利用する機能)の低下を検出する
ことにより、触媒の劣化を診断するものである。すなわ
ち、触媒の劣化は暖機後の浄化性能の低下に結果する
が、この装置は、O2 ストレージ効果の低下を浄化性能
の低下と推定し、下流側O2 センサの出力信号を使用し
て、O2 ストレージ効果の低下を検出し、触媒の劣化を
検出するものである。具体的には、例えば、触媒下流側
2 センサの軌跡長又はその軌跡長と触媒上流側O2
ンサの軌跡長との比を基準値と比較することにより、三
元触媒の劣化が判定される。
【0005】一方、近年においては、三元触媒が常に一
定の安定した浄化性能を発揮しうるように空燃比を制御
する内燃機関も開発されている。すなわち、O2 ストレ
ージ能力は、排気ガスがリーン状態にあるときに過剰分
の酸素を吸着し、排気ガスがリッチ状態にあるときに不
足分の酸素を放出することにより、排気ガスを浄化する
ものであるが、このような能力は有限なものである。従
って、O2 ストレージ能力を効果的に利用するために
は、排気ガスの空燃比が次にリッチ状態又はリーン状態
のいずれとなってもよいように、触媒中に貯蔵されてい
る酸素の量を所定量(例えば、最大酸素貯蔵量の半分)
に維持することが必要であり、そのように維持されてい
れば、常に一定のO2 吸着・放出作用が可能となり、結
果として触媒による一定の酸化・還元能力が常に得られ
る。
【0006】このように触媒の浄化性能を維持すべくO
2 ストレージ量を一定に制御する内燃機関においては、
空燃比をリニアに検出可能な空燃比(A/F)センサ
(図2参照)が用いられ、比例及び積分動作(PI動
作)によるフィードバック制御(F/B制御)が行われ
る。すなわち、 次回燃料補正量=Kp *(今回の燃料差)+Ks *Σ
(これまでの燃料差) ただし、燃料差=(実際に筒内で燃焼せしめられた燃料
量)−(吸入空気をストイキとする目標筒内燃料量) 実際に燃焼せしめられた燃料量=空気量検出値/空燃比
検出値 Kp =比例項ゲイン Ks =積分項ゲイン なる演算により、フィードバック燃料補正量が算出され
る。
【0007】上記した燃料補正量の演算式からわかるよ
うに、その比例項は、O2 センサによるフィードバック
制御と同様に、空燃比をストイキに維持すべく作用する
成分であり、積分項は、定常偏差(オフセット)を消去
するように作用する成分である。すなわち、この積分項
の作用により、触媒におけるO2 ストレージ量が一定に
維持される結果となる。例えば、急加速等でリーンガス
が発生した場合には、かかる積分項の作用により、リッ
チガスが発生せしめられ、リーンガス発生の効果が相殺
される。
【0008】このように触媒上流側にA/Fセンサを用
いた内燃機関においても、A/Fセンサの出力特性のば
らつきを補償するために、触媒下流側にO2 センサが設
けられることがある。従って、この場合にも、ダブルO
2 センサシステムと同様に、触媒のO2 ストレージ効果
の低下をO2 センサで検出することにより、触媒の劣化
を検出することが考えられる。例えば、特開平6-101455
号公報は、三元触媒の上流に設けられたA/Fセンサの
出力に基づいて空燃比をフィードバック制御するととも
に、触媒下流に設けられた設けられたO2 センサの出力
平均値及び出力変動幅から触媒の劣化を判別する内燃機
関を開示している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、触媒下
流側O2 センサの振れ方は、触媒出ガスの空燃比変動に
依存し、その触媒出ガスの空燃比変動は、触媒入りガス
の空燃比変動に依存するものであるため、たとえ触媒性
能に変化がなくても、触媒入りガスの空燃比変動幅が変
化すると、下流側O2 センサの振れ方も変化する。従っ
て、下流側O2 センサの出力に基づいて触媒劣化を判定
する場合に、触媒入りガスの空燃比変動幅の相違に起因
する誤判定が誘発されるおそれがある。以下、その誤判
定の理由について図を用いて説明する。
【0010】図3は、触媒入りガスの空燃比変動(これ
は、空燃比をリニアに検出する触媒上流側A/Fセンサ
の出力電圧VAFにほぼ等しい)が便宜的に「極小」、
「小」、「中」、「大」及び「極大」のときに、触媒下
流側O2 センサの出力電圧VOSがどのようになるか
を、触媒が正常の場合及び異常(劣化)の場合について
示す図である。VAF変動従ってVAF軌跡長LVAF
が「極小」のときには、触媒の正常・異常にかかわら
ず、VOSの変動幅従ってVOS軌跡長LVOSは「極
小」となり、また、軌跡長LVOSとLVAFとの比、
すなわち軌跡長比は1.0となる。
【0011】次いで、LVAFが「小」のときには、触
媒が正常であれば、O2 ストレージ効果により、LVO
Sは「極小」のままで、軌跡長比は0.5となるが、触
媒が異常であれば、O2 ストレージ効果が発揮されず、
LVOSは「中」、軌跡長比は2.0となってしまう。
次いで、LVAFが「中」のときには、触媒が正常であ
れば、LVOSは「小」、軌跡長比は0.2となり、触
媒が異常であれば、LVOSは、限界値「大」(O2
ンサにおけるいわゆるZ特性の限界(図1参照)に対応
する)に達し、軌跡長比は1.5と減少する。次いで、
LVAFが「大」のときには、触媒が正常であれば、L
VOSは「中」、軌跡長比は0.4となり、触媒が異常
であれば、LVOSは「大」のままで、軌跡長比は1.
0とさらに小さくなる。最後に、LVAFが「極大」の
ときには、触媒が正常であれば、LVOSは限界値
「大」に達し、軌跡長比は0.6となり、触媒が異常で
あれば、LVOSは「大」のままで、軌跡長比は0.6
とさらに小さくなる。
【0012】以上の軌跡長LVOS及び軌跡長比LVO
S/LVAFの各データの分布を示すと、図4(A),
(B)のとおりとなる。なお、この図では、図3のNo.
に対応して、正常品は,,…,、異常品は<1>,<2
>,…,<5>としてプロットされている。この図に示される
とおり、従来技術の手法に従って、単に軌跡長LVOS
又は軌跡長比LVOS/LVAFのみを比較して触媒劣
化を判定しようとする場合、正常品と劣化品とが存在し
うる範囲があることとなり、その範囲では触媒劣化判定
が不可能となる。このように、触媒性能に変化がない場
合であっても、触媒入りガスの空燃比変動幅が変わる
と、触媒出ガスの空燃比変動幅、すなわち下流側O2
ンサの振れ方が変わってくるため、下流側O2 センサの
出力に基づき触媒劣化を判定すると、誤判定の可能性が
ある。
【0013】かかる実情に鑑み、本発明の目的は、触媒
上流側に設けられたA/Fセンサの出力に基づいて空燃
比フィードバック制御を行う内燃機関において、触媒入
りガスの空燃比変動幅にかかわらず、触媒下流側O2
ンサの出力に基づく触媒劣化判定を正確に実行する触媒
劣化検出装置を提供することにある。ひいては、本発明
は、排気ガス浄化性能の向上を図り、大気汚染防止に寄
与することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】図4(A),(B)は、
図3のデータを、単に、軌跡長LVOS又は軌跡長比L
VOS/LVAFを縦軸にとって1次元的にプロットし
たものであるが、横軸にA/Fセンサ出力軌跡長LVA
Fをとって2次元的にプロットしてみると、図5
(A),(B)のようになる。すなわち、LVAFの特
定の範囲内では、正常品と劣化品とを識別するためのし
きい値を設定可能なことがわかる。また、A/Fセンサ
出力軌跡長LVAFと出力変動幅とは、ほぼ比例関係に
あるため、LVAFの代わりに、出力変動幅を採用して
もよい。本発明は、このような知見に基づき、以下に記
載されるような技術構成を採用することにより、上記目
的を達成するものである。
【0015】すなわち、本願第1の発明に係る、内燃機
関の触媒劣化検出装置は、内燃機関の排気通路に設けら
れた、O2 ストレージ能力を有する三元触媒と、前記三
元触媒の上流側に設けられ、空燃比をリニアに検出する
空燃比センサと、前記空燃比センサの出力に基づいて、
空燃比を理論空燃比にフィードバック制御する空燃比フ
ィードバック制御手段と、前記三元触媒の下流側に設け
られ、空燃比がリッチかリーンかを検出するO2 センサ
と、前記空燃比フィードバック制御手段による空燃比フ
ィードバック制御期間内において、前記O2 センサの出
力の軌跡長又は前記O2 センサの出力の軌跡長と前記空
燃比センサの出力の軌跡長との比を劣化判定基準値と比
較することにより、前記三元触媒の劣化を判定する触媒
劣化判定手段と、前記空燃比センサの出力の軌跡長又は
変動幅が所定の範囲内にあるときにのみ、前記触媒劣化
判定手段による判定が実施されるように制限する触媒劣
化判定制限手段と、を具備する。
【0016】また、第2の発明に係る、内燃機関の触媒
劣化検出装置は、内燃機関の排気通路に設けられた、O
2 ストレージ能力を有する三元触媒と、前記三元触媒の
上流側に設けられ、空燃比をリニアに検出する空燃比セ
ンサと、前記空燃比センサの出力に基づいて、空燃比を
理論空燃比にフィードバック制御する空燃比フィードバ
ック制御手段と、前記三元触媒の下流側に設けられ、空
燃比がリッチかリーンかを検出するO2 センサと、前記
空燃比フィードバック制御手段による空燃比フィードバ
ック制御期間内において、前記O2 センサの出力の軌跡
長又は前記O2センサの出力の軌跡長と前記空燃比セン
サの出力の軌跡長との比を劣化判定基準値と比較するこ
とにより、前記三元触媒の劣化を判定する触媒劣化判定
手段と、前記空燃比センサの出力の軌跡長又は変動幅に
応じて前記劣化判定基準値を変更する基準値変更手段
と、を具備する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施例を説明する。
【0018】図6は、本発明の一実施例に係る触媒劣化
検出装置を備えた電子制御式内燃機関の全体概要図であ
る。エンジン20の燃焼に必要な空気は、エアクリーナ
2でろ過され、スロットルボデー4を通ってサージタン
ク(インテークマニホルド)6で各気筒の吸気管7に分
配される。なお、その吸入空気流量は、スロットルボデ
ー4に設けられたスロットル弁5により調節されるとと
もに、エアフローメータ40により計測される。また、
吸入空気温度は、吸気温センサ43により検出される。
さらに、吸気管圧力は、バキュームセンサ41によって
検出される。
【0019】また、スロットル弁5の開度は、スロット
ル開度センサ42により検出される。また、スロットル
弁5が全閉状態のときには、アイドルスイッチ52がオ
ンとなり、その出力であるスロットル全閉信号がアクテ
ィブとなる。また、スロットル弁5をバイパスするアイ
ドルアジャスト通路8には、アイドル時の空気流量を調
節するためのアイドル回転速度制御弁(ISCV)66
が設けられている。
【0020】一方、燃料タンク10に貯蔵された燃料
は、燃料ポンプ11によりくみ上げられ、燃料配管12
を経て燃料噴射弁60により吸気管7に噴射される。
【0021】吸気管7では、空気と燃料とが混合され、
その混合気は、吸気弁24を介してエンジン本体すなわ
ち気筒(シリンダ)20の燃焼室21に吸入される。燃
焼室21において、混合気は、ピストン23により圧縮
された後、点火されて爆発・燃焼し、動力を発生する。
そのような点火は、点火信号を受けたイグナイタ62
が、点火コイル63の1次電流の通電及び遮断を制御
し、その2次電流が、点火ディストリビュータ64を介
してスパークプラグ65に供給されることによりなされ
る。
【0022】なお、点火ディストリビュータ64には、
その軸が例えばクランク角(CA)に換算して720°
CAごとに基準位置検出用パルスを発生させる基準位置
検出センサ50、及び30°CAごとに位置検出用パル
スを発生させるクランク角センサ51が設けられてい
る。なお、実際の車速は、車速を表す出力パルスを発生
させる車速センサ53によって検出される。また、エン
ジン20は、冷却水通路22に導かれた冷却水により冷
却され、その冷却水温度は、水温センサ44によって検
出される。
【0023】燃焼した混合気は、排気ガスとして排気弁
26を介して排気マニホルド30に放出され、次いで排
気管34に導かれる。なお、排気管34には、排気ガス
中の酸素濃度に基づき空燃比をリニアに検出するA/F
センサ45が設けられている。さらにそれより下流の排
気系には、触媒コンバータ38が設けられており、その
触媒コンバータ38には、排気ガス中の未燃成分(H
C,CO)の酸化と窒素酸化物(NOx )の還元とを同
時に促進する三元触媒が収容されている。こうして触媒
コンバータ38において浄化された排気ガスが大気中に
排出される。
【0024】また、このエンジンは、A/Fセンサ45
の出力特性のばらつきを補償すべくサブ空燃比フィード
バック制御を実施するエンジンであり、触媒コンバータ
38より下流の排気系には、O2 センサ46が設けられ
ている。
【0025】エンジン電子制御ユニット(エンジンEC
U)70は、燃料噴射制御、点火時期制御、アイドル回
転速度制御などに加え、本発明に係る触媒劣化検出を実
行するマイクロコンピュータシステムであり、そのハー
ドウェア構成は、図7のブロック図に示される。リード
オンリメモリ(ROM)73に格納されたプログラム及
び各種のマップに従って、中央処理装置(CPU)71
は、各種センサ及びスイッチからの信号をA/D変換回
路75又は入力インタフェース回路76を介して入力
し、その入力信号に基づいて演算処理を実行し、その演
算結果に基づき駆動制御回路77a〜77dを介して各
種アクチュエータ用制御信号を出力する。ランダムアク
セスメモリ(RAM)74は、その演算・制御処理過程
における一時的なデータ記憶場所として使用される。ま
た、バックアップRAM79は、バッテリ(図示せず)
に直接接続されることにより電力の供給を受け、イグニ
ションスイッチがオフの状態においても保持されるべき
データ(例えば、各種の学習値)を格納するために使用
される。また、これらのECU内の各構成要素は、アド
レスバス、データバス、及びコントロールバスからなる
システムバス72によって接続されている。
【0026】以上のようなハードウェア構成を有する内
燃機関(エンジン)において実行されるECU70のエ
ンジン制御処理について、以下、説明する。
【0027】点火時期制御は、クランク角センサ51か
ら得られるエンジン回転速度及びその他のセンサからの
信号により、エンジンの状態を総合的に判定し、最適な
点火時期を決定し、駆動制御回路77bを介してイグナ
イタ62に点火信号を送るものである。
【0028】また、アイドル回転速度制御は、アイドル
スイッチ52からのスロットル全閉信号及び車速センサ
53からの車速信号によってアイドル状態を検出すると
ともに、水温センサ44からのエンジン冷却水温度等に
よって決められる目標回転速度と実際のエンジン回転速
度とを比較し、その差に応じて目標回転速度となるよう
に制御量を決定し、駆動制御回路77cを介してISC
V66を制御して空気量を調節することにより、最適な
アイドル回転速度を維持するものである。
【0029】次に、燃料噴射制御とともに、本発明に係
る触媒劣化検出について詳細に説明する。前述のよう
に、本発明は、A/Fセンサ出力の軌跡長又は変動幅が
所定の範囲内にあるときに、触媒下流側O2 センサの出
力に基づく触媒劣化判定を実行しようというものであ
る。以下、かかる触媒劣化判定に関連する処理ルーチン
を順次説明する。
【0030】図8は、筒内空気量推定及び目標筒内燃料
量算出ルーチンの処理手順を示すフローチャートであ
る。本ルーチンは、所定のクランク角ごとに実行され
る。まず、本ルーチンの前回までの走行により得られて
いる筒内空気量MCi 及び目標筒内燃料量FCRi を更
新する。すなわち、第i(i=0,1,…,n−1)回
前のMCi 及びFCRi を、第(i+1)回前のMC
i+1 及びFCRi+1 とする(ステップ102)。これ
は、図9に示されるように、過去n回分の筒内空気量M
i 及び目標筒内燃料量FCRi のデータをRAM74
内に記憶し、今回新たにMC0 及びFCR0 を算出する
ためである。
【0031】次いで、バキュームセンサ41、クランク
角センサ51、及びスロットル開度センサ42からの出
力に基づいて、現在の吸気管圧力PM、エンジン回転速
度NE、及びスロットル開度TAを求める(ステップ1
04)。次いで、これらのPM、NE、及びTAのデー
タより、筒内に供給される空気量MC0 を推定する(ス
テップ106)。なお、一般に、筒内空気量は、吸気管
圧力PM及びエンジン回転速度NEから推定可能である
が、本実施例では、スロットル開度TAの値の変化より
過渡状態を検出し、過渡状態においても精密な空気量が
算出されるようにしている。
【0032】次いで、筒内空気量MC0 及び理論空燃比
AFTに基づき、 FCR0 ←MC0 /AFT なる演算を実行して、混合気をストイキとするために筒
内に供給されるべき目標燃料量FCR0 を算出する(ス
テップ108)。このようにして算出された筒内空気量
MC0 及び目標筒内燃料量FCR0 は、今回得られた最
新のデータとして、図9に示されるようにRAM74内
に記憶される。
【0033】図10は、メイン空燃比フィードバック制
御ルーチンの処理手順を示すフローチャートである。こ
のルーチンは、所定の時間周期で実行される。まず、フ
ィードバックを実行すべき条件が成立するか否かを判定
する(ステップ202)。例えば、冷却水温が所定値以
下の時、機関始動中、始動後増量中、暖機増量中、A/
Fセンサ45の出力信号変化がない時、燃料カット中、
等はフィードバック条件不成立となり、その他の場合は
条件成立となる。条件不成立のときには、フィードバッ
ク制御による燃料補正量DFを0とし(ステップ22
0)、本ルーチンを終了する。
【0034】フィードバック条件成立時には、本ルーチ
ンの前回までの走行により得られている燃料量差(実際
に燃焼せしめられた燃料量と目標筒内燃料量との差)F
iを更新する。すなわち、第i(i=0,1,…,m
−1)回前のFDi を第(i+1)回前のFDi+1 とす
る(ステップ204)。これは、過去m回分の燃料量差
FDi のデータをRAM74内に記憶し、今回新たに燃
料量差FD0 を算出するためである。
【0035】次いで、A/Fセンサ45の出力電圧値V
AFを検出する(ステップ206)。次いで、後述する
サブ空燃比フィードバック制御により算出されているA
/Fセンサ出力電圧補正量DVにより、 VAF←VAF+DV なる演算を実行して、A/Fセンサ出力電圧VAFを補
正する(ステップ208)。次いで、補正後のVAFに
基づき図2の特性図を参照することにより、現在の空燃
比ABFを決定する(ステップ210)。なお、図2の
特性図は、マップ化されてROM73にあらかじめ格納
されている。
【0036】次に、筒内空気量推定及び目標筒内燃料量
算出ルーチンにより既に算出されている筒内空気量MC
n 及び目標筒内燃料量FCRn (図9参照)に基づき、 FD0 ←MCn /ABF−FCRn なる演算により、実際に燃焼せしめられた燃料量と目標
筒内燃料量との差を求める(ステップ212)。なお、
このようにn回前の筒内空気量MCn 及び目標筒内燃料
量FCRn を採用する理由は、現在A/Fセンサにより
検出されている空燃比と実際の燃焼との時間差を考慮し
たためである。換言すれば、過去n回分の筒内空気量M
i 及び目標筒内燃料量FCRi を記憶しておく必要が
あるのは、そのような時間差のためである。
【0037】次いで、 DFP←Kfp*FD0 なる演算により、比例・積分制御(PI制御)の比例項
を算出する(ステップ214)。なお、Kfpは比例項ゲ
インである。次いで、 DFS←Kfs*ΣFDi なる演算により、PI制御の積分項を算出する(ステッ
プ216)。なお、Kfsは積分項ゲインである。最後
に、 DF←DFP+DFS なる演算により、メイン空燃比フィードバック制御によ
る燃料補正量DFが決定される(ステップ218)。
【0038】図11は、サブ空燃比フィードバック制御
ルーチンの処理手順を示すフローチャートである。この
ルーチンは、メイン空燃比フィードバック制御ルーチン
の場合よりも長い所定の時間周期で実行される。まず、
メイン空燃比フィードバックの場合と同様に、サブ空燃
比フィードバック制御を実行すべき条件が成立するか否
かを判定する(ステップ302)。条件不成立の場合に
は、A/Fセンサ出力電圧補正量DVを0に設定し(ス
テップ312)、本ルーチンを終了する。
【0039】フィードバック条件成立時には、本ルーチ
ンの前回までの走行により得られている電圧差(目標O
2 センサ出力電圧と実際に検出されたO2 センサ出力電
圧との差)VDi を更新する。すなわち、第i(i=
0,1,…,p−1)回前のVDi を第(i+1)回前
のVDi+1 とする(ステップ304)。これは、過去p
回分の電圧差VDi のデータをRAM74内に記憶し、
今回新たに電圧差VD0を算出するためである。
【0040】次いで、O2 センサ46の出力電圧VOS
を検出する(ステップ306)。次いで、そのVOS及
び目標O2 センサ出力電圧VT(例えば0.5V)に基
づいて、 VD0 ←VT−VOS なる演算を実行することにより、最新の電圧差VD0
求める(ステップ308)。
【0041】最後に、 DV←Kvp*VD0 +Kvs*ΣVDi なる演算により、PI制御によるA/Fセンサ出力電圧
補正量DVを決定する(ステップ310)。なお、Kvp
及びKvsは、それぞれ比例項及び積分項のゲインであ
る。こうして求められた補正量DVは、前述したよう
に、メイン空燃比フィードバック制御ルーチンにおい
て、A/Fセンサの出力特性のばらつきを補償するため
に使用される。
【0042】図12は、燃料噴射制御ルーチンの処理手
順を示すフローチャートである。このルーチンは、所定
のクランク角ごとに実行される。最初に、前述した筒内
空気量推定及び目標筒内燃料量算出ルーチンにおいて算
出された目標筒内燃料量FCR0 、及びメイン空燃比フ
ィードバック制御ルーチンにおいて算出されたフィード
バック補正量DFに基づき、 FI←FCR0 *α+DF+β なる演算を実行して、燃料噴射量FIを決定する(ステ
ップ402)。なお、α及びβは、他の運転状態パラメ
ータによって定まる乗算補正係数及び加算補正量であ
る。例えば、αには、吸気温センサ43、水温センサ4
4等の各センサからの信号に基づく基本的な補正が含ま
れ、また、βには、燃料の壁面付着量(過渡運転状態に
おいて吸気管圧力の変化に伴い変化する)の変化に基づ
く補正が含まれている。最後に、求められた燃料噴射量
FIを燃料噴射弁60の駆動制御回路77aにセットす
る(ステップ404)。
【0043】最後に、触媒劣化検出ルーチンについて2
つの実施例を採り上げて説明する。まず、その第1実施
例は、O2 センサ46の出力の軌跡長LVOSに基づい
て触媒劣化判定をするものであり、そのための触媒劣化
判定基準値Lref が、図13に示されるように、A/F
センサ45の出力の軌跡長LVAFに応じて定められて
おり、さらにマップ化されて予めROM73に格納され
ている。図14及び図15は、そのような第1実施例の
処理手順を示すフローチャートである。本ルーチンは、
所定の時間周期で実行される。
【0044】まず、ステップ502では、劣化判定のた
めのモニタ条件が成立するか否かを判定し、モニタ条件
不成立の場合には本ルーチンを終了し、モニタ条件成立
の場合にはステップ504以降に進む。このモニタ条件
は、A/Fセンサ45の出力に基づくメイン空燃比フィ
ードバック制御中であること、O2 センサ46の出力に
基づくサブ空燃比フィードバック制御中であること、及
び機関負荷が所定値以上であることである。
【0045】ステップ504では、A/Fセンサ45の
出力電圧VAF及びO2 センサ46の出力電圧VOSを
検出する。次いで、ステップ506では、VAFの軌跡
長LVAFを、 LVAF←LVAF+|VAF−VAFO| なる演算により更新する。次いで、ステップ508で
は、VOSの軌跡長LVOSを、 LVOS←LVOS+|VOS−VOSO| なる演算により更新する。次いで、ステップ510で
は、次回の実行に備え、 VAFO←VAF VOSO←VOS とする。なお、A/Fセンサの軌跡長LVAFの算出に
おいて、A/Fセンサ出力の最大値と最小値との差(振
幅)が瞬間的に閾値を超えた場合、軌跡長LVAF及び
LVOSの積算をストップ(積算値はホールド)し、閾
値以下となった時点で積算を再開するようにしてもよ
い。
【0046】次いで、ステップ512では、モニタ時間
を計測するためのカウンタCTIMEをインクリメント
し、ステップ514では、そのカウンタの値が所定値C
0 を超えたか否かを判定する。CTIME>C0 のとき
にはステップ516に進み、CTIME≦C0 のときに
は本ルーチンを終了する。ステップ516では、a≦L
VAF≦bが成立するか否か、すなわち図13に示され
る触媒劣化判定可能領域内にLVAFの現在の値がある
か否かを判定する。当該領域内になければ今回の触媒劣
化判定を断念してステップ530に進み、当該領域内に
あればステップ518に進む。
【0047】ステップ518では、図13に示される如
きマップを参照することにより、LVAFの値に応じた
劣化判定基準値Lref を決定する。次いで、ステップ5
20では、O2 センサ出力軌跡長LVOSがその劣化判
定基準値Lref 以上か否かを判定する。LVOS≧L
ref のときには、触媒劣化ありとみなし、所定のアラー
ムフラグALMを1にするとともに(ステップ52
2)、アラームランプ68(図6,7参照)を点灯する
(ステップ524)。LVOS<Lref のときには、触
媒劣化なしとみなし、アラームフラグALMを0とする
(ステップ526)。アラームフラグALMは、修理点
検時に収集されうるように、バックアップRAM79に
格納される(ステップ528)。最後のステップ530
では、次回の触媒劣化判定に備え、CTIME,LVA
F,LVOSがクリアされる。
【0048】次に、触媒劣化検出ルーチンの第2実施例
について説明する。第2実施例は、O2 センサ46の出
力VOSの軌跡長LVOSとA/Fセンサ45の出力V
AFの軌跡長LVAFとの比、すなわち軌跡長比LVO
S/LVAFに基づいて触媒劣化判定をするものであ
り、そのための触媒劣化判定基準値Rref が、図16に
示されるように、A/Fセンサ45の出力の軌跡長LV
AFに応じて定められており、さらにマップ化されて予
めROM73に格納されている。図17及び図18は、
そのような第2実施例の処理手順を示すフローチャート
である。
【0049】第1実施例に係る図14及び図15との相
違点のみ説明すると、第1実施例のステップ518及び
520に対応するステップ618及び620の内容が相
違するのみである。すなわち、ステップ618では、図
16に示される如きマップを参照することにより、LV
AFの値に応じた劣化判定基準値Rref を決定する。そ
して、ステップ620では、軌跡長比LVOS/LVA
Fがその劣化判定基準値Rref 以上か否かを判定し、L
VOS/LVAF≧Rref のときには触媒劣化ありとみ
なし、LVOS/LVAF<Rref のときには触媒劣化
なしとみなして、以下、第1実施例と同一の処理を実行
するようになっている。
【0050】以上のような触媒劣化判定処理によれば、
A/Fセンサ出力の軌跡長LVAFが所定範囲内にある
場合に、O2 センサ出力軌跡長LVOS又はO2 センサ
・A/Fセンサ出力軌跡長比LVOS/LVAFに基づ
く判定処理が実行されるため、触媒が正常な場合及び異
常な場合とで当該軌跡長及び軌跡長比が重なる領域(図
4参照)が排除されることとなり、誤判定が防止され
る。また、A/Fセンサ出力軌跡長LVAFに応じて劣
化判定基準値が変更されるため、O2 センサのZ特性限
界(所定値以上の触媒出ガス変動は検出不能となる)の
影響を補償することが可能となる。なお、A/Fセンサ
出力軌跡長LVAFと出力変動幅とは、ほぼ比例関係に
あるため、LVAFの代わりに、出力変動幅を採用して
もよい。
【0051】以上、本発明の実施例について述べてきた
が、もちろん本発明はこれに限定されるものではなく、
様々な実施例を案出することは当業者にとって容易なこ
とであろう。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
触媒上流側に設けられたA/Fセンサの出力に基づいて
空燃比フィードバック制御を行う内燃機関において、触
媒入りガスの空燃比変動幅にかかわらず、触媒下流側O
2 センサの出力に基づく触媒劣化判定を正確に実行する
触媒劣化検出装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】空燃比とO2 センサ出力電圧との関係を示す特
性図である。
【図2】空燃比とA/Fセンサ出力電圧との関係を示す
特性図である。
【図3】触媒入りガスの空燃比変動(触媒上流側A/F
センサの出力電圧VAF)が極小、小、中、大、及び極
大のときに、触媒下流側O2 センサの出力電圧VOSが
どのように変化するかを、触媒が正常の場合及び異常の
場合について示す図である。
【図4】図3におけるO2 センサ出力軌跡長LVOS及
びO2 センサ・A/Fセンサ出力軌跡長比LVOS/L
VAFの各データの分布を示す図である。
【図5】本発明に係る触媒劣化検出の原理を説明するた
めの図である。
【図6】本発明の一実施例に係る触媒劣化検出装置を備
えた電子制御式内燃機関の全体概要図である。
【図7】本発明の一実施例に係るエンジンECUのハー
ドウェア構成を示すブロック図である。
【図8】筒内空気量推定及び目標筒内燃料量算出ルーチ
ンの処理手順を示すフローチャートである。
【図9】推定された筒内空気量及び算出された目標筒内
燃料量の記憶状態を説明するための図である。
【図10】メイン空燃比フィードバック制御ルーチンの
処理手順を示すフローチャートである。
【図11】サブ空燃比フィードバック制御ルーチンの処
理手順を示すフローチャートである。
【図12】燃料噴射制御ルーチンの処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図13】A/Fセンサ出力の軌跡長LVAFより、O
2 センサ出力の軌跡長LVOSに基づく触媒劣化判定の
ための基準値Lref を求めるためのマップを示す図であ
る。
【図14】触媒劣化検出ルーチンの処理手順を示すフロ
ーチャート(1/2)である。
【図15】触媒劣化検出ルーチンの処理手順を示すフロ
ーチャート(2/2)である。
【図16】A/Fセンサ出力の軌跡長LVAFより、O
2 センサ出力及びA/Fセンサ出力の軌跡長比LVOS
/LVAFに基づく触媒劣化判定のための基準値Rref
を求めるためのマップを示す図である。
【図17】他の実施例に係る触媒劣化検出ルーチンの処
理手順を示すフローチャート(1/2)である。
【図18】他の実施例に係る触媒劣化検出ルーチンの処
理手順を示すフローチャート(2/2)である。
【符号の説明】
2…エアクリーナ 4…スロットルボデー 5…スロットル弁 6…サージタンク(インテークマニホルド) 7…吸気管 8…アイドルアジャスト通路 10…燃料タンク 11…燃料ポンプ 12…燃料配管 20…エンジン本体(気筒) 21…燃焼室 22…冷却水通路 23…ピストン 24…吸気弁 26…排気弁 30…排気マニホルド 34…排気管 38…触媒コンバータ 40…エアフローメータ 41…バキュームセンサ 42…スロットル開度センサ 43…吸気温センサ 44…水温センサ 45…A/Fセンサ 46…O2 センサ 50…基準位置検出センサ 51…クランク角センサ 52…アイドルスイッチ 53…車速センサ 60…燃料噴射弁 62…イグナイタ 63…点火コイル 64…点火ディストリビュータ 65…スパークプラグ 66…アイドル回転速度制御弁(ISCV) 68…アラームランプ 70…エンジンECU 71…CPU 72…システムバス 73…ROM 74…RAM 75…A/D変換回路 76…入力インタフェース回路 77a,77b,77c,77d…駆動制御回路 79…バックアップRAM

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の排気通路に設けられた、O2
    ストレージ能力を有する三元触媒と、 前記三元触媒の上流側に設けられ、空燃比をリニアに検
    出する空燃比センサと、 前記空燃比センサの出力に基づいて、空燃比を理論空燃
    比にフィードバック制御する空燃比フィードバック制御
    手段と、 前記三元触媒の下流側に設けられ、空燃比がリッチかリ
    ーンかを検出するO2センサと、 前記空燃比フィードバック制御手段による空燃比フィー
    ドバック制御期間内において、前記O2 センサの出力の
    軌跡長又は前記O2 センサの出力の軌跡長と前記空燃比
    センサの出力の軌跡長との比を劣化判定基準値と比較す
    ることにより、前記三元触媒の劣化を判定する触媒劣化
    判定手段と、 前記空燃比センサの出力の軌跡長又は変動幅が所定の範
    囲内にあるときにのみ、前記触媒劣化判定手段による判
    定が実施されるように制限する触媒劣化判定制限手段
    と、 を具備する、内燃機関の触媒劣化検出装置。
  2. 【請求項2】 内燃機関の排気通路に設けられた、O2
    ストレージ能力を有する三元触媒と、 前記三元触媒の上流側に設けられ、空燃比をリニアに検
    出する空燃比センサと、 前記空燃比センサの出力に基づいて、空燃比を理論空燃
    比にフィードバック制御する空燃比フィードバック制御
    手段と、 前記三元触媒の下流側に設けられ、空燃比がリッチかリ
    ーンかを検出するO2センサと、 前記空燃比フィードバック制御手段による空燃比フィー
    ドバック制御期間内において、前記O2 センサの出力の
    軌跡長又は前記O2 センサの出力の軌跡長と前記空燃比
    センサの出力の軌跡長との比を劣化判定基準値と比較す
    ることにより、前記三元触媒の劣化を判定する触媒劣化
    判定手段と、 前記空燃比センサの出力の軌跡長又は変動幅に応じて前
    記劣化判定基準値を変更する基準値変更手段と、 を具備する、内燃機関の触媒劣化検出装置。
JP7281803A 1995-10-26 1995-10-30 内燃機関の触媒劣化検出装置 Pending JPH09125936A (ja)

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EP04018156A EP1471220B1 (en) 1995-10-26 1996-10-24 Catalyst deterioration detection device for internal combustion engine
EP96117080A EP0770767B1 (en) 1995-10-26 1996-10-24 Catalyst deterioration detection device for internal combustion engine
DE69634349T DE69634349T2 (de) 1995-10-26 1996-10-24 Feststellungsvorrichtung der Katalysatorverschlechterung einer Brennkraftmaschine
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EP04018157A EP1471221B1 (en) 1995-10-26 1996-10-24 Catalyst deterioration detection device for internal combustion engine
EP01128998A EP1184548B1 (en) 1995-10-26 1996-10-24 Catalyst deterioration detection device for internal combustion engine
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013199913A (ja) * 2012-03-26 2013-10-03 Toyota Motor Corp 内燃機関の排気浄化装置

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JP2013199913A (ja) * 2012-03-26 2013-10-03 Toyota Motor Corp 内燃機関の排気浄化装置

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